JP7070850B2 - 柱巻き耐火被覆材の引当て方法 - Google Patents
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Description
図8には、本実施形態の建物10が示されている。建物10は、一例として二階建てとされており、図8では2階部分の間取りを示している。なお、以後の説明では、一例として、建物10を平面視したときの図の上側、下側、左側、右側を北側、南側、西側、東側と称して説明する。また、各図における東西南北の表示は省略する。
図2に示されるように、柱42の外側には、耐火被覆材44が設けられている。この耐火被覆材44は、一例としてケイ酸カルシウム板により構成されている。また、耐火被覆材44は、柱42の側面に当接するように設けられている。
図5に示されるように、柱42へ耐火被覆材44を三方巻方法にて施工すると、平面視にて柱42の側面42A、42B、42Cの三面(建物内側へ面する側面42B及びこの側面42Bと直交する一対の側面42A、42C)が柱42の外側から複数の耐火被覆材44にて覆われると共に、柱42の側面42D(建物外側へ面する側面42D)が外壁14を構成する外壁材14Aによって柱42の外側から覆われる構成とされる(以下、本構成を「三方巻50」と称する)。三方巻50における複数の耐火被覆材44は、互いに当接されており、これによって耐火被覆材44同士の間に隙間がない構成とされている。
図6に示されるように、柱42へ耐火被覆材44を二方巻方法にて施工すると、平面視にてこの柱42の側面42A、42Bの二面(建物内側へ面する側面42A、42B)が柱42の外側から複数の耐火被覆材44にて覆われると共に、柱42の側面42C、42D(建物外側へ面する側面42C、42D)が外壁材14Aによって柱42の外側から覆われる構成とされる(以下、本構成を「二方巻60」と称する)。二方巻60における複数の耐火被覆材44は、互いに当接されており、これによって耐火被覆材44同士の間に隙間がない構成とされている。また、三方巻50と同様に、外壁材14Aの裏面には、柱42に設けられた耐火被覆材44が当接されており、これにより、外壁材14Aと耐火被覆材44との間には、隙間がない構成とされている。さらに、目地52と柱42との間には、断熱材58が設けられている。
図9には、柱巻き耐火被覆材の自動引当てを行うためのシステムの概略構成が開示されている。この図に示されるように、処理装置62は、建物10(図8参照)の間取り及びこれに対応して配置された柱42(図8参照)の情報を入力するための入力部64と、入力された情報を演算する図示しないCPU、RAM等を有する演算部66と、演算部66による演算結果を出力する出力部68とを有している。入力部64は、一例としてキーボードやマウスやスキャナ等(いずれも不図示)とされている。また、出力部68は、一例として施工図や部材リストを出力するプリンタやディスプレイ等(いずれも不図示)とされている。
図1に示されるフローチャートは、処理装置62の演算部66(図9参照)に書き込まれたプログラムである。まず、ステップS100において、入力部64(図9参照)により入力された建物10の間取り(プラン)及びこれに対応して配置された複数の柱42の情報から、それぞれの柱42の位置の情報が読み取られてデータ化される。なお、この工程が請求項1に記載された「第1工程」に相当する。そして、データ化された柱42のうち、引当てがなされていない柱42を一つ選択してフローチャートに従って以下の処理が行われる。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
12 バルコニ(防水部)
14 外壁
15 外壁入隅部
16 袖壁部
18 開口部
20 開口部
23 開口部
28 階段室
38 フラット下屋(防水部)
40 開口部
42 柱
42A 側面
42B 側面
42C 側面
42D 側面
44 耐火被覆材
48 ラチス材(補強材)
Claims (7)
- 建物の間取り及びこれに対応して配置されかつ鉄骨製の角柱状に形成された複数の柱の位置情報をそれぞれ読み取りデータ化する第1工程と、
前記柱の位置情報のデータを判断基準として、平面視にて前記柱の側面全てを前記柱の外側から耐火被覆材にて覆う四方巻方法、又は平面視にて前記柱の側面の三面を前記柱の外側から前記耐火被覆材にて覆いかつ前記柱の側面の残りの一面を前記柱の外側から耐火性を有する外壁材にて覆う三方巻方法、又は平面視にて前記柱の側面の二面を前記柱の外側から前記耐火被覆材にて覆いかつ前記柱の側面の残りの二面を前記柱の外側から前記外壁材にて覆う二方巻方法を複数の前記柱にそれぞれ引当てる第2工程と、
を備え、
前記第2工程において、複数の前記柱のうち前記建物の外壁に面した位置以外に配置された前記柱には、前記四方巻方法を引当てる、柱巻き耐火被覆材の引当て方法。 - 前記第2工程において、複数の前記柱のうち前記建物に設けられた開口部に隣接した前記柱には、前記四方巻方法を引当てる、
請求項1記載の柱巻き耐火被覆材の引当て方法。 - 前記第2工程において、複数の前記柱のうち前記建物の外壁入隅部に設けられた前記柱には、前記四方巻方法を引当てる、
請求項1又は請求項2に記載の柱巻き耐火被覆材の引当て方法。 - 前記第2工程において、複数の前記柱のうち前記建物の防水部に面した位置に配置された前記柱には、前記四方巻方法を引当てる、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の柱巻き耐火被覆材の引当て方法。 - 前記第2工程において、複数の前記柱のうち前記建物の袖壁部に配置された前記柱には、前記四方巻方法を引当てる、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の柱巻き耐火被覆材の引当て方法。 - 前記三方巻方法及び前記二方巻方法は、複数の前記柱のうち隣接する前記柱同士が補強材により互いに連結されている場合には、隣接する前記柱同士及び前記補強材の前記外壁に面した前記側面以外をまとめて前記耐火被覆材にて覆う、
請求項1に記載の柱巻き耐火被覆材の引当て方法。 - 前記第2工程において、複数の前記柱のうち隣接する前記柱同士が前記補強材により互いに連結されかつ連結された前記柱が前記建物の階段室に面して配置されている場合には、前記補強材を前記耐火被覆材にて覆わない、
請求項6に記載の柱巻き耐火被覆材の引当て方法。
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JPH10121603A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物の耐火構造 |
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