JP7065546B1 - ベルト着脱装置 - Google Patents
ベルト着脱装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7065546B1 JP7065546B1 JP2021198564A JP2021198564A JP7065546B1 JP 7065546 B1 JP7065546 B1 JP 7065546B1 JP 2021198564 A JP2021198564 A JP 2021198564A JP 2021198564 A JP2021198564 A JP 2021198564A JP 7065546 B1 JP7065546 B1 JP 7065546B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sagari
- insertion cylinder
- detachment device
- slide
- push
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 96
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 96
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Buckles (AREA)
Abstract
Description
例えば、サガリはプレート部分をバックル上に設けられた細長い挿入孔に差し込む構造をしているため、目視なしではサガリを挿入孔に差し込むのが容易でなかった。
図1は、実施形態に係るベルト着脱装置(以下、単に「着脱装置」という)100の斜視図である。
実施形態に係る着脱装置100は、例えば、ショッピングカートや自転車に取り付けられている子ども用シートや、自動車内に取り付けられるチャイルドシートのシートベルトに好適に適用される。また、この着脱装置100は、ゴルフカートや車両の荷台に設けられて荷物を拘束する拘束ベルトにも適用可能である。以下、シートベルト又は拘束ベルトが接続される子ども用シート又は荷台等を総称して固定台という。
中空ケース51は、それぞれ中央が扁平に膨らんだ長方形又は楕円形の概形を有する表ケース51aと裏ケース51bとが、互いに向き合わされてその周縁部で突合されて成形される。表ケース51aと裏ケース51bとは、裏ケース51bの突合部に設けられた柱状のボス52(図2)に表ケース51aの突合部が嵌まり込むことで、互いに強固に接合される。なお、ボス52は、裏ケース51bに射出成型により一体形成されてもよいし、ネジなど後から裏ケース51bに嵌まり込むものであってもよい。
なお、以下では一例として、このように左右に1つずつ合計2つのサガリ10を固定することができるバックル50を用いて説明する。また、便宜上、この2つのサガリ10の固定位置を結んだ方向を左右方向と呼ぶ。また、表ケース51aと裏ケース51bとの突合面上でこの左右方向に直行する方向を縦方向と呼ぶ。さらに、左右方向と縦方向の両方に直行する方向を上下方向と呼ぶ。
また、バックル50は中心線Cを対称線とした左右対称の構造を有するものとして、適宜左右片方のみの構成を説明する。ただし、バックル50に一度に接続可能なサガリ10は1つでも、3つ以上でもよい。また、バックル50の表ケース51a及び裏ケース51bの形状は長方形や楕円形等の左右対称な形状でなくてもよい。
図2では図1の着脱装置100をおよそ180°回転させて、引掛けバー53が図面奥側に配置されるような視点で図示している。
サガリ10のプレート11の片面には、図2に示されるように、ちょうど窪み11aの裏側の位置において例えば円筒形の挿入筒13が設けられる。挿入筒13の外周面には、係止溝14が周方向に一周設けられている。
中空ケース51には揺動板62を有するサガリ着脱機構60が内蔵されている。揺動板62は、挿入孔54内に切り立つ壁面55の頂辺面に軽く接して挿入孔54を塞ぐ。
この壁面欠損部からはサガリ着脱機構60を構成する係止板(係止部)61bが挿入孔54の孔内に向けて突出している。
係止板61bとプッシュレバー61aとは、スライド台61(図3)の一部として一体的になっている。よって、バックル50の左右から中心線Cに向けてプッシュレバー61aを押し込むと、係止板61bはバックル50の中心部に寄せられて、壁面欠損部から中空ケース51の内部に押し込まれる。
ここで、図3は、ロック状態におけるサガリ10の摺動範囲を図示した着脱装置100の上面図である。図3では、最大角に振れたときのサガリ10を想像線で図示している。
挿入筒13の係止溝14は挿入筒13の外周に一周に渡って設けられているため、係止板61bが係止溝14に嵌め込まれた状態でも、サガリ10は回転可能である。よって、サガリ10は、図3に示されるように、ロック状態において挿入筒13を回転軸として案内面56の範囲内で摺動する。つまり、最大角に触れたときのサガリ10は、案内面56を形成する外側の壁面に接触する。このように、案内面56は、ロックされたサガリ10の摺動範囲を規定する機能も有する。
なお、係止溝14は、必ずしも上述のように挿入筒13の外周面一周に設けられなくてもよい。係止板61bが嵌め込まれた挿入筒13を挿入孔54内で案内面56の範囲内で回転可能にする範囲に係止溝14を設けられれば十分である。このようにサガリ10が回転可能であることで、シートベルトを装着した乗車者が動いた場合にもシートベルトを乗車者に無理なく追従させることができる。
図4は、図1において表ケース51aを不図示にした着脱装置100の斜視図である。
また、図5は、さらに図4において片方のサガリ10を不図示にした着脱装置100の斜視図である。図5においては、片方のスライド台61を取り外して図示している。また、揺動板62の下部の構造が視認できるように、揺動板62を破線で図示している。
スライド台61は、中空ケース51の縦幅と略同じ縦幅を有し、中空ケース51の左右方向に2つ並べて設けられる。スライド台61の縦幅は中空ケース51の縦幅に揃えられているため、スライド台61は左右方向にのみスライド可能である。スライド台61は、蓋板及び底面のないボックス形状、すなわち4枚の側壁を有する四角枠の形状を有する。スライド台61の左右方向外側の外面には、レバー孔57に向かって突出する前述のプッシュレバー61aが設けられている。
これらの向かい合う柱状突起67には、1つのコイルばねであるレバーばね65が一端ずつ嵌め込まれる。このレバーばね65により、左右のスライド台61どうしは、バックル50の中心線Cに近い側の外側面で接続される。レバーばね65が縮められた状態を維持して、2つのスライド台61が裏ケース51bに収容されることで、スライド台61は常に左右方向外側に向かって弾性力を受ける。よって、スライド台61のプッシュレバー61aをバックル50の外側から中心線C側へ押し込むと、スライド台61はレバーばね65のばね力に抗ってバックル50の中心部へ押し込まれる。
係止板61bの端辺61cは、図5に示されるように、その中央が挿入筒13と略同様の曲率を有する円弧状に欠けている。この円弧状に欠けた端辺61cは、2つのスライド台61が裏ケース51b内で最も離れて配置されているときに、挿入孔54内に突出するように設計されている。
位置決め突起68は、スライド台61の四角枠内の位置に形成されて、コイルばねである押上げばね66をスライド台61の四角枠内で位置決めするものである。この位置決め突起68の上方には、前述の揺動板62が配置される。
図6(A),(B)は、ロック動作を説明する図であり、図1のI-I線で着脱装置100を切断した断面図である。
図6(A)では、サガリ10をサガリ着脱機構60に嵌まり込む直前の状態を示している。
図6(B)では、サガリ10がロックされた状態を示している。
なお、図6(A),(B)では、図を理解しやすくするため、各種ばね65,66を断面ではなく側面で描き、揺動板62を破線で表している。
挿入筒13をさらに挿入孔54に押し込むと、挿入筒13の先端部13aに押されて、係止板61bがバックル50の中心線Cに向かって左右方向にスライドする。
このとき、係止板61bとともに左右のスライド台61も中心線Cに向かってスライドするため、レバーばね65が縮められる。よって、スライド台61には、より強く元の位置に戻ろうとする弾性力がかかる。
挿入筒13の係止溝14が係止板61bの高さまで押し込まれると、図6(B)に示されるように、係止板61bはレバーばね65の力を受けて、係止溝14に嵌まり込む。係止板61bが係止溝14に嵌まり込むことで、挿入筒13は挿入孔54内においてサガリ着脱機構60に拘束されて、着脱装置100にロックがかかる。
図7(A),(B)は、ロック解除動作を説明する図であり、図1のI-I線で着脱装置100を切断した断面図である。
図7(A)では、サガリ10がサガリ着脱機構60から取り外される直前の状態を示している。
図7(B)では、サガリ10のロックが解除された状態を示している。
なお、図7(A),(B)においても、図を理解しやすくするため、各種ばね65,66を断面ではなく側面で描き、揺動板62を破線で表している。
サガリ着脱機構60による拘束が解けた挿入筒13は、図7(B)に示されるように、揺動板62を介して押上げばね66のばね力を上向きに受けて、挿入孔54の上部に浮上する。
なお、左右いずれか片方のプッシュレバー61aを中空ケース51内に向けて押し込むと、片方のロックのみが解除できる。
各実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
Claims (5)
- 固定台に固定されたベルト部材に接続されて前記ベルト部材を介して前記固定台に接続されるサガリと、
前記サガリの片面に突設された挿入筒と、
前記挿入筒の外周面に形成された係止溝と、
前記挿入筒を挿入する挿入孔を有する中空ケースと、
前記中空ケース内で所定方向にスライド可能に前記中空ケース内に収容される枠形状のスライド台と、
前記スライド台を所定位置に押し返そうとする弾性力を付与するレバーばねと、
前記スライド台に形成されて前記中空ケースのレバー孔から外部へ突出するプッシュレバーと、
前記スライド台に設けられて前記挿入筒の先端に押されてスライド退避するとともに前記挿入筒の挿入後に前記レバーばねの弾性力で復位して前記挿入筒の前記係止溝に嵌まり込む係止部と、
前記スライド台の枠内において中空ケースの底部に位置決めされた押上げばねと、
前記押上げばねにより振動可能に前記挿入孔に押し当てられる揺動板と、を備えることを特徴とするベルト着脱装置。 - 前記スライド台は2つである請求項1に記載のベルト着脱装置。
- 前記レバーばねは2つの前記スライド台の間に接続されて前記2つの前記スライド台を接続する請求項1又は請求項2に記載のベルト着脱装置。
- 前記係止溝は、前記係止部が嵌め込まれた前記挿入筒を前記挿入孔内で回転可能にする範囲で設けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のベルト着脱装置。
- 前記挿入筒の先端部の外周面は、径が小さくなるように傾斜しており、
前記係止部は前記先端部の外周面の傾斜に合わせて傾斜してカットされる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のベルト着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021198564A JP7065546B1 (ja) | 2021-12-07 | 2021-12-07 | ベルト着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021198564A JP7065546B1 (ja) | 2021-12-07 | 2021-12-07 | ベルト着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7065546B1 true JP7065546B1 (ja) | 2022-05-12 |
JP2023084402A JP2023084402A (ja) | 2023-06-19 |
Family
ID=81584944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021198564A Active JP7065546B1 (ja) | 2021-12-07 | 2021-12-07 | ベルト着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7065546B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000296008A (ja) | 1999-04-15 | 2000-10-24 | Citizen Watch Co Ltd | 時計バンドの中留構造 |
JP2006130182A (ja) | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Aprica Kassai Inc | バックル |
US20140339232A1 (en) | 2011-11-23 | 2014-11-20 | Fidlock Gmbh | Closure Device |
JP3226131U (ja) | 2019-11-30 | 2020-04-30 | 東莞市佳晟實業有限公司 | プルバックル |
JP3226781U (ja) | 2019-11-30 | 2020-07-16 | 東莞市佳晟實業有限公司 | 差し込みバックル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5023981A (en) * | 1989-06-22 | 1991-06-18 | Indiana Mills & Manufacturing, Inc. | Belt buckle with interlocking dual tongue |
-
2021
- 2021-12-07 JP JP2021198564A patent/JP7065546B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000296008A (ja) | 1999-04-15 | 2000-10-24 | Citizen Watch Co Ltd | 時計バンドの中留構造 |
JP2006130182A (ja) | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Aprica Kassai Inc | バックル |
US20140339232A1 (en) | 2011-11-23 | 2014-11-20 | Fidlock Gmbh | Closure Device |
JP3226131U (ja) | 2019-11-30 | 2020-04-30 | 東莞市佳晟實業有限公司 | プルバックル |
JP3226781U (ja) | 2019-11-30 | 2020-07-16 | 東莞市佳晟實業有限公司 | 差し込みバックル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023084402A (ja) | 2023-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8393679B2 (en) | System for engaging multi-component carseat | |
JP4467732B2 (ja) | チャイルドシート用ベース及びチャイルドシート | |
US7032922B1 (en) | Stroller with a detachable seat member | |
US8393678B2 (en) | Infant child restraint system | |
CN102602307B (zh) | 婴儿安全座椅组合结构及其底座 | |
KR101274894B1 (ko) | 자동차 시트와 연결 가능한 유모차 | |
TWI568612B (zh) | Child seat | |
CN104510098B (zh) | 安全带的扣锁装置 | |
US8602490B2 (en) | Highchair with adapter for attaching a car seat | |
US10562419B2 (en) | Child's booster seat | |
JP2007536161A (ja) | 安全支持体構造 | |
US8313115B2 (en) | Stroller | |
KR20120035880A (ko) | 차일드 시트 | |
US20130221715A1 (en) | Insert for recess in upholstery and vehicle seat | |
WO2020189640A1 (ja) | アンカ装置 | |
JP7065546B1 (ja) | ベルト着脱装置 | |
TWI831621B (zh) | 兒童安全座椅 | |
JP7173541B2 (ja) | 折りたたみ可能な自転車用子供乗せ | |
JP2001328543A (ja) | ベビーカー | |
JP2020158107A (ja) | アンカ装置 | |
JP3017151U (ja) | 自動車用幼児拘束装置 | |
JP5050029B2 (ja) | 二輪車用の子供用座席装置及び二輪車 | |
JP2002293183A (ja) | 車両用テーブル | |
JPH07323770A (ja) | 幼児用拘束保護シート用取付構造 | |
JP2001328541A (ja) | ベビーシート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211207 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20211207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220419 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7065546 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |