JP7067203B2 - 化粧材 - Google Patents
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Description
図1からわかるように本形態の化粧材10は、正六角形の領域である単位領域13が平面視で2次元的にxy方向に配列されて所謂6方最密充填構造又は正多角形の平面内タイル貼り構造をなしている。
なお、ここで言う単位領域とは、繰り返し単位、即ち、平面(xy平面)内において、並進対称性を有する方向(3対の対辺と直交する方向)に隣接して繰り返し配列することにより平面を被覆することが可能な単位となる領域を意味する。
本形態の化粧材10では繰り返し単位としての単位領域13が配列され、この単位領域13の中にそれぞれの凹凸模様を具備する個別領域14~個別領域23が形成される。ただし本発明は、このような繰り返し単位としての単位領域や、個別領域といった領域を形成する単位は必ずしも必要ではなく、表面に凹凸が形成されることにより模様を成す模様形成層を具備していればよい。
なお、本形態では2種類の領域が存在するため、わかり易さのために「単位領域」及び「個別領域」と呼んで区別するが、これらを総称して「領域」として表現することもできる。
図3(a)~図3(c)からわかるように、化粧材10は、基材11及び該基材11の一方の面に具備された模様形成層12を有して構成されている。この模様形成層12が上記単位領域13及び個別領域14~個別領域23の形状を形成している。
模様形成層12と基材11とを分けて表しているが、これに限らず、例えば後で図12(a)に示して説明するように、基材の一方の面に模様形成層が区別なく一体に具備されている態様であってもよい。
この凸線条部14aは凸部として機能し、図3(a)に表れる断面において高さH14a、幅W14aの長方形とされている。凸線条部14aはこの断面を有して、その稜線が配列方向とは異なる方向(例えば配列方向に直交する方向)に延びるように構成されている。凸線条部14aが延びる長さは個別領域14の輪郭形状により決まる。
同様に凹線条部14bは凹部として機能し、図3(a)に表れる断面において深さD14b、及び幅W14bの長方形とされている。凹線条部14bはこの断面を有して配列方向とは異なる方向(例えば配列方向に直交する方向、凸線条部14aに平行)に延びるように構成されている。凹線条部14bが延びる長さは個別領域14の輪郭形状により決まる。なお、凹線条部14bの形状はその性質上、凸線条部14aの形状に基づくものとなる。
凸線条部14a及び凹線条部14bのピッチP14はW14aとW14bとの和により得ることができる。
Aで示したように、凸線条部14aの頂部のうち稜線Cに近い部位で稜線Cに沿った方向における所定の長さLCの直線範囲における表面粗さRaをRa1とする。
また、Bで示したように、Aに近い稜線C及びこれに隣接する谷線Dを挟んで当該谷線Dに近い部位の凹線条部14bの底部で谷線Dに沿った方向における所定の長さLCの直線範囲における表面粗さRaをRa2とする。
そして、Ra1>Ra2であることが好ましい。すなわち、基材11に対して厚さ方向に離隔した位置の面における表面粗さRaが、これよりも基材11に近い位置の面における表面粗さRaよりも大きい。言い換えると、凹凸模様を形成する凸部の頂部における表面粗さRaは、凹凸模様を形成する凹部の底部における表面粗さRaよりも大きいことを意味する。
これにより、視覚的に凹凸感を強調することができる。そして例えば視覚的に持った印象で当該凹凸に触れたときに触感的な凹凸感との差異を感じ、これまでとは異なる印象を与えることができる。かかる観点から、視覚的及び触感的にこれまでとは異なるものとなり、豊かな表現ができる。
また、Ra1とRa2との差は特に限定されることはないが、大きい方が視覚及び触感の観点からその効果が大きくなる。好ましくはその差は0.02μm以上である。
ここで凸線条部の幅はその高さ方向中央における幅を凸線条部の幅とする。同様に凹線条部の幅はその深さ方向中央における幅を凹線条部の幅とする。
凸線条部15aは凸部として機能し、図3(b)に表れる断面において高さH15a、及び幅W15aの長方形とされている。凸線条部15aはこの断面を有してその稜線が配列方向とは異なる方向(例えば配列方向に直交する方向)で、かつ、個別領域14の凸線条部14aが延びる方向とは異なる方向に延びるように構成されている。凸線条部15aが延びる長さは個別領域15の輪郭形状により決まる。
凹線条部15bは凹部として機能し、図3(b)に表れる断面において深さD15b、及び幅W15bの長方形とされている。凹線条部15bはこの断面を有して配列方向とは異なる方向(例えば配列方向に直交する方向、凸線条部15aに平行)に延びるように構成されている。凹線条部15bが延びる長さは個別領域15の輪郭形状により決まる。なお、凹線条部15bの形状はその性質上、凸線条部15aの形状に基づくものとなる。
従って凸線状部15a及び凹線条部15bのピッチP15はW15aとW15bとの和により得ることができる。
凸線条部16aは凸部として機能し、図3(c)に表れる断面において高さH16a、及び幅W16aの長方形とされている。凸線条部16aはこの断面を有してその稜線が配列方向とは異なる方向(例えば配列方向に直交する方向)で、かつ、個別領域14の凸線条部14aが延びる方向とは異なる方向に延びるように構成されている。凸線条部16aが延びる長さは個別領域16の輪郭形状により決まる。
凹線条部16bは凹部として機能し、図3(c)に表れる断面において深さD16b、及び幅W16bの長方形とされている。凹線条部16bはこの断面を有して配列方向とは異なる方向(例えば配列方向に直交する方向、凸線条部16aに平行)に延びるように構成されている。凹線条部16bが延びる長さは個別領域16の輪郭形状により決まる。なお、凹線条部16bの形状はその性質上、凸線条部16aの形状に基づくものとなる。
従って凸線状部16a及び凹線条部16bのピッチP16はW16aとW16bとの和により得ることができる。
そしてこの例でも、凸部としての凸線条部14aの頂部における表面粗さRaは、凹部としての凹線条部14bの底部における表面粗さRaよりも大きいものとなる。
個別領域の凸線条部及び凹線条部をこのように形成することによりさらに、外観上及び触感上、質感の異なる模様を提供することができる。
なお、このような場合において、隣り合う個別領域で凸線条部の高さが異なるとは、1つの個別領域に属する凸線条部の平均高さを代表高さとし、隣り合う個別領域と当該代表高さが異なることを意味する。
そしてこの例でも、凸線条部14a、及び凸線条部14cの頂部における表面粗さRaは、凹線条部14bの底部における表面粗さRaよりも大きいものとなる。
さらには基材11からより離隔した位置における頂部ほど表面粗さRaが大きいことが好ましい。すなわち、凸線条部14aの頂部における表面粗さRaが凸線条部14cの頂部における表面粗さRaよりも大きく、凸線条部14cの頂部における表面粗さRaは、凹線条部14bの底部の表面粗さRaよりも大きいことがより好ましい。
個別領域の凸線条部及び凹線条部をこのように形成することによりさらに、外観上及び触感の観点から質感の異なる模様を提供することができる。
そしてこの例でも、凸線条部14a、及び凸線条部14dの頂部における表面粗さRaは、凹線条部14bの底部における表面粗さRaよりも大きいものとなる。
さらには基材11からより離隔した位置における頂部ほど表面粗さRaが大きいことが好ましい。すなわち、凸線条部14dの頂部における表面粗さRaが凸線条部14aの頂部における表面粗さRaよりも大きく、凸線条部14aの頂部における表面粗さRaは、凹線条部14bの底部の表面粗さRaよりも大きいことがより好ましい。
個別領域の凸線条部及び凹線条部をこのように形成することによりさらに、外観上及び触感の観点から質感の異なる模様を提供することができる。
このような化粧材50によっても上記効果を奏するものとなる。
また、図8(b)には図8(a)の一部であり、1つの凸部63の頂部が形成する稜線63a、及び1つの凹部64の底部が形成する谷線64bの周辺に注目して拡大した図である。
凸部63は、第一傾斜面65の一端と第二傾斜面66の一端とが頂部で接続することで形成され、この頂部が稜線63aを成している。一方、凹部64は、第一傾斜面65の他端と第二傾斜面66の他端とが底部で接続することで形成され、この底部が谷線64aを成している。これにより凸部63と凹部64とが交互に繰り返され、頂部である稜線63aと底部である谷線64aとが交互に繰り返されている。
そして、この稜線63a及び谷線64aが所定の形状で延びることにより、所望の模様を有する形態となる。本形態では、図7のように稜線63a及び谷線64aが延びることにより鏝痕調の模様とされている。
化粧材10で説明したときと同様に、基材11から離隔した頂部位置における部位について、Aで示したように、第一傾斜面65のうち稜線63aに近い部位で稜線63aに沿った方向における所定の長さの直線範囲における表面粗さRaをRa3とする。
また、基材11に近い底部位置における部位について、Bで示したように、Aに近い稜線63a及びこれに隣接する谷線64aを挟んで当該谷線64aに近い部位の第一傾斜面65で谷線64aに沿った方向における所定の長さの直線範囲における表面粗さRaをRa4とする。
そして、Ra3>Ra4とされている。これにより、上記したように特有の効果を有し視覚的及び触感的観点からこれまでとは異なるものとなり、豊かな表現ができる。
また、Ra3とRa4との差は特に限定されることはないが、大きい方が視覚及び触感の観点からその効果が大きくなる。好ましくはその差は0.02μm以上である。
また、θ1とθ2との差は特に限定されることはないが、大きい方が視覚及び触感の観点からその効果が大きくなる。好ましくはその差は5°以上である。
図8(b)にH63で示した稜線63aと谷線64aとの厚さ方向(z方向)の差も特に限定されることはなくθ2や凸部63のピッチにより決まる。その中でも化粧材に模様が形成される観点から1μm以上1000μm以下程度であることが好ましい。
以下に説明する製造方法には、原稿画像を作製する工程、版下画像を作製する工程、版を作製する工程、模様形成層を形成する工程を含んでいる。
これで、デジタルデータとして原稿画像が得られる。
該模樣は、閉領域からなる各個別領域14~23、14~23、14~23、…が相互に隣接して連結することで平面を区画して被覆した個別領域の集合体を有する。
ここで、このような凹凸模様は、図1に対応する図10に示したように、各領域の輪郭形状のみからなり凸線条部及び凹線条部を具備しない画像である網状領域12’に対して、各個別領域に相当する領域内14~23、14~23、…内に凸線条部14a、15a、16a・・・及び凹線条部14b、15b、16b、…を交互に配列してなるものと考える。
そして具体的には凹凸模様の製造工程は以下の手順(1)~(5)からなる。
以下の画像作成工程(1)-1~(1)-3を、アドビシステムズ社製のグラフィックデザイン描画ソフトウエア「Photoshop」を用い、TIFF形式で8bitの画像濃淡階調(256階調)で2540dpiの解像度の画像データ(網状領域、凹凸形状、及び両者の合成画像)を作成した。
先ず、図1の模様の平面視画像から、各個別領域の凹凸形状を除いた図10に示した画像に相当する網状領域12’の画像を作成した。
描画ソフトウエア「Photoshop」を用い、各個別領域14、15、…、22、23に嵌め込むべき凸線条部及び凹線条部14a及び14b、15a及び15b、…、22a及び22b、23a及び23bの形状に対応するデジタルの濃淡画像データを作成した。該濃淡画像は、後述の金属ロール表面の一座標毎に画像濃度を対応させたものである。
描画ソフトウエア「Photoshop」を用い、以上で得られた網状領域内の各個別領域内に以上で得られた各個別領域用の凹凸形状を嵌め込み、図10の凹凸模様に対応する濃淡画像データを得た。この濃淡画像データを凹凸模様画像データともいう。
上記工程(1)と並行して、図11に示したようなエンボス版彫刻用の金属ロール70を準備した。金属ロール70は、軸方向両端部に回転駆動軸(shaft)71を有する中空の鉄製の円筒の表面に銅層をメッキ形成したものである。砥石で金属ロール70の表面を研磨して粗面化し、彫刻用レーザ光の鏡面反射による彫刻効率の低下を防止する処理をした。
図11に模式的に示したように、レーザ光直接彫刻機を用い、工程(2)で用意した金属ロール70の表面を工程(1)で作成した凹凸模様画像データに基づき彫刻する。これによりその表面に図1のような化粧材表面の凹凸模様と同一平面視形状で且つ逆凹凸(化粧材の凸に対応する部分がエンボス版面上では凹となる関係)の凹凸形状を形成した。
従ってエンボス版における凹凸模様が備えるべき形状は、上記した化粧材における凹凸模様の凹凸関係が反転した態様であり、同様に考えることができる。
その際に、例えば、凹凸模様画像データ上で版深50μmに対応する画像濃度の位置座標においては、合計10回の走査のうち、最初の5回分のみレーザ光を照射(ON)し、残り5回分についてはレーザ光は非照射(OFF)となるよう制御する。
かかるレーザ光の走査を完了させ、金属ロール30の表面に所望の凹凸形状を形成した。
彫刻液を洗浄した後、電解研磨を行い、金属ロール70の表面に付着した金属の残渣を除去した。
工程(4)の後、該金属ロール表面にメッキにより厚さ10μmのクロム層を形成した。
基材としては、上記した通りであるが、ポリエステル、EVA、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、MF、ABSなどを用いることができる。また、紙の上にポリ塩化ビニル、ポリエステル、EVAをラミネートしているものなども用いることが可能である。全体の厚さは建具などの垂直面に使う表面化粧材であれば0.05mm以上0.15mm以下であることが好ましい。また、床材やテーブル天板などの水平面に使う表面化粧材であれば0.1mm以上0.5mm以下であることが好ましい。壁紙などの発泡化粧材は紙(裏打ち紙)の厚みを含めて0.2mm以上1.5mm以下であることが好ましい。
この基材を加熱軟化させ、その表面にエンボス版を押圧して該樹脂シート表面にエンボス版表面の凹凸模樣を賦形する。そして樹脂シートを冷却して固化させて樹脂シート上の凹凸模様を固定する。その後に凹凸模様が賦形された樹脂シートをエンボス版から離型する。
ここで、各種エンボス加工法について、さらに説明すると例えば次の(A)~(E)のような方法がある。
(B)エンボス版を押圧する時の熱圧で表面シートとなる樹脂シート(基材)とベースシートとする樹脂シート(第2の基材)とを熱融着することにより、エンボス加工とラミネートとを同時に行うダブリングエンボス法によりエンボス加工する。
(C)表面シートとする樹脂シート(基材)を、Tダイから溶融押出しをし、冷却ローラを兼ねるシリンダ状のエンボス版上に接触させて表面シートの成膜と同時にエンボス加工する。このとき、さらに表面シートの裏面側に挿入したベースシートとする樹脂シート(第2の基材)を熱融着させてダブリングエンボスを成膜と同時に行う。
(D)特開昭57-87318号公報、特開平7-32476号公報等に開示の如く、シリンダ状のエンボス版の表面に電離放射線硬化性樹脂の未硬化液状物を塗工する。さらにその上に、樹脂シート等からなるベースシートを重ねた状態で電離放射線を照射して未硬化液状物を硬化させて硬化物とする。その際、該硬化物をベースシートと接着させた後、エンボス版から離型して、ベースシートと該ベースシート上の硬化物とからなる基材とすることで、基材にエンボス加工する。
(E)チタン紙等の紙にメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂の未硬化物を含浸した含浸紙を、コア紙、木材合板上等の裏打材上に載置して、これら載置した複数層を熱プレス成形することによって各層を積層一体化して熱硬化性樹脂化粧材を作製する。そのとき、含浸紙表面側にエンボス版を挿入することによって、熱硬化性樹脂を含浸硬化させて化粧材とする際にその表面に熱プレスと同時にエンボス加工する。
実施例1では図5(b)の例に倣って、高さが異なる2つの凸部(凸線条部)と凹部(凹線条部)を備える化粧材を作製した。
ここでは、建具用化粧材を作製する方法に倣って、着色したポリプロピレン原反を基材として、易接着プライマー、絵柄印刷を施し、クリアポリプロピレン樹脂をTダイ押し出し後、クリアポリプロピレン層に樹脂をコーティング架橋し、この樹脂面に対して、加熱(100℃~150℃)しエンボスロールにて凹凸模様を付与する。
表面粗さは上記のようにして測定長4mm、カットオフ値0.8mm、測定速度0.6mm/秒で測定した。
本実施例では、質感の1つである光沢度を測定した。光沢度は、測定角度20°、60°、85°で光沢計を用いて測定した。
以上より表1のような結果を得ることができた。「凸部(高)」は頂部が基材から最も離隔した高い凸部、「凸部(低)」は凸部(高)よりも低い凸部、及び「凹部」は凹部をそれぞれ表している。
実施例2では、化粧材60(図7、図8参照)の例に倣って化粧材を作製して傾斜面の傾斜角、凸部の頂部における表面粗さ及び凹部の底部における表面粗さを測定した。図13に測定部分を拡大して表した。本例では図13にJ、Kで示した部位を測定対象とした。
これは、テーブル天板用化粧材にならって、着色ポリ塩化ビニル原反を基材として、絵柄印刷を施し、クリアポリ塩化ビニル樹脂をラミネートし、これを加熱(100℃~150℃)しエンボスロールにて凹凸模様を付与した。凹凸付与後、クリアポリ塩化ビニルの上に艶調整、耐汚染付与のアクリルコートをおこなった。
第一傾斜面の傾斜角θ1、及び第二傾斜面の傾斜角θ2は、3次元形状測定機(VR-3000、KEYENCE)にて三次元形状を入力し、稜線に直交する向きで断面を取り、頂点から緩斜面側に1mmの位置で水平線を引き、その角度をθ1とした。また、上記水平線と急斜面が交わる角度をθ2とした。
凸部(浅部)は測定長4mm(カットオフ値0.8mm)とし、稜線から2mm以内となるよう定めた直線により表面粗さRa1を測定した。一方、凹部(深部)は測定長4mm(カットオフ値0.8mm)とし、谷線から2mm以内となるよう定めた直線により表面粗さRa2を測定した。
以上より、表2のような結果を得ることができた。
11 基材
12、52、62 模様形成層
14a、15a、16a 凸線条部(凸部)
14b、15b、16b 凹線条部(凹部)
63 凸部
64 凹部
Claims (4)
- 表面に凹凸模様が形成されてなる化粧材であって、
前記凹凸模様を形成する凸部の頂部における表面粗さRaは、前記凹凸模様を形成する凹部の底部における表面粗さRaよりも大きく、
前記凹凸模様を形成する高さが異なる少なくとも2種類の前記凸部を備えており、
前記少なくとも2種類の前記凸部では、高い前記凸部の頂部における表面粗さRaの方が、低い前記凸部の頂部における表面粗さRaより大きい、化粧材。 - 前記凹凸模様を形成する前記凸部の縁から立設する他の凸部が設けられている、請求項1に記載の化粧材。
- 表面に凹凸模様が形成されてなる化粧材であって、
前記凹凸模様を形成する凸部の頂部における表面粗さRaは、前記凹凸模様を形成する凹部の底部における表面粗さRaよりも大きく、
前記凹凸模様を形成する前記凸部の縁から立設する他の凸部が設けられている、化粧材。 - 前記凹凸模様を形成する高さが異なる少なくとも2種類の前記凸部を備えている請求項3に記載の化粧材。
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