JP7085425B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機として、例えば、特許文献1には次の構成を備えたキャニスター型のサイクロン式電気掃除機が提案されている。
このサイクロン式電気掃除機は、電動送風機を収納し床面上を前進可能な駆動装置と、駆動装置に着脱可能に装着されるサイクロン式の集塵装置とを備える。
駆動装置は、集塵装置を着脱可能に装着する集塵装置装着部と、塵埃を含む空気を内部に取り込む吸引口と、吸引口と連通して塵埃を含む空気を集塵装置内に導入する集塵装置装着部に設けられた第1通風口と、集塵装置からの塵埃が分離された空気が導入される集塵装置装着部に設けられた第2通風口と、第2通風口と連通する排気口とを備える。
集塵装置は、円筒形の外周壁を有しかつ前記外周壁の一端部側および他端部側に設けられた底部および装着口を有するダストカップと、前記ダストカップの前記装着口に装着される遠心分離部とを有する。
遠心分離部は、空気中の第1の塵埃を分離するメッシュ部を有する内筒体と、内筒体と連通しかつメッシュ部を通過した空気中の第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を捕捉するフィルター部とを備える。
また、ダストカップには駆動装置の第1通風口と接続可能な流入口が設けられると共に、第2の筒状遠心分離部には駆動装置の第2通風口と接続可能な流出口が設けられている。
特開2014-079462号公報
前記のような従来のサイクロン式電気掃除機において、吸入口から排気口までの全体の通風経路は、駆動装置の外観デザイン、集塵装置の駆動装置への装着位置および装着状態(縦置きまたは横置き)等の制約によって複雑かつ長い形状にならざるを得ない場合がある。したがって、可撓性ホースと接続する吸引口と集塵装置と接続する第1通風口との間の通風経路の設計にもこのような制約があるため、大型化することなく経路圧損を抑える最適形状とすることが難しく試行錯誤の側面があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、外観形状および小型化を維持しながら経路圧損を抑えることができる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、電動送風機を収納する駆動装置と、塵埃を含む空気から前記塵埃を分離可能な集塵装置とを備え、
前記駆動装置は、着脱可能に前記集塵装置を装着する集塵装置装着部と、前記集塵装置装着部に装着された前記集塵装置に塵埃を含む空気を送り込む通風路形成筒体とを備え、
前記通風路形成筒体は、塵埃を含む空気を取り込む接続口と、前記接続口と連通し前記集塵装置装着部に装着された前記集塵装置と接続される通風口とを備え、
前記接続口および前記通風口は互いに略直交する方向に開口しており、
前記通風路形成筒体は、前記接続口を有する上流側コーナー端部と、前記通風口を有する下流側コーナー端部と、前記上流側コーナー端部と前記下流側コーナー端部とを繋ぐ中間連通部とを有し、
前記下流側コーナー端部は、滑らかに湾曲しながら前記通風口に繋がる内側湾曲内面部を有し、かつ前記通風口に向かうにつれて徐々に細くなっている電気掃除機が提供される。
本発明の電気掃除機は、通風路形成筒体の下流側コーナー端部が、滑らかに湾曲しながら通風口に繋がる内側湾曲内面部を有し、かつ通風口に向かうにつれて徐々に細くなるよう構成されているため、集塵装置内に流入する直前で通過する下流側コーナー部での空気の乱流を抑えることができる。すなわち、乱流抑制のために通風路形成体を大型化する必要がないため、駆動装置の外観形状および小型化を維持しながら経路圧損を抑えることができる。
本発明の実施形態1の集塵装置が駆動装置に装着された掃除機本体を示す斜視図である。 図1の掃除機本体の内部構造を示す断面図である。 図1の掃除機本体の駆動装置から集塵装置を取り外した状態を示す斜視図である。 図3の駆動装置を上方から視た斜視図である。 図3の駆動装置から取り外したフィルターの分解図である。 実施形態1における駆動装置の内部に設けられた第1および第2通風経路の構成部分を示す平面図である。 図6の第1および第2通風経路の構成部分の分解図である。 実施形態1における通風路形成筒体と集塵装置との接続状態を示す側面図である。 (A)は通風路形成筒体とダストカップとの接続状態を示す正面図、(B)は(A)のI-I線矢視断面図、(C)は(A)のII-II線矢視断面図である。 実施形態1における通風路形成筒体を示す斜視図である。 図10の通風路形成筒体の分解図である。 (A)は実施形態1の通風路形成筒体からダストカップ内へ流入する空気の流れを示し、(B)は比較例としての通風路形成筒体からダストカップ内へ流入する空気の流れを示す説明図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の集塵装置が駆動装置に装着された掃除機本体を示す斜視図であり、図2は図1の掃除機本体の内部構造を示す断面図である。また、図3は図1の掃除機本体の駆動装置から集塵装置を取り外した状態を示す斜視図であり、図4は図3の駆動装置を上方から視た斜視図であり、図5は図3の駆動装置から取り外したフィルターの分解図である。なお、図1と図3において、矢印X方向は前後方向を示し、矢印Y方向は左右方向を示し、矢印Z方向は上下方向を示している。
図1~図5に示すように、本発明の実施形態1の集塵装置20はキャニスター型の駆動装置10に着脱可能に装着され、これにより電気掃除機の掃除機本体1が構成される。なお、掃除機本体1の駆動装置10には、図示しないハンドルおよび操作部を有する可撓性ホース、延長パイプおよび吸込口体が接続される。
<駆動装置の構成>
掃除機本体1において、駆動装置10は、集塵装置20を横倒し状態で上下方向に着脱させる上方開口凹形の集塵装置装着部12を有する筐体11と、筐体11の内部に設けられた電動送風機30と、筐体11に回転可能に設けられた左右一対の車輪13および前輪14とを備え、床面上を前進(移動)可能に構成されている。
筐体11は、平面的に視て長円形の上端縁を有し、その上端縁の前部が平面視U形のハンドル部11aとなっている。また、筐体11内の右側後部には、電動送風機30に外部電源からの電力を供給する電源コード(不図示)を筐体11内に巻き取るコードリール40が設けられると共に、筐体11の集塵装置装着部12の後部にはコードリール40から引き出した電源コードをコードリール40を作動させて巻き取らせる巻き取り開始ボタン15が設けられている。
また、筐体11は、図示しない可撓性ホースの基端部と接続可能な吸引口11bをハンドル部11aの下方かつ集塵装置装着部12の前方に有し、集塵装置20の空気流入口21a2と接続可能な第1通風口11cを集塵装置装着部12の底部左後方に有し、集塵装置20の空気排出口22Da12と接続可能な第2空気導入口11d(図9参照)を集塵装置装着部12の底部前部に有し、後壁部11eに排気口11e1を有している。
また、第1通風口11cにはパッキンが設けられると共に、第2通風口11dにはフィルター50が着脱可能に装着される。
さらに、筐体11の後壁部11eにおける排気口11e1の周囲3箇所には駆動装置10を直立可能とする突起状の脚部11fが設けられている。
駆動装置10の内部において、吸引口11bと第1通風口11cとの間が空気の第1通風経路17aとなっており、第2通風口11dと電動送風機30との間が上流側第2通風経路17bとなっており、電動送風機30と後壁部11eの排気口11e1との間が下流側第2通風経路17cとなっている。なお、電動送風機30は、集塵装置装着部12の前後方向中間位置の下部(第1通風口11cの横)に配置されると共に、下流側第2通風経路17cは電動送風機30からコードリール40の左右両側に回り込んで排気口11e1に達している。
また、図3と図4に示すように、集塵装置装着部12において、第2通風口11d(図9)に取り付けられた後述のフィルター50の左右両側には、集塵装置20の一対のロック爪22Db2が係脱可能に係止する一対の係合凹部11gが設けられている。
また、吸引口11bには図示しない可撓性ホースの基端部に設けられた電気配線部の凹形端子と電気的に接続可能な凸形端子11b1が設けられ、凸形端子11b1はリード線を介して回路基板(不図示)と電気的に接続されている。なお、回路基板は、筐体11内のコードリール40の近傍に設けられ、電動送風機30および電源コード(不図示)とリード線等を介して電気的に接続されている。
また、図5に示すように、フィルター50は、メインフィルター本体51と、フィルター本体51に着脱可能に装着されるサブフィルター本体52と、サブフィルター本体52を装着したメインフィルター本体51の吸気側部分を着脱可能に覆いかつ第2通風口11dに着脱可能に装着されるフィルターケース53とを備える。なお、フィルターケース53は、サブフィルター本体52を装着していないメインフィルター本体51の吸気側部分を着脱可能に覆うことも可能である。
メインフィルター本体51は、平面視矩形のプリーツ状フィルター部51aと、フィルター部51aの外周部に一体状に設けられた矩形の外周枠部51bと、外周枠部51bの外周面に設けられたシール部51cとを有する。
サブフィルター本体52は、発泡樹脂、不織布といった材質の多孔質プレートからなり、メインフィルター本体51の吸気側における外周枠部51b内にほぼ隙間無く収納されるサイズに形成されている。
フィルターケース53は、サブフィルター本体52を外部に露出させる窓部53a1を有する上壁部53aと、上壁部53aの周囲に垂設された外周壁部53bと、上壁部53aと外周壁部53bとで囲まれてメインフィルター本体51およびサブフィルター本体52を収納する収納スペースを備える。なお、フィルターケース53は、第2通風口11dに装着されることにより、集塵装置装着部12に装着された集塵装置20の後述の遠心分離ユニット22を支持する台としても機能する。
フィルターケース53において、窓部53a1の周囲にはパッキン53a2が設けられると共に、窓部53a1は前端部側に配置されている。また、サブフィルター本体52とメインフィルター本体51とがこの順にフィルターケース53の収納スペース内に収納された状態では、上壁部53aとサブフィルター本体52との間に隙間が設けられている。そのため、窓部53a1から流入した空気はサブフィルター本体52およびメインフィルター本体51の窓部53a1に面していない部分も通過可能となる。
また、外周壁部53bの一部には、駆動装置10の第2通風口11dに取り付けたフィルターケース53を解除可能にロックするロック爪53f1およびロック解除レバー53f2が設けられている。
一方、駆動装置10における第2通風口11dの近傍位置にはロック爪53f1と係脱可能に係止する図示しない係止凹部が設けられている。
第2通風口11dにフィルターケース53を嵌め込むことにより、ロック爪53f1が係止凹部(不図示)に係止してロックされ、ロック解除レバー53f2を押さえることによりロック爪53f1が係止凹部(不図示)から離脱するためそのままフィルターケース53を持ち上げて第2通風口11dから取り外すことができる。
図6は実施形態1における駆動装置の内部に設けられた第1および第2通風経路の構成部分を示す平面図であり、図7は図6の第1および第2通風経路の構成部分の分解図である。なお、図6において、矢印X方向は前後方向を示し、矢印Y方向は左右方向を示し、矢印Z方向は上下方向を示している。
図1~図7に示すように、駆動装置10の筐体11内には第1通風経路17aを構成する通風路形成筒体17Aと、上流側第2通風経路17bを構成する上流側部材17Bと、下流側第2通風経路17cの一部を構成する下流側部材17Cとが設けられている。なお、下流側第2通風経路17cにおける下流側部材17Cよりも下流側は、コードリール40が配置されかつ排気口11e1と連通した筐体11の内部空間にて構成されている。
[第1通風経路]
図8は実施形態1における通風路形成筒体と集塵装置との接続状態を示す側面図である。また、図9(A)は通風路形成筒体とダストカップとの接続状態を示す正面図、(B)は(A)のI-I線矢視断面図、(C)は(A)のII-II線矢視断面図である。また、図10は実施形態1における通風路形成筒体を示す斜視図であり、図11は図10の通風路形成筒体の分解図である。なお、図8と図9(C)において、矢印X方向は前後方向を示し、矢印Y方向は左右方向を示し、矢印Z方向は上下方向を示している。
図6~図11に示すように、通風路形成筒体17Aは、気流方向の下流側に設けられた前記第1通風口11cと、気流方向の上流側に設けられて筐体11の吸引口11bに気密に接続される接続口17Aaとを有する捻られた形の筒部材であり、第1通風口11cの周囲にはパッキン11c1が取り付けられている。実施形態1の通風路形成筒体17Aの場合、接続口17Aaが前方へ開口するよう上流側部材17Bの前方に配置され、かつ接続口17Aaの開口方向と略直交する上方へ通風口11cが開口するよう上流側部材17Bの後部左側に配置された状態で捻られた形に形成されている。
詳しく説明すると、図8~図11に示すように、通風路形成筒体17Aは、接続口17Aaを有する上流側コーナー端部17Ayと、通風口11cを有する下流側コーナー端部17Azと、上流側コーナー端部17Ayと下流側コーナー端部17Azとを繋ぐ中間連通部17Axとを有する。
上流側コーナー端部17Ayは、図9(B)中の矢印Aに示すように、接続口17Aaに流入した空気の前後方向の流れを左斜め上の方向に変える部分である。
中間連通部17Axは、図9(B)および(C)中の矢印Bに示すように、左斜め上の方向の空気の流れを後方に変える部分である。
下流側コーナー端部17Azは、図9(C)中の矢印Cに示すように、後方への空気の流れを上方に変える部分である。
このように空気の流れを誘導する通風路形成筒体17Aにおいて、特徴的な第1の部分は、下流側コーナー端部17Azが、滑らかに湾曲しながら第1通風口11cに繋がる内側湾曲内面部17Az1を有し、かつ第1通風口11cに向かうにつれて徐々に細くなっている点である。実施形態1の場合、内側湾曲内面部17Az1の曲率半径は、例えば3mm程度に設定されている。ここで、「内側湾曲内面部17Az1」の「内側」とは、下流側コーナー端部17Azにおけるカーブのインコーナー部分を意味する。
なお、駆動装置10の集塵装置装着部12に横置きに集塵装置20が装着された状態において、通風路形成筒体17Aの内側湾曲内面部17Az1側に後述の遠心分離部である遠心分離ユニット22が配置される(図8、図9(C)参照)。
また、通風路形成筒体17Aにおいて、特徴的な第2の部分は、下流側コーナー端部17Azが、内側湾曲内面部17Az1と対向する位置に、互いに鈍角で交わる三面以上の外側平坦内面部17Az2、17Az3、17Az4をさらに有する点である。ここで、「外側平坦内面部17Az2」の「外側」とは、下流側コーナー端部17Azにおけるカーブのアウトコーナー部分を意味する。
外側平坦内面部17Az2は後方へ延びる面であり、外側平坦内面部17Az3は後方へ向かうにつれて斜め上に延びる面であり、外側平坦内面部17Az4は上方へ延びる面である。外側平坦内面部17Az2、17Az3が交わる角度および外側平坦内面部17Az3、17Az4が交わる角度は、90°よりも大きい鈍角であり、実施形態1では130~140°程度に設定されている。
なお、通風路形成筒体17Aの第1および第2の特徴点について、さらに詳しくは後述する。
この通風路形成筒体17Aは、容易に製造することができるよう主として二部品から構成されている。つまり、通風路形成筒体17Aは、図11に示すように、接続口17Aaおよび通風口11cを有する樹脂製の第1部材17Ap1と、第1部材と結合された樹脂製の第2部材17Ap2とを有してなる。
第1部材17Ap1および第2部材17Ap2の材料となる樹脂としては、例えば、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂等を用いることができる。
第1および第2部材17Ap1、17Ap2は、通風路形成筒体17Aの底部側をカットして二分割にしたような部品であり、次のように構成されている。
第1部材17Ap1は、図9(B)および図11に示すように、第2部材17Ap2と結合されることにより塞がれる結合口17Ap11と、結合口17Ap11の周囲端面部に設けられた外鍔部17Ap12と、外鍔部17Ap12に設けられた複数の凹形の第1位置決め部17Ap13とを有する。実施形態1の場合、外鍔部17Ap12の対向する2つの長辺部分とそれらによって挟まれた下流側の短辺部分の合計3箇所に凹形の第1位置決め部17Ap13が配置されている。
第2部材17Ap2は、第1部材17Ap1の結合口17Ap11の周囲端面部(外鍔部17Ap12)と結合される結合面部に設けられた外鍔部17Ap21を有すると共に、第1位置決め部17Ap13と嵌合可能な凸形の第2位置決め部17Ap22を外鍔部17Ap21に有している。
これらの第1および第2部材17Ap1、17Ap2を組み立てて通風路形成筒体17Aを作製する際は、まず、第1部材17Ap1における結合口17Ap11の周囲端面部(外鍔部17Ap12)と第2部材17Ap2の結合面部(外鍔部17Ap21)とを重ね合わせることにより、凸形の各第2位置決め部17Ap22を凹形の各第1位置決め部17Ap13に嵌め込んで位置決めする(図10参照)。その後、この状態で第1および第2部材17Ap1、17Ap2の外鍔部17Ap12、17Ap22を超音波溶着によって結合する。また、組み立てた通風路形成筒体17Aの第1通風口11cの外周部にはパッキン11c1が取り付けられると共に、通風路形成筒体17Aの接続口17Aaの外周部には、外周面に溝を有するリング部材17Arが隙間無く嵌め込まれ、リング部材17Arの溝に図示しないパッキンが嵌め込まれる。
なお、通風路形成筒体17Aの底部側をカットすることにより第1部材17Ap1側に接続口17Aaと通風口11cをまとめて設け、それによって第1部材17Ap1と第2部材17Ap2との超音波溶着を容易にしている。つまり、接続口17Aaを二分割する位置で第1および第2部材17Ap1、17Ap2を形成すると、第1および第2部材17Ap1、17Ap2における結合形状が特に接続口17Aa部分で複雑化する。それに伴い、第1部材17Ap1と第2部材17Ap2との高精度な超音波溶着が難しくなり、かつ不完全な溶着部分から外気が流入して吸引力が低下するおそれがある。これに対し、実施形態1では、第1部材17Ap1側に接続口17Aaを分割しない状態で設けることによりこのような問題が生じない。
[第2通風経路]
図5~図7に示すように、上流側部材17Bは、フィルター50と電動送風機30の気流方向の上流側端部30aとを接続する上流側第2通風経路17b(図2)の構成部材であり、フィルター50を着脱可能に取り付けるフィルター取付部17Baと、フィルター取付部17Baと一体形成されて電動送風機30の上流側端部30aを嵌め入れる嵌入部17Bbとを有する。
フィルター取付部17Baは、フィルター50のフィルターケース53が嵌り込む形状およびサイズに形成された受け皿形の部分であり、その底部には格子部17Ba1が設けられると共に、開口部は前記第2通風口11dとされている。また、フィルター取付部17Baは、格子部17Ba1付近の内周面に段部17Ba2を有しており、フィルター取付部17Baに嵌め込まれたフィルター50のフィルターケース53のシール部51cが段部17Ba2に載って密着する。
嵌入部17Bbは、電動送風機30の円盤形の上流側端部30aを挿入する円筒形の部分であり、その外周面には周方向等間隔で設けられた複数(この場合、4個)の係止凸部17Bb14が設けられている。電動送風機30の上流側端部30aを嵌入部17Bb内に嵌め入れることにより、電動送風機30の上流側端部30aに設けられたパッキン30a1が嵌入部17Bbの内面に突き当たって密着する。
また、図6に示すように、上流側部材17Bにおいて、平面的に視て、駆動装置10が前進する方向(矢印X方向)に対して電動送風機30の回転軸心Pが斜め方向となるように上流側端部30aを嵌入部17Bbに嵌め入れることができるように、フィルター取付部17Baと嵌入部17Bbとの間にこれらを連通接続する接続部17Bcが一体形成されている(図7参照)。フィルター取付部17Baに対して嵌入部17Bbを斜めに配置することにより、上流側部材17Bの横(この場合、左横)に通風路形成筒体17Aを沿わせるように配置しても、通風路形成筒体17Aによる外観上の出っ張りを筐体11に形成する必要がなくなり、駆動装置10の外観の見栄えをよくすることができる。なお、実施形態1ではフィルター取付部17Baの下に通風路形成筒体17Aの吸気側(接続口17Aa側)の部分が配置されるため、接続部17Bcは通風路形成筒体17Aに干渉しない形状に形成されている。
図6と図7に示すように、下流側部材17Cは、電動送風機30を収納しかつ電動送風機30から流出する気流を流通させる通気窓17Ca111を有するケース部17Caと、ケース部17Caの内面側に設けられた通気性を有する防音シート部17Cbとを有する。
ケース部17Caは、ケース本体17Ca1と、ケース本体17Ca1に取り付けられるカバー部材17Ca2とを備える。
ケース本体17Ca1は、電動送風機30を収納しかつ複数の前記通気窓17Ca111を有する枠形円筒部17Ca11と、回路基板90を収納するよう枠形円筒部17Ca11と一体形成された基板収納部17Ca12とを有する。なお、回路基板90は、電動送風機30と図示しないリード線を介して電気的に接続される。
枠形円筒部17Ca11は、筒状に巻かれた防音シート17Cbの一端部17Cb1と他端部17Cb2とを挟み込む大型リブ17Ca112および防音シート17Cbの一方の長辺部分を挟み込む複数の小型リブ17Ca113を内面側に有すると共に、上流側部材17Bの嵌入部17Bbの複数の係止凸部17Bb14と係止可能な孔を有する複数の係止片17Ca114を有している。
大型リブ17Ca112は、前方から視てT形の断面形状に形成されている。
小型リブ17Ca113は、枠形円筒部17Ca11の内面から中心方向に突出しかつ前方へ折れ曲がったL形に形成されている。
基板収納部17Ca12は、枠形円筒部17Ca11の底部を構成しかつ枠形円筒部17Ca11よりも左側へ突出したサイズで形成されており、多数の通気孔17Ca1211を有している。なお、平面的に視て、前記のように上流側部材17Bのフィルター取付部17Baに対して嵌入部17Bbを斜めに配置しているため、基板収納部17Ca12が左側へ突出したサイズで形成されても筐体11に外観上の出っ張りを形成する必要はない。
また、基板収納部17Ca12は、枠形円筒部17Ca11の底部となる部分の中心位置に電動送風機30のモータ部30bの端部を嵌め入れ、かつモータ部30bの端部を支持する図示しない防振ゴムを収納するための凹部を有している。
カバー部材17Ca2は、ケース本体17Ca1の基板収納部17Ca12と嵌合するサイズおよび形状に形成されており、左右両側に通気口17Ca221が設けられている。なお、カバー部材17Ca2とケース本体17Ca1の基板収納部17Ca12とは、上流側部材17Bとケース本体17Ca1とが着脱可能に連結する係脱機構(係止凸部17Bb14および係止片17Ca114)と同様の機構によって着脱可能に連結する。
防音シート部17Cbは、例えば、通気性および可撓性を有する発泡樹脂シートまたは樹脂繊維製不織布等からなり、ケース本体17Ca1の枠形円筒部17Ca11の内側の奥行き寸法と同等の幅寸法および枠形円筒部17Ca11の内側の円周と同等の長さ寸法を有する矩形のシートである。
防音シート部17Cbは、長手方向の一端部17Cb1と他端部17Cb2とを突き合わせるようにして筒状に巻かれてケース部17Caの枠形円筒部17Ca11内に収納される。このとき、防音シート部17Cbの一端部17Cb1と他端部17Cb2とが大型リブ17Ca112によってぶらつかないよう押さえられる。また、防音シート部17Cbの一方の長辺部が複数の小型リブ17Ca113によってぶらつかないよう押さえられる。
このように、枠形円筒部17Ca11の内周面に沿って防音シート部17Cbを位置決め固定することにより、防音シート部17Cbを枠形円筒部17Ca11の通気性を有する外周壁として機能させることができる。つまり、電動送風機30の外周部から径方向に向かって噴出する気流を電動送風機30の外周側に配置された防音シート部17Cbに通すことができるため、電動送風機30の排気の流れがスムーズとなる。また、防音シート部17Cbを通過した気流の一部を基板収納部17Ca12内に通して回路基板90を効率よく冷却することができる。なお、回路基板90を冷却した気流はカバー部材17Ca2の通気口17Ca221を通過してコードリール40の方へ流れる(図2)。
<集塵装置の構成>
図1~図3に示すように、集塵装置20は、ダストカップ21と、ダストカップ21に着脱可能に装着されるダスト分離部としての遠心分離ユニット22とを備える。
[ダストカップ]
ダストカップ21は、円筒形の胴部21aと、胴部21aの下端開口部にヒンジ部21b1を介して開閉可能に設けられた底部21bとを有し、胴部21aの上端開口部が遠心分離ユニット22を着脱可能に装着する装着口21qとなっている(図9(C)参照)。
また、ダストカップ21において、胴部21aには外周面との接線方向上に開口する前記空気流入口21a2が設けられると共に、胴部21aの下端開口部および底部21bの外周部には底部21bの閉状態を解除可能にロックするロック部21cが設けられている。
遠心分離ユニット22が装着されたダストカップ21の内部において、遠心分離ユニット22の後述する第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaの周囲スペースは比較的大きな第1の塵埃が捕集される。
[遠心分離ユニット]
図2に示すように、遠心分離ユニット22は、空気中の第1の塵埃を分離する筒形の第1遠心分離部22Aと、第1遠心分離部22Aの周囲に配置されて第1遠心分離部22Aを通過した空気中の第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する複数の遠心分離筒22Baを含む第2遠心分離部22Bとを有する。
実施形態1の場合、遠心分離ユニット22は、第1遠心分離部22Aの後述するカップ部22Abに対して回動可能なように第2遠心分離部22Bとカップ部22Abとの間に設けられたワイパー部22Cと、ワイパー部22Cを回動させるよう第2遠心分離部22Bを覆う回動部22Dとをさらに有している。
第1遠心分離部22Aは、ダストカップ21の内部と第2遠心分離部22Bとを連通させる内筒部22Aaと、内筒部22Aaを挿通させる挿通孔および第2遠心分離部22Bを嵌め込む嵌合口を有する前記カップ部22Abとを有する。
内筒部22Aaは、圧縮スクリュー部22Aa2と、外周壁にメッシュ部材22Aa111が巻き付けられてなる円筒状の筒枠部とを有する。
第2遠心分離部22Bは、複数(この場合10個)の二重筒形の遠心分離筒22Baが同一円上に配置され一体化されてなる。
この遠心分離ユニット22は、ハンドル形の回動部22Dを所定方向(この場合、時計回り)に回転させることにより、第2遠心分離部22B、ワイパー部22Cおよび内筒部22Aaが回転し、回転するワイパー部22Cにてカップ部22Ab内の塵埃をダストカップ21内に落下させると共に、回転する圧縮スクリュー部22Aa2にてダストカップ21内の塵埃を圧縮するように構成されている。
<掃除機本体の動作およびメンテナンスについて>
図1に示すように、本発明の電気掃除機の掃除機本体1は、清掃時には、図示しないハンドルおよび操作部を有する可撓性ホース、延長パイプおよび吸込口体が接続される。
操作部にて電源をONにすると、電動送風機30が駆動し、被清掃面上の塵埃を空気と共に吸い込んで清掃する。吸込口体に吸い込まれた塵埃を含む空気は、延長パイプおよび可撓性ホースを介して掃除機本体1内に吸引される。
以下、図1~図12を参照しながら掃除機本体1内における空気の流れを説明する。なお、図12(A)は実施形態1の通風路形成筒体からダストカップ内へ流入する空気の流れを示し、(B)は比較例としての通風路形成筒体からダストカップ内へ流入する空気の流れを示す説明図である。また、空気の流れは、図2中の矢印F1~F10の順となっている。
塵埃を含む空気は、まず、駆動装置10の吸引口11bに流入し(矢印F1)、吸引口11bと第1通風口11cの間の第1通風経路17a(通風路形成筒体17Aの内部)を通り(矢印F2)、集塵装置20のダストカップ21の空気流入口21a2に流入する(矢印F3)。
ダストカップ21内に流入した塵埃を含む空気は、ダストカップ21内を旋回し、この間に比較的大きな第1の塵埃は遠心力によりダストカップ21の内周面側を旋回し、微細な塵埃を含む空気はメッシュ部材22Aa111へ向かう(矢印F4)。これにより、比較的大きな第1の塵埃はダストカップ21内に溜まる。
メッシュ部22Aa111を通過した第1の塵埃よりも微細な第2の塵埃を含む空気は、第1遠心分離部22A内に流入し(矢印F5)、第2遠心分離部22Bの複数の遠心分離筒22Baの内部へ流入して内周面に沿って旋回する。
第2の塵埃を含む空気が遠心分離筒22Baの内周面に沿って旋回ことにより、第2の塵埃は遠心分離されて遠心分離ユニット22内に溜まる。一方、第2の塵埃が除去された空気は、複数の遠心分離筒22Baの内部(矢印F6)を通って回動部22Dの空気排出口22Da12から駆動装置10のフィルター50を通過して第2通風口11d内に流入する(矢印F7)。このとき、複数の遠心分離筒22Baにて捕捉されなかった第2の塵埃よりも微細な塵埃がフィルター50にて捕捉される。
駆動装置10内に流入した清浄化された空気は、第2通風口11dと電動送風機30との間の上流側第2通風経路17b(上流側第2部材17Bの内部)を通って電動送風機30内に流入し、電動送風機30の外周部から流出した空気は下流側第2通風経路17cを通過する。この際、空気は、基板収納部17Ca12内に直接流入して回路基板90を冷却する、あるいは防音シート部17Cbを通過した後に基板収納部17Ca12内に流入して回路基板90を冷却する、あるいは防音シート部17Cbを通過した後にコードリール40の方へ流れる(矢印F8)。
基板収納部17Ca12内に流入した空気はカバー部材17Ca2内から流出してコードリール40の方へ流れる空気と合流し、コードリール40の周囲を回り込み(矢印F9)、排気口11e1から外部に排出される(矢印F10)。
このように電気掃除機内の通風経路を空気が流れる間、前記第1および第2の特徴点を有する実施形態1の通風路形成筒体17Aからダストカップ21内へ流入する空気の流れは、次のように乱流が抑えられたものとなる。
ここで、図12(A)および(B)を用いて実施形態1の通風路形成筒体17A内の空気の流れを比較例の通風路形成筒体17AC内の空気の流れと比較しながら説明する。なお、図12(B)において、図12(A)中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
まず、図12(B)に示す比較例の通風路形成筒体17ACについて説明する。
比較例の通風路形成筒体17ACは、実施形態1の通風路形成筒体17Aと同様の上流側コーナー端部17Ayおよび中間連通部17Axを有すると共に、後方への空気の流れを上方へ変える直角に屈曲した下流側コーナー端部17Aczを有する。
比較例の通風路形成筒体17ACにおいて、下流側コーナー端部17Aczは、互いに直角に交わる2面としての内側平坦内面部17ACz1、17ACz2と、内側平坦内面部17ACz1、17ACz2と対向する位置に配置されて互いに直角に交わる2面としての外側平坦内面部17ACz3、17ACz4とを有する。
図12(B)に示すように、比較例の通風路形成筒体17ACの直角に屈曲した下流側コーナー端部17Aczを空気が流れる場合、直角のコーナー部分を曲がった空気は矢印Cc1、Cc2のようにダストカップ21の空気流入口21a2内に流入するが、内側平坦内面部17ACz1、17ACz2に沿った空気の流れ(矢印Cc2)の一部がダストカップ21の底部21bとは反対側へ向かい乱流が生じやすい傾向にあることが、本発明者が行った流体解析によって判明した。
また、直角のコーナー部分を過ぎた内側平坦内面部17ACz2からダストカップ21の空気流入口21a2の内面に亘って空気が流れ難い領域(点線Qで囲まれた部分)が生じる傾向にあることも流体解析によってわかった。
このように、直角に屈曲した下流側コーナー端部17Aczを有する比較例の通風路形成筒体17ACを用いた場合、乱流および空気が流れ難い領域(点線Qで囲まれた部分)が生じて経路圧損が生じやすいこと、特に駆動装置10に対して集塵装置20を横置きにセットする実施形態1の電気掃除機(図2)ではダストカップ21内のメッシュ部材22Aa111の周囲を塵埃が旋回し続け、塵埃が底部に21b側に集まりにくいことが確認できた。
一方、図12(A)に示す実施形態1の通風路形成筒体17Aは、下流側コーナー端部17Azが、滑らかに湾曲しながら第1通風口11cに繋がる内側湾曲内面部17Az1を有し、かつ第1通風口11cに向かうにつれて徐々に細くなっているため(第1の特徴点)、下流側コーナー端部17Azからダストカップ21の空気流入口21a2に亘って乱流および空気の流れが弱い領域が生じず、内側湾曲内面部17Az1に沿った空気がスムーズに流れる(矢印C2)。
さらに、通風路形成筒体17Aにおいて、下流側コーナー端部17Azが、内側湾曲内面部17Az1と対向する位置に、互いに鈍角で交わる三面以上の外側平坦内面部17Az2、17Az3、17Az4を有しているため(第2の特徴点)、外側平坦内面部17Az2、17Az3、17Az4に沿った空気も比較例に比べてスムーズに流れる(矢印C1)。
このように、滑らかに湾曲した下流側コーナー端部17Azを有する実施形態1の通風路形成筒体17Aを用いた場合、乱流および空気が流れ難い領域により生じる経路圧損が抑制されること、特に駆動装置10に対して集塵装置20を横置きにセットする実施形態1の電気掃除機(図2)ではダストカップ21内のメッシュ部材22Aa111の周囲を塵埃が旋回し続けることなく底部に21b側に集まりやすいことが比較例と同様の流体解析によって確認できた。
次に、清掃後の掃除機本体1のメンテナンスについて説明する。
集塵装置20のメッシュ部材22Aa111の除塵およびダストカップ21内に溜まった第1の塵埃の圧縮は、回動部22DのハンドルDc1を所定方向に回すことにより同時に行われる。この際、除塵および圧縮は、集塵装置20を駆動装置10に装着したままの状態でも行うことができるが、適切な除塵および圧縮は、集塵装置20を駆動装置10から取り外し、集塵装置20を立てた状態で行うことが望ましい。
駆動装置10に装着された集塵装置20を取り外す際は、集塵装置20のハンドル22Dc1を手で掴んで引っ張ることにより、駆動装置10の一対の係合凹部11gに係合した集塵装置20の一対のロック爪22Db2が揺動して各係合凹部11gから離脱するため、使用者はハンドル22Dc1を引き上げる1ステップの動作で集塵装置20を取り外すことができる。ハンドル22Dc1は、そのハンドル本体22Dc11を手で掴みやすいように円筒形状の直径が下方に向かうにつれて小さくなっている。
駆動装置10から取り外した集塵装置20を、床面などの安定した面上に立てた状態で載置し、ハンドル22Dc1に示された矢印の方向(時計回り方向)にハンドル22Dc1を回す。これにより、ハンドル22Dc1と連結した第2遠心分離部22Bが回転する。
第2遠心分離部22Bが回転することにより、第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaの圧縮スクリュー部22Aa2が回転し、ダストカップ21内の底に溜まった第1の塵埃が圧縮される。
ダストカップ21内の第1の塵埃を廃棄する際は、ロック部21cのロック解除ボタン21を押すことにより底部21bが開き、ダストカップ21内の第1の塵埃が落下して廃棄される。このとき、内筒部22Aaが下がるため、カップ部22Ab内に溜まった第2の塵埃も内筒部22Aa内を通って廃棄される。
また、集塵装置20は、ダストカップ21、第1遠心分離部22A、第2遠心分離部22bおよび回動部22dに分解できるため、これらをそれぞれ水洗いすることができる。
また、定期的にフィルター50を取り外して水洗いすることが推奨される。
集塵装置20およびフィルター50の洗浄後、電気掃除機の使用前にはこれらを組み立てて駆動装置10に取り付ける。
(実施形態2)
実施形態1では、通風路形成筒体17Aの下流側コーナー端部17Azが、内側湾曲内面部17Az1と対向する位置に、互いに鈍角で交わる三面の外側平坦内面部17Az2、17Az3、17Az4を有する場合(図9、12(A))を例示したが、四面の外側平坦内面部を設けてもよい。
あるいは、三面の外側平坦内面部17Az2、17Az3、17Az4の代わりに、滑らかに湾曲する外側湾曲内面部を設けてもよい。この場合、外側湾曲内面部の曲率半径は、例えば30mm程度とすることができる。
あるいは、三面の外側平坦内面部17Az2、17Az3、17Az4の代わりに、前記比較例と同様の互いに直角に交わる二面の外側平坦内面部を設けてもよい。
(実施形態3)
実施形態1では、通風路形成筒体17Aの第1部材17Ap1に複数の凹形の第1位置決め部17Ap13を設け、第2部材17Ap2に複数の凸形の第2位置決め部17Ap22を設けた場合を例示したが、第1部材17Ap1に複数の凸形の第1位置決め部を設け、第2部材17Ap2に複数の凹形の第2位置決め部を設けてもよい。
(実施形態4)
実施形態1では集塵装置20のダスト分離部である遠心分離ユニット22が第1および第2遠心分離部22A、22Bを備えたマルチサイクロン方式である場合を例示したが、ダスト分離部はこれに限定されるものではなく、例えば、第2遠心分離部22Bの代わりにフィルターを用いてもよい。
この構成によれば、集塵装置側のフィルターと駆動装置側のフィルターとの二重フィルター方式を実現することができる。
(まとめ)
本発明の電気掃除機は、電動送風機を収納する駆動装置と、塵埃を含む空気から前記塵埃を分離可能な集塵装置とを備え、
前記駆動装置は、着脱可能に前記集塵装置を装着する集塵装置装着部と、前記集塵装置装着部に装着された前記集塵装置に塵埃を含む空気を送り込む通風路形成筒体とを備え、
前記通風路形成筒体は、塵埃を含む空気を取り込む接続口と、前記接続口と連通し前記集塵装置装着部に装着された前記集塵装置と接続される通風口とを備え、
前記接続口および前記通風口は互いに略直交する方向に開口しており、
前記通風路形成筒体は、前記接続口を有する上流側コーナー端部と、前記通風口を有する下流側コーナー端部と、前記上流側コーナー端部と前記下流側コーナー端部とを繋ぐ中間連通部とを有し、
前記下流側コーナー端部は、滑らかに湾曲しながら前記通風口に繋がる内側湾曲内面部を有し、かつ前記通風口に向かうにつれて徐々に細くなっている。
本発明の電気掃除機は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記下流側コーナー端部は、前記内側湾曲内面部と対向する位置に、滑らかに湾曲する外側湾曲内面部または互いに鈍角で交わる三面以上の外側平坦内面部をさらに有するものであってもよい。
この構成によれば、集塵装置内に流入する直前で通過する下流側コーナー部での空気の乱流およびそれに伴う経路圧損をより一層抑えることができる。
(2)前記通風路形成筒体は、前記接続口および前記通風口を有する第1部材と、前記第1部材と結合された第2部材とを有し、
前記第1部材は、前記第2部材と結合されることにより塞がれる結合口を有すると共に、前記結合口の周囲端面部に設けられた凹形または凸形の第1位置決め部を有し、
前記第2部材は、前記第1部材の前記結合口の周囲端面部と結合される結合面部を有すると共に、前記第1位置決め部と嵌合可能な凸形または凹形の第2位置決め部を前記結合面部に有するものであってもよい。
この構成によれば、通風路形成筒体の組み立て部品である第1部材と第2部材とを結合する際にそれらが互いに位置決めできるため、位置ずれせず適切にかつ容易に結合作業を行うことができる。
(3)前記第1部材および前記第2部材が樹脂からなり、前記第1部材における前記結合口の前記周囲端面部と前記第2部材の前記結合面部とが超音波溶着によって結合していてもよい。
この構成によれば、第1および第2部材の間にパッキンを設けかつこれらをボルト・ナット等によって結合させる、あるいは第1および第2部材の間に接着剤層を設けてこれらを結合させるといった部材や手間を省くことができるため、結合作業の効率化が図られる。
さらに、第1部材17Ap1側に接続口17Aaと通風口11cをまとめて設けることにより、第1部材17Ap1と第2部材17Ap2との超音波溶着が容易となる。
(4)前記集塵装置は、円筒形の外周壁を有しかつ前記外周壁の一端部側および他端部側に設けられた底部および装着口を有するダストカップと、前記ダストカップの前記装着口に装着される遠心分離部とを有し、
前記ダストカップにおいて、前記外周壁の前記装着口の近傍位置には前記駆動装置の前記通風口と接続可能にかつ前記外周壁の接線方向に開口する流入口が設けられており、
前記集塵装置は、前記通風路形成筒体の前記内側湾曲内面部側に前記遠心分離部が配置されるように前記集塵装置装着部に装着されてもよい。
この構成によれば、駆動装置の通風路形成筒体からサイクロン方式の集塵装置へ流入した塵埃を含む空気が旋回しながらダストカップの底部側へスムーズに流れるため、駆動装置の集塵装置装着部に横置きに集塵装置を装着する場合であってもダストカップの底部側に効率よく塵埃を集めることができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 駆動装置
11c 第1通風口
12 集塵装置装着部
17A 通風路形成筒体
17Aa 接続口
17Ap1 第1部材
17Ap2 第2部材
17Ap11 結合口
17Ap12 外鍔部(周囲端面部)
17Ap13 第1位置決め部
17Ap21 外鍔部(結合面部)
17Ap22 第2位置決め部
17Ax 中間連通部
17Ay 上流側コーナー端部
17Az 下流側コーナー端部
17Az1 内側湾曲内面部
17Az2、17Az3、17Az4 外側平坦内面部
20 集塵装置
21 ダストカップ
21a2 空気流入口
21b 底部
21q 装着口
22 遠心分離ユニット(遠心分離部)
30 電動送風機

Claims (4)

  1. 電動送風機を収納する駆動装置と、塵埃を含む空気から前記塵埃を分離可能な集塵装置とを備え、
    前記駆動装置は、着脱可能に前記集塵装置を装着する集塵装置装着部と、前記集塵装置装着部に装着された前記集塵装置に塵埃を含む空気を送り込む通風路形成筒体とを備え、
    前記通風路形成筒体は、塵埃を含む空気を取り込む接続口と、前記接続口と連通し前記集塵装置装着部に装着された前記集塵装置と接続される通風口とを備え、
    前記接続口および前記通風口は互いに略直交する方向に開口しており、
    前記通風路形成筒体は、前記接続口を有する上流側コーナー端部と、前記通風口を有する下流側コーナー端部と、前記上流側コーナー端部と前記下流側コーナー端部とを繋ぐ中間連通部とを有し、
    前記下流側コーナー端部は、滑らかに湾曲しながら前記通風口に繋がる内側湾曲内面部を有し、かつ前記通風口に向かうにつれて徐々に細くなっており、
    前記通風路形成筒体は、流路の長手方向に沿って二分割された第1部材と第2部材とを結合してなり、
    前記第1部材は、前記接続口と、前記通風口と、前記第2部材と結合されることにより塞がれる結合口とを有し、
    前記第2部材は、前記第1部材の前記結合口の周囲端面部と結合される結合面部を有し、
    前記第1部材および前記第2部材が樹脂からなり、前記第1部材における前記結合口の前記周囲端面部と前記第2部材の前記結合面部とが超音波溶着によって結合していることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記下流側コーナー端部は、前記内側湾曲内面部と対向する位置に、滑らかに湾曲する外側湾曲内面部または互いに鈍角で交わる三面以上の外側平坦内面部をさらに有する請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 記第1部材は、前記結合口の周囲端面部に設けられた凹形または凸形の第1位置決め部を有し、
    前記第2部材は、前記第1位置決め部と嵌合可能な凸形または凹形の第2位置決め部を前記結合面部に有する請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記集塵装置は、円筒形の外周壁を有しかつ前記外周壁の一端部側および他端部側に設けられた底部および装着口を有するダストカップと、前記ダストカップの前記装着口に装着される遠心分離部とを有し、
    前記ダストカップにおいて、前記外周壁の前記装着口の近傍位置には前記駆動装置の前記通風口と接続可能にかつ前記外周壁の接線方向に開口する流入口が設けられており、
    前記集塵装置は、前記通風路形成筒体の前記内側湾曲内面部側に前記遠心分離部が配置されるように前記集塵装置装着部に装着される請求項1~のいずれか1つに記載の電気掃除機。
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