JP7066237B1 - 鉛筆ホルダー - Google Patents
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Abstract
Description
鉛筆の外径より僅かに大きい内径を有する円筒体の先端側に鉛筆の外径よりも内径の小さい小径部が形成される一方、後端開口の内周面に雌ネジ又は外周面に雄ネジが形成されており、前記後端開口から入れられる鉛筆の切削部分を前記小径部に挿通させることにより、鉛筆が切削部分の先端側を前記小径部の先端開口から外部へ露出させられた状態で収容されるホルダー本体と、
前記後端開口から入れられて前記ホルダー本体に収容された鉛筆の後端側に当接するように前記ホルダー本体に収容される押えピンと、
前記後端開口から入れられて前記ホルダー本体に収容された押えピンの後端側に当接するように前記ホルダー本体に収容されるコイルばねと、
前記雌ネジ又は雄ネジに螺合される雄ネジ又は雌ネジが形成されており、これらのネジを螺合することにより前記ホルダー本体の後端開口を閉鎖するように取り付けられて、前記コイルばねの後端側に当接することにより前記コイルばねを前記押えピンに押し付けて前記押えピンにより鉛筆の切削部分を前記小径部に押し付けた状態を維持する蓋体と、を備えることを特徴とする鉛筆ホルダー
を提供する。
前記小径部は、鉛筆の切削部分が当接する円錐面状の傾斜面を有してなることを特徴とする請求項1記載の鉛筆ホルダー
を提供する。
前記押えピンの先端側には、前記小径部に進入可能な小径ピン部が突出形成されていることを特徴とする請求項2記載の鉛筆ホルダー
を提供する。
前記押えピンの先端側及び/又は後端側の端面には、押し当てることにより鉛筆の後端に食い込ませることができる複数個の突起が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の鉛筆ホルダー
を提供する。
前記蓋部には、鉛筆の後端を嵌め込むことができる六角形の鉛筆保持穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の鉛筆ホルダー
を提供する。
鉛筆ホルダー1は、図1~2に示すように、使用により短くなった鉛筆Pを収容して先端開口2Aから鉛筆Pの先端側PF(切削部分Pc)を外部に露出させるように保持するホルダー本体2と、ホルダー本体2に収容されて鉛筆Pの後端側PRに当接する押えピン3と、同じくホルダー本体2に収容されて押えピン3の後端側3Rに当接するコイルばね4と、コイルばね4の後端側4Rに当接すると共にホルダー本体2の後端開口2Bを閉鎖する蓋体5と、を備えてなる。
ホルダー本体2は、図1(b)、図2に示すように、所定長さ(90mm程度)を有してなる中空軸状体であり、鉛筆Pの非切削部分の外径(直径8mm程度)より僅かに大きい内径(直径9mm程度)を有する円筒体21の先端側に鉛筆Pの外径よりも内径が小さい小径部22を形成してなる。小径部22は、鉛筆Pの切削部分PCが当接する円錐面状の傾斜面を有してなり、窄められた先端側には鉛筆Pの先端側PFを露出させるための先端開口2A(直径4mm程度)が形成されている。
押えピン3は、図3(a)~(b)に示すように、円柱形状の小径ピン部31と大径ピン部32を同軸に一体形成してなる段付きの円筒体である。先端側に突出形成される小径ピン部31は、ホルダー本体2の先端開口2Aと略同径(直径4mm程度)に形成されており、後端側の大径ピン部32は、鉛筆Pと略同径(直径8mm程度)に形成されている。図1(b)、図2に示すように、押えピン3は、ホルダー本体2内において小径ピン部31の端面3Fが鉛筆Pの後端側PRに当接するように収容される。
コイルばね4は、いわゆる金属製の圧縮ばねであり、図1(b)に示すように、鉛筆Pの後端PRに当接する押えピン3と蓋体5の間に介在することにより、鉛筆Pの切削部分PCをホルダー本体2の小径部22の傾斜面に弾性的に押し付けて、鉛筆Pの長さの違いを吸収しながら鉛筆Pをしっかり保持固定する役割を果たす。なお、コイルばね4の内径を小径ピン部31の外径より大きく設定すれば、図3(f)に示すように、押えピン3を前後逆向きにして大径ピン部32を鉛筆の後端側に当接させる一方、小径ピン部31をコイルばね4内に挿通させて大径ピン部32をコイルばね4で押すようにして、鉛筆Pが少し長くてもコイルばね4を大幅に縮めることなく使用することができる。すなわち、適用可能な鉛筆の長さ範囲を広くすることができる。
蓋体5は、図1~2及び図4(a)、(b)に示すように、頭部が六角形に形成されており、その反対側には、ホルダー本体2の雌ネジ2Sに螺合される雄ネジ5Sが形成されており、ホルダー本体2の後端開口2Bを閉鎖するように取り付けられる栓状体である。蓋体5は、コイルばね4の後端側4Rに当接して、コイルばね4を押えピン3に押し付け、押えピン3により鉛筆Pを小径部22の傾斜面に押し付けた状態を維持する。
上記実施形態に係る鉛筆ホルダー1によれば、鉛筆Pの円錐面状の切削部分PCが、ホルダー本体2の先端側に設けられた小径部22の円錐面状の傾斜面に当接されるように押し付けられるため、鉛筆Pがホルダー本体2に対してガタつくことなく安定的に支持される。また、鉛筆Pは、押えピン3及びコイルばね4を介して蓋体5で押さえられているため、筆記中に内部に押し込まれてしまう心配がない。
上記実施形態では、ホルダー本体2を板金の絞り加工により形成したが、樹脂成形することとしても良い。押えピン3や蓋体5も金属に限らず、樹脂成形することにしても良い。上記実施形態では、ホルダー本体2の小径部22を鉛筆Pの切削部分の形状に合わせて円錐面状に形成したが、切削部分の先端側を先端開口から外部へ露出させられた状態で支持できるものであれば、他の形状に形成しても良い。
2 ホルダー本体
3 押えピン
4 コイルばね
5 蓋体
P 鉛筆
Claims (5)
- 鉛筆の外径より僅かに大きい内径を有する円筒体の先端側に鉛筆の外径よりも内径の小さい小径部が形成される一方、後端開口の内周面に雌ネジ又は外周面に雄ネジが形成されており、前記後端開口から入れられる鉛筆の切削部分を前記小径部に挿通させることにより、鉛筆が切削部分の先端側を前記小径部の先端開口から外部へ露出させられた状態で収容されるホルダー本体と、
前記後端開口から入れられて前記ホルダー本体に収容された鉛筆の後端側に当接するように前記ホルダー本体に収容される押えピンと、
前記後端開口から入れられて前記ホルダー本体に収容された押えピンの後端側に当接するように前記ホルダー本体に収容されるコイルばねと、
前記雌ネジ又は雄ネジに螺合される雄ネジ又は雌ネジが形成されており、これらのネジを螺合することにより前記ホルダー本体の後端開口を閉鎖するように取り付けられて、前記コイルばねの後端側に当接することにより前記コイルばねを前記押えピンに押し付けて前記押えピンにより鉛筆の切削部分を前記小径部に押し付けた状態に維持する蓋体と、を備えることを特徴とする鉛筆ホルダー。 - 前記小径部は、鉛筆の切削部分が当接する円錐面状の傾斜面を有してなることを特徴とする請求項1記載の鉛筆ホルダー。
- 前記押えピンの先端側には、前記小径部に進入可能な小径ピン部が突出形成されていることを特徴とする請求項2記載の鉛筆ホルダー。
- 前記押えピンの先端側及び/又は後端側の端面には、押し当てることにより鉛筆の後端に食い込ませることができる複数個の突起が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の鉛筆ホルダー。
- 前記蓋部には、鉛筆の後端を嵌合保持することができる六角形の鉛筆保持穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の鉛筆ホルダー。
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Family Applications (1)
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JP2021168577A Active JP7066237B1 (ja) | 2021-10-14 | 2021-10-14 | 鉛筆ホルダー |
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JP (1) | JP7066237B1 (ja) |
Citations (7)
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-
2021
- 2021-10-14 JP JP2021168577A patent/JP7066237B1/ja active Active
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JP2019202497A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | ミクロ株式会社 | 回転式繰り出し機構 |
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JP2023058830A (ja) | 2023-04-26 |
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