JP2003149966A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003149966A
JP2003149966A JP2001351605A JP2001351605A JP2003149966A JP 2003149966 A JP2003149966 A JP 2003149966A JP 2001351605 A JP2001351605 A JP 2001351605A JP 2001351605 A JP2001351605 A JP 2001351605A JP 2003149966 A JP2003149966 A JP 2003149966A
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forming apparatus
cleaning
fixing
roller
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JP2001351605A
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Kensaku Kusaka
健作 草加
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム定着等の、スタンバイ温調を実施し
ない定着器における、加圧ローラ等の汚れ起因の画像不
良防止。 【解決手段】 加圧ローラにクリーニングローラを当
接。所定の枚数プリントごとに、加熱した状態で空回
転。プリント枚数をカウントするカウンタを持ってお
り、そのカウンタ値に応じてクリーニング。そのカウン
タ値をリセットする手段を有する。リセットする手段
は、手動でのリセットのほか、1)装置設置検知、2)
定着器脱着検知、3)長期放置検知、4)環境変動検
知。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像あるいは
入力した画像信号に対応したトナー画像を被記録材上に
転写方式あるいは直接方式で形成する画像形成手段手段
と、被記録材上に形成されたトナー画像を定着させる定
着装置とを備えた、複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、記録紙上の顕画像を定着する手段
として、熱ローラを用いたものが知られているが、消費
電力が大きく、定着可能な温度に到達するまでの時間い
わゆるウォームアップが長くなる等の欠点があった。こ
れに対し、この欠点を改善する、耐熱性フィルムを用い
た定着方式が特開昭63−313182号公報に記載さ
れている。
【0003】この公報に記載されている定着装置は、薄
肉の耐熱性フィルムと、該フィルムの駆動ローラと、該
フィルムの内周面に摺接するように固定支持して配置さ
れた加熱体と、該フィルムの外周面と接触し、該フィル
ムを介して該加熱体に圧接するように配設された加圧部
材とを備えている。
【0004】上記フィルム及び加圧部材は、少なくとも
画像定着実行時において、記録材の搬送速度と同一速度
で回動されており、上記フィルムを介して形成される加
熱体と加圧部材の定着ニップ部で記録材を挟持搬送する
ことにより、記録材上の顕画像(未定着トナー像)に加
熱体の熱エネルギーを付与して顕画像を軟化・溶解しさ
らに上記記録材を上記定着ニップ部から排出することに
よって顕画像を冷却固化させて記録材上に定着するよう
になっている。
【0005】このフィルム定着方式はウォームアップが
非常に短いため、加熱体を予め昇温させておく(いわゆ
るスタンバイ温調)必要がなく、省エネルギーが実現で
きる。
【0006】このようなフィルム定着方式において、低
熱容量で熱伝導性の高い材質でクリーニング部材を形成
し、それを加圧ローラに当接させる構成が知られてい
る。
【0007】その効果は、(1)加圧ローラ上の残留ト
ナーを除去し、加圧ローラの汚れが記録材を汚すのを防
ぐ、(2)非通紙部の過昇温を抑えて温度分布を均一に
し、定着フィルム、加圧ローラの耐久性の向上、オフセ
ットの防止、定着フィルムの寄り制御を安定させること
ができる、の2点である。
【0008】この種のクリーニング部材を具備したフィ
ルム方式の定着装置においては、定着工程以外は加熱体
に電力を供給しないか、もしくは非常に少ない電力しか
供給しない。そのため非常に時間的間隔の空いた少数枚
数の定着工程を繰り返した場合、クリーニング部材が温
まらず、十分なクリーニング効果を発揮しないことがあ
った。
【0009】これに対し、所定枚数の間隔で、加熱した
状態で所定の時間加圧ローラを回転させることでクリー
ニング部材を加熱し、加圧ローラをクリーニングするこ
とが、特開平10−240047号公報等で提案されて
いる。
【0010】また、近年は熱ローラ方式の定着装置にお
いても、記録材上の未定着トナー像に接触する側のロー
ラ(以下、定着ローラと称す)の芯金厚さを極端に薄く
した、薄肉定着方式や、定着ローラ自体に発熱層を形成
した、表面発熱定着方式や、定着ローラの芯金を薄肉の
磁性体で形成し、内部に高周波発生部材を設けた、誘導
加熱方式の定着方式、など、ウォームアップ時間を短く
し、スタンバイ温調を省略する試みが提案されている。
【0011】この種の、スタンバイ温調を省略した、熱
ローラ方式の定着方式においても、前述のフィルム定着
方式と同様なクリーニング部材を用いる構成が用いられ
る例が多い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下のような不具合があった;装置の製造中
や、その後の物流等において、万一加圧ローラ、定着ロ
ーラ、定着フィルムに、トナー等の汚れが付着した場
合、それが定着工程において、記録材に転移する場合が
ある。すると、画像汚れとなり、その後清掃工程が実施
されるまで消えない場合がある。
【0013】また、定着装置の交換や清掃のために、定
着装置を脱着した直後は、振動等によりトナー等の汚れ
が加圧ローラ、定着ローラ、定着フィルム等から剥離し
やすくなっておいるため、直後の画像形成で記録材に汚
れが転移しやすい。
【0014】また、装置を長期に放置すると、その間に
定着装置の加圧ローラ、定着ローラ、定着フィルム等に
雰囲気中の粉塵等が付着する恐れがある。すると、再び
画像形成を行なった場合に、上記部品の汚れが記録材に
転移し記録材を汚す恐れがあった。
【0015】また、装置を放置している間に周囲の温度
/湿度が著しく変化したときに、定着装置の加圧ロー
ラ、定着ローラ、定着フィルム等にトナー等の汚れが付
着していた場合、付着している汚れと比付着部品の間に
応力が働いて、汚れが取れやすくなる場合がある。その
場合に画像形成を行なうと、記録材に一気に汚れが転移
し記録材を汚す恐れがあった。
【0016】このような不具合を防ぐために、定着装置
の清掃工程を頻繁に行うと、消費電力が増大すると共
に、定着装置の寿命低下を招く恐れがあった。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、加熱手段と、この加熱手段に圧接
されたローラ体の加圧手段と、この加圧手段に接する清
掃手段と、記録材の定着装置排出後に上記清掃手段を加
熱させた状態で該加熱体を所定の時間回転させることで
加圧手段を清掃する清掃工程を有する定着装置と、画像
形成枚数をカウントする計数手段を有し、前記計数手段
の保持するカウント値が所定の値になったら数値がリセ
ットされ、そのリセット動作と同期して清掃工程が実行
される画像形成装置において、前記計数手段を強制的に
リセットする手段を有し、リセット信号に対応して自動
的に前記清掃工程が実行される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0019】(第1の実施形態)先ず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図2に基づいて説明する。図2は
本実施形態に係るディジタル方式の電子写真画像形成装
置の概略構成を示す断面図である。図2に示すように、
本実施形態装置においては、固定の原稿台ガラス20上
に原稿19を所要に載置し、所要の複写条件を設定した
後、コピースタートキーを押すと、感光体ドラム39が
矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0020】また、光源21(22は反射笠)と第1ミ
ラー23が原稿台ガラス20の下面に沿ってガラス左辺
側のホームポジションからガラス右辺側へ所定の速度V
で往動し、第2ミラー24、第3ミラー25が同方向に
V/2の速度で往動することで、原稿台ガラス20上の
載置原稿19の下向き画像面が左辺側から右辺側に正面
照射され、その照明走査光の原稿面反射光が結像レンズ
29、固定第4ミラー26を介してCCD61上に結像
照射され、A/D変換装置(図示せず)によりディジタ
ル信号に変換される。
【0021】なお、本画像形成装置は、このリーダー部
からの読取信号以外にも、複写機能、計算機等からのプ
リンタ機能、FAX機能等の複数の機能をこなすため
に、複数種類のディジタル画像信号の入力経路を備えた
ディジタル複合機である。
【0022】以上のようにディジタル信号化された画像
情報は、画像処理装置(図示せず)を通過させること
で、レベル調整やガンマ処理などの画像処理を施される
と共に各画素あたりの信号レベルを画像信号積算部(図
示せず)で演算し、出力用紙あたりのクリーニング部材
の残留トナー付着量を算出する。この算出した結果は画
像信号積算部のメモリに貯えられる。画像処理を施され
た画像情報は、さらにD/A変換装置によって再びアナ
ログ信号に変換され、その信号に基づいて半導体レーザ
ーの点灯が行われる。
【0023】そのレーザー光は、高速定速回転している
ポリゴンミラー40とFθレンズ41を介することによ
って長手方向に展開され、固定ミラー27、28を介し
て回転している感光体ドラム39面に結像露光される。
【0024】回転している感光体ドラム39の表面は、
この露光前に一次帯電器30により正または負の所定電
位に一様に帯電処理されており、この帯電面に対して上
記の露光がなされることで、感光体ドラム39面に原稿
画像に対応したパターンの静電潜像が順次形成されてい
く。そして、このように感光体ドラム39面に形成され
た静電潜像は、現像装置31の現像ローラ32でトナー
像として顕画化さる。
【0025】一方、上記画像形成動作と並行して、給紙
ローラ62により転写材の給送が行われ、転写材はガイ
ド33を通って所定のタイミングで感光体ドラム39と
転写帯電器34との間の転写部へ導入される。そして、
この転写部において転写コロナを受けることで、感光体
ドラム39に接し、感光体ドラム39面側のトナー顕画
像が転写材面に順次転写されていく。
【0026】さらに、転写部を通過した転写材は、除電
針35によって背面電荷の除去を受けつつ、感光体ドラ
ム39面から順次に分離され、搬送部38、入口ガイド
15で定着装置60へ導入され、後述するようにトナー
画像定着を受け、画像形成物として機外へ放出される。
【0027】一方、転写後の感光体ドラム39面は、ク
リーニング器36のクリーニングブレード37で残りト
ナー等の汚れが除去され、繰り返して像形成に供され
る。
【0028】さらに、往動移動した移動光学部材21〜
25は所定の往動終点に到達すると、復動移動に転じら
れて、初めのホームポジションへ戻り、次のコピーサイ
クルの開始まで待機する。
【0029】次に、本実施の形態の装置に装着される定
着装置60を図1に基づいて詳しく説明する。図1にお
いて1は加熱手段、9は加圧手段で、6はエンドレスベ
ルト状の定着フィルムであり、該定着フィルム6は左側
の駆動ローラ7と右側の従動ローラ8と、この両ローラ
7、8間の下方に固定配設した加熱体である低熱容量線
状ヒータ1との間に張設してある。
【0030】従動ローラ8は定着フィルム6を外側に張
る方向にテンションを与えるテンションローラを兼ねて
おり、定着フィルムは表面にシリコーンゴム等を被覆し
て摩擦係数を高めた駆動ローラ7の時計方向の回転駆動
に伴い、時計方向に所定の周速度をもってシワや蛇行、
速度遅れなく回転駆動される。
【0031】9は加圧手段を構成する要素の1つである
シリコーンゴム等の離形性の良いゴム弾性層を有する加
圧ローラであり、上記のエンドレスベルト状定着フィル
ム6の下方側フィルム部分をヒータ1との間に挟ませ
て、ヒータ1の下面に対してバネ等の付勢手段により、
例えば総圧5〜10Kgで対向圧接させてあり、記録材
の搬送方向に順方向の反時計方向に回転する。また上記
加圧ローラは長手方向中央部の直径より長手方向端部の
直径の方が50〜500μmほど大きくなっている。こ
れにより、定着ニップ内で記録材に端部側に引っ張られ
る力が働き、記録材にシワがよることを防止することが
できる。
【0032】13は加圧ローラ9に圧接するように配設
された清掃手段であるクリーニングローラであり、該ク
リーニングローラはアルミニウム製の棒で形成されてお
り、バネ等の付勢手段支持部材によって例えば総圧20
0〜2000gで対向圧接させてある。
【0033】なお。クリーニングローラ13の表面をサ
ンドブラスト等の方法により凹凸形状に加工するとか、
表面に樹脂をコーティング(トナーに用いられる樹脂と
同種の物が好適)すると、クリーニング効果がさらに向
上するので好適である。
【0034】回転駆動されるエンドレス状の定着フィル
ム6は繰り返してトナー画像の加熱定着に供されるの
で、耐熱性、離形性、耐久性、に優れ、一般的には10
0μm以下好ましくは40μm以下の薄肉のものを使用
する。一例としては、厚さ20μmのポリイミド、ポリ
エーテルイミド、ポリエーテルサルホン、ポリエーテ
ル、エーテルケトン等の高耐熱樹脂や、ニッケル、SU
S等の金属の薄肉エンドレスベルトの外周面にPTFE
(4フッ化エチレン樹脂)、PFA(4フッ化エチレン
・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)
等の低表面エネルギーの樹脂、またはこれらの樹脂にカ
ーボンブラック等の導電材を添加した離型コート層を1
0μm厚に施した総厚30μmのエンドレスベルトであ
る。尚、定着ベルトは有端状であってもよい。
【0035】低熱容量のヒータ1は、例えば厚さ1.0
mm、幅10mm、長手方向長さ340mmのアルミナ
基板2に、銀パラジウムや酸化ルテニウム等の抵抗材料
を厚さ10μm、幅1.0mmに塗工して発熱層3を形
成し、さらにその上に厚さ10μmのフィルム6との摺
動を考慮したガラス等の保護層4を形成したものあり、
ヒータ支持体11に取り付け保持させて固定支持させ
る。
【0036】ヒータ支持体11は、ヒータ1を定着装置
60及び画像形成装置に対し断熱支持する、断熱性、高
耐熱性、剛性を有する物で、例えばPPS(ポリフェニ
レンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテル
ケトン)、液晶ポリマ等の高耐熱樹脂や、これらの樹脂
とセラミックス、金属等の複合材料などで構成される。
【0037】ヒータの発熱層3には長手方向両端から通
電される。通電は交流100Vであり、基板2の裏面に
熱伝導性シリコーンゴム接着剤等で接着または圧接また
は一体的に形成されたNTCサーミスタ等のサーミスタ
5の検知温度に応じMPU18により通電制御される。
【0038】発熱層3は基板2の下面の中央部に基板長
手方向に沿って一直線上に形成してある。5は、最小通
紙域内に設けられた温度検知素子であるサーミスタであ
る。定着時MPU18はサーミスタ5の検知出力が所定
の一定値になるようにヒータ駆動回路16を制御し発熱
層3への通電を制御している。
【0039】次に上述したような画像形成動作により、
未定着のトナー画像を上面に転写された記録材はガイド
10に案内され、定着フィルム6を介して形成されるヒ
ータ1と加圧ローラ9の定着ニップ部に進入し、未定着
トナー画像が定着フィルム6の下面に密着して面ズレ、
しわ、寄りを生ずることなく、定着フィルム6と一緒の
重なり状態で上記定着ニップ部に挟圧力を受けつつ通過
する。記録材のトナー画像担持面は定着フィルム面に押
圧定着状態で定着ニップ部Nを通過する過程で、発熱層
3の熱を定着フィルム6を介して受け、トナー画像が高
温溶融して記録材面に軟化接着化した像となる。本実施
形態の装置の場合は、記録材と定着フィルム6との分離
は記録材が定着ニップ部を通過して出た時点で行わせて
いるこの分離時点において、溶融トナーの温度は未だト
ナーのガラス転移点より高温の状態にある。この分離点
でガラス転移点より高温の状態にあるトナーは適度なゴ
ム特性を有するので、分離時のトナー画像面は、定着フ
ィルム表面にならうことなく適度な凹凸表面性を有した
ものとなり、この表面性が保たれて、冷却固化するに至
るので定着済みのトナー画像面には過度の画像光沢が発
生せず高品位な画質となる。定着フィルム6と分離され
た記録材は排紙ガイド12で案内されて排紙ローラ対1
5へ至る間にガラス転移点より高温のトナーの温度が自
然降温(自然冷却)してガラス転移点以下の温度になっ
て固化し、定着トナー画像に至る。
【0040】本実施の形態においてはヒータ1のうち、
発熱層3及び基板2の熱容量が小さく、かつこれらがヒ
ータ支持体11によって断熱支持されているのでヒータ
1の定着ニップ部における表面温度は短時間にトナーの
融点に対して十分な高温に昇温するので、ヒータ1を予
め昇温させておく(いわゆるスタンバイ温調)必要がな
く、省エネルギーが実現でき、しかも機内昇温も防止で
きる。
【0041】次に、本実施形態における加圧ローラクリ
ーニング工程について説明する。本実施形態では、コピ
ースタートキーを押されたとき、所定の条件に合致した
ときに、下記のような加圧ローラクリーニング工程を実
行する。
【0042】すなはち、ヒータ1を200℃に制御した
状態でフィルム、加圧ローラ、クリーニングローラを所
定の時間(たとえば90秒間)回転させる事で、クリー
ニングローラの温度を上昇させ、加圧ローラ表面の残留
トナーを回収する。
【0043】このような加圧ローラクリーニング工程を
実行するアルゴリズムを、本実施形態のフローチャート
である図3に従い説明する。
【0044】不図示のカウンタには、引数Xとして初期
値0が入力されている。
【0045】このときコピースタートキーが押される
と、X=0であるから、加圧ローラクリーニング工程が
実行される。
【0046】すると、加圧ローラあるいは定着フィルム
に付着したトナー等の異物が、クリーニングローラに回
収される。
【0047】その後画像形成が実行され、所定枚数(N
枚)の定着工程が実行される。
【0048】画像形成実行後、カウンタに格納される引
数XにNが加算される。
【0049】加算の結果、Xが500以上になると、X
が0にリセットされる。
【0050】以降、コピースタートキーを押されたとき
Xが0かどうかをチェックし、X=0なら加圧ローラク
リーニング工程がおこなわれ、さもなければ行われな
い。
【0051】このようなアルゴリズムに従うと、設置後
最初の画像形成動作の直前に加圧ローラクリーニング工
程が実行され、その後は略500枚間隔で加圧ローラク
リーニング工程が実行される。
【0052】通常は、一度クリーニング工程を実施する
と、500枚画像形成を実行する間に、定着フィルムも
しくは加圧ローラに付着する汚れは十分少ないので、画
像汚れが発生する可能性は低い。
【0053】しかしながら、下記のような場合に不具合
が発生する恐れがある。
【0054】装置の製造中や、その後の物流等により、
加圧ローラや定着フィルムに、トナー等の汚れが付着し
ている場合がある。生産工程での試し取り等の理由によ
り、装置の設置時にカウンタ値が0以上の小さい数字の
場合、クリーニング動作がか入らないので上記の汚れが
画像に転移する恐れがある。
【0055】定着装置の交換や清掃のために、定着装置
を脱着した直後は、振動等によりトナー等の汚れが加圧
ローラ、定着ローラ、定着フィルム等から剥離しやすく
なっておいるため、直後の画像形成で記録材に汚れが転
移しやすい。
【0056】装置を長期に放置すると、その間に定着装
置の加圧ローラ、定着ローラ、定着フィルム等に雰囲気
中の粉塵等が付着する恐れがある。すると、再び画像形
成を行なった場合に、上記部品の汚れが記録材に転移し
記録材を汚す恐れがる。
【0057】(4)装置を放置している間に周囲の温度
/湿度が著しく変化したときに、定着装置の加圧ロー
ラ、定着ローラ、定着フィルム等にトナー等の汚れが付
着していた場合、付着している汚れと比付着部品の間に
応力が働いて、汚れが取れやすくなる場合がある。その
場合に画像形成を行なうと、記録材に一気に汚れが転移
し記録材を汚す恐れがある。
【0058】(5)途中で粗悪な用紙に変更したり、裏
面にすでに画像形成の行なわれた用紙を用いられたりし
た場合、次のクリーニング工程をまたずして定着フィル
ムと加圧ローラがトナーで汚れ、画像を汚す場合があ
る。
【0059】そこで本実施形態においては、コピースタ
ートキーの近傍に、不図示のリセットキーを配置する。
このリセットキーを押すと、不図時のカウンタに格納さ
れている引数Xが0にリセットされる。すると、図3に
示したアルゴリズムに従い、次のコピー動作開始前に加
圧ローラクリーニング工程が実施され、加圧ローラと定
着フィルム上の汚れがクリーニングローラ13に転移す
る。したがって、続いて行なわれるコピーで出力される
用紙に汚れが転移せず、良好な画像が得られる。
【0060】(第2の実施形態)なお、第1の実施形態
において、リセットキーを押された直後に加圧ローラク
リーニング工程が行なわれるようにしても良い。
【0061】その際、クリーニング工程終了後に、カウ
ンタの引数Xに1を加算する。
【0062】(第2の実施形態特有の効果)リセットキ
ーを押されたあとのコピーの前にクリーニング工程をや
らなくても画像汚れが発生しないので、使い勝手がよ
い。
【0063】(比較例)初期のカウンタ引数Xが1の場
合に初期から500枚たった後に最初のクリーニングを
行った場合、定着器の製造時に、あるいは製造後に物流
に伴い加圧ローラあるいは定着フィルムに異物が付着し
た場合にそれが1枚目あるいは初期の画像形成において
用紙に転移し、画像不良が発生した。
【0064】一方、クリーニング間隔を一律短縮する
と、省エネおよび定着器の寿命の点で問題が発生した。
【0065】(第3の実施形態)以下の点以外第1の実
施形態と同じ;画像形成装置本体の設置動作に対応し
て、カウンタの引数Xを0にリセットするようにしてお
く。
【0066】(第3の実施形態特有の効果)リセットキ
ーを押さなくても、自動的に、カウンタの引数Xを0に
リセットでき、定着器の製造時に、あるいは製造後に物
流に伴い加圧ローラあるいは定着フィルムに異物が付着
した場合に、コピー以前にそれをクリーニングローラ1
3に回収することで画像不良を防止できる。
【0067】画像形成装置の設置は1回のみなので、ク
リーニング工程実行回数の増加は1回のみであり、定着
器の寿命やエネルギー消費のに関する実害は、ない。
【0068】(第4の実施形態)以下の点以外第1の実
施形態と同じ;画像形成装置本体に、定着器60の脱着
を検知するスイッチを設ける。具体的には、公知のフォ
トインタラプタ(不図示)である。定着器にはフォトイ
ンタラプタと対応する位置に突起(不図示)が設けられ
てあるが画像形成装置本体に定着器が取り付けられてい
る際に前記突起が前記フォトインタラプタに勘合し、O
Nの信号を出力する。交換/清掃等の目的で定着器が画
像形成装置本体から取り外された際には、前記突起が前
記フォトインタラプタから離れ、OFFの信号を発す
る。
【0069】いったんフォトインタラプタの信号がOF
Fになった場合、カウンタの引数Xを0にリセットする
ようにしておく。
【0070】(第4の実施形態特有の効果)定着装置の
交換や清掃のために、定着器を脱着した直後は、振動等
によりトナー等の汚れが加圧ローラ、定着ローラ、定着
フィルム等から剥離しやすくなっておいるため、直後の
画像形成で記録材に汚れが転移しやすい。
【0071】本実施形態では、定着器を脱着すると、そ
の後のコピー開始前に必ずクリーニング工程が実行され
るので、画像不良が発生しない。
【0072】また、定着器を脱着は頻繁に行なわれる物
ではないので、クリーニング工程実行回数の増加は少な
く、定着器の寿命やエネルギー消費のに関する実害は、
ない。
【0073】(第5の実施形態)第1の実施形態で、コ
ピーが実行されて、次にコピーキーが押されるまでの、
経過時間、あるいは温度/湿度の推移(少なくとも、前
にコピーされたときの温度/湿度と次にコピーキーが押
されるときの温度/湿度)を公知の方法で計測し、経過
時間が所定よりも長いときにカウンタの引数Xを0にリ
セットあるいは、温度/湿度の推移が、所定の条件を超
えたとき(たとえば、温度/湿度から計算される空気中
の水分量が、所定の範囲を超えて上昇したとき)に、カ
ウンタの引数Xを0にリセットする。
【0074】(第5の実施形態特有の効果)装置を長期
に放置すると、その間に定着器の加圧ローラ、定着フィ
ルムに雰囲気中の粉塵等が付着する恐れがある。
【0075】また、装置を放置している間に周囲の温度
/湿度が著しく変化したときに、定着装置の加圧ロー
ラ、定着フィルムにトナー等の汚れが付着していた場
合、付着している汚れと比付着部品の間に応力が働い
て、汚れが取れやすくなる場合がある。
【0076】このような場合、カウンタの引数Xがにリ
セットされるので、その後のコピー開始前に必ずクリー
ニング工程が実行され、汚れクリーニングローラに回収
されるので、画像不良が発生しない。
【0077】(第6実施形態)以上、フィルム定着方式
を用いた定着器を搭載した画像形成装置を例として説明
したが、本発明は定着方式に限定なれない。
【0078】図4に示すようなウォームアップ時間の短
い熱ローラ定着方式を採用しても、第1〜6と同様な効
果をえることができる。
【0079】図4において、70は、厚さ0.3mmの
鉄製の芯金の表面に、順次、公知の抵抗発熱体と、離型
層としてのフッ素樹脂コーティングを設けた表面発熱定
着ローラである。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱手段と、この加熱手段に圧接されたローラ体の加圧
手段と、この加圧手段に接する清掃手段と、記録材の定
着装置排出後に上記清掃手段を加熱させた状態で該加熱
体を所定の時間回転させることで加圧手段を清掃する清
掃工程を有する定着装置と、画像形成枚数をカウントす
る計数手段を有し、前記清掃手段の清掃工程が、前記計
数手段の保持するカウント値が所定の値になったら数値
がリセットされ、そのリセット動作と同期して清掃工程
が実行される画像形成装置において、前記計数手段を強
制的にリセットする手段を有し、リセット信号に対応し
て自動的に前記清掃工程を実行することにより、適切な
時期に、定着装置の清掃を実行することができるので、
画像不良の発生しない、かつ省エネで長寿命の定着器を
有する画像形成装置が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における定着装置の概
略構成図。
【図2】図1装置を組み込んだ画像形成装置の概略構成
図。
【図3】本発明の第1の実施形態において、加圧ローラ
クリーニング工程を実行するアルゴリズムを示す説明
図。
【図4】本発明を適用可能な表面発熱ローラ定着装置の
概略構成図。
【符号の説明】
1 加熱手段 9 加圧ローラ 13 クリーニング部材
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA13 DA14 DA27 DA40 DA45 DA50 DE07 ED25 EE02 EE07 2H033 AA08 AA30 BA11 BA12 BA25 BA26 BA30 BA49 BA54 BA56 BA57 BB28 BB29 BB30 BB34 BE03 CA01 CA02 CA08 CA11 CA20 CA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、この加熱手段に圧接された
    ローラ体の加圧手段と、この加圧手段に接する清掃手段
    と、記録材の定着装置排出後に上記清掃手段を加熱させ
    た状態で該加熱体を所定の時間回転させることで加圧手
    段を清掃する清掃工程を有する定着装置と、画像形成枚
    数をカウントする計数手段を有し、 前記清掃手段の清掃工程が、 前記計数手段の保持するカウント値が所定の値になった
    ら数値がリセットされ、 そのリセット動作と同期して清掃工程が実行される画像
    形成装置において、 前記計数手段を強制的にリセットする手段を有し、 リセット信号に対応して自動的に前記清掃工程を実行す
    ることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置の設置を検知あるいは
    入力する手段を有し、画像形成装置の設置に対応して前
    記リセット信号が発せられる、請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記定着装置の脱着を検知あるいは入力
    する手段を有し、定着器脱着に対応して前記リセット信
    号が発せられる、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置の休止時間を検知する
    手段を有し、この休止時間に応じて前記リセット信号が
    発せられる、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置の内部あるいは周辺の
    温度もしくは湿度を検知する検知手段を有し、検知した
    温度もしくは湿度の値もしくは変化量に応じて前記リセ
    ット信号が発せられる、請求項1に記載の画像形成装
    置。
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