JP7087519B2 - 熱電素子、熱電変換モジュールおよび熱電素子の製造方法 - Google Patents

熱電素子、熱電変換モジュールおよび熱電素子の製造方法 Download PDF

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本発明は、熱を電気に変換する熱電素子等に関するものである。
例えば、自動車の排気管等の高温部の熱を有効に利用するため、熱を電気に変換する熱電変換モジュールの検討が進められている。熱電変換モジュールは、多数の熱電素子からなる。熱電素子は、高温側と低温側との温度差に応じた起電力を発生し、n形およびp型の熱電素子を直列に接続し、一方の面を高温側として、他方の側を低温側として配置することで、熱を電気に変換することができる。
近年、電気的な特性(性能指数ZT)の高い熱電材料として、スクッテルダイト構造を有し、Sbを含む、Sb系熱電材料が注目されている。このスクッテルダイト系の熱電素子を用いれば、例えば、高温部が300℃~500℃程度となる場合において、効率よく熱を電気に変換することができる。
このような熱電素子は、熱電変換モジュールとして使用される際に、高温側と低温側とにそれぞれ電極が接合される。しかし、特に高温側においては、電極と熱電素子との間で固相拡散が進行し、熱電素子の一部が劣化するおそれがある。また、特に高温側では、熱サイクルが生じるため、接合部における拡散層にクラック等が生じる恐れがある。このような状態は、電気抵抗の増大などを引き起こし、電気的な性能の低下の要因となる。
これに対し、Sb系スクッテルダイト熱電素子と電極材料との拡散を抑制するため、Ti粉末またはTi粉末とAl粉末の混合粉末を熱電素子合金粉末の端部に充填し同時焼結する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2011-249442号公報
しかし、発明者らの鋭意研究の結果、TiとAlの混合粉末を用いると、熱電材料と拡散防止層との界面等において焼結過程に於いて主にAlとSbからなる周囲に比べて脆いAl濃化部が形成され、当該部位がクラックの起点となり、却って電気的な特性を低下させる要因となり得ることを知見した。一方、Al粉末を用いずに、Ti粉末のみで拡散防止層を形成すると、TiとAlとを混合した場合と比較して、使用過程において高温側にTiとSbとの拡散層厚みが増加し、電気抵抗が増大し、電気的な性能が低下することが分かった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、クラックの発生等が無い、信頼性の高い熱電素子等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、Sbを含む合金からなる熱電材料と、前記熱電材料に積層され、TiおよびAlを含む合金からなる拡散防止層と、を含む焼結体からなり、前記拡散防止層を構成するTi系の焼結体がTi-Al合金化しており、焼結体の各部におけるAl濃度が50at%以下であり、
前記拡散防止層の内部に、前記熱電材料を構成する材料が混合され、Ti-Al合金化焼結体の隙間に、さらにSbを含むスクッテルダイト構造の合金が充填されていることを特徴とする熱電素子である。
前記拡散防止層の全体におけるAl含有率は8mass%以上36mass%以下であり、Ti-Al合金化焼結体のネック部のAl濃度が、Ti-Al合金化焼結体の内部側のAl濃度よりも高いことが望ましい。
前記拡散防止層の全体におけるAl含有率は15mass%以上25mass%以下であり、TiAlの合金相を有してもよい。
前記拡散防止層と前記熱電材料との界面に形成される接合層におけるAl濃度が、10at%以下であることが望ましい。
第1の発明によれば、少なくとも熱電材料と拡散防止層との界面近傍において、Al濃化部が形成されておらず、AlがTiと合金化しているため、Al濃化部を起点とするクラック等の発生を抑制することができる。
また、Al含有率が8mass%以上36mass%以下の範囲において、より確実に上記効果を得ることができ、この際、Ti-Al合金化焼結体のネック部のAl濃度は、Ti-Al合金化焼結体の内部側のAl濃度よりも高くなる。すなわち、Ti粉末の外周部近傍においてAlが拡散し、Ti-Al合金を形成することで、Alの濃化部が形成されることを抑制することができる。特に、Al含有率が15mass%以上25mass%以下の範囲であれば、合金粉末においてTiAl合金が主に生成され、より確実に上記効果を得ることができる。
また、Alが起因となるクラックをより確実に防止するためには、拡散防止層と熱電材料との界面に形成される接合層におけるAl濃度を、10at%以下とすることが望ましい。
また、Ti-Al合金焼結体のネック部の隙間を、Ti-Al合金よりも融点の低いSbを含む熱電材料で埋めることで、より緻密な構造とし、電気伝導性や素子と電極間の熱伝達、素子と拡散防止層間の接合強度等を改善することができる。
第2の発明は、第1の発明にかかる熱電素子を用い、p型の前記熱電素子と、n型の前記熱電素子とが、電極を介して直列に接続され、p型の前記熱電素子とn型の前記熱電素子とが交互に複数個接続されることを特徴とする熱電変換モジュールである。
第2の発明によれば、熱電素子にクラックが無く、信頼性の高い熱電変換モジュールを得ることができる。
第3の発明は、Ti粉末及びAl粉末を仮焼し、Ti-Al合金化粉末を得る工程と、Sbを含む合金からなる熱電材料の粉末と、前記合金化粉末とを型に充填する工程と、前記熱電材料の粉末と、前記合金化粉末とを加圧焼結する工程と、具備することを特徴とする熱電素子の製造方法である。
前記合金化粉末と、前記熱電材料の粉末とを混合して拡散防止層を形成してもよい。
第3の発明によれば、拡散防止層と熱電材料との界面に、Al濃化部が形成されることを抑制することができる。
また、拡散防止層を形成するTi-Al合金化粉末に熱電材料の粉末を混合させることで、拡散防止層内に、熱電材料を分散させることができる。このため、Ti-Al合金の隙間を、より融点の低いSb系熱電材料で容易に埋めることができ、隙間の少ない緻密な構造を得ることができる。
本発明によれば、信頼性の高い熱電素子等を提供することができる。
熱電変換モジュール1を示す模式図。 熱電変換モジュール1の部分拡大図。 (a)、(b)は、拡散防止層と熱電材料の界面近傍の概念図。 合金粉末の粉末X線回折結果を示す図。 熱電素子の製造工程を示す図。 Ti-8mass%AlのTi-Al合金化粉末のSEM写真およびEDX分析結果。 Ti-15mass%AlのTi-Al合金化粉末のSEM写真およびEDX分析結果。 Ti-25mass%AlのTi-Al合金化粉末のSEM写真およびEDX分析結果。 Ti-34mass%AlのTi-Al合金化粉末のSEM写真およびEDX分析結果。 実施例4のEDX分析結果を示す図。 実施例5のEDX分析結果を示す図。 実施例8のEDX分析結果を示す図。 比較例1のEDX分析結果を示す図。 比較例2のEDX分析結果を示す図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる熱電変換モジュール1の全体図である。なお、下面および上面に配置されるセラミックス等の絶縁部材は、図示を省略する。
熱電変換モジュール1は、熱電素子3a、3b、電極5a、5b等から構成される。例えば、熱電素子3aは、p型の熱電素子であり、熱電素子3bは、n型の熱電素子である。隣り合う熱電素子3a、3bの下部は、電極5bで接続される。また、隣り合う熱電素子3a、3bの上部は、電極5bと千鳥配置となるように、電極5aで接続される。すなわち、p型の熱電素子3aと、n型の熱電素子3bとが、電極5a、5bを介して直列に接続され、熱電素子3a、3bが交互に複数個接続される。
電極5aの上部に配置される図示を省略した絶縁体側が高温側となる。また、電極5bの下部に配置される図示を省略した絶縁体側が低温側となる。すなわち、各熱電素子3a、3bは、上下の温度差に応じた起電力を発生し、電気を得ることができる。
図2は、熱電変換モジュール1の部分拡大図である。前述したように、隣り合う熱電素子3a、3bの上部が電極5aで接続され、他の隣り合う熱電素子3a、3b(図示省略)の下部が電極5bで接続される。電極5a、電極5bとしては、例えばCuまたはCu合金が適用可能である。特に、高温側の電極5aは、熱電素子3a、3bとの熱膨張係数を合わせる目的で、例えば、Cu-Mo合金を用いることが望ましい。
熱電素子3a、3bは、熱電材料7、拡散防止層9、メタライズ層13を有する。なお、熱電素子3a、3bの積層構造は同様であるため、以下、熱電素子3aに基づいて説明し、熱電素子3bについては、説明を省略する。
熱電材料7は、前述したスクッテルダイト系の熱電材料7からなり、p型素子としては、例えばCeFeMn4-ySb12、n型素子としては、例えばYbCoSb12で表される。すなわち、熱電材料7は、p型、n型ともに、Sbを含む合金からなる。
低温側となる電極5b(図中下方)と熱電素子3aとの接合部においては、熱電材料7にメタライズ層13が形成される。メタライズ層13は、例えばNi層である。熱電素子3aのSbは、反応性が高く、300℃程度でも、接合時に電極5bのCu成分が拡散するおそれがある。このため、接合時におけるCuの拡散を防ぐために、電極5bとの接合部には、熱電材料7にメタライズ層13が形成される。
熱電素子3aと電極5bとの間には、接合部材11が配置される。接合部材11は、例えば、Cu粉末を溶媒に撹拌したCuペーストが用いられる。Cuペーストを電極5bと熱電素子3aとの間に塗布し、部材を組み込んだ状態で還元雰囲気において熱処理を行うことで、Cu焼結体となり、電極5bと熱電素子3aとが接合される。
なお、このCu粉末の粒子は粒径がナノレベルに小さく、さらに僅かに粒子表面が酸化しており、これが還元雰囲気で熱処理(350~400℃)することで、還元されて活性になり、拡散反応しやすくなる。このため、Cuの融点(1085℃)より低い温度でも焼結し、電極5bと熱電素子3aとを接合することができる。以上により、電極5bと熱電素子3aとを接合することができる。
一方、高温側となる電極5aと熱電素子3aとの接合部には、拡散防止層9がさらに形成される。すなわち、熱電素子3aの高温側の端部は、熱電材料7上に拡散防止層9が形成され、拡散防止層9の表面にメタライズ層13が形成される。
前述したように、熱電素子3aの高温側では、熱電素子の使用過程において高温で長時間さらされるため、メタライズ層13のみでは、電極5aのCu成分の拡散を十分に抑制することが困難である。このため、電極5aのCuと熱電材料7のSbとの拡散をより確実に抑制するため、熱電材料7には拡散防止層9が積層される。
拡散防止層9は、主にTi-Al合金化焼結体で構成される。前述したように、Ti-Al合金化焼結体で拡散防止層9を形成することで、Tiのみで拡散防止層を形成する場合と比較して、効率よくCuとSbとの拡散層の形成を抑制し、Cu拡散に伴う、材料の脆化や電気抵抗の増大等を抑制することができる。
拡散防止層9を構成するTi-Al合金化焼結体は、焼結前のTi-Al合金化粉末の粉末粒子同士がネック部を介して一体化している。図3(a)は、拡散防止層9と熱電材料7との界面近傍の状態を示す概念図である。ここで、本実施形態において、ネック部15とは、焼結前の粉末粒子同士が相互拡散で一体化している部位をいう。
Ti-Al合金化粉末に含まれる金属または金属間化合物は、出発原料のAl含有率によって異なる。例えば、Ti-Al相図によれば、Al含有率が45mass%以下であれば、主にTiAlが生成されるため、Alリッチな(Alが50at%を超える)金属間化合物(Al濃化部)である、TiAlやTiAlは生じにくい。特に、Al含有率が36mass%以下であれば、TiAlおよびTiが主として生じやすく、Al濃化部はさらに生じにくい。一方、Al含有率が8mass%未満であると、αTiが多くなり、Ti-Al合金化の効果が小さい。このため、Ti-Al相図からは、Al含有率は、8mass%以上45mass%以下が望ましく、さらに望ましくは、8mass%以上36mass%以下である。
なお、出発原料のTi粉末及びAl粉末の全体におけるAl含有率とは、Ti-Al合金化粉末全体におけるAl含有率であり、Ti-Al合金化焼結体の全体におけるAl含有率である。すなわち、拡散防止層9の出発原料のAl含有率は、拡散防止層9の全体のAl含有率と略一致する。また、拡散防止層9の全体におけるAl含有率は、例えば、拡散防止層9の全体に対するICP分析で測定することができる。なお、実際の合金相は、平衡状態ではないためTi-Al相図通りとはならない。Al含有率による実際の粉末X線回折の結果については詳細を後述する。
なお、例えば、Al含有率が8mass%以上36mass%以下となるTi粉末とAl粉末の混合粉末を加熱し、AlをTi粉末内に拡散させる過程(詳細は後述する)において、合金粉末の中央部(例えば図3(a)のA部)のAl濃度は、合金粉末の表面近傍のAl濃度に対して相対的に低い状態となる。すなわち、拡散防止層9のネック部15を除く部位において、ネック部15よりもAl濃度の低いTi-Al合金またはTiが存在する。ここで、Al濃度とは、各部における局所的なAlの濃度を指す。すなわち、断面において、例えば、SEM-EDXやEPMA、TEM-EDXなどでスポット分析した場合におけるAlの濃度である。本発明においては、Alが他の1つ以上の元素と化合物を形成し、Al濃度が50at%超えとなる部位を、Al濃化部とする。なお、Al濃化部は、各部の1点以上の局所的なAl濃度を測定することにより確認することができる。
本実施形態においては、Ti粉末とAl粉末とを完全に焼結せずに、Al濃化部が消失する程度まで拡散処理(以下、仮焼とする)を行う。このように、Ti粉末とAl粉末の素原料をTiが溶融しない温度で仮焼することで、主にTiAlを主とするTiとAlの合金層を形成した合金粉末を得ることができる。
これらの粉末を焼結することによって、拡散防止層9のネック部15は、Ti-Al合金化している。すなわち、少なくとも熱電材料7との界面近傍において、合金化していないAlが存在せず、AlはTiと合金化した状態で存在する。したがって、拡散防止層9と熱電材料7との界面には、Al濃化部が露出しない。なお、前述したように、Al濃化部は、Al濃度が50at%を超える相である。これは、例えばAlとSbの合金層であれば、組成分析において、Al濃度が15mass%を超える相である。
図3(b)は、従来の拡散防止層と熱電材料7との界面近傍の状態を示す概念図である。従来のTiとAlを用いた拡散防止層では、部分的にAl濃化部19が生じる。Al濃化部19は、局所的に、Alの濃度が周囲(Tiと合金化している部位)よりも高く、主にAlを主成分とした層である。また、一部のネック部15には、Alが多く存在せずに、主にTi粒子同士の固相拡散で生じたネック部15も含まれる。すなわち、本実施形態では、拡散防止層9と熱電材料7との界面に、Al濃化部が露出せず、ネック部15は、Ti-Al合金化している点で従来とは異なる。
なお、本実施形態において、拡散防止層9の全体におけるAl含有率(全体を平均化したAl含有率)は8mass%以上36mass%以下であることが望ましい。Al含有率が8mass%未満では、Ti-Al合金とする効果が小さく、Tiのみの場合と同様に、長時間の使用に伴い、拡散層が増大する。一方、Al含有率が36mass%を超えると、前述したように、合金粉末にTiAlTiAl等のAl濃度の高い金属間化合物が生成され、これが焼結時における拡散によりAl濃化部19が形成されるおそれがある。
なお、Ti-Al合金化焼結体のネック部15のAl濃度は、Ti-Al合金化焼結体の内部側のAl濃度よりも高い。これは、TiとAlとを合金化する際に、AlがTiの表面から拡散して合金化するため、表層近傍のAl濃度が高くなり、内部のAl濃度は低くなるためである。なお、本実施形態では、Ti-Al合金化焼結体の全体がTi-Al合金化していることが望ましいが、少なくともネック部15(すなわち焼結前の粉体の表層近傍)が合金化していれば、内部に未合金化のTiが残っていてもよい。熱電材料7と接する部位が合金化していれば、熱電材料7とは直接接しない内部にTi単層(Al濃度が極めて小さい部位)が存在したとしても、Ti-Al合金化を行った効果が得られるためである。
なお、拡散防止層9は焼結体であるため、必ずしもネック部15が明確ではない場合もある。すなわち、ネック部15の周囲には、必ずしも隙間等が形成されない場合もある。この場合でも、例えばEDX等で成分分布を見ることで、Ti濃度の相対的に高いコア(焼結前の粉体のコア)と、その周囲の合金化相とが確認できれば、当該合金化部のAl濃度の高い部位がネック部15であると推定される。
なお、このように拡散防止層9を形成したとしても、熱電材料7と拡散防止層9との界面近傍には、わずかな接合層17(例えば、p型であれば、Fe-Sb系拡散層、n型であればTi-Sb系またはCo-Sb系拡散層)が形成される場合がある。本実施形態では、この接合層17におけるAl濃度は、10at%以下であることが望ましい。接合層17におけるAl濃度が10at%を超えると、接合層17が脆くなるおそれがあるためである。ここで、拡散防止層9や接合層17などに用いられている層について以下のように定義する。層は、熱電素子全体をマクロ的な視点で概念的に積層している層を示し、ミクロ的な視点で正確に積層されていない場合でも、それぞれの機能を有するか否かで定義づけられるものとする。例えば、各層の界面は、必ずしも平坦でなくてもよく、部分的に混ざり合ったり、各層を構成する合金等の一部が他層の内部に入り込んでいてもよい。
本発明では、拡散防止層9の内部に、さらにSbを含むスクッテルダイト構造の合金を充填している。例えば、熱電材料7を構成する材料を混合してもよい。前述したように、Ti-Al合金化焼結体のネック部15の近傍には隙間が形成される場合がある。このような隙間は、熱電素子3aの機械的性質を低下させ、また、電気抵抗の増大の要因ともなる。一方、Sbを含むスクッテルダイト構造の合金は、Ti-Al合金よりも融点が低い。このため、例えば、熱電材料7を構成する材料を拡散防止層9に混入することで、加圧焼結時に、熱電材料7を構成する材料が変形して、当該隙間を埋めることができる。このため、隙間が生じた場合と比較して、機械的性質と電気抵抗、電極と素子間の熱伝達を改善することができる。
このような効果を得るためには、Ti-Al合金化粉末に対して、3mass%以上50mass%以下のSbを含むスクッテルダイト構造の合金の粉体を混合することが望ましく、より望ましくは、3mass%以上20mass%以下である。Sbを含むスクッテルダイト構造の合金の粉体の混合量が3mass%未満では、上述した効果が小さく、また、Sbを含むスクッテルダイト構造の合金の粉体の混合量が多すぎると、電極との拡散防止効果が小さくなるためである。
次に、本実施の形態にかかる熱電素子の製造方法について説明する。図5は、熱電素子3aの製造工程を示すフローチャートである。なお、前述した通り、熱電素子3bについては、熱電材料7の材質以外は同一であるため、説明を省略する。
まず、Ti粉末とAl粉末を混合して、真空中または不活性ガス中で加熱した後に、適宜、解砕などして、粉末の性状を整えることで、Ti-Al合金化粉末を得る。用いるTi粉末は、例えば45μm以下程度であり、Al粉末としては、例えば30μm以下程度のものを適用可能である。Al粉末を8mass%以上36mass%以下混合して、例えば、100℃/hの昇温速度で800~1020℃まで加熱して、約2時間保持することで、Ti粉末粒子へのAlの固相拡散が進み、Ti-Al合金を得ることができる。得られたTi-Al合金を解砕して、Ti-Al合金化粉末を得る(S100)。
次に、Sbを含む熱電材料粉末(熱電材料7を構成する材料の粉末)とTi-Al合金化粉末を型に充填する(S101)。例えば、熱電材料粉末を所定量、型に充填し、その上に所定量のTi-Al合金化粉末を充填する。なお、前述したように、拡散防止層9にSbを含むスクッテルダイト構造の合金を混合する場合には、あらかじめTi-Al合金化粉末に所定量のSbを含むスクッテルダイト構造の合金粉末を混合して、熱電材料粉末上にSbを含むスクッテルダイト型結晶構造の材料粉末を混合したTi-Al合金化粉末を充填する。ここで、Sbを含むスクッテルダイト型結晶構造の材料粉末は、Sbを含む熱電材料7を構成する材料の粉末であってもよく、p型やn型となっていない同じスクッテルダイト型結晶構造の粉末であってもよい。
次に、熱電材料粉末とTi-Al合金化粉末を加圧焼結する(S102)。焼結は、例えば、620~700℃に加熱し、不活性ガス中で25~70MPa程度の荷重を付与し、60~80分程度保持することで行うことができる。このようにすることで、Sbを含む合金からなる熱電材料と、Ti-Al合金で構成される拡散防止層9とが積層された焼結体を得ることができる。この際、熱電材料7との焼結時においては、Al成分は、より高温・長時間での焼結によってTiと合金化しているため、合金化していないAlが熱電材料と反応し、Al濃化部を形成することはない。
最後に、電極との接合面にメタライズ層13を形成する。メタライズ層13は、例えば、Niめっきにより形成される(S103)。以上により、熱電素子3aを得ることができる。
以上、本実施の形態によれば、熱電素子の焼結前に、あらかじめTi-Alの焼結体を形成し、これを粉砕してTi-Al合金化粉末を得て、これによって拡散防止層9を形成することで、熱電材料7と拡散防止層9との界面にAl濃化部19が形成されることを抑制することができる。特に、Ti-Alの焼結には、熱電材料の焼結条件よりも高温長時間の焼結が可能であるため、確実にTiとAlとを合金化させることができる。
また、Ti-Al合金化粉末に熱電材料粉末を混合して拡散防止層9を形成することで、焼結後に熱電素子に空隙等が生じることを抑制し、より緻密な構造を得ることができる。この際、Ti-Al合金化粉末を用いることで、焼結時においてAlが単独で存在せずSbを含むため熱電材料粉末を混合しても、拡散防止層内部にAl-Sb合金相は形成されにくい。
このようにして得られる熱電素子3a、3bを用いることで、電気的な性能が良好であり、信頼性も高い熱電変換モジュールを得ることができる。
(Ti-Al合金化粉末)
高純度化学社製の45μmのTi粉末と30μmのAl粉末を混合し、900℃×2h保持して仮焼し、Ti-Al合金化粉末を得た。図4は、Ti-Al合金化粉末について、Al含有率毎の粉末X線回折結果を示す図である。前述したように、本実発明では、出発原料のTi粉末及びAl粉末を仮焼してTi-Al合金化し、Ti-Al合金化粉末を焼結することで、拡散防止層9が形成される。
図4に示すように、拡散防止層9の出発原料を構成するTi系の粉末(Tiを主成分とする相)に含まれる金属または金属間化合物は、出発原料のAl含有率によって異なる。例えば、出発原料の合金粉末のAl含有率が8mass%の場合には、粉末X線回折の結果、TiとTiAlの複合相が主に存在した。また、出発原料の合金粉末の全体におけるAl含有率を増加させて、Al含有率を15mass%とした場合は、Ti相が見られず、主にTiAlが生成した。さらにAl含有率を増加すると、TiAlと、一部TiAl等の金属間化合物が生成し、Al含有率が45mass%以上では、TiAl、TiAlなどのAlリッチな(Alが50at%を超える)金属間化合物(Al濃化部)が生成した。
このように、前述したTi-Al相図からは、Ti-Al合金化粉末のAl含有率が45mass%の場合にはTiAlが主に生成されるが、実際の合金相を分析すると、Al含有率が45mass%では、AlリッチなTiAlが確認された。このため、Al含有率は、前述したように、よりAl濃化部の生じにくい8mass%以上36mass%以下であることが望ましい。また、Al含有率が25mass%以下であればTiAlが確認されることから、Al濃化部はより生じにくいと考えられる。また、Al含有率が15mass%以上であれば、Ti相が見られないため、より確実にTiを合金化させることができると考えられる。このため、特に望ましくは、Ti-Al合金化粉末のAl含有率は15mass%以上25mass%以下である。
図6~図9は、Al含有率によるTi-Al合金化粉末のSEM写真およびEDX分析結果を示し、上の2図はSEM写真、下の2図はEDX分析結果である。なお、図6は、Ti-8mass%AlのTi-Al合金化粉末であり、図7は、Ti-15mass%AlのTi-Al合金化粉末であり、図8は、Ti-25mass%AlのTi-Al合金化粉末であり、図9は、Ti-34mass%AlのTi-Al合金化粉末である。図より明らかなように、いずれのTi-Al合金化粉末においても、Alが50at%を超えるAl濃化部は確認されなかった。
(熱電素子)
熱電材料と拡散防止層のそれぞれを構成する粉末を型に充填して焼結し、その断面における各部の組成分析を行い、Al濃化部の有無を評価した。
(実施例1)
目開き45μm以下の篩通しされたTi粉末(高純度化学社製)と、目開き30μm以下の篩通しされたAl粉末(高純度化学社製)とを準備した。Al含有率は8mass%とし、両者を混合して、100℃/hで加熱し、真空中で900℃×2hの仮焼を行い、Ti-Al合金を得た。これを解砕して、粒度分布測定時のメディアン径(D50)が30~45μm程度のTi-Al合金化粉末を得た。
熱電材料としては、p型のCeMn0.075Fe3.815Sb12を用いた。型に熱電材料を充填し、その上にTi-Al合金化粉末を所定量充填し、加圧して焼結を行った。加圧条件は、67.8MPaとし、不活性ガス中で700℃×80分の焼結を行った。得られた焼結体の熱電材料と拡散防止層との界面近傍をSEMで観察し、Al濃化部の有無を評価した。
(実施例2)
熱電材料として、n型のYb0.29CoSb12を用い、不活性ガス中で700℃×60分の焼結を行った以外は、実施例1と同様とした。
(実施例3)
Ti-Al合金化粉末のAl含有率を11mass%とし、不活性ガス中で660℃×80分の焼結を行った以外は、実施例1と同様とした。
(実施例4)
熱電素子の焼結を、不活性ガス中で700℃×80分で行った以外は、実施例3と同様とした。
(実施例5)
熱電材料として、n型のYb0.29CoSb12を用い、不活性ガス中で700℃×60分の焼結を行った以外は、実施例3と同様とした。
(実施例6)
Ti-Al合金化粉末のAl含有率を34.5mass%とした以外は、実施例1と同様とした。
(実施例7)
熱電材料として、n型のYb0.29CoSb12を用い、不活性ガス中で700℃×60分の焼結を行った以外は、実施例6と同様とした。
(実施例8)
Ti-Al合金化粉末(Al含有率34.5mass%)に対し、熱電材料粉末を20mass%混合した以外は、実施例7と同様とした。
(実施例9)
熱電材料として、p型のCeMn0.075Fe3.815Sb12を用い、不活性ガス中で700℃×80分の焼結を行った以外は、実施例8と同様とした。
(実施例10)
Ti-Al合金化粉末に熱電材料粉末を50mass%混合した以外は、実施例9と同様とした。
(比較例1)
Ti-Al合金化粉末に代えて、Ti粉末とAl粉末の混合粉末(Al粉末の混合量は25mass%)を用いた以外は、実施例3と同様とした。
(比較例2)
Ti-Al合金化粉末に代えて、Ti粉末とAl粉末の混合粉末(Al粉末の混合量は11mass%)を用い不活性ガス中で630℃×80分で焼結した以外は、実施例3と同様とした。
上記の結果を表1に示す。また、図10~図12には、一例として、実施例4、5、8のSEM写真およびEDX分析結果を示す。また、図13、図14には、比較例1、2のSEM写真およびEDX分析結果を示す。これらの結果は各部に電子線を照射して得られた特性X線の強度に対応して明暗を表示しており、各元素ごとの存在が多い部は明るく、少ない部は暗く表示されている。但し、カラー画像をグレースケールに変換しているため、必ずしも元素の存在比を絶対的に表示しているわけではない。
Figure 0007087519000001
表1および図10~図12より、熱電素子の焼結時に、あらかじめTi-Al合金化した粉末を用いることで、拡散防止層粒子周囲のAl以外にAl濃化部が確認されず、これによるクラックも見られなかった。また、図10の図中Cの接合層におけるAl濃度は1.58at%であった。
また、図12に示すように、Ti-Al合金化粉末に熱電材料粉末を混合すると、TiまたはAlの元素間に、さらにSbが確認された。すなわち、Ti-Al合金化焼結体の隙間に、さらにSbを含むスクッテルダイト構造の合金が充填されていること分かる。
一方、図13、図14において、図中Aは、Ti-Al相であり、図中Bは、Al濃化部である。また、図13にはAl濃化部を起点としたクラック(図中D)が既に発生している。このように、Al粉末をそのまま用いて、拡散防止層9を形成すると、一部のAl粉末が合金化せずに熱電材料7との界面近傍に滲み出し、Al濃化部が形成された。このようなAl濃化部は、高Al濃度のAl-Sb合金相の要因ともなり、焼結時におけるクラック、熱電モジュール使用時に発生する熱応力等によってクラックの起点となる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しえることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………熱電変換モジュール
3a、3b………熱電素子
5a、5b………電極
7………熱電材料
9………拡散防止層
11………接合部材
13………メタライズ層
15………ネック部
17………接合層
19………Al濃化部

Claims (8)

  1. Sbを含む合金からなる熱電材料と、前記熱電材料に積層され、TiおよびAlを含む合金からなる拡散防止層と、を含む焼結体からなり、
    前記拡散防止層を構成する焼結体のネック部がTi-Al合金化しており、焼結体の各部におけるAl濃度が50at%以下であり、
    前記拡散防止層の内部に、前記熱電材料を構成する材料が混合され、Ti-Al合金化焼結体の隙間に、さらにSbを含むスクッテルダイト構造の合金が充填されていることを特徴とする熱電素子。
  2. 前記拡散防止層の全体におけるAl含有率は8mass%以上36mass%以下であり、Ti-Al合金化焼結体のネック部のAl濃度が、Ti-Al合金化焼結体の内部側のAl濃度よりも高いことを特徴とする請求項1記載の熱電素子。
  3. 前記拡散防止層の全体におけるAl含有率は15mass%以上25mass%以下であり、TiAlの合金相を有することを特徴とする請求項1記載の熱電素子。
  4. 前記拡散防止層と前記熱電材料との界面に形成される接合層におけるAl濃度が、10at%以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱電素子。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の熱電素子を用い、
    p型の前記熱電素子と、n型の前記熱電素子とが、電極を介して直列に接続され、p型の前記熱電素子とn型の前記熱電素子とが交互に複数個接続されることを特徴とする熱電変換モジュール。
  6. Ti粉末及びAl粉末を仮焼し、Ti-Al合金化粉末を得る工程と、
    Sbを含む合金からなる熱電材料の粉末と、前記合金化粉末とを型に充填する工程と、
    前記熱電材料の粉末と、前記合金化粉末とを加圧焼結する工程と、
    を具備することを特徴とする熱電素子の製造方法。
  7. 前記Ti粉末及びAl粉末は、Ti粉末及びAl粉末の全体に対するAl含有率が8mass%以上36mass%以下であることを特徴とする請求項に記載の熱電素子の製造方法。
  8. 前記合金化粉末と、前記熱電材料の粉末と、を混合して拡散防止層を形成することを特徴とする請求項または請求項に記載の熱電素子の製造方法。
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