JP7070891B2 - 精米機 - Google Patents

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Description

本実施の形態は、精米機に関する。
従来から、白米を買って来て炊飯するのではなく、玄米を買って来て、炊飯の都度必要な分だけ精米して炊飯するために、家庭用の精米機が種々提案されている。
特開2002-10912号公報
従来の一般的な家庭用の精米機では、ユーザが選択する米量(合数)に基づいて運転時間等を決定している。そのため、選択した米量と精米機に投入された実際の米量とに比較的大きな差があるような場合には、所望の精米度合が得られない可能性がある。さらに、選択可能な米量は精米機毎に予め決められており、選択可能な米量以外の任意の米量の精米をすることが困難である。
本実施の形態は、任意の米量であっても、所望の精米度合を得ることができると共に、米重量に応じた精米運転の自動制御が可能である精米機を提供する。
本実施の形態の一態様によれば、精米室を有する精米機本体と、前記精米室内の米の重量を計量する計量手段と、前記精米室内で前記米を撹拌することにより精米を行う精米手段と、前記精米手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記計量手段で計量された前記米の重量に基づいて運転条件を決定し、前記運転条件に応じて前記精米手段を制御する精米機が提供される。
本実施の形態によれば、任意の米量であっても、所望の精米度合を得ることができると共に、米重量に応じた精米運転の自動制御が可能である精米機を提供することができる。
実施の形態に係る精米機の斜視図。 実施の形態に係る精米機の分解斜視図。 実施の形態に係る精米機が備える精米手段の斜視図。 実施の形態に係る精米機が備える精米手段の側面図。 実施の形態に係る精米機が備える精米機操作部の説明図。 実施の形態に係る精米機が備える計量表示部及びカロリー表示部の説明図。 実施の形態に係る精米機の機能ブロック図。 精米重量チェック制御処理〔1〕の動作例を示すフローチャート。 精米重量チェック制御処理〔2〕の動作例を示すフローチャート。 精米重量チェック制御処理〔3〕の動作例を示すフローチャート。 カロリー表示制御処理〔1〕の動作例を示すフローチャート。 カロリー表示制御処理〔2〕の動作例を示すフローチャート。 精米後の見込み重量算出制御処理の動作例を示すフローチャート。 精米進行状況検知制御処理の動作例を示すフローチャート。 糠量算出制御処理の動作例を示すフローチャート。 精米終了後の制御処理の動作例を示すフローチャート。 部品装着有無検知制御処理の動作例を示すフローチャート。 濡れた米の検知制御処理の動作例を示すフローチャート。 精米自動開始制御処理の動作例を示すフローチャート。 精米進行状況通知制御処理の動作例を示すフローチャート。 精米開始忘れ防止制御処理の動作例を示すフローチャート。 データテーブルの一例を示す説明図。
図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す実施の形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[精米機の全体構成例]
精米機の全体構成の一例を、図1に基づいて説明する。
図1は、実施の形態に係る精米機10の斜視図である。なお、図1において、矢印FRは前方側を示し、矢印RRは後方側を示すものとする。
図1に示す精米機10は、精米機10内に投入された米量を計量可能である計量機能付き精米機である。本実施の形態は、家庭用精米機および業務用精米機のいずれにも適用可能である。
図1に示すように、精米機10は、精米室11(図2参照)を有する精米機本体12を備える。
また、精米機10は、自動計量機能及びカロリー量の表示機能を備える。なお、自動計量機能及びカロリー量の表示機能の詳細については後述する。
[精米機本体の構成例]
精米機本体12の構成の一例を、図2に基づいて説明する。
図2は、実施の形態に係る精米機の分解斜視図である。
図2に示すように、精米機本体12の上面には、開口凹部13が形成されており、開口凹部13に、糠容器14と、精米かご15と、撹拌部材16と、が着脱可能に収容される。そして、蓋体17が精米機本体12の上面に取り付けられることにより、蓋体17により開口凹部13が閉塞される。これらの構成部品の内の糠容器14と蓋体17とにより、精米室11が区画形成される。
本実施の形態では、精米機本体12の外観は平面視で長円形状である。蓋体17は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料で構成される。
精米機本体12の上面には、精米機10を操作するための精米機操作部(操作パネル18)が設けられている。また、精米機本体12の前面には、米や糠の重量の表示及び精米後の米のカロリー量の表示等を行う計量表示部及びカロリー表示部(操作表示部19)が設けられている。さらに、精米機本体12の後面には、マグネットで着脱自在に電源コード(図示せず)のプラグを装着する差し込み口が設けられる。
[精米かご等の構成例]
図2を参照して、糠容器14、精米かご15及び撹拌部材16の構成の一例を説明する。
糠容器14は、米から分離された糠を集積するためのものである。本実施の形態では、糠容器14は、底部14aと、円筒部14bとを有して有底円筒状に形成されている。また、図示はしないが、糠容器14の底部14aには、回転軸20(図4参照)が挿通される貫通穴が貫通形成されている。糠容器14は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料で構成される。
精米かご15は、糠容器14の内部に配設されるものである。本実施の形態では、精米かご15は、底部15aと、円筒部15bとを有して有底円筒状に形成されている。精米かご15の円筒部15bには、多数の穴部21(図3及び図4参照)が形成されている。また、精米かご15の円筒部15bの上部には、取っ手15cが設けられている。さらに、図示はしないが、精米かご15の底部15aには、回転軸20(図4参照)が挿通される貫通穴が貫通形成されている。精米かご15は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で構成される。
撹拌部材16は、精米かご15に投入された米を搗精(精米)するためのものである。本実施の形態では、撹拌部材16は、回転軸20(図4参照)に連結される棒状部16aと、棒状部16aの下部に取り付けられた延出部材16bとを有して構成されている。撹拌部材16は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料で構成される。
蓋体17を精米機本体12から取り外した状態で、糠容器14と、精米かご15と、撹拌部材16とが順に精米機本体12の開口凹部13内に収容される。そして、米が精米かご15に投入された後に、蓋体17が精米機本体12に取り付けられる。
精米かご15に投入された米は、撹拌部材16の回転に伴って撹拌されながら付与される遠心力によって精米かご15の円筒部15bに擦り付けられる。その際に、精米かご15の円筒部15bに形成された多数の穴部21の周縁部等に米が擦られて糠が削り落とされ、米から分離された糠が多数の穴部21を通って糠容器14に排出される。
[精米手段の構成例]
精米手段22の構成の一例を、図3及び図4に基づいて詳細に説明する。
図3は、実施の形態に係る精米機10が備える精米手段22の斜視図である。図4は、実施の形態に係る精米機10が備える精米手段22の側面図である。
図3及び図4に示すように、精米機10は、精米室11内で米を撹拌することにより精米を行う精米手段22を備える。
図3及び図4に示すように、精米手段22は、駆動源としてのモータ23と、モータ23の側方に離間させて配設される回転軸20と、モータ23と回転軸20との間に介設される動力伝達機構24と、を有する。そして、回転軸20には、前述のように撹拌部材16が連結される。
動力伝達機構24は、例えば、モータ23の出力軸25に装着される駆動側プーリと、回転軸20に装着される従動側プーリと、これらの駆動側プーリと従動側プーリとの間に架け渡されるベルト26とを有して構成される。
また、図示はしないが、モータ23のケーシング内に冷却ファンが配設される。この冷却ファンは、モータ23の回転時に外気を吸引して、モータ23や、精米室11等が配設された精米機本体12内を冷却するようになっている。
[精米機操作部の構成例]
精米機操作部(操作パネル18)の構成の一例を、図5に基づいて説明する。
図5は、実施の形態に係る精米機10が備える精米機操作部(操作パネル18)の説明図である。
図5に示すように、精米機操作部(操作パネル18)には、操作ボタンとして、銘柄選択ボタン27、モード選択ボタン28、分つきコースボタン29、合数ボタン30及びスタート/停止ボタン31が設けられている。
銘柄選択ボタン27は、精米を行う米の銘柄を選択するためのボタンである。本実施の形態では、銘柄選択ボタン27は、代表的な六つの銘柄から任意の米の銘柄を選択可能に設定されている。
モード選択ボタン28は、精米モードを選択するためのボタンである。本実施の形態では、モード選択ボタン28は、「胚芽米」、「白米みがき」及び「無洗米」の三つの精米モードから任意の精米モードを選択可能に設定されている。
分つきコースボタン29は、精米度合(分つき具合)を選択するためのボタンである。本実施の形態では、分つきコースボタン29は、「3分」、「5分」、「7分」及び「純白米」の四つの精米度合から任意の精米度合を選択可能に設定されている。
合数ボタン30は、精米を行う米量(合数)を選択するためのボタンである。本実施の形態では、合数ボタン30は、「1合」、「2合」、「3合」、「4合」及び「5合」の五つの米量から任意の米量を選択可能に設定されている。
スタート/停止ボタン31が押されると、精米機10による精米が開始される(精米機10が動作開始される)。精米機10が自動的に動作停止される前に、スタート/停止ボタン31が再度押されると、精米機10による精米が終了される(精米機10が動作停止される)。
[計量表示部及びカロリー表示部の構成例]
計量表示部及びカロリー表示部(操作表示部19)の構成の一例を、図6に基づいて説明する。
図6は、実施の形態に係る精米機10が備える計量表示部及びカロリー表示部(操作表示部19)の説明図である。
図6に示すように、計量表示部及びカロリー表示部(操作表示部19)には、液晶表示部32と、後述する計量モードの実行を行う計量ボタン33と、後述するカロリー計算モードの実行を行うカロリーボタン34と、投入米量等の入力設定を行う入力設定ボタン35とが設けられている。入力設定ボタン35は、図示例では、複数のボタン35A,35B,35Cから構成されており、各ボタン35A,35B,35Cには、例えば、設定値の減少「-(マイナス)」、設定値の増加「+(プラス)」、設定値の決定「決定」等の各機能が割り振られる。
液晶表示部32は、計量値及びカロリー量等を表示する表示装置である。
[精米機の機能構成例]
精米機10の機能構成の一例を、図7に基づいて説明する。
図7は、実施の形態に係る精米機10の機能ブロック図である。
図7に示すように、精米機10は、精米室11を有する精米機本体12と、精米室11内の米の重量を計量する計量手段36と、精米室11内で米を撹拌することにより精米を行う精米手段22と、精米手段22を制御する制御手段37と、を備える。制御手段37は、計量手段36で計量された米の重量に基づいて運転条件を決定し、運転条件に応じて精米手段22を制御する。
計量手段36は、例えば、歪ゲージを用いて重量を測定する重量センサ等で構成される。
制御手段37は、例えば、マイクロコンピュータ等で構成される。
制御手段37としてのマイクロコンピュータは、ROMやフラッシュメモリ等で構成されるデータ格納部38を備えている。このデータ格納部38には、精米処理やカロリー量算出等の実行プログラムが格納されると共に、各制御処理に関するデータ等が予め登録されたデータテーブル39(図22)が格納されている。なお、図22に示されるデータテーブル39の構成は、飽くまでも一例であり、データテーブル39の構成はこれに限定されるものではない。
データテーブル39には、米の計量重量に応じた運転条件(モータ23の回転数や、運転時間等)が予め登録される。制御手段37としてのマイクロコンピュータは、データテーブル39から米の計量重量に応じたモータ23の回転数や、運転時間等を読み取って、精米手段22のモータ23の駆動制御を行う。
本実施の形態では、例えば、0g~750g(5合)までの範囲で、50g毎の十五段階の運転条件(モータ23の回転数や、運転時間等)が定義される。
このような精米機10によれば、精米室11に投入する米量の設定を不要にすることが可能となる。また、任意の米量での精米が可能となる。
また、精米機10は、米の銘柄、精米モード、及び精米度合の内の少なくとも一つの精米条件を設定する精米条件設定手段40を備える。制御手段37は、計量手段36で計量された米の重量に加えて、精米条件設定手段40で設定された精米条件に基づいて運転条件を決定する。
精米条件設定手段40は、例えば、銘柄選択ボタン27、モード選択ボタン28及び分つきコースボタン29等で構成される。
データテーブル39には、米の銘柄と、精米モードと、精米度合と、米の計量重量との全ての組み合わせ毎に応じた運転条件(モータ23の回転数や、運転時間等)が予め登録される。制御手段37としてのマイクロコンピュータは、データテーブル39から、米の銘柄、精米モード及び精米度合の内の少なくとも一つと、米の計量重量とに応じたモータ23の回転数や、運転時間等を読み取って、精米手段22のモータ23の駆動制御を行う。
本実施の形態では、米の銘柄に関しては、例えば、代表的な六つの銘柄に対応する運転条件(モータ23の回転数や、運転時間等)が、データテーブル39により定義される。
また、本実施の形態では、精米モードに関しては、例えば、「胚芽米」、「白米みがき」及び「無洗米」の三つの精米モードに対応する運転条件(モータ23の回転数や、運転時間等)が、データテーブル39により定義される。
さらに、本実施の形態では、精米度合に関しては、例えば、「3分」、「5分」、「7分」及び「純白米」の四つの精米度合に対応する運転条件(モータ23の回転数や、運転時間等)が、データテーブル39により定義される。
このような精米機10によれば、精米室11に投入する米量の設定を不要にすることが可能となる。また、任意の米量での精米が可能となる。
また、精米機10は、少なくとも計量手段36で計量された米の重量を表示可能な表示手段41を備える。制御手段37は、計量手段36で計量された米の重量が所定の米許容重量を超えているか否かを算出する算出部42と、計量手段36で計量された米の重量が米許容重量を超えた場合にその旨を表示手段41に表示させるための表示制御部43と、を備える。
表示手段41は、例えば、液晶表示部32等で構成される。
精米かご15に投入する米の重量の上限である米許容重量は、精米機10の製品のタイプ(3号用/5合用)に応じて予め決定(設定)されているものとする。
計量モードにおいて、制御手段37としてのマイクロコンピュータは、計量手段36としての重量センサから計量値を読み取り、この計量値と米許容重量とに基づいて米量のチェックを行う。そして、マイクロコンピュータは、米量のチェック結果に応じて、液晶表示部32の表示制御を行う。
本実施の形態では、米許容重量は、例えば、「750g(5合)」に設定される。
このような精米機10によれば、精米室11に投入した米量がリアルタイムで確認可能となる。
また、精米機10は、任意の米投入量を設定する米投入量設定手段44を備える。算出部42は、計量手段36で計量された米の重量と、米投入量設定手段44で設定された米投入量とに基づいて、不足米投入量を算出する。表示制御部43は、算出部42で算出された不足米投入量を表示手段41に表示させる。
米投入量設定手段44は、例えば、入力設定ボタン35等で構成される。
計量モードにおいて、制御手段37としてのマイクロコンピュータは、計量手段36としての重量センサから計量値を読み取り、この計量値と設定された米投入量とに基づいて米量のチェックを行う。そして、マイクロコンピュータは、米量のチェック結果に応じて、液晶表示部32の表示制御を行う。
本実施の形態では、米投入量は、例えば、「1合」、「2合」、「3合」、「4合」及び「5合」の五つの米量から任意の米量を選択可能に設定される。
このような精米機10によれば、精米室11に投入した米量がリアルタイムで確認可能となる。
また、算出部42は、計量手段36で計量された米の重量に基づいて、米の精米後の見込み重量を算出する。表示制御部43は、算出部42で算出された見込み重量を表示手段41に表示させる。
データテーブル39には、米の精米前の重量毎に応じた精米後の見込み重量が予め登録されているものとする。なお、データテーブル39によらずに、数式により精米後の見込み重量を算出するようにしてもよい。
計量モードにおいて、制御手段37としてのマイクロコンピュータは、計量手段36としての重量センサから計量値を読み取り、この計量値に応じた見込み重量をデータテーブル39から読み取って、液晶表示部32の表示制御を行う。
このような精米機10によれば、精米室11に投入する米量の設定を不要にすることが可能となる。また、任意の米量での精米が可能となる。
また、算出部42は、算出した見込み重量に基づいて、精米後の米を炊飯して得られる被炊飯物に応じた見込みカロリー量を算出する。表示制御部43は、算出部42で算出された見込みカロリー量を表示手段41に表示させる。
「見込みカロリー量」とは、精米後の米を炊飯して得られる被炊飯物(炊き上がったご飯)を食した場合に摂取することが見込まれるカロリー量であり、被炊飯物の重量にカロリー係数を乗じることで、「見込みカロリー量」を算出することができる。米の精米後の見込み重量毎に応じた見込みカロリー量は、数式により算出するものとする。他の方法としては、データベースに、米の精米後の見込み重量毎に応じた見込みカロリー量を予め登録しておくようにしてもよい。
カロリー計算モードにおいて、制御手段37としてのマイクロコンピュータは、計量手段36としての重量センサから計量値を読み取り、この計量値に応じた精米後の見込み重量をデータテーブル39から読み取る。さらに、マイクロコンピュータは、精米後の見込み重量に応じた見込みカロリー量を算出し、液晶表示部32の表示制御を行う。
このような精米機10によれば、炊飯後の米の見込み摂取カロリー量を精米開始前に確認することが可能となる。
また、精米機10は、任意の見込みカロリー量を設定する見込みカロリー量設定手段45を備える。算出部42は、算出した見込みカロリー量と、見込みカロリー量設定手段45で設定された見込みカロリー量とに基づいて、設定された見込みカロリー量における不足米投入量を算出する。表示制御部43は、算出部42で算出された見込みカロリー量における不足米投入量を表示手段41に表示させる。
見込みカロリー量設定手段45は、例えば、入力設定ボタン35等で構成される。
カロリー計算モードにおいて、制御手段37としてのマイクロコンピュータは、計量手段36としての重量センサから計量値を読み取り、この計量値に応じた精米後の見込み重量をデータテーブル39から読み取る。さらに、マイクロコンピュータは、精米後の見込み重量に応じた見込みカロリー量を算出し、この見込みカロリー量と設定された見込みカロリー量とに基づいて米量のチェックを行う。そして、マイクロコンピュータは、米量のチェック結果に応じて、液晶表示部32の表示制御を行う。
このような精米機10によれば、炊飯後の米の見込み摂取カロリー量を精米開始前に確認することが可能となる。
また、計量手段36は、精米室11内の糠の重量を計量可能である。算出部42は、計量手段36で計量された糠の重量が許容重量を超えているか否かを算出する。表示制御部43は、計量手段36で計量された糠の重量が許容重量を超えた場合にその旨を表示手段41に表示させる。
計量モードにおいて、制御手段37としてのマイクロコンピュータは、計量手段36としての重量センサから計量値を読み取り、この計量値と糠の許容重量とに基づいて残置糠量のチェックを行う。そして、マイクロコンピュータは、残置糠量のチェック結果に応じて、液晶表示部32の表示制御を行う。
このような精米機10によれば、糠が糠容器14に過剰に残っている状態での米の精米かご15への投入を抑制することができ、また、ユーザに清掃を促す等、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、精米機10は、精米室11内における精米進行状況を検知する精米進行状況検知手段46を備える。制御手段37は、精米進行状況検知手段46で検知された精米進行状況に応じて、運転条件を変更する。
精米進行状況検知手段46は、例えば、白色度センサ等で構成される。
制御手段37としてのマイクロコンピュータは、精米進行状況検知手段46としての白色度センサの出力データから米の白色度合を判断し、米の白色度合から精米の進行状況を判定して、精米手段22のモータ23の駆動制御を行う。
このような精米機10によれば、精米運転の自動制御が可能となる。
また、精米機10は、精米機本体12内を冷却する冷却ファン47を備える。制御手段37は、精米手段22の運転停止を検出したときには、運転停止後の所定時間は冷却ファン47の運転を維持するようにしてもよい。また、制御手段37は、冷却ファン47の運転を維持する時間を精米量に応じて長くするようにしてもよい。
さらに、精米機10は、蓋体17を自動的に開く蓋体自動開放手段48を備え、制御手段37は、精米手段22の運転停止を検出したときには、蓋体自動開放手段48により蓋体17を自動的に開くようにしてもよい。
これにより、精米後の精米室11内の米、及び精米機本体12の冷却を促進することが可能となる。
また、計量手段36は、糠容器14、精米かご15、撹拌部材16及び蓋体17を含む精米機本体12の総重量を計量可能であり、算出部42は、計量手段36で計量された精米機本体12の総重量が所定の規定重量とほぼ一致しているか否かを算出し、表示制御部43は、計量手段36で計量された精米機本体12の総重量が規定重量と一致していない場合にその旨を表示手段41に表示させるようにしてもよい。
さらに、精米機10は、電源プラグがコンセントに対して挿抜されたことを検知する電源プラグ挿抜検知手段49を備え、制御手段37は、電源プラグがコンセントに挿入されたことを検知したときに、計量手段36により精米機本体12の総重量を計量するようにしてもよい。また、制御手段37は、電源プラグがコンセントから抜かれたことを検知したときに、計量手段36により精米機本体12の総重量を計量するようにしてもよい。
これにより、必要な部品を精米機本体12に未装着の状態で精米手段22を運転させないようにすることが可能となる。また、部品の片づけ忘れや紛失等を防止することが可能となる。
また、精米機10は、精米室11内の湿度を検知する湿度検知手段50を備え、算出部42は、湿度検知手段50で測定された湿度が所定の標準湿度よりも高いか否かを算出し、表示制御部43は、湿度検知手段50で測定された湿度が標準湿度よりも高い場合にその旨を表示手段41に表示させるようにしてもよい。
これにより、濡れた米や、湿った米等の精米が精米室11内で行われることを防止することが可能となる。
また、精米機10は、蓋体17の開閉を検知する開閉検知手段51を備え、制御手段37は、計量手段36で計量された米の重量と、米投入量設定手段44で設定された米投入量とがほぼ一致している場合において、開閉検知手段51により蓋体17が閉じられたことを検知したときに、精米手段22による精米を自動開始するようにしてもよい。すなわち、制御手段37は、計量手段36で計量された米の重量と、米投入量設定手段44で設定された米投入量とが異なっている場合には、開閉検知手段51により蓋体17が閉じられたことを検知したとしても、精米手段22による精米の自動開始はしないようにしてもよい。
これにより、精米機10の操作ステップの効率化を図ることが可能となる。また、米投入量を間違えた状態での精米機10の誤操作を防止することが可能となる。
また、算出部42は、精米完了までの見込み時間である精米完了見込み時間を算出可能であり、表示制御部43は、算出部42で算出された精米完了見込み時間を表示手段41に表示させるようにしてもよい。さらに、表示制御部43は、精米が完了した場合にその旨を表示手段41に表示させるようにしてもよく、精米完了後に精米室11内の米の荒熱放出が完了した場合にその旨を表示手段41に表示させるようにしてもよい。
これにより、精米機10による精米の進行状況を容易に把握することが可能となる。
また、制御手段37は、時間を計測可能なタイマ52を備え、表示制御部43は、計量手段36で計量された米の重量の変化が所定時間無かったときに、計量手段36で計量された米の重量の変化が所定時間無かった旨を表示手段41に表示させるようにしてもよい。
これにより、ユーザによる精米室11内への米の投入後のスタート/停止ボタン31の押し忘れや、ユーザによる精米後の精米室11からの米の取り忘れを防止することが可能となる。
[精米重量チェック制御処理〔1〕の動作例]
精米重量チェック制御処理〔1〕の動作例を、図8に基づいて説明する。
図8は、精米重量チェック制御処理〔1〕の動作例を示すフローチャートである。
計量モードにおいて、米が精米室11内に投入され且つスタート/停止ボタン31が押されると(S10)、精米室11に投入された米の重量「W」を計量する(S11)。
次いで、精米条件(米の銘柄、精米モード及び精米度合)が設定されている場合には、銘柄選択ボタン27、モード選択ボタン28及び分つきコースボタン29の入力値から、精米条件を読み取る(S12)。
そして、精米室11内に投入された米の重量「W」と精米条件とに基づいて、データテーブル39から運転条件を読み取り(S13)、精米手段22を駆動することにより精米を開始する(S14)。
[精米重量チェック制御処理〔2〕の動作例]
精米重量チェック制御処理〔2〕の動作例を、図9に基づいて説明する。
計量モードにおいて、米が精米室11内に投入されると(S20)、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S21)。
次いで、精米室11内に投入された米の重量「W」が米許容重量(例えば、750g=5合)を超えているか否かを判定し(S22)、「YES」の場合は「容量オーバー」との表示を液晶表示部32に出し(S23)、「NO」の場合にはステップS24に移行する。
ステップS24においては、精米室11内への米の追加投入がなされたか否かを判定し、「YES」の場合にはステップS21からの処理を繰り返し、「NO」の場合には本制御処理を終了する。
[精米重量チェック制御処理〔3〕の動作例]
精米重量チェック制御処理〔3〕の動作例を、図10に基づいて説明する。
計量モードにおいて、米投入量「C」(合数)が設定されると(S30)、設定された米投入量「C」を式「W0=C×150」により重量「W0」(g)に換算し(S31)、重量「W0」を液晶表示部32に表示する(S32)。
次いで、米が精米室11内に投入されると(S33)、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S34)。
次いで、精米室11内に投入された米の重量「W」が重量「W0」と一致しているか否かを判定し(S35)、「W0-W=0」(一致)の場合は「OK」との表示を液晶表示部32に出し(S36)、「[W0-W]<0」(過大)の場合には「容量オーバー」との表示を液晶表示部32に出す(S37)。
その一方で、判定結果が「[W0-W]>0」(過小)の場合には不足量「[W0-W]」を液晶表示部32に表示し(S38)、ステップS39に移行する。
ステップS39においては、精米室11内への米の追加投入がなされたか否かを判定し、「YES」の場合にはステップS34からの処理を繰り返し、「NO」の場合には本制御処理を終了する。
[カロリー表示制御処理〔1〕の動作例]
カロリー表示制御処理〔1〕の動作例を、図11に基づいて説明する。
カロリー表示モードにおいて、米が精米室11内に投入されると(S40)、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S41)。
そして、精米室11内に投入された米の重量「W」を式「E=168×W」により精米完了後の米重量に応じたカロリー量「E」(kcal)に換算し(S42)、カロリー量「E」を液晶表示部32に表示する(S43)。
[カロリー表示制御処理〔2〕の動作例]
カロリー表示制御処理〔2〕の動作例を、図12に基づいて説明する。
カロリー表示モードにおいて、見込みカロリー量「E」(kcal)が設定されると(S50)、設定された見込みカロリー量「E」を式「WE=E/168」により対応する米重量「WE」(g)に換算する(S51)。
次いで、米が精米室11内に投入されると(S52)、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S53)。
次いで、精米室11内に投入された米の重量「W」が米重量「WE」と一致しているか否かを判定し(S54)、「WE-W=0」(一致)の場合は「OK」との表示を液晶表示部32に出し(S55)、「[WE-W]<0」(過大)の場合には「カロリーオーバー」との表示を液晶表示部32に出す(S56)。
その一方で、判定結果が「[WE-W]>0」(過小)の場合には不足量「[WE-W]」を液晶表示部32に表示し(S57)、ステップS58に移行する。
ステップS58においては、精米室11内への米の追加投入がなされたか否かを判定し、「YES」の場合にはステップS53からの処理を繰り返し、「NO」の場合には本制御処理を終了する。
[精米後の見込み重量算出制御処理の動作例]
精米後の見込み重量算出制御処理の動作例を、図13に基づいて説明する。
計量モードにおいて、米が精米室11内に投入されると(S60)、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S61)。
次いで、精米室11内に投入された米の重量「W」が米許容重量(例えば、750g=5合)を超えているか否かを判定し(S62)、「YES」の場合は「容量オーバー」との表示を液晶表示部32に出し(S63)、「NO」の場合にはステップS64に移行する。
ステップS64においては、米の精米後の見込み重量「W1」を式「W1=0.9×W」により算出し(S64)、米の精米後の見込み重量「W1」を液晶表示部32に表示し(S65)、ステップS66に移行する。
ステップS66においては、精米室11内への米の追加投入がなされたか否かを判定し、「YES」の場合にはステップS61からの処理を繰り返し、「NO」の場合には本制御処理を終了する。
[精米進行状況検知制御処理の動作例]
精米進行状況検知制御処理の動作例を、図14に基づいて説明する。
本制御処理においては、例えば、白色度センサやイメージセンサ等で精米中の米の白色度を検出することにより、精米の進行状況を判断し、精米の進行状況に応じてモータ23の回転数を変更する制御を行う(S70~S81)。
そして、精米の進行状況が「純白米」相当(精米率=100%)に到達した場合に(S81)、精米手段22を停止することにより精米を終了する(S82)。
また、精米の進行状況が「純白米」相当(精米率=100%)に到達しない場合であっても、精米率が設定値に到達した場合には、精米手段22を停止することにより精米を終了する。
なお、「精米率」とは、玄米を「0%」、純白米を「100%」としたときの精米度合をいうものとする。
また、本実施の形態においては、モータ23の回転数は「R1>R2>R3>R4」との関係にあるものとする。
このため、本実施の形態においては、例えば、白色度センサやイメージセンサ等で精米中の米の白色度を検出することにより、精米の進行状況を判断し、精米の進行状況に応じてモータ23の回転数を徐々に下げていく制御が行われる。
[糠量算出制御処理の動作例]
糠量算出制御処理の動作例を、図15に基づいて説明する。
計量モードにおいて、米が精米室11内に投入されると(S90)、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S91)。
次いで、精米室11内に投入された米の重量「W」に基づく糠量が許容重量(例えば、0.1×750(g))を超えているか否かを判定し(S92)、「YES」の場合は「糠量オーバー」との表示を液晶表示部32に出し(S93)、「NO」の場合にはステップS94に移行する。
ステップS94においては、精米室11内への米の追加投入がなされたか否かを判定し、「YES」の場合にはステップS91からの処理を繰り返し、「NO」の場合には本制御処理を終了する。
[精米終了後の制御処理の動作例]
精米終了後の制御処理の動作例を、図16に基づいて説明する。
本制御処理においては、例えば、モータ23の運転停止(つまり、精米終了)を検出したときに、冷却ファン47の運転を精米終了後まで延長する制御を行う(S100~S104)。
また、精米終了後に、蓋体17を自動的に開放するようにしてもよい(S105)。
[部品装着有無検知制御処理の動作例]
部品装着有無検知制御処理の動作例を、図17に基づいて説明する。
まず、糠容器14、精米かご15、撹拌部材16及び蓋体17を含む精米機本体12の総重量の設定値「W0」を読み取り(S110)、精米機本体12の総重量の計量値「W」を計量する(S111)。
次いで、精米機本体12の総重量の計量値「W」が設定値「W0」と一致しているか否かを判定し(S112)、「YES」の場合は本制御処理を終了し、「NO」の場合には差分「[W-W0]」に相当する部品に関して「部品忘れ」との表示を液晶表示部32に出す(S113)。
[濡れた米の検知制御処理の動作例]
濡れた米の検知制御処理の動作例を、図18に基づいて説明する。
濡れた米の検知を行う場合には、米投入量「C」(合数)を設定し(S120)、設定された米投入量「C」に応じた量の米を精米室11内に投入して、精米室11内に投入された米の重量「W」を計量する(S121)。
次いで、設定された米投入量「C」を式「W0=C×150」により重量「W0」(g)に換算した上で、精米室11内に投入された米の重量「W」が重量「W0」よりも多いか否かを判定し(S122)、「YES」の場合は「精米できません お米を取り出してください」との表示を液晶表示部32に出し(S123)、「NO」の場合には本制御処理を終了する。
[精米自動開始制御処理の動作例]
精米自動開始制御処理の動作例を、図19に基づいて説明する。
本制御処理においては、設定された米投入量「C」に応じた量の米を精米室11内に投入する(S130~S134)。
そして、蓋体17が閉じられたことを検知すると(S135)、スタート/停止ボタン31が押されなくても、精米手段22を駆動することにより精米を自動的に開始する(S136)。
[精米進行状況通知制御処理の動作例]
精米進行状況通知制御処理の動作例を、図20に基づいて説明する。
まず、精米を行う米の重量「W」が確定したら(S140)、データテーブル39より重量「W」に対応する精米時間(運転時間)「TW」を読み取り(S141)、精米手段22を駆動することにより精米を開始する(S142)。
精米の開始後に、精米時間「TW」を計測し(S143、S144)、残り時間が「60秒」になったときに(S145)、残り時間「60秒」をユーザに通知する(S146)。
さらに、残り時間が「0秒」になったときに、精米が完了したことをユーザに通知する(S147)。
[精米開始忘れ防止制御処理の動作例]
精米開始忘れ防止制御処理の動作例を、図21に基づいて説明する。
本制御処理においては、タイマ52をリセットし(S150)、米が精米室11内に投入されたことを検知した後に(S151、S152)、所定時間(例えば、600秒=10分)をタイマ52で計測する(S153、S154)。
そして、米が所定時間を経過しても精米室11内に放置されていれば、ユーザに「精米機中の米を回収してください」との旨を通知する(S155)。
そして、米が精米室11から回収されたことを検知した後で、所定時間(例えば、300秒=5分)経過したときに(S156、S157)、本制御処理を終了する。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は例示的なものであり、これに限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
このように、本実施の形態はここでは記載していない様々な実施の形態等を含む。
例えば、計量手段は、歪ゲージを用いて重量を測定する重量センサに限定はされず、公知のものから適宜に選択することが可能である。
また、精米進行状況検知手段は、白色度センサに限定はされず、イメージセンサ等、公知のものから適宜に選択することが可能である。
10…計量機能付き精米機(精米機)
11…精米室
12…精米機本体
13…開口凹部
14…糠容器
15…精米かご
16…撹拌部材
17…蓋体
18…操作パネル
19…操作表示部
20…回転軸
21…穴部
22…精米手段
23…モータ
24…動力伝達機構
25…出力軸
26…ベルト
27…銘柄選択ボタン
28…モード選択ボタン
29…分つきコースボタン
30…合数ボタン
31…スタート/停止ボタン
32…液晶表示部
33…計量ボタン
34…カロリーボタン
35…入力設定ボタン
36…計量手段
37…制御手段
38…データ格納部
39…データテーブル
40…精米条件設定手段
41…表示手段
42…算出部
43…表示制御部
44…米投入量設定手段
45…見込みカロリー量設定手段
46…精米進行状況検知手段
47…冷却ファン
48…蓋体自動開放手段
49…電源プラグ挿抜検知手段
50…湿度検知手段
51…開閉検知手段
52…タイマ

Claims (9)

  1. 精米室を有する精米機本体と、
    前記精米機本体に取り付けられる蓋体と、
    前記精米室内の米の重量を計量する計量手段と、
    前記精米室内で前記米を撹拌することにより精米を行う精米手段と、
    前記精米手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記計量手段で計量された前記米の重量に基づいて運転条件を決定し、前記運転条件に応じて前記精米手段を制御する精米機であって、
    前記蓋体の開閉を検知する開閉検知手段と、
    任意の米投入量を設定する米投入量設定手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記計量手段で計量された前記米の重量と、前記米投入量設定手段で設定された米投入量とが一致した場合において、前記開閉検知手段により前記蓋体が閉じられたことを検知したときに、前記精米手段による精米を自動開始する精米機。
  2. 米の銘柄、精米モード、及び精米度合の内の少なくとも一つの精米条件を設定する精米条件設定手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記計量手段で計量された前記米の重量に加えて、前記精米条件設定手段で設定された前記精米条件に基づいて前記運転条件を決定する請求項1に記載の精米機。
  3. 少なくとも前記計量手段で計量された前記米の重量を表示可能な表示手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記計量手段で計量された前記米の重量が所定の米許容重量を超えているか否かを算出する算出部と、
    前記計量手段で計量された前記米の重量が前記米許容重量を超えた場合に前記表示手段に表示させるための表示制御部と、を備える請求項1又は請求項2に記載の精米機。
  4. 記算出部は、
    前記計量手段で計量された前記米の重量と、前記米投入量設定手段で設定された米投入量とに基づいて、不足米投入量を算出し、
    前記表示制御部は、
    前記算出部で算出された前記不足米投入量を前記表示手段に表示させる請求項3に記載の精米機。
  5. 前記算出部は、
    前記計量手段で計量された前記米の重量に基づいて、前記米の精米後の見込み重量を算出し、
    前記表示制御部は、
    前記算出部で算出された前記見込み重量を前記表示手段に表示させる請求項3又は請求項4に記載の精米機。
  6. 前記算出部は、
    算出した前記見込み重量に基づいて、精米後の前記米を炊飯して得られる被炊飯物に応じた見込みカロリー量を算出し、
    前記表示制御部は、
    前記算出部で算出された前記見込みカロリー量を前記表示手段に表示させる請求項5に記載の精米機。
  7. 任意の見込みカロリー量を設定する見込みカロリー量設定手段を備え、
    前記算出部は、
    算出した前記見込みカロリー量と、前記見込みカロリー量設定手段で設定された見込みカロリー量とに基づいて、前記設定された見込みカロリー量における不足米投入量を算出し、
    前記表示制御部は、
    前記算出部で算出された見込みカロリー量における不足米投入量を前記表示手段に表示させる請求項6に記載の精米機。
  8. 前記計量手段は、
    前記精米室内の糠の重量を計量可能であり、
    前記算出部は、
    前記計量手段で計量された前記糠の重量が許容重量を超えているか否かを算出し、
    前記表示制御部は、
    前記計量手段で計量された前記糠の重量が前記許容重量を超えた場合に前記表示手段に表示させる請求項3から請求項7の何れか一項に記載の精米機。
  9. 前記精米室内における精米進行状況を検知する精米進行状況検知手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記精米進行状況検知手段で検知された前記精米進行状況に応じて、前記運転条件を変更する請求項1から請求項8の何れか一項に記載の精米機。
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