JP7086902B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関する。
発光層を含む半導体層と蛍光体層とを積層して構成した発光装置が提案されている。(特許文献1参照)
特開2013-232534号公報
特許文献1に記載された発光装置では、半導体層の側面等を覆う絶縁膜と光が射出される蛍光体層とが、発光層を含む半導体層を封止する。しかし、蛍光体層と絶縁膜との接合力が十分でなく、十分な封止性能を得られない恐れがある。
本発明の態様によると、発光装置は、透明基板と、前記透明基板の第1の側に配置され、第1波長の光を発する発光部と、前記発光部、前記透明基板の周縁部、および前記透明基板の前記第1の側とは反対側の第2の側の周辺部に接して配置されている封止部と、を備え、前記透明基板の前記周辺部の少なくとも一部に凹凸形状が形成されている。
本発明によれば、発光部を封止する封止部と透明基板との接合力が強化された、封止性能の高い発光装置を実現することができる。
図1は、実施形態の発光装置を示す断面図。図1(a)は、第1実施形態の発光装置1の断面図。図1(b)は、第2実施形態の発光装置1aの断面図。 図2(a)~図2(c)は、第1実施形態の発光装置の製造方法を説明するための図。 図3(a)~図3(d)は、図2に続く第1実施形態の発光装置の製造方法を説明するための図。 図4(a)~図4(d)は、図3に続く第1実施形態の発光装置の製造方法を説明するための図。 図5(a)~図5(d)は、図4に続く第1実施形態の発光装置の製造方法を説明するための断面図。
(発光装置の第1実施形態)
図1(a)は、第1実施形態の発光装置1の断面図を示す図である。以下、図1(a)および図1(b)に関する説明では、「上側」および「下側」とは、図1(a)の紙面内の上方向および下方向をそれぞれ指すものとする。また、「側面」とは、対象物体の紙面内の上下方向に直交する方向における端面を指すものとする。
発光装置1は、透明基板11と、透明基板11の下側に形成されている発光ダイオード(LED)等を含む第1の波長の光を発する発光部10を備えている。発光部10の構成の詳細については後述するが、発光部10は、GaN(窒化ガリウム)等の半導体を含むLEDであり、透明基板11に近い側から、n型半導体層、発光層、p型半導体層、および透明電極が順次積層されたものである。発光部10の下側、すなわち透明基板11とは反対側は、一例としてポリイミドから成る絶縁部材14により封止されている。透明基板11の周縁部、すなわち側面、および発光部10の側面に接して、第1封止部21が設けられている。従って、発光部10の周囲は、透明基板11、絶縁部材14、および第1封止部21により封止されている。
絶縁部材14の下側の面および側面も、第1封止部21により覆われている。第1封止部21および絶縁部材14の一部を貫通して、いずれも導体からなる柱状電極19、導電層17、およびシード層15が設けられている。シード層15は、発光部10のn型電極パッド3およびp型電極パッド8に接続している。柱状電極19の下端には、はんだボール24が設けられており、外部の電源からの電力は、はんだボール24、柱状電極19、導電層17、およびシード層15を介して、発光部10のn型電極パッド3およびp型電極パッド8に供給される。
透明基板11の上側、すなわち発光部10とは反対側には、波長変換部23が形成されている。波長変換部23は一例として蛍光材料を含み、発光部10が発する第1の波長の光の少なくとも一部を第2の波長の光に変換する。波長変換部23の周囲には、波長変換部23の側面に接して、第2封止部13が設けられている。第2封止部13は、さらに透明基板11の上側の面の周辺部12e、および第1封止部21とも接している。周辺部12eとは、透明基板11の上側の面のうち、第2封止部13と接している部分であり、透明基板11の上側の面の周辺に連続的に設けられている。
以下では、第1封止部21、第2封止部13、および絶縁部材14を併せて、またはそれぞれ、封止部22とも呼ぶ。
第2封止部13と接する透明基板11の上側の面の周辺部12eには、図中にジグザグ線で示した凹凸形状が設けられている。この凹凸形状は、透明基板11の表面に、一例として、展開面積比(Sdr)が1.1以上程度の凹凸が形成されたものである。ここで展開面積比とは、凹凸形状を有する面の実際の表面積を上面視した場合の面積で除算した結果から1を引いた値である。
この凹凸形状により、透明基板11と第2封止部13との接合力が強化される。従って、第1実施形態の発光装置1は、発光部10を封止する封止部22と透明基板11との接合力が強化された、封止性能の高い発光装置となっている。
凹凸形状は、透明基板11の周辺部12eの全ての部分に形成されていても良く、または、封止部22との間に十分な接合力が確保できる程度に周辺部12eの中に部分的に形成されていても良い。
(発光装置の第2実施形態)
図1(b)は、第2実施形態の発光装置1aの断面図を示す図である。第2実施形態の発光装置1aの構成は、上述の第1実施形態の発光装置1の構成と殆ど共通している。従って、以下では、同一の構成には同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
第2実施形態の発光装置1aにおいては、透明基板11の上側の面の凹凸形状が、透明基板11の周辺部12eのみでなく、中央部12cにも形成されている点が、上述の第1実施形態の発光装置1とは異なっている。
従って、第2実施形態の発光装置1aにおいては、発光部10を封止する封止部22と透明基板11との接合力を強化できるのみでなく、透明基板11と波長変換部23との接合力も強化することができる。
(各実施形態の発光装置の製造方法)
以下、図2から図4を参照して、上述した各実施形態の発光装置1、1aの製造方法について説明する。ただし、第2実施形態の発光装置1aの製造方法は、第1実施形態の発光装置1の製造方法とほとんど共通しているので、以下では、主に第1実施形態の発光装置1の製造方法について説明を行う。
なお、以下の製造方法の説明において説明する各変形例も、上述した各実施形態の変形例に含まれる。
(工程1)
同一面内に複数の発光部10が配置されている、被加工基板9を用意する。
図2(a)は、被加工基板9の断面図を示している。
なお、図2(a)、図2(b)、および図3(c)から図3(d)では、上述の図1とは上下方向が逆転して示されている。以下では、「上」および「下」の語は、参照する各図の紙面上下方向に従ったものである。
複数の発光部10は、サファイア基板等の透明基板11aの面上に配置されている。発光部10はGaN(窒化ガリウム)等の半導体を含むLEDであり、透明基板11aに近い側から、n型半導体層2、発光層4、p型半導体層5、および透明電極6が順次積層されている。n型半導体層2、発光層4、p型半導体層5、および透明電極6を覆って、保護膜7が形成されている。
発光部10には、n型半導体層2に電力を供給するためのn型電極パッド3、およびp型半導体層5に電力を供給するためのp型電極パッド8も形成されている。n型電極パッド3、およびp型電極パッド8の上面は保護膜7から露出している。
発光層4を含む発光部10の少なくとも一部は、有機材料で構成されていてもよい。
発光部10は、図2(a)および以降の各図の左右方向のみでなく、奥行き方向にも複数並んで形成されており、発光部10が形成された透明基板11aの面に垂直な方向から見れば、その面上には複数の発光部10が格子状に配列して形成されている。
また、図2(a)および以降の各図においては、左右方向に並ぶ3個の発光部10を示しているが、発光部10の数は左右方向および奥行き方向のいずれについても3個より多くて良く、例えば数百個以上であっても良い。
なお、図2(a)においては、各発光部10に含まれるn型半導体層2は、透明基板11aの面内方向に連続して形成されている。しかし、n型半導体層2は各発光部10毎に分離して形成されていても良い。
図2(a)に示した被加工基板9は、透明基板上に複数のLEDを形成するための公知の方法により製造することができる。
(工程2)
透明基板11aの、発光部10が形成された面とは反対側の面の全面に渡って、レジスト30を形成する。そして、所定のフォトマスクを用いてレジスト30を露光し、現像を行うことにより、透明基板11aの上側の面に格子状に配列して形成されている複数の発光部10の境界部分と対向する部分のレジストを除去する。
図2(b)は、上記の露光および現像後に、それぞれの発光部10の概ね中央部と対向する部分のみにレジスト30が形成されている状態を示す断面図である。
一方、図2(c)は、図2(b)に示した状態を透明基板11aの下方から見た下面図である。図2(c)には、透明基板11aのレジスト30とは反対側に形成されている発光部10も示している。図2(b)の断面図は、図2(c)のA-A線における断面を示している。
レジスト30は、透明基板11aの下面に2次元の格子状に配列されている。透明基板11aの下面であってレジスト30に覆われていない部分は、後に発光装置1の透明基板11の周辺部12eとなる部分であるため、ここでも周辺部12eと呼ぶ。
(工程3)
図2(b)および図2(c)に示した透明基板11aの下面に対して、サンドブラスト処理を行い、レジスト30に覆われていない周辺部12eの表面に凹凸形状を形成する。一方、透明基板11aの下面のうちのレジスト30に覆われている部分には、凹凸形状は形成されない。あるいは、周辺部12eに凹凸形状を形成するためのエッチング処理やプラズマ処理を行っても良い。
透明基板11aがサファイアである場合、エッチング処理としてはリン酸等を含む溶液による処理を行う。
なお、上述の説明では、レジスト30の除去を、露光現像により行うものとしたが、サンドブラスト処理によって複数の発光部10の境界部分と対向する部分のレジスト30を除去しても良い。この場合、レジスト30の除去と透明基板11aへの凹凸形状の形成を、一連のブラスト処理により行うことができるので、生産性を高めることができる。また、この場合には、レジスト30に代えて、樹脂等を使用しても良い。
凹凸形状は、その表面粗さが、一例として上述のとおり、展開面積比(Sdr)が1.1以上である。
(工程4)
上面視で透明基板11aと概ね同じ大きさの、シート状の樹脂ケースを用意する。樹脂ケースは、後にその一部が前述の第2封止部13となるものであり、一例として熱硬化性樹脂から成る。
樹脂ケースにプレス加工等を行い、透明基板11a上に形成されている周辺部12eと上面視で同一の形状を有する第2封止部13を形成する。
図3(a)は、形成された第2封止部13を示す上面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるB-B線における第2封止部13の断面図である。第2封止部13には、前述のプレス加工等により、図2(c)に示した透明基板11a上のレジスト30と上面視で略同一形状となる開口13hが、2次元格子状に形成されている。
(工程5)
図2(b)に示した透明基板11aからレジスト30を除去し、その後、図3(c)に示したとおり、第2封止部13を、透明基板11aの下面の周辺部12eに位置整合させて、あらかじめ透明接着剤などの不図示の接着材料が塗布された透明基板11aの下面に押し付け、接着する。透明基板11aの周辺部12eに形成されている凹凸形状により、強力な接合力が生じる。
(工程6)
透明基板11a上に、発光部10を覆って一例としてポリイミドから成る絶縁部材14を形成し、フォトリソグラフィ工程により、n型電極パッド3およびp型電極パッド8上の絶縁部材14に、開口部を形成する。そして、絶縁部材14上および上記の開口部に、無電解メッキまたはスパッタ等により銅等の導体を成膜することによりシード層15を形成する。
図3(d)は、シード層15が形成された状態を示している。
(工程7)
透明基板11a上に、シード層15を覆ってレジスト16を形成する。そして、所定のフォトマスクを用いてレジスト16を露光し、現像を行い、レジスト16上の所定位置に開口部を形成する。この開口部から露出したシード層15を電極として、この開口部に銅等の導体を電解メッキすることにより導電層17を形成する。
図4(a)は、導電層17が形成された状態を示している。
(工程8)
図4(a)に示した状態から、レジスト16を剥離し、シード層15および導電層17を覆って、新たにレジスト18を形成する。そして、所定のフォトマスクを用いてレジスト18を露光し、現像を行い、レジスト18上の所定位置に開口部を形成する。この開口部から露出した導電層17を電極として、この開口部に銅等の導体を電解メッキすることにより柱状電極19を形成する。
図4(b)は、柱状電極19が形成された状態を示している。
導電層17および柱状電極19はどちらも、透明基板11aの面内方向(図中の左右方向および奥行方向)に配線を行うための配線層とすることができる。配線層である導電層17および柱状電極19により、後述するはんだボール24を、n型電極パッド3およびp型電極パッド8の直下以外の位置に形成することができる。
(工程9)
図4(b)に示した状態から、レジスト18を剥離し、導電層17と重複する部分以外のシード層15を除去する。シード層15の除去は、導電層17をマスクとしてシード層15をエッチングすることにより行う。
図4(c)は、シード層15が除去された状態を示している。
(工程10)
図4(d)に示すように、複数の発光部10の境界に沿って、絶縁部材14、保護膜7、n型半導体層2、および透明基板11aをダイシングソーで切断し、第1空隙部20を形成する。この切断においては、第2封止部13を切断はしないが、第2封止部13の一部がダイシングソーにより部分的に切除されても良い。
第1空隙部20は、絶縁部材14、保護膜7、n型半導体層2、および透明基板11aが、ダイシングソーにより切除された部分に相当する。第1空隙部20は、発光部10の図4(d)中の左右の境界のみではなく、紙面の奥行き方向の境界にも形成する。透明基板11aがダイシングソーにより切断された個片を、透明基板11と呼ぶ。
複数の発光部10は、個々に切断された後も、透明基板11を介して第2封止部13により一体的に保持されている。
(工程11)
切断された複数の発光部10を、第1封止部21で封止する。
図5(a)は、複数の発光部10が第1封止部21により封止された状態を示している。この封止においては、第1封止部21を形成する封止材料を、複数の発光部10を覆って柱状電極19の上端面と同じ高さまで充填する。これにより、第1空隙部20の内部にも封止材料が充填され、すなわち、複数の発光部10、複数の透明基板11、および複数の絶縁部材14に接して、第1封止部21が形成される。
第1封止部21として、例えばエポキシ樹脂等の樹脂材料を使用する。また、第1封止部21として高反射率の特性をもったエポキシ樹脂等を使用しても良い。
第1封止部21と柱状電極19の上端面を研磨し、より平滑化しても良い。
(工程12)
図5(b)に示すとおり、透明基板11の発光部10とは反対側の面に、波長変換部23を形成する。なお、図5(b)および以降の図は、図2(a)から図5(a)までの図とは、上下方向を反転して示している。図5(b)および以降の図においては、上下方向は、図1(a)および図1(b)と一致している。
波長変換部23は、透明基板11の発光部10とは反対側の面と、第2封止部13の側面とに接して形成される。
波長変換部23は、一例として、蛍光体を含む樹脂であり、発光部10が発する第1の波長の光の少なくとも一部を、第1の波長とは波長の異なる第2の波長の光に変換する。
(工程13)
図5(c)に示すとおり、それぞれの発光部10に形成されている柱状電極19の下端面に、はんだボール24を形成する。そして、はんだボール24を含む第1封止部21の下面に、ダイシング用テープ26を貼り付ける。
(工程14)
図5(d)に示すとおり、複数の発光部10の境界に沿って、波長変換部23の形成されている側から、ダイシングソーにより第2封止部13および第1封止部21に第2空隙部27を形成して切断する。これにより、発光部10、透明基板11、柱状電極19等を含む、図1(a)に示した第1実施形態の発光装置1が形成される。ただし、この切断に際し、ダイシング用テープ26は切断しない。従って、個片化された発光装置1は、はんだボール24および柱状電極19等を介して、ダイシング用テープ26に保持されている。ダイシング用テープ26から、発光装置1を剥離することにより、図1(a)に示した第1実施形態の発光装置1が完成する。
なお、以上の製造方法におけるそれぞれの工程は、必ずしも上述の説明の順序通りに実施される必要はなく、いくつかの工程の実効順を入れ替えて実行しても良い。
以上の製造方法において、工程2、すなわち、透明基板11aの発光部10とは反対側にレジスト30を形成する工程を省略することにより、第2実施形態の発光装置1aを製造することができる。工程2を省略することにより、レジスト30の形成されていない透明基板11aの全面に対して、工程3において凹凸形状が形成される。この結果、第2実施形態の発光装置1aにおいては、透明基板11の上側の面の凹凸形状が、透明基板11の周辺部12eのみでなく、透明基板11の中央部12cにも形成されている。
なお、第2実施形態の発光装置1aのように、透明基板11aの中央部12cにも凹凸形状を形成した場合、発光装置1aの具体的な構成によっては、その発光特性に悪影響を与える恐れがある。従って、そのような場合には、第1実施形態の発光装置1のように、凹凸形状を、透明基板11aの周辺部12eにのみに形成することが好ましい。
(各実施形態の発光装置に関する補足説明)
以上で説明した第1実施形態の発光装置1および第2実施形態の発光装置1aのいずれにおいても、発光部10が発する第1波長の光は、単一波長の光であっても良く、波長幅を有する光であっても良い。波長変換部23は、第1波長の光の全てを第2波長の光に変換しても良く、第1波長の光の一部を第2波長の光に変換しても良い。第2波長の光は、第1波長の光とは波長が異なる光であり、単一波長の光であっても良く、波長幅を有する光であっても良い。波長変換部23として蛍光体を含む材料を使用する場合には、一般的に第2波長は、第1波長よりも波長が長くなる。
以上で説明した、第1実施形態および第2実施形態の発光装置1、1aにおいては、必ずしも波長変換部23を有しなくても良い。その場合、発光装置1、1aは発光部10が発する第1の波長の光を放射する発光装置として機能する。
以上で説明した、第1実施形態および第2実施形態の発光装置1、1aにおいては、必ずしもはんだボール24を備えなくても良い。発光装置1の柱状電極19の端面にはんだボール24を備えることにより、発光装置1、1aの電子基板等への実装時のコストの低減が図れる。ただし、発光装置1、1aを実装すべき電子基板等に予めはんだが形成されている場合には、はんだボール24は不要である。
(実施形態の発光装置の効果)
(1)以上の各実施形態の発光装置1、1aは、透明基板11と、透明基板11の第1の側(下側)に配置され第1波長の光を発する発光部10と、発光部10、透明基板11の周縁部、および透明基板11の第1の側(下側)とは反対側である第2の側(上側)の面の周辺部12eに接して配置されている封止部22(第1封止部21、第2封止部13、絶縁部材14)と、を備えている。そして、透明基板11の第2の側の周辺部12eの少なくとも一部に凹凸形状が形成されている。この構成により、発光部10を封止する封止部22と透明基板11との接合力を強化し、封止性能の高い発光装置を実現することができる。
(2)さらに、透明基板11の第2の側(上側)の中央部12cに、第1波長の光の少なくとも一部を第2波長の光に変換する波長変換部23を備える構成とすることで、より広範囲の波長域の光を照射する光源を実現することができる。
(3)さらに、凹凸形状が、透明基板11の上側の面の中央部12cにも形成されている構成とすることで、波長変換部23の透明基板11に対する接合力が強化された発光装置を実現できる。
(4)さらに、封止部22は、発光部10および透明基板11の周縁部に接して配置されている第1封止部21と、透明基板11の第2の側(上側)の周辺部12e、および第1封止部21に接して配置されている第2封止部13とを含む構成とすることで、第1封止部21および第2封止部13に対して、それぞれ適した封止材を使用することができ、封止性能を一層向上させることができる。
例えば、第1封止部21として反射率と流動性が高い材料を、第2封止部13として反射率とプレス加工での打ち抜き特性が高い材料を、それぞれ用いる事もできる。
(5)さらに、凹凸形状における透明基板11の表面粗さを、展開面積比(Sdr)が1.1以上とすることで、封止部22と透明基板11との接合力を一層強化し、より封止性能の高い発光装置を実現することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1,1a…発光装置、2…n型半導体層、3…n型電極パッド、4…発光層、5…p型半導体層、6…透明電極、7…保護膜、8…p型電極パッド、9…被加工基板、10…発光部、11,11a…透明基板、12e…周辺部、13…第2封止部、14…絶縁部材、15…シード層、16,18,30…レジスト、17…導電層、19…柱状電極、20…第1空隙部、21…第1封止部、22…封止部、23…波長変換部、24…はんだボール、26…ダイシング用テープ、27…第2空隙部

Claims (4)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板の第1の側に配置され、第1波長の光を発する発光部と、
    前記透明基板の前記第1の側とは反対側の第2の側の中央部に配置された、前記第1波長の光の少なくとも一部を第2波長の光に変換する波長変換部と、
    前記発光部、前記透明基板の周縁部、および前記透明基板の前記第2の側の前記中央部よりも外側の周辺部に接して配置されている封止部と、を備え、
    前記透明基板の前記周辺部の少なくとも一部に凹凸形状が形成されており、
    前記透明基板の前記第2の側の前記中央部には前記凹凸形状は形成されていない、発光装置。
  2. 請求項に記載の発光装置において、
    前記封止部は、
    前記発光部、および前記透明基板の周縁部に接して配置されている第1封止部と、
    前記透明基板の前記第2の側の周辺部、および前記第1封止部に接して配置されている第2封止部とを含む、
    発光装置。
  3. 請求項に記載の発光装置において、
    前記第1封止部と前記第2封止部との境界面は、前記透明基板の前記第2の側と同一平面上にある、発光装置。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記凹凸形状における前記透明基板の表面粗さが、展開面積比として1.1以上である、発光装置。
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