JP2014139638A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されても、定着用部材の過昇温の発生を確実に防ぎつつ、ウォームアップ完了までの時間が延びないようにする。
【解決手段】画像形成装置は、通電により発熱するヒーターと、ヒーターにより熱せられる被加熱部材の温度を検知するための温度検知部を含む定着部と、電源のON、OFFを行うための電源スイッチと、計時を行う計時部と、画像形成装置の電源のONの後、温度検知部の断線検知のためにヒーターに通電した累積時間を不揮発的に記憶するバックアップメモリーと、温度検知部の出力に基づき被加熱部材の温度を認識し、画像形成装置の電源がONされるとヒーターへの通電を開始させ、累積時間が検知実行時間となったときに、温度検知部の出力に基づき認識した温度が予め定められた低温度帯のままのとき、温度検知部の断線発生と判断する制御部と、を含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、通電により発熱するヒーターを備え、トナー像を加熱して定着させる定着部を備えた画像形成装置に関する。
一般に、プリンター、複合機、複写機、ファクシミリのような電子写真方式の画像形成装置は、用紙に形成されたトナー像を加熱・加圧して定着させる定着装置を含む。又、定着装置には、トナー像を加熱するためのヒーターが含まれる。又、定着装置には、ヒーターにより熱せられ、トナー像を用紙に定着させる定着用部材の温度を検知するためのセンサーが設けられる。そして、画像形成装置の電源がONされると、一定時間、ヒーターに通電を行ってから、センサーの出力に基づき、センサーでの断線の有無の検知を行う画像形成装置が存在する。ここで、画像形成装置の電源のOFF、ONが短時間で行われると、断線検知のためのヒーターへの通電が繰り返し行われ、定着用部材の温度が過剰に上昇してしまう場合がある。
このような定着用部材の過昇温の発生を避けるための技術が特許文献1に記載されている。具体的に特許文献1には、電源から加熱体への電力が遮断された後に再投入された場合、電力の遮断から再投入までの加熱停止状態の時間長さが所定時間長さ以下であり、且つ、加熱体や温度検知体の検出異常が記憶手段に記憶されている場合に電源から加熱体への電力供給を所定期間禁止させる禁止手段と、を備える定着装置が記載されている。この構成により、温度検知体や加熱体の断線や接触不良等による加熱体の過昇温などの防止を図る(特許文献1:請求項1、請求項2、段落[0009]等参照)。
特開2001−242740号公報
温度センサーに断線があると温度検知を行えず、定着用部材の温度を定着に適した温度(定着制御温度)とすることができない。具体的には、温度センサーに断線が生じた状態では、温度センサーの出力に基づき検知される温度は、0°Cのように一定となる。
一方、定着装置の温度センサーには、150°C〜200°C程度のような定着制御温度の領域に近いほど、温度変化量に対する出力電圧値の変化量が大きいものが用いられる場合がある。このような温度センサーには、サーミスターが用いられる。そして、定着用部材の温度が0°C〜室温以下のような比較的低温の温度帯にあるときも、温度センサーの出力値は、断線発生時とほぼ同じとなる場合がある。そのため、温度センサーの出力に基づいて認識された温度が低いとき、実際に断線が生じているのか、定着用部材の温度が低いのかを区別できない。
そこで、従来、画像形成装置の電源ONの際に、温度センサーの出力に基づき認識された温度が低い場合、断線検知のためにヒーターに一定時間通電を行い、定着用部材の温度を上昇させている。そして、一定時間の通電後、検知された温度が断線発生時に認識される温度と所定温度以上異なっているか否か、温度センサーの出力値がヒーターの加熱にあわせて変化しているか否か、のような予め定められた確認処理を行うことにより、温度センサーの断線検知が行われる。
具体的に、電源のON、OFF用のスイッチに対する操作により、画像形成装置の電源がONされると、画像形成装置を利用できる状態にするため、温度センサーや、制御用の回路や、メモリーが起動する。そして、検知された温度が低いと、ヒーターへの通電が一定時間行われた後、温度センサーの断線の有無が判断される。
そして、断線が無いと判断されると、定着用部材の温度を定着制御温度とするまで、ヒーターへの通電が行われる。一方、温度センサーに断線があると判断されれば、以後、ヒーターへの通電が停止される。
しかし、画像形成装置の電源ON、OFFが短い間に繰り返されると、断線検知のためのヒーターへの通電が繰り返され、定着装置の温度が過剰に上昇してしまう場合がある。特に、実際に温度センサーの断線が生じていると、温度センサーの出力に基づき認識される温度は低温、一定なので、画像形成装置の電源ONごとに、断線検知のために、ヒーターへの通電が行われ、定着用部材の過昇温が生じやすくなる。
従来、特許文献1に記載の定着装置のように、定着用部材の過昇温の発生を避けるため、短時間での電源のOFF、ONが行われると、断線検知のためのヒーターへの通電の開始を遅らせる制御が実行されている。そして、電源ONからウォームアップが完了し、画像形成装置が使用できる状態となるまでの時間が長くなることを避けるため、短時間での電源のOFF、ONが行われたとき、ヒーターへの通電開始を通常よりも遅らせる時間は、数秒程度とされる場合がある。
しかし、ヒーターへの通電開始を遅らせると、画像形成装置の電源ONからウォームアップ完了までの時間が長くなるという問題がある。言い換えると、電源投入から画像形成装置が使用できる状態となるまで、使用者を待たせる時間が長くなる。画像形成装置の電源の短時間でのOFF、ONが繰り返されるほど、ウォームアップの終了までの時間は更に長くなる。
又、ヒーターへの通電を遅らせる場合でも、画像形成装置の電源ONから一定時間遅らせた後、ヒーターへの通電を開始しても、断線検知が行われる前に画像形成装置の電源がOFFされると、結局、断線検知が行われないままとなる。そして、再度、画像形成装置の電源がONされると、断線検知のためのヒーターへの通電が最初から行われる。又、近年では、省電力のため、冷めにくい材料が用いられる場合があり、通電開始を遅らせても定着用部材の温度があまり下がらない場合もある。そうすると、結局、定着用部材の過昇温が生ずる場合があるという問題もある。
現に、特許文献1記載の技術では、画像形成装置の電源のOFF、ONの間隔が所定時間以下であると、加熱体への電力供給を所定期間禁止される。しかし、禁止された所定期間の経過により通電開始後、断線検知が行われる前に画像形成装置の電源をOFFし、再び、電源をONする操作が繰り返されると、結局、断線検知のためのヒーターへの通電が何度も行われることとなり、定着用部材の過昇温が生じ得る。又、特許文献1には、具体的なヒーターへの通電を遅らせる時間は記載されていないが、定着用部材が十分冷えるには、数秒ではすまない場合もある、そのため、特許文献1記載の技術では、ウォームアップ完了までの時間がかなり長くなるおそれもある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されても、定着用部材の過昇温の発生を確実に防ぎつつ、電源ONからウォームアップ完了までの時間が延びないようにする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る画像形成装置は、通電により発熱するヒーターと、前記ヒーターにより熱せられる被加熱部材の温度を検知するための温度検知部と、を含み、前記ヒーターの熱により用紙へのトナー像の定着を行う定着部と、画像形成装置の電源のON、OFFを行うための電源スイッチと、計時を行う計時部と、画像形成装置の電源のONの後、前記温度検知部の断線検知のために前記ヒーターに通電した合計の時間である累積時間を不揮発的に記憶するバックアップメモリーと、前記温度検知部の出力に基づき前記被加熱部材の温度を認識し、又、前記ヒーターへの通電を制御し、画像形成装置の電源がONされると前記ヒーターへの通電を開始させ、前記累積時間が予め定められた検知実行時間となったときに、前記温度検知部の出力に基づき認識した温度が予め定められた低温度帯のままであるとき、前記温度検知部の断線発生と判断する制御部と、を含む。
本発明によれば、画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されても、電源ONからウォームアップ完了までの時間が延びない。しかも、ウォームアップ完了までの時間を延ばさないようにしても、定着用部材の過昇温は生じない。
プリンターの構成を示す図である。 プリンターのハードウェア構成を示す図である。 従来の画像形成装置での電源のOFF、ONが繰り返されたときの問題点を説明するための図である。 従来の画像形成装置での電源のOFF、ONが繰り返されたときの問題点を説明するための図である。 プリンターでの電源のOFF、ONが繰り返されたときの断線検知の実行を説明するための図である。 累積時間のリセットを説明するための図である。 定着部でのウォームアップの処理の流れを示すフローチャートである。 定着部でのウォームアップの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図1〜図8を用いて、実施形態に係る定着部1を含む画像形成装置を説明する。画像形成装置として、プリンター100を例に挙げて説明する。但し、各実施の形態に記載される構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(プリンター100の概略)
まず、図1を用い、実施形態に係るプリンター100の構成を説明する。図1は、プリンター100の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンター100は、側方に取り付けられた操作パネル2を有する。そして、プリンター100は、給紙部3a、第1搬送部3b、画像形成部4、定着部1、第2搬送部3cを含む。
まず、図1に示すように、プリンター100には、操作パネル2が設けられる。操作パネル2は報知部に相当する。操作パネル2は、プリンター100の上部右側に設けられたアーム21の先に設けられる。そして、操作パネル2は、プリンター100の状態や各種メッセージや設定用画面を表示する表示部22を備える。温度センサー7(詳細は後述)の異常が検知されたとき、表示部22は、温度センサー7の異常を報知する。又、操作パネル2には、設定や入力用のキー23が複数設けられる。
図1に示すように、プリンター100の内部下方には、給紙部3aが配される。給紙部3aは、複数のカセット31を含む。図1では、上方のものに31a、下方のものに31bと符号を付す。各カセット31は、用紙Pを複数枚収容する。各カセット31に対して、モーター、ギアのような駆動機構(不図示)により回転する給紙ローラー32が設けられる。図1では、上方のものに32a、下方のものに32bと符号を付す。給紙ローラー32は、回転して第1搬送部3bに用紙Pを送り出す。
そして、第1搬送部3bは、プリンター100内で用紙Pを搬送する。第1搬送部3bは、プリンター100の本体右側面に沿って略垂直に用紙Pを搬送する。第1搬送部3bは、給紙部3aから供給された用紙Pを画像形成部4まで導く。第1搬送部3bには、レジストローラー対35が設けられる。レジストローラー対35は、搬送ローラー対33、34により搬送されてくる用紙Pを画像形成部4の手前で待機させ、トナー像の形成にタイミングをあわせて用紙Pを画像形成部4に向けて送り出す。
画像形成部4は、形成すべき画像の画像データに基づき、トナー像を形成し、用紙Pに転写するためのものである。具体的に、画像形成部4は、感光体ドラム41と、感光体ドラム41の周囲に配された帯電部42、露光部43、現像部44、転写ローラー45、クリーニング部46を含む。
感光体ドラム41は、周面にトナー像を担持可能であり、所定のプロセススピードで回転駆動する。帯電部42は、感光体ドラム41を一定の電位で帯電させる。露光部43は、制御部5を経由して画像処理が施された後の画像データに基づき、一点鎖線で図示するレーザビームを出力し、帯電された感光体ドラム41の走査露光を行う。これにより、感光体ドラム41の表面に静電潜像が形成される。
現像部44は、感光体ドラム41にトナーを供給し、感光体ドラム41の周面上に形成された静電潜像を現像する。クリーニング部46は、感光体ドラム41の清掃を行う。転写ローラー45は、感光体ドラム41に圧接する。そして、レジストローラー対35は、形成されたトナー像が用紙Pの所定の位置に転写されるように、感光体ドラム41と転写ローラー45のニップに用紙Pを送り込む。そして、所定の転写用の電圧が転写ローラー45に印加される。これにより、トナー像は、用紙Pに転写される。
定着部1は、画像形成部4よりも用紙Pの搬送方向下流側に配される。定着部1は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱・加圧して用紙Pに定着させる。そして、定着部1は、ヒーター6を内蔵する加熱ローラー11と、加圧ローラー12を含む。加熱ローラー11は被加熱部材に相当する。加圧ローラー12は加熱ローラー11に圧接される。そして、トナー像の転写された用紙Pは、加熱ローラー11と加圧ローラー12との間のニップを通過する際に加熱・加圧される。その結果、トナー像が用紙Pに定着する。尚、定着後の用紙Pは、定着部1の上方に設けられた第2搬送部3cに向かう。
定着部1から排出された用紙Pは、分岐部36からプリンター100の左側面に向かって略水平に延びる第2搬送部3cを通して搬送される。そして、トナー像が定着済みの用紙Pは、排出ローラー対37によって、プリンター100の左側面上部外側に設けられた排出トレイ38に排出される。尚、両面印刷を行う場合、第2搬送部3cの搬送ローラー対39は、定着部1から排出された用紙Pを分岐部36から排出トレイ38方向に一旦送り出した後、プリンター100の右側面方向に向かってその搬送方向をスイッチバックする。そして、用紙Pは、分岐部36を通過し、両面搬送部3dを通して下方に送られ、第1搬送部3bを経てレジストローラー対35の上流側に再度送られる。
(プリンター100のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、実施形態に係るプリンター100のハードウェア構成を説明する。図2は、プリンター100のハードウェア構成を示す図である。
まず、図2に示すように、本実施形態のプリンター100には、プリンター100の動作を制御し、又、ヒーター6への通電のON/OFF制御のような定着部1の動作を制御する制御部5が設けられる。制御部5の中央演算処理装置として、CPU51が設けられる。又、制御部5には、計時を行う計時部52が設けられる。
計時部52は、プリンター100の制御に要する時間を計る。又、計時部52は、RTC53(Real Time Clock)のチップを含み、特定の時点の時刻を計ることができる。尚、RTC53は、蓄電池によりバックアップし、プリンター100への電力供給が一切遮断されている状態でも、時計として動作させてもよい。
そして、プリンター100には、ROM(Read Only Memory)や、フラッシュROMや、HDD(Hard Disk Drive)のような不揮発性と、RAM(Random Access Memory)のような揮発性の記憶装置を組み合わせた記憶部54が設けられる。記憶部54は、制御部5による各種制御に用いるプログラム、データを記憶する。制御部5は、記憶部54から必要なデータ、プログラムを読み出して、プリンター100の動作の制御を行う。具体的には、記憶部54には、定着部1(加熱ローラー11)を定着に適した温度(定着制御温度)にまで温め、定着制御温度で維持するためのヒーター6への通電制御や加熱ローラー11の過昇温防止に関するプログラムやデータも記憶される。
又、記憶部54には、プリンター100の電源がONされたときや、定着部1のヒーター6に通電が開始されたときの時刻を不揮発的に記憶するバックアップメモリー55が含まれる。又、制御部5が異常、エラーの発生を検知した場合、記憶部54のバックアップメモリー55には、検知した異常、エラーの内容や、発生、検知した日時等を示す履歴(履歴データ)が記憶される。
そして、制御部5は、給紙部3a、第1搬送部3b、画像形成部4、定着部1、電源部56等と通信可能に接続され、接続された各部の動作制御を行う。
又、制御部5には、通信インターフェイスとしての通信部57が接続される。この通信部57は、ネットワークやケーブルを介し、パーソナルコンピュータやサーバーのようなコンピューター200と通信可能に接続される。通信部57は、コンピューター200から、画像データや印刷設定データを含む印刷用データを受信する。制御部5は、印刷用データに基づき、給紙、用紙搬送、トナー像形成、定着などを制御して用紙Pに印刷を行う。
又、本実施形態のプリンター100には、加熱ローラー11、感光体ドラム41、給紙ローラー32、各搬送部のローラー対等、各種回転体を回転させるモーター58が1又は複数設けられる。そして、制御部5は、印刷時に1又は複数のモーター58を駆動させ、給紙、用紙搬送、トナー像形成、転写、定着等を行う。
又、制御部5は、定着部1の制御も行う。図2に示すように、定着部1は、加熱ローラー11に内蔵され、ヒーター6を含む加熱回路13を含む。そして、加熱回路13には、ヒーター6への通電のON、OFFを切り換える通電回路部14が接続される。通電回路部14には、半導体スイッチのようなヒーター6への通電と遮断を切り替えるスイッチング素子が設けられる。
通電回路部14には、制御部5のCPU51からのヒーター制御用信号線L1が接続される。CPU51は、このヒーター制御用信号線L1でヒーター6への通電のON/OFF制御を指示する信号(ヒーター駆動制御信号S1)を通電回路部14に入力する。このヒーター制御用信号線L1により伝達されるにヒーター駆動制御信号S1に応じ、ヒーター6への通電のON/OFFがなされる。
又、プリンター100内には、定着部1内に配され、加熱ローラー11の温度を測定するための温度センサー7が設けられる。温度センサー7は温度検知部に相当する。温度センサー7の出力電圧値は、制御部5に入力される。温度センサー7は、サーミスター7aを含む。サーミスター7aは、加熱ローラー11に接触する(非接触でも良い)。サーミスター7aは、温度によって抵抗値が変わるので、加熱ローラー11の温度によって、温度センサー7の出力電圧値は変わる。制御部5のCPU51は、温度センサー7の出力電圧値をA/D変換し、出力電圧値の大小によって加熱ローラー11の温度を認識する。尚、温度センサー7の出力電圧値を変換するA/D変換器を別途設けても良い。
例えば、記憶部54には、温度センサー7の出力電圧値の大きさと加熱ローラー11の温度との対応関係を示すデータテーブルが記憶される。そして、制御部5は、記憶部54のデータテーブルを参照して、温度センサー7の出力電圧値に基づき、加熱ローラー11の温度を認識する。
そして、制御部5は、加熱ローラー11の現在温度を認識し、主電源の投入後、省電力モードに移行して定着部1の温度を低く保つ場合を除き、ヒーター駆動制御信号S1でヒーター6への通電を制御し、加熱ローラー11の温度が定着制御温度を維持するように温度制御を行う。「定着制御温度」とは、印刷時に維持しようとする加熱ローラー11の温度で、トナー像の定着を行うのに適している温度である。定着制御温度は、トナー溶融特性や加熱ローラー11、加圧ローラー12の材質等を考慮し、予め実験等により、トナー像の定着に適する温度(定着制御温度)が画像形成装置の機種ごとに設定される。定着制御温度は、170°C〜200°C程度とされる。
制御部5は、主電源投入時に加熱ローラー11の温度が定着制御温度よりも低いとき、ヒーター6への通電を通電回路部14に行わせる。これにより、加熱ローラー11の温度が上昇する。その後、温度センサー7の出力電圧値に基づき、加熱ローラー11の温度が定着制御温度よりも高くなったと認識すると、制御部5は、ヒーター6への通電のOFFを通電回路部14に指示する。その後、加熱ローラー11の温度が定着制御温度よりも低くなったと認識すると、制御部5は、ヒーター6への通電をONする指示を通電回路部14に与える。このように、定着制御温度を維持する制御中では、制御部5は、通電回路部14によりヒーター6への通電のON/OFFを通電回路部14に繰り返させる。
又、プリンター100内には、電源部56が設けられる。電源部56は、商用電源から電力の供給を受け、操作パネル2、給紙部3a、第1搬送部3b、画像形成部4、定着部1、第2搬送部3c、両面搬送部3d、制御部5、記憶部54、通信部57のようなプリンター100に設けられる各部分の動作に要する電圧を生成する。必要な電圧を生成するため、電源部56には、整流回路、平滑回路、昇圧回路、降圧回路などが設けられる。又、電源部56は、ローラーのような用紙搬送やトナー像形成のために回転する回転体を回転させるモーター駆動用の電圧を生成し、モーターに生成した電圧を供給する。
(プリンター100の電源のON、OFF)
次に、図2を用いて、本実施形態のプリンター100の電源のON、OFFに伴う処理について説明する。
プリンター100の電源コード(不図示)がコンセントを介して商用電源に接続されると、図2の破線で示すように、商用電源からの電力が電源部56に入力される状態となる。尚、プリンター100の電源コードをコンセントに接続しただけでは、プリンター100の電源はOFFされたままの状態である。
ここで、プリンター100の電源がOFFされている状態でも、制御部5には電力が供給される。そして、プリンター100の電源がOFFされている状態では、制御部5の一部やCPU51の一部が省電力状態で動作している。又、制御部5は、電源スイッチ8によるプリンター100の電源ONの操作の有無を監視している。
そして、本実施形態のプリンター100には、プリンター100の電源のON、OFFを行うための電源スイッチ8が設けられる。言い換えると、使用者は、電源スイッチ8によりプリンター100の電源をONしてプリンター100を起動させて使用できる状態とすることができる。又、使用者は、プリンター100の電源をOFFして、プリンター100を使用できない状態にすることができる。
電源スイッチ8に対する操作によって電源がONされると、制御部5は、起動し、操作パネル2、給紙部3a、第1搬送部3b、画像形成部4、定着部1、第2搬送部3c、両面搬送部3d、制御部5、記憶部54、通信部57のようなプリンター100の各部分への電力供給を電源部56に行わせる。又、制御部5は、プリンター100を使用できる状態とするためのウォームアップ用のプログラム、データを読み出す。そして、制御部5は、プリンター100の各部にウォームアップ処理を行わせる。同様に、制御部5は、定着部1にウォームアップ処理を行わせる。制御部5は、ウォームアップ処理として、加熱ローラー11や加圧ローラー12を回転させつつ、加熱ローラー11の温度を定着制御温度に到達させるウォームアップ処理を定着部1に行わせる。
ここで、本実施形態のプリンター100では、150〜200°Cのような温度帯において、温度変化量に対する出力電圧値の変化量が大きくなるようなサーミスター7aが、温度センサー7に用いられる。言い換えると、定着制御温度を含む一定の温度帯での感度が高いサーミスター7aが用いられる。そのため、加熱ローラー11の温度が、0°C程度のときと、10°C程度のときと、20°C程度のときでは、温度センサー7の出力電圧値の差があまりない場合がある。以下の説明では、制御部5が温度センサー7の出力に基づき認識する温度のうち、加熱ローラー11の温度に変化があっても温度センサー7の出力電圧値があまり変化せず、断線発生時に認識される温度との差が所定温度内の低温の領域を「低温度帯」と称する。どのような温度センサー7の出力の範囲を低温度帯の範囲と扱うかは、サーミスター7aの特性との兼ね合いで予め定められる。
具体的に、温度センサー7に印加する電圧は数V程度である。一方、温度センサー7にNTCサーミスターを用いている場合、温度が低い間は抵抗値が高いため、温度が低いと温度センサー7の出力電圧値の差が出づらい。従って、温度が低い領域では、温度センサー7から制御部5に入力される電圧は、温度センサー7の出力値が取り得る範囲のほぼ最小値、又は、ほぼ最大値のように、ほぼ一定の値となる。
一方、温度センサー7に関する配線で断線が発生した場合にも、制御部5に入力される電圧は、温度センサー7の出力値が取り得る範囲のほぼ最小値、又は、ほぼ最大値のようにほぼ一定の値となる。本実施形態のプリンター100では、断線発生時の温度センサー7の出力電圧値は、温度センサー7の出力に基づき認識された温度が低温度帯であるときの出力電圧値とほぼ同じになる。言い換えると、温度センサー7は、サーミスター7aを含み、温度センサー7の断線発生時の出力電圧値は、温度センサー7に基づき認識される温度が低温度帯よりも高いときの出力電圧値よりも、低温度帯以下のときの出力電圧値に近似し、ほぼ同じである。
そのため、断線検知を行うには、加熱ローラー11を50°C以上のように、温度センサー7の出力値が断線発生時の出力値と明確な差が出る温度まで、加熱ローラー11を温める必要がある。そこで、制御部5は、プリンター100の電源がONされると、温度センサー7の出力に基づき、加熱ローラー11の温度を認識する。そして、認識された温度が予め定められた低温度帯であり、温度センサー7の出力値が断線発生時の出力値との差が所定値内にとどまり、断線が生じているか否かを正確に判断できないとき、制御部5は、断線検知のためのヒーター6への通電を通電回路部14に行わせる。そして、断線がないと判断できれば、ヒーター6への通電が継続されるなどにより、制御部5は、加熱ローラー11の温度が定着制御温度となるまで加熱ローラー11を熱する。
次に、電源スイッチ8による操作により、プリンター100の電源がOFFされたときについて説明する。プリンター100の電源がOFFされたとき、制御部5は、操作パネル2、給紙部3a、第1搬送部3b、画像形成部4、定着部1、第2搬送部3c、両面搬送部3d、制御部5、記憶部54、通信部57のようなプリンター100の各部分への電力供給を電源部56に停止させる。これにより、プリンター100の電源が落とされた状態となる。そして、プリンター100を使用できる状態にするとき、使用者は、電源スイッチ8を操作し、プリンター100の電源をONする。
(プリンター100の電源のOFF、ONの繰り返し)
次に、図3、図4を用いて、従来のトナー像を形成して印刷を行う画像形成装置での電源のOFF、ONの繰り返しについて説明する。図3、図4は、従来の画像形成装置での電源のOFF、ONが繰り返されたときの問題点を説明するための図である。
まず、図3、図4に示すグラフ、タイミングチャートについて説明する。図3、図4での「加熱用回転体温度」のグラフは、時間に対する画像形成装置内のローラーのような加熱用回転体の温度の推移を示すグラフである。又、図3、図4での「センサー検知温度」のグラフは、画像形成装置内の加熱用回転体の温度検知用センサーの出力に基づき検知された温度の推移を示すグラフである。ここで、図3、図4では、断線状態のセンサーを用いたときの検知温度の推移を示す。具体的に、図3、図4では、センサーが断線状態であるため、検知された温度が0°Cで一定であることを示している。
又、「時間」の目盛りは、画像形成装置の電源ONから経過した時間を示す。単位は、秒である。又、「電源」のタイミングチャートは、画像形成装置に設けられた電源のON、OFFを行うためのスイッチによって、画像形成装置の電源がON、OFFされるタイミングを示す。図3、図4では、電源ON状態をHighで示し、電源OFF状態をLowで示す。又、「ヒーター通電」のタイミングチャートは、画像形成装置の電源がONされた後、ヒーターの通電のタイミングを示す。図3、図4では、ヒーターに通電している状態をHighで示し、ヒーターへの通電を停止している状態をLowで示している。
従来、画像形成装置の電源ONの後、温度検知用センサーの断線の有無を検知するため、一定時間、ヒーターに通電がなされる。断線検知のための一定時間の通電が完了する前に画像形成装置の電源がOFFされ、再度、画像形成装置の電源がONされると、断線検知されないまま、断線検知のための一定時間の通電が最初から開始される。画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返され、断線検知のためのヒーターへの通電の繰り返しのために、加熱用回転体のような定着装置内の部材の過昇温が生ずる場合がある。特に、温度検知用センサーで断線が生じているとき、温度検知用センサーの出力に基づき認識される温度は、ほぼ0°Cのように一定の低温となるので、画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返しごとに、断線検知のためのヒーターへの通電が行われる。
そこで、従来、画像形成装置の電源ONから、センサーの断線の有無の検知が完了する前に、画像形成装置の電源OFFされたことを不揮発的に記憶しておく場合がある。言い換えると、画像形成装置の電源のOFF、ONが1〜数秒程度の短い間隔で行われたことを記憶しておく場合がある。そして、電源OFFから電源ONまでの時間が所定の時間よりも短いと、通常よりもヒーターの通電開始を予め定められた待ち時間t1だけ遅らせる制御が実行される。
図3では、1秒ごとに、画像形成装置の電源のON、OFFが繰り返される場合を示している。図3では、従来の画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されても、断線検知のためにヒーターへの通電が繰り返されない例を示している。このように、従来の技術でも、図3に示すように、画像形成装置の電源のOFF、ONの間隔が、予め定められた待ち時間t1よりも短い場合、ヒーターへの通電は、最初に電源をONしたときに限られる。尚、図3の例では、予め定められた待ち時間t1は1秒を超える時間である。
一方、図4では、予め定められた待ち時間t1だけヒーターへの通電を遅らせても、画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されたときに、断線検知のためのヒーターへの通電が繰り返される例を示している。図4に示すように、従来のように、電源のOFF、ONの間隔が短いときに断線検知のためのヒーターへの通電を遅らせる処理を行っても、定着用部材の温度が過剰に上昇する場合がある。
具体的に、図4の例では、予め定められた待ち時間t1を2秒としている。言い換えると、電源のOFF、ONがなされても、電源ONから2秒経過するまでは、ヒーターへの通電は開始されない。そして、画像形成装置の再度の電源ONから待ち時間t1としての2秒を経過すると、断線検知のためのヒーターへの通電が開始される。
又、図4では、断線検知のためのヒーターへの通電が2秒であり、ヒーターへの通電が2秒継続すると、断線検知が実行される例を示している。尚、従来の画像形成装置において、ヒーターに何秒間通電を続ければ、断線検知が実行されるかは、ヒーターによる昇温率や、用いる温度検知用センサーのような様々な要因により異なる。3〜4秒など、2秒を超える場合もあり得る。
そして、ヒーターへの通電開始から2秒経過する前に、画像形成装置の電源がOFFされると、断線検知が行われないままとなる。この場合、センサーに断線があっても、使用者は知ることができない。又、図4の時点t2のように、画像形成装置の電源が再度ONされると、断線が生じていると、温度検知用センサーに基づき認識される温度は低温であるので、断線検知のためのヒーターへの通電が最初から開始される。
このように、従来の画像形成装置では、待ち時間t1を設けても、画像形成装置の電源がONされ、待ち時間t1待った後、断線検知のためのヒーターへの通電開始から断線検知が実行される前に、画像形成装置の電源がOFFされると、温度検知用センサーの断線が発生していると判断されない。そして、再び、画像形成装置の電源がONされると、定着装置内の部材で過昇温が生ずる場合がある(図4参照)。そこで、本実施形態のプリンター100では、ヒーター6に通電を行った累積の時間である累積時間T1に基づき、断線検知を実行する。
(累積時間T1に基づく温度センサー7の断線検知)
次に、図5、図6に基づき、本実施形態に係るプリンター100での累積時間T1に基づく温度センサー7の断線検知を説明する。図5は、プリンター100での電源のOFF、ONが繰り返されたときの断線検知の実行を説明するための図である。図6は、累積時間T1のリセットを説明するための図である。
図5、図6に示すグラフ、タイミングチャートについて説明する。図5、図6での「加熱ローラー温度」のグラフは、時間に対する加熱ローラー11の温度の推移を示すグラフである。又、図5、図6での「温度センサー検知温度」のグラフは、定着部1内の温度センサー7の出力に基づき検知された温度の推移を示すグラフである。ここで、図5、図6では、断線状態の温度センサー7を用いたときの検知温度の推移を示している。具体的に、図5、図6では、温度センサー7が断線状態であるため、検知された温度が0°Cで一定であることを示している。
又、「時間」の目盛りは、プリンター100の電源ONから経過した時間を示す。単位は、秒である。又、「電源」のタイミングチャートは、電源スイッチ8を用いて、プリンター100の電源がON、OFFされるタイミングを示す。図5、図6では、電源ON状態をHighで示し、電源OFF状態をLowで示す。又、「ヒーター通電」のタイミングチャートは、プリンター100の電源がONされた後、ヒーター6に対する通電のタイミングを示す。図5、図6では、ヒーター6に通電している状態をHighで示し、ヒーター6への通電を停止している状態をLowで示している。尚、図5、図6に示す例とは異なり、プリンター100の電源ONから遅れてヒーター6への通電が開始されてもよい。
又、「累積時間T1」のグラフは、時間に対し、断線検知のためにヒーター6に通電した時間を合計した時間である累積時間T1の変化を示すグラフである。
又、本実施形態のプリンター100では、制御部5は、プリンター100の電源がONされた時刻である第1時刻や、断線検知のためにヒーター6への通電を開始した時刻である第2時刻をバックアップメモリー55に不揮発的に記憶させる。計時部52には、RTC53が設けられる。そのため、制御部5は、RTC53に基づき、電源がONされた第1時刻や、ヒーター6への通電を開始した第2時刻を取得、認識できる。
制御部5は、バックアップメモリー55に記憶された第1時刻や第2時刻に基づき、累積時間T1をカウントするとともに、バックアップメモリー55にカウントした累積時間T1を不揮発的に記憶させる。そして、制御部5は、断線検知のためにヒーター6に通電した累積時間T1が予め定められた検知実行時間となったとき、断線検知を行う。
図5について説明する。図5では、検知実行時間を2秒とする例を示している。そして、プリンター100の電源のOFF、ONが繰り返されても、断線検知のためのヒーター6への通電が合計で2秒となった時点で、制御部5は、温度センサー7に断線が生じているか否かを判断する。具体的に、図5の時点t3の時点で、断線が生じているかの判断が行われる。
本実施形態のプリンター100では、累積時間T1が検知実行時間となると、断線検知が実行される。そのため、本実施形態のプリンター100では、従来のように、画像形成装置の電源のOFF、ONが短時間でなされたときに待ち時間t1を設けずにすむ。言い換えると、本実施形態のプリンター100では、制御部5は、電源スイッチ8を用いてプリンター100の電源がONされたとき、プリンター100の電源がOFFされてから再度ONされるまでの時間によらず、一定のタイミングでヒーター6への通電を開始する。従って、本実施形態の技術を利用することにより、電源ONからウォームアップ完了までの時間は短くてすむ。
ここで、プリンター100の電源OFFから次にプリンター100の電源がONされるまでの時間は、加熱ローラー11が十分に冷めるほど長くなる場合がある。そこで、本実施形態のプリンター100では、制御部5は、直前の断線検知のためにヒーター6への通電を開始した第2時刻から、現在の電源ON状態でのプリンター100の電源がONされた第1時刻までの経過時間が、予め定められた停止継続時間を超えているとき、累積時間T1を前記バックアップメモリー55にリセットさせる。言い換えると、一定の条件が整うと、制御部5は、累積時間T1をゼロにする。尚、第2時刻は、直前のプリンター100の電源OFFの時点の時刻としてもよい。この場合、バックアップメモリー55は、電源スイッチ8の操作によりプリンター100の電源がOFFされた時点の時刻を第2時刻として不揮発的に記憶する。
図6に示すように、本実施形態のプリンター100では、先に断線検知のためにヒーター6への通電が行われた後、断線検知が行われる前に、ヒーター6に通電されないまま経過した時間(プリンター100の電源OFFの時間)が停止継続時間を超えたとき、制御部5は、バックアップメモリー55に累積時間T1をリセットさせる。図6では、60秒の時点t4で累積時間T1がリセットされる例を示している。加熱ローラー11の放熱特性や昇温特性を考慮して停止継続時間を定めることができる。
(ウォームアップの処理の流れ)
次に、図7、図8に基づき、本実施形態に係るプリンター100での定着部1でのウォームアップの処理の流れを説明する。図7、図8は、定着部1でのウォームアップの処理の流れを示すフローチャートである。尚、図7、図8は一連のフローを分割したものである。
まず、図7のスタートは、使用者の電源スイッチ8の操作により、プリンター100の電源がONされた時点である。
電源スイッチ8に対する操作により、プリンター100の電源がONされると、制御部5は、記憶部54から定着部1のウォームアップ用のプログラム、データを読み出す(ステップ♯1)。そして、制御部5は、加熱ローラー11と加圧ローラー12を回転させる(ステップ♯2)。
そして、制御部5は、プリンター100の電源がONされ、現在の画像形成装置の電源がONされた時刻である第1時刻をバックアップメモリー55に不揮発的に記憶させる(ステップ♯3)。新たに記憶させる第1時刻のデータは、以前に記憶された第1時刻のデータに上書きすればよい。
また、加熱ローラー11が温まっている状態で電源スイッチ8のOFF、ONがなされたとき、すでに、十分、加熱ローラー11が温まっている場合がある。そこで、制御部5は、温度センサー7の出力に基づき、加熱ローラー11の温度が定着制御温度に到達しているか否かを確認する(ステップ♯4)。
加熱ローラー11の温度が定着制御温度に到達していることを検知できなければ(ステップ♯4のNo)、制御部5は、温度センサー7の出力に基づき認識した加熱ローラー11の温度が予め定められた低温度帯であるか否かを確認する(ステップ♯5)。
もし、低温度帯であれば(ステップ♯5のYes)、制御部5は、バックアップメモリー55に記憶された直前の第2時刻から、第1時刻までの経過時間を求める(ステップ♯6)。そして、制御部5は、経過時間が予め定められた停止継続時間を超えているか否かを確認する(ステップ♯7)。言い換えると、ステップ♯6と、ステップ♯7により、制御部5は、累積時間T1をリセットすべきか否かを確認する。尚、本実施形態のプリンター100では、停止継続時間は、数十秒とされるのに対し、検知実行時間は数秒程度とされる。そのため、停止継続時間は、検知実行時間よりも十分に長い。
もし、経過時間が停止継続時間を超えていれば(ステップ♯7のYes)、加熱ローラー11は冷えていると認められるので、制御部5は、累積時間T1をバックアップメモリー55にリセットさせる(ステップ♯8)。言い換えると、制御部5は、バックアップメモリー55に、累積時間T1をゼロに更新させる。
一方、低温度帯でないとき(ステップ♯5のNo)、温度センサー7の出力電圧の大きさは、断線発生時の温度センサー7の出力電圧値よりも所定値を超えて変化しており、断線と認められないような大きさとなっていることになる。そこで、ステップ♯5のNoの場合、制御部5は、温度センサー7に断線が生じていないと判断する(ステップ♯5−2)。そして、ステップ♯5−2の後、経過時間が停止継続時間を超えていないとき(ステップ♯7のNo)、累積時間T1をリセットした後(ステップ♯8)、制御部5は、ヒーター6への通電を通電回路部14に開始させる(ステップ♯9)。又、制御部5は、ヒーター6への通電を開始した時刻である第2時刻をバックアップメモリー55に記憶させる(ステップ♯10)。尚、新たに記憶させる第2時刻のデータは、以前に記憶された第2時刻のデータに上書きすればよい。
そして、制御部5は、温度センサー7の出力に基づき、認識した温度が低温度帯であるか否かを確認する(ステップ♯11)。もし、認識した温度が低温度帯であれば(ステップ♯11のYes)、ヒーター6に通電を行った累積時間T1をカウントアップする(ステップ♯12)。言い換えると、ヒーター6への通電開始からの時間に基づき、制御部5は、累積時間T1を更新する。本実施形態のプリンター100では、制御部5は、数十〜100ms単位で累積時間T1をカウントする。更に、制御部5は、新たにカウントした累積時間T1をバックアップメモリー55に新たに記憶させる。言い換えると、制御部5は、バックアップメモリー55に記憶された累積時間T1を新たにカウントした累積時間T1に更新させる(ステップ♯13)。新たに更新させる累積時間T1のデータは、以前に記憶された累積時間T1のデータに上書きすればよい。
そして、制御部5は、累積時間T1が温度センサー7に断線が発生しているか否かを判断するための検知実行時間に至ったか否かを確認する(ステップ♯14)。もし、累積時間T1が検知実行時間に至っていれば(ステップ♯14のYes)、温度センサー7の出力値が断線発生時とは異なり、断線の有無を判断できるほどヒーター6に通電を行った時点でも、温度センサー7の出力に基づき認識できた温度が低温度帯のままであるということであり、温度センサー7から加熱ローラー11の温度を示す出力値が制御部5に適切に入力されていないということになる。そこで、制御部5は、ステップ♯14がYesであるとき、温度センサー7の断線発生と判断する(ステップ♯15)。
そして、制御部5は、ヒーター6への通電を通電回路部14に停止させる(ステップ♯16)。そして、制御部5は、温度センサー7での断線発生や、修理の必要性や、サービスマン呼び出しのような故障発生に関する報知を操作パネル2の表示部22に行わせる(ステップ♯17)。そして、本フローは、終了する。
一方、累積時間T1が検知実行時間に至っていないとき(ステップ♯14のNo)、制御部5は、ヒーター6への通電を通電回路部14に継続させる(ステップ♯18)。そして、フローはステップ♯11に戻る。
また、ステップ♯11において、認識した現在の加熱ローラー11の温度が低温度帯を脱し、低温度帯を超えていれば(ステップ♯11のNo)、温度センサー7の出力電圧の大きさが、断線発生時の温度センサー7の出力電圧値よりも所定値を超えて変化していることが制御部5に認識されており、温度センサー7に断線は生じていないことになる。そこで、低温度帯を超えていれば、制御部5は、温度センサー7に断線が生じていないと判断する(ステップ♯19)。そして、制御部5は、加熱ローラー11の温度が定着制御温度になるまで、ヒーター6への通電を通電回路部14に継続させる(ステップ♯20)。そして、制御部5は、フローを終了する(エンド)。そして、加熱ローラー11の温度を定着制御温度で維持する温度維持制御に移行する。
尚、ヒーター6への通電開始前のステップ♯4において、加熱ローラー11の温度が定着制御温度に到達していることを認識できれば(ステップ♯4のYes)、温度センサー7に断線は生じておらず、又、ヒーター6に通電する必要もない。この場合も、制御部5は、温度センサー7に断線が生じていないと判断し(ステップ♯21)、フローを終了させる(エンド)。そして、加熱ローラー11の温度を定着制御温度で維持する温度維持制御に移行する。
このように、制御部5は、ヒーター6に通電を開始しようとする前に、温度センサー7の出力に基づき加熱ローラー11の温度を認識し、認識した温度が低温度帯を超えた温度であるとき、累積時間T1が予め定められた検知実行時間となっても温度センサー7の断線の有無を判断することなく、直ちに、断線が生じていないと判断する。
このようにして、本実施形態の画像形成装置(プリンター100)は、通電により発熱するヒーター6と、ヒーター6により熱せられる被加熱部材(加熱ローラー11)の温度を検知するための温度検知部(温度センサー7)と、を含み、ヒーター6の熱により用紙Pへのトナー像の定着を行う定着部1と、画像形成装置の電源のON、OFFを行うための電源スイッチ8と、計時を行う計時部52と、画像形成装置の電源のONの後、温度検知部の断線検知のためにヒーター6に通電した合計の時間である累積時間T1を不揮発的に記憶するバックアップメモリー55と、温度検知部の出力に基づき被加熱部材の温度を認識し、又、ヒーター6への通電を制御し、画像形成装置の電源がONされるとヒーター6への通電を開始させ、累積時間T1が予め定められた検知実行時間となったときに、温度検知部の出力に基づき認識した温度が予め定められた低温度帯のままであるとき、温度検知部の断線発生と判断する制御部5と、を含む。
これにより、画像形成装置(プリンター100)の電源のOFF、ONが繰り返され、断線検知のためにヒーター6への通電が繰り返されても、断線検知のための通電の合計が累積時間T1に達して被加熱部材(加熱ローラー11)が十分に温められると、断線の有無が判断される。従って、画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されたとき、従来のようにヒーター6への通電開始を遅らせずに、温度センサー7の断線の有無を確実に検知することができ、ウォームアップに要する時間は長くならない。そのため、画像形成装置の電源のOFF、ONが繰り返されても、ウォームアップを素早く完了し、画像形成装置を迅速に使用できる状態とすることができる。
又、画像形成装置(プリンター100)の電源のOFF、ONが繰り返され、電源ONのときに制御部5が認識した温度が低くても、断線検知のためのヒーター6への合計の通電時間は、累積時間T1までとなる。これにより、断線検知のためのヒーター6への通電により、定着部1や、定着部1に含まれる部材の過昇温は生じない。従って、使用者により、画像形成装置(プリンター100)の電源のOFF、ONを繰り返す操作がなされても、過昇温は生じない。
又、計時部52は時刻を計り、バックアップメモリー55は、現在の画像形成装置(プリンター100)の電源がONされた時刻である第1時刻と、温度検知部(温度センサー7)の断線検知のためにヒーター6への通電を開始した時刻である第2時刻を不揮発的に記憶し、制御部5は、画像形成装置の電源がONされてからヒーター6への通電を開始する前に、バックアップメモリー55に記憶された直前の第2時刻から第1時刻までの経過時間を求め、求めた経過時間が予め定められた停止継続時間を超えているとき累積時間T1をバックアップメモリー55にリセットさせ、停止継続時間は、検知実行時間よりも長い。これにより、一旦、温められた被加熱部材(加熱ローラー11)の温度が十分に冷えると、累積時間T1のカウントがゼロから開始される。従って、定着部1の温度が十分に低下している場合には、断線検知を正確に行えるほどの温度にまで被加熱部材をヒーター6により再加熱したうえで断線検知を実行することができる。又、再加熱を行う場合に、定着部1や定着部1に含まれる部材で過昇温が生じない。
又、制御部5は、ヒーター6に通電を開始しようとする前に、温度検知部(温度センサー7)の出力に基づき被加熱部材(加熱ローラー11)の温度を認識し、認識した温度が、被加熱部材の温度を定着に適した温度である定着制御温度以上のような低温度帯以上であるとき、温度検知部に断線が生じていないと判断する。これにより、使用中の画像形成装置(プリンター100)の電源のOFF、ONがなされたような場合、画像形成装置の電源ONに伴い、直ちに、温度検知部に断線が生じていないと判断される。従って、断線検知のためにヒーター6に通電を行うことなく迅速に温度検知部の断線の有無を判断することができる。又、断線検知のために、既に熱せられている被加熱部材の温度が更に上昇することも無く、定着部1で過昇温は生じない。
又、温度検知部(温度センサー7)は、サーミスター7aを含み、温度検知部の断線発生時の出力電圧値は、温度検知部に基づき認識される温度が低温度帯よりも高いとき(定着制御温度のときや、低温度帯の数倍の温度のとき)の出力電圧値よりも、低温度帯のときの出力電圧値に近い。これにより、被加熱部材(加熱ローラー11)の温度が低い状態では、温度検知部の出力値の変化が小さく、断線が生じているか否かを判別し難いような温度センサー7を用いていても、正確に断線が生じているか否かを判別することができる。
又、制御部5は、電源スイッチ8を用いて画像形成装置(プリンター100)の電源がONされたとき、画像形成装置の電源がOFFされてから再度ONされるまでの時間によらず、一定のタイミングでヒーター6への通電を開始する。これにより、従来のように、画像形成装置の電源がOFFされてから再度ONされるまでの時間が所定時間以下でも、ヒーター6への通電開始は遅らせる処理はなされない。従って、画像形成装置の電源ONの後、ヒーター6への通電開始が可能な状態となると、ヒーター6への通電を直ちに開始することができ、ウォームアップ時間の最短化を図ることができる。
又、本実施形態の画像形成装置(プリンター100)は、画像形成装置の状態を報知する報知部(操作パネル2)を含み、制御部5は、温度検知部(温度センサー7)で断線が発生している判断したとき、温度検知部の断線が発生した旨を報知部に報知させる。これにより、断線が発生し、故障が発生している旨や、修理が必要である旨を使用者に報知することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はトナー像定着を行うためのヒーターと温度センサーを含む画像形成装置に利用可能である。
100 プリンター(画像形成装置) 1 定着部
11 加熱ローラー(被加熱部材) 2 操作パネル(報知部)
5 制御部 52 計時部
55 バックアップメモリー 6 ヒーター
7 温度センサー(温度検知部) 7a サーミスター
8 電源スイッチ T1 累積時間

Claims (6)

  1. 通電により発熱するヒーターと、前記ヒーターにより熱せられる被加熱部材の温度を検知するための温度検知部と、を含み、前記ヒーターの熱により用紙へのトナー像の定着を行う定着部と、
    画像形成装置の電源のON、OFFを行うための電源スイッチと、
    計時を行う計時部と、
    画像形成装置の電源のONの後、前記温度検知部の断線検知のために前記ヒーターに通電した合計の時間である累積時間を不揮発的に記憶するバックアップメモリーと、
    前記温度検知部の出力に基づき前記被加熱部材の温度を認識し、又、前記ヒーターへの通電を制御し、画像形成装置の電源がONされると前記ヒーターへの通電を開始させ、前記累積時間が予め定められた検知実行時間となったときに、前記温度検知部の出力に基づき認識した温度が予め定められた低温度帯のままであるとき、前記温度検知部の断線発生と判断する制御部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記計時部は時刻を計り、
    前記バックアップメモリーは、現在の画像形成装置の電源がONされた時刻である第1時刻と、前記温度検知部の断線検知のために前記ヒーターへの通電を開始した時刻である第2時刻を不揮発的に記憶し、
    前記制御部は、画像形成装置の電源がONされてから前記ヒーターへの通電を開始する前に、前記バックアップメモリーに記憶された直前の前記第2時刻から前記第1時刻までの経過時間を求め、求めた前記経過時間が予め定められた停止継続時間を超えているとき前記累積時間を前記バックアップメモリーにリセットさせ、
    前記停止継続時間は、前記検知実行時間よりも長いことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記ヒーターに通電を開始しようとする前に、前記温度検知部の出力に基づき前記被加熱部材の温度を認識し、認識した温度が、前記低温度帯以上であるとき、前記温度検知部に断線が生じていないと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度検知部は、サーミスターを含み、
    前記温度検知部の断線発生時の出力電圧値は、前記温度検知部に基づき認識される温度が低温度帯よりも高いときの出力電圧値よりも、低温度帯のときの出力電圧値に近いことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記電源スイッチを用いて画像形成装置の電源がONされたとき、前記画像形成装置の電源がOFFされてから再度ONされるまでの時間によらず、一定のタイミングで前記ヒーターへの通電を開始することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置の状態を報知する報知部を含み、
    前記制御部は、前記温度検知部で断線が発生している判断したとき、前記温度検知部の断線が発生した旨を前記報知部に報知させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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