JP6533655B2 - 配筋方法 - Google Patents
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Description
配られた前記鉄筋を前記型枠の上方で所定状態に組み立てると共に、前記チューブを萎ませる第2ステップと、
萎ませた前記チューブを組み立てた前記鉄筋と前記型枠の間の隙間を通して回収する第3ステップを備え、
前記型枠が、コンクリートスラブを構築するための金属製のスラブ型枠から構成されており、
前記第1ステップにおいて、前記スラブ型枠の周囲の梁形成領域に設けられた鉄筋で囲われた穴部に前記チューブを挿通させる形態で、膨らませた複数の前記チューブを前記スラブ型枠の上面における鉄筋の配置領域の全体に亘って所定ピッチで配置する点にある。
本発明の第2特徴構成は、前記梁形成領域には、当該梁形成領域の幅方向に沿った環状の鉄筋である複数のスターラップと、当該複数のスターラップの上端部の内側に固定されて前記梁形成領域の長手方向に沿った直線状の鉄筋である上端筋とが設けられ、
前記梁形成領域の上方には、前記上端筋と当該上端筋の軸心に沿って並ぶ状態で配筋されたスターラップとで囲まれる穴部が、梁形成領域の長手方向に沿って複数等間隔で配置され、
前記第1ステップにおいて、膨らませた複数の前記チューブを、前記梁形成領域において前記上端筋と前記スターラップとで囲まれる穴部に挿通させる点にある。
尚、図1〜図4は、本実施形態の配筋方法において配筋対象となるスラブ型枠2上の状態変化を時系列で示したものである。
尚、スラブ型枠2は、コンクリートスラブを構築するための型枠であり、詳しくは、梁形成領域1同士の間に亘らせた状態で設置された金属製のデッキプレートで構成されている。そして、本実施形態の配筋方法により、このスラブ型枠2の上方で配筋が施され、その上でコンクリートが打設されることで、コンクリートスラブが構築される。
第1ステップでは、チューブ配置作業とそれに続く鉄筋載置作業とを行う。それらの作業内容について以下に説明する。
チューブ配置作業では、図1に示すように、スラブ型枠2の上面に、膨らませたチューブ5を配置する。即ち、スラブ型枠2の上面に萎ませたチューブ5を配置し、更に、それにコンプレッサ6を接続して圧縮空気を供給することで、スラブ型枠2の上面に配置したチューブ5を膨らませる。以下、このように膨らませたチューブ5を膨張チューブ5aと呼ぶ場合がある。
また、それら複数のスターラップ11の上端部の内側には、当該梁形成領域1の長手方向に沿った直線状の上端筋12が固定されている。
即ち、梁形成領域1の上方には、上端筋12と当該上端筋12の軸心に沿って並ぶ状態で配筋されたスターラップ11とで囲まれる穴部13が、梁形成領域1の長手方向に沿って複数等間隔で配置されることになる。
更に、梁形成領域1の長手方向に沿って配置された複数の穴部13において所定数(本実施形態では4つ)毎に各膨張チューブ5aを配置するだけで、複数の膨張チューブ5aを容易に等間隔で並設させることができる。
また、複数の膨張チューブ5aの配置ピッチは、鉄筋21の長さよりも短いピッチ、好ましくは、膨張チューブ5aの上面に載置される鉄筋21が同膨張チューブ5aの下面にあるスラブ型枠2に接触することを確実に防止するために、隣接する膨張チューブ5a間に亘る鉄筋21の撓み量が膨張チューブ5aの高さ(直径)よりも小さくなるピッチに設定することができる。
上記のようなチューブ配置作業に続く鉄筋載置作業では、図2に示すように、膨張チューブ5aの上面に載置する状態でスラブ型枠2の上方に第1鉄筋21を配る。
具体的に、作業員Mは、スラブ型枠2の上面に配置された膨張チューブ5aの軸心に対して第1鉄筋21の軸心を交差(好ましくは略直交)させた状態で、当該第1鉄筋21を持ち、それを複数の膨張チューブ5aに亘らせた状態で当該膨張チューブ5aの上面に載置する。そして、これを繰り返し、膨張チューブ5aの上面には、複数の第1鉄筋21が並列状に載置される。
更に、スラブ型枠2の上面には、配られる第1鉄筋21の軸心に対して略直交する方向に沿って膨張チューブ5aが比較的広範囲で延設されているので、膨張チューブ5aを正確に狙って落下させなくても、第1鉄筋21を確実に膨張チューブ5aの上面に載置することができ、作業性が一層向上されることになる。
次に、上記のような第1ステップに続く第2ステップは、鉄筋組立作業とそれに続くチューブ回収作業とを行う。それらの作業内容について以下に説明する。
鉄筋組立作業では、図3に示すように、配られた鉄筋21,22をスラブ型枠2の上方で所定状態に組み立てる。要するに、図2に示すように、膨張チューブ5aの上面に並設された複数の第1鉄筋21の上面に、図3に示すように、複数の第2鉄筋22を、その第1鉄筋21に対して軸心を直交させた状態で並列状に配ることで、鉄筋21,22を格子状に配置する。そして、これら第1鉄筋21と第2鉄筋22とが適所で結束することで、鉄筋21,22を格子状に組み立てる。
このとき、膨張チューブ5aの直径は、スペーサ8の高さ即ちかぶり厚と略同等に設定されている。
上記のような鉄筋組立作業に続くチューブ回収作業では、図3に示すように、膨らんだチューブ5から空気を抜くことで、当該チューブ5を萎ませる。以下、このように萎ませたチューブ5を収縮チューブ5bと呼ぶ場合がある。
次に、上記のような第2ステップに続く第3ステップは、チューブ回収作業を行う。その作業内容について以下に説明する。
チューブ回収作業では、収縮チューブ5bを組み立てられた鉄筋21,22とスラブ型枠2の間のかぶり厚に相当する隙間を通して回収する。
即ち、図3に示すように、膨らんだチューブ5を萎ませると、収縮チューブ5bは、組み立てられた鉄筋21,22とスラブ型枠2の間の隙間において、スラブ型枠2側の鉄筋21,22等と接触しなくなるので、図4に示すように、その収縮チューブ5bを例えば梁形成領域1側から簡単に引き抜いて回収することができる。
そして、収縮チューブ5bを回収したスラブ型枠2の上方では、図4に示すように、組み立てられた鉄筋21,22がスペーサ8の上面に載置された状態で配置されており、この鉄筋21,22の配置領域にコンクリートが打設されて、コンクリートスラブが構築される。
(1)上記実施形態では、チューブ5に圧縮空気を供給して膨張させたが、空気以外の気体や水などの液体を供給してチューブ5を膨張させても構わない。
5 チューブ
21,22 鉄筋
Claims (2)
- 型枠の上面に膨らませたチューブを配置し、このチューブの上面に載置する状態で型枠の上方に鉄筋を配る第1ステップと、
配られた前記鉄筋を前記型枠の上方で所定状態に組み立てると共に、前記チューブを萎ませる第2ステップと、
萎ませた前記チューブを組み立てた前記鉄筋と前記型枠の間の隙間を通して回収する第3ステップを備え、
前記型枠が、コンクリートスラブを構築するための金属製のスラブ型枠から構成されており、
前記第1ステップにおいて、前記スラブ型枠の周囲の梁形成領域に設けられた鉄筋で囲われた穴部に前記チューブを挿通させる形態で、膨らませた複数の前記チューブを前記スラブ型枠の上面における鉄筋の配置領域の全体に亘って所定ピッチで配置する配筋方法。 - 前記梁形成領域には、当該梁形成領域の幅方向に沿った環状の鉄筋である複数のスターラップと、当該複数のスターラップの上端部の内側に固定されて前記梁形成領域の長手方向に沿った直線状の鉄筋である上端筋とが設けられ、
前記梁形成領域の上方には、前記上端筋と当該上端筋の軸心に沿って並ぶ状態で配筋されたスターラップとで囲まれる穴部が、梁形成領域の長手方向に沿って複数等間隔で配置され、
前記第1ステップにおいて、膨らませた複数の前記チューブを、前記梁形成領域において前記上端筋と前記スターラップとで囲まれる穴部に挿通させる請求項1に記載の配筋方法。
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JP2014205640A JP6533655B2 (ja) | 2014-10-06 | 2014-10-06 | 配筋方法 |
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JP2014205640A JP6533655B2 (ja) | 2014-10-06 | 2014-10-06 | 配筋方法 |
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JP6533655B2 true JP6533655B2 (ja) | 2019-06-19 |
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Family Applications (1)
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JP2014205640A Active JP6533655B2 (ja) | 2014-10-06 | 2014-10-06 | 配筋方法 |
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2014
- 2014-10-06 JP JP2014205640A patent/JP6533655B2/ja active Active
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