JP2011245091A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気孔の外観のデザイン性を簡単な方法で改善することができ、排気風速を低減することのできる電気掃除機を得る。
【解決手段】吸引力を発生する電動送風機80と、電動送風機80を内蔵する本体ケース10と、電動送風機80の吸引力により吸引される空気の吸引経路と、吸引経路上に配置され、吸引された空気に含まれる塵埃を捕集する集塵ユニット20と、本体ケース10に設けられ、電動送風機80により吸引された空気を外部へ排気する本体排気孔51と、本体排気孔51を外側から覆う排気カバー52と、排気カバー52に設けられたカバー排気孔53と、を備え、カバー排気孔53は、本体排気孔51が形成された面に対し垂直に見たときに、本体排気孔51と重複しない位置に設けられた。
【選択図】図12

Description

本発明は、電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機の排気風の排出に関し、「カバー体22の側壁の底部に排気口26を設けており、電動送風機3から排出される排気風はこの排気口26より排出され、前記カバー体22底部と本体下7の内壁との間の空間で構成される排気通路27を通って本体上8の後部に設けた排気格子28より外に排出させる」という技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4203633号公報(第6頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術においては、排気格子を構成する多数の排気孔を介して、電気掃除機の内部構造が外から視認可能となっていた。このため、デザイン性を高めるためには、内部構造が外から見えないようにするべく、例えばフィルタ等を排気孔の内側に配置して目隠しを行う必要があった。
また、上記特許文献1では、多数の排気孔から排出される排気の風速については考慮されていなかった。このため、排気孔から排出される排気風速が大きいことにより、騒音の原因となっていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、排気孔の外観のデザイン性を改善することができ、排気風速を低減することのできる電気掃除機を提供するものである。
本発明に係る電気掃除機は、吸引力を発生する電動送風機と、前記電動送風機を内蔵する本体ケースと、前記電動送風機の吸引力により吸引される空気の吸引経路と、前記吸引経路上に配置され、吸引された空気に含まれる塵埃を捕集する集塵部と、前記本体ケースに設けられ、前記電動送風機により吸引された空気を外部へ排気する本体排気孔と、前記本体排気孔を外側から覆う排気カバーと、前記排気カバーに設けられたカバー排気孔と、を備え、前記カバー排気孔は、前記本体排気孔が形成された面に対し垂直に見たときに、前記本体排気孔と重複しない位置に設けられたものである。
本発明に係る電気掃除機は、本体ケースからの排気を吹き出す本体排気孔を外側から覆う排気カバーを備え、この排気カバーには、本体排気孔が設けられた面に対して垂直に見たときに本体排気孔と重複しない位置に、カバー排気孔を設けた。このため、本体ケースの外側から本体ケースの内部が見えにくくなるので、デザイン性を向上させることができる。また、本体排気孔から排出された排気は、排気カバーの内部でその風速を低下させた後にカバー排気孔から排出されるので、排気に伴う騒音を低下させることができる。
実施の形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。 図1の電気掃除機の掃除機本体の斜視図である。 図1の掃除機本体から集塵ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 図1の掃除機本体の平面図である。 図1の掃除機本体の斜視図と、本体パイプを分解して示す図である。 図1の掃除機本体の集塵ユニットを取り外した状態を示す平面図である。 図6に示す掃除機本体のB−B矢視断面における、本体パイプを取り外した状態を示す図である。 図6に示す掃除機本体のC−C矢視断面における、本体パイプを取り外した状態を示す図である。 図6に示す掃除機本体のC−C矢視断面模式図である。 図9の主要部を拡大して示す図である。 実施の形態に係る本体パイプの、金型を使った成形を説明する図である。 図4に示す掃除機本体のA−A矢視断面模式図である。 図4に示す掃除機本体のA−A矢視断面における、集塵ユニットを取り外した状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る電気掃除機について説明する。本実施の形態では、サイクロン方式の電気掃除機に本発明を適用した場合を例に説明する。
実施の形態.
図1は本発明に係る電気掃除機の外観斜視図である。図1に示すように、電気掃除機100は、吸込具1と、延長パイプ2と、手元ホース3と、ホース4と、サイクロン方式の掃除機本体5とから構成されている。吸込具1は床面上の塵埃及び含塵空気(塵を含む空気)を吸い込む。吸込具1の出口側には真直な円筒状の延長パイプ2の一端が接続されている。延長パイプ2の他端には、電気掃除機100の運転を制御する操作スイッチ8が設置された取手が設けられた手元ホース3の一端が接続されている。手元ホース3の他端には、可撓性を有する蛇腹状のホース4の一端が接続されている。さらに、ホース4の他端には、掃除機本体5が接続されている。掃除機本体5の後部には車輪6を備えており、掃除機本体5の前方下面に備えた前キャスター(図示せず)と車輪6とにより、掃除機本体5は移動可能になっている。掃除機本体5には電源コード7が接続されており、電源コード7が外部電源に接続されることで、通電し、電動送風機80(図7参照)が駆動されて吸引動作を行う。吸込具1、延長パイプ2、手元ホース3及びホース4は、含塵空気を掃除機本体5の外から内部に流入させるための吸引経路の一部を構成する。
図2は図1の掃除機本体5の斜視図、図3は図1の掃除機本体の集塵ユニット20を取り外した状態を示す斜視図、図4は図1の掃除機本体の平面図である。なお、図4に示す矢印110は、掃除機本体5に取り込まれた空気の軌跡を模式的に示している。図2〜図4に示すように、掃除機本体5は、本体ケース10と、集塵ユニット20と、排気ユニット50と、ほぼ円筒状の本体パイプ60と、カバーフィルタ70とを備えている。また、集塵ユニット20は本発明の集塵部に相当するものであり、一次サイクロン分離装置30と、この一次サイクロン分離装置30と並設され、かつ一次サイクロン分離装置30の下流側に接続された二次サイクロン分離装置40とから構成されている。
掃除機本体5の外殻を構成する本体ケース10は、上部を開口し電動送風機80(図7参照)や各種制御基板(図示せず)を収容する下ケース11と、下ケースの開口部を覆う上ケース12と、ホース4を接続可能なホース接続口13とを備えている。このホース接続口13は、掃除機本体5に吸引される空気の入口であり、本発明の吸引口に相当する。上ケース12の上面は、集塵ユニット20を載置可能な形状に構成されている。本体ケース10の上面は、前側(ホース接続口13側)から後側に向かって徐々に高さが高くなるように傾斜している。
また、本体ケース10の傾斜した上面には、ほぼ鉛直に起立するネジボス17が設けられている(図7〜図10参照)。
本体パイプ60は、各種樹脂で構成されていて、ホース4が接続されるホース接続口13と集塵ユニット20とを接続する機能を有する。本体パイプ60の入口側端部はホース接続口13に接続されていて、本体パイプ60の他端には集塵ユニット接続口641が開口している。本体パイプ60は、ほぼ筒形状の集塵ユニット20の長手方向に沿うようにして、本体ケース10の上に載置されている。
図5は、掃除機本体5の斜視図と、本体パイプ60を掃除機本体5から取り外して分解した状態を示す図である。図5に示すように、本体パイプ60は、流入端部部品61と、接続部品62と、筒部品63と、排出端部部品64とで構成されている。流入端部部品61は、ホース接続口13と接続されて本体パイプ60内へ空気を流入させる流入口611を有する。筒部品63は、集塵ユニット20の横に沿うように配置されている。接続部品62は、本実施の形態において90°の方向に配置された流入端部部品61と筒部品63とを接続するものである。排出端部部品64は、集塵ユニット20の内部へ空気を流入させるための集塵ユニット接続口641を備えている。集塵ユニット接続口641は、一次サイクロン分離装置30の一次流入口31に接続される。
次に、本体パイプ60の本体ケース10への取り付け構造について説明する。図6は、掃除機本体5から集塵ユニット20を取り外した状態を示す平面図である。図7は、図6のB−B矢視断面模式図であり、本体パイプ60を取り外した状態を示している。図8は、図6のC−C矢視断面模式図であり、本体パイプ60を取り外した状態を示している。図9は、図6に示す掃除機本体5のC−C矢視断面模式図である。図10は、図9の主要部を拡大して示す図であり、固定台65の周辺部を示している。
本体パイプ60には、本体ケース10の傾斜した上面に本体パイプ60を取り付けるための固定台65が設けられている。この固定台65は、本実施の形態では、排出端部部品64の外壁から舌状に延設されていて、ネジ67を挿入するための固定穴68が設けられている。
パイプ固定補助部品66は、ほぼ角筒形状を有し、ネジ67を通すことができるネジ穴66aをその上面に備えている。ネジ穴66aの大きさは、ネジ67の頭が通らない程度の大きさである。パイプ固定補助部品66の側面を構成する筒部66bの内壁の形状は、ネジボス17の外壁の形状とほぼ同じであって、筒部66bにネジボス17を挿入することができる。
このように構成された本体パイプ60を本体ケース10に取り付ける際には、ネジボス17を固定台65の固定穴68に通すようにして本体パイプ60を本体ケース10の上面に載置する。そして、ネジ穴66aを備えたパイプ固定補助部品66をネジボス17の上に載置し、ネジ穴66aを介してネジボス17にネジ67を挿入して、ネジ67を締める。このようにすることで、本体パイプ60を本体ケース10の傾斜した上面に取り付けることができる。
次に、本体パイプ60を取り付けるためにパイプ固定補助部品66を設ける理由について説明する。これに先立ち、本体パイプ60の成形例を説明する。
図11は、本実施の形態に係る本体パイプ60の、金型を使った成形例を説明する図である。固定台65の構造を中心に説明するため、図11では固定台65が設けられた排出端部部品64のみを記載している。図11(a)は、排出端部部品64の側面図、図11(b)は図11(a)のD−D線断面模式図に、これを成形するための金型X、金型Yを説明のために記載している。
本体パイプ60の排出端部部品64はほぼ円筒形状を有するため、この排出端部部品64を製造するための金型Xと金型Yは、排出端部部品64のほぼ中央位置が合わせ面となるように構成されている。そして、金型Xと金型Yを合わせたときの両者のすきまに樹脂を流し込み、樹脂が固まると、金型X、金型Yがそれぞれ図11(b)に示す矢印x、矢印yの方向に移動し、金型X、金型Yから排出端部部品64を取り出すことができる。
ここで、金型X、金型Yの移動の支障とならないように、金型X、金型Yが移動する方向に対してアンダー部(引っかかり部)ができないように金型及び製品を構成するのが、製造工程を簡単にするためには好ましい。本実施の形態では、本体ケース10のネジボス17は鉛直方向に伸びていて固定穴68にネジ67が鉛直方向に挿入されるのに対し、本体パイプ60は本体ケース10の傾斜した上面に取り付けられるから、アンダー部ができないようにするためには、固定穴68をネジ67の直径に対して大きく開口させておく必要がある。一方、固定穴68の開口径を大きくすると、ネジ67の頭が固定穴68に抜けてしまって、固定台65にネジ67を止め付けることができない。
そこで、固定台65にネジ67を止め付けることができるようにするため、パイプ固定補助部品66を設けている。パイプ固定補助部品66を設けることで、アンダー部ができないように金型及び本体パイプ60を構成することができるとともに、本体ケース10の傾斜した上面に本体パイプ60を止め付けることができる。
次に、一次サイクロン分離装置30及び二次サイクロン分離装置40により構成される集塵ユニット20について説明する。図2〜図4に示すように、一次サイクロン分離装置30は、一次流入口31と、一次旋回室32と、一次集塵室33とを主要構成要素としている。一次流入口31は、一次サイクロン分離装置30への含塵空気の流入口であり、本体パイプ60の下流端に開口した集塵ユニット接続口641と接続される。二次サイクロン分離装置40は、二次流入口41と、二次旋回室42と、二次集塵室43と、二次排出口44とを主要構成要素としている。
一次サイクロン分離装置30は、大まかには円筒形状を有し、本体パイプ60から含塵空気を取り込む一次流入口31と、一次流入口31をおおよそ接線方向に接続することで一次流入口31から導入した含塵空気が旋回する一次旋回室32とを備える。一次旋回室32は、略円筒形状の円筒部と、その内部にほぼ同軸に設けられた略円錐形状の円錐部とで構成されている。一次流入口31から流入した空気は、一次旋回室32で旋回し、塵埃を分離させる。一次旋回室32の下部には、一次旋回室32の底部に設けられた開口部を介して一次旋回室32に通じている一次集塵室33が設けられている。一次旋回室32と一次集塵室33は、互いに取り外し可能に取り付けられている。また、一次サイクロン分離装置30からの排気を、二次サイクロン分離装置40へと導く一次排出管(図示せず)を備えている。
二次サイクロン分離装置40は、大まかには円筒形状を有し、一次サイクロン分離装置30から含塵空気を取り込む二次流入口41と、二次流入口41をおおよそ接線方向に接続することで二次流入口41から導入した含塵空気が旋回する二次旋回室42とを備え、二次流入口41から流入した空気が旋回して塵埃を分離した後に該空気を二次排出口44から排出する。二次サイクロン分離装置40の二次旋回室42は、略円筒形状の円筒部の内部に、略円錐形状の円錐部を備えている。二次旋回室42の下部には、二次旋回室42の底部に設けられた開口部を介して二次旋回室42に通じている二次集塵室43が設けられている。二次旋回室42と二次集塵室43は、互いに取り外し可能に取り付けられている。また、二次排出口44からの排気を、カバーフィルタ70へと導く二次排出管45を備えている。この二次排出管45は、図4に示すように、二次旋回室42の外部において、略直角に本体ケース10側に曲げて構成されている。
集塵ユニット20は、上記のように構成されたほぼ円筒状の一次サイクロン分離装置30と二次サイクロン分離装置40が横に並んだ状態で樹脂等の材料により一体に構成されている。このため、集塵ユニット20の外形は、大まかには、図4に示すA−A断面においてほぼ楕円形状の筒形状となっている。なお、集塵ユニット20の外形はこの実施の形態に限らず、例えば、角を丸めた角筒形状としてもよいし、円筒形状としてもよい。
そして、集塵ユニット20は、前側(ホース接続口13側)から後側に向かって徐々に高くなるよう傾斜した本体ケース10の上面に、集塵ユニット固定部材22により着脱可能に固定されている。本実施の形態では、集塵ユニット固定部材22は、本体ケース10の一部と集塵ユニット20の一部とを狭持することにより集塵ユニット20を本体ケース10に固定する構成となっているが、集塵ユニット20を固定する構成はこれに限定するものではない。
集塵ユニット20を本体ケース10から取り外し、さらに一次集塵室33と二次集塵室43を取り外すと、これら集塵室に溜められた塵埃を捨てることができる。
カバーフィルタ70は、集塵ユニット20から本体ケース10へと至る経路に設置されていて、集塵ユニット20から排出される空気に含まれる塵埃等を捕集するためのものである。カバーフィルタ70は、上ケース12の上部に取り付けられてフィルタ73(図7参照)を保持するカバー71と、カバー71内へと空気を流入させるためのカバー開口部72とを備えている。カバー開口部72から流入した空気に含まれる塵埃等は、カバー71内においてフィルタ73(図7参照)により捕集される。
排気ユニット50は、集塵ユニット20の下流側に位置していて、掃除機本体5の内部に流入した空気を掃除機本体5の外部に排出する機能を有する。
次に、本実施の形態に係る排気ユニット50及びその周辺の構成について説明する。図12、図13は図4に示す掃除機本体5のA−A矢視断面模式図であり、図13は集塵ユニット20を取り外した状態を示している。なお、図12、図13では、特徴的な箇所を中心に記載しており、その他の箇所については概略のみ記載している。排気ユニット50は、複数の本体排気孔51と、本体排気孔51を外側から覆う排気カバー52と、排気カバー52に設けられた複数のカバー排気孔53とを備えている。
本体排気孔51は、集塵ユニット20の長手方向に沿うように、かつ、集塵ユニット20を中心に本体パイプ60とほぼ対称位置に、複数形成されている。本実施の形態では、後述する隆起部16の一部である排気面15に本体排気孔51が形成されている。
排気カバー52は、隆起部16の排気面15に設けられた本体排気孔51を覆っている。排気カバー52は、円筒を半割りした半円筒形状であり、円弧部分が上になるようにして配置されている。排気カバー52の内部は空洞である。排気カバー52の円弧面には、複数のカバー排気孔53が形成されている。また、排気カバー52は、本体ケース10よりも、衝突に対する強度の高い硬質な材料で構成されている。
図12、図13に示すように、本体ケース10の上面の一部は隆起しており、この隆起した部分を隆起部16と称する。隆起部16は、集塵ユニット20の長手方向に沿うように、かつ、集塵ユニット20を中心に本体パイプ60とほぼ対称位置に形成されている。この隆起部16は、側壁を構成する筒状側面部14と、上面を構成する排気面15とで構成されている。筒状側面部14は、外側に膨出しており、その断面はほぼ円弧状である。排気面15は、両側の筒状側面部14の上端部同士を繋ぐ平面で構成されていて、掃除機本体5の横断面方向から見て外側が低くなるように傾斜している。
本実施の形態では、隆起部16の高さは、半円筒形状の排気カバー52を取り付けたときに、排気カバー52の高さが本体パイプ60の高さとほぼ同じになるように構成されている。そして、排気カバー52の直径は、本体パイプ60の直径とほぼ同じになるように構成されている。また、排気カバー52を隆起部16に載置すると、排気カバー52と隆起部16とが合わさってほぼ円筒状の外形が形成される。すなわち、掃除機本体5を上面から見ると、集塵ユニット20の左右両側にほぼ円筒形状の本体パイプ60と排気カバー52とが配置されているので、掃除機本体5の外観は左右のバランスが良いデザインである。
排気カバー52と隆起部16との横断面方向から見た内側の結合部Pは、集塵ユニット20を上面から見たときに集塵ユニット20の下側になるように構成されている。すなわち、図12、図13に示すように集塵ユニット20の側端部に接する垂直線111を想定すると、この垂直線111よりも内側に、隆起部16と排気カバー52との内側の結合部Pが位置している。このため、掃除機本体5を真上から見ると、集塵ユニット20の外殻が遮蔽物となって、隆起部16と排気カバー52の内側の結合部Pが見えないようになっている。
次に、本体排気孔51とカバー排気孔53の関係について説明する。本体排気孔51が設けられた排気面15(本体排気孔51の開口面)に対して垂直に見た場合に、本体排気孔51とカバー排気孔53の開口部が重複しないように構成されている。すなわち、図12、図13に示すように、本体排気孔51の開口面に対する垂直線112を想定すると、この垂直線112上にはカバー排気孔53が存在しない状態である。このため、掃除機本体5の外側からカバー排気孔53を覗いた場合でも、本体ケース10の内部が見えにくくなっており、デザイン性に優れる。
ここで、掃除機本体5に吸い込まれた空気の流れを、図4を参照して説明する。本体ケース10内に収容された電動送風機80(図7参照)を駆動させると、含塵空気は、ホース接続口13と本体パイプ60を経て、一次流入口31から一次サイクロン分離装置30に取り込まれる。一次サイクロン分離装置30に取り込まれた含塵空気は、一次旋回室32の側壁に沿ってほぼ水平に流入するため旋回気流となり、中心軸近傍の強制渦領域とその外周側の準自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とにより下向きに流れていく。塵埃は下降する旋回流に乗って一次旋回室32の下方に進み、一次旋回室32の下方に設置された一次集塵室33に送られ、そこで堆積し圧縮される。塵埃が除去された空気は、一次旋回室32の中心軸に沿って上昇し、二次流入口41から二次サイクロン分離装置40内へと侵入する。
二次サイクロン分離装置40に流入した空気は、二次旋回室42の側壁に沿って流入するため旋回気流となり、中心軸近傍の強制渦領域とその外周側の準自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とにより下向きに流れていく。このとき、遠心力が塵埃に作用するため、一次サイクロン分離装置30では捕捉しきれなかったごみが二次旋回室42の内壁に押し付けられて空気から分離され、下降する旋回流に乗って二次旋回室42の下方に進んだ後、二次集塵室43内に捕集される。ごみが除去された空気は、二次旋回室42の中心軸に沿って上昇し、二次排出口44から排出される。二次排出口44から排出された空気は、二次排出管45を通って、カバーフィルタ70へと導かれる。
カバーフィルタ70に流入した空気は、フィルタ73(図7参照)を通過して本体ケース10に流入し、本体ケース10に収容された電動送風機80(図7参照)を冷却しつつ、排気ユニット50へと進む。すなわち、本発明の吸引経路は、本実施の形態では、ホース接続口13から本体パイプ60、集塵ユニット20、及びフィルタカバー70を経て電動送風機80へと至る経路に相当する。
そして、排気は、排気ユニット50の本体排気孔51とカバー排気孔53を経由して、掃除機本体5の外部へと排出される。ここで、上述したように、本体排気孔51が設けられた排気面15に対して垂直に見た場合に、本体排気孔51とカバー排気孔53の開口部は重複しないように構成されているので、本体排気孔51から出た排気は、排気カバー52の内壁にいったん衝突し、その後、カバー排気孔53から排出される。このため、本体排気孔51から排出された排気は、排気カバー52の内部でその風速を低下させた後、カバー排気孔53から排出される。したがって、掃除機本体5から排出される排気の風速を低下させることができ、排気に伴う騒音を低下させることができる。
なお、本実施の形態では排気カバー52を半円形状に構成したが、本体排気孔51とカバー排気孔53の位置関係を上述のように構成すればよく、排気カバー52の形状は半円形状に限定されない。例えば、排気カバー52の断面形状を、略コ字状としたり、この略コ字状の肩部分の角を取ったような形状としたりしてもよく、このようにしても掃除機本体5から排出される排気の風速を抑制することができる。
また、本実施の形態では、本体排気孔51を形成する排気面15を平面としたが、本体排気孔51が設けられた面(本体排気孔51の開口面)に対して垂直に見た場合に本体排気孔51とカバー排気孔53とが重複しない構成であればよく、排気面15の面の形状を平面に限定するものではない。
また、本実施の形態では、本体排気孔51を上ケース12に設けた例を説明したが、本体排気孔51は上ケース12と下ケース11のどちらに設けてもよい。
以上のように本実施の形態では、掃除機本体5の本体ケース10からの排気を吹き出す本体排気孔51を覆う排気カバー52を備えた。そして、排気カバー52には、カバー排気孔53を設け、本体排気孔51が設けられた排気面15に対して垂直に見た場合に、本体排気孔51とカバー排気孔53は重複しないように構成した。このため、本体排気孔51から排出された排気は、排気カバー52の内部でその風速を低下させた後、カバー排気孔53から排出されるので、掃除機本体5から排出される排気の風速を低下させることができ、排気に伴う騒音を低下させることができる。
また、上記のように本体排気孔51とカバー排気孔53を配置したので、掃除機本体5の外側から本体ケース10の内部が見えにくくなっており、デザイン性に優れる。また、目隠しのためのフィルタ等を設ける必要もない。
また、一般に、部材に複数の穴を開けると衝突に対する強度が弱くなるが、本実施の形態では、本体ケース10よりも、衝突に対する強度の高い硬質の材料で排気カバー52を構成した。このため、カバー排気孔53を複数設けた場合でも、排気カバー52の衝突に対する強度が低下するのを抑制でき、耐久性の向上に資する。
また、一般に、高強度の材料は見栄えがよくない場合が多いため、電気掃除機の外観のデザイン性に大きな影響を与える本体ケース全体の材料としては、なるべく高強度の材料を使用したくないものである。しかし、本実施の形態では、排気カバー52を本体ケース10とは別体で設けたので、排気カバー52のみを、強度の高い材料で構成することができる。掃除機本体5の外観の見栄えが悪くなるのを抑制することができる。
また、本体ケース10の排気カバー52が載置される位置を隆起させて隆起部16を構成し、この隆起部16の高さは、排気カバー52を載置したときに排気カバー52の頂部の位置が本体パイプ60の頂部の位置とほぼ同じ高さとなるように構成した。また、排気カバー52と隆起部16とが合わさってほぼ円筒状の外形を形成するようにした。このため、集塵ユニット20を挟んだ両側に、ほぼ同じ高さの円筒形状の排気カバー52と本体パイプ60が配置されることとなり、掃除機本体5の外観は左右のバランスの良いデザインとすることができる。
また、隆起部16と排気カバー52の横断面方向から見た内側の結合部Pを、集塵ユニット20を上から見たときに集塵ユニット20の下側になるように配置した。このため、掃除機本体5を上から見ると、隆起部16と排気カバー52との結合部Pが見えず、掃除機本体5の見栄えが良い。
なお、本実施の形態では一次サイクロン分離装置と二次サイクロン分離装置とにより構成されるサイクロン方式の電気掃除機に本発明を適用した例を示したが、サイクロン分離装置の構成を限定するものではなく、任意の構成のサイクロン方式の電気掃除機に本発明を適用してもよい。また、サイクロン方式の電気掃除機に限らず、ファンの回転により生じる負圧を吸引力として利用して吸い取った含塵空気から紙パックを用いて塵埃を捕集するタイプの掃除機に本発明を適用しても、同様の効果を得ることができる。
1 吸込具、2 延長パイプ、3 手元ホース、4 ホース、5 掃除機本体、6 車輪、7 電源コード、8 操作スイッチ、10 本体ケース、11 下ケース、12 上ケース、13 ホース接続口、14 筒状側面部、15 排気面、16 隆起部、17 ネジボス、20 集塵ユニット、22 集塵ユニット固定部材、30 一次サイクロン分離装置、31 一次流入口、32 一次旋回室、33 一次集塵室、40 二次サイクロン分離装置、41 二次流入口、42 二次旋回室、43 二次集塵室、44 二次排出口、45 二次排出管、50 排気ユニット、51 本体排気孔、52 排気カバー、53 カバー排気孔、60 本体パイプ、61 流入端部部品、62 接続部品、63 筒部品、64 排出端部部品、65 固定台、66 パイプ固定補助部品、66a ネジ穴、66b 筒部、67 ネジ、68 固定穴、70 カバーフィルタ、71 カバー、72 カバー開口部、73 フィルタ、80 電動送風機、100 電気掃除機、110 矢印、111 垂直線、112 垂直線、611 流入口、641 集塵ユニット接続口。

Claims (7)

  1. 吸引力を発生する電動送風機と、
    前記電動送風機を内蔵する本体ケースと、
    前記電動送風機の吸引力により吸引される空気の吸引経路と、
    前記吸引経路上に配置され、吸引された空気に含まれる塵埃を捕集する集塵部と、
    前記本体ケースに設けられ、前記電動送風機により吸引された空気を外部へ排気する本体排気孔と、
    前記本体排気孔を外側から覆う排気カバーと、
    前記排気カバーに設けられたカバー排気孔と、を備え、
    前記カバー排気孔は、前記本体排気孔が形成された面に対し垂直に見たときに、前記本体排気孔と重複しない位置に設けられた
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記排気カバーを、前記本体ケースよりも硬質な材料で構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記吸引経路は、前記電動送風機の吸引力により吸引される空気の吸引口と前記集塵部の入口とを繋ぐほぼ円筒状の本体パイプを備え、
    前記集塵部を、ほぼ筒状の容器で構成して前記本体ケースの上に載置し、
    前記本体パイプを、ほぼ筒状の前記集塵部の長手方向に沿うようにして前記本体ケースの上に載置し、
    前記本体排気孔を、ほぼ円筒状の前記集塵部の長手方向に沿うように、かつ、前記集塵部を中心に前記本体パイプと略対称の位置に複数設け、
    前記排気カバーを円筒を半割したほぼ半円筒形状に構成して、当該排気カバーを、前記集塵部を中心に前記本体パイプの略対称位置に、前記半円筒形状の円弧部分が上になるようにして前記本体ケースの上に載置した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気掃除機。
  4. 前記本体ケースに載置されたときの前記排気カバーの頂部の位置が、前記本体パイプの頂部の位置とほぼ同じ高さとなるように、前記本体ケースの前記排気カバーが載置される部位を隆起させて隆起部とし、
    前記本体ケースの前記隆起部の上面に前記本体排気孔を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
  5. 前記隆起部の長手方向の側壁を外側に膨出させて円弧形状とし、前記排気カバーを載置したときに前記排気カバーと前記隆起部とが合わさってほぼ円筒状の外形を形成する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の電気掃除機。
  6. 前記隆起部の上面を、横断面方向から見て外側が低くなるように傾斜させた
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の電気掃除機。
  7. 前記隆起部と前記排気カバーとの横断面方向から見た内側の結合部を、前記集塵部を上面から見たときに前記集塵部の下側に配置した
    ことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか記載の電気掃除機。
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