JP7068812B2 - 害虫防除方法 - Google Patents

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Description

本発明は、害虫防除方法及び害虫防除用エアゾール剤の使用方法に関し、より詳しくは、屋内において害虫防除用エアゾール剤を用いて害虫を防除する方法、並びに害虫防除用エアゾール剤の使用方法に関する。
屋内に出現する害虫(例えば、蚊、ハエ、蜘蛛、ゴキブリ、ダニ等の飛翔害虫や衛生害虫)を駆除又は防除する方法として、噴霧型の殺虫剤を害虫に対して使用する方法、燻煙型の殺虫剤を屋内空間に処理する方法、餌中に殺虫成分を混入した毒餌剤を使用する方法、誘引剤を備えた捕獲器を設置して害虫を誘引捕獲する方法等がある。
中でも、噴霧型の殺虫剤は、取り扱いが容易であるため汎用されている。屋内で使用される噴霧型の殺虫剤の使用方法としては、屋内の空間を飛翔する害虫や壁や床面を徘徊する害虫等の対象害虫をめがけて、直撃型のエアゾール剤を直接処理する方法や、少量噴射型(1プッシュ噴射型)のエアゾール剤や液体スプレー剤を屋内空間に噴射する方法等が行われる。
例えば、直撃型のエアゾール剤として、特許文献1には、噴霧到達距離(cm)と、1秒間当りの噴霧量(g)と、有効成分であるピレスロイド化合物の重量濃度(%)を用いた特定の式で算出される値を特定範囲となるように規定した害虫防除用の直撃型エアゾールが提案されている。
特開2014-156463号公報
屋内において、害虫は、例えばカーテンの裏のような壁と障害物との間に潜んでいる可能性があるが、直撃型のエアゾール剤を直接処理する方法では、害虫を見つけ出す作業に対し不快感や煩雑性を伴い、また、殺虫剤を屋内空間に噴射する方法では、十分な即効性が得られない場合があり、改善が求められている。
そこで本発明は、害虫防除用エアゾール剤を用いて害虫を防除する方法であって、特に障害物裏に潜む害虫を効率的に駆除又は防除することのできる害虫防除方法及び害虫防除用エアゾール剤の使用方法を提供することを課題とする。
本発明者は噴射型の殺虫剤の使用方法について種々検討を重ね、使用するエアゾール剤の噴射力及び噴射目標位置からの距離を調整することで、特に屋内の壁面或いはその近傍に滞在する害虫に対して最大限の防除効果が得られる害虫防除方法を見出した。
すなわち、上記課題は、下記構成<1>~<3>により解決される。
<1>害虫防除用エアゾール剤を用いて屋内の害虫を防除する方法であって、50cm離れた位置から噴射した際の25℃における噴射力が4.7~15gfである害虫防除用エアゾール剤を用い、屋内の噴射対象の噴射目標位置から直線距離で1.6~3.4m離れた位置から、前記噴射目標位置に向けて前記害虫防除用エアゾール剤を噴射することを特徴とする害虫防除方法。
<2>前記噴射対象が、壁、パーテーション壁、窓ガラス、天井及びドアからなる群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする前記<1>に記載の害虫防除方法。
<3>前記噴射目標位置を中心とする1300cmの領域内に付着した前記害虫防除用エアゾール剤の原液量を原液量(a)とし、前記噴射対象の対象面の前記噴射目標位置から50cm離れた位置に噴射方向と平行に設けられた、前記噴射対象と同じ材質からなる板材の1300cmの領域に付着した前記害虫防除用エアゾール剤の原液量を原液量(b)としたとき、前記原液量(a)に対する前記原液量(b)の割合(b)/(a)が0.15以上であることを特徴とする前記<1>又は<2>に記載の害虫防除方法。
本発明の害虫防除方法及び害虫防除用エアゾール剤の使用方法によれば、害虫防除用エアゾール剤が噴射されて噴霧粒子が噴射目標位置に到達した後、薬剤を含む噴霧粒子は噴射対象の対象面に沿うように流動する。よって、対象面或いはその近傍に滞在する害虫に薬剤の有効成分を作用させることができるため、優れた害虫防除効果を発揮することができる。具体的に、例えばカーテンやタンス等の障害物と壁面との間に潜んでいる害虫に対しても、該害虫に狙いを定めてエアゾール剤を噴射する必要がなく、煩雑性を感じることなく害虫の駆除又は防除をすることができる。
そしてまた、本発明の方法では噴射目標位置から1.6~3.4m離れた位置からエアゾール剤を噴射するので、対象面がエアゾール剤の原液で過剰に濡れることがない。
本発明の害虫防除方法の第1実施形態を説明するための部屋の概略平面図である。 移動点における原液量(b)の測定方法を説明するための部屋の斜視図である。 本発明の害虫防除方法の第2実施形態を説明するための部屋の概略平面図である。 本発明の害虫防除方法の第3実施形態を説明するための部屋の概略側面図である。 試験例3で使用した部屋の概略平面図である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
なお、本明細書において、害虫の「防除」には「駆除」の意味合いも含むものとして説明する。
本発明の害虫防除方法は、50cm離れた位置から噴射した際の25℃における噴射力が4.7~15gfである害虫防除用エアゾール剤を用い、屋内の噴射対象の噴射目標位置から直線距離で1.6~3.4m離れた位置から、前記噴射目標位置に向けて前記害虫防除用エアゾール剤を噴射することを特徴としている。以下、50cm離れた位置から噴射した際の噴射力の単位を「gf/50cm」と略すことがある。
<害虫防除用エアゾール剤>
本発明で用いる害虫防除用エアゾール剤(以下、単に「エアゾール剤」ともいう。)は、噴射剤(すなわち、液化ガス、圧縮ガス又はそれらの混合ガス)と、原液(すなわち、溶媒と、殺虫剤、忌避剤、殺菌剤のような薬剤からなる溶質)とを含むものを用いることができる。
噴射剤としては、例えば、ジメチルエーテル(DME)、液化石油ガス(LPG)、n-ブタン、イソブタン、プロパン、イソペンタン、n-ペンタン、シクロペンタン、プロピレン、n-ブチレン、イソブチレン、エチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガス及び使用上問題がないフロンガス(HCFC22、123、124、41b、142b、225、HFC125、134a、143a、152a、12、227a)、HFO1234Ze等を挙げることができる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
中でも好ましくは、DME、LPG、n-ブタン、イソブタン、プロパン、炭酸ガス、窒素ガス、フロン134a等を挙げることができる。
溶媒としては、例えば、水、メタノール,エタノール,イソプロパノール,エチレングリコール,ジエチレングリコールモノブチルエーテル,エチレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール類、アセトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン等ケトン類、酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸ブチル,ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類、その他エチルエーテル、n-ヘキサン,ケロシン,灯油(炭素数10~16のノルマルパラフィン、炭素数8~14のイソパラフィン等のJIS 1号灯油等),n-ペンタン,イソペンタン,シクロペンタン等の脂肪族炭化水素類等を挙げることができる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
薬剤としては、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、忌避剤等が挙げられ、対象害虫の種類に合わせて適宜選択される。
殺虫剤としては、安全性の観点からピレスロイド系の化合物を用いることが好ましく、代表的なものを例示すると、次のとおりである。
・dl-3-アリル-2-メチル-4-オキソ-2-シクロペンテニル-dl-シス/トランス-クリサンテマート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学工業株式会社製)
・dl-3-アリル-2-メチル-4-オキソ-2-シクロペンテニル-d-シス/トランス-クリサンテマート(商品名ピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・dl-3-アリル-2-メチル-4-オキソ-2-シクロペンテニル-d-トランス-クリサンテマート(商品名バイオアレスリン:ユクラフ社製)
・d-3-アリル-2-メチル-4-オキソ-2-シクロペンテニル-d-トランス-クリサンテマート(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、商品名エスバイオール:ユクラフ社製)
・(5-ベンジル-3-フリル)メチル-d-シス/トランス-クリサンテマート(一般名レスメトリン、商品名クリスロンフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・5-プロパギル-2-フリルメチル-d-シス/トランス-クリサンテマート(一般名フラメトリン、商品名ピナミンDフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・(+)-2-メチル-4-オキソ-3-(2-プロピニル)-2-シクロペンテニル(+)-シス/トランス-クリサンテマート(一般名プラレトリン、商品名エトック:住友化学工業株式会社製)
・dl-3-アリル-2-メチル-4-オキソ-2-シクロペンテニル-dl-シス/トランス-2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボシキラート(一般名テラレスリン:住友化学工業株式会社製)
・(1,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロ-1,3-ジオキソ-2-イソインドリル)メチル-dl-シス/トランス-クリサンテマート(一般名フタルスリン、商品名ネオピナミン:住友化学工業株式会社製)
・(1,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロ-1,3-ジオキソ-2-イソインドリル)メチル-d-シス/トランス-クリサンテマート(商品名ネオピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・3-フェノキシベンジル-d-シス/トランス-クリサンテマート(一般名フェノトリン、商品名スミスリン:住友化学工業株式会社製)
・3-フェノキシベンジル-dl-シス/トランス-3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチル-1-シクロプロパンカルボキシラート(一般名ペルメトリン、商品名エクスミン:住友化学工業株式会社製)
・(±)α-シアノ-3-フェノキシベンジル(+)-シス/トランス-クリサンテマート(一般名シフェノトリン、商品名ゴキラート:住友化学工業株式会社製)
・(±)α-シアノ-3-フェノキシベンジル-dl-シス/トランス-3-(2,2-ジメチル-1-シクロプロパンカルボキシラート(一般名サイパーメスリン)
・d-トランス-2,3,5,6-テトラフルオロベンジル-3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチル-1-シクロプロパンカルボキシレート(一般名トランスフルスリン)
・イミプロトリン
・トラロメスリン
・メトフルトリン
・モンフルオロトリン
・メパフルトリン
また、その他の殺虫剤として、カーバメイト系のものとしてプロポクサー、オキサジアゾール系のものとしてメトキサジアゾン、有機リン系のものとしてDDVP等を挙げることができる。
殺菌剤としては、例えば、パラ-クロロ-メタキシレノール(PCMX)、2,4,4′-トリクロロ-2′-ハイドロキシジフェニルエーテル(イルガサンDP-300)、3-ヨード-2-プロピニルブチルカーバメート(トロイサン)等が挙げられる。
殺ダニ剤としては、例えば、フェノトリン、ペルメトリン、レスメトリン、IBTA、IBTE、第4級アンモニウム塩、安息香酸ベンジル、安息香酸フェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニル、3-ブロモ-2,3-ヨード-2-プロペニル-エチルカルボナート、4-クロルフェニール-3-ヨードプロパルギルホルマール等が挙げられる。
忌避剤としては、例えば、N,N-ジエチル-メタ-トルアミド(ディート)、3-(N-n-ブチル-N-アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル、p-メンタン-3,8-ジオール、1-メチルプロピル-2-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペリジンカルボキシレート、2,3,4,5-ビス(Δ2-ブチレン)-テトラヒドロフルフラール、ジ-n-プロピルイソシンコメロネート、ジ-n-ブチルサクシネート、2-ヒドロキシエチルオクチルサルフアイド、2-t-ブチル-4-ヒドロキシアニソール、3-t-ブチル-4-ヒドロキシアニソール・1-エチニル-2-メチル-ペンテニル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、1-エチニル-2-メチル-2-ペンテニル2,2-ジメチル-3-(2′,2′-ジクロルビニル)-シクロプロパン-1-カルボキシレート、1-エチニル-2-メチル-2-ペンテニル2,2-ジメチル-3-(2′-1′-プロピペニル)-シクロプロパン-1-カルボキシレート、N-ヘキシル-3,4-ジクロルマレイミド等が挙げられる。
原液には、上記薬剤の他に昆虫幼若ホルモン、芳香剤、消臭剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を混合することができる。
昆虫幼若ホルモンとしては、例えば、幼若ホルモン、アンチ幼虫ホルモン、脱皮阻害ホルモン等、代表的には、メトプレン、ハイドロプレン、S-ハイドロプレン、ピリプロキシフェン、フェノキシカーブ、イミダゾール系(1-メチル-5-(2,6-ジメチル-1,5-ヘプタジエニル)イミダゾール、1-エチル-5-(2,6-ジメチル-1,5-ヘプタジエニル)イミダゾール)等が挙げられる。
芳香剤としては、例えば、じゃ香、ベルガモット油、シンナモン油、シトロネラ油、レモン油、レモングラス油等の天然香料、ピネン、リモネン、リナロール、メントール、ボルネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ヘリオトピン、ワニリン等の人造香料等が挙げられる。
消臭剤としては、例えば、ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトネート、ミリスチル酸アセトフエノン、パラメチルアセトフエノンベンズアルデヒド等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシトルエン、3-t-ブチル-4-ヒドロキシアニソール、メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル-チオ-ジ-プロピオネート、2,2′-メチレン-ビス-(6-t-ブチル-4-メチルフェノール)、4,4′-メチレン-ビス-(2,6-ジ-t-ブチルフェノール)、4,4′-チオ-ビス-(6-t-ブチル-3-メチルフェノール)、フェニル-β-ナフチルアミン、2-t-ブチル-4-メトキシフェノール、ステアリル-β-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート、α-トコフェロール、アスコルビン酸、エリソルビン酸等が挙げられる。
エアゾール剤中の原液と噴射剤の配合割合(液ガス比)は、原液/噴射剤(容量比)として、5/95~50/50の範囲から使用目的に応じて適切な割合を選択することができる。噴射剤の割合が95容量%より多いと、噴霧粒子が対象面に付着せずに飛散する傾向が高くなり、50容量%より少ないと、微細な噴霧粒子が得られず、対象面が濡れやすくなったり、噴射力が不足する場合がある。原液と噴射剤の配合割合(容量比)は、10/90~40/60がより好ましく、15/85~35/65が更に好ましい。
本発明では、50cm離れた位置から噴射した際の25℃における噴射力が4.7~15gfである害虫防除用エアゾール剤を用いる。噴射位置から50cmの距離における噴射力(25℃)が4.7~15gf(0.046~0.147N)の範囲であるエアゾール剤であれば、噴射対象から1.6~3.4m離れた位置から噴射した際に、エアゾール剤の原液による噴射対象の対象面濡れを抑制し、且つ噴霧粒子を対象面に沿って流動させることができるので、薬剤を拡散させることができる。25℃における噴射力は、薬剤の付着と拡散性バランスの観点から、5~13gf/50cmの範囲に設定するのが好ましく、5~10gf/50cmの範囲がより好ましい。
上記噴射力は、例えば、25℃の恒温槽に入れて温度を約25℃に安定させたエアゾール剤を、デジタルフォースゲージに装着した所定の直径の円形平板に向けて50cm離れた位置から噴射した際の最大値として測定することができる。
なお、エアゾール剤の噴射力は、エアゾールバルブの仕様、噴射ボタンの噴口の孔径、ノズルの形状等を調節したり、噴射剤の種類や原液と噴射剤の含有比を調節することにより、設定することができる。
また本発明において、エアゾール剤の25℃における噴射量は、5~50g/10秒であることが好ましく、10~30g/10秒がより好ましい。噴射量が前記範囲であると、噴霧粒子による対象面の濡れが抑えられ、噴射時の使用性に優れたものとなる。
なお、噴射量は、エアゾールバルブの仕様、噴射ボタンの噴口の孔径、ノズルの形状等を調節したり、噴射剤の種類や原液と噴射剤の含有比を調節することにより調整することができる。
<害虫防除用エアゾール剤を用いた防除方法>
本発明は、上記した害虫防除用エアゾール剤を用いて、屋内の噴射対象の噴射目標位置から直線距離で1.6~3.4m離れた位置から、前記噴射目標位置に向けて噴射することにより、害虫を防除する。本発明の防除方法によれば、特にカーテンやタンス等の障害物の裏の空間に潜む害虫に対しても効果的に防除することができる。
以下、本発明の害虫防除方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の害虫防除方法の第1実施形態を説明するための部屋の概略平面図である。図1において、部屋10は、壁面11,12,13,14と図示しない床面と天井により囲まれて構成されている。ここでは、壁面11に対し害虫の防除を行う形態について説明する。
本発明によれば、害虫防除用エアゾール剤の噴射位置Aと、対象面である壁面11の噴射目標位置Bとの距離D1が、1.6~3.4mの範囲である必要がある。噴射目標位置Bは、壁面11の任意の箇所に存在し、使用者によるエアゾール剤の噴射直線方向Cと壁面11との交点である。エアゾール剤の噴射直線方向Cとは、エアゾール剤のノズルの向く方向である。
図1の形態では、噴射位置Aと噴射目標位置Bとを結ぶ仮想直線は、壁面11の水平方向(X軸)及び鉛直方向(Y軸)共に垂直であり、かつ奥行方向(Z軸)と平行である。本発明では、仮想直線が1.6~3.4mの距離、すなわち、噴射目標位置Bから直線距離で1.6~3.4m離れた噴射位置Aから、噴射目標位置Bに向けて本発明の害虫防除用エアゾール剤を噴射する。
該距離が1.6m未満であると、壁面11をエアゾール剤から噴射された噴霧粒子で過剰に濡らすことになり好ましくない。また、3.4mを超えると、噴霧粒子が壁面11に到達した後、該壁面に沿うように流動することが妨げられ、害虫の防除効果が不十分となる。噴射目標位置Bからの噴射位置Aの距離は、1.8~3.2mであることがより好ましく、2~3mであることが更に好ましい。
また、本発明では、対象面の噴射目標位置Bから壁面11に沿って50cm離れた箇所を移動点B’としたときの、各位置における噴霧粒子の付着量を特定の範囲とすることが好ましい。具体的に、図1及び図2に示すように、壁面11の噴射目標位置Bを中心とする1300cmの領域P1内に付着したエアゾール剤の原液量を原液量(a)とし、壁面11の噴射目標位置Bからの距離D2が50cm離れた位置(移動点B’)に噴射方向と平行に設けられた、壁面11と同じ材質からなる板材の1300cmの領域P2に付着したエアゾール剤の原液量を原液量(b)としたとき、原液量(a)に対する原液量(b)の割合(b)/(a)が0.15以上であることが好ましい。
割合(b)/(a)が0.15以上であることにより、対象面である壁面11に沿って噴霧粒子を流動させることができるので薬剤を拡散させることができ、広範囲に亘って害虫の防除効果を得ることができる。特に対象面に平行してカーテンやタンス等の障害物がある場合、該障害物と対象面との間に潜んでいる害虫を更に効率的に駆除することが可能となる。
割合(b)/(a)は、0.25以上がより好ましい。また、その上限は特に限定されないが、2.0以下が好ましく、1.0以下がより好ましい。
上記実施形態では、噴射対象の対象面に垂直な方向からエアゾール剤を噴射する態様について説明したが、本発明の害虫防除方法は上記した実施形態に限定されず、例えば、噴射対象の対象面に対して斜め方向から噴射してもよい。
図3は、本発明の害虫防除方法の第2実施形態を説明するための部屋の概略平面図である。図3において、部屋10は、図1と同様に、壁面11,12,13,14と図示しない床面と天井により囲まれて構成されている。
第2実施形態では、噴射位置Aは、対象面の噴射目標位置Bから垂直に延びた直線上の位置から水平方向(X軸)に角度αでずれている。この場合、角度αは例えば0°を超えて90°未満であることができる。害虫防除用エアゾール剤の噴射位置Aと噴射目標位置Bとの直線距離D1は1.6~3.4mの範囲であり、本発明の害虫用エアゾール剤を用いて前記範囲の角度αで、1.6~3.4m離れた位置から壁面11に対して噴射することで、本発明の所望の効果を得ることができる。噴射目標位置Bからの噴霧粒子の流動性の観点から、角度αは5~60°がより好ましい。
図4は、本発明の害虫防除方法の第3実施形態を説明するための部屋の概略側面図である。図4において、部屋10は、四方を囲む壁面11,13と床面15、天井16により囲まれて構成されている。
第3実施形態では、噴射位置Aは、対象面の噴射目標位置Bから垂直に延びた直線上の位置から鉛直方向(Y軸)に角度βでずれている。この場合角度βは例えば0°を超えて±90°未満であることができる。害虫防除用エアゾール剤の噴射位置Aと噴射目標位置Bとの直線距離D1は1.6~3.4mの範囲であり、本発明の害虫用エアゾール剤を用いて前記範囲の角度βで、1.6~3.4m離れた位置から壁面11に対して噴射することで、本発明の所望の効果を得ることができる。なお、+(プラス)は噴射目標位置Bよりも上方位置(天井側)であることを示し、-(マイナス)は噴射目標位置Bよりも下方位置(床側)であることを示す。噴射目標位置Bからの噴霧粒子の流動性の観点から、角度βは-30~+30°がより好ましい。
なお、噴射位置Aは第2実施形態と第3実施形態で説明した位置を組み合わせた位置であってもよく、その場合も害虫防除用エアゾール剤の噴射位置Aと噴射目標位置Bとの直線距離D1を1.6~3.4mの範囲とする。
上記した第1実施形態から第3実施形態では、噴射対象が室内の壁面である場合を例にとり説明したが、本発明において噴射対象は屋内のいずれの場所でもよい。害虫防除用エアゾール剤から噴射された薬剤を噴射面に沿って流動させるという観点から、噴射対象が平面であることが好ましい。
具体的に、噴射対象としては、壁、パーテーション壁、窓ガラス、天井、ドア等が挙げられる。
また、本発明の害虫防除方法は、噴射対象に略平行して障害物が配置されている場合に効果的に利用できる。障害物としては、例えば、カーテン、タンス、ソファ、食器棚、書棚、冷蔵庫等が挙げられる。本発明の害虫防除方法によれば、薬剤を噴射対象の対象面に沿って流動させることができるので、噴射対象の対象面と障害物との間の空間に潜む害虫に対しても効果的に駆除することができる。
本発明の害虫防除方法により防除する対象害虫としては、例えば、蚊、ハエ、ガ、ハチ、カメムシ、ゴキブリ、アリ、クモ、ダンゴムシ、ダニ、シラミ等が挙げられる。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
<<試験例1>>
(実施例1)
<エアゾール剤の作製>
表1及び表2の処方に従い、原液と噴射剤を準備した。原液は、d-T80-フタルスリン、フェノトリン、ミリスチン酸イソプロピルをそれぞれ配合処方に従って測り取り、1号灯油で100mLにまでメスアップして調製した。
エアゾール缶に原液135mLを充填し、エアゾールバルブ(ステム孔径:φ0.6mm×2個、ハウジング:UT(Under Tap)φ2.2mm、VT(Vapour Tap)φ0.5mm)を取り付けてクリンチし、エアゾールバルブを通して噴射剤315mLを圧入した。原液と噴射剤の液ガス比(容量比)は原液/噴射剤=30/70であった。続いて、トリガーボタン(孔径:φ0.8mm)を取り付けてエアゾール剤を作製した。
作製したエアゾール剤の噴射力は7.9gf/50cm(0.077N/50cm)であり、噴射量は19g(原液として9mL)/10秒であった。
なお、噴射力は、25℃の室温下で噴射孔から50cmの距離からデジタルフォースゲージ(型番:DS2-2N、株式会社イマダ製)に装着したφ40mmの円状の平板の中心に向かってエアゾール剤を3秒間噴射した際の最大値を噴射圧として測定し、3回測定した平均値を算出した。
Figure 0007068812000001
Figure 0007068812000002
<濡れ確認試験>
図1及び図2に示すような8畳の部屋10を用意し、壁面11の噴射目標位置Bに、1300cmのろ紙P1を設置した。また、噴射目標位置Bから水平に50cm移動した移動点B’に、奥行方向(Z軸)に平行となるように1300cmのろ紙P2を貼り付けた板材を設置した。
噴射目標位置Bに対して水平に2m離れた噴射位置Aから、ろ紙P1に向けてエアゾール剤を10秒間噴射した。噴射量は原液9mLであった。
噴射後、噴射目標位置Bのろ紙P1と移動点B’の板材に貼り付けられたろ紙P2における濡れ性を下記基準により評価した。結果を表3に示す。
〔評価基準〕
5:1200cm以上の範囲で濡れており、濡れが気になる。
4:400cm以上1200cm未満の範囲で濡れており、濡れがやや気になる。
3:400cm未満の濡れが見られ、濡れがわずかに気になる。
2:濡れが確認できるが、ほとんど気にならない。
1:濡れがなく、全く気にならない。
その後、ろ紙P1とろ紙P2を回収し、各々のろ紙の重量を測定して、試験前のろ紙の重量を差し引くことによりろ紙に付着した原液量を求めた。ろ紙P1に付着した原液量を原液量(a)とし、ろ紙P2に付着した原液量を原液量(b)としたときの、原液量(a)に対する原液量(b)の割合(b)/(a)を計算した。結果を表3に示す。
(実施例2~3及び比較例1~5)
実施例1において、エアゾール剤の噴射位置Aと噴射目標位置Bとの距離を表3のように変更したこと以外は、実施例1を繰り返した。結果を表3に示す。
Figure 0007068812000003
表3の結果から、実施例1~3の(b)/(a)はそれぞれ、0.29、0.40、0.50であり、エアゾール剤の噴霧粒子が噴射目標位置Bから壁面11に沿うように流動し、結果として障害物に潜む害虫を防除できることが示唆された。また、実施例1~3の濡れ性はいずれも良好であるのに対し、比較例1~2は濡れ性が悪化した。比較例3~5は、噴射目標位置Bに設置したろ紙P1への原液付着量が0.01g以下であり、また、(b)/(a)の値がいずれも0であるため、害虫の防除効果は低いと推定された。
<<試験例2>>
(実施例4~5及び比較例6~7)
表4に記載の噴射力となるように、エアゾール剤における原液と噴射剤の液ガス比(容量比)、並びにエアゾールバルブとトリガーボタンの仕様を表4のように変更した以外は、実施例1と同様にしてエアゾール剤を作製した。
<噴射力の測定>
25℃の室温下で噴射孔から50cmの距離からデジタルフォースゲージ(型番:DS2-2N、株式会社イマダ製)に装着したφ40mmの円状の平板の中心に向かってエアゾール剤を3秒間噴射した際の最大値を噴射圧として測定した。測定は3回行い、平均値を算出した。
Figure 0007068812000004
<濡れ確認試験>
試験例1の実施例1と同様の試験設備を用い、実施例1と同様にして、噴射目標位置Bに対して水平に2m離れた噴射位置Aから、ろ紙P1に向けてエアゾール剤を、原液が9mL噴射されるように噴射した。
噴射後、ろ紙P1とろ紙P2を回収し、各々のろ紙の重量を測定して、試験前のろ紙の重量を差し引くことによりろ紙に付着した原液量を求めた。ろ紙P1に付着した原液量を原液量(a)とし、ろ紙P2に付着した原液量を原液量(b)としたときの、原液量(a)に対する原液量(b)の割合(b)/(a)を計算した。結果を表5に示す。
Figure 0007068812000005
表5の結果から、実施例4、5の濡れ性はいずれも良好であり、また(b)/(a)がそれぞれ0.29、0.75であるので、エアゾール剤の噴霧粒子が噴射目標位置Bから壁面11に沿うように流動し、広範囲に薬剤を行き渡らせることができることが示唆された。比較例6は濡れ性は良好であるものの、(b)/(a)が0であり、害虫防除効果は低いと考えられる。比較例7は、濡れ性が悪化した。
<<試験例3>>
(実施例6~7及び比較例8)
表6に記載の噴射力となるように、エアゾール剤における原液と噴射剤の液ガス比(容量比)、並びにエアゾールバルブとトリガーボタンの仕様を表6のように変更した以外は、実施例1と同様にしてエアゾール剤を作製した。なお、実施例6、7、比較例8のエアゾール剤は試験例2の実施例4、5、比較例6と同仕様である。
<効力確認試験>
図5に示すような8畳の部屋10を用意し、部屋10の壁面11の噴射目標位置Bから水平に50cm離れた移動点B’の前面にカーテン17を設置し、移動点B’には、供試虫(アカイエカのメス10頭)の入った20メッシュナイロン製ケージ18(1辺23cmの正方形のメッシュシートを筒状にし、開口両端はホッチキスで閉じ、23×11cmの袋状としたもの)を吊るした。なお、壁面11とカーテン17との間は20cmとした。
噴射目標位置Bに対して水平に2m離れた噴射位置Aから、エアゾール剤を原液が3mL噴射されるように噴射した。
噴射終了から10秒後、供試虫のノックダウン率(KD率)を測定した。試験は3回繰り返して行い、その平均値を求めた。結果を表6に示す。
Figure 0007068812000006
表6の結果から、実施例6、7のKD率は、比較例8に比べて非常に高かった。このことから、実施例6、7はエアゾール剤の噴霧粒子が噴射目標位置Bから壁面11に沿うように流動し、結果としてカーテン17のような障害物の裏に潜む害虫を防除できることがわかった。
<<試験例4>>
(実施例8~11及び比較例9)
実施例1で作製したエアゾール剤を用い、壁面11に対する噴射距離と噴射角度を変更して薬剤の流動性の確認を行った。
図3に示すような8畳の部屋10を用意し、壁面11の噴射目標位置Bに、1300cmのろ紙P1を設置し、また、噴射目標位置Bから水平に50cm移動した移動点B’に、奥行方向(Z軸)に平行となるように1300cmのろ紙P2を貼り付けた板材を設置した。
エアゾール剤の噴射位置Aと噴射目標位置Bとの距離を表7のように変更し、かつ、図3に示したように、噴射位置Aを水平方向(X軸)に表7に記載の角度αでずらして、ろ紙P1に向けてエアゾール剤を10秒間噴射した。噴射量は原液9mLであった。
噴射後、ろ紙P1とろ紙P2を回収し、各々のろ紙の重量を測定して、試験前のろ紙の重量を差し引くことによりろ紙に付着した原液量を求めた。ろ紙P1に付着した原液量を原液量(a)とし、ろ紙P2に付着した原液量を原液量(b)としたときの、原液量(a)に対する原液量(b)の割合(b)/(a)を計算した。結果を表7に示す。
Figure 0007068812000007
表7の結果から、実施例8~11の(b)/(a)はそれぞれ、0.71、0.67、0.40、0.30であり、噴射位置Aが水平方向(X軸)にずれていても、エアゾール剤の噴霧粒子が噴射目標位置Bから壁面11に沿うように流動し、広範囲に薬剤を行き渡らせることができることがわかった。
<<試験例5>>
(実施例12~15)
実施例1で作製したエアゾール剤を用い、壁面11に対する噴射距離と噴射角度を変更して薬剤の流動性の確認を行った。
図4に示すような8畳の部屋10を用意し、壁面11の噴射目標位置Bに、1300cmのろ紙P1を設置し、また、噴射目標位置Bから水平に50cm移動した移動点B’に、奥行方向(Z軸)に平行となるように1300cmのろ紙P2を貼り付けた板材を
設置した。
エアゾール剤の噴射位置Aと噴射目標位置Bとの距離を表8のように変更し、かつ、図4に示したように、噴射位置Aを鉛直方向(Y軸)に表8に記載の角度βでずらして、ろ紙P1に向けてエアゾール剤を10秒間噴射した。噴射量は原液9mLであった。
なお、表8において、角度βがマイナスを示す場合は、噴射位置Aが噴射目標位置Bよりも室内の下方であることを意味し、プラスを示す場合は噴射目標位置Bよりも室内の上方であることを意味する。
噴射後、ろ紙P1とろ紙P2を回収し、各々のろ紙の重量を測定して、試験前のろ紙の重量を差し引くことによりろ紙に付着した原液量を求めた。ろ紙P1に付着した原液量を原液量(a)とし、ろ紙P2に付着した原液量を原液量(b)としたときの、原液量(a)に対する原液量(b)の割合(b)/(a)を計算した。結果を表8に示す。
Figure 0007068812000008
表8の結果から、実施例12~15の(b)/(a)はそれぞれ、0.27、0.29、0.30、0.33であり、噴射位置Aが鉛直方向(Y軸)にずれていても、エアゾール剤の原液粒子が噴射目標位置Bから壁面11に沿うように流動し、広範囲に薬剤を行き渡らせることができることがわかった。
10: 部屋
11,12,13,14: 壁面
15: 床面
16: 天井
17: カーテン
18: ケージ
A: 噴射位置
B: 噴射目標位置
B’: 移動点
C: エアゾール剤の噴射直線方向
D1: 噴射位置と噴射目標位置との距離
P1: 1300cmの領域(ろ紙)
P2: 1300cmの領域(ろ紙)

Claims (3)

  1. 害虫防除用エアゾール剤を用いて屋内の障害物裏に潜む害虫を防除する方法であって、
    50cm離れた位置から噴射した際の25℃における噴射力が4.7~15gfであり、25℃における噴射量が5~50g/10秒である害虫防除用エアゾール剤を用い、
    屋内の噴射対象の噴射目標位置から直線距離で1.6~3.4m離れた位置から、前記噴射目標位置に向けて前記害虫防除用エアゾール剤を噴射することにより噴霧粒子を前記噴射対象の対象面に沿って流動させることを特徴とする害虫防除方法。
  2. 前記噴射対象が、壁、パーテーション壁、窓ガラス、天井及びドアからなる群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の害虫防除方法。
  3. 前記噴射目標位置を中心とする1300cmの領域内に付着した前記害虫防除用エアゾール剤の原液量を原液量(a)とし、前記噴射対象の対象面の前記噴射目標位置から50cm離れた位置に噴射方向と平行に設けられた、前記噴射対象と同じ材質からなる板材の1300cmの領域に付着した前記害虫防除用エアゾール剤の原液量を原液量(b)としたとき、
    前記原液量(a)に対する前記原液量(b)の割合(b)/(a)が0.15以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の害虫防除方法。
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