JP7072367B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に関する。
建物に設けられるベランダとして、躯体の内側に窪んだ形状の凹部空間に設けられた躯体内ベランダと、躯体の外側に突出する突出ベランダと、が連続して一体となったベランダが知られている(例えば、特許文献1参照)。ベランダには、屋内で使用する空調設備の室外機などを設置することがある。
特開2002-54311号公報
しかしながら、空調設備の室外機をベランダの出入口付近に設置すると、居住者がベランダに出入りしにくいことがあるとともに、屋内から出入口を介して空調設備の室外機が見えてしまい室内からの景観が良くないことがある。
また、室外機をベランダの周縁部に沿って配置すると、室外機の排気(熱気)がベランダの内側に向かって排出されるため、ベランダ内に熱気がこもりやすいという問題もある。
そこで、本発明は、ベランダに空調設備の室外機を設置しても、ベランダへの出入りや屋内からの景観に支障が出ることを防止することができるとともに、ベランダ内に熱気がこもることを防止することができる建物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建物は、躯体に形成された屋内側に窪んだ凹部空間に設けられた躯体内ベランダと、前記躯体内ベランダと一体に設けられ前記躯体の外側に突出する突出ベランダと、を有するベランダが設けられた建物において、前記突出ベランダは、前記躯体内ベランダと前記突出ベランダとを結ぶ第1方向に前記躯体内ベランダと連続する本体部と、前記本体部から前記第1方向と交差する第2方向の一方側に延びる延伸部と、を有し、前記本体部は、前記第2方向の一方側の端部が前記躯体内ベランダの前記第2方向の一方側の端部と前記第1方向に重なる位置に配置され、前記第2方向の他方側の端部が、前記躯体内ベランダの前記第2方向の他方側の端部よりも前記第2方向の一方側かつ前記躯体内ベランダの前記第2方向の中央よりも前記第2方向の他方側に配置されていて、前記延伸部は、前記躯体内ベランダよりも前記第2方向の一方側に突出し前記躯体の外壁に沿って設けられ、前記本体部よりも前記第2方向の寸法が小さく、前記躯体内ベランダと前記第1方向に対向する前記躯体の外壁には、前記第2方向の全体にわたって屋内から前記躯体内ベランダに出入りするための出入口が設けられ、前記延伸部と対向する前記躯体の外壁には、屋内から前記延伸部に出入りするための出入口が設けられておらず、前記躯体内ベランダは、前記躯体内ベランダの前記第2方向の他方側の端部と、前記本体部の前記第2方向の他方側の端部と、を結ぶように設けられた躯体内ベランダ手すりを有し、前記躯体内ベランダ手すりは、一方の面が前記躯体内ベランダに対向し、他方の面が前記ベランダの外部に対向していて、前記躯体内ベランダと外部とを見通し可能に構成され、前記突出ベランダは、屋外側の縁部に沿って設けられた突出ベランダ手すりを有し、前記突出ベランダ手すりは、一方の面が前記突出ベランダに対向し、他方の面が前記ベランダの外部に対向していて、前記突出ベランダと外部とを見通し不可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る建物では、前記延伸部は、前記屋内で使用する空調設備の室外機を設置可能に構成されていてもよい。
本発明では、突出ベランダの延伸部は、躯体の外壁に沿って設けられ、外壁には、屋内から延伸部に出入りするための出入口が設けられていない。これにより、ベランダに空調設備の室外機を設置する場合には、延伸部に空調設備の室外機を設置すれば、ベランダへの出入りや屋内からの景観に支障が出ることを防止することができるとともに、ベランダ内に熱気がこもることを防止することができる。
また、延伸部に空調設備の室外機を設置した場合でも、躯体内ベランダおよび突出ベランダの本体部から空調設備の室外機のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、空調設備の室外機以外の設備機器や収納庫などの什器をベランダに設置する場合も、同様にベランダへの出入りや屋内からの景観に支障が出ることを防止することができる。
出ベランダは、第2方向の他方側の端部が、躯体内ベランダの第2方向の他方側の端部よりも第2方向の一方側に配置されていることにより、ベランダにおける第2方向の他方側の部分は、躯体内ベランダのみで構成されていて第1方向の寸法が小さくなる。これに対し、本発明では、この部分に設けられる躯体内ベランダ手すりが躯体内ベランダと外部とを見通し可能に構成されていることにより、ベランダの第2方向の他方側の部分における圧迫感を緩和することができる。
また、本発明に係る建物では、前記手すりは、前記躯体内ベランダにおける前記第1方向の前記突出ベランダに近接する側の最縁部よりも内側において床部から立ち上がる止水壁の上部に設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、突出ベランダ側の最縁部に止水壁が設けられている場合と比べて、屋内から外側の下方に向かう視線が遮られにくくなる。
また、本発明に係る建物では、前記躯体内ベランダは、前記建物における前記第2方向の端部に寄せて設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、躯体における躯体内ベランダが寄せられている端部側から躯体内ベランダのドレンを躯体の外部へ引き出すことができる。
また、本発明に係る建物では、前記突出ベランダは、前記建物における前記第2方向の中央部に設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、突出ベランダが建物の外観におけるアクセントとなるため、建物の意匠性を向上させることができる。
また、本発明に係る建物では、前記突出ベランダには、前記延伸部を仕切る仕切りが設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、延伸部を空調設備の室外機などを置くスペースとして使用する場合に、このスペースを仕切ることができる。仕切りによって延伸部へのアクセスを制限できることにより、室外機の上に人が載ったり物を載せたりすることを防止することができる。
本発明によればベランダに空調設備の室外機を設置しても、ベランダへの出入りや屋内からの景観に支障が出ることを防止することができるとともに、ベランダ内に熱気がこもることを防止することができる。
本発明の実施形態による建物の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す南側の立面図である。 本発明の実施形態による建物の3階の南側の部分を示す平面図である。 止水壁を説明する図で、図3のA-A線断面に対応する図である。 本発明の実施形態の変形例による建物の3階の南側の部分を示す平面図である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す他の斜視図1である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す他の斜視図2である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す他の正面図(南側の立面図)である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す背面図(北側の立面図)である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す右側面図(東側の立面図)である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す左側面図(西側の立面図)である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す平面図(屋根伏図)である。 図10のD-E部分における図8のB-B線拡大断面図である。 図10のD-E部分における図8のC-C線拡大断面図である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す斜視参考図1である。 本発明の実施形態による建物の一例を示す斜視参考図2である。
以下、本発明の実施形態による建物について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による建物1は、南北方向に長い長方形状で南側が道路に接し、北側、東側、西側が隣地と接している土地に建てられている。建物1は、4階建てで、平面形状が南北に長い長方形状に形成されている。本実施形態では、南北方向が建物1の奥行方向(第1方向)となり、東西方向が建物1の間口方向(第2方向)となる。
建物1は、1階部分の南側にピロティ11が設けられていて、ピロティ11の北側に玄関12および2~3階に繋がる階段室13が設けられている。建物1の内部には、ピロティ11を介して入るように構成されている。
建物1の2階、3階、4階の屋内には、居室14が設けられている。4階の南側の外壁15aは、1~3階の南側の外壁15bよりも北側に配置されている。建物1の4階には、南側にベランダ16が設けられている。
図1~図3に示すように、建物1の3階は、西側の部分が北側に窪んでいてアルコーブ(凹部空間)2が形成されている。アルコーブ2は、北側、東側および西側が建物1の外壁31~33に囲まれている。アルコーブ2の北側に配置された外壁31を第1外壁31とし、アルコーブ2の東側に配置された外壁32を第2外壁32とし、アルコーブ2の西側に配置された外壁33を第3外壁33とする。
第1外壁31は、建物1の3階の東側の部分(アルコーブ2が形成されていない部分)の南側の外壁34(以下、第4外壁34とする)よりも90~120cm北側に配置されている。本発明における躯体とは、第1~第4外壁31~34など建物1を構成する構造部を示している。
図3に示すように、第2外壁32は、第1外壁31の東側の端部31aから南側に延びている。第2外壁32は、建物1における東西方向の中間部に配置されている。
第3外壁33は、第1外壁31の西側の端部31bから南側に延びている。第3外壁33は、建物1における西側の端部1aに配置されている。
第2外壁32および第3外壁33は、南北方向の寸法が第1外壁31と第4外壁34との南北方向の間隔(90~120cm)と略同じ寸法に設定されている。第2外壁32の南側の端部32aは、第4外壁34の西側の端部34aと接続されている。
アルコーブ2の北側には、第1外壁31を介して建物1の居室14が設けられていて、アルコーブ2の東側には第2外壁32を介して居室14から使用する収納部141が設けられている。
第1外壁31には、掃き出し型の引違サッシ311が設けられている。
ベランダ4は、アルコーブ2に設けられた躯体内ベランダ41と、躯体内ベランダ41の南側に躯体内ベランダ41と一体に設けられ第4外壁34よりも南側に突出する突出ベランダ42と、を有している。
躯体内ベランダ41は、アルコーブ2に設けられている。すなわち、躯体内ベランダ41は、建物1における西側部分に配置されている。躯体内ベランダ41の西側の端部41aは、建物1における西側の端部1aに配置されている。
躯体内ベランダ41は、第1~第3外壁31~33に囲まれている。躯体内ベランダ41は、第1外壁31の引違サッシ311を開口することにより、3階の居室14に出入りできるように構成されている。
突出ベランダ42は、躯体内ベランダ41の南側に設けられた本体部421と、本体部421から東側にのびて躯体内ベランダ41よりも東側に設けられた延伸部422と、を有している。
本体部421は、西側の端部421aが躯体内ベランダ41の西側の端部41aよりも東側に配置されている。本実施形態では、本体部421の西側の端部421aは、躯体内ベランダ41の西側の端部41aよりも90~120cmの東側に配置されている。
本体部421は、東側の端部421b(延伸部422との境界部)が躯体内ベランダ41の東側の端部41bと東西方向に同じ位置に配置されている。
躯体内ベランダ41のうちの、東側の部分で南側に突出ベランダ42が配置されている部分(図3の一点鎖線よりも右側の部分)を第1躯体内ベランダ411とし、西側の部分で南側に突出ベランダ42が配置されていない部分(図3の一点鎖線よりも左側の部分)を第2躯体内ベランダ412とする。
延伸部422は、第4外壁34の南側に沿って設けられている。本実施形態では、延伸部422の東西方向の寸法は、本体部421の西側の端部421aと躯体内ベランダ41の西側の端部41aとの間隔(90~120cm)と略同じ寸法となるように設定されている。このため、本実施形態では、躯体内ベランダ41の東西方向の寸法と突出ベランダ42の東西方向の寸法とは略同じ寸法となっている。
第4外壁34には、居室14から延伸部422に出入りするための出入口が設けられていない。このため、居室14から延伸部422にアクセスするには、第1外壁31に設けられた引違サッシ311を開けて、躯体内ベランダ41および突出ベランダ42の本体部421を介してアクセスするように構成されている。
本実施形態では、延伸部422には、居室14で使用する空調設備17の室外機171が設置されている。空調設備17の室内機172は、居室14における収納部141の上方に設けられていて、室内機172から室外機171に接続される配管173は、室内機172から収納部141の上方を通り、収納部141、または第4外壁34の内部または第4外壁34の外部を通って下側に延びて室外機171に接続されている。
本体部421と延伸部422との境界部には、両者を仕切る開閉可能または着脱可能な仕切り423が設けられている。常時は、本体部421と延伸部422との境界部に仕切り423を取り付けた(あるいは閉鎖した)状態としておくことで、例えば、幼児が延伸部422に進入して室外機171の上に登り転落するような事故を未然に防ぐことができる。
本体部421と延伸部422との境界部から仕切り423を取り外した(あるいは開放した)状態とすることで、延伸部422に進入して室外機171のメンテナンス等を行うことができる。
突出ベランダ42は、南側の縁部、東側の縁部および西側の縁部に沿って第1手すり424が設けられている。第1手すり424は、例えば、突出ベランダ42の床面から110cm~130cm程の高さで、透視性を有しない材料及び形状からなり、第1手すり424を介してベランダ4の内部からベランダ4の外部、およびベランダ4の外部からベランダ4の内部を見通せないように構成されている。
第2躯体内ベランダ412の南側の縁部近傍には、南側の最縁部よりもやや北側に床面から上方に立ち上がった止水壁413が設けられ、止水壁413の上部に第2手すり414が設けられている。
図4に示すように、建物1は、外周部に設けられる梁部18の外側に外装パネル19が設けられている。外装パネル19には、軽量気泡コンクリート(ALC)パネルやPCパネルなどが用いられている。
止水壁413は、2階の梁部18の上に設けられ梁部18に固定される立ち上がり部415と、立ち上がり部415と連続し外装パネル19に固定される防水鋼板416と、を有している。立ち上がり部415は、南側に設けられた外装パネル19よりも北側に設けられている。立ち上がり部415の上端部415aは、第2躯体内ベランダ412の床部412aおよび外装パネル19の上端部19aよりも上側に配置されている。
防水鋼板416の上部には、水切り金物417が設けられている。水切り金物417は、防水鋼板416に堆積した塵埃が雨水とともに外装パネル19の表面に伝い落ちることを防止するために設けられている。水切り金物417は、第2躯体内ベランダ412の南側の縁部全体にわたって設けられている。
水切り金物417は、外装パネル19の表面側から立ち上がり部415に向かうに従って漸次上側に向かうように傾斜する板金で形成されている。
第2手すり414は、上端部414aが第1手すり424の上端部424aと略同じ高さとなるように形成されている。第2手すり414は、東西方向に延在するように設けられている。第2手すり414は、例えば、透明のアクリル板や、上下方向に延び東西方向に間隔をあけて配列された複数の桟や、スリット状の開口部が形成された板状の部材などからなり、第2躯体内ベランダ412から外側を見通せるように構成されている。
図1および図2に示すように、本実施形態では、2階の南側の外壁15bにサッシ5が設けられている。サッシ5は、建物1の東西方向の中間部に設けられていて、突出ベランダ42の下側に配置されている。
次に、上述した本発明の実施形態による建物の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本発明の実施形態による建物1では、突出ベランダ42の延伸部422は、第4外壁34に沿って設けられ、第4外壁34には、居室14から延伸部422に出入りするための出入口が設けられていない。これにより、ベランダ4に空調設備17の室外機171を設置する場合には、延伸部422に空調設備17の室外機171を設置すれば、ベランダ4への出入りや居室14からの景観に支障が出ることを防止することができるとともに、ベランダ4内に熱気がこもることを防止することができる。
また、延伸部422に空調設備17の室外機171を設置した場合でも、躯体内ベランダ41および突出ベランダ42の本体部421から空調設備17の室外機171のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施形態による建物1では、突出ベランダ42の本体部421の西側の端部421aが、躯体内ベランダ41の西側の端部41aよりも東側に配置されていることにより、ベランダ4における西側の部分は、躯体内ベランダ41の第2躯体内ベランダ412のみで構成されていて東西方向の寸法が小さくなる。
これに対し、本実施形態では、第2躯体内ベランダ412に設けられる第2手すり414が躯体内ベランダ41と外部とを見通し可能に構成されていることにより、ベランダ4の西の部分における圧迫感を緩和することができる。
また、本実施形態による建物1では、第2手すり414は、躯体内ベランダ41における南側の最縁部よりも内側において床部412aから立ち上がる止水壁413の上部に設けられている。これにより、突出ベランダ42側の最縁部に止水壁413が設けられている場合と比べて、居室14から外側の下方に向かう視線が遮られにくくなる。
また、本実施形態による建物1では、躯体内ベランダ41は、建物1における西側の端部1aに寄せて設けられていることにより、建物1における西側の端部1aから躯体内ベランダ41のドレンを建物1の外部へ引き出すことができる。
また、本実施形態による建物1では、突出ベランダ42は、建物1における東西方向の中央部に設けられていることにより、突出ベランダ42が建物1の外観におけるアクセントとなるため、建物1の意匠性を向上させることができる。
本実施形態では、突出ベランダ42の下側に2階のサッシ5が設けられていることにより、建物1の意匠性を更に向上させることができる。
また、本実施形態による建物1では、突出ベランダ42には、延伸部422を仕切る仕切り423が設けられていることにより、延伸部422を空調設備17の室外機171などを置くスペースとして使用する場合に、このスペースを仕切ることができる。仕切り423によって延伸部422へのアクセスを制限できることにより、室外機171の上に人が載ったり物を載せたりすることを防止することができる。
以上、本発明による建物の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、延伸部422は、空調設備17の室外機171を設置するように構成されているが、空調設備17の室外機171以外の設備機器や収納庫などの什器を設置可能に構成されていてもよい。このような場合もベランダ4への出入りや居室14からの景観に支障が出ることを防止することができる。
また、上記の実施形態では、ベランダ4は、突出ベランダ42の本体部421の西側の端部421aが、躯体内ベランダ41の西側の端部41aよりも東側に配置されている。これに対し、図5に示す建物1Bのベランダ4Bのように、突出ベランダ42Bの本体部421Bの西側の端部421aが、躯体内ベランダ41の西側の端部41aと東西方向に同じ位置に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第2躯体内ベランダ412の第2手すり414は、躯体内ベランダ41と外部とを見通し可能に構成されているが、見通せないように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、突出ベランダ42の第1手すり424は、透視性を有しない材料及び形状からなりベランダ4の内部からベランダ4の外部、およびベランダ4の外部からベランダ4の内部を見通せないように構成されているが、見通せるように構成されていてもよい。
突出ベランダ42の第1手すり424、および第2躯体内ベランダ412の第2手すり414は、転落防止のための柵であれば、桟状のもの、パネル状のもの、腰壁状のものなど、任意の形態であってよい。
また、上記の実施形態では、躯体内ベランダ41における南側の最縁部よりも内側に床部412aから立ち上がる止水壁413が設けられているが、ベランダ4における止水の形態は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、第2手すり414は、止水壁413の上部に設けられているが、床部412aに直接設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、躯体内ベランダ41は、建物1における西側の端部1aに寄せて設けられているが、建物1における東側の端部や東西方向の中間部に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、突出ベランダ42は、建物1における東西方向の中央部に設けられているが、建物1における東側の端部や西側の端部1aに寄せて設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、突出ベランダ42の下側に2階のサッシ5が設けられているが、サッシ5は設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、突出ベランダ42には、本体部421と延伸部422を仕切る仕切り423が設けられているが、仕切り423は設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、建物は南北に長い形状に形成され、3階の南側にベランダ4が設けられているが、建物1の形状やベランダ4が設けられる位置は、適宜設定されてよい。
1,1B 建物
2 アルコーブ(凹部空間)
4,4B ベランダ
17 空調設備
34 第4外壁(外壁)
41 躯体内ベランダ
42,42B 突出ベランダ
411a 床部
413 止水壁
414 第2手すり(手すり)
421,421B 本体部
422 延伸部
423 仕切り
171 室外機

Claims (6)

  1. 躯体に形成された屋内側に窪んだ凹部空間に設けられた躯体内ベランダと、
    前記躯体内ベランダと一体に設けられ前記躯体の外側に突出する突出ベランダと、を有するベランダが設けられた建物において、
    前記突出ベランダは、前記躯体内ベランダと前記突出ベランダとを結ぶ第1方向に前記躯体内ベランダと連続する本体部と、
    前記本体部から前記第1方向と交差する第2方向の一方側に延びる延伸部と、を有し、
    前記本体部は、前記第2方向の一方側の端部が前記躯体内ベランダの前記第2方向の一方側の端部と前記第1方向に重なる位置に配置され、前記第2方向の他方側の端部が、前記躯体内ベランダの前記第2方向の他方側の端部よりも前記第2方向の一方側かつ前記躯体内ベランダの前記第2方向の中央よりも前記第2方向の他方側に配置されていて、
    前記延伸部は、前記躯体内ベランダよりも前記第2方向の一方側に突出し前記躯体の外壁に沿って設けられ、前記本体部よりも前記第2方向の寸法が小さく、
    前記躯体内ベランダと前記第1方向に対向する前記躯体の外壁には、前記第2方向の全体にわたって屋内から前記躯体内ベランダに出入りするための出入口が設けられ、
    前記延伸部と対向する前記躯体の外壁には、屋内から前記延伸部に出入りするための出入口が設けられておらず、
    前記躯体内ベランダは、前記躯体内ベランダの前記第2方向の他方側の端部と、前記本体部の前記第2方向の他方側の端部と、を結ぶように設けられた躯体内ベランダ手すりを有し、
    前記躯体内ベランダ手すりは、一方の面が前記躯体内ベランダに対向し、他方の面が前記ベランダの外部に対向していて、前記躯体内ベランダと外部とを見通し可能に構成され、
    前記突出ベランダは、屋外側の縁部に沿って設けられた突出ベランダ手すりを有し、
    前記突出ベランダ手すりは、一方の面が前記突出ベランダに対向し、他方の面が前記ベランダの外部に対向していて、前記突出ベランダと外部とを見通し不可能に構成されていることを特徴とする建物。
  2. 前記延伸部は、前記屋内で使用する空調設備の室外機を設置可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  3. 前記躯体内ベランダ手すりは、前記躯体内ベランダにおける前記第1方向の前記突出ベランダに近接する側の最縁部よりも内側において床部から立ち上がる止水壁の上部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の建物。
  4. 前記躯体内ベランダは、前記建物における前記第2方向の端部に寄せて設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物。
  5. 前記突出ベランダは、前記建物における前記第2方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建物。
  6. 前記突出ベランダには、前記延伸部を仕切る仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物。
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