JP2023084402A - ベルト着脱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易にロックをかけることができるベルト着脱装置を提供する。【解決手段】 ベルト着脱装置100は、固定台に固定されたベルト部材を介して固定台に接続されるサガリ10と、サガリ10の片面に突設された挿入筒13と、挿入筒13の外周面に形成された係止溝14と、サガリ10の挿入筒13を挿入する挿入孔54を有する中空ケース51と、中空ケース51内に所定方向にスライド可能に収容される枠形状のスライド台61と、スライド台61を所定位置に押し返そうとする弾性力を付与するレバーばね65と、スライド台61に形成されて中空ケース51のレバー孔57から外部へ突出するプッシュレバー61aと、スライド台61に設けられて挿入筒13の係止溝14に嵌まり込む係止部61bと、スライド台61の枠内に位置決めされた押上げばね66と、押上げばね66により振動可能に挿入孔54に押し当てられる揺動板62と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、安全ベルトの着脱装置に関する。
自転車やショッピングカートに取り付けられている子ども用シート又は自動車内に取り付けられるチャイルドシート等では、着座した子どもは、シートベルトで拘束されることで転落が防止される。シートベルトは、ベルト部材に接続されたサガリをバックルに挿入して結合させることでロックされる。
特開2021-79103号公報
しかしながら、従来の技術では、バックル及びサガリの構造上、サガリがバックルに嵌まり込みにくいという課題があった。
例えば、サガリはプレート部分をバックル上に設けられた細長い挿入孔に差し込む構造をしているため、目視なしではサガリを挿入孔に差し込むのが容易でなかった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、容易にロックをかけることができるベルト着脱装置を提供することを目的とする。
本実施形態に係るベルト着脱装置は、固定台に固定されたベルト部材を介して前記固定台に接続されるサガリと、前記サガリの片面に突設された挿入筒と、前記挿入筒の外周面に形成された係止溝と、前記サガリの挿入筒を挿入する挿入孔を有する中空ケースと、前記中空ケース内に所定方向にスライド可能に収容される枠形状のスライド台と、前記スライド台を所定位置に押し返そうとする弾性力を付与するレバーばねと、前記スライド台に形成されて前記中空ケースのレバー孔から外部へ突出するプッシュレバーと、前記スライド台に設けられて前記挿入筒の前記係止溝に嵌まり込む係止部と、前記スライド台の枠内に位置決めされた押上げばねと、前記押上げばねにより振動可能に前記挿入孔に押し当てられる前記揺動板と、を備えるものである。
本発明により、容易にロックをかけることができるベルト着脱装置が提供される。
実施形態に係るベルト着脱装置の斜視図。 バックルからサガリを外して図示したベルト着脱装置の斜視図。 ロック状態におけるサガリの摺動範囲を図示したベルト着脱装置の上面図。 図1において表ケースを不図示にしたベルト着脱装置の斜視図。 図4において片方のサガリを不図示にしたベルト着脱装置の斜視図。 (A)図1のI-I線でベルト着脱装置を切断した断面図でありサガリをサガリ着脱機構に嵌まり込む直前の状態を示す図、(B)図1のI-I線でベルト着脱装置を切断した断面図でありサガリがロックされた状態を示す図。 (A)図1のI-I線でベルト着脱装置を切断した断面図でありサガリがサガリ着脱機構から取り外される直前の状態を示す図、(B)図1のI-I線でベルト着脱装置を切断した断面図でありサガリのロックが解除された状態を示す図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係るベルト着脱装置(以下、単に「着脱装置」という)100の斜視図である。
実施形態に係る着脱装置100は、例えば、ショッピングカートや自転車に取り付けられている子ども用シートや、自動車内に取り付けられるチャイルドシートのシートベルトに好適に適用される。また、この着脱装置100は、ゴルフカートや車両の荷台に設けられて荷物を拘束する拘束ベルトにも適用可能である。以下、シートベルト又は拘束ベルトが接続される子ども用シート又は荷台等を総称して固定台という。
着脱装置100は、図1に示されるように、ベルト部材に接続されるプレート11を有するサガリ10と、サガリ10が着脱可能に装着されるバックル50と、で構成される。サガリ10の外形は、各頂点の角が取られて丸められた二等辺三角形の概形を有する。この二等辺三角形の底辺付近には、長細形状のベルト接続孔12がこの底辺に沿うように穿孔されている。このベルト接続孔12にベルト部材が通されて折り返されることで、サガリ10はベルト部材に接続される。また、二等辺三角形のサガリ10のプレート面には頂角付近に後述する挿入筒13(図2)の位置を示す窪み11aが設けられている。使用者は、この窪み11aを利用することで、手探りでも挿入筒13の位置を正確に把握することができる。
また、バックル50は、例えば図1に示されるような長方形又は楕円形の中空ケース51を有する。
中空ケース51は、それぞれ中央が扁平に膨らんだ長方形又は楕円形の概形を有する表ケース51aと裏ケース51bとが、互いに向き合わされてその周縁部で突合されて成形される。表ケース51aと裏ケース51bとは、裏ケース51bの突合部に設けられた柱状のボス52(図2)に表ケース51aの突合部が嵌まり込むことで、互いに強固に接合される。なお、ボス52は、裏ケース51bに射出成型により一体形成されてもよいし、ネジなど後から裏ケース51bに嵌まり込むものであってもよい。
また、表ケース51aの裏ケース51bとの突合部付近には、コ字状に突出する引掛けバー53が形成されている。この引掛けバー53には、シート又はカート等に固定された固定ベルトが通され折り返される。この固定ベルトはシート又はカート等に接続されているため、バックル50はこれらシート又はカート等の所定位置に固定される。
また、表ケース51a及び裏ケース51bの左右の側面には、互いの突合部を跨いで空けられたレバー孔57が設けられる。これら左右のレバー孔57からは、中空ケース51に内蔵された2つのプッシュレバー61aが左右1つずつ突出している。
なお、以下では一例として、このように左右に1つずつ合計2つのサガリ10を固定することができるバックル50を用いて説明する。また、便宜上、この2つのサガリ10の固定位置を結んだ方向を左右方向と呼ぶ。また、表ケース51aと裏ケース51bとの突合面上でこの左右方向に直行する方向を縦方向と呼ぶ。さらに、左右方向と縦方向の両方に直行する方向を上下方向と呼ぶ。
また、バックル50は中心線Cを対称線とした左右対称の構造を有するものとして、適宜左右片方のみの構成を説明する。ただし、バックル50に一度に接続可能なサガリ10は1つでも、3つ以上でもよい。また、バックル50の表ケース51a及び裏ケース51bの形状は長方形や楕円形等の左右対称な形状でなくてもよい。
また、図2は、バックル50からサガリ10を外して図示した着脱装置100の斜視図である。
図2では図1の着脱装置100をおよそ180°回転させて、引掛けバー53が図面奥側に配置されるような視点で図示している。
サガリ10のプレート11の片面には、図2に示されるように、ちょうど窪み11aの裏側の位置において例えば円筒形の挿入筒13が設けられる。挿入筒13の外周面には、係止溝14が周方向に一周設けられている。
また、挿入筒13は、係止溝14より先端側で先端に向かって外周面の直径が徐々に小さくなり、先細った先端部13aを有する。つまり、挿入筒13はサガリ10のプレート11との接続部から先端に向かって、一度係止溝14で細くなった後に接続部と同じ径に戻り、その後先端に向かって滑らかに細くなる。
一方、表ケース51aの上面には、図2に示されるように、左右2つの円形の挿入孔54が設けられている。挿入孔54のおよそ半周から2/3周には表ケース51aから連続する壁面55が中空ケース51内に向かって切り立つように形成される。壁面55は、挿入筒13の高さより僅かに低い高さを有して、バックル50の左右外側の挿入孔54を覆う位置において立設されている。
中空ケース51には揺動板62を有するサガリ着脱機構60が内蔵されている。揺動板62は、挿入孔54内に切り立つ壁面55の頂辺面に軽く接して挿入孔54を塞ぐ。
また、挿入孔54の周上のうち中心線C側に位置する残りの1/3周から半周には、内部に壁面55が設けられておらず壁面欠損部となっている。
この壁面欠損部からはサガリ着脱機構60を構成する係止板(係止部)61bが挿入孔54の孔内に向けて突出している。
係止板61bとプッシュレバー61aとは、スライド台61(図3)の一部として一体的になっている。よって、バックル50の左右から中心線Cに向けてプッシュレバー61aを押し込むと、係止板61bはバックル50の中心部に寄せられて、壁面欠損部から中空ケース51の内部に押し込まれる。
サガリ10の挿入筒13が挿入孔54からサガリ着脱機構60に嵌め込まれ固定されることで、着脱装置100にロックがかかる。つまり、挿入孔54から揺動板62に押し当てられた挿入筒13の係止溝14に係止板61bが差し込まれている限り挿入筒13は挿入孔54から外れることはなく、ロック状態が維持される。このように、サガリ10をバックル50の平面に押し付けることで、サガリ10の挿入筒13が挿入孔54に嵌め込まれてサガリ10にロックがかかる。
また、表ケース51aの挿入孔54の周囲には、周辺よりも僅かに低く挿入孔54を頂点すなわち要部として扇形に広がる案内面56が形成される。案内面56の一つの機能は、サガリ10の装着時にサガリ10を接触させてサガリ着脱機構60に案内することである。
ここで、図3は、ロック状態におけるサガリ10の摺動範囲を図示した着脱装置100の上面図である。図3では、最大角に振れたときのサガリ10を想像線で図示している。
挿入筒13の係止溝14は挿入筒13の外周に一周に渡って設けられているため、係止板61bが係止溝14に嵌め込まれた状態でも、サガリ10は回転可能である。よって、サガリ10は、図3に示されるように、ロック状態において挿入筒13を回転軸として案内面56の範囲内で摺動する。つまり、最大角に触れたときのサガリ10は、案内面56を形成する外側の壁面に接触する。このように、案内面56は、ロックされたサガリ10の摺動範囲を規定する機能も有する。
なお、係止溝14は、必ずしも上述のように挿入筒13の外周面一周に設けられなくてもよい。係止板61bが嵌め込まれた挿入筒13を挿入孔54内で案内面56の範囲内で回転可能にする範囲に係止溝14を設けられれば十分である。このようにサガリ10が回転可能であることで、シートベルトを装着した乗車者が動いた場合にもシートベルトを乗車者に無理なく追従させることができる。
次に、図4及び図5を用いて、サガリ着脱機構60について説明する。
図4は、図1において表ケース51aを不図示にした着脱装置100の斜視図である。
また、図5は、さらに図4において片方のサガリ10を不図示にした着脱装置100の斜視図である。図5においては、片方のスライド台61を取り外して図示している。また、揺動板62の下部の構造が視認できるように、揺動板62を破線で図示している。
中空ケース51の内部には、図4及び図5に示されるように、サガリ着脱機構60が設けられている。サガリ着脱機構60は、前述のスライド台61及び揺動板62に加えて、各種ばね65,66で構成される。
スライド台61は、中空ケース51の縦幅と略同じ縦幅を有し、中空ケース51の左右方向に2つ並べて設けられる。スライド台61の縦幅は中空ケース51の縦幅に揃えられているため、スライド台61は左右方向にのみスライド可能である。スライド台61は、蓋板及び底面のないボックス形状、すなわち4枚の側壁を有する四角枠の形状を有する。スライド台61の左右方向外側の外面には、レバー孔57に向かって突出する前述のプッシュレバー61aが設けられている。
2つのスライド台61の中心線C側の外側面には、それぞれ柱状突起67が向かい合うように形成されている。
これらの向かい合う柱状突起67には、1つのコイルばねであるレバーばね65が一端ずつ嵌め込まれる。このレバーばね65により、左右のスライド台61どうしは、バックル50の中心線Cに近い側の外側面で接続される。レバーばね65が縮められた状態を維持して、2つのスライド台61が裏ケース51bに収容されることで、スライド台61は常に左右方向外側に向かって弾性力を受ける。よって、スライド台61のプッシュレバー61aをバックル50の外側から中心線C側へ押し込むと、スライド台61はレバーばね65のばね力に抗ってバックル50の中心部へ押し込まれる。
なお、左右のスライド台61を1つのレバーばね65で接続する代わりに、独立した2つのレバーばね65を設けてもよい。つまり、中空ケース51内に中心線Cに沿って内壁を設けてこの内壁の左右の壁面にそれぞれレバーばね65を固定してスライド台61に接続してもよい。この場合もレバーばね65をそれぞれ縮めて中空ケース51内に収容することで、1つのレバーばね65を用いた場合と同様にバックル50の左右方向外側にスライド台61を押し出すばね力が発生する。
また、係止板61bは、バックル50の中心線C側に位置するスライド台61の側壁において、ボックス中央に向かって設けられている。係止板61bは、スライド台61のボックス内に中蓋をするように、スライド台61のスライド方向に沿って延設されて、スライド台61の空洞部を1/3~半分程度を閉塞する。
係止板61bの端辺61cは、図5に示されるように、その中央が挿入筒13と略同様の曲率を有する円弧状に欠けている。この円弧状に欠けた端辺61cは、2つのスライド台61が裏ケース51b内で最も離れて配置されているときに、挿入孔54内に突出するように設計されている。
この円弧状に欠けた端辺61cは、下面が上面よりも挿入孔54に近づくように、傾斜してカットされている。よって、挿入筒13を挿入孔54に挿入すると、挿入筒13の先端部13aの傾斜部とこの端辺61cの傾斜部とが接触して互いに滑りあい、係止板61bが中心線Cに向けてスライドする。つまり、挿入筒13を挿入すると、係止板61bがスライドして一端退避した後、係止板61bが係止溝14の位置にきたときにレバーばね65のばね力で係止溝14に自動で嵌まり込む。このように、挿入筒13を挿入孔54に押し込むだけで円弧状の端辺61cが挿入孔54内に突出して挿入筒13の係止溝14に差し込まれて、サガリ10がバックル50にロックされる。
また、裏ケース51bの内部の底面には、左右方向に並んだ2つの円柱形の位置決め突起68が設けられている。
位置決め突起68は、スライド台61の四角枠内の位置に形成されて、コイルばねである押上げばね66をスライド台61の四角枠内で位置決めするものである。この位置決め突起68の上方には、前述の揺動板62が配置される。
揺動板62は、1枚の平板の両端部が同方向に直角に屈曲して板脚62aを有する形状を有し、この板脚62aで自立して立脚可能である。この揺動板62は、位置決め突起68に嵌め込まれた押上げばね66に載せられて上下方向に揺動可能にされる。ただし、揺動板62は、板脚62aを有するため、板脚62aが裏ケース51bの上面に当接したときの高さが揺動板62の下限の高さになる。ただし、揺動板62の板脚62aは必ずしも設けなくてもよい。押上げばね66によって、揺動板62には上向きの弾性力がかかり、サガリ10が挿入孔54に嵌め込まれていないときには、揺動板62が挿入孔54に当接されている。揺動板62が当接され挿入孔54を閉塞することで、挿入孔54からのバックル50内部へのゴミの侵入が阻止される。
また、揺動板62の上面には、その中央部が円形に僅かに窪んでさらにその円形の中央が円形に隆起した案内機構62bが設けられる。案内機構62bをガイドにして挿入筒13を揺動板62に当接させることで、挿入筒13をこの上面上の所望の位置にスムーズに配置することができる。
次に、図6及び図7を用いて、着脱装置100のロック動作及びロック解除動作について説明する。
<ロック動作>
図6(A),(B)は、ロック動作を説明する図であり、図1のI-I線で着脱装置100を切断した断面図である。
図6(A)では、サガリ10をサガリ着脱機構60に嵌まり込む直前の状態を示している。
図6(B)では、サガリ10がロックされた状態を示している。
なお、図6(A),(B)では、図を理解しやすくするため、各種ばね65,66を断面ではなく側面で描き、揺動板62を破線で表している。
サガリ10の挿入筒13が挿入孔54に嵌め込むと、図6(A)に示されるように、挿入筒13の先細った先端部13aの斜面が、挿入孔54の中心線Cに向かって突出する係止板61bに接触する。
挿入筒13をさらに挿入孔54に押し込むと、挿入筒13の先端部13aに押されて、係止板61bがバックル50の中心線Cに向かって左右方向にスライドする。
このとき、係止板61bとともに左右のスライド台61も中心線Cに向かってスライドするため、レバーばね65が縮められる。よって、スライド台61には、より強く元の位置に戻ろうとする弾性力がかかる。
このとき、挿入筒13の先端部13aは揺動板62の案内機構62bに嵌り、揺動板62の中央部から揺動板62の板面上を滑ることなく揺動板62を下方に押し下げる。そして、揺動板62は、押上げばね66のばね力に抗って押し下げられる。
挿入筒13の係止溝14が係止板61bの高さまで押し込まれると、図6(B)に示されるように、係止板61bはレバーばね65の力を受けて、係止溝14に嵌まり込む。係止板61bが係止溝14に嵌まり込むことで、挿入筒13は挿入孔54内においてサガリ着脱機構60に拘束されて、着脱装置100にロックがかかる。
<ロック解除動作>
図7(A),(B)は、ロック解除動作を説明する図であり、図1のI-I線で着脱装置100を切断した断面図である。
図7(A)では、サガリ10がサガリ着脱機構60から取り外される直前の状態を示している。
図7(B)では、サガリ10のロックが解除された状態を示している。
なお、図7(A),(B)においても、図を理解しやすくするため、各種ばね65,66を断面ではなく側面で描き、揺動板62を破線で表している。
着脱装置100のロックを解除する場合、図7(A)に示されるように、まず、バックル50の左右のプッシュレバー61aを中心線Cに向けて押し込む。プッシュレバー61aが中心線Cに向けて押し込まれると、スライド台61を介してプッシュレバー61aと一体的にスライドする係止板61bが中心線Cに向けてスライドする。そして、係止板61bが挿入筒13の係止溝14から外れる。
サガリ着脱機構60による拘束が解けた挿入筒13は、図7(B)に示されるように、揺動板62を介して押上げばね66のばね力を上向きに受けて、挿入孔54の上部に浮上する。
なお、左右いずれか片方のプッシュレバー61aを中空ケース51内に向けて押し込むと、片方のロックのみが解除できる。
以上のように、実施形態に係る着脱装置100によれば、サガリ10が挿入孔54に嵌りやすいため、容易にロックをかけることができる。また、挿入筒13を挿入すると、係止板61bがスライドして一端退避するため、挿入筒13を挿入孔54に押し込むだけでサガリ10にロックがかかる。
本発明の各実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
各実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、実施形態では、挿入筒は中空の円筒であるとして説明したが、挿入筒は柱体であってもよい。つまり、挿入筒は、中空でなくても、断面が円形でなくてもよい。挿入筒の係止溝に差し込まれる係止板の端辺も、係止溝に差し込まれることができれば、必ずしも円弧形状を有しなくてもよい。同様に、係止板は、係止溝に差し込まれることができれば、板状である必要はなく、例えば棒状やリング状の形状を有していてもよい。また、バックルのプレートの形状も、ベルト部材に接続することができれば、三角形状に限定されない。また、例えばスライド台が2つずつ2列配置される場合、スライド台は左右方向に加え、前後方向にもスライド可能にされてもよい。
10…サガリ、11…プレート、11a…窪み、12…ベルト接続孔、13…挿入筒、13a…先端部、14…係止溝、50…バックル、51…中空ケース、51a…表ケース、51b…裏ケース、52…ボス、53…引掛けバー、54…挿入孔、55…壁面、56…案内面、57…レバー孔、60…サガリ着脱機構、61(61a~61c)…スライド台、61a…プッシュレバー、61b…係止板(係止部)、61c…端辺、62(62a,62b)…揺動板(板脚,案内機構)65…レバーばね、66…押上げばね、67…柱状突起、68…位置決め突起、100…ベルト着脱装置(着脱装置)、C…中心線。

Claims (5)

  1. 固定台に固定されたベルト部材を介して前記固定台に接続されるサガリと、
    前記サガリの片面に突設された挿入筒と、
    前記挿入筒の外周面に形成された係止溝と、
    前記挿入筒を挿入する挿入孔を有する中空ケースと、
    前記中空ケース内に所定方向にスライド可能に収容される枠形状のスライド台と、
    前記スライド台を所定位置に押し返そうとする弾性力を付与するレバーばねと、
    前記スライド台に形成されて前記中空ケースのレバー孔から外部へ突出するプッシュレバーと、
    前記スライド台に設けられて前記挿入筒の前記係止溝に嵌まり込む係止部と、
    前記スライド台の枠内に位置決めされた押上げばねと、
    前記押上げばねにより振動可能に前記挿入孔に押し当てられる揺動板と、を備えることを特徴とするベルト着脱装置。
  2. 前記スライド台は2つである請求項1に記載のベルト着脱装置。
  3. 前記レバーばねは2つの前記スライド台の間に接続されて前記2つの前記スライド台を接続する請求項1又は請求項2に記載のベルト着脱装置。
  4. 前記係止溝は、前記係止部が嵌め込まれた前記挿入筒を前記挿入孔内で回転可能にする範囲で設けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のベルト着脱装置。
  5. 前記挿入筒の先端部の外周面は、径が小さくなるように傾斜しており、
    前記係止部は前記先端部の外周面の傾斜に合わせて傾斜してカットされる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のベルト着脱装置。
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