JP7085710B2 - 移動式クレーン用のガイシステムを備える伸縮ジブ及びそのための張綱方法 - Google Patents

移動式クレーン用のガイシステムを備える伸縮ジブ及びそのための張綱方法 Download PDF

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Description

本発明は、ジブ基箱の外方及び内方に伸縮可能な複数の伸縮区域と、伸縮ジブを張綱するためのガイシステムと、を有する、移動式クレーンの伸縮ジブであって、ガイシステムは、少なくとも1つのガイ支持体を介して少なくとも1つの張力フレームと少なくとも1つの固定点との間に延びる少なくとも1本のケーブルを備え、ガイ支持体は、ケーブルのための保持機構を備える、伸縮ジブに関する。
更に、本発明は、移動式クレーンの伸縮ジブを張綱するための方法であって、少なくとも1本のケーブルが、ジブ基箱及び複数の伸縮区域からなる伸縮ジブ上の張力フレームと、伸縮ジブ上の固定点との間で張綱され、少なくとも1本のケーブルは、ジブ基箱ヘッド又は伸縮ジブの伸縮区域ヘッド上に支持された少なくとも1つのガイ支持体によって案内される、方法に関する
伸縮式クレーンジブが、特許文献1から知られている。このクレーンジブは、基本区域及び1つ又は複数の伸縮区域からなっている。クレーンジブの負荷支持能力を増大させるために、単一対のガイ支持体と牽引手段とからなるガイ装置が設けられている。この対のガイ支持体は、第1の伸縮区域のヘッド端にv字状に配置され、クレーンジブから直交して延在している。牽引手段は、その一端が基本区域の足端のケーブルウインチに固定され、その他端が第2の伸縮区域のヘッド端に固定されている。また、2本の牽引手段がクレーンジブに沿って延びており、各々、2つのガイ支持体の1つの自由端の領域を介して案内されている。この目的のために、偏向ローラが、ガイ支持体の各々に配置され、各ケーブルが各偏向ローラを少なくとも1回周回している。各偏向ローラは、保持機能によって固定可能になっている。牽引手段は、クレーンジブが後退又は伸張される時、ケーブルウインチに巻き取られ又は巻戻され、伸張が生じた後引っ張られるようになっている。引っ張られた後、偏向ローラも固定される。牽引手段の引張によって、クレーンジブの負荷が緩和され、且つクレーンジブの弛みが軽減又は排除される。
特許文献2は、クレーンの上部構造上に配置される他の伸縮ジブを開示している。伸縮ジブは、張力ケーブル及び偏向ローラからなる装置によって張綱されている。張力ケーブルは、それぞれ、伸縮区域のヘッド端に固定され、上部構造に取り付けられた張力シリンダに集合的に接続されている。
3本の伸縮部分ジブを有する伸縮クレーンジブを備える移動式クレーンが、特許文献3から知られている。これらの部分ジブは、互いに平行となるように離間している。この間隔は、三角形状の接続プレートによって達成される。部分ジブは、それぞれ、接続プレートのコーナを貫通している。接続プレートは、各々、部分ジブのヘッド端の領域及び基本部分ジブの足端の領域に配置されている。
特許文献4は、伸縮ジブ基箱とガイシステムを支持する複数の伸縮区域とを有する移動式クレーンを開示している。ガイシステムは、3本のケーブルからなっており、伸縮区域ヘッドの端に取り付けられた2つのガイ支持体を有しており、これによって、伸縮ジブが張綱されている。ケーブルの1つが、ガイ支持体の1つを通って偏向ローラを周回し、伸縮区域のヘッドに固定されている。各ケーブルに対する保持機構は、示されていない。
特許文献5は、同様に、複数の伸縮区域からなる伸縮ジブを有する移動式クレーンを記載している。伸縮ジブを張綱するために又は予緊張させるために、張力ケーブルが第1のガイ支持体上のローラを介して及び第2のガイ支持体の開口を通って案内され、マストの頂部のローラにおいて反転し、伸縮ジブ内に入り、固定点に固定されている。第1のガイ支持体は、ジブ基箱の内端に固定され、ケーブル用の貫通孔を備えず、むしろ、ガイ支持体上に配置されたローラを備えている。更に、各伸縮区域ごとにガイ支持体が設けられておらず、ケーブルの保持機構も設けられていない。
伸縮ジブ基箱及び複数の伸縮区域を有する伸縮ジブが、特許文献6から知られている。第1のガイシステムが、伸縮ジブ基箱に固定されている。第1のガイシステムは、中心に取り付けられた主ガイ支持体と、側方に取り付けられた2つのガイ支持体からなっている。第2のガイシステムが、伸縮区域の1つに配置されている。第2のガイシステムは、同様に、中心及び側方に配置された3つのガイ支持体からなっている。ケーブルがガイ支持体を通って延び、マストのヘッドに固定されている。第1のガイシステムは、ジブ基箱のヘッドに取り付けられていない。また、ガイ支持体又はケーブルの保持機構は、各伸縮区域に対して配置されていない。
特許文献7は、伸縮ジブ基箱及び複数の伸縮区域を有するクレーン伸縮ジブを開示している。ガイ装置は、伸縮ジブを張綱するために、2つのガイケーブルを備え、これらのガイケーブルは、ガイブラケット上に配置された偏向ローラによって案内されている。しかし、ガイ支持体は、各伸縮区域に対して設けられておらず、特にジブ基箱のヘッド上に設けられていない。更に、ガイケーブルの保持機構が開示されていない。
特許文献8は、クレーンの伸縮ジブ用のガイシステムを開示している。ガイシステムの2つのガイ支持体が、基箱の側方に枢動可能に取り付けられている。ガイケーブルが、これらのガイ支持体上を通ってジブヘッドまで延びている。肉厚片が、ガイケーブルに設けられ、対応するケーブルクランプがガイ支持体に設けられている。ケーブルクランプは、ガイケーブルの肉厚部と連結係合可能になっており、これによって、ガイケーブルをガイ支持体6に固定することができる。伸縮ジブは、ケーブルごとに1つのガイ支持体によって張綱されるようになっている。
特許文献9は、スーパーリフト装置を有する伸縮クレーンを記載している。このスーパーリフト装置は、牽引手段のための保持装置を備えている。しかし、ジブ基箱に配置された単一のガイブラケットしか開示されていない。
特許文献10は、伸縮ジブのガイシステムを開示している。前面に配置されたガイ装置は、多数の相互に接続可能な又は互いに接続された(各々が固定長さを有する)牽引要素によって、実質的にその長さの全体にわたって形成されている。相互に接続された牽引要素を固定するために、係止装置が設けられている。係止装置は、作動されると、牽引要素の更なる引出しを阻止するようになっている。
特許文献11は、移動式クレーンの伸縮ジブ用のガイシステムを開示している。ケーブルは、ジブの後端からケーブルごとに設けられた少なくとも2つのガイブラケットを介してジブの前部の固定点に引っ張られている。しかし、後部の主ガイブラケットしか、ケーブルをガイビームに押圧することを可能にする装置を含んでいない。
特許文献12から、ガイシステムを有する伸縮ジブが知られている。2つのガイ支持体が横方向に、特に、V字状に枢動可能に取り付けられている。ガイ支持体の自由端の領域にケーブルクランプ装置が設けられている。ケーブルクランプ装置は、ガイ支持体から延びるガイケーブルを締め付け、これによって、張綱力を吸収する。ケーブルクランプ装置によって吸収されたガイケーブルの張力は、第2のガイケーブルを介して反転され、ガイ支持体の自由端から基箱の反転領域又は移動式クレーンの上部構造に伝達されるようになっている。
独国特許出願公開第102015009156A1号明細書 独国特許第3447095C2号明細書 欧州特許第2504267B1号明細書 米国特許第4,982,853A号明細書 独国特許出願公開第10315989A1号明細書 中国実用新案第202558505U号明細書 独国実用新案第20219126U1号明細書 独国実用新案第20208740U1号明細書 欧州特許出願公開第1266861A1号明細書 欧州特許出願公開第1213254A1号明細書 中国特許出願公開第104555760A号明細書 独国実用新案第20203443U1号明細書
本発明の目的は、伸縮ジブの寸法を変化させることなく、簡素化された軽量の構造及び支持負荷の増大によって特徴付けられた、ガイシステムを有する移動式クレーン用伸縮ジブ及びそのための張綱方法をもたらすことにある。
この目的は、請求項1の特徴を有する伸縮ジブ及び請求項11の特徴を有する方法によって達成される。従属請求項2-10及び12は、本発明の有利な実施形態を記載するものである。
本発明によれば、ジブ基箱の内方及び外方に伸縮可能な複数の伸縮区域と、伸縮ジブを張綱するためのガイシステムと、を有する、移動式クレーンの伸縮ジブであって、ガイシステムは、少なくとも1つのガイ支持体を介して少なくとも1つの張力フレームと少なくとも1つの固定点との間に延びる少なくとも1本のケーブルを備え、ガイ支持体は、ケーブルのための保持機構を有する、伸縮ジブにおいて、少なくとも1つのガイ支持体は、いずれもジブ基本ヘッドの外端に配置され、少なくとも1つのガイ支持体は、いずれも伸縮区域ヘッドの外端に配置され、最内伸縮区域の伸縮区域ヘッド上のガイ支持体は、固定点を支持し、残りの伸縮区域及びジブ基箱上のガイ支持体は、ケーブルのための保持機構を支持するようになっていることによって、支持負荷の増大及び簡素化された軽量の構造が達成される。ガイ支持体は、ジブ基箱及び伸縮区域の少なくとも1つに固定して配置されるようになっている。これによって、ガイシステムの筋かいが不必要になる。多数のガイ支持体は、概して、移送中のより軽量且つより小型の構造、特に、高さの低い構造が達成されることを意味する。
保持機構は、摩擦及び/又は連結接続によって、ケーブルを保持するようになっている。
本発明によれば、ガイシステムの省スペース化は、各ガイ支持体が、いずれも、ジブ基箱ヘッド又は伸縮区域ヘッドの外端に配置されることによって達成される。これによって、伸縮ジブは、完全に内方に引き込まれないことになる。従って、移送状態における伸縮ジブの大きさを小さくすることが可能になる。
本発明の更なる実施形態では、ガイ支持体は、それぞれ、ジブ基箱及び各伸縮区域に配置されるようになっている。従って、伸縮ジブは、複数の箇所において張綱され、これによって、ガイ装置の安定性が増大し、伸縮ジブの支持負荷が改良される。その結果、同一の支持負荷に対して、構造をより軽量化且つより小型化させることができる。
ガイシステムは、各ガイ支持体がケーブルが通る貫通孔を備えることによって、構造的に簡素化される。
ガイシステムの特に簡単な実施例では、保持機構は、可動保持要素を備え、ケーブルは、作動状態にある可動保持要素によって、貫通孔内において反対側保持要素に対して固定可能になっている。
本発明の更なる実施形態では、ガイシステムの少なくとも1つの張力フレームは、ジブ基箱上に配置されるようになっている。
ケーブルが張力フレーム及び最終段伸縮ジブの最終段伸縮区域ヘッドに固定されることによって、構造的な簡素化が達成される。その結果、省スペースのガイシステムを固定して取り付けることができ、更なる筋交いが不要になる。
第1の張力フレーム及び第2の張力フレームが、ジブ基箱上に配置され、伸縮ジブの長軸において互いに平行に延びる第1のケーブル及び第2のケーブルと協働することによって、伸縮ジブの安定性及び支持負荷の更なる改良が達成される。
各ガイ支持体が2つの肢を備え、2つの肢が、伸縮ジブの長手方向において伸縮ジブの中央から見た時、伸縮ジブの左右に45°から135°、好ましくは、90°の角度で配置されることによって、特に安全な且つ安定したガイ装置が達成される。
省スペースであると共に安定した伸縮ジブを設計するために、連続する伸縮区域及びジブ基箱は、互いに固定可能になっている。
伸縮ジブを張綱するための簡素化及び省スペースを意図する方法であって、少なくとも1本のケーブルが、ジブ基箱及び複数の伸縮区域からなる伸縮ジブ上の張力フレームと、伸縮ジブ上の固定点との間で張綱され、少なくとも1本のケーブルは、ジブ基箱ヘッド又は伸縮ジブの伸縮区域ヘッド上に支持された少なくとも1つのガイ支持体によって案内される、方法は、、伸縮区域をジブ基箱の外方に伸張させ、少なくとも1本のケーブルを張力フレームと固定点との間で引っ張り、少なくとも1本のケーブルを保持機構を介してガイ支持体に固定することによって達成される。
移送状態にある後退した伸縮ジブを用意し、伸縮ジブの長手方向における最終段伸縮区域の伸張を開始し、隣接する伸縮区域の全てを継続的に伸張させ、伸縮区域の各々の拡張の後、ガイシステムの少なくとも1本のケーブルを少なくとも1つの張力フレームによって引っ張り、次いで、保持機構によって固定する方法によって、支持負荷の改良が達成される。
以下、本発明の例示的な実施形態について、更に詳細に説明する。
伸縮ジブを有する移動式クレーンの斜視図である 伸縮ジブが部分的に拡張されている図1の移動式クレーンの部分斜視図である。 伸縮ジブが完全に拡張されている斜視平面図である。 伸縮ジブ上のガイ支持体の詳細を示す図である。 摩擦接続を用いる保持機構の概略図である。 摩擦接続を用いる更なる保持機構の概略図である。 摩擦接続及び連結接続を用いる保持機構の概略図である。 連結接続を用いる保持機構の概略図である。 連結接続を用いる更なる保持機構の概略図である。
図1は、1によって示される移動式クレーンの斜視図である。移動式クレーン1は、本質的に下側キャリッジ2及び上部構造3を備えている。下側キャリッジ2は、釣合錘4を支持し、4つの車軸5を備えている。車軸5は、各々、道路走行に適する2つの車輪6を有している。更に、下側キャリッジ2は、上部構造3を支持している。上部構造3は、下側キャリッジ2に対して、実質的に垂直方向に配向された回転軸Dを中心として枢動可能になっている。また、上部構造3及び下側キャリッジ2は、当然のことではあるが、互いに剛性的に取り付けられている。(垂直軸Kを中心として前から後に又は後から前に枢動可能な)運転室及び操縦室が1つになったキャビン7及び伸縮ジブ8が、上部構造3に取付けられている。図示の状態では、伸縮ジブは、道路走行のために、前走行方向Fと逆向きに十分に後退して下側キャリッジ2上に配置されている。また、当然のことであるが、運転室及び操縦室が1つになったキャビン7を別々の運転室及び操縦室として構成することも可能である。
伸縮ジブ8は、伸縮ジブ8の寸法を変化させることなく支持負荷の増大を達成するために、ガイシステム11を有している。伸縮ジブ8は、ジブ基箱9及び複数の伸縮区域10a-10hからなっている。ジブ基箱9は、その足部が水平ラフィング軸Wを介して上部構造3に接続されており、ラフィングシリンダ112を介して起立可能になっている(図2参照)。ガイシステム11の張力フレーム13a,13b及び昇降機構14も、ジブ基箱9上に位置しており、従って、上部構造3上に位置していない。張力フレーム13a,13bは、ブレーキ可能及び固定可能な被駆動ウインチとして設計されており、該ウインチは、電動式又は油圧式の駆動装置及びケーブル16a,16bが巻取り可能かつ巻戻し可能なドラムを有している。しかし、張力フレーム13a,13bの取付位置は、必ずしもジブ基箱9上でなくてもよい。ジブ基箱9は、伸縮区域10a-10hを従来の方式によって収容しており、伸縮区域10a-10hは、それぞれ、入れ子式に配置され、伸縮可能になっている。伸張状態では、伸縮区域10a-10hは、ケーブル係留によって、互いに接続される。伸縮区域10a-10hのより内側の、従って、より小さい伸縮区域の足は、係留位置孔によって、次のより外側の、従って、より大きい伸縮区域又はジブ基箱9に係留される。従って、図2において、伸縮区域10hの足は、ヘッド10に位置する伸縮区域10gの係留位置孔に接続されている。ガイシステム11は、v字状のガイ支持体15を備えている。これらのガイ支持体15は、伸縮ジブ8の長手方向Lに沿って見た時、それぞれ、ジブ基箱9のヘッド9aの外端及び伸縮区域10a-10hのヘッド10の外端に配置されている。各v字状のガイ支持体15は、第1の肢15a及び第2の肢15bを備えている。ガイ支持体15の第1の肢15a及び第2の肢15bは、各々、水平方向に配向された伸縮ジブ8に沿って見た時、伸縮区域10a-10hの(実質的に四角形の断面を有する)コーナ領域の頂部の外側又はジブ基箱9の(実質的に四角形の断面を有する)コーナ領域の頂部の外側に配置され、そこから傾斜して上外方に延びている。2つの肢15a,15b間の開角度は、約45-135°、好ましくは、90°である。この場合、肢15a,15bは、いずれも伸縮ジブ8の長手方向Lに対して直角に配向された共通の仮想面内にある。肢15a,15bは、拡がった三角形の形状を有しており、この三角形の基辺は、伸縮区域10a-10h上又はジブ基箱9上に位置し、三角形の頂点は、それぞれ、第1のケーブル16a又は第2のケーブル16bが通る貫通孔22a,22bを備えている。ケーブル16a,16bは、それぞれ、最終段伸縮区域10h、すなわち、ジブ基箱9から最も遠い伸縮区域のガイ支持体15の左右の肢15a,15bの固定点20a,20bに固定されている。2本のケーブル16a,16bは、それぞれ、ガイ支持体15の左右の肢15a,15bの全てにわたって案内され、ジブ基箱9の足、具体的には、ジブ基箱9の後端に位置する左右の張力フレーム13a,13bに固定され、引っ張られるようになっている(図2参照)。緊張後にケーブル16a,16bを固定する保持機構17が、それぞれ、ジブ基箱9及び(最終段伸縮区域10hを除く)伸縮区域10a-10gの肢15a,15bの端に配置されている。ケーブル16a,16bの張力付与は、好ましくは、張力フレーム13a,13bを介する引張、保持機構17による強固な保持、及びそれぞれの伸縮区域10a-10hの外方伸張による更なる引張の組合せによって達成される。本質的に、張力フレーム13a,13bのみによって又は外方伸張のみによって、張力付与を達成することも可能である。最終的に、ケーブル16a,16bは、最終段伸縮区域10hの固定点20a,20bと張力フレーム13a,13bとの間においてガイ支持体15の複数の箇所に固定され、張力が付与されることになる。従って、ガイ支持体11は、移動式クレーン1に固定して設置されており、ガイ支持体11を追加的に筋交い補強する必要がない。
図2は、伸縮ジブ8が部分的に伸張されている図1による移動式クレーンの部分斜視図である。最終段伸縮区域10hが伸張され、残りの伸縮区域10a-10hは、後退した状態にある。クレーン操作として、上部構造3が道路走行のための位置(図1参照)から180°回転され、伸縮ジブ8が前走行方向Fの方を向いている。この時、運転室及び送受室を兼ねるキャビン7は、上部構造3の側方の(クレーン操作に適する)位置に移動している。ジブ基箱9の足領域の上側において、2つの張力フレーム13a,13bが、それらのドラムが上外方を向き且つそれらの回転軸が伸縮ジブ8の長手方向Lと直交するように、伸縮ジブ8のコーナ領域に配置されている。ジブ基箱9のヘッド9aの方向から見た時、昇降機構14が張力フレーム13a,13bの後方に配置されている。昇降機構14のドラムは、上方を向き、昇降機構14の回転軸は、同様に伸縮ジブ8の長手方向Lと直交している。昇降ケーブル18は、昇降機構14によって巻き取られるか又は巻き戻されるようになっており、昇降機構14から伸縮ジブ8の上に沿って最終段伸縮区域10hの端に延在している。昇降ケーブル18を案内する偏向ローラ19が、最終段伸縮区域10hの端に配置されている。
以下、図2を参照して、ガイシステム11の操作について説明する。第1のステップにおいて、伸縮ジブ8の最内伸縮区域10hを伸張させる。この時、最内伸縮区域10hのガイ支持体15の肢15a,15bの固定点20a,20bに固定されたケーブル16a,16bが、張力フレーム13a,13bから巻き戻され、伸縮ジブ8の長手方向Lに沿って引き延ばされる。この際、ケーブル16a,16bは、まだ伸張されていない他の伸縮区域10a-10hのガイ支持体15の貫通孔22a,22bを通って案内されることになる。なお、伸縮区域10a-10hの後退状態では、それらのガイ支持体15は、殆ど間隙を生じることなく互いに密接している。最内伸縮区域10hが所望の係留位置に達するいくらか手前で、張力フレーム13a,13bの基本的な張力をすでに受けているケーブル16a,16bは、隣接する伸縮区域10gの2つの保持機構17によって、肢15a,15bに固定されている。伸縮区域10hが、完全な伸張経路におけるその係留位置まで更に伸張することによって、ケーブル16a,16bの上部は、最内伸縮区域10のガイ支持体15の肢15a,15bの固定点20a,20bと隣接する伸縮区域10gの2つの保持機構17との間で更に引っ張られることになる。本質的に、各伸縮区域10a-10hに対して種々の係留位置をもたらすことが可能であり、これらの係留位置において、完全な伸張路、半伸張路、又は他の予め選択された伸張路にある伸縮区域10a-10hが固定されることになる。同様に、更なる伸縮区域10a-10gの伸張及び係留と並行して、ケーブル16a,16bは、それらの一部が伸縮区域10a-10gのそれぞれのガイ支持体15とジブ基箱9のガイ支持体15との間で継続的に引っ張られることになる。ケーブル16a,16bの緊張が、固定点20a,20bと張力フレーム13a,13bとの間で生じるのみならず、固定点20a,20b及び張力フレーム13、13bに隣接するガイ支持体15間、及び互いに隣接するガイ支持体15間で生じることが重要である。
図3は、完全に伸張した伸縮ジブ8の斜視平面図である。ガイ支持体15は、各伸縮区域ヘッド10上及びジブ基箱ヘッド9a上に配置されており、従って、互いに離間している。ガイ支持体15の肢15a,15bは、それぞれ、伸縮ジブ8の右側及び左側に横方向に並んで配置されている。ケーブル16a,16bは、最終段伸縮区域10hのガイ支持体15の肢15a,15bの第1及び第2の固定点20a,20bに固定されている。最終段伸縮区域10hの肢15a,15b間に位置する昇降ケーブル18は、肢15a,15bの下方及び偏向ローラ19の周りを通ってガイドローラ21に周回されている。
図4は、伸縮ジブ8のガイ支持体15の肢15a,15bの詳細を示す図である。保持機構17は、各々、実質的に第1の反対側保持要素24a又は第2の反対側保持要素24bからなっている。第1及び第2の反対側保持要素24a,24bは、各々、特にケーブルローラの形態にある第1の保持要素27a又は特にケーブルローラの形態にある第2の保持要素27bと協働し、それらの間に各ケーブル16a,16bを固定又は締結するようになっている。反対側保持要素24a,24bは、各々、肢15a,15bの各々の静止接触面として形成され、肢15a,15bの各々の貫通孔22a,22bの各々の(伸縮ジブ8から離れた側に隣接する)端に位置している。この接触面は、ケーブル16a,16bの輪郭に適合されており、摩擦抵抗を増大させることが可能になっている。保持要素27a,27bを(肢15a,15bの長手方向と平行の)押込方向Sにおいて反対側保持要素24a,24bに向かって移動させることを可能にするために、肢15a,15bは、それぞれ、ロッド状の押込要素25a,25bを収容している。従って、押込要素25a,25bは、それぞれ、肢15a,15b内に組み込まれており、伸縮ジブ8から離れた側の端において、保持要素27a,27bの各々を受けるようになっている。ケーブル16a,16bを保持要素27a,27bによって反対側保持要素24a,24b上に押圧することを可能にするために、押込要素25a,25bは、ガイ支持体15の肢15a,15bに沿って移動可能になっている。この摺動は、押込要素25a,25bの伸縮ジブ8に面する端に配置された走行ローラ26a,26bによって達成される。走行ローラ26a,26bは、予め選択された係留位置の領域において、伸縮ジブ8の外面に沿って、具体的には、伸縮ジブ8の外面上の隆起区域の形態にある楔状ガイド要素23a,23b上を長手方向Lに沿って転動するようになっており、これによって、押込方向Sにおける押込要素25a,25bの移動が生じ、その結果、ケーブル16a,15bが係留位置の領域に固定又は締結されることになる。ケーブル16a,16bの張力を生じさせることなく、多数の係留位置にわたって移行させることを可能にするために、更なる張力が保持機構17によって与えられる時、張力フレーム13a,13bによって基本的な張力しかケーブル16a,16bに与えられようになっている。選択されていない係留位置を超えて移動する時、ケーブル16a,16bは、基本的な張力が与えられないので、その張力が与えられない状態においてガイド要素23a,23bによってのみわずかに締め付けられるが、すぐに解放されることになる。
例示的実施形態では、肢15a,15bの幅bは、約200cmであり、肢15a,15bの長さLは、約95cmである。これらの寸法は、当然のことではあるが、異なっていてもよい。ガイ支持体15の寸法を設定する時、道路運転のための法的な車両幅及び車両高さを超えることなく支持負荷の増大を達成するために、伸縮ジブ8の大きさと移動式クレーン1の大きさ(クレーン長さ、クレーン幅、可能であれば、ジブ角度偏差)との間に正確な妥協が見出されなければならない。
保持機構17の機械的な実施形態について説明したが、本質的に、保持機構17の電気的、流体圧的、又は空圧的な駆動も考えられる。保持要素27a,27b及び走行ローラ26a,26bに代わって、摺動要素が設けられてもよい。好ましくは楔として設計されるガイド要素23a,23b及び押込要素25a,25bは、後退及び伸張中に、好ましくは締結によって、伸縮区域10a-10hの相対的な移動を固定し、ケーブル16a,16bを固定させる他の要素に置き換えられてもよい。
図5-9は、図4に示される実施形態に加えて、保持機構17の5つの更なる実施形態を示している。しかし、本発明は、これらの5つの例示的実施形態に制限されるものではない。
保持機構17に加えられた保持力Hによって、基本的に、保持機構17による摩擦接続及び/又は連結接続によって、ケーブル16a,16bをガイ支持体15に保持することができる。
図5,6は、摩擦接続によってケーブル16a,16bを保持する保持機構17の例示的実施形態を示している。この目的のために、第1の保持要素27a又は第2の保持要素27bは、開位置から保持位置に向かって直線作動方向Rに沿って移動される。保持位置では、保持要素27a,27bは、保持力Hによってケーブル16a,16bに作用し、それぞれ、ケーブル16a,16bを第1及び第2の反対側保持要素24a,24bに対して押圧する。これによって、保持力Hは、ケーブル16a,16bの長手方向と直角に作用し、且つ反対側保持要素24a,24bの方向と逆の方向に作用する。
図5において、ケーブル16a,16bは、作動方向Rに押圧された保持要素27a,27bと反対側保持要素24a,24bとの間で摩擦接続によって締め付けられることになる。
図6では、保持要素27a,27bは、作動方向Rにおいて傾斜台28に沿って変位可能なクランプ楔として設計されている。傾斜台28は、ケーブル16a,16bの長手方向と平行に延び、図示されるように、ケーブル16a,16bの長手方向において隆起している。保持位置への保持要素27a,27bの移動によって、保持要素27a,27bは、保持力Hの方向において、傾斜台28を介してケーブル16a,16bに向かって移動され、これによって、ケーブル16a,16bを反対側保持要素24a,24bに対して押圧し、その結果、摩擦接続によって締め付けることになる。加えて、楔状保持要素27a,27bは、締結力を増大させるという効果を有している。もしケーブル16a,16bが引張方向Zにおいて更に引っ張られたなら、楔状保持要素27a,27bの更なる摩擦接続が付随的に生じる。これによって、傾斜台28上を更に移動し、ケーブル16a,16bの方向における保持力Hを増大させる。
図7に示される例示的実施形態は、摩擦接続及び連結接続をもたらす組合せ保持機構17を示している。この実施形態は、本質的に図5に示される実施形態に相当する。しかし、保持要素27a,27bは、ケーブル16a,16bと向き合う面に凹凸を追加的に備えている。この凹凸は、ケーブル16a,16bの外面に対して実質的に相補的となるように形成されており、これによって、ケーブル16a,16bの表面に連結係合することになる。この場合、ケーブル16a,16bの巻回部29は、ケーブル16a,16bの表面にコイル状及びネジ状構造をもたらしている。
図8の例示的実施形態による保持機構17も、連結接続を用いている。保持要素27a,27bは、図5,7に示されるように、作動方向Rにおいて変位されるようになっている。ケーブル16a,16bは、少なくとも保持機構17の領域において、長手方向において互いに前後に離間するようにプレス加工された賦形部30を備えている。保持要素27a,27bとの間に摩擦接続に代わって連結接続をもたらすために、保持要素27a,27bは、ケーブル16a,16bと向き合う面に凹凸を備えている。この凹凸は、賦形部30を有するケーブル16a,16bの外面に対して相補的となるように形成されている。保持位置において、少なくとも1つの賦形部30が、保持要素27a,27bに嵌入されるようになっている。必要に応じて、いくつかの賦形部30が保持要素27a,27bに嵌入するようになっていてもよい。保持要素27a,27bに加えて、反対側保持要素24a,24bも、好ましくは、賦形部30が嵌入するのに適する(図示されない)凹凸を備えているとよい。これによって、ケーブル16a,16bが引張方向Zに引っ張られるのを更に阻止することができる。
図9に示される保持機構17は、同様に、ケーブル16a,16bを固定するために本質的に連結接続を用いている。図9は、ネジ山状の輪郭を有する外面を備えるケーブル16a,16bにナットのように取り付けられた保持要素27a,27bを示している。これらの保持要素27a,27bは、例えば、伸縮ジブ8の伸張及び後退中に、ケーブル16a,16bが引張方向Z又はその逆方向に移動する時、ケーブル巻回部30によって生じたネジ山の周りを相応して回転することができる。保持機構17を開位置から保持位置に移動させるために、この実施形態では、保持要素27a,27bの回転運動は、阻止されるべきである。この目的のために、阻止装置、例えば、ブレーキが、(保持要素27a,27bが回転可能に取り付けられた)反対側保持要素24a,24bと保持要素27a,27bとの間に設けられるべきである。図9では、これは、矢印Bによって示されている。保持要素27a,27bの回転が阻止されると、保持要素27a,27bは、図7の実施形態と同様、ケーブル16a,16bを引張方向Zと反対方向に保持することになる。
更に、自明のことではあるが、ガイシステム11は、ケーブル16a,16bに代わってチェーンを用いても、同様に機能する。従って、本発明における「ケーブル16a,16b」という用語は、柔軟な張力付与手段として理解されたい。
1 移動式クレーン
2 下側キャリッジ
3 上部構造
4 釣合錘
5 車軸
6 車輪
7 ドライバ/クレーンオペレータ兼用キャビン
8 伸縮ジブ
9 ジブ基箱
9a ジブ基箱ヘッド
10 伸縮区域ヘッド
10a-10h 伸縮区域
11 ガイシステム
12 ラフィングシリンダ
13a 第1の張力フレーム
13b 第2の張力フレーム
14 昇降機構
15 ガイ支持体
15a 第1の肢
15b 第2の肢
16a 第1のケーブル
16b 第2のケーブル
17 保持機構
18 昇降ケーブル
19 偏向ローラ
20a 第1の固定点
20b 第2の固定点
21 ガイドローラ
22a 第1の貫通孔
22b 第2の貫通孔
23a 第1のガイド要素
23b 第2のガイド要素
24a 第1の反対側保持要素
24b 第2の反対側保持要素
25a 第1の押込要素
25b 第2の押込要素
26a 第1の走行ローラ
26b 第2の走行ローラ
27a 第1の保持要素
27b 第2の保持要素
28 傾斜台
29 巻回部
30 賦形部

a 開角度
b 幅
B 矢印
D 回転軸
F 前走行方向
L 長さ
H 保持力
K 枢軸
L 長手方向
R 作動方向
S 押込方向
W ラフィング軸
Z ケーブルの引張方向

Claims (12)

  1. ジブ基箱(8)の外方及び内方に伸縮可能な複数の伸縮区域(10a-10h)と、縮ジブ(8)を張綱するためのガイシステム(11)と、を有する、移動式クレーン(1)の伸縮ジブ(8)であって、前記ガイシステム(11)は、少なくとも2つのガイ支持体(15)を介して、少なくとも1つの張力フレーム(13a,13b)と少なくとも1つの固定点(20a,20b)との間に延びる少なくとも1本のケーブル(16a,16b)を備える、伸縮ジブ(8)において、
    各ガイ支持体(15)は、いずれも、ジブ基箱ヘッド(9a)又は伸縮区域ヘッド(10)の外端に配置されており、前記ケーブル(16a,16b)のための保持機構(17)を備え、
    前記保持機構(17)は、摩擦及び/又は連結接続によって、前記ケーブル(16a,16b)を保持するようになっていることを特徴とする、伸縮ジブ(8)。
  2. 更なるガイ支持体(15)が、最内伸縮区域(10h)の前記伸縮区域ヘッド(10)上の前記固定点(20a,20b)を支持していることを特徴とする、請求項1に記載の伸縮ジブ(8)。
  3. ガイ支持体(15)は、それぞれ、前記ジブ基箱(9)及び各伸縮区域(10a-10h)に配置されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の伸縮ジブ(8)。
  4. 各ガイ支持体(15)は、前記ケーブル(16a,16b)が通る貫通孔(22a,22b)を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の伸縮ジブ(8)。
  5. 前記保持機構(17)は、可動保持要素(27a,27b)を備え、前記ケーブル(16a,16b)は、作動状態にある前記可動保持要素(27a,27b)によって、前記貫通孔(22a,22b)内において反対側保持要素(24a,24b)に対して固定可能になっていることを特徴とする、請求項4に記載の伸縮ジブ(8)。
  6. 前記ガイシステム(11)の前記少なくとも1つの張力フレーム(13a,13b)は、前記ジブ基箱(9)上に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の伸縮ジブ(8)。
  7. 前記ケーブル(16a,16b)は、前記張力フレーム(13a,13b)及び終段伸縮区域(10h)の前記縮区域ヘッド(10)に固定されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の伸縮ジブ(8)。
  8. 第1の張力フレーム(13a)及び第2の張力フレーム(13b)は、前記ジブ基箱(9)上に配置され、前記伸縮ジブ(8)の長手方向(L)において互いに平行に延びる第1のケーブル(16a)及び第2のケーブル(16b)と協働するようになっていることを特徴とする、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の伸縮ジブ(8)。
  9. 各ガイ支持体(15)は、2つの肢(15a,15b)を備え、前記2つの肢(15a,15b)は、前記伸縮ジブ(8)の前記長手方向において前記伸縮ジブ(8)の中央から見た時、前記伸縮ジブ(8)の左右に45°から135°の角度(a)で配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の伸縮ジブ(8)。
  10. 続する前記伸縮区域(10a-10h)と、前記ジブ基箱(9)は、互いに固定可能であることを特徴とする、請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の伸縮ジブ(8)。
  11. 求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の移動式クレーンの伸縮ジブを張綱するための方法であって、少なくとも1本のケーブル(16a,16b)が、ジブ基箱(9)及び複数の伸縮区域(10a-10h)からなる前記伸縮ジブ(8)上の張力フレーム(13a,13b)と、前記伸縮ジブ(8)上の固定点(20a,20b)との間で張綱され、前記少なくとも1本のケーブル(16a,16b)は、前記ジブ基箱ヘッド(9a)又は前記伸縮ジブ(8)の伸縮区域ヘッド(10)上に支持された少なくとも2つのガイ支持体(15)によって案内される、方法において、前記伸縮区域(10a-10h)を前記ジブ基箱(9)の外方に伸張させ、前記少なくとも1本のケーブル(16a,16b)を前記張力フレーム(13a,13b)と前記固定点(20a,20b)との間で引っ張り、前記少なくとも1本のケーブル(16a,16b)を保持機構(17)を介して各ガイ支持体(15)に固定することを特徴とする、方法。
  12. 移送状態にある後退した伸縮ジブ(8)を用意し、前記伸縮ジブ(8)の長手方向(L)における最終段伸縮区域(10h)の伸張を開始し、隣接する伸縮区域(10a-10g)の全てを継続的に伸張させ、伸縮区域(10a-10h)の各々の拡張の後、前記ガイシステム(11)の前記少なくとも1本のケーブル(16a,16b)を前記少なくとも1つの張力フレーム(13a,13b)によって引っ張り、次いで、前記保持機構(17)によって固定することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
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