JP7126391B2 - 集塵装置およびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、集塵装置およびそれを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機の集塵装置として、例えば、特許文献1には次の構成を備えたサイクロン式集塵装置が提案されている。
このサイクロン式集塵装置は、空気中の第1の塵埃を分離する第1の筒状遠心分離部と、第1の筒状遠心分離部と連通しかつ第1の筒状遠心分離部を通過した空気中の第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する第2の筒状遠心分離部と、第1および第2の塵埃を集塵する集塵容器とを備え、第1の塵埃を集塵容器の中央側に集塵し、第2の塵埃を集塵容器の外周側に区画して集塵するように構成されている。
特開2016-043141号公報
特許文献1に記載のサイクロン式集塵装置は、第1の塵埃を集塵容器の中央側に集塵し、第2の塵埃を集塵容器の外周側に区画して集塵するように構成されているため、集塵容器の外周部が大きくなって取り扱いにくく、コンパクト化が求められていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、コンパクト化して取り扱いやすくなる集塵装置およびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、底部および装着口を有するダストカップと、前記ダストカップの前記装着口に装着される遠心分離ユニットとを備え、
前記遠心分離ユニットは、空気中の第1の塵埃を空気から分離する筒形の第1遠心分離部と、前記第1遠心分離部の周囲に配置されて前記第1遠心分離部を通過した空気中の前記第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する複数の遠心分離筒を含む第2遠心分離部とを有し、
前記ダストカップは、前記第1遠心分離部の周囲の前記第1の塵埃を集塵可能な第1集塵室を有し、
前記遠心分離ユニットは、前記第2遠心分離部の前記複数の遠心分離筒から送られる前記第2の塵埃を集塵可能な第2集塵室を有する集塵装置が提供される。
また、本発明によれば、前記集塵装置と、前記集塵装置を着脱可能に装着する集塵装置装着部を有する駆動装置とを有し、床面上を進行方向に走行可能なキャニスター型の掃除機本体を備え、
前記駆動装置は、前記集塵装置装着部を構成する筐体と、前記筐体内に設けられた電動送風機と、前記電動送風機に外部電源からの電力を供給する電源コードと、前記電源コードを引き出し可能に前記筐体内に巻き取るコードリールと、引き出した前記電源コードを前記コードリールにて巻き取らせる巻き取り開始ボタンとを有し、
前記巻き取り開始ボタンは、前記筐体における前記集塵装置装着部付近に、かつ前記駆動装置の転倒によって外部環境に接触しないまたは接触しても引き出した前記電源コードの巻き取りが開始する押し込み量に達しないように構成された電気掃除機が提供される。
本発明の集塵装置によれば、第1の塵埃を捕集する第1集塵室がダストカップ内に設けられ、かつ第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を捕集する第2集塵室が遠心分離ユニット内に設けられるため、ダストカップがコンパクト化されて取り扱いやすくなる。
また、本発明の集塵装置を備えた電気掃除機によれば、電気掃除機による清掃中に掃除機本体が転倒して巻き取り開始ボタンが床面に当たって電源コードが巻き取られる、といった誤動作を防止することができる。
本発明の実施形態1の集塵装置が駆動装置に装着された掃除機本体を示す斜視図である。 図1の掃除機本体の内部構造を示す断面図である。 図1の掃除機本体の駆動装置から集塵装置を取り外した状態を示す斜視図である。 図3の駆動装置を上方から視た斜視図である。 図2で示された電気掃除機が転倒した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態1の集塵装置を示す斜視図である。 図6の集塵装置の内部構造を示す断面図である。 図6の集塵装置の底部を開いた内部構造を示す断面図である。 図6の集塵装置の分解図である。 図9の分解した集塵装置における遠心分離ユニットの分解図である。 図10の分解した遠心分離ユニットにおける内筒部およびカップ部の分解図である。 図10の分解した遠心分離ユニットにおける第2遠心分離部およびワイパー部を示す斜視図である。 図12の第2遠心分離部の分解図である。 図10の第2遠心分離部にワイパー部を組み付けた状態を示す下方から視た斜視図である。 図6の集塵装置における第2集塵室内の構造を示す断面図である。 図2で示された集塵装置におけるカップ部と内筒部と受け板部とワイパー部とが組み付けられた状態を説明する断面図である。 図10の分解した遠心分離ユニットにおける回動部の分解図である。 図17の分解した回動部の第1ギアを下方から視た斜視図である。 図2で示された集塵装置における第1ギアと第2ギアとが(A)は互いに噛合して正回転する状態を示し、(B)は互いに第1ギアが第2ギアに対して逆回転する状態を示す説明図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の集塵装置が駆動装置に装着された掃除機本体を示す斜視図であり、図2は図1の掃除機本体の内部構造を示す断面図である。また、図3は図1の掃除機本体の駆動装置から集塵装置を取り外した状態を示す斜視図であり、図4は図3の駆動装置を上方から視た斜視図であり、図5は図2で示された電気掃除機が転倒した状態を示す断面図である。なお、図1と図3において、矢印X方向は前後方向を示し、矢印Y方向は左右方向を示し、矢印Z方向は上下方向を示している。
図1~図4に示すように、本発明の実施形態1の集塵装置20はキャニスター型の駆動装置10に着脱可能に装着され、これにより電気掃除機の掃除機本体1が構成される。なお、掃除機本体1の駆動装置10には、図示しないハンドルおよび操作部を有する可撓性ホース、延長パイプおよび吸込口体が接続される。
<駆動装置の構成>
掃除機本体1において、駆動装置10は、集塵装置20を横倒し状態で上下方向に着脱させる上方開口凹形の集塵装置装着部12を有する筐体11と、筐体11の内部に設けられた電動送風機30と、筐体11に回転可能に設けられた左右一対の車輪13および前輪14とを備える。
筐体11は、平面的に視て長円形の上端縁を有し、その上端縁の前部が平面視U形のハンドル部11aとなっている。また、筐体11内の右側後部には、電動送風機30に外部電源からの電力を供給する電源コード(不図示)を筐体11内に巻き取るコードリール40が設けられると共に、筐体11の集塵装置装着部12の後部にはコードリール40から引き出した電源コードをコードリール40を作動させて巻き取らせる巻き取り開始ボタン15が設けられている。
この巻き取り開始ボタン15は、筐体11における集塵装置装着部12付近に、かつ駆動装置10の転倒(図5)によって外部環境(例えば、床面F)に接触しないまたは接触しても引き出した電源コードの巻き取りが開始されないように位置配置されている。
本実施形態の場合、集塵装置装着部12は、集塵装置20を横倒し状態で装着できるように筐体11の上面側に設けられると共に、集塵装置20の後述するダストカップ21の底部21bを保持する保持板16を筐体11の上面に上方突出状に有している。
また、巻き取り開始ボタン15は、保持板16における後方近傍位置でかつ左右方向の中間位置に配置されている。
つまり、筐体11における集塵装置装着部12と巻き取り開始ボタン15との間に保持板16が立設されることにより、図5に示すように、駆動装置10が後方へ転倒した場合、筐体11の後端角部11hと保持板16との間に隙間Sが形成され、この隙間Sによって巻き取り開始ボタン15が床面Fに当たったとしても深く押し込まれることがない。言い換えれば、接触しても引き出した電源コードの巻き取りが開始する押し込み量に達しないように巻き取り開始ボタン15は遊びを持つように構成されている。この結果、駆動装置10の転倒による電源コードの巻き取り開始の誤動作が防止される。なお、巻き取り開始ボタン15は、駆動装置10が後方へ転倒しても床面Fに当たらないようにしてもよい。
また、筐体11は、図示しない可撓性ホースの基端部と接続可能な接続口11bをハンドル部11aの下方かつ集塵装置装着部12の前方に有し、集塵装置20の後述する空気流入口21a2および空気排出口22Da12と接続可能な空気導出口11cおよび空気導入口11dを集塵装置装着部12の底部左後方および底部前部に有し、後壁部11eに排気口11e1を有している。
また、空気導出口11cおよび空気導入口11dの周囲にはそれぞれパッキンが設けられると共に、空気導入口11dには図示しないパッキン付きのフィルター50が装着される。
さらに、筐体11の後壁部11eにおける排気口11e1の周囲3箇所には駆動装置10を直立可能とする突起状の脚部11fが設けられている。
駆動装置10の内部において、接続口11bと空気導出口11cとの間が空気の第1流通経路17aとなっており、空気導入口11dと電動送風機30との間が第2流通経路17bとなっており、電動送風機30と後壁部11eの排気口11e1との間が第3流通経路17cとなっている。なお、電動送風機30は、集塵装置装着部12の前後方向中間位置の下部(空気導出口11cの横)に配置されると共に、第3流通経路17cは電動送風機30からコードリール40の左右両側に回り込んで排気口11e1に達している。
また、図3と図4に示すように、集塵装置装着部12において、空気導入口11dの左右両側には、集塵装置20の後述する一対のロック爪22Db2が係脱可能に係止する一対の係合凹部11gが設けられている。
また、接続口11bには図示しない可撓性ホースの基端部に設けられた電気配線部の凹形端子と電気的に接続可能な凸形端子11b1が設けられ、凸形端子11b1はリード線を介して回路基板(不図示)と電気的に接続されている。なお、回路基板は、筐体11内のコードリール40の近傍に設けられ、電動送風機30および電源コード(不図示)とリード線等を介して電気的に接続されている。
<集塵装置の構成>
図6は本発明の実施形態1の集塵装置を示す斜視図であり、図7は図6の集塵装置の内部構造を示す断面図である。また、図8は図6の集塵装置の底部を開いた内部構造を示す断面図であり、図9は図6の集塵装置の分解図である。
図6~図9に示すように、集塵装置20は、装着口21a1を有するダストカップ21と、ダストカップ21の装着口21a1に着脱可能に装着される遠心分離ユニット22とを備える。
[ダストカップ]
ダストカップ21は、円筒形の胴部21aと、胴部21aの下端開口部にヒンジ部21b1を介して開閉可能に設けられた底部21bとを有し、胴部21aの上端開口部が遠心分離ユニット22を着脱可能に装着する装着口21a1となっている。
また、ダストカップ21において、胴部21aには外周面との接線方向上に開口する前記空気流入口21a2が設けられると共に、胴部21aの下端開口部および底部21bの外周部には底部21bの閉状態を解除可能にロックするロック部21cが設けられている。
また、胴部21aの装着口21a1の内周面の対向する2箇所にはL形の係止溝21a3が設けられると共に、係止溝21a3の近傍には内鍔部21a4が設けられている。
遠心分離ユニット22が装着されたダストカップ21の内部において、遠心分離ユニット22の後述する第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaの周囲スペースは第1集塵室21Rとなっており、この第1集塵室21Rに比較的大きな第1の塵埃が捕集される。
[遠心分離ユニット]
図10は図9の分解した集塵装置における遠心分離ユニットの分解図である。
図6~図10に示すように、遠心分離ユニット22は、空気中の第1の塵埃を分離する筒形の第1遠心分離部22Aと、第1遠心分離部22Aの周囲に配置されて第1遠心分離部22Aを通過した空気中の第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する複数の遠心分離筒22Baを含む第2遠心分離部22Bとを有する。
実施形態1の場合、遠心分離ユニット22は、第1遠心分離部22Aの後述するカップ部22Abに対して回動可能なように第2遠心分離部22Bとカップ部22Abとの間に設けられたワイパー部22Cと、ワイパー部22Cを回動させるよう第2遠心分離部22Bを覆う回動部22Dとをさらに有している。
《第1遠心分離部》
図11は図10の分解した遠心分離ユニットにおける内筒部およびカップ部の分解図である。
第1遠心分離部22Aは、ダストカップ21の第1集塵室21Rと第2遠心分離部とを連通させる内筒部22Aaと、内筒部22Aaを挿通させる挿通孔および第2遠心分離部22Bを嵌め込む嵌合口22Ab13を有する前記カップ部22Abとを有する。
図7と図10と図11に示すように、内筒部22Aaは、中間筒部材22Aa1と、中間筒部材22Aa1の外側に組み付けられる圧縮スクリュー部22Aa2と、中間筒部材22Aa1の内側に組み付けられる回動力伝達枠体22Aa3と、中間筒部材22Aa1と連結されたシャッター部材22Aa4とを備える。
中間筒部材22Aa1は、複数のスリットを有する外周壁にメッシュ部材22Aa111が巻き付けられてなる円筒状の小径筒枠部22Aa11と、小径筒枠部22Aa11の上端部に連設された中径筒部22Aa12と、中径筒部22Aa12の上端部に連設された大径筒部22Aa13とを有する。
圧縮スクリュー部22Aa2は、中間筒部材22Aa1のメッシュ部材22Aa111の外側に回動可能に嵌め込まれる円筒状の外枠部22Aa21と、外枠部22Aa21の下端部に連設された下端筒部22Aa22と、外枠部22Aa21と下端筒部22Aa22との間に外鍔部を介して連設された大径筒部22Aa23と、大径筒部22Aa23の外周面に設けられた螺旋羽根22Aa24とを有する。さらに、外枠部22Aa21の内側における下端筒部22Aa22の上端部には複数(この場合4本)の受け爪22Aa25が上方へ向かって突設されている。
回動力伝達枠体22Aa3は、複数の窓部を有する外周壁22Aa31と、外周壁22Aa31の上端部に上方へ向かって突設された複数(この場合5本)の受け爪22Aa32と、外周壁22Aa31の下端部に下方へ向かって突設された複数(この場合4本)の回動力伝達爪22Aa33とを有する。
複数の回動力伝達爪22Aa33は、後述する第2遠心分離部22Bの複数の回転力伝達爪22Bc2と摺接可能な傾斜面22Aa321(図8、図11参照)を有している。
シャッター部材22Aa4は、円筒状のシャッター本体部22Aa41と、シャッター本体部22Aa41の外周面における下端部側に設けられた外鍔部22Aa42と、外鍔部22Aa42の上面に上方へ向かって突設された複数(この場合3本)の凸部22Aa43および複数(この場合2本)のボス部22Aa44とを有する。
また、外鍔部22Aa42には複数(この場合2本)のタッピングネジ22xを挿通させる孔部22Aa421が設けられ、複数の凸部22Aa43には付勢部材としての圧縮バネ22yがそれぞれ装着される。
なお、外鍔部22Aa42の孔部22Aa421を挿通したタッピングネジ22xは、中間筒部材22Aa1の中径筒部22Aa12に設けられたボス部(不図示)に螺着され、これによりシャッター部材22Aa4が中間筒部材22Aa1に連結される。
カップ部22Abは、第2遠心分離部22Bを嵌め込む嵌合口22Ab13を有する上カップ22Ab1と、上カップ22Ab1を受け入れかつ内筒部22Aaを挿通させる挿通孔を有する下カップ22Ab2と、小径のパッキン22Ab3および大径のパッキン22Ab4とを備える。
上カップ22Ab1は、円筒部22Ab11と、円筒部22Ab1の下端部に連設された円環すり鉢状のテーパ部22Ab12とを有する。
上カップ22Ab1の円筒部22Ab11の外周面において、上端部には回動部22Dの後述するカバー部材22Daを受ける上外鍔部22Ab111および位置決め溝22Ab112が設けられ、下端部側には下カップ22Ab2の上端縁に載る下外鍔部22Ab113が設けられている。
上カップ22Ab1のテーパ部22Ab12の対向する2箇所には、タッピングネジ22zを挿通させるボス部22Ab121が下方突出状に設けられている。
なお、ボス部22Ab121を挿通したタッピングネジ22zは、小径のパッキン22Ab3を介して上カップ22Ab1と下カップ22Ab2とを組み付ける際、下カップ22Ab2の後述する円環状平面部22Ab223に設けられた孔部(不図示)内に螺着され、これにより上カップ22Ab1と下カップ22Ab2とが連結する。
下カップ22Ab2は、上カップ22Ab1の下外鍔部22Ab113よりも小径の円筒部22Ab21と、円筒部22Ab21の下端外周部に設けられた円環状の底部22Ab22とを有する。
円筒部22Ab21は、外周面の下端部側に位置決め凸部22Ab211を有している。この位置決め凸部22Ab211は、遠心分離ユニット22をダストカップ21の装着口21a1に装着する際にダストカップ21の係止溝21a3に係合する。
底部22Ab22は、大径のパッキン22Ab4が装着されるパッキン装着部22Ab221と、パッキン装着部22Ab221の内側に設けられて中間筒部材22Aa1の大径筒部22Aa13の上端部をスライド可能に嵌め入れる下方開口状の円環状凹部22Ab222と、円環状凹部22Ab222の内側に設けられた円環状平面部22Ab223と、円環状平面部22Ab223の内側に設けられた小径円筒部22Ab224とを有する(図7と図8参照)。
なお、大径のパッキン22Ab4は、カップ部22Abと内筒部22Aaとを組み合わせた際にカップ部22Abの装着口21a1の内鍔部21a4上に載って密着する。また、小径のパッキン22Ab3は小径円筒部22Ab224の上端部に装着され、上カップ22Ab1と下カップ22Ab2とを組み付ける際に上カップ22Ab1のテーパ部22Ab12の開口端部と密着する。
円環状平面部22Ab223には、シャッター部材22Aa4の2本のボス部22Aa44に対応する位置に2つの孔部を有しており、各孔部にワッシャを介してタッピングネジ22qを挿通させてボス部22Aa44に螺着することにより、下カップ22Ab2に対してシャッター部材22Aa4が抜け出ないようにスライド可能に連結される。
さらに、円環状平面部22Ab223には、前記2つの孔部を除いた位置に、前記3つの圧縮バネ22yの上端部を嵌め入れる下方開口状の3つの凹部22Ab225が設けられている(図8参照)。
《第2遠心分離部およびワイパー部》
図12は図10の分解した遠心分離ユニットにおける第2遠心分離部およびワイパー部を示す斜視図であり、図13は図12の第2遠心分離部の分解図である。また、図14は図10の第2遠心分離部にワイパー部を組み付けた状態を示す下方から視た斜視図であり、図15は図6の集塵装置における第2集塵室内の構造を示す断面図であり、図16は図2で示された集塵装置におけるカップ部と内筒部と受け板部とワイパー部とが組み付けられた状態を説明する断面図である。なお、図16においては、受け板部22bcに下部遠心分離筒部22Bbが連結されていない状態を示している。
図12~図14に示すように、第2遠心分離部22Bは、複数(この場合10個)の遠心分離筒22Baが同一円上に配置され一体化されてなる。例えば、超音波溶着で一体化してもよい。
詳しく説明すると、この第2遠心分離部22Bは、上部遠心分離筒部22Baと、下部遠心分離筒部22Bbと、回動力伝達円板22Bcとが接合一体化されてなる。
図7、図8、図12~図14に示すように、上部遠心分離筒部22Baは、内側筒部22Ba11および外側筒部22Ba12をそれぞれ有しかつ同一円上に配置され一体化された複数の二重筒部22Ba1と、複数の二重筒部22Ba1の外側筒部22Ba12の下端部と一体化された円板部22Ba2と、複数の内側筒部22Ba11の上端開口部22Ba111のみを開放するように複数の二重筒部22Ba1の上端部に設けられた上壁部22Ba3と、上壁部22Ba3の中心に設けられた後述の回動機構部22Dcの一構成要素としての第2ギア22Ba4とを有する。
円板部22Ba2には、各内側筒部22Ba11および各外側筒部22Ba12と連通する孔部が設けられている。
また、各二重筒部22Ba1の外側筒部22Ba12における上壁部22Ba3の下方位置には空気導入孔22Ba121が設けられている。
下部遠心分離筒部22Bbは、各内側筒部22Ba11および各外側筒部22Ba12と連通し、かつ各二重筒部22Ba1から遠ざかるにつれて縮径する複数のテーパ筒部22Bb1を有し、これら複数のテーパ筒部22Bb1はそれらの中心に空気流通孔22Bb2が形成されるように同一円上に配置され一体化されている。なお、空気流通孔22Bb2は各二重筒部22Ba1の各空気導入孔22Ba121と連通している。
図12~図16に示すように、回動力伝達円板22Bcは、下部遠心分離筒部22Bbの各テーパ筒部22Bb1が差し込まれ接合される複数の差し込み孔部22Bc11を有する円環状の受け板部22Bc1と、受け板部22Bc1の中心孔22Bc12の周囲部から垂設された複数(この場合5本)の回動力伝達爪22Bc2とを有する。
受け板部22Bc1は、中心孔22Bc12および複数の差し込み孔部22Bc11を有する平坦部分の外周部から軸心方向の上方(下部遠心分離筒部22Bb側)へ立ち上がる円環状の上縁部22Bc13と、上縁部22Bc13とは反対側の下方(回動力伝達爪22Bc2側)へ突出しかつ周方向に所定間隔で配置された複数のリブ22Bc14とを有し、隣接する2つのリブ22Bc14の間には切欠き22Bc141が形成されている。
受け板部22Bc1の少なくとも各リブ22Bc14は、第1遠心分離部22Aのカップ部22Abの形成材料と異なる材料にて形成されている。本実施形態1の場合、カップ部22AbがABS樹脂にて形成され、受け板部22Bc1全体がポリプロピレン樹脂(PP樹脂)にて形成されている。
ワイパー部22Cは、円形の外シールリング部22C1および内シールリング部22C2と、外シールリング部22C1と内シールリング部22C2とを連結するようにこれらと一体化された複数(この場合10個)の略直角三角形のワイパー片22C3とを有し、ゴム、軟質樹脂といった弾性材料にて形成されている。
図14~図16に示すように、ワイパー部22Cにおいて、外シールリング部22C1は、第1遠心分離部22Aのカップ部22Abの内周面と摺接可能な外周面部22C11を有すると共に、内周面側に下方へ開口する凹周溝22C12を有している。
内シールリング部22C2は、第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaの上端部(シャッター本体22a41の上端部)と摺接可能な下面22C21を有している。
ワイパー片22C3は、外シールリング部22C1と内シールリング部22C2とに連結された基端部22C31と、カップ部22Abの底部(テーパー部22Ab12)と摺接可能であり基端部22C31よりも薄い厚さを有する先端部22C32とを有する。なお、図16では、ワイパー片22C3の先端部22C32とカップ部22Abのテーパー部22Ab12とは、一部が接触し、一部は隙間が空いているが、先端部22C32とテーパー部22Ab12とは互いに全体が接触するようにしてもよい。
図12~図16に示すように、第2遠心分離部22Bにワイパー部22Cを組み付ける際、受け板部22Bc1の複数の回動力伝達爪22Bc2を内シールリング部22C2に挿通させるようにしてワイパー部22Cを受け板部22Bc1に嵌め込む。このとき、ワイパー部22Cの各ワイパー片22C3の基端部22C31が受け板部22Bc1の各切欠き22Bc141に嵌り込んで位置決めされ、それによって隣接する2個のワイパー片22C3の間に回動力伝達円板22Bcの1個の差し込み孔部22Bc11が配置される。なお、ワイパー片22C3は10個に限らず、例えば5個でもよいが、この場合には、隣接する2個のワイパー片22C3の間に2個の差し込み孔部22Bc11が配置される。
さらに、ワイパー部22Cの外シールリング部22C1の凹周溝22C12内に受け板部22Bc1の上縁部22Bc13が嵌り込む。これにより、ワイパー部22Cがカップ部22Abに対して摺接しながら回転したときのワイパー部22Cのカップ部22Abからの捲れが防止される。
また、回転する受け板部22Bc1の複数のリブ22Bc14がカップ部22Abの底面(テーパー部22Ab12の内面)に摺接するが、リブ22Bc14およびカップ部22Abが互いにPP樹脂およびABS樹脂といった異なる材料にて形成されているため、同一の材料の摩擦による摩耗粉の発生を抑えることができる。
さらに、受け板部22Bc1の複数のリブ22Bc14がカップ部22Abの底面に当接することにより、ワイパー部22Cの外シールリング部22C1がカップ部22Abの底面(テーパ部22Ab12)から浮き上がった状態となる。これにより、外シールリング部22C1がカップ部22Abの底面に押し付けられた状態で摺動することがなくなり、この結果、受け板部22Bc1を比較的軽い力で回転させることが可能となる。
《回動部》
図17は図10の分解した遠心分離ユニットにおける回動部の分解図であり、図18は図17の分解した回動部の第1ギアを下方から視た斜視図であり、図19は図2で示された集塵装置における第1ギアと第2ギアとが(A)は互いに噛合して正回転する状態を示し、(B)は互いに第1ギアが第2ギアに対して逆回転する状態を示す説明図である。
図6、図7および図17に示すように、回動部22Dは、第2遠心分離部22Bを介してワイパー部22Cおよび第1遠心分離部22Aの一部(回動力伝達枠体22Aa3および圧縮スクリュー部22Aa2)を回動操作するものであり、以下の構成を備える。
回動部22Dは、第1遠心分離部22Aのカップ部22Abの嵌合口22Ab13を覆うように取り付けられるカバー本体22Da1および押えカバー22Da2を含むカバー部材22Daと、カバー本体22Da1と押えカバー22Da2との間に揺動可能に取り付けられたロック爪部材22Dbと、ハンドル22Dc1、フェースギア形の第1ギア22Dc2および第2遠心分離部22Bの上部遠心分離筒部22Baの上壁部22Ba3に設けられたフェースギア形の前記第2ギア22Ba4とを含む回動機構部22Dcとを備える。なお、押えカバー22Da2はネジ22Da3にてカバー本体22Da1に取り付けられる。
カバー本体22Da1は、円筒ボス部22Da11を有し、外周部の一部にはカバー本体22Da1の下部空間に連通する前記空気排出口22Da12(図6参照)が設けられ、カバー本体22Da1の上面側における空気排出口22Da12の近傍にはロック爪部材22Dbを揺動可能に取り付ける取付凹部22Da13が設けられている。なお、カバー本体22Da1の円筒ボス部22Da11の周囲はハンドル22Dc1の下端部を収納し、かつハンドル22Dc1を指で掴みやすいように凹ませた円環状のスペースとなっている。
ロック爪部材22Dbは、板状部22Db1と、板状部22Db1の長手方向両端部に設けられたL形の一対の前記ロック爪22Db2と、板状部22Db1と一対のロック爪22Db2との間であって前記長手方向と平行な同一軸心上に設けられた一対の軸部22Db3と、板状部22Db1の長手方向中間部におけるロック爪22Db2とは反対側に突出した突片22Db4とを有する。
回動機構部22Dcにおいて、ハンドル22Dc1は、外周面に周方向の凹周溝22Dc111を有する円筒形のハンドル本体22Dc11と、ハンドル本体22Dc11の上部に取付られる蓋体22Dc12とを有し、これらはネジ22Dc2にて連結される。なお、ハンドル本体22Dc11の中心孔22Dc112の周囲には小径壁部22Dc113(図7参照)が設けられており、ハンドル本体22Dc11は二重壁構造となっている。
さらに、回動機構部22Dcは、カバー本体22Da1の円筒ボス部22Da11に上方および下方から挿入されるパッキン22Dc31付きの第1連結軸22Dc3および第2連結軸22Dc4と、ハンドル本体22Dc11の中心孔22Dc112の上方から挿入されかつ第1連結軸22Dc3を挿通させるバネ22Dc5と、ハンドル本体22Dc11の中心孔22DC112を下方から挿通した第1連結軸22Dc3に結合するワッシャ付きネジ22Dc6と、バネ22Dc7を介して第2連結軸22Dc4にワッシャ付きネジ22Dc8にて下方から取り付けられる円筒形の第1ギア22Dc2とを有する。
図17~図19に示すように、第1ギア22Dc2は、ハンドル22Dc1の回動軸心Pと略平行な垂直面(立ち面)22Dc211をそれぞれ有する複数の歯22Dc21を備えている。
一方、第2遠心分離部22Bの上部遠心分離筒部22Baに設けられた第2ギア22Ba4は、第1ギア22Dc2の垂直面22Dc211と面接触するように回動軸心Pと略平行な受け面22Ba411をそれぞれ有する複数の歯22Ba41を備えている。
また、第1ギア22Dc2と第2ギア22Ba4とは互いに異なる材料にて形成されている。本実施形態では、第1ギア22Dc2はPP樹脂にて形成され、第2ギア22Ba4はABS樹脂にて形成されている。
図19(A)に示すように、第1ギア22Dc2と第2ギア22Ba4とが噛合した状態では、第1ギア22Dc2の歯22Dc21の垂直面22Dc211と第2ギア22Ba4の歯22Ba41の受け面22Ba411とが互いに面接触しているため、第1ギア22Dc2が矢印Q1方向に正回転すると、第1ギア22Dc2の回転力が効率よく第2ギア22Ba4に伝達されて第2ギア22Ba4も矢印Q1方向に正回転する。
また、図19(B)に示すように、第2ギア22Ba4と噛合した第1ギア22Dc2を矢印Q2方向に逆回転させると、第1ギア22Dc2の歯22Dc21の斜面22Dc212が第2ギア22Ba4の歯22Ba41の斜面22Ba412を摺動して乗り越える。そして、第1ギア22Dc2の歯22Dc21が第2ギア22Ba4の歯22Ba41と歯22Ba41の間の谷部に落ち込み、前記斜面への摺動と谷部への落ち込みを繰り返し、これにより振動が発生する。この振動は、後述する塵埃の廃棄時に利用することができる。
また、第1ギア22Dc2が逆回転することによって第1ギア22Dc2と第2ギア22Ba4とが互いに摺動するが、第1ギア22Dc2と第2ギア22Ba4とは互いに異なる材料にて形成されているため、同一の材料の摩擦による摩耗粉の発生を抑えることができる。
第1連結軸22Dc3、第2連結軸22Dc4および第1ギア22Dc2はワッシャ付きネジ22Dc8にて一体的に回動可能に連結している(図7)。
自由状態において、バネ22Dc5はハンドル本体22Dc11を下方のカバー本体22Da1側へ付勢しているが、ハンドル本体22Dc11はバネ22Dc5の付勢力に抗して上方へ移動可能となっている。
また、自由状態において、バネ22Dc7は第1ギア22Dc2を下方(ハンドル22Dc1と反対側)へ付勢しているが、第1ギア22Dc2はバネ22Dc7の付勢力に抗して上方(ハンドル22Dc1側)へ移動可能となっている。
ロック爪部材22Dbをカバー部材22Daに組み付ける際、カバー本体22Da1の取付凹部22Da13にロック爪部材22Dbを設置する。このとき、取付凹部22Da13に設けられた左右一対のリブの上端部の半円形切欠き部22Da14上に、ロック爪部材22Dbの一対の軸部22Db3を載せる。その後、ネジ22Da3にて押えカバー22Da2をカバー本体22Da1に取り付ける。
このように構成された回動部22Dにおいて、ロック爪部材22Dbの突片22Db4の先端部がハンドル本体22Dc11の凹周溝22Dc111に係止している(図7)。そのため、ハンドル22Dc1を引き上げることによって凹周溝22Dc111に係止した突片22Db4が引き上げられ、それによって軸部22Db3を中心にロック爪部材22Dbが揺動可能となっている。図6の場合、ハンドル22Dc1を引き上げると、ロック爪22Db2が下方へ揺動する。
また、ハンドル22Dc1を第1および第2連結軸22Dc3、22Dc4を中心に回動させると、回動する凹周溝22Dc111に対してロック爪部材22Dbの突片22Db4が相対的に摺動するようになっているため、突片22Db4によってハンドル22Dc1の回動が妨げられることはない。
また、ハンドル22Dc1を回動させると、その回動力は第1連結軸22Dc3に伝達され、第1連結軸22Dc3と一体に第2連結軸22Dc4および第1ギア22Dc2が回動する。
[集塵装置の組み立てについて]
図7~図10に示すように、集塵装置20は、第1遠心分離部22Aと第2遠心分離部22Bとワイパー部22Cと回動部22Dとが組み付けられてなる遠心分離ユニット22がダストカップ21の装着口21a1に着脱可能に取り付けられたものである。
この集塵装置20の組み立て状態において、ダストカップ21内における第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaの周囲スペースが、比較的大きい第1の塵埃を溜める第1集塵室21Rとなっている。
第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaは、中間筒部材22Aa1の小径筒枠部22Aa11が圧縮スクリュー部22Aa2の外枠部22Aa21内に挿入され、回動力伝達枠部22Aa3が中間筒部材22Aa1の小径筒枠部22Aa11が内に挿入され、シャッター部材22Aa4がタッピングネジ22xにて中間筒部材22Aa1の中径筒部22Aa12に固定されることにより組み立てられている。
第1遠心分離部22Aのカップ部22Abは、上カップ22Ab1が下カップ22Ab2に重ねられてタッピングネジ22zにて固定されることにより組み立てられる。
第1遠心分離部22Aの内筒部22Aaは、内筒部22Aaとカップ部22Abとの間にパッキン22Ab3、22Ab4および複数の圧縮バネ22yが配置されるようにして内筒部22Aaとカップ部22Abとが重ねられ、ワッシャ付きのタッピングネジ22qが内筒部22Aaの一対のボス部22Aa44に螺着されることにより組み立てられる。
第2遠心分離部22Bは、その回動力伝達円板22Bcの下面にワイパー部22Cが嵌め込まれた後、第1遠心分離部22Aのカップ部22Ab内に収納されることにより回動可能に取り付けられる。
回動部22Dは、そのカバー部材22Daが第1遠心分離部22Aのカップ部22Abの嵌合口22Ab13に嵌め込まれることにより取り付けられる。この際、回動部22d側の第1ギア22Dc2と第2遠心分離部22B側の第2ギア22Ba4とが噛合し、これにより遠心分離ユニット22が組み立てられる。
このように組み立てられた遠心分離ユニット22がダストカップ21に取り付けられると、複数の圧縮バネ22yによる第1遠心分離部22Aの上端部であるシャッター部材22Aa4を押し下げようとする付勢力に抗して、第1遠心分離部22Aの下端部である圧縮スクリュー部22Aa2の下端筒部22Aa22がダストカップ21の底部21bにて押し上げられる。
これにより、シャッター部材22Aa4の円筒形のシャッター本体部22Aa41が上カップ22Ab1のテーパ部22Ab12の中心孔を挿通してワイパー部22Cの内シールリング部22C2に気密に当接し、シャッター本体部22Aa41と上カップ22Ab1と第2遠心分離部22Bとで囲まれた第2集塵室22Rが形成される。この第2集塵室22Rは、ワイパー部22Cの複数のワイパー片22C3によって複数室に仕切られている(図7、図15)。
[掃除機本体の動作および集塵装置のメンテナンスについて]
図1に示すように、本発明の集塵装置20を備えた電気掃除機の掃除機本体1は、清掃時には、図示しないハンドルおよび操作部を有する可撓性ホース、延長パイプおよび吸込口体が接続される。
操作部にて電源をONにすると、電動送風機30が駆動し、被清掃面上の塵埃を空気と共に吸い込んで清掃する。吸込口体に吸い込まれた塵埃を含む空気は、延長パイプおよび可撓性ホースを介して掃除機本体1内に吸引される。
以下、図1~図16を参照しながら掃除機本体1内における空気の流れを説明する。なお、空気の流れは、図2中の矢印F1~F10の順となっている。
塵埃を含む空気は、まず、駆動装置10の接続口11bに流入し(矢印F1)、接続口11bと空気導出口11cの間の第1流通経路17aを通り(矢印F2)、集塵装置20のダストカップ21の空気流入口21a2に流入する(矢印F3)。
ダストカップ21内に流入した塵埃を含む空気は、ダストカップ21内を旋回し、この間に比較的大きな第1の塵埃は遠心力によりダストカップ21の内周面側を旋回し、微細な塵埃を含む空気はメッシュ部材22Aa111へ向かう(矢印F4)。これにより、比較的大きな第1の塵埃はダストカップ21内の第1集塵室21Rに溜まる。
メッシュ部22Aa111を通過した第1の塵埃よりも微細な第2の塵埃を含む空気は、第1遠心分離部22Aの円筒部22Aa内に流入し(矢印F5)、第2遠心分離部22Bの空気流通孔22Bb2内へ流入する。そして、第2の塵埃を含む空気は、複数の空気導入孔22Ba121から複数の遠心分離筒22Baの内部へ流入し、各二重筒部22Ba1の外側筒部22Ba12の内周面および各テーパ筒部22Bb1の内周面に沿って旋回する。
第2の塵埃を含む空気が複数のテーパ筒部22Bb1の内周面に沿って旋回ことにより、第2の塵埃は遠心分離されて遠心分離ユニット22内の区画された複数の第2集塵室22R内に溜まる。一方、第2の塵埃が除去された空気は、複数の二重筒部22Ba1の内側筒部22Ba11の内部(矢印F6)を通って上端開口部22Ba111から回動部22Dのカバー本体22Da1内に流入し、空気排出口22Da12から駆動装置10のフィルター50を通過して空気導入口11d内に流入する(矢印F7)。
駆動装置10内に流入した清浄化された空気は、空気導入口11dと電動送風機30との間の第3流通経路17bを通り、電動送風機30を通過し、電動送風機30と排気口11e1との間の第3流通経路17cを通り(矢印F8、F9)、排気口11e1から外部に排出される(矢印F10)。
次に、清掃後の集塵装置20のメンテナンスについて説明する。
集塵装置20のメッシュ部材22Aa111の除塵およびダストカップ21の第1集塵室21R内に溜まった第1の塵埃の圧縮は、回動部22Dのハンドル22Dc1を所定方向に回すことにより同時に行われる。この際、除塵および圧縮は、集塵装置20を駆動装置10に装着したままの状態でも行うことができるが、適切な除塵および圧縮は、集塵装置20を駆動装置10から取り外し、集塵装置20を立てた状態で行うことが望ましい。
以下、駆動装置10から集塵装置20を取り外して行う除塵および圧縮について説明する。
まず、駆動装置10に装着された集塵装置20を取り外す際は、集塵装置20のハンドル22Dc1を手で掴んで引っ張ることにより、駆動装置10の一対の係合凹部11gに係合した集塵装置20の一対のロック爪22Db2が揺動して各係合凹部11gから離脱するため、使用者はハンドル22Dc1を引き上げる1ステップの動作で集塵装置20を取り外すことができる。ハンドル22Dc1は、そのハンドル本体22Dc11を手で掴みやすいように円筒形状の直径が下方に向かうにつれて小さくなっている。
駆動装置10から取り外した集塵装置20を、床面などの安定した面上に立てた状態で載置し、ハンドル22Dc1の蓋体22Dc12の平坦面に示された矢印の方向(時計回り方向)にハンドル22Dc1を回す。これにより、内筒部22Aaの回動力伝達枠体22Aa3および圧縮スクリュー部22Aa2が回転する。
詳しく説明すると、ハンドル22Dc1が回転することにより、ハンドル22Dc1と連結した第1連結軸22Dc3、第2連結軸22Dc4および第1ギア22Dc2が図19(A)に示す矢印Q1方向に正回転し、第1ギア22Dc2と噛合した第2ギア22Ba4を有する第2遠心分離部22Bも図19(A)に示す矢印Q1方向に正回転する。
第2遠心分離部22Bが回転することにより、第2遠心分離部22Bの複数の回動力伝達爪22Bc2が回転し、第1遠心分離部22Aの複数の回動力伝達爪22Bc2と当接する複数の受け爪22Aa32を有する回動力伝達枠体22Aa3が回転し、回転する回動力伝達枠体22Aa3の複数の回動力伝達爪22Aa33と当接する複数の受け爪22Aa25を有する圧縮スクリュー部22Aa2が回転する。
このとき、圧縮スクリュー部22Aa2の外枠部22Aa21が回転することにより、メッシュ部材22Aa111の外面に付着した塵埃を拭い取って除塵が行われる。
また、圧縮スクリュー部22Aa2の螺旋羽根22Aa24が回転することにより、ダストカップ21の第1集塵室21Rの底に溜まった第1の塵埃が螺旋羽根22Aa24によって圧縮される。この際、螺旋羽根22Aa24の下面の複数の小突起22Aa241によって塵埃の塊を形成して効果的に圧縮することができる。
ダストカップ21内に多量の第1の塵埃が溜まり、溜まった第1の塵埃が限界まで圧縮されると、第1の塵埃の塊によって圧縮スクリュー部22Aa2が回転しにくくなり、回動機構部22Dc、第2遠心分離部22Bなどに過負荷がかかって破損するおそれがある。そのため、回動機構部22Dc、第2遠心分離部22Bなどに過負荷がかかると、第2遠心分離部22Bの複数の回動力伝達爪22Bc2が回動力伝達枠体22Aa3の複数の受け爪22Aa32を乗り越えるように摺接し、回動機構部22Dcおよび第2遠心分離部22Bが空回りするようになっている。さらには、第1ギア22Dc2が第2ギア22Ba4に対して空回りするようにしてもよい。
これにより、回動力伝達枠体22Aa3および圧縮スクリュー部22Aa2には回転力が伝わらなくなり、回動機構部22Dc、第2遠心分離部22Bなどの破損が防止される。
また、前記のような回動機構部22Dcおよび第2遠心分離部22Bの空回りは「ガタガタ」といった音および振動を発生させるため、ダストカップ21内の第1の塵埃が満杯であることを使用者に認識させ圧縮操作をストップさせることができると共に、ダストカップ21内の第1の塵埃の廃棄時期であることを使用者に認識させることができる。
ダストカップ21内の第1の塵埃を廃棄する際は、ロック部21cのロック解除ボタン21c1を押すことにより底部21bが開き、ダストカップ21内の第1の塵埃が落下して廃棄される(図8、図9)。
このとき、複数の圧縮バネ22yによって第1遠心分離部22Aが押し下げられ、圧縮スクリュー部22Aa2に引きずられるようにして第1の塵埃の塊が落下する。そのため、ダストカップ21と圧縮スクリュー部22Aa2との間の狭い空間に第1の塵埃の塊が溜まっていてもスムーズに落下する。
さらにこの際、第1遠心分離部22Aが下がることにより、シャッター部材22Aa4が下がって複数の第2集塵室22Rが内筒部22Aaの内部と連通するため、各第2集塵室22R内に溜まった第2の塵埃が内筒部22Aaの内部を通って落下して廃棄される。この際、複数の第2集塵室22R内に第2の塵埃が残る場合があるため、ハンドル22Dc1を回して第2遠心分離部22Bと共にワイパー部22Cを回転させることにより、複数のワイパー片22C3が第2の塵埃を内筒部22Aaの方へ掻き落としてきれいに除去することができる。
このとき、複数のワイパー片22C3は、それらの先端部22C32の厚さが基端部22C31の厚さよりも薄いため、カップ部22Abの底部であるテーパ部22Ab12の内面に密着するようワイパー片22C3の先端部22C32は撓みやすくなっている(図16)。また、複数のワイパー片22C3は第2の塵埃を掻き落としやすいよう軸心を中心とする放射方向に対して所定角度に傾けられており(図15)、内筒部22Aa内に落とし込まれた第2の塵埃は圧縮スクリュー部22Aa2の下端筒部22Aa22の内部から落下して廃棄される。
また、ハンドル22Dc1を回すことにより、第2遠心分離部22Bの複数の回転力伝達爪22BC2が回転して回転力伝達枠体22Aa3の複数の受け爪22Aa32と接触し、各回転力伝達爪22Bc2が各受け爪22Aa32の傾斜面22Aa321に摺接する。これにより、例えば、シャッター部材22Aa4と上カップ22Ab1の挿通孔の内周面との間の隙間に第2の塵埃が詰まってシャッター部材22Aa4が下がりにくくなっていても、各回転力伝達爪22Bc2が各受け爪22Aa32の傾斜面22Aa321に摺接することにより回転力伝達枠体22Aa3が強制的に押しさげられ、回転力伝達枠体22Aa3を受ける中間筒部材22Aa1と共にシャッター部材22Aa4が押し下げられて各第2集塵室22Rが内筒部22Aaの内部に連通する。
このように、ハンドル22Dc1の回転に連動してシャッター部材22Aa4の下方移動とワイパー部22Cの回転による第2集塵室22R内の清掃が行われ、それと同時に圧縮スクリュー部22Aa2の外枠部22Aa21が回転することによる再度のメッシュ部材22Aa11の塵埃の除去、および圧縮スクリュー部22Aa2の下方移動による第1の塵埃の塊の排出が行われる。
さらに、図19(B)を用いて説明したように、ハンドル22Dc1を逆回転させることにより第1ギア22Dc2を矢印Q2方向に逆回転させ、それによって第1ギアを第2ギア22Ba4に摺動させ、それによって振動を発生させて第2集塵室22Rおよび第1集塵室21R内に残留している塵埃をふるい落とすようにしてもよい。
なお、集塵装置20は、図9と図10に示すように、ダストカップ21、第1遠心分離部22A、第2遠心分離部22bおよび回動部22dに分解でき、第1遠心分離部22Aは中間筒部材22Aa1およびシャッター部材22Aa4の組立体と、回動力伝達枠体22Aa3と、圧縮スクリュー部22Aa2とに分解できるため、これらをそれぞれ水洗いすることができる。
(実施形態2)
実施形態1では第1および第2遠心分離部22A、22Bを備えたマルチサイクロン方式の集塵装置20(図7)の場合を例示したが、本発明はシングルサイクロン方式の集塵装置にも適用できる。
図7を参照しながら説明すると、この実施形態2のシングルサイクロン方式の集塵装置の場合、第2遠心分離部22Bの代わりにフィルター(例えば、プリーツ状のフィルター)が設けられる。
また、このフィルターにはハンドル22Dc1の回動力を伝達する軸部が貫通し、この軸部の先端部に第2ギアが設けられる。
さらに、軸部の下端部には、回動力伝達枠体22Aa3の複数の受け爪22Aa32と接触可能な複数の回動力伝達爪が設けられる。
なお、軸部と共に回転してフィルターを振動させて除塵する除塵部を設けてもよい。
すなわち、実施形態2の集塵装置は、開閉可能な底部および開口部を有するダストカップと、ダストカップの開口部に嵌め込まれる塵埃分離ユニットとを備え、
前記塵埃分離ユニットは、前記ダストカップの閉じた前記底部に支持される内筒部と、前記内筒部と連通するカップ部と、前記カップ部内に設けられたフィルターと、前記フィルターを貫通する軸部を有する回動体とを有し、
ダストカップの底部が開いた状態において、回動体を回動させることによって内筒部が底部側へ押し下げられるように構成される。
ここで、「内筒部」および「カップ部」は実施形態1の「内筒部22Aa」および「カップ部22Ab」に相当し、「回動体」は実施形態1の「ハンドル22Dc1」およびこれと連結して回転する前記軸部に相当する。
また、実施形態2の集塵装置において、前記回動体は、内筒部の方へ突出する突出棒部を有し、
内筒部は、回動体の方へ突出して突出棒部と当接する傾斜面を有する当接片部を有し、
ダストカップの底部が開いた状態において、回動する回動体の突出棒部が内筒部の当接片部の傾斜面を摺接することにより内筒部が底部側へ押し下げられてもよい。
ここで、「突出棒部」は前記「回動力伝達爪」に相当し、「当接片部」および「傾斜面」は実施形態1の「受け爪22Aa32」および「傾斜面22Aa321」に相当する。
さらに、実施形態2の集塵装置において、内筒部は、ダストカップの底部にて支持される下端部と、下端部側に設けられてダストカップ内の塵埃を圧縮可能な圧縮スクリュー部とをさらに有してもよい。
ここで、「圧縮スクリュー部」は実施形態1の「圧縮スクリュー部22Aa2」に相当し、「下端部」は実施形態1の「圧縮スクリュー部22Aa2の下端筒部22Aa22」に相当する。
(実施形態3)
実施形態1の集塵装置20は、ハンドル22Dc1を回すことにより各回転力伝達爪22Bc2が回転し、各回転力伝達爪22Bc2が各受け爪22Aa32の傾斜面22Aa321に摺接することにより回転力伝達枠体22Aa3が強制的に押しさげられ、回転力伝達枠体22Aa3を受ける中間筒部材22Aa1と共にシャッター部材22Aa4が押し下げられて各第2集塵室22Rが内筒部22Aaの内部に連通するように構成されている。
したがって、ダストカップ21の底部21bが開放した際にシャッター部材22Aa4を押し下げる複数の圧縮バネ22yは省略されてもよい。
(実施形態4)
実施形態1の集塵装置20において、ダストカップ21の底部21bは開放しないよう構成されていてもよい。この場合、第1集塵室21Rに溜まった第1の塵埃を廃棄する際は、ダストカップ21から遠心分離ユニット22を取り外すことにより第1の塵埃を外部に廃棄すればよい。
さらに実施形態1の集塵装置20において、シャッター部材22Aa4はカップ部22Abに対して移動せずに閉じた状態で固定されてもよく、かつワイパー部22Cは省略されてもよい。この場合、第2集塵室22R内に溜まった第2の塵埃を廃棄する際は、第1遠心分離部22Aのカップ部22Abから第2遠心分離部22Bを取り外すことにより第2の塵埃を外部に廃棄すればよい。
(実施形態5)
実施形態1の集塵装置20において、回動部22Dのハンドル22Dc1を含む回動機構部22Dcは省略されてもよい。
この場合、カバー部材22Daの空気排出口22Da12から指を入れて第2遠心分離部22Bを回転させるようにしてもよい。
あるいは、第2遠心分離部22Bの外周部にギアを設け、カバー部材22Daに形成した窓部からギアの一部を外部に露出させ、指でギアと共に第2遠心分離部22Bを回転させるようにしてもよく、さらには、駆動装置10側に駆動ギアを設け、駆動ギアを第2遠心分離部22Bのギアに噛合させて自動的に回転させるようにしてもよい。
なおこの場合、集塵装置20を駆動装置10に取り付けた際にロック爪部材22Dbのロック状態を維持する付勢部材、および集塵装置20を駆動装置10から取り外す際にロック爪部材22Dbのロックを解除する押しボタンをカバー部材22Daに設ければよい。
(実施形態6)
実施形態1では、駆動装置10の後部に電源コードを巻き取るコードリールを設けた場合を例示したが、コードリールの代わりに、駆動装置10の後部にバッテリーを内蔵してもよく、あるいはバッテリーを着脱可能に装着するバッテリー装着部を設けてもよい。
(まとめ)
本発明の集塵装置は、底部および装着口を有するダストカップと、前記ダストカップの前記装着口に装着される遠心分離ユニットとを備え、
前記遠心分離ユニットは、空気中の第1の塵埃を空気から分離する筒形の第1遠心分離部と、前記第1遠心分離部の周囲に配置されて前記第1遠心分離部を通過した空気中の前記第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する複数の遠心分離筒を含む第2遠心分離部とを有し、
前記ダストカップは、前記第1遠心分離部の周囲の前記第1の塵埃を集塵可能な第1集塵室を有し、
前記遠心分離ユニットは、前記第2遠心分離部の前記複数の遠心分離筒から送られる前記第2の塵埃を集塵可能な第2集塵室を有する。
本発明の集塵装置は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記第1遠心分離部は、前記ダストカップの前記第1集塵室と前記第2遠心分離部とを連通させる内筒部と、前記内筒部を挿通させる挿通孔および前記第2遠心分離部を嵌め込む嵌合口を有するカップ部とをさらに有し、
前記カップ部、前記内筒部および前記第2遠心分離部で囲まれた空間を前記第2集塵室として備えてもよい。
この構成によれば、遠心分離ユニットにおいて、カップ部から第2遠心分離部を取り外すことにより第2集塵室内の第2の塵埃を外部に排出することができる。
(2)前記ダストカップは、前記底部が開閉可能に構成されており、
前記内筒部は、前記ダストカップの閉じた前記底部に支持される下端部と、前記ダストカップの前記底部が閉状態のときに前記カップ部の前記挿通孔を挿通して前記内筒部の内部と前記第2集塵室とを遮蔽可能な上端部とを有し、
前記ダストカップの前記底部が開くことによって前記内筒部の前記上端部が下方へ移動して前記内筒部の内部と前記第2集塵室とが連通するように構成されてもよい。
この構成によれば、ダストカップの底部を開いて第1集塵室内の第1の塵埃を外部に自然落下により排出することができる。さらにこの際、内筒部が下方へ移動し、シャッターの役割を担う内筒部の上端部が下がって内筒部の内部と第2集塵室とが連通するため、第2集塵室内の第2の塵埃を内筒部の内部を通して自然落下させて外部に排出することができ、遠心分離ユニットを分解して第2の塵埃を排出する手間をはぶくことができる。
(3)前記第1遠心分離部は、前記ダストカップの閉じた前記底部側へ前記内筒部を付勢する付勢部材をさらに備えてもよい。
この構成によれば、ダストカップの底部を開いて第1および第2の塵埃を排出する際、内筒部とカップ部の挿通孔との間の隙間に第2の塵埃が入り込んで内筒部の上端部が挿通孔を移動しにくくなっていても、付勢部材により強制的に内筒部が押し下げられて内筒部の内部と第2集塵室とが連通するため、確実に第2集塵室内の第2の塵埃を内筒部の内部を通して自然落下させて外部に排出することができる。
(4)前記遠心分離ユニットは、前記カップ部に対して回動可能なように前記第2遠心分離部と前記カップ部との間に設けられたワイパー部と、前記ワイパー部を回動させる回動部とをさらに有してもよい。
この構成によれば、ダストカップの底部を開いて第1および第2の塵埃を排出する際、回動部にてワイパー部を回動させることによって第2集塵室内の第2の塵埃を内筒部の内部へ落とし込むことができ、第2の塵埃の排出残しを低減することができる。
(5)前記ワイパー部は、前記複数の遠心分離筒を前記第2集塵室内に個別に連通させるように仕切る複数のワイパー片を有してもよい。
この構成によれば、電気掃除機の運転中における集塵装置において、第2集塵室内に捕捉された第2の塵埃の各遠心分離筒への逆流を効果的に抑制することができる。
(6)前記内筒部は、前記下端部側に設けられて前記第1集塵室内の前記第1の塵埃を圧縮可能な圧縮スクリュー部をさらに有し、
前記ワイパー部と前記内筒部とが一体回動可能かつ分離可能に連結してもよい。
この構成によれば、回動部にてワイパー部を介して内筒部を回動させることにより第1集塵室内の第1の塵埃を圧縮スクリュー部にて圧縮することができる。また、ダストカップの底部を開いて第1および第2の塵埃を排出する際、回動部にてワイパー部と圧縮スクリュー部を連動(回動)させながら圧縮した第1の塵埃および第2の塵埃を舞い上がりを抑えながら排出することができる。
(7)前記回動部と前記第2遠心分離部とが一体回動可能かつ分離可能に連結し、かつ前記第2遠心分離部と前記ワイパー部とが一体回動可能かつ分離可能に連結してもよい。
この構成によれば、回動部の回動力をワイパー部へ伝える機構として第2遠心分離部を利用することができるため、部品点数の削減および構造の簡素化を図ることができる。
(8)前記ワイパー部は、前記第1遠心分離部の前記カップ部の内面と摺接可能な円環状の外シールリング部と、前記第1遠心分離部の前記内筒部の上端部と摺接可能な円環状の内シールリング部と、前記カップ部の底部と摺接可能なようにかつ前記外シールリング部と前記内シールリング部とを連結するようにこれらと一体化された前記複数のワイパー片とを有するものであってもよい。
この構成によれば、外シールリング部と内シールリング部と複数のワイパー片とを、例えばゴムにて一体成形して部品点数および組み立て工数の削減を図ることができると共に、ワイパー部がワイパー機能に加えてシール機能も有するものとなる。
(9)前記ワイパー片は、前記外シールリング部と前記内シールリング部とに連結された基端部と、前記カップ部の底部と摺接可能であり前記基端部よりも薄い厚さを有する先端部とを有するものであってもよい。
この構成によれば、ワイパー片の基端部に腰をつけかつ先端部を撓みやすくすることができるため、ワイパー片を回動させても基端部が撓みにくくなりかつ先端部がカップ部の底部に密着しながら摺接して塵埃を効率よく掻き落とすことができる。
(10)前記ワイパー部の前記外シールリング部は、その内周面側に下方へ開口する凹周溝を有し、
前記第2遠心分離部は、前記外シールリング部の前記内周面に密着する円環状の受け板部を有し、
前記受け板部は、前記外シールリング部の前記凹周溝内に嵌め込まれる上縁部を有するものであってもよい。
この構成によれば、受け板部の上縁部をワイパー部の外シールリング部の凹周溝内に嵌め込むようにして、ワイパー部を受け板部に被せて取り付けることができるため、ワイパー部がカップ部に摺動しながら回動した際に受け板部から捲れて外れてしまうという不具合を防止することができる。
(11)前記受け板部は、前記カップ部の底面と摺接可能なように前記ワイパー部の前記外シールリング部よりも下方に突出するリブを有するものであってもよい。
この構成によれば、受け板部のリブがカップ部の底部に当接し、これによりワイパー部の外シールリング部はカップ部の底面から浮き上がった状態となり底部に密着しない。そのため、第2遠心分離部をカップ部に対して軽い力で回動させることができる。
(12)前記受け板部は、周方向に所定間隔で配置された複数の前記リブを有するものであってもよい。
この構成によれば、受け板部にかかる荷重を複数のリブに分散させることができるため、1つのリブに偏った摩耗を生じさせることを防止できる。
(13)前記カップ部と前記受け板部の前記リブとが異なる材料にて形成されてもよい。
この構成によれば、カップ部と受け板部のリブとを同じ材料にて形成した場合に互いの摩擦によって摩耗粉が発生するという不具合を抑制することができる。
(14)前記回動部は、前記第1遠心分離部の前記カップ部の前記嵌合口を覆うように設けられたカバー部材と、前記カバー部材に対して回動可能に設けられた回動機構部とを備え、
前記回動機構部は、前記カバー部材に回動可能に設けられたハンドルと、前記ハンドルと一体的に回動可能な第1ギアと、前記第2遠心分離部の上壁部に設けられて前記第1ギアと噛合可能な第2ギアとを有し、
前記第1ギアは、前記ハンドルの回動軸心と略平行な垂直面をそれぞれ有する複数の歯を備え、
前記第2ギアは、前記第1ギアの前記垂直面と面接触するように前記回動軸心と略平行な受け面をそれぞれ有する複数の歯を備えるものであってもよい。
この構成によれば、回動機構部のハンドルを正回転させると第1ギアの歯の垂直面から第2ギアの歯の受け面に正回転方向の力を効率よく伝達することができる。それに加え、ハンドルを逆回転させると第1ギアの歯の斜面が第2ギアの歯の斜面を摺動するため、第1ギアが回転軸方向に振動しながら逆回転方向に回転し、このときの振動により第1および第2遠心分離部内の塵埃をダストカップ内に振り落とすことができる。
(15)前記第1ギアと前記第2ギアとは互いに異なる材料にて形成されてもよい。
この構成によれば、第1ギアと第2ギアとを同じ材料にて形成した場合に互いの摩擦によって摩耗粉が発生するという不具合を抑制することができる。
また、本発明の集塵装置は、開閉可能な底部および開口部を有するダストカップと、前記ダストカップの前記開口部に嵌め込まれる塵埃分離ユニットとを備え、
前記塵埃分離ユニットは、前記ダストカップの閉じた前記底部に支持される内筒部と、前記内筒部と連通するカップ部と、前記カップ部内に設けられたフィルターと、前記フィルターを貫通する軸部を有する回動体とを有し、
前記ダストカップの前記底部が開いた状態において、前記回動体を回動させることによって前記内筒部が前記底部側へ押し下げられるように構成されている。
本発明の集塵装置は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(I)前記回動体は、前記内筒部の方へ突出する突出棒部を有し、
前記内筒部は、前記回動体の方へ突出して前記突出棒部と当接する傾斜面を有する当接片部を有し、
前記ダストカップの前記底部が開いた状態において、回動する前記回動体の前記突出棒部が前記内筒部の前記当接片部の前記傾斜面を摺接することにより前記内筒部が前記底部側へ押し下げられてもよい。
この構成によれば、ダストカップ内の塵埃を外部に排出する際の内筒体を押し下げる構造を簡素化することができる。
(II)前記内筒部は、前記ダストカップの前記底部にて支持される下端部と、前記下端部側に設けられて前記ダストカップ内の塵埃を圧縮可能な圧縮スクリュー部とをさらに有してもよい。
この構成によれば、回動体を介して内筒部の圧縮スクリューを回動させることにより、ダストカップ内の塵埃を圧縮スクリュー部にて圧縮することができるため、ダストカップの底部を開いて外部に排出される塵埃の舞い上がりを抑えることができる。
また、本発明によれば、前記集塵装置と、前記集塵装置を着脱可能に装着する集塵装置装着部を有する駆動装置とを有し、床面上を進行方向に走行可能なキャニスター型の掃除機本体を備え、
前記駆動装置は、前記集塵装置装着部を構成する筐体と、前記筐体内に設けられた電動送風機と、前記電動送風機に外部電源からの電力を供給する電源コードと、前記電源コードを引き出し可能に前記筐体内に巻き取るコードリールと、引き出した前記電源コードを前記コードリールを作動させて巻き取らせる巻き取り開始ボタンとを有し、
前記巻き取り開始ボタンは、前記筐体における前記集塵装置装着部付近に、かつ前記駆動装置の転倒によって外部環境に接触しないまたは接触しても引き出した前記電源コードの巻き取りが開始されないように位置配置された電気掃除機が提供される。
この電気掃除機は、前記駆動装置の前記集塵装置装着部は、前記集塵装置を横倒し状態で装着できるように前記筐体の上面側に設けられると共に、前記集塵装置の前記ダストカップの前記底部を保持する保持板を前記筐体の前記上面に上方突出状に有しており、
前記巻き取り開始ボタンは、前記保持板における後方近傍位置でかつ左右方向の中間位置に配置されたものであってもよい。
この構成によれば、集塵装置を横置きで駆動装置に装着するキャニスター型電気掃除機において、駆動装置の転倒による電源コードの巻き取り誤動作を防止することができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 掃除機本体
10 駆動装置
11 筐体
12 集塵装置装着部
15 巻き取り開始ボタン
16 保持板
20 集塵装置
21 ダストカップ
21a1 装着口
21b 底部
21R 第1集塵室
22 遠心分離ユニット
22Aa 内筒部
22Aa2 圧縮スクリュー部
22Aa22 下端筒部(内筒部の下端部)
22Aa41 シャッター本体部(内筒部の上端部)
22Ab カップ部
22Ab13 嵌合口
22B 第2遠心分離部
22Ba 遠心分離筒
22Ba4 第2ギア
22Ba41
22Ba411 受け面
22Bc1 受け板部
22Bc13 上縁部
22Bc14 リブ
22C ワイパー部
22C1 外シールリング部
22C12 凹周溝
22C2 内シールリング部
22C3 ワイパー片
22C31 基端部
22C32 先端部
22D 回動部
22Da カバー部材
22Dc 回動機構部
22Dc1 ハンドル
22Dc2 第1ギア
22Dc21
22Dc211 垂直面
22R 第2集塵室
22y 圧縮バネ(付勢部材)
30 電動送風機
40 コードリール
F 床面上
P 回動軸心

Claims (15)

  1. 底部および装着口を有するダストカップと、前記ダストカップの前記装着口に装着される遠心分離ユニットとを備え、
    前記遠心分離ユニットは、空気中の第1の塵埃を空気から分離する筒形の第1遠心分離部と、前記第1遠心分離部の周囲に配置されて前記第1遠心分離部を通過した空気中の前記第1の塵埃よりも小さい第2の塵埃を分離する複数の遠心分離筒を含む第2遠心分離部とを有し、
    前記ダストカップは、前記第1遠心分離部の周囲の前記第1の塵埃を集塵可能な第1集塵室を有し、
    前記遠心分離ユニットは、前記第2遠心分離部の前記複数の遠心分離筒から送られる前記第2の塵埃を集塵可能な第2集塵室を有しており、
    前記第1遠心分離部は、前記ダストカップの前記第1集塵室と前記第2遠心分離部とを連通させる内筒部と、前記内筒部を挿通させる挿通孔および前記第2遠心分離部を嵌め込む嵌合口を有するカップ部とをさらに有し、
    前記カップ部、前記内筒部および前記第2遠心分離部で囲まれた空間を前記第2集塵室として備えると共に、前記第2遠心分離部を前記嵌合口に嵌め込んだ前記カップ部が前記ダストカップの前記装着口に嵌め込まれ、
    前記ダストカップは、前記底部が開閉可能に構成されており、
    前記内筒部は、前記ダストカップの閉じた前記底部に支持される下端部と、前記ダストカップの前記底部が閉状態のときに前記カップ部の前記挿通孔を挿通して前記内筒部の内部と前記第2集塵室とを遮蔽可能な上端部とを有し、
    前記ダストカップの前記底部が開くことによって前記内筒部の前記上端部が下方へ移動して前記内筒部の内部と前記第2集塵室とが連通するように構成されたことを特徴とする集塵装置。
  2. 前記第1遠心分離部は、前記ダストカップの閉じた前記底部側へ前記内筒部を付勢する付勢部材をさらに備えた請求項に記載の集塵装置。
  3. 前記遠心分離ユニットは、前記カップ部に対して回動可能なように前記第2遠心分離部と前記カップ部との間に設けられたワイパー部と、前記ワイパー部を回動させる回動部とをさらに有する請求項またはに記載の集塵装置。
  4. 前記ワイパー部は、前記複数の遠心分離筒を前記第2集塵室内に個別に連通させるように仕切る複数のワイパー片を有する請求項に記載の集塵装置。
  5. 前記内筒部は、前記下端部側に設けられて前記第1集塵室内の前記第1の塵埃を圧縮可能な圧縮スクリュー部をさらに有し、
    前記ワイパー部と前記内筒部とが一体回動可能かつ分離可能に連結している請求項またはに記載の集塵装置。
  6. 前記回動部と前記第2遠心分離部とが一体回動可能かつ分離可能に連結し、かつ前記第2遠心分離部と前記ワイパー部とが一体回動可能かつ分離可能に連結している請求項のいずれか1つに記載の集塵装置。
  7. 前記ワイパー部は、前記第1遠心分離部の前記カップ部の内面と摺接可能な円環状の外シールリング部と、前記第1遠心分離部の前記内筒部の上端部と摺接可能な円環状の内シールリング部と、前記カップ部の底部と摺接可能なようにかつ前記外シールリング部と前記内シールリング部とを連結するようにこれらと一体化された前記複数のワイパー片とを
    有する請求項4を引用する請求項6に記載の集塵装置。
  8. 前記ワイパー片は、前記外シールリング部と前記内シールリング部とに連結された基端部と、前記カップ部の底部と摺接可能であり前記基端部よりも薄い厚さを有する先端部とを有する請求項に記載の集塵装置。
  9. 前記ワイパー部の前記外シールリング部は、その内周面側に下方へ開口する凹周溝を有し、
    前記第2遠心分離部は、前記外シールリング部の前記内周面に密着する円環状の受け板部を有し、
    前記受け板部は、前記外シールリング部の前記凹周溝内に嵌め込まれる上縁部を有する請求項またはに記載の集塵装置。
  10. 前記受け板部は、前記カップ部の底面と摺接可能なように前記ワイパー部の前記外シールリング部よりも下方に突出するリブを有する請求項に記載の集塵装置。
  11. 前記カップ部と前記受け板部の前記リブとが異なる材料にて形成されている請求項10に記載の集塵装置。
  12. 前記回動部は、前記第1遠心分離部の前記カップ部の前記嵌合口を覆うように設けられたカバー部材と、前記カバー部材に対して回動可能に設けられた回動機構部とを備え、
    前記回動機構部は、前記カバー部材に回動可能に設けられたハンドルと、前記ハンドルと一体的に回動可能な第1ギアと、前記第2遠心分離部の上壁部に設けられて前記第1ギアと噛合可能な第2ギアとを有し、
    前記第1ギアは、前記ハンドルの回動軸心と略平行な垂直面をそれぞれ有する複数の歯を備え、
    前記第2ギアは、前記第1ギアの前記垂直面と面接触するように前記回動軸心と略平行な受け面をそれぞれ有する複数の歯を備える請求項11のいずれか1つに記載の集塵装置。
  13. 前記第1ギアと前記第2ギアとは互いに異なる材料にて形成されている請求項12に記載の集塵装置。
  14. 請求項1~13のいずれか1つに記載の集塵装置と、前記集塵装置を着脱可能に装着する集塵装置装着部を有する駆動装置とを有し、床面上を進行方向に走行可能なキャニスター型の掃除機本体を備え、
    前記駆動装置は、前記集塵装置装着部を構成する筐体と、前記筐体内に設けられた電動送風機と、前記電動送風機に外部電源からの電力を供給する電源コードと、前記電源コードを引き出し可能に前記筐体内に巻き取るコードリールと、引き出した前記電源コードを前記コードリールを作動させて巻き取らせる巻き取り開始ボタンとを有し、
    前記巻き取り開始ボタンは、前記筐体における前記集塵装置装着部付近に、かつ前記駆動装置の転倒によって外部環境に接触しないまたは接触しても引き出した前記電源コードの巻き取りが開始されないように位置配置された電気掃除機。
  15. 前記駆動装置の前記集塵装置装着部は、前記集塵装置を横倒し状態で装着できるように前記筐体の上面側に設けられると共に、前記集塵装置の前記ダストカップの前記底部を保持する保持板を前記筐体の前記上面に上方突出状に有しており、
    前記巻き取り開始ボタンは、前記保持板における後方近傍位置でかつ左右方向の中間位置に配置されている請求項14に記載の電気掃除機。
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