JP7081177B2 - タイヤ用モールド - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ用モールドに関する。より詳細には、トレッド面にサイプが刻まれたタイヤを製造するためのモールドに関する。
氷雪路走行用タイヤでは、そのトレッド面に、多数の細長い溝(以下、サイプともいう)が刻まれている。このタイヤの製造に使用されるモールドは、モールド本体及び複数のブレードを備えている。複数のブレードは、モールド本体の内面上に配置されている。このブレードが、トレッド面にサイプを形成する。特開平10-258429号公報には、ブレードを備えるモールドが開示されている。
特開平10-258429号公報
タイヤのモールドでは、多数のセグメントが、周方向に並べられて、タイヤのトレッド面を形成するものがある。このモールドでは、セグメントの周方向端(隣接するセグメントとの境界位置)まで延びるブレードは、周方向端近辺で破損し易い。セグメントの周方向端の近辺に、ブレードを形成しないことで、このブレードの破損は抑制しうる。また、このブレードの高さを低くすることで、このブレードの破損を抑制しうる。
しかしながら、セグメントの周方向端の近辺で、ブレードを形成しないモールドや、ブレードの高さを低くしたモールドでは、成形されるタイヤにおいてセグメントの境界に対応する位置の剛性が、その周囲よりも大きくなる。このタイヤのトレッドでは、周方向に周期的に剛性の差が生じる。この周期的な剛性の差は、ラジアルフォースバリエーション(RFV)を大きくする。この周期的な剛性の差は、タイヤのRFVを悪化させる。
本発明の目的は、ブレードの破損が抑制されつつ、RFVが低減されたタイヤを製造しうる、モールドの提供にある。
本発明に係るタイヤモールドは、タイヤを加硫成形する。このモールドは、周方向に並べられて、タイヤのトレッド面を成形する複数のセグメントを備えている。上記セグメントは、サイプを形成する、主ブレード及び副ブレードを備えている。上記副ブレードは、少なくともその一部に、高さが上記主ブレードの高さより低い低背部を備えている。上記低背部は、上記セグメントの非割位置領域に配置されている。
好ましくは、上記低背部は、複数配置されてブレードの高さが低いブレード低領域を形成している。上記ブレード低領域は、割位置領域に形成されている。
好ましくは、上記低背部は、複数配置されてブレードの高さが低いブレード低領域を形成している。上記ブレード低領域は、上記非割位置領域に形成されている。
複数のセグメントが周方向に並べられてリング状にされた状態において、上記ブレード低領域が周方向一方に隣合うブレード低領域との距離をD1とし、周方向他方に隣合うブレード低領域との距離をD2とする。好ましくは、このときに、それぞれのブレード低領域において上記距離D1と上記距離D2とが異なっている。
好ましくは、それぞれのセグメントに形成される上記ブレード低領域の領域数は、10以下である。
上記主ブレードの高さをHhとし、上記低背部でのブレードの高さをHsとする。好ましくは、このときに、上記高さHhに対する上記高さHsの比は、0.7以下である。
本発明に係るタイヤは、周方向に分割された複数のセグメントでトレッドにサイプが形成されている。このタイヤでは、上記サイプは、主サイプと副サイプからなっている。上記副サイプは、少なくともその一部に上記主サイプより深さが浅い浅深部を備えている。上記浅深部は、上記セグメントの非割位置領域に対応する非パーティングライン領域に形成されている。
好ましくは、上記浅深部は、複数集まってサイプの深さが浅いサイプ浅領域を形成している。上記サイプ浅領域は、上記パーティングライン領域に形成されている。
好ましくは、上記浅深部は、複数集まってサイプの深さが浅いサイプ浅領域を形成している。上記サイプ浅領域は、上記非パーティングライン領域に形成されている。
このモールドでは、ブレードの高さが低くされた低背部が非割位置領域に配置されている。この低背部によって、タイヤの非割位置領域に、その周辺と剛性の異なる部分が形成される。このモールドでは、タイヤの周方向において、周期的な剛性差が生じることが抑制されている。このタイヤでは、周期的な振動が抑制される。このタイヤでは、RFVが大きくなることが抑制される。このモールドでは、ブレードの破損が抑制され、タイヤのRFVの悪化が抑制されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るモールドが示された平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図1のセグメントが示された断面図である。 図4は、図3のブレードの一部が示された説明図である。 図5は、図3のブレードの他の一部が示された説明図である。 図6は、図1のモールドのセグメントの内面の一部が示された展開図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、本発明に係るモールド16が示されている。このモールド16の形状は、リング状である。図1において、両矢印Aの方向が、モールド16の周方向であり、紙面との垂直方向がモールド16の軸方向である。
図2には、図1の線分II-IIに沿った断面図が示されている。図2において、上下方向がモールド16の軸方向であり、左右方向がモールド16の半径方向であり、紙面との垂直方向がモールド16の周方向である。図2には、このモールド16でタイヤに成形されるローカバーRが共に示されている。
図1及び図2に示される様に、このモールド16は、複数のセグメント18、上下一対のサイドプレート20及び上下一対のビードリング22を備えている。
図1に示されるように、セグメント18の平面形状は、実質的に円弧状である。複数のセグメント18は、周方向に並べられている。この並べられた複数のセグメント18は、リング状に配置されている。隣合うセグメント18の周方向端面が当接している。符号BLは、周方向に隣合うセグメント18の境界である、割位置を表している。このモールド16では、周方向に9個のセグメント18が配置されている。このモールド16では、割位置BLは、9箇所存在する。この割位置BLは、周方向に等間隔で位置している。セグメント18の数は9個に限られない。セグメント18の数は、9個より多くても少なくてもよい。
それぞれのサイドプレート20は、リング状の形状を備えている。それぞれのビードリング22は、リング状の形状を備えている。
図1及び図2では、モールド16は複数のセグメント18、一対のサイププレート20及び一対のビードリング22が当接して閉状態にある。この閉状態において、セグメント18の内面24、サイドプレート20の内面26及びビードリング22の内面28が、キャビティ面を構成する。このキャビティ面は、ローカバーRと当接して、タイヤの外表面を成形する。
図2に示されるように、それぞれのセグメント18の内面24は、ローカバーRの外周面に当接する。それぞれのサイドプレート20の内面26は、ローカバーRのサイド部と当接する。それぞれのビードリング22の内面28は、ローカバーRのビード部に当接する。
図3には、セグメント18の断面が示されている。セグメント18は、本体30と複数のブレード32とを備えている。本体30は、突起部34及び底面36を備えている。突起部34は、底面36から半径方向内向きに起立して形成されている。それぞれのブレード32は、底面36上に位置する。ブレード32は、底面36から半径方向内向きに起立している。
図4には、ブレード32の一部が示されている。このブレード32は、複数の主ブレード38及び複数の副ブレード40とからなっている。図4には、周方向に見られた、主ブレード38と副ブレード40の一例とが示されている。
図4の両矢印Hhは、主ブレード38の高さを表している。両矢印Hsは、副ブレード40の低背部42の高さを表している。この高さHh及び高さHsは、半径方向において、底面36からの高さとして測定される。
図4では、主ブレード38は、一定の高さHhで形成されている。副ブレード40は、その全体が主ブレード38より低い低背部42からなっている。本発明では、少なくともその一部が高さHsの低背部42を備えるブレード32を、副ブレード40と称する。
図5には、割位置BLにおける、副ブレード40(ブレード32)の一部が、本体30の一部と共に示されている。副ブレード40は、ジグザグ状を呈する。副ブレード40は、板状部と屈曲部とが交互に連続してジグザグ状にされている。
このブレード32(主ブレード38及び副ブレード40)の厚みは、例えば0.3mmから1.3mmである。典型的なブレード32の材質は、スチールである。
図5では、割位置BLまで副ブレード40が延びている。この割位置BLには、副ブレード40の低背部42が位置している。このセグメント18では、その内面24において、周方向端まで副ブレード40が延びており、セグメント18の周方向端部に低背部42が位置している。
この副ブレード40は、ジグザグ状に延びる一端から他端の間に、高さHhで形成された本体部44と、高さHsで形成された低背部42とからなっている。本発明の副ブレード40は、この様に、その一部に高さHsの低背部42を備えていればよい。
図6には、周方向に並べられたセグメント18の内面24の一部が示されている。図6において、左右方向がモールド16の周方向であり、上下方向がモールド16の軸方向であり、紙面との垂直方向がモールド16の半径方向である。図6の一点鎖線CLは、タイヤの赤道面に対応する、モールド16の赤道面を表している。
このセグメント18は、底面36から起立する複数の突起部34を備えている。これらの突起部34は、略周方向に延びて一周している。このセグメント18は、底面36から起立する複数の突起部48を備えている。これらの突起部48は、略軸方向に延びている。この内面24には、この突起部34及び突起部48で区切られて、複数の凹部50が形成されている。底面36は、凹部50の底面を形成している。
前述の様に、それぞれの底面36には、ジグザグ状の細長いブレード32(主ブレード38及び副ブレード40)が起立している。ブレード32は、底面36のほぼ全面に渡って設けられている。図に示されるように、ブレード32の長さは一定ではない。種々の長さのブレード32が存在する。
このモールド16では、ブレード32は、主ブレード38及び副ブレード40からなっている。主ブレード38は、一定の高さHhで形成されている。副ブレード40は、少なくともその一部に高さHsにされた低背部42を備えている。図1では、説明の便宜上、ブレード32のうち、この低背部42が太線で表されている。
図6では、複数の副ブレード40の低背部42が集まって、ブレード低領域Ap及びブレード低領域Adが形成されている。
それぞれのブレード低領域Apは、周方向において、セグメント18の割位置BLを含む領域である。ブレード低領域Apは、隣合うセグメント18に跨がって形成されている。ブレード低領域Apは、トレッド面を形成する内面24に、軸方向において一方端から他方端まで延びている。
ブレード低領域Adは、周方向において、セグメント18の割位置BLの間に位置している。ブレード低領域Adは、周方向において、ブレード低領域Apの間に位置している。このモールド16では、ブレード低領域Adは、トレッド面を形成する内面24に、軸方向において一方端から他方端まで延びている。
図6の両矢印Wpは、ブレード低領域Apの周方向幅を表している。この幅Wpは、周方向において、ブレード低領域Apの一方端から周方向他方端までの距離として測定される。この距離は、底面36に沿った周方向に測定される。両矢印Wdは、ブレード低領域Adの周方向幅を表している。この幅Wdは、ブレード低領域Adの周方向一方端から周方向他方端までの距離として測定される。この距離は、底面36に沿った周方向に測定される。
このモールド16では、ブレード低領域Adの幅Wdは、ブレード低領域Apの幅Wpと同じ大きさにされている。複数のブレード低領域Apは、周方向に一定のピッチで形成されている。図6では、周方向において、ブレード低領域Apの間のブレード低領域Adの領域数は、1であるがこれに限られない。このブレード低領域Apの間に複数のブレード低領域Adが形成されてもよい。また、ブレード低領域Apの間のブレード低領域Adの領域数が0であるセグメント18が含まれてもよい。
一点鎖線DLは、セグメント18のダミーラインを表している。このダミーラインDLは、ブレード低領域Adの中心線を表している。このダミーラインDLは、底面36に沿って軸方向に延びている。
図6の両矢印Dpは、周方向に隣合うブレード低領域Apの周方向距離を表している。距離Dpは、底面36に沿って、割位置BL間の距離として測定される。両矢印D1は、ブレード低領域Adと周方向一方に隣合うブレード低領域Apとの周方向距離を表している。両矢印D2は、ブレード低領域Adと周方向他方に隣合うブレード低領域Apとの周方向距離を表している。この距離D1は中心線DLと周方向一方の割位置BLとの、底面36に沿った周方向距離として測定される。この距離D2は中心線DLと周方向他方の割位置BLとの、底面36に沿った周方向距離として測定される。
ブレード低領域Apの間に複数のブレード低領域Adが形成されたモールド16では、この距離D1及びD2は周方向に最も近いブレード低領域Ap又はブレード低領域Adまでの距離として測定される。
このモールド16では、割位置BLを挟む割位置領域に、ブレード低領域Apが配置されている。更に、この割位置領域以外の非割位置領域に、ブレード低領域Adが配置されている。本発明では、割位置BLを中心線として、周方向の中心角が、プラスマイナス5°の範囲の領域を、割位置領域と称する。内面28の割位置領域以外の領域を、非割位置領域と称する。このモールド16では、この非割位置領域にも、低背部42が形成されている。
このモールド16を使用したタイヤの製造方法が説明される。このタイヤの製造方法は、予備成形工程及び加硫工程を備えている。予備成形工程では、タイヤの各部を形成するゴム部材が組み合わされて、ローカバーが形成される。加硫工程では、このローカバーがモールド16に投入される。このローカバーがモールド16内で、加圧及び加熱される。このローカバーが加硫されて、ローカバーからタイヤが得られる。
このタイヤでは、トレッドの外表面は、リング状に並べられたセグメント18の内面24に倣って、成形される。サイドウォールの外表面は、主に、サイドプレート20の内面26に倣って、成形される。ビードの外表面は、主に、ビードリング22の内面28に倣って、成形される。このタイヤのトレッドは、割位置に対応するパーティングラインが形成されている。このタイヤのトレッド面は、割位置領域に対応するパーティングライン領域と、非割位置領域に対応する非パーティングライン領域とからなっている。
このトレッド面は、セグメント18の内面24に倣って成形される。略周方向に延びる突起部34は、タイヤのトレッドに略周方向に延びる主溝を形成する。略軸方向に延びる突起部48は、タイヤのトレッドに略軸方向に延びる横溝を形成する。凹部50は、主溝と横溝との区切られたブロックを形成する。底面36は、トレッド面の一部を構成する、ブロックの外表面を形成する。
ブレード32(主ブレード38及び副ブレード40)は、トレッド面にサイプを形成する。このサイプは、トレッド面に細長く、ジグザグに延びている。このサイプ32は、ブロックのトレッド面の略全面に渡って形成される。このサイプは、モールド16のブレード32に倣って形成されるので、サイプの長さは一定ではない。種々の長さのサイプがトレッド面に形成される。サイプは、グリップ力の向上に寄与する。このモールド16は、氷雪路の走行に使用されるタイヤの製造に用いられる。このモールド16は、所謂スタッドレスタイヤ用モールドである。
このタイヤでは、サイプ14は、主ブレード38が形成する主サイプと、副ブレード40が形成する副サイプとからなっている。主サイプは、その深さが一定に形成されている。副サイプは、少なくともその一部に主サイプの深さより浅くされた浅深部を備えている。この浅深部は、副ブレード40の低背部42に倣って形成される。
このタイヤでは、複数の副サイプの浅深部が集まって、サイプの深さが浅くされた、複数のサイプ浅領域を形成する。このサイプ浅領域は、ブレード低領域Apに倣って形成されるパーティングサイプ浅領域と、ブレード低領域Adに倣って形成されるダミーサイプ浅領域とからなっている。
それぞれのパーティングサイプ浅領域は、割位置に対応するパーティングラインに位置している。このパーティングサイプ浅領域は、周方向において、パーティングラインを含む領域である。このパーティングサイプ浅領域は、軸方向において一方端から他方端まで帯状に延びている。このパーティングサイプ浅領域は、ブレード低領域Apに倣って形成されるので、ブレード低領域Apと略同様の、周方向幅及び軸方向長さで形成される。周方向に隣合うパーティングサイプ浅領域間の距離は、ブレード低領域Apと略同様に、略距離Dpで形成されている。
それぞれのダミーサイプ浅領域は、周方向において、パーティングラインの間に位置している。このダミーサイプ浅領域は、周方向において、パーティングサイプ浅領域の間に位置している。このタイヤでは、このダミーサイプ浅領域は、ブレード低領域Adに倣って形成されるので、ブレード低領域Adと略同様の、周方向幅及び軸方向長さで形成される。このダミーサイプ浅領域と周方向に隣合うパーティングサイプ浅領域との距離は、ブレード低領域Adと略同様に、略距離D1と略距離D2とにされている。
このモールド16では、割位置BLの近辺に副ブレード40が配置されている。割位置に、低背部42が配置されている。これにより、このセグメント18が半径方向に開閉するときに、割位置近辺でブレード32(低背部42)が破損することが抑制されている。
一方で、このモールド16で形成されたタイヤでは、パーティングライン近傍で、サイプが浅い。このパーティングライン近傍で、トレッドの剛性が大きくなり易い。このモールド16では、非割位置領域にも、低背部42が配置されている。このタイヤ2では、周方向の周期的な剛性差が緩和されている。このタイヤ2は、割位置BLに起因する周期的な振動が抑制されている。このモールド16は、ブレード32の破損を抑制しつつ、RFVが大きくなることを抑制しうる。
このモールド16では、ブレード低領域Apが割位置BLに形成されている。割位置領域に対応するパーティングライン領域にも、サイプ(浅深部)が形成されている。このタイヤは、パーティングライン領域にサイプが形成されないタイヤに比べて、剛性差が小さくされている。これにより、タイヤのRFVが大きくなることを抑制しうる。また、パーティングライン領域にサイプが形成されることで、グリップ性能の向上に寄与する。このRFV及びグリップ性能の観点から、このモールド16の様に、パーティングライン領域に、浅深部が形成されることが好ましい。
更に、ブレード低領域Adは、距離D1と距離D2とが異なっている。これにより、このモールド16で形成されたタイヤでは、周期的な剛性差が更に緩和されている。
この距離D1と距離D2との差が大きいモールド16では、タイヤの周期的な剛性差を緩和する効果が得られ易い。この観点から、比(D1/D2)は、好ましくは1.1以上であり、更に好ましくは1.5以上であり、特に好ましくは2.0以上である。一方で、この比(D1/D2)が大き過ぎるモールド16では、タイヤの周期的な剛性差を緩和する効果が低下する。この観点から、この比(D1/D2)は、好ましくは8.0以下であり、更に好ましくは6.0以下であり、特に好ましくは4.0以下である。ここでは、距離D1が距離D2より大きいモールド16を例に記載されたが、距離D2が距離D1より大きくされた場合にも、同様の効果を得られる。この観点から、本発明では、距離D1及び距離D2のいずれか小さい一方を分母とし大きい他方を分子とした比において、上述の比(D1/D2)の数値範囲を満たすことが好ましい。
このセグメント18では、ブレード低領域Adの領域数は、1である。モールド16は、この様なセグメント18のみを備えていてもよい。この場合にも、隣合うセグメント18の一方と他方とで、距離D1及び距離D2のそれぞれを異ならせることで、周期的な剛性差を更に緩和しうる。
このセグメント18では、ブレード低領域Adの領域数は1であったが、これに限られない。このセグメント18に、周方向に位置を変えて、2以上の複数のブレード低領域Adが形成されてもよい。この場合にも、それぞれのブレード低領域Adにおいて、周方向一方に隣合うブレード低領域Ap又はブレード低領域Adまでの距離D1と、周方向他方に隣合うブレード低領域Ap又はブレード低領域Adまでの距離D2とが異なることが好ましい。
このブレード低領域Adの領域数が多いモールド16は、タイヤの周方向の周期的な剛性差の緩和に寄与する。このモールド16は、RFVをより小さくしうる。このRFVを向上させる観点から、それぞれのセグメント18に形成されるブレード低領域Adの領域数は、好ましくは1以上であり、更に好ましくは2以上であり、特に好ましくは3以上である。
一方で、ブレードによって形成されるサイプを深くすることで、グリップ性能を向上しうる。このグリップ性能の観点から、それぞれのセグメント18に形成されるブレード低領域Adの領域数は、好ましくは10以下であり、更に好ましくは8以下であり、特に好ましくは6以下である。
このモールド16では、隣合うセグメント18のブレード低領域Adの領域数が異なっていてもよい。例えば、これらのセグメント18は、ブレード低領域Adの領域数が異なる2種類以上のセグメント18からなってもよいし、ブレード低領域Adの領域数が異なる9種類のセグメント18からなってもよい。また、複数種類のセグメント18が組み合わされるモールド16では、これらのセグメント18に、ブレード低領域Adが形成されていないものが含まれていてもよい。
また、低背部42の高さをHsが低いモールド16は、耐久性に優れている。この観点から、高さHhに対する高さHsの比(Hs/Hh)は、好ましくは0.7以下であり、更に好ましくは0.5以下である一方で、この低背部42の高さHsが高いモールド16は、周方向の剛性差を緩和する。この緩和は、RFVの改善に寄与する。また、このモールド16は、グリップ性能の向上に寄与する。このRFV及びグリップ性能の観点から、この比(Hs/Hh)は、好ましくは0.2以上であり、更に好ましくは0.3以上である。
ブレード低領域Adは、トレッド面を形成する内面24に、軸方向において一方端から他方端まで延びているが、これに限られない。ブレード低領域Adは、この内面24のうち、軸方向一方端近辺、赤道面近辺及び軸方向他方近辺の、いずれか又は2以上に部分的に形成されてもよい。この様に形成されても、タイヤの周期的の剛性差を緩和しうる。
更には、低背部42がブレード低領域Adを形成せずに、非割位置領域にランダムに点在していてもよい。この様に形成されても、タイヤの周期的な剛性差を緩和しうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1-6に示された基本構造を備えるモールドが用意された。このモールドは、9個のセグメントを備えている。それぞれのセグメントに形成されるブレード低領域Adの領域数は、0から10であった。このモールドを用いて、20本のタイヤが製造された。このタイヤサイズは、185/60R15であった。
[比較例1]
ブレード低領域Adが形成されなかった他は、実施例1と同様にしたモールドが準備された。このモールドは、従来のモールドである。このモールドを用いて、20本のタイヤが製造された。
[実施例2]
それぞれのセグメントに形成されるブレード低領域Adの領域数が11から15にされた他は、実施例1のモールドと同じにして、モールドが準備された。このモールドを用いて、20本のタイヤが製造された。
[RFV]
「JASO C607:2000」に規定されたユニフォミティ試験方法に準拠して、下記に示す条件にて、ラジアル・フォース・バリエーションを測定した。それぞれ20本のタイヤを測定した結果が、表1の「RFV9H」の欄に示されている。「RFV9H」はRFVの9次成分の測定結果を表している。この評価結果は、「A」が最も優れており、「D」が最も劣っており、「A」「B」、「C」、「D」の順に好ましい。
内圧:200kPa
荷重:4.21kN
速度:60rpm
[氷上性能]
それぞれタイヤについて、車両に装着して、氷上でのグリップ性能が評価された。その結果が表1に示されている。この評価結果は、「A」が最も優れており、「D」が最も劣っており、「A」「B」、「C」、「D」の順に好ましい。
Figure 0007081177000001
表1に示されるように、実施例は比較例に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたモールドは、サイプを有する種々のタイヤの製造に適用されうる。
16・・・モールド
18・・・セグメント
24・・・内面
30・・・本体
32・・・ブレード
34、48・・・突起部
36・・・底面
38・・・主ブレード
40・・・副ブレード
42・・・低背部
44・・・本体部
50・・・凹部

Claims (5)

  1. タイヤを加硫成形するモールドであって、
    周方向に並べられて、タイヤのトレッド面を成形する複数のセグメントを備えており、
    上記セグメントが、サイプを形成する、主ブレード及び副ブレードを備えており、
    上記副ブレードが、少なくともその一部に、高さが上記主ブレードの高さより低い低背部を備えており、
    上記低背部が上記セグメントの非割位置領域に配置されており、
    上記低背部が複数配置されて上記低背部が集まってブレードの高さが低いブレード低領域を形成しており、
    上記ブレード低領域が、上記低背部より高さが高い主ブレードが周方向に並べられ集まって形成される領域を周方向に間にして、上記セグメントの割位置領域と上記非割位置領域とに周方向に間隔を空けて形成され
    上記セグメントの割位置領域に形成された上記ブレード低領域が上記割位置を含み周方向に隣合うセグメントに跨って形成されている、タイヤ用モールド。
  2. 複数のセグメントが周方向に並べられてリング状にされた状態において、
    上記ブレード低領域が、周方向一方に隣合うブレード低領域との距離をD1とし、周方向他方に隣合うブレード低領域との距離をD2とするときに、それぞれのブレード低領域において上記距離D1と上記距離D2とが異なっている、請求項1に記載のモールド。
  3. それぞれのセグメントに形成される上記ブレード低領域の領域数が10以下である請求項1又は2に記載のモールド。
  4. 上記主ブレードの高さをHhとし、上記低背部でのブレードの高さをHsとするときに、上記高さHhに対する上記高さHsの比が、0.7以下である請求項1から3のいずれかに記載のモールド。
  5. 周方向に分割された複数のセグメントでトレッドにサイプが形成されたタイヤであって、
    上記サイプが主サイプと副サイプからなっており、上記副サイプが少なくともその一部に上記主サイプより深さが浅い浅深部を備えており、
    上記浅深部が、上記セグメントの非割位置領域に対応する非パーティングライン領域に形成されて
    上記浅深部が複数集まってサイプの深さが浅いサイプ浅領域を形成しており、
    上記サイプ浅領域が、上記主サイプが周方向に並べられ集まって形成する領域を周方向に間にして、上記セグメントの割位置領域に対応するパーティングライン領域と上記非パーティングライン領域とに周方向に間隔を空けて形成され
    上記パーティングライン領域に形成された上記サイプ浅領域がパーティングラインを含み周方向に隣合うセグメントに跨って形成される領域である、タイヤ。
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