JP7087706B2 - 型枠セパレータ用折曲工具 - Google Patents

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Description

本発明は型枠セパレータ用折曲工具に関する。
建築物の基礎の製造においては、型枠セパレータによって保持される複数の型枠内にコンクリートが流し込まれ、コンクリートが硬化することによって型枠の形状に応じた基礎が形成される。型枠は基礎が形成された後に工具によって型枠セパレータの端部が折り曲げられて脱枠される。特許文献1は型枠セパレータを折り曲げる工具の一例としてのバール(21)を開示している。
特開2000-154646号公報
建築物の基礎の施工現場では、基礎同士の間隔が狭い場合等、型枠セパレータを折り曲げるための作業スペースを十分に確保できないことがある。このため、脱枠作業が煩雑になるおそれがある。
(1)本発明に関する型枠セパレータ用折曲工具は型枠セパレータを挟む挟持部と、前記挟持部に連結される把持部と、前記挟持部に対する前記把持部の姿勢を変更する変更部とを備える。
上記型枠セパレータ用折曲工具によれば、作業スペースに応じて把持部の姿勢を変更することができる。このため、作業スペースが狭い場合であっても型枠セパレータを容易に折り曲げることができる。
(2)好ましい例では(1)に記載の型枠セパレータ用折曲工具において、前記把持部は前記挟持部に対して回転可能に設けられ、前記変更部は前記挟持部に対して前記把持部が回転できる方向を規定するラチェット機構を含む。
このため、挟持部に対する把持部の位置を容易に変更できる。
(3)好ましい例では(2)に記載の型枠セパレータ用折曲工具において、前記変更部は前記把持部に設けられ、前記把持部と前記挟持部とを連結する連結軸をさらに備え、前記把持部および前記挟持部は前記連結軸の軸線方向に沿って設けられる。
型枠セパレータの形状に応じて連結軸に取り付けられる挟持部を交換できるため、利便性が高められる。
(4)好ましい例では(1)~(3)のいずれか一項に記載の型枠セパレータ用折曲工具において、前記挟持部は第1挟持面、および、前記第1挟持面と対向する第2挟持面を含み、前記第1挟持面は前記型枠セパレータのうちの型枠を支持する支持部の上面と接触するように設けられ、前記第2挟持面は前記型枠セパレータのうちの前記支持部から突出する係止片の端面と接触するように設けられる。
このため、型枠セパレータを容易に挟むことができる。
(5)本発明に関する型枠セパレータ用折曲工具は型枠セパレータを挟む複数の挟持部と、前記複数の挟持部と連結される把持部とを備える。
上記型枠セパレータ用折曲工具によれば、複数の挟持部のうちから作業スペースに応じた挟持部を選択できる。このため、作業スペースが狭い場合であっても型枠セパレータを容易に折り曲げることができる。
(6)好ましい例では(5)に記載の型枠セパレータ用折曲工具において、前記把持部は棒状であり、前記複数の挟持部は前記型枠セパレータのうちの型枠を支持する支持部から突出する係止片と接触するように設けられる挟持面を備え、前記挟持面は正面視における前記把持部の中心軸に対して一方側に設けられる挟持面、および、前記中心軸に対して他方側に設けられる挟持面を含み、正面視における前記一方側に設けられる挟持面と前記中心軸とのなす角度と前記他方側に設けられる挟持面と前記中心軸とのなす角度とが異なる。
なす角度が小さい方の挟持面を含む挟持部を利用して、型枠セパレータを所定角度まで折り曲げた後、なす角度が大きい方の挟持面を含む挟持部を利用して、型枠セパレータをさらに折り曲げることができる。このため、型枠セパレータを容易に折り曲げることができる。
本発明に関する型枠セパレータ用折曲工具によれば、作業スペースが狭い場合であっても型枠セパレータを容易に折り曲げることができる。
型枠セパレータが取り付けられた状態の型枠の斜視図。 図1の型枠セパレータの斜視図。 第1実施形態の型枠セパレータ用折曲工具の斜視図。 図3の型枠セパレータ用折曲工具を型枠セパレータにセットした状態の側面図。 図4の状態から型枠セパレータが折り曲げられた状態の側面図。 図5の状態から把持部を第1方向RAに回転させた状態の側面図。 図6の状態からさらに型枠セパレータが折り曲げられた状態の側面図。 第2実施形態の型枠セパレータ用折曲工具の正面図。 図8の型枠セパレータ用折曲工具の機能部およびその周辺の拡大図。 図8の型枠セパレータ用折曲工具の一方の挟持部を型枠セパレータにセットした状態の正面図。 図10の型枠セパレータ用折曲工具の機能部およびその周辺の拡大図。 図10の状態から把持部を回転させた状態の正面図。 図12の型枠セパレータ用折曲工具の機能部およびその周辺の拡大図。 図13の型枠セパレータ用折曲工具の他方の挟持部を型枠セパレータにセットした状態の正面図。 図14の型枠セパレータ用折曲工具の機能部およびその周辺の拡大図。 図14の状態から把持部を回転させた状態の正面図。 図16の型枠セパレータ用折曲工具の機能部およびその周辺の拡大図。
(第1実施形態)
建築物の基礎の施工においては、地盤に根切りおよび地業等の施工をした後、図1に示されるように、一対の型枠200が対向するように設置される。型枠セパレータ100は一対の型枠200が所定間隔を開けて互いに平行となるように保持し、かつ、型枠200内に打設されるコンクリートの側圧に対抗して型枠200を支持するために一対の型枠200に取り付けられる。形成される基礎が高い場合、型枠200が上下方向において複数段に積み重ねて配置される。この場合、例えば、図2に示される型枠セパレータ100が用いられる。
型枠セパレータ100を構成する材料は例えば、鉄である。型枠セパレータ100は対向して設置される一対の型枠200の所定間隔に応じた長さを有する直線形状の本体110、および、本体110の両端に設けられる支持部120を備える。支持部120は一対の型枠200の厚さに応じた間隔で本体110の長手方向において対向するように折り曲げられた係止片130を備える。係止片130は上方向に折り曲げられる第1係止片131、および、下方向に折り曲げられる第2係止片132を含む。本体110と支持部120との接続部分には、切込溝140が設けられている。切込溝140は型枠セパレータ100を一対の型枠200に取り付けた場合に、型枠200の内面とほぼ一致する位置に形成されている。
図1に示されるように、型枠セパレータ100は上段の型枠210(以下、「上段型枠210」)と下段の型枠220(以下、「下段型枠220」)との間に支持部120が挟まれるように取り付けられる。上段型枠210および下段型枠220の設置手順の一例は次のとおりである。まず、一対の下段型枠220を所定間隔をあけて対向するように設置する。その後、第2係止片132の間を下段型枠220の上端部にはめ込むように型枠セパレータ100を一対の下段型枠220に取り付ける。その後、上段型枠210の下端部が第1係止片131の間にはめ込まれるように上段型枠210を下段型枠220の上に設置する。型枠200が設置された後、コンクリートが型枠200内に打設される。
打設されたコンクリートが硬化することにより、型枠200の形状に応じた基礎が形成される。型枠200内のコンクリートが硬化した後、型枠200は基礎から取り外される。型枠200を基礎から取り外すとき、上段型枠210は、垂直上方に持ち上げることにより、基礎から容易に取り外すことができる。一方、下段型枠220は型枠セパレータ100の第2係止片132によって移動が規制されている。このため、従来では、バール等の工具を用いて第2係止片132を含む支持部120を上方に湾曲するように変形させて下段型枠220を基礎から取り外していた。ただし、建築物の施工現場では、例えば、一対の下段型枠220と隣り合う別の一対の下段型枠220との間隔が狭いような場合、工具を使用するための十分な作業スペースを確保することが難しいことがある。図3等に示される型枠セパレータ用折曲工具10は狭い作業スペースであっても型枠セパレータ100を容易に折り曲げることができるように構成される工具である。
図3に示されるように、型枠セパレータ用折曲工具10を構成する主な要素は型枠セパレータ100を挟む挟持部20、挟持部20に連結される把持部30、挟持部20に対する把持部30の姿勢を変更する変更部40、および、挟持部20と把持部30とを連結する連結部50である。
挟持部20を構成する材料は任意に選択可能である。好ましい例では、挟持部20は型枠セパレータ100を折り曲げるときに変形しないように剛性の高い材料により構成される。その一例は、鉄である。挟持部20は複数のプレート21、複数のプレート21に形成される凹部22、複数のプレート21を貫通する孔23、および、孔23に嵌め込まれるナット24を含む。複数のプレート21とナット24との結合手段は任意に選択可能である。第1例では、複数のプレート21とナット24との結合手段は溶接である。第2例では、複数のプレート21とナット24との結合手段はねじおよび接着剤である。なお、挟持部20を1枚のプレート21によって構成することもできる。
挟持部20の最大の厚さDAは任意に選択可能である。厚さDAは複数のプレート21の厚さの和である。厚さDAの最大値の一例は30mmである。厚さDAの最小値の一例は10mmである。厚さDAの好ましい一例は25mmである。
凹部22は型枠セパレータ100を挟み込むことができる形状である。一例では、凹部22は型枠セパレータ100の係止片130を挟み込むことができる形状である。凹部22は第1挟持面22A、第2挟持面22B、および、第3挟持面22Cを備える。第1挟持面22Aは型枠セパレータ100の支持部120の上面120A(図2参照)と接触する面である。第1挟持面22Aの長さLAは任意に選択可能である。長さLAの最大値の一例は40mmである。長さLAの最小値の一例は10mmである。長さLAの好ましい一例は25mmである。
第2挟持面22Bは第1挟持面22Aと対向する位置に設けられる。第2挟持面22Bは第1挟持面22Aと平行に延びる。第2挟持面22Bは第2係止片132の端面132Aと接触する面である。第2挟持面22Bの長さLBは任意に選択可能である。長さLBの最大値の一例は20mmである。長さLBの最小値の一例は3mmである。長さLBの好ましい一例は5mmである。長さLBと長さLAとの関係は任意に選択可能である。図3等に示される第1例では、長さLBは長さLAよりも短い。このため、第2挟持面22Bが型枠セパレータ100の周囲の物体と干渉しにくい。好ましい例では、長さLBは長さLAの半分以下である。このため、第2挟持面22Bが型枠セパレータ100の周囲の物体と一層干渉しにくい。第2例では、長さLBは長さLAよりも長い、または、長さLAと等しい。
第3挟持面22Cは第2係止片132の外面132B(図2参照)と接触する面である。第3挟持面22Cは第1挟持面22Aおよび第2挟持面22Bと繋がる。第3挟持面22Cの長さLCは任意に選択可能である。長さLCの最大値の一例は30mmである。長さLCの最小値の一例は20mmである。長さLCの好ましい一例は25mmである。より好ましい例では、長さLCは第2係止片132の長さLX(図2参照)と実質的に等しい。
把持部30はユーザに把持される部分である。把持部30は連結部50の連結軸51回りに回転可能に設けられる。把持部30は連結軸51回りにおいて第1方向RAまたは第2方向RBに回転可能である。把持部30の形状は任意に選択可能である。図3等に示される例では、把持部30は棒状である。把持部30を構成する材料は任意に選択可能である。好ましい例では、把持部30は型枠セパレータ100を折り曲げるときに力が加えられた場合に変形しないように剛性の高い材料により構成される。その一例は、鉄である。把持部30の長さLDは任意に選択可能である。長さLDの最大値の一例は1000mmである。長さLDの最小値の一例は150mmである。長さLDの好ましい一例は250mmである。
変更部40は把持部30の一方の端部31に設けられる。変更部40は挟持部20に対する把持部30の回転が許容される方向(以下「回転許容方向」)を規定するラチェット機構41、および、回転許容方向を変更するスイッチ42を含む。このため、挟持部20に対する把持部30の位置を容易に変更できる。ラチェット機構41は歯車および複数の爪(いずれも図示略)を含む公知の構成である。変更部40は第1モードまたは第2モードに設定される。変更部40が第1モードに設定される場合、把持部30は第1方向RAへの段階的な回転が許容され、第2方向RBへの回転が規制される。すなわち、第1モードでは、歯車の第1方向RAへの段階的な回転が許容され、第2方向RBへの回転が規制されるように爪と歯車とが噛み合う。変更部40が第2モードに設定されている場合、把持部30は第2方向RBへの段階的な回転が許容され、第1方向RAへの回転が規制される。すなわち、第2モードでは、歯車の第2方向RBへの段階的な回転が許容され、第1方向RAへの回転が規制されるように爪と歯車とが噛み合う。スイッチ42が操作された場合に歯車と噛み合う爪が変更されることによって、第1モードと第2モードとが切り換えられる。
連結部50は挟持部20と把持部30とを連結する。連結部50は連結軸51を含む。連結軸51の一例はボルトである。連結軸51は平面視において軸線方向が把持部30の長手方向と直交するように設けられる。挟持部20および把持部30は連結軸51の軸線方向に沿って設けられる。連結軸51は挟持部20および把持部30に挿入される。連結軸51の長さLEは任意に選択可能である。長さLEは連結軸51のヘッド51Aから先端部51Bまでの長さである。長さLEの最大値の一例は100mmである。長さLEの最小値の一例は40mmである。長さLEの好ましい一例は55mmである。連結軸51のヘッド51Aが把持部30から離間する方向に移動するように連結軸51を回転させることによって、挟持部20を連結軸51から取り外すことができる。このため、挟持部20の交換を容易に行なうことができる。
図4~図7を参照して、型枠セパレータ用折曲工具10の使用方法の一例について説明する。なお、図4~図7においては、一対の型枠200のうちの上段型枠210、および、型枠200内で形成された基礎の図示を省略している。
図4に示されるように、型枠セパレータ100の折り曲げ作業においては、挟持部20の凹部22が型枠セパレータ100の第2係止片132を挟み込むように型枠セパレータ用折曲工具10がセットされる。このとき、第1挟持面22Aは支持部120の上面120Aと接触し、第2挟持面22Bは第2係止片132の端面132Aと接触し、第3挟持面22Cは第2係止片132の外面132Bと接触する。
変更部40が第1モードに設定されている場合、ユーザは把持部30が挟持部20に対して第2方向RBに回転するように力を加える。第1モードにおいては、把持部30の第2方向RBへの回転が変更部40によって規制されているため、型枠セパレータ100の支持部120は切込溝140を支点として、第2係止片132が下段型枠220から離間する方向に折り曲げられる。
型枠セパレータ100が図4に示される状態から図5に示されるように折り曲げられた場合、型枠セパレータ用折曲工具10の一部が基礎または周囲の物体に接近し、型枠セパレータ用折曲工具10を回転させることが困難な状態になる場合がある。典型的な例では、型枠セパレータ用折曲工具10の把持部30が基礎に接近する。この場合、図6に示されるように、ユーザは把持部30を第1方向RAに回転させるように把持部30に力を加える。変更部40が第1モードに設定されている場合、把持部30の第1方向RAへの段階的な回転が許容されているため、把持部30が第1方向RAに回転する。把持部30が図5に示される状態から図6に示される状態まで第1方向RAに所定角度回転した場合、ユーザは把持部30が第2方向RBに回転するように力を加える。以上のような型枠セパレータ100の折り曲げ作業が繰り返されることによって、型枠セパレータ100の第2係止片132が下段型枠220から離間するため、下段型枠220を脱枠できる。なお、好ましい例では、型枠セパレータ100は切込溝140において支持部120が本体110から切り離されるまで繰り返し折り曲げられる。
型枠セパレータ用折曲工具10によれば、次のような作用および効果が得られる。
作業スペースに応じて把持部30の姿勢を変更することができる。このため、作業スペースが狭い場合であっても型枠セパレータ100を容易に折り曲げることができる。
(第2実施形態)
図8および図9を参照して、第2実施形態の型枠セパレータ用折曲工具310の構成について説明する。第2実施形態の型枠セパレータ用折曲工具310を構成する主な要素は把持部320、および、把持部320に連結される機能部330である。
把持部320はユーザに把持される部分である。把持部320の形状は任意に選択可能である。図8等に示される例では、把持部320は棒状である。把持部320を構成する材料は任意に選択可能である。好ましい例では、把持部320は型枠セパレータ100(図2参照)を折り曲げるときに力が加えられた場合に変形しないように剛性の高い材料により構成される。その一例は、鉄である。把持部320の長さLFは任意に選択可能である。長さLFの最大値の一例は1000mmである。長さLFの最小値の一例は150mmである。長さLFの好ましい一例は800mmである。
機能部330は把持部320の一方の端部321に取り付けられる。機能部330を構成する材料は任意に選択可能である。好ましい例では、機能部330は型枠セパレータ100を折り曲げるときに変形しないように剛性の高い材料により構成される。その一例は、鉄である。機能部330には型枠セパレータ100を挟むための複数の挟持部340が設けられる。機能部330に設けられる挟持部340の数は任意に選択可能である。図8等に示される第1例では、機能部330には、2つの挟持部340が設けられる。第2例では、機能部330には、3つ以上の挟持部340が設けられる。
2つの挟持部340のうちの一方の挟持部340は型枠セパレータ用折曲工具310の正面視において、把持部320の中心軸XOに対して一方側に設けられる。2つの挟持部340のうちの他方の挟持部340は、型枠セパレータ用折曲工具310の正面視において、把持部320の中心軸XOに対して他方側に設けられる。2つの挟持部340は型枠セパレータ100を挟み込むことができる形状である。一例では、2つの挟持部340は型枠セパレータ100の係止片130を挟み込むことができる形状である。なお、2つの挟持部340の形状は実質的に同一であるため、以下では、一方の挟持部340について説明し、他方の挟持部340の説明を省略する。
一方の挟持部340は第1挟持面340A、第2挟持面340B、および、第3挟持面340Cを備える。第1挟持面340Aは型枠セパレータ100の支持部120の上面120A(図2参照)と接触する面である。第1挟持面340Aの長手方向の長さLGは任意に選択可能である。長さLGの最大値の一例は40mmである。長さLGの最小値の一例は10mmである。長さLGの好ましい一例は25mmである。
第2挟持面340Bは第1挟持面340Aと対向する位置に設けられる。第2挟持面340Bは第1挟持面340Aと平行に延びる。第2挟持面340Bは第2係止片132の端面132Aと接触する面である。第2挟持面340Bの長手方向の長さLHは任意に選択可能である。長さLHの最大値の一例は20mmである。長さLHの最小値の一例は3mmである。長さLHの好ましい一例は5mmである。長さLHと長さLGとの関係は任意に選択可能である。図9等に示される第1例では、長さLHは長さLGよりも短い。好ましい例では、長さLHは長さLGの半分以下である。第2例では、長さLHは長さLGよりも長い、または、長さLGと等しい。
第3挟持面340Cは第2係止片132の外面132B(図2参照)と接触する面である。第3挟持面340Cは第1挟持面340Aおよび第2挟持面340Bと繋がる。第3挟持面340Cの長さLIは任意に選択可能である。長さLIの最大値の一例は30mmである。長さLIの最小値の一例は20mmである。長さLIの好ましい一例は25mmである。より好ましい例では、長さLIは第2係止片132の長さLX(図2参照)と実質的に等しい。
図9に示されるように、型枠セパレータ用折曲工具310の正面視において、一方の挟持部340の第3挟持面340Cと中心軸XOとのなす角度(以下「角度θA」)と、他方の挟持部340の第3挟持面340Cと中心軸XOとのなす角度(以下「角度θB」)とは異なる。角度θAは一方の挟持部340の第3挟持面340Cに沿う線XAと中心軸XOとのなす角度である。角度θBは他方の挟持部340の第3挟持面340Cに沿う線XBと中心軸XOとのなす角度である。角度θBは角度θAよりも大きい。
図10~図17を参照して、型枠セパレータ用折曲工具310の使用方法の一例について説明する。なお、図10~図17においては、一対の型枠200のうちの上段型枠210の図示を省略している。
図10および図11に示されるように、型枠セパレータ100の折り曲げ作業は、例えば、隣り合う基礎400の間に型枠セパレータ用折曲工具310が挿入されることにより実施される。隣り合う基礎400の間隔HAは例えば、25cmである。なお、図10~図17においては、隣り合う基礎400のうちの一方の基礎400については、脱枠が完了した状態を示している。
型枠セパレータ100の折り曲げ作業においては、一方の挟持部340が第2係止片132を挟み込むように型枠セパレータ用折曲工具310がセットされる。このとき、第1挟持面340Aは支持部120の上面120Aと接触し、第2挟持面340Bは第2係止片132の端面132Aと接触し、第3挟持面340Cは第2係止片132の外面132Bと接触する。
ユーザは把持部320を他方の基礎400に接近する方向に回転させる。型枠セパレータ100の支持部120は切込溝140を支点として、第2係止片132が下段型枠220から離間する方向に折り曲げられる。
型枠セパレータ100が図10および図11に示される状態から図12および図13に示されるように折り曲げられた場合、型枠セパレータ用折曲工具310の把持部320が他方の基礎400に接近し、型枠セパレータ用折曲工具310の回転が制限される。この場合、図14および図15に示されるように、ユーザは把持部320を中心軸XA回りに回転させ、他方の挟持部340が第2係止片132を挟み込むように型枠セパレータ用折曲工具310をセットする。図16および図17に示されるように、ユーザは把持部320を他方の基礎400に接近する方向に再び回転させる。型枠セパレータ100の支持部120は切込溝140を支点として、第2係止片132が下段型枠220からさらに離間する方向に折り曲げられる。型枠セパレータ100の第2係止片132が下段型枠220から離間するため、下段型枠220を基礎から取り外すことができる。なお、好ましい例では、型枠セパレータ100は切込溝140において支持部120が本体110から切り離されるまで折り曲げられる。
型枠セパレータ用折曲工具310によれば、次のような作用および効果が得られる。
複数の挟持部340のうちから作業スペースに応じた挟持部340を選択できる。このため、作業スペースが狭い場合であっても型枠セパレータ100を容易に折り曲げることができる。
(変形例)
なお、上記実施形態は本発明に関する型枠セパレータ用折曲工具が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する型枠セパレータ用折曲工具は上記実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
・把持部30の構成は任意に変更可能である。第1実施形態の変形例では、把持部30は長さが変更可能に構成される。第1変形例では、把持部30は長さを延長するための部材である延長部材と連結可能に構成される。延長部材は把持部30の他方の端部32と連結される。第2変形例では、把持部30は伸縮可能に構成される。第2変形例においては、把持部30の長さLDを段階的に変更可能であることが好ましい。
10 :型枠セパレータ用折曲工具
20 :挟持部
22A :第1挟持面
22B :第2挟持面
30 :把持部
40 :変更部
41 :ラチェット機構
51 :連結軸
100 :型枠セパレータ
320 :把持部
340 :挟持部
340A:第1挟持面
340B:第2挟持面
340C:第3挟持面(挟持面)

Claims (4)

  1. 型枠セパレータを挟む挟持部と、
    前記挟持部に連結される把持部と、
    前記挟持部に対する前記把持部の姿勢を変更する変更部とを備え、
    前記挟持部は第1挟持面、および、前記第1挟持面と対向する第2挟持面を含み、
    前記第1挟持面は前記型枠セパレータのうちの型枠を支持する支持部の上面と接触するように設けられ、
    前記第2挟持面は前記型枠セパレータのうちの前記支持部から突出する係止片の端面と接触するように設けられる
    型枠セパレータ用折曲工具。
  2. 前記把持部は前記挟持部に対して回転可能に設けられ、
    前記変更部は前記挟持部に対して前記把持部が回転できる方向を規定するラチェット機構を含む
    請求項1に記載の型枠セパレータ用折曲工具。
  3. 前記変更部は前記把持部に設けられ、
    前記把持部と前記挟持部とを連結する連結軸をさらに備え、
    前記把持部および前記挟持部は前記連結軸の軸線方向に沿って設けられる
    請求項2に記載の型枠セパレータ用折曲工具。
  4. 前記挟持部は前記連結軸から取り外し可能に設けられる、
    請求項3に記載の型枠セパレータ用折曲工具。
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