JP2018134375A - 装身具 - Google Patents
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又、前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で単巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする。
又、前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は縦長四角形断面に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と平行となる横長四角形状の穴と、長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴とによって形成され、前記横長四角形状の穴が前記石座の対面した一の側面部に形成され、前記縦長四角形状の穴が前記石座の対面した他の側面部に形成されていることを特徴とする。
又、前記連結用開口部は正四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は正四角形断面に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記連結用開口部は楕円形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は楕円形断面に形成されていることを特徴とする。
さらに、前記連結用開口部は長円形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は長円形断面に形成されていることを特徴とする。
又、前記石座は4つの側面部の角部分から上方に突出し加締められることにより前記宝玉を固定する爪部を有していることを特徴とする。
前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の一方の端部に対応して取り付けられた雄金具と、他方の端部に対応して取り付けられた雌金具とからなり、前記雄金具は、前記雌金具内に係脱自在に挿入される板ばねからなり、前記板ばねに前記雌金具との係合を解除するための押し下げ部が形成され、前記雌金具は、前記雄金具が挿入されるケースからなり、前記ケースは前記押し下げ部より高く形成されていることを特徴とする。
又、前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の両端部に対応して設けられた飾りボタンであることを特徴とする。
本発明における前記ワイヤ部材はマルテンサイト変態を呈するNi−Ti合金又はCu−Zn−Al合金であることを特徴とする。
又、前記連結用開口部は幅方向が長い横長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は横長四角形断面に形成されていることを特徴とする。
又、前記ワイヤ部材における少なくとも一方の端部に飾り部材又は携帯型機器からなる端末部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
又、前記駒は貴金属光沢を発する材料によって形成されていることを特徴とする。
さらに、前記複数の駒は前記ワイヤ部材の長さ方向に沿って幅寸法が漸減する形状に形成されていることを特徴とする。
又、前記ワイヤ部材における少なくとも一方の端部に飾り部材又は携帯型機器が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
本発明では、連結用開口部14が非円形の穴によって形成されると共に、連結用開口部に挿通するワイヤ部材3も連結用開口部14に対応した非円形断面に形成される。石座2の連結用開口部14と連結用開口部14を挿通するワイヤ部材3とが共に非円形となっていることにより、石座2がワイヤ部材3に対して回転することがなく、全ての石座2を同じ向きとすることができる。従って、石座2に保持された宝玉4を相手から見える向きとすることができる。非円形としては、長四角形(矩形)、正四角形、楕円形、長円形、三角形、五角形以上の多角形等を適宜選択することができる。
以下、本発明を実施形態により具体的に説明する。
図示する形態において、石座2の底面部分は閉じているが、底面部分を開口しても良い。底面部分を開口することにより石座2に保持された宝玉4を下側から見ることが可能となる。
図3に示すように、対となっている連結開口部14は前後方向(Z方向)に延びた同じ大きさの横長四角形状の穴14aによって構成されている。横長四角形状の穴14aは、長辺部141が宝玉取り付け面12と平行となるように形成される。宝玉取り付け面12は4つの側面部11の上端部(上端面)によって形成される面である。長四角形状の穴14aの寸法は、後述するワイヤ部材3の幅及び厚さと一致するように形成される。かかる横長四角形状の穴14aからなる連結用開口部14には、ワイヤ部材3が挿通するものであり、ワイヤ部材3の挿通によって石座2がワイヤ部材3に取り付けられる。
図5におけるワイヤ部材3は複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されている。複数巻きのリング状となることにより、図9に示すように複数巻きのブレスレットへの適用が可能となる。ワイヤ部材3としては、U字形に近似した単巻きのリング状となる形状が記憶されたものであっても良い。単巻きのリング状となることにより、図10に示すような首掛け一重ネックレスへの適用が可能となる。
ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。ワイヤ部材3は連結用開口部14(縦長四角形状の穴14b)に対応した縦長四角形断面に形成される。このような形態においては、宝玉4を相手が横方向から見る場合に適用することができる。
ワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成される。この形態におけるワイヤ部材3は横長四角形断面のものを用い、石座2に対する挿通姿勢を横方向及び縦方向に変更することにより横長四角形状の穴14a及び縦長四角形状の穴14bの双方に対して共通して使用することができる。このように横方向及び縦方向の連結用開口部14を形成することにより、相手が宝玉4を見るいずれの方向に対しても対応できるメリットがある。
図18に示すように、石座2における左右方向(X方向)で対面する一対の側面部11に対し、正四角形状の穴14cからなる連結用開口部14が形成される。一対の側面部11の正四角形状の穴14cは同大となっており、対面した側面部11に対し、同じ高さ位置及び前後位置に形成される。対面した側面部11における正四角形状の穴14cには、ワイヤ部材3が挿通される。
同図(C)で示すワイヤ部材3は複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されている。このような複数巻きのリング状を形状記憶した状態で装身具1を着用すると、ワイヤ部材3が記憶された形状に復元するため、図20(B)で示すように、装身具1の全体が自動的に複数巻きのブレスレットとなる。この場合、石座2はワイヤ部材3に対して回転しないため、全ての宝玉4を着用者の腕回りの外側に向かせることができる。このため、相手が全ての宝玉4を見ることができ、豪華な装飾性を発揮することができる。
同図(D)で示すワイヤ部材3は全体を長さ方向に沿ってねじった状態となっている。このワイヤ部材3を石座2の正四角形状の穴14cに挿通させると、宝玉4が異なった方向に向いた状態となり、装飾性を発揮することができる。
これに対し、石座2の連結用開口部14をワイヤ部材3の非円形断面に合わせた穴形状とすることにより、ワイヤ部材3及び連結用開口部14が嵌め合った状態となって石座2の回転がロックされる。このため、石座2が回転することがなく、石座2が保持した宝玉4を相手側に向かせることができ、相手が宝玉4を視認することができる
この実施形態において、連結用開口部55及びワイヤ部材3における非円形としては、正四角形、楕円形、長円形等であっても良い。
一方、ワイヤ部材3の端部には、着脱用金具62が取り付けられる。着脱用金具62は復元可能な板ばね部63を有しており、この板ばね部63に係合凸部64が形成されている。着脱用金具62をベゼル部59の係合口部60に挿入して係合凸部64を係合凹部61に係合させることにより、ワイヤ部材3の端部に端末部材54を装着することができる。一方、板ばね部63を押し下げることにより係合凹部61と係合凸部64との係合が解除されるため、ワイヤ部材3から端末部材54を取り外すことができる。これにより端末部材54を簡単に交換することができる。なお、ワイヤ部材3と端末部材54との連結は、ねじ、その他の手段によって行うこともできる。
形状記憶合金からなるワイヤ部材3は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶されるものであり、着用者の体温近辺の温度域を外れる場合には単に延びた平板状となる。すなわちワイヤ部材3は図5(A)に示すように、着用者Mの体温近辺で複数巻きのリング状(コイル状)となる形状が記憶されており、着用者Mの体温近辺の温度域を外れた場合には、図5(B)で示すように、単に延びた平板状となる。このようなワイヤ部材3を備えたベルト部材72は着用者Mの腕等に巻き付けることにより着用者の体温によって自動的にリング状となる。このように自動的にリング状となって着用されるため、ベルト部材72をリング状に保持するためのフック金具等の金具がベルト部材72の両端部に不要となる。これにより簡単に着用できると共にスッキリしたデザインとなり外観が向上する。
かかるベルト部材72は図28と同様な構造を用いることにより端末部材54への取り付けが行われる。すなわちベルト部材72の内部のワイヤ部材3が端末部材54に着脱自在に取り付けられるものである。
なお、ベルト部材72は端末部材54側の幅が大きいのに対し反対側の幅が小さくなり、この間では幅が漸減した形状となっている。これによりベルト部材72は横幅が長さ方向に沿って漸減した外観となる。従ってベルト部材72に形状変化を付与することができるため、興趣性のある装身具71とすることができる。
本発明の装身具1は、ワイヤ部材3を石座2の連結用開口部14に挿通させる作業を連続的に行うことにより、複数の石座2を数珠つなぎ状とすることができ、石座2を数珠つなぎ状とするための作業が容易で熟練が不要となり、装身具1の製造を省力化且つ迅速に行うことができる。ワイヤ部材3として形状記憶合金を用いるため、ワイヤ部材3が柔軟性を有しており、切れたり、折れることがなく、装身具1の分解を抑制することができる。しかも形状記憶合金の柔軟性が装身具1に付与され、装身具1の着用が円滑となり任意の着用形態にも対応することができる。
2 石座
3 ワイヤ部材
4 宝玉
5 原形板金
6 石座連結体
7 抜け止め部
11 側面部
12 宝玉取り付け面
13 爪部
14 連結用開口部
14a 横長四角形状の穴
14b 縦長四角形状の穴
14c 正四角形状の穴
14d 楕円形状の穴
14e 長円形状の穴
17 側面片
21 余長部分
25 雄金具
26 雌金具
27 板ばね
28 押し下げ部
30 ケース
51、71、75 装身具
52 バンド
54 端末部材
72 ベルト部材
73 カバー部材
Claims (24)
- 宝玉が上部に嵌め込まれることにより宝玉を保持する四角枡形状の複数の石座と、
複数の石座を連結するワイヤ部材と、を備え、
前記石座における対面した側面部に非円形の穴からなる連結用開口部が形成され、
前記ワイヤ部材は前記連結用開口部に対応した非円形断面に形成され、前記連結用開口部に挿通されることにより前記複数の石座を連結し、
前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする装身具。 - 前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の装身具。
- 前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で単巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の装身具。
- 前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と平行となる横長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は横長四角形断面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の装身具。
- 前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は縦長四角形断面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の装身具。
- 前記連結用開口部は長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と平行となる横長四角形状の穴と、長辺部が前記石座の宝玉取り付け面と直交する縦長四角形状の穴とによって形成され、前記横長四角形状の穴が前記石座の対面した一の側面部に形成され、前記縦長四角形状の穴が前記石座の対面した他の側面部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の装身具。
- 前記連結用開口部は正四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は正四角形断面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の装身具。
- 前記連結用開口部は楕円形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は楕円形断面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の装身具。
- 前記連結用開口部は長円形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は長円形断面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の装身具。
- 前記石座は打ち抜き加工された原形板金をプレス加工することにより四角枡形状に形成され、前記石座の側面部は原形板金の側面片の突合せによって形成され、突き合わされた側面片がレーザー溶接されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の装身具。
- 前記石座は4つの側面部の角部分から上方に突出し加締められることにより前記宝玉を固定する爪部を有していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の装身具。
- 前記ワイヤ部材は複数の石座を連結した石座連結体の両端部から外側に抜き出された余長部分を有し、当該余長部分に前記石座連結体からの石座の抜け止めを行う抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項記載の装身具。
- 前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の一方の端部に対応して取り付けられた雄金具と、他方の端部に対応して取り付けられた雌金具とからなり、
前記雄金具は、前記雌金具内に係脱自在に挿入される板ばねからなり、前記板ばねに前記雌金具との係合を解除するための押し下げ部が形成され、
前記雌金具は、前記雄金具が挿入されるケースからなり、前記ケースは前記押し下げ部より高く形成されていることを特徴とする請求項12記載の装身具。 - 前記抜け止め部は前記ワイヤ部材の余長部分における前記石座連結体の両端部に対応して設けられた飾りボタンであることを特徴とする請求項12記載の装身具。
- 前記ワイヤ部材はマルテンサイト変態を呈するNi−Ti合金又はCu−Zn−Al合金であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項記載の装身具。
- 非円形の穴からなる連結用開口部が形成された複数の駒が横並び状に連結され、長さ方向の両端部が自由端となっているバンドと、
前記連結用開口部に対応した非円形断面に形成され、前記複数の駒に挿通されて複数の駒を横並び状に連結するワイヤ部材と、を備え、
前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする装身具。 - 前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする請求項16記載の装身具。
- 前記連結用開口部は幅方向が長い横長四角形状の穴によって形成され、前記ワイヤ部材は横長四角形断面に形成されていることを特徴とする請求項16記載の装身具。
- 前記ワイヤ部材における少なくとも一方の端部に飾り部材又は携帯型機器からなる端末部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項16記載の装身具。
- 前記駒は貴金属光沢を発する材料によって形成されていることを特徴とする請求項16記載の装身具。
- 前記複数の駒は前記ワイヤ部材の長さ方向に沿って幅寸法が漸減する形状に形成されていることを特徴とする請求項16記載の装身具。
- 幅方向が長い横長四角形断面に形成され、着用者の体温近辺の温度域でリング状となる形状が記憶された形状記憶合金からなるワイヤ部材と、
前期ワイヤ部材を被覆するカバー部材と、
前記ワイヤ部材の長さ方向の少なくとも一端部に着脱自在に連結される飾り部材又は携帯型機器からなる端末部材と、を備えていることを特徴とする装身具。 - 前記ワイヤ部材は着用者の体温近辺の温度域で複数巻きのリング状となる形状が記憶された形状記憶合金によって形成されていることを特徴とする請求項22記載の装身具。
- 前記ワイヤ部材における少なくとも一方の端部に飾り部材又は携帯型機器が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項22記載の装身具。
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