JP7076326B2 - 根菜類又はキノコ類含有ソース及びその製造方法並びにソースの風味改善方法 - Google Patents
根菜類又はキノコ類含有ソース及びその製造方法並びにソースの風味改善方法 Download PDFInfo
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Description
具材としての特定野菜食材として、ゴボウ、ニンジン(以上、根菜類)、シイタケ(キノコ類)を使用した。何れの特定野菜食材も未処理すなわち生の特定野菜食材である。ゴボウはささがき(長さ約5cm、厚さ約3mm)に切断後、水にさらし、そのまま又は冷凍にして用いた。ニンジンは8mm角のダイスカットにし、そのまま、水煮又は冷凍にして用いた。シイタケは生のまま薄切り(長さ約6cm、厚さ約3mm)にし、そのまま又は水煮して用いた。
原料ソースとして市販のミートソース(日清フーズ製;品温20℃における粘度2.2Pa・s)を使用した。原料ソースを鍋にいれて加熱しながら、該原料ソースに風味改善剤として、難消化性デキストリン(松谷化学工業製ファイバーソル2;食物繊維含量約90質量%)又はポリデキストロース(光洋商会製スターライトIII;食物繊維含量約75質量%)を所定量配合し、更に特定野菜食材を所定量配合し、該特定野菜食材に火が通るまでこれらの混合物を加熱し、目的のソースを得た。下記表1~表3に各原材料の配合量を示す。
得られたソースを、耐熱性の容器1個当たり80g密封し、120℃で15分間加熱加圧処理(レトルト処理)し、レトルトソースを得た。
各実施例及び比較例のレトルトソースを、それが入った容器ごと室温(25℃)で1週間保管した後、該容器を開封して中身のレトルトソースを耐熱性の皿に移し、電子レンジで500W、1分間加熱してから、訓練された10名の専門パネラーに喫食してもらい、その際の風味、異味異臭を下記評価基準で評価してもらった。結果を10名の評価点の平均値として下記表1~表3に示す。
5点:ソースの風味が十分にあり、具材の風味とよく調和しており、非常に良好。
4点:ソースの風味があり、具材の風味と調和感があり、良好。
3点:ソースの風味があり、具材の風味も感じられる。
2点:ソースの風味があるが、具材の風味はほとんど感じられず不良。
1点:ソースの風味に物足りなく、具材の風味も感じられず、非常に不良。
<異味異臭の評価基準>
5点:根菜類又はキノコ類の異味異臭は全く感じられず、非常に良好。
4点:根菜類又はキノコ類の異味異臭はあまり感じられず、良好。
3点:根菜類又はキノコ類の異味異臭がわずかに感じられる。
2点:根菜類又はキノコ類の異味異臭が感じられ、不良。
1点:根菜類又はキノコ類の異味異臭が強く感じられ、非常に不良。
また、特定野菜食材としてゴボウを用いた実施例1~2どうしの対比、特定野菜食材としてニンジンを用いた実施例3~5どうしの対比、特定野菜食材としてシイタケを用いた実施例6~7どうしの対比から、ソース製造に用いる特定野菜食材は、生の特定野菜食材よりも、水煮された特定野菜食材又は冷凍された特定野菜食材が好ましく、特に冷凍された特定野菜食材が好ましいことがわかる。
また、実施例20~25の対比から、ソース製造時の特定野菜食材の配合量は、原料ソース100質量部に対して、実施例22及び23の範囲である5~45質量部程度がバランス良く、該配合量が斯かる範囲を下回ると、実施例20及び21のようにソース風味がやや低下する傾向があり、該配合量が斯かる範囲を上回ると、実施例24及び25のように異味異臭が高まる傾向にあることがわかる。
Claims (8)
- 根菜類及びキノコ類からなる群から選択される1種以上の特定野菜食材と、難消化性デキストリンとを含有し、該難消化性デキストリンの含有量が6.5~41質量%である、根菜類又はキノコ類含有ソース(但し、サラダ用調味料を除く)。
- 前記特定野菜食材と前記難消化性デキストリンとの配合質量比が、前者:後者として、100:30~1000である請求項1に記載の根菜類又はキノコ類含有ソース。
- 前記特定野菜食材が、乾燥された特定野菜食材の加熱物、水煮された特定野菜食材の加熱物又は冷凍された特定野菜食材の加熱物である請求項1又は2に記載の根菜類又はキノコ類含有ソース。
- 固形物を除いたソース部の品温20℃における粘度が1~10Pa・sである請求項1~3の何れか1項に記載の根菜類又はキノコ類含有ソース。
- レトルトソースである請求項1~4の何れか1項に記載の根菜類又はキノコ類含有ソース。
- 根菜類及びキノコ類からなる群から選択される1種以上の特定野菜食材と、難消化性デキストリンとを含有し、該難消化性デキストリンの含有量が6.5~41質量%である、根菜類又はキノコ類含有ソース(但し、サラダ用調味料を除く)の製造方法であって、
原料ソース、前記特定野菜食材及び前記難消化性デキストリンを混合する混合工程と、それらの混合物を加熱する工程とを有し、
前記混合工程において、前記特定野菜食材100質量部に対し、前記難消化性デキストリンを30~1000質量部配合する、根菜類又はキノコ類含有ソースの製造方法。 - 前記混合工程で用いる前記特定野菜食材が、乾燥された特定野菜食材、水煮された特定野菜食材又は冷凍された特定野菜食材である請求項6に記載の根菜類又はキノコ類含有ソースの製造方法。
- 根菜類及びキノコ類からなる群から選択される1種以上の特定野菜食材を含有するソース(但し、サラダ用調味料を除く)の風味改善方法であって、
前記ソース中の前記特定野菜食材100質量部に対し、難消化性デキストリンを30~1000質量部配合し、該ソースにおける該難消化性デキストリンの含有量を6.5~41質量%にする、ソースの風味改善方法。
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