JP7075736B2 - 装身具 - Google Patents

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本発明は、ブレスレット、ネックレス等の装身具に関し、特に、宝玉が常に相手から見える構造とすることにより良好な装飾性を有した装身具に関する。
特許文献1には、球状の宝玉を形状記憶合金からなるワイヤによって数珠つなぎ状に連続させたネックレスが記載されている。芯材となるワイヤは円形断面形状となっており、着用者の体温近辺でリング状となる形状が記憶されている。この構造のネックレスでは、着用することにより着用者の体温で自動的にリング状に復元するため、首回りへの装飾性を付与するようになっている。
しかしながら、特許文献1のネックレスでは、宝玉を石座に取り付け、この石座をワイヤによって連続させた装身具に適用することができないものである。ワイヤが円形断面であって方向性(向き)への規制がなく、このようなワイヤによって石座を連続させた場合、石座がワイヤの回りで回って任意の方向に向くため、石座に固定した宝玉を常に相手に見える向きとすることができないためである。
特許文献2には、宝玉を石座に取り付け、石座を数珠つなぎ状とした構造であっても、宝玉が相手に見える向きとすることが可能な装身具が記載されている。この装身具は、四角枡形状の石座に宝玉を固定すると共に石座の側面に連結用穴を形成し、この連結用穴に連結部材を抜け止め状態で差し込むことにより複数の石座を連結する構造となっている。連結部材としては金属からなる短尺な平板が使用される。石座の連結用穴は石座の側面部に形成されており、側面部の連結用穴に平板状の連結部材を差し込むことにより石座が連結される。石座の下面には、石座の回転を防止するために石座の側面部よりも外側に延びる受け板部が形成され、この受け板部に連結部材が接触する。この接触によって石座が連結部材の板厚方向へ回転することを防止している。これにより石座の向きが揃うため、宝玉を相手側に揃えることができ、宝玉を相手に見せることが可能となっている。
特開平9-103310号公報 特許第3268493号公報
上述した特許文献1の装身具では、ワイヤが円形断面形状のため、宝玉を石座に取り付けた構造とした場合、ワイヤに対して石座が回転して宝玉を常に相手に見える向きとすることができないができない問題がある。このため特許文献1の装身具では、石座を用いた装身具に使用することができないものとなっている。
特許文献2の装身具では、石座を用いるが、石座を連結する連結部材が短尺であるため、連結部材としてリング状に復元する長尺な形状記憶合金製のワイヤを用いることができないものとなっている。このため、装身具の着用の際に着用者の体温で自動的にリング状となる機能を備えることができない問題がある。又、特許文献2の装身具では、石座を連結部材によって1つずつ連結する構造のため、石座を数珠つなぎ状とする作業が面倒で熟練を要しており、装身具を製造するために多くの労力と時間が必要となっている。さらに、強度保持のため、連結部材としてステンレス等の硬い材料を用いる必要がある。これにより石座を連結部材によって連続させた装身具の全体が硬くなり、着用しにくいばかりでなく、任意の着用形態への適用が制限される問題がある。加えて、連結部材が切れたり折れやすいため、装身具の数珠つなぎが簡単に分解する問題も有している。
本発明は、以上の従来技術の問題点を考慮してなされたものであり、形状記憶合金製のワイヤを用いると共に、このワイヤによって石座を数珠つなぎ状としても、宝玉を常に相手に見える向きとすることが可能な装身具を提供することを目的とする。
本発明の装身具は、宝玉が上部に嵌め込まれることにより宝玉を保持する四角枡形状の複数の石座と、複数の石座を連結するワイヤ部材と、を備え、前記石座における対面した側面部に非円形の穴からなる連結用開口部が形成され、前記ワイヤ部材は前記連結用開口部に対応した非円形断面に形成され、前記連結用開口部に挿通されることにより前記複数の石座を連結し、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
本発明において、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
又、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で単巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
本発明では、前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と平行となる横長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は横長四角形断面に形成されていることを特徴とする。
又、前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は縦長四角形断面に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と平行となる横長四角形状の穴と、長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴とによって形成され、前記横長四角形状の穴が前記石座の対面した一の側面部に形成され、前記縦長四角形状の穴が前記石座の対面した他の側面部に形成されていることを特徴とする。
又、前記連結用開口部は正四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は正四角形断面に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記連結用開口部は楕円形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は楕円形断面に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記連結用開口部は長円形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は長円形断面に形成されていることを特徴とする。
本発明では、前記石座は打ち抜き加工された原形板金をプレス加工することにより四角枡形状に形成され、前記石座の側面部は原形板金の側面片の突合せによって形成され、突き合わされた側面片がレーザー溶接されていることを特徴とする。
又、前記石座は4つの側面部の角部分から上方に突出し加締められることにより前記宝玉を固定する爪部を有していることを特徴とする。
本発明において、前記ワイヤ部材は複数の石座を連結した石座連結体の両端部から外側に抜き出された余長部分を有し、当該余長部分に前記石座連結体からの石座の抜け止めを行う抜け止め部が設けられていることを特徴とする。
前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の一方の端部に対応して取り付けられた雄金具と、他方の端部に対応して取り付けられた雌金具とからなり、前記雄金具は、前記雌金具内に係脱自在に挿入される板ばねからなり、前記板ばねに前記雌金具との係合を解除するための押し下げ部が形成され、前記雌金具は、前記雄金具が挿入されるケースからなり、前記ケースは前記押し下げ部より高く形成されていることを特徴とする。
又、前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の両端部に対応して設けられた飾りボタンであることを特徴とする。
本発明における前記ワイヤ部材はマルテンサイト変態を呈するNi-Ti合金又はCu-Zn-Al合金であることを特徴とする。
本発明の別の装身具は、非円形の穴からなる連結用開口部が形成された複数の駒が横並び状に連結され、長さ方向の両端部が自由端となっているバンドと、前記連結用開口部に対応した非円形断面に形成され、前記複数の駒に挿通されて複数の駒を横並び状に連結するワイヤ部材と、を備え、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
この装身具において、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
又、前記連結用開口部は幅方向が長い横長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は横長四角形断面に形成されていることを特徴とする。
又、前記ワイヤ部材における少なくとも一方の端部に飾り部材又は携帯型機器からなる端末部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
又、前記駒は貴金属光沢を発する材料によって形成されていることを特徴とする。
さらに、前記複数の駒は前記ワイヤ部材の長さ方向に沿って幅寸法が漸減する形状に形成されていることを特徴とする。
本発明のさらに別の装身具は、幅方向が長い横長四角断面に形成され、着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金からなるワイヤ部材と、前期ワイヤ部材を被覆するカバー部材と、前記ワイヤ部材の長さ方向の少なくとも一端部に着脱自在に連結される飾り部材又は携帯型機器からなる端末部材と、を備えていることを特徴とする。
この装身具において、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
又、前記ワイヤ部材における少なくとも一方の端部に飾り部材又は携帯型機器が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の装身具は、宝玉を保持する石座の側面部に非円形の穴からなる連結用開口部を形成し、この連結用開口部に非円形断面のワイヤ部材を挿通して数珠つなぎ状とするため、石座が回転することがなく、全ての石座の向きを一定とすることができ、宝玉を相手に見える向きとすることができる。又、複数の石座を連結するワイヤ部材として着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金を用いるため、装身具を着用すると自動的にリング状となる機能を備えることができる。以上により、本発明の装身具は着用の際に宝玉を見せることができるため、装飾性を向上させることができる。
本発明の装身具では、ワイヤ部材を石座の連結用開口部に挿通させる作業を連続的に行うことにより、複数の石座を数珠つなぎ状とすることができる。このため石座を数珠つなぎ状とする作業が容易で熟練が不要となり、装身具の製造を省力化且つ迅速に行うことができる。さらに、ワイヤ部材として形状記憶合金を用いるため、形状記憶合金の柔軟性が装身具に付与され、装身具の着用が円滑で、しかも任意の着用形態に適用することができる。ワイヤ部材が柔軟性を有しているため、切れたり折れることがなく、装身具の分解を抑制することができる。
本発明の装身具をネックレスに用いた場合の斜視図である。 装身具をブレスレットに用いた場合の斜視図である。 (A)、(B)は石座を示す斜視図である。 石座に用いる原形板金を示す平面図である。 (A)は記憶されたリング状となったワイヤ部材の斜視図、(B)は通常状態の斜視図である。 装身具の組み立ての第1段階を示す斜視図である。 装身具の組み立てのその後の段階を示す斜視図である。 宝玉を省略した図7の状態を示す平面図である。 装身具をブレスレットとして用いた装着状態を示す斜視図である。 装身具をネックレスとして用いた装着状態を示す斜視図である。 石座の第1の別の形態を示す斜視図である。 石座の第2の別の形態を示す斜視図である。 石座の第3の別の形態を示す斜視図である。 ワイヤ部材に抜け止め部を取り付けた状態を示す斜視図である。 抜け止め部を断面で示す図14の側面図である。 抜け止め部の動作を示す断面図である。 抜け止め部の構造を示す断面図である。 石座の第4の別の形態を示す斜視図である。 図18の石座に用いるワイヤ部材を示し、(A)は通常状態の斜視図、(B)は単巻き状のリング状となった状態の斜視図、(C)は複数巻きのリング状となった状態の斜視図、(D)はねじった状態の斜視図である。 図19のワイヤ部材を用いた装身具の装着状態を示し、(A)はネックレスの状態、(B)はブレスレットの状態である。 (A)は石座の第5の別の形態を示す斜視図、(B)は(A)の石座に用いるワイヤ部材の斜視図である。 (A)は石座の第6の別の形態を示す斜視図、(B)は(A)の石座に用いるワイヤ部材の斜視図である。 別の形状を記憶したワイヤ部材の斜視図である。 本発明の第2実施形態の装身具を示す全体斜視図である。 図24の装身具に用いるバンドを示す部分斜視図である。 図24の装身具のバンドの中央部分の断面図である。 図25におけるN-N線断面図である。 ワイヤ部材の端部に端末部材を連結する構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の装身具を示す全体斜視図である。 図29におけるQ-Q線断面図である。 第3実施形態の変形々態の装身具を示す全体斜視図である。
本発明の装身具は、宝玉4を保持する石座2の複数に対して1本のワイヤ部材3が挿通することにより複数の石座2を数珠つなぎ状に連結した構造である。ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。石座2の側面部11には、ワイヤ部材3が挿通する連結用開口部14が形成される。
本発明では、連結用開口部14が非円形の穴によって形成されると共に、連結用開口部に挿通するワイヤ部材3も連結用開口部14に対応した非円形断面に形成される。石座2の連結用開口部14と連結用開口部14を挿通するワイヤ部材3とが共に非円形となっていることにより、石座2がワイヤ部材3に対して回転することがなく、全ての石座2を同じ向きとすることができる。従って、石座2に保持された宝玉4を相手から見える向きとすることができる。非円形としては、長四角形(矩形)、正四角形、楕円形、長円形、三角形、五角形以上の多角形等を適宜選択することができる。
以下、本発明を実施形態により具体的に説明する。
図1~図10は本発明の一実施形態であり、図1及び図2は装身具1を示し、図3は石座2を示す。図1及び図2に示すように、この実施形態の装身具1は、宝玉4をそれぞれ保持する複数の石座2と、複数の石座2を連結する1本のワイヤ部材3とを有する。宝玉4としては、ダイヤモンド、サファイア、その他のものを使用することができる。図3に示すように、左右方向(長さ方向)をX方向、上下方向(高さ方向)をY方向、前後方向をZ方向として説明する。
図3に示すように、石座2は上面が開口された四角枡形状に形成される。石座2は全体が金色や銀色等の光沢を呈する金、白金、銀等の貴金属或いはこれらの貴金属が表面にメッキされたメッキ金属によって形成され、それ自体で装飾性を備えている。石座2は4つの側面部11が同大の正方形となっていることにより上面が開口された四角枡形状となっている。
4つの側面部11の角部には、上方に突出する4つの爪部13が形成される。爪部13は石座2の上部に設けられており、爪部13の間には図6に示すように、宝玉4が嵌め込まれる。この嵌め込み状態で爪部13を加締めることにより宝玉4が固定される。これにより宝玉4が石座2の上部に保持状態で固定される。かかる宝玉4の固定に際しては、爪部13を加締めた後、爪部13をスポット的にレーザー照射して溶融させることも可能であり、この爪部13のスポット的な溶融によって宝玉4をさらに強固に固定することができる。
図示する形態において、石座2の底面部分は閉じているが、底面部分を開口しても良い。底面部分を開口することにより石座2に保持された宝玉4を下側から見ることが可能となる。
石座2における対面した2つの側面部11には、連結用開口部14がそれぞれ形成される。この形態において、連結用開口部14は左右方向(X方向)で対面している2つの側面部11に対して対となるように形成され、前後方向(Z方向)で対面した2つの側面部11には形成されていない。左右方向で対となっている連結用開口部14は同一高さ位置となるように左右方向の2つの側面部11に形成されている。
図3に示すように、対となっている連結開口部14は前後方向(Z方向)に延びた同じ大きさの横長四角形状の穴14aによって構成されている。横長四角形状の穴14aは、長辺部141が宝玉取り付け面12と平行となるように形成される。宝玉取り付け面12は4つの側面部11の上端部(上端面)によって形成される面である。長四角形状の穴14aの寸法は、後述するワイヤ部材3の幅及び厚さと一致するように形成される。かかる横長四角形状の穴14aからなる連結用開口部14には、ワイヤ部材3が挿通するものであり、ワイヤ部材3の挿通によって石座2がワイヤ部材3に取り付けられる。
図4は石座2を成形するための原形板金5を示す。原形板金5は上述した金属材料の薄板を打ち抜き加工することにより形成されるものであり、四角枡形状を展開した形状となっている。すなわち原形板金5は正方形の底面片15と、底面片15の2片に連設した2つの縦面片16と、それぞれの縦面片16の前後(図示例では、左右)に連設した側面片17とによって形成されている。側面片17には、連結用開口部14(横長四角形状の穴14a)を形成するための矩形のスリット部19が形成されている。この原形板金5をプレス加工することにより立体的な四角枡形状の石座2を作製する。
原形板金5のプレス加工では、2つの縦面片16を底面片15から立ち上げ、立ち上げた縦面片16をさらに横プレスすることにより左右の側面片17を同方向に折り曲げる。折り曲げられた左右の側面片17は突き合わせられ、この側面片17の突き合わせにより石座2の側面部11が形成される。かかる側面片17のスリット部19によって連結用開口部14(横長四角形状の穴14a)が形成される。
突き合わせられた側面片17の間には、隙間18が形成されており(図3(A)参照)、この隙間18を掛け渡すように側面片17をレーザー溶接する。図3(B)はレーザー溶接後の状態を示し、突き合わされている左右の側面片17がレーザー溶接による溶接部20によって結合する。これにより左右の側面部11に強度が付与され、側面部11が連結用開口部14を有しても変形を防止することができる。レーザー溶接については省くことも可能である。
図5はワイヤ部材3を示す。ワイヤ部材3は石座2の連結用開口部14に挿通されるものであり、ワイヤ部材3の挿通により複数の石座2が数珠つなぎ状に連結される。ワイヤ部材3は石座2の連結用開口部14(横長四角形状の穴14a)に対応した幅及び厚さを有した横長四角形断面に形成されている。ワイヤ部材3としては、例えば幅0.5mm、厚さ0.25mmの横長四角形断面に形成される。
ワイヤ部材3は横長四角形断面となっている形状記憶合金によって形成される。ワイヤ部材3としては、マルテンサイト変態を呈するNi-Ti合金又はCu-Zn-Al合金からなる形状記憶合金が選択される。形状記憶合金からなるワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶されるものであり、着用者の体温近辺の温度域を外れる場合には単に延びた平板状となる。図5(A)はワイヤ部材3が着用者の体温近辺の温度域にある状態、(B)はこの温度域を外れた状態を示す。着用者の体温近辺での変態開始温度としては、10~50℃、好ましくは20~40℃を選択することができる。
図5におけるワイヤ部材3は複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されている。複数巻きのリング状となることにより、図9に示すように複数巻きのブレスレットへの適用が可能となる。ワイヤ部材3としては、U字形に近似した単巻きのリング状となる形状が記憶されたものであっても良い。単巻きのリング状となることにより、図10に示すような首掛け一重ネックレスへの適用が可能となる。
図6~図8は、この実施形態の装身具1の組み立て手順を示す。上述したように打ち抜き加工した原形板金5(図4参照)をプレス加工することにより図3に示す四角枡形状の石座2を作製する。この石座2の上部に対し宝玉4を嵌め込み、爪部13を加締めて宝玉4を石座2に保持して固定する。
宝玉4が固定された石座2に対し、図6に示すようにワイヤ部材3を挿通する。ワイヤ部材3は対となっている側面部11の連結用開口部14(横長四角形状の穴14a)に挿通させる。この挿通に際し、ワイヤ部材3は平板の状態として操作することが良好である。すなわち着用者の体温近辺から外れた温度域とすることによりワイヤ部材3を図5(B)に示す平板状態とし、この平板状態でワイヤ部材3を石座2の連結用開口部14に挿通させることが良好である。
図7及び図8は、以上のワイヤ部材3の挿通を複数の石座2に対して連続的に行う状態を示す。ワイヤ部材3を複数の石座2に挿通することにより、複数の石座2がワイヤ部材3によって数珠つなぎ状に連結されて石座連結体6となる。このときワイヤ部材3の両端部は石座連結体6から外側に抜き出されることにより余長部分21となる(図1及び図2参照)。かかる余長部分21に対しては抜け止め部7が設けられる。図1及び図2において、抜け止め部7はワイヤ部材3の余長部分21に取り付けた飾りボタンによって形成されている。なお、抜け止め部7としては飾りボタンではなく、余長部分21の端部をレーザー等によって熱溶融させることによりワイヤ部材3の形状が拡大したボタン状としても良い。
このような装身具1は、宝玉4を保持する石座2の側面部11に横長四角形状の穴14aからなる連結用開口部14を形成し、この連結用開口部14に横長四角形断面のワイヤ部材3を挿通してワイヤ部材3を連結用開口部14に嵌め合わせることにより石座2を数珠つなぎ状とする。このため、石座2が回転することがなく、全ての石座の向きを一定とすることができる。このため、宝玉4を相手に見える向きとすることができ、良好な装飾性を有した装身具1とすることができる。又、複数の石座2を連結するワイヤ部材3として着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金を用いるため、着用することによって自動的にリング状となる機能を備えることができる。このリング状では、石座2が回転することがなく宝玉4を相手側に揃えることができるため、着用の際に宝玉4を相手側に見せることができ、装飾性を向上させることができる。
図2及び図9は、装身具1をブレスレットとして用いた状態を示し、着用者Mの手首に装身具1を複数回巻き付け、この巻き付け状態を短時間保持する。このことにより、ワイヤ部材3に着用者Mの体温が伝達してリング状に自動的に復元する。これにより、装身具1の全体が着用者Mの手首に巻き付いて装着される。この状態では全ての宝玉4が表側に位置して相手が見ることができるため、宝玉4による良好な装飾性を発揮することができる。
図1及び図10は、装身具1をネックレスとして用いた状態を示す。ネックレスとして用いる場合、ワイヤ部材3としては着用者の体温近辺の温度域で単巻きのリング状となる形状が記憶される。この装身具1を着用者Mの首回りに吊り下げ、この吊り下げ状態を短時間保持する。このことにより、ワイヤ部材3に着用者Mの体温が伝達して単巻きのリング状に自動的に復元し、装身具1の全体が着用者Mの首回りに吊り下げられて装着される。この装着状態では、石座2が回転することがなく、石座2に固定された宝玉4が相手側を向いた状態となるため、宝玉4を相手が見ることができる。このため、宝玉4による良好な装飾性を発揮することができる。
図1、図2、図9及び図10に示すように、装身具1は着用者Mの体温によって自動的にリング状となって着用者Mの身体に巻き付いた状態を保持する。このため、装身具1をリング状に保持するため、相互に係合するフック金具等の金具が不要となり、スッキリしたデザインの簡単な構造となり、外観が向上すると共に着用及び取り外しの操作が容易となる。
以上の実施形態の装身具1においては、1本のワイヤ部材3を石座2の連結用開口部14に挿通させる作業を連続的に行うことにより、複数の石座2を数珠つなぎ状とすることができる。このため石座2を数珠つなぎ状とする作業が容易で熟練が不要となり、装身具1の製造を省力化且つ迅速に行うことができる。さらに、ワイヤ部材3として温度による形状変形力を有する柔軟性を備えた形状記憶合金を用いるため、形状記憶合金の柔軟性が装身具1に付与される。このため装身具1の着用が円滑で、しかも任意の着用形態に適用することができる。ワイヤ部材3が柔軟性を有しているため、切れたり、折れることがなく、装身具1の分解を抑制することができる。
次に、石座2の別の形態を図11~図13及び図18~図22により説明する。これらの形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
図11は第1の別の形態の石座2を示す。図11の石座2においては、全て(4つ)の側面部11に対して連結用開口部14を形成するものである。全ての連結用開口部14は同形同大の横長四角形状の穴14aからなり、それぞれの側面部11における同一の位置に形成される。この連結用開口部14に対しワイヤ部材3の挿通が可能となっている。ワイヤ部材3は連結用開口部14に対応した横長四角形断面に形成される。このように全ての側面部11に対して連結用開口部14を形成することにより、ワイヤ部材3の挿通時における石座2の姿勢を任意に選択することができるため、装身具1の組み立てが容易になる。
図12は第2の別の形態の石座2を示す。図12の石座2においては、前後方向(Z方向)で対面する一対の側面部11に対し、上下方向(Y方向)の連結用開口部14を形成するものである。連結用開口部14は縦長四角形状の穴14bからなり、この縦長四角形状の穴14bからなる連結用開口部14に対してワイヤ部材3を挿通する。縦長四角形状の穴14bは長辺部141が宝玉取り付け面12と直交するように形成される。
ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。ワイヤ部材3は連結用開口部14(縦長四角形状の穴14b)に対応した縦長四角形断面に形成される。このような形態においては、宝玉4を相手が横方向から見る場合に適用することができる。
図13は第3の別の形態の石座2を示す。図13の石座2においては、対面する一対の側面部11に対し、横方向及び縦方向の連結用開口部14を形成するものである。すなわち、左右方向(X方向)で対面する一対の側面部11に対しては、横長四角形状の穴14aからなる連結用開口部14を形成し、前後方向(Z方向)で対面する一対の側面部11に対しては、縦長の四角形状の穴14bからなる連結用開口部14を形成するものである。横長四角形状及び縦長四角形状としては、同じ寸法の穴を横方向及び縦方向に形成することが良好である。
ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。この形態におけるワイヤ部材3は横長四角形断面のものを用い、石座2に対する挿通姿勢を横方向及び縦方向に変更することにより横長四角形状の穴14a及び縦長四角形状の穴14bの双方に対して共通して使用することができる。このように横方向及び縦方向の連結用開口部14を形成することにより、相手が宝玉4を見るいずれの方向に対しても対応できるメリットがある。
図18は第4の別の形態の石座2を示し、図19はこの図18の石座2に対応したワイヤ部材3を示す。
図18に示すように、石座2における左右方向(X方向)で対面する一対の側面部11に対し、正四角形状の穴14cからなる連結用開口部14が形成される。一対の側面部11の正四角形状の穴14cは同大となっており、対面した側面部11に対し、同じ高さ位置及び前後位置に形成される。対面した側面部11における正四角形状の穴14cには、ワイヤ部材3が挿通される。
ワイヤ部材3は図19に示すように、石座2の正四角形状の穴14cに対応した断面に形成されるものであり、このためワイヤ部材3は正四角形断面に形成される。正四角形断面のワイヤ部材3を正四角形状の穴14cからなる石座2の連結用開口部14に挿通すると、ワイヤ部材3と連結用開口部14とが嵌め合った状態となる。このため、石座2が回転することがなく、石座2が保持した宝玉4を相手側に向かせることができ、相手が宝玉4を視認することができる(図20参照)。
正四角形断面のワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。図19(A)は、着用者の体温近辺の温度域を外れた状態のワイヤ部材3を示し、単に延びた平板形状となる。同図(B)及び(C)は、着用者の体温近辺の温度域にあり、形状記憶した形状に復元した状態を示す。
同図(B)で示すワイヤ部材3はU字形に近似した単巻きのリング状となる形状が記憶されている。このような形状記憶状態で装身具1を着用すると、ワイヤ部材3が記憶された形状に復元するため、図20(A)で示すように、装身具1の全体が自動的に首掛け一重ネックレスとなる。この場合、石座2はワイヤ部材3に対して回転しないため、全ての宝玉4を着用者の前側に向かせることができ、良好な装飾性を発揮する装身具1とすることができる。
同図(C)で示すワイヤ部材3は複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されている。このような複数巻きのリング状を形状記憶した状態で装身具1を着用すると、ワイヤ部材3が記憶された形状に復元するため、図20(B)で示すように、装身具1の全体が自動的に複数巻きのブレスレットとなる。この場合、石座2はワイヤ部材3に対して回転しないため、全ての宝玉4を着用者の腕回りの外側に向かせることができる。このため、相手が全ての宝玉4を見ることができ、豪華な装飾性を発揮することができる。
同図(D)で示すワイヤ部材3は全体を長さ方向に沿ってねじった状態となっている。このワイヤ部材3を石座2の正四角形状の穴14cに挿通させると、宝玉4が異なった方向に向いた状態となり、装飾性を発揮することができる。
図21(A)は第5の別の形態の石座2を示す。石座2における左右方向(X方向)で対面する一対の側面部11に対し、楕円形状の穴14dからなる連結用開口部14が形成される。楕円形状の穴14dは、その長軸が宝玉取り付け面12に沿った状態で石座2に形成される。一対の側面部11における楕円形状の穴14dは同大となっていると共に、対面した側面部11に対し、同じ高さ位置及び前後位置に形成される。対面した側面部11における楕円形状の穴14dにはワイヤ部材3が挿通される。
図21(B)はこの石座2に挿通されるワイヤ部材3を示す。ワイヤ部材3は石座2の連結用開口部14(楕円形状の穴14d)に対応するように、楕円形断面に形成される。その大きさは連結用開口部14に嵌め込み可能なように設定される。このような楕円形断面のワイヤ部材3を楕円形状の穴14dからなる石座2の連結用開口部14に挿通すると、ワイヤ部材3と連結用開口部14とが嵌め合った状態となる。このため、石座2が回転することがなく、石座2が保持した宝玉4を相手側に向かせることができ、相手が宝玉4を視認することができる。
ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。ワイヤ部材3として、複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶された場合、複数巻きのブレスレットとすることができ、単巻き状のリング状となる形状が記憶された場合、首掛け一重ネックレスとすることができる。
図22(A)は第6の別の形態の石座2を示す。石座2における左右方向(X方向)で対面する一対の側面部11に対し、長円形状の穴14eからなる連結用開口部14が形成される。長円形状の穴14eは楕円の長軸に沿った上下面が平行となった非円形である。一対の側面部11における長円形状の穴14eは同大となっていると共に、対面した側面部11に対し、同じ高さ位置及び前後位置に形成される。対面した側面部11における長円形状の穴14eにはワイヤ部材3が挿通される。
図22(B)はこの石座2に挿通されるワイヤ部材3を示す。ワイヤ部材3は石座2の連結用開口部14(長円形状の穴14e)に対応するように、長円形断面に形成される。その大きさは連結用開口部14に嵌め込み可能なように設定される。このような長円形断面のワイヤ部材3を長円形状の穴14eからなる石座2の連結用開口部14に挿通すると、ワイヤ部材3と連結用開口部14とが嵌め合った状態となる。このため、石座2が回転することがなく、石座2が保持した宝玉4を相手側に向かせることができ、相手が宝玉4を視認することができる。
この形態においても、ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。ワイヤ部材3として、複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶された場合、複数巻きのブレスレットとすることができ、単巻き状のリング状となる形状が記憶された場合、首掛け一重ネックレスとすることができる。
図23は本発明に使用可能なワイヤ部材3の別の記憶形状を示す。ワイヤ部材3は形状記憶合金によって形成されるが、図示例のワイヤ部材3では、着用者の体温近辺の温度域で12角形となる形状が記憶される。12角形における屈曲部35は鈍角となっていると共に一部は開放されており、これにより単巻きのリング状となる形状が記憶される。ワイヤ部材3の断面としては、長四角形、正四角形、楕円形、長円形、五角形以上の多角形となる非円形とすることができる。
これに対し、石座2の連結用開口部14をワイヤ部材3の非円形断面に合わせた穴形状とすることにより、ワイヤ部材3及び連結用開口部14が嵌め合った状態となって石座2の回転がロックされる。このため、石座2が回転することがなく、石座2が保持した宝玉4を相手側に向かせることができ、相手が宝玉4を視認することができる
図14~図17は、ワイヤ部材3の余長部分21の抜け止め部7として、留め金具を用いた形態を示す。抜け止め部としての留め金具は雄金具25及び雌金具26からなり、石座連結体6から外側に抜き出されたワイヤ部材3の余長部分21の両端部にそれぞれ固定される。
雄金具25は図15及び図16に示すように、板ばね27によって形成される。板ばね27は雌金具26側の先端部分(図示例では、左端部分)が細くなり、この先端部分(左端部分)から基端部分(右端部分)に向かって徐々に上下方向に離れるばね片によって形成されている。板ばね27(雄金具25)には、雌金具26に係脱自在に係合する係合凸部29が形成されている。又、板ばね27の基端部分は、押し下げ部28となっており、この押し下げ部28を押し下げることにより雌金具26との係合を解除することができる。
図15及び図16に示すように、雌金具26は横長ブロック状のケース30によって形成される。ケース30には、雄金具25が差し込まれる差し込み穴部31が形成されると共に、雄金具25の係合凸部29が係合する係合穴部32が形成されている。従って雄金具25を雌金具26のケース30内に差し込むと、雄金具25の係合凸部29が雌金具26の係合穴部32に係合する。この係合により装身具1が無端状となるため、着用者への着用が可能となる。
以上に加えて、雌金具26のケース30は、図17に示すように、雄金具26の押し下げ部28よりも高くなるように設定されている(ケース30の高さh2>押し上げ部28の高さh1)。これにより周囲から不用意に外力が作用してもケース30が外力を受けるため、外力が押し下げ部28に加わることを抑制することができ、雄金具25の不用意な係合解除を抑制できる。このような構造では、不用意な外力が作用しても雄金具25が雌金具26との締結から解除されることがないため、装身具1の着用状態を安定させることができる。
図24~図27は、本発明の第2実施形態の装身具51を示す。この形態の装身具51は図24に示すように、バンド52、ワイヤ部材3及び端末部材54によって形成されている。
バンド51は複数の駒53を横並び状に連結することにより形成される。バンド52は長さ方向の両端部が自由端となっている。すなわちバンド52は長さ方向の両端部にフック金具、雌雄嵌合金具等の連結用金具が取り付けられることがない。これによりスッキリしたデザインとなり外観が向上する。なお、図示例において、バンド52の一側の端部には、端末部材54が取り付けられるが、この端末部材54は単なる飾りであってバンド52をリング状に保持するための連結用金具とは異なっている。このように両端部を自由端としても、後述するように、着用者Mの身体に巻き付けることによりワイヤ部材3が自動的にリング状となって着用者Mの身体に巻き付いた状態を保持することができる。
駒53は表面から貴金属光沢を発する材料によって形成される。駒53の材料としては、金、白金、銀等の貴金属又はこれらの貴金属と他の金属との合金或いはこれらの貴金属が表面にメッキ被覆や蒸着された金属や樹脂を用いることができる。複数の駒53のそれぞれが貴金属光沢を発しており、この駒53が横並び状に連結されてバンド52が形成されることによりバンド52(すなわち装身具51)に高級感を付与することができる。
図25に示すように、それぞれの駒52には、非円形の穴からなる連結用開口部55が貫通するように形成され、この連結用開口部55にワイヤ部材3が挿通する。ワイヤ部材3の挿通によって複数の駒53が横並び状に連結されてバンド52が形成される。連結用開口部55はそれぞれの駒53の長さ方向(W方向と直交する方向)を貫通するように形成される。
この実施形態において、非円形の連結用開口部55は駒53の幅方向(W方向)が長くなった横長四角形状に形成されて駒53の長さ方向を貫通している。ワイヤ部材3はこの横長四角形状に対応した横長四角形断面に形成されて全体で扁平形状となっており、この状態で複数の駒53に挿通する(図26参照)。このように扁平形状のワイヤ部材3が複数の駒53に挿通することにより駒53が回転したり、浮き上がりや横ずれすることがなくなる。このため全ての駒53を整列状態で横並び状とすることができ、バンド52全体に高級感が付与されると共に外観が向上し、商品価値を増大させることができる。
この実施形態において、連結用開口部55及びワイヤ部材3における非円形としては、正四角形、楕円形、長円形等であっても良い。
複数の駒53における隣接した駒53はワイヤ部材3の挿通により連結されるが、このワイヤ部材3による連結に加えて隣接する駒52を相互に連結状態とする構造としても良い。図25及び図27はこの構造の一例を示す。隣接する一方の駒52の端面には、ボール状の凸部56及び穴状の凹部57が連結用開口部55を跨ぐように形成され、これに対応した他方の駒52の端面には、凸部56に対応した凹部57及び凹部57に対応した凸部56が連結用開口部55を跨ぐように形成されている。凸部56及び凹部57を嵌合させることにより隣接する駒53を連結することができる。このように駒53を連結状態とすることにより、バンド52の組み立て時におけるワイヤ部材3の駒53への挿通を容易且つ確実に行うことができる。
扁平断面(横長四角形断面)からなるワイヤ部材3は、着用者Mの体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されている。ワイヤ部材3としては、マルテンサイト変態を呈するNi-Ti合金又はCu-Zn-Al合金からなる形状記憶合金が選択される。形状記憶合金からなるワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶されるものであり、着用者の体温近辺の温度域を外れる場合には単に延びた平板状となる。すなわちワイヤ部材3は図5(A)に示すように、着用者Mの体温近辺で複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されており、着用者Mの体温近辺の温度域を外れた場合には、図5(B)で示すように、単に延びた平板状となる。このようなワイヤ部材3を備えたバンド52は着用者Mの腕等に巻き付けることにより着用者の体温によって自動的にリング状となる。このため着用者の腕に美粧性を付与すると共にこの美粧性の付与状態で安定して装着される。
この実施形態において、複数の駒53はワイヤ部材3の長さ方向に沿って幅寸法が漸減する形状に形成されている。すなわち、図24に示すように、端末部材54側の駒53は幅が大きいのに対し反対側の駒53は幅が小さくなり、この間の駒53では幅が漸減するように駒53が連結される。これによりバンド52は横幅が長さ方向に沿って漸減した外観となる。従ってバンド52に形状変化を付与することができるため、興趣性のある装身具51とすることができる。
端末部材54はワイヤ部材3の一側の端部に取り付けられる。端末部材54はバンド52に装飾性又は機能性を付与する部材であり、装飾性付与のためには、ブローチ等の飾り部材が選択され、機能性付与のためには万歩計(登録商標)、腕時計、ヘモグロビン測定器等の携帯型機器が選択される。図示する形態では、端末部材54として腕時計が用いられている。かかる腕時計からなる端末部材54はワイヤ部材3の端部に対して着脱自在となっている。
図28は端末部材54を着脱自在とするための構造の一例を示す。端末部材54は図24に示すように、腕時計からなる端末本体部58と、端末本体部58周囲の枠部材としてのベゼル部59とを有しており、ベゼル部59がワイヤ部材3に連結される。図28に示すように、ベゼル部3には、一対の舌片状の係合口部60が形成され、この係合口部60に係合凹部61が形成されている。
一方、ワイヤ部材3の端部には、着脱用金具62が取り付けられる。着脱用金具62は復元可能な板ばね部63を有しており、この板ばね部63に係合凸部64が形成されている。着脱用金具62をベゼル部59の係合口部60に挿入して係合凸部64を係合凹部61に係合させることにより、ワイヤ部材3の端部に端末部材54を装着することができる。一方、板ばね部63を押し下げることにより係合凹部61と係合凸部64との係合が解除されるため、ワイヤ部材3から端末部材54を取り外すことができる。これにより端末部材54を簡単に交換することができる。なお、ワイヤ部材3と端末部材54との連結は、ねじ、その他の手段によって行うこともできる。
以上の装身具51では、非円形の穴からなる連結用開口部55が形成された複数の駒53が横並び状に連結されたバンド52と、複数の駒53に挿通されて複数の駒53を横並び状に連結するワイヤ部材3とを備え、ワイヤ部材3として着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記された形状記憶合金を用いるため、着用者の身体に自動的に巻き付いて装着される。このため、高級感を付与できると共に外観が向上し、商品価値を増大させることができる。又、装身具着用のために装身具51をリング状に保持するためのフック金具等の金具が不要となるため、スッキリしたデザインとなると共に身体への着用が容易となる。
図29及び図30は、本発明の第3実施形態の装身具71を示す。この実施形態の装身具71は、ベルト部材72と、端末部材54とによって形成される。
ベルト部材72はワイヤ部材3を芯材とし、この芯材をカバー部材73が被覆した構造となっている。図30はベルト部材72の断面を示し、ワイヤ部材3の全周をカバー部材73が被覆した状態となっている。
図30に示すように、ワイヤ部材3は幅方向が長い横長四角形断面となっており、これにより扁平形状となっている。従って、腕等への着用を安定して行うことができる。ワイヤ部材3は着用者Mの体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されている。ワイヤ部材3としては、マルテンサイト変態を呈するNi-Ti合金又はCu-Zn-Al合金からなる形状記憶合金が選択される。
形状記憶合金からなるワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶されるものであり、着用者の体温近辺の温度域を外れる場合には単に延びた平板状となる。すなわちワイヤ部材3は図5(A)に示すように、着用者Mの体温近辺で複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されており、着用者Mの体温近辺の温度域を外れた場合には、図5(B)で示すように、単に延びた平板状となる。このようなワイヤ部材3を備えたベルト部材72は着用者Mの腕等に巻き付けることにより着用者の体温によって自動的にリング状となる。このように自動的にリング状となって着用されるため、ベルト部材72をリング状に保持するためのフック金具等の金具がベルト部材72の両端部に不要となる。これにより簡単に着用できると共にスッキリしたデザインとなり外観が向上する。
ワイヤ部材3を被覆するカバー部材73は着色された革、布、樹脂等によって形成されている。カバー部材73がワイヤ部材3を被覆することによりカバー部材73の質感や色がベルト部材72に付与される。このためベルト部材72に高級感を付与することができる。又、ワイヤ部材3が皮膚と接触しないため、ソフトな使用感とすることができる。
端末部材54はワイヤ部材3の一側の端部に取り付けられる。端末部材54はベルト部材72に装飾性又は機能性を付与する部材であり、装飾性付与のためには、ブローチ等の飾り部材が選択され、機能性付与のためには万歩計(登録商標)、腕時計、ヘモグロビン測定器等の携帯型機器が選択される。図示する形態では、端末部材54として万歩計(登録商標)が用いられている。この万歩計(登録商標)からなる端末部材54はワイヤ部材3の端部に対して着脱自在となっている。
端末部材54をワイヤ部材3に対して着脱自在とする構造は、図28と同様な構造とすることができる。すなわち図28に示すように、端末部材54のベゼル部59に一対の舌片状の係合口部60を形成し、この係合口部60に係合凹部61を形成する。ワイヤ部材3の端部には、着脱用金具62を取り付ける。着脱用金具62は復元可能な板ばね部63を有しており、この板ばね部63に係合凸部64が形成されている。着脱用金具62をベゼル部59の係合口部60に挿入して係合凸部64を係合凹部61に係合させることにより、ワイヤ部材3の端部に端末部材54を装着することができる。一方、板ばね部63を押し下げることにより係合凹部61と係合凸部64との係合が解除されるため、ワイヤ部材3から端末部材54を取り外すことができる。これにより端末部材54を他の端末部材54と簡単に交換することができる。
この実施形態において、ベルト部材72は端末部材54側の幅が大きいのに対し反対側の幅が小さくなり、この間では幅が漸減している。これによりベルト部材72は横幅が長さ方向に沿って漸減した外観となる。従ってベルト部材72に形状変化を付与することができるため、興趣性のある装身具71とすることができる。
図31は図29の装身具71の変形々態を示す。図31に示す装身具75において、端末部材54として腕時計が用いられており、この端末部材54の一側には、図29と同様なベルト部材72が取り付けられる。ベルト部材72は内部のワイヤ部材3をカバー部材73が被覆することにより形成される。
ワイヤ部材3は図30と同様に、幅方向が長い横長四角形断面となっており、長さ方向の全体が扁平形状となっている。従って、腕等への着用を安定して行うことができる。ワイヤ部材3は着用者Mの体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されている。ワイヤ部材3としては、マルテンサイト変態を呈するNi-Ti合金又はCu-Zn-Al合金からなる形状記憶合金が選択される。
形状記憶合金からなるワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶されるものであり、着用者の体温近辺の温度域を外れる場合には単に延びた平板状となる。すなわちワイヤ部材3は図5(A)に示すように、着用者Mの体温近辺で複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されており、着用者Mの体温近辺の温度域を外れた場合には、図5(B)で示すように、単に延びた平板状となる。このようなワイヤ部材3を備えたベルト部材72は着用者Mの腕等に巻き付けることにより着用者の体温によって自動的にリング状となる。このように自動的にリング状となって着用されるため、ベルト部材72をリング状に保持するためのフック金具等の金具がベルト部材72の両端部に不要となる。
かかるベルト部材72は図28と同様な構造を用いることにより端末部材54への取り付けが行われる。すなわちベルト部材72の内部のワイヤ部材3が端末部材54に着脱自在に取り付けられるものである。
なお、ベルト部材72は端末部材54側の幅が大きいのに対し反対側の幅が小さくなり、この間では幅が漸減した形状となっている。これによりベルト部材72は横幅が長さ方向に沿って漸減した外観となる。従ってベルト部材72に形状変化を付与することができるため、興趣性のある装身具71とすることができる。
以上に加えて、この装身具75では、端末部材54の他側にサブベルト76が取り付けられている。サブベルト76は端末部材54のベゼル部59に取り付けられており、その先端部分にベルト金具77が取り付けられている。ベルト金具77の針金具78をベルト部材72に形成したベルト穴79に差し込むことにより装身具75を腕等に装着することができる。この実施形態において、ベルト穴79はベルト部材72における端末部材54との近接箇所に形成されており、ベルト穴79から遠ざかる残余のベルト部材72は着用者の体温によってリング状となって自動的に腕等に巻き付けられる。このような残余のベルト部材72によって装飾性が付与され、興趣性ある使用を行うことができる。
以上の図29及び図31に示す装身具として着用者の腕への巻き付けを説明したが、これに限らず、着衣のベルトにも同様に適用することができる。
本発明の装身具1は、宝玉4を保持する石座2の対面した側面部11に非円形の穴からなる連結用開口部14が形成され、石座2に挿通されるワイヤ部材3が連結用開口部14に合わせた非円形断面に形成されるため、ワイヤ部材3が連結用開口部14に嵌め合った状態となる。これにより石座2がワイヤ部材3に対して回転することがなくなり、全ての石座を同じ向きとすることができる。そしてワイヤ部材3を着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成する。このことにより装身具を着用すると、自動的にリング状となるため、着用の際に宝玉を見せることができ、装飾性を向上させることができる。
本発明の装身具1は、ワイヤ部材3を石座2の連結用開口部14に挿通させる作業を連続的に行うことにより、複数の石座2を数珠つなぎ状とすることができ、石座2を数珠つなぎ状とするための作業が容易で熟練が不要となり、装身具1の製造を省力化且つ迅速に行うことができる。ワイヤ部材3として形状記憶合金を用いるため、ワイヤ部材3が柔軟性を有しており、切れたり、折れることがなく、装身具1の分解を抑制することができる。しかも形状記憶合金の柔軟性が装身具1に付与され、装身具1の着用が円滑となり任意の着用形態にも対応することができる。
1 装身具
2 石座
3 ワイヤ部材
4 宝玉
5 原形板金
6 石座連結体
7 抜け止め部
11 側面部
12 宝玉取り付け面
13 爪部
14 連結用開口部
14a 横長四角形状の穴
14b 縦長四角形状の穴
14c 正四角形状の穴
14d 楕円形状の穴
14e 長円形状の穴
17 側面片
21 余長部分
25 雄金具
26 雌金具
27 板ばね
28 押し下げ部
30 ケース
51、71、75 装身具
52 バンド
54 端末部材
72 ベルト部材
73 カバー部材

Claims (8)

  1. 宝玉が上部に嵌め込まれることにより宝玉を保持する四角枡形状の複数の石座と、
    複数の石座を連結するワイヤ部材と、を備え、
    前記石座における対面した側面部に非円形の穴からなる連結用開口部が形成され、
    前記ワイヤ部材は前記連結用開口部に対応した非円形断面に形成され、前記連結用開口部に挿通されることにより前記複数の石座を連結し、
    前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されており、
    前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と平行となる横長四角形状の穴と、長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴とによって形成され、前記横長四角形状の穴が前記石座の対面した一の側面部に形成され、前記縦長四角形状の穴が前記石座の対面した他の側面部に形成され、前記ワイヤ部材が前記横長四角形状の穴及び前記縦長四角形状の穴の双方に共通して挿通可能となっており、前記石座に対する前記ワイヤ部材の挿通姿勢を横方向及び縦方向に変更可能となっていることを特徴とする装身具。
  2. 前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の装身具。
  3. 前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で単巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の装身具。
  4. 前記石座は4つの側面部の角部分から上方に突出し加締められることにより前記宝玉を固定する爪部を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の装身具。
  5. 前記ワイヤ部材は複数の石座を連結した石座連結体の両端部から外側に抜き出された余長部分を有し、当該余長部分に前記石座連結体からの石座の抜け止めを行う抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の装身具。
  6. 前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の一方の端部に対応して取り付けられた雄金具と、他方の端部に対応して取り付けられた雌金具とからなり、
    前記雄金具は、前記雌金具内に係脱自在に挿入される板ばねからなり、前記板ばねに前記雌金具との係合を解除するための押し下げ部が形成され、
    前記雌金具は、前記雄金具が挿入されるケースからなり、前記ケースは前記押し下げ部より高く形成されていることを特徴とする請求項5記載の装身具。
  7. 前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の両端部に対応して設けられた飾りボタンであることを特徴とする請求項5記載の装身具。
  8. 前記ワイヤ部材はマルテンサイト変態を呈するNi-Ti合金又はCu-Zn-Al合金であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の装身具。
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