JP2002293183A - 車両用テーブル - Google Patents

車両用テーブル

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JP2002293183A
JP2002293183A JP2001102219A JP2001102219A JP2002293183A JP 2002293183 A JP2002293183 A JP 2002293183A JP 2001102219 A JP2001102219 A JP 2001102219A JP 2001102219 A JP2001102219 A JP 2001102219A JP 2002293183 A JP2002293183 A JP 2002293183A
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leg
seat
vehicle
vehicle table
holding
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JP2001102219A
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English (en)
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Hiroshi Mizuno
浩 水野
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、且つ、着脱が容易で取り外し
の後の収納が楽にできる車両用テーブルを提供する。 【解決手段】 車両用テーブル1の前脚3及び後脚4を
引き起こして、ボルトにより締め付けて固定する。次い
で、車両用テーブル1の後脚4の先端部のキャッチ部材
8をシート2の座面2aとシートバック2bの隙間から
ISO−FIXバー5に向けて挿入して、キャッチ部材
8の先端部をISO−FIXバー5に嵌合させて、車両
用テーブル1をシート2に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートの座
面上に着脱自在に取り付けられる車両用テーブルに関
し、詳細には、車両用シートのシートバックの下方に設
けられたチャイルドシート取付け用アンカーバーを用い
て固定される車両用テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シートに着脱可能に取り付
ける車両用テーブルとしては、シートバックに固定する
シートバックテーブル、アームレストに固定するアーム
レストテーブル、また、床に設けたスライドレールに固
定する大型テーブル等が知られている。例えば、シート
バックテーブル103は、図19に示すように、シート
100のヘッドレスト101で、シートバックテーブル
103の基部104を挟み込んで固定するものが知られ
ている。このシートバックテーブル103は、多くが、
折り畳み可能な構造となっており、未使用時は、シート
バックテーブル103を上向きに折り畳んで収納するよ
うになっている。このシートバックテーブル103は、
危険防止のため形状に丸みを持たせた形成品となってい
た。
【0003】また、アームレストテーブル110は、図
20に示すように、運転席のシート111と助手席のシ
ート112の間のアームレスト113にバンド114に
て、固定するようになっていた。さらに、図21に示す
ように、大型テーブル120は、シート121のスライ
ド用に床に設けられているスライドレール122に固定
されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシートバックテーブル103では、構造が複雑とな
り、且つ樹脂成形のための成形型を必要とし、コストが
高くなるという問題点があった。また、上記のアームレ
ストテーブル110では、アームレストを備えた車にし
か設定できず、さらに、運転席及び助手席のシートポジ
ションが規制されるという問題点があった。さらに、大
型テーブル120では、床に設けたスライドレールに固
定するため、シートのスライド量が規制され、また、ス
ライドレールの固定部から大型テーブル120の天板ま
での脚部が長くなり、振動による大型テーブル120の
ぶれ防止のために、脚部の強度、剛性を高くしなければ
ならないという問題点があった。また、テーブル及び脚
部が大型化するために、取り外した大型テーブル120
の収納場所が車内にないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、構造が簡単で、且つ、着脱が容易で取
り外し後の収納が楽にできる車両用テーブルを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明の車両用テーブルは、車両用
シートの座面上に載置される車両用テーブルであって、
前記車両用シートのシートバックの下方に設けられたチ
ャイルドシート取付け用アンカーバーに、先端部が着脱
可能に嵌合する第一の脚部と、前記車両用シートの座面
に当接する第二の脚部と、前記車両用テーブルの裏面に
設けられ、前記第一の脚部の基部を回動可能に保持する
第一の脚保持部と、前記車両用テーブルの裏面に設けら
れ、前記第二の脚部の基部を回動可能に保持する第二の
脚保持部とを備えている。
【0007】この構成の車両用テーブルでは、使用時
に、前記車両用テーブルの裏面に対して回動可能である
第一の脚部及び第二の脚部を、各々、第一の脚保持部及
び第二の脚保持部を支点として起立させる。次いで、第
一の脚部の先端部を車両用シートのシートバックの下方
に設けられたチャイルドシート取付け用アンカーバーに
嵌合させ、第二の脚部の先端部をシートの座面に当接さ
せることで、車両用テーブルは、車両用シートに固定さ
れる。
【0008】また、請求項2に記載の発明の車両用テー
ブルは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記第
一及び第二の脚保持部には、前記第一及び第二の脚部が
回動しないように固定する固定手段が各々設けられてい
る。
【0009】この構成の車両用テーブルは、請求項1に
記載の発明の作用に加えて、第一の脚保持部に設けられ
た固定手段により第一の脚部が回動しないように固定さ
れ、第二の脚保持部に設けられた固定手段により第二の
脚部が回動しないように固定される。
【0010】また、請求項3に記載の発明の車両用テー
ブルは、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記各
固定手段は、前記第一及び第二の脚保持部が前記第一及
び第二の脚部の基部を各々押圧して回動を防止するよう
に前記第一及び第二の脚保持部を締め付ける把持部付き
のねじであることを特徴とする構成となっている。
【0011】この構成の車両用テーブルは、請求項2に
記載の発明の作用に加えて、固定手段としての把持部付
きのねじを手で締め付けることにより、第一及び第二の
脚保持部が第一及び第二の脚部の基部を各々押圧して回
動を防止することができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明の車両用テー
ブルは、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記各
固定手段は、前記第一及び第二の脚保持部に各々設けら
れた軸部と当該軸部より径の大きい頭部からなるピン
と、前記第一及び第二の脚部の基部に各々固着され、前
記ピンの頭部より大きい径のピン孔と前記ピン孔の一端
部から穿設され前記軸部の径より幅が広く且つ前記ピン
の頭部の径より幅が狭いガイド孔とから形成されたしゃ
もじ形状孔を有する固定板とで構成される。
【0013】この構成の車両用テーブルは、請求項2に
記載の発明の作用に加えて、第一及び第二の脚部を収納
状態から使用状態に回動したときに、第一及び第二の脚
保持部に各々設けられたピンの頭部を第一及び第二の脚
部に各々設けられた固定板のしゃもじ形状孔のピン孔に
貫通させ、その後、第一及び第二の脚部を、各々ガイド
孔の形成方向にずらすことにより、ピンの頭部がガイド
孔部分に案内されて、第一及び第二の脚部の回動が防止
される。
【0014】また、請求項5に記載の発明の車両用テー
ブルは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の構成に
加えて、前記第一の脚部の先端部には、前記チャイルド
シート取付け用アンカーバーに着脱可能に嵌合する樹脂
製のキャッチ部材が固着されている。
【0015】この構成の車両用テーブルは、請求項1乃
至4の何れかに記載の発明の作用に加えて、前記第一の
脚部の先端部に固着された樹脂製のキャッチ部材が、前
記チャイルドシート取付け用アンカーバーに着脱可能に
嵌合して、車両用テーブルを固定することができる。
【0016】また、請求項6に記載の発明の車両用テー
ブルは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の構成に
加えて、前記第一の脚部の先端部には、前記第一の脚部
の脚端を退出可能に保持する筒部と、当該筒部内に突出
して前記脚端を係止する係止片と、前記チャイルドシー
ト取付け用アンカーバーへ着脱可能に嵌合する嵌合部と
を備えたキャッチ部材が設けられている。
【0017】この構成の車両用テーブルは、請求項1乃
至4の何れかに記載の発明の作用に加えて、第一の脚部
の先端部に設けられたキャッチ部材の筒部は、第一の脚
部の脚端を退出可能に保持し、係止片は筒部内に突出し
て脚端を係止し、キャッチ部材の嵌合部は、チャイルド
シート取付け用アンカーバーへ着脱可能に嵌合して、車
両用テーブルを固定することができる。また、キャッチ
部材は、他のものの脚部も保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した車両用
テーブルの第一の実施の形態について図面を参照して説
明する。まず、図1乃至図4を参照して、車両用テーブ
ル1の構造について説明する。図1は車両用テーブル1
の使用状態を示す斜視図、図2は車両用テーブル1の使
用状態を示す側面図、図3は車両用テーブル1の平面
図、図4は図3のA−A線における車両用テーブル1の
矢視方向の断面図である。
【0019】本実施形態の車両用テーブル1は、図1及
び図2に示すように、使用時に自動車のシート2の座面
2a上に載置されて使用されるものであり、車両用テー
ブル1の下面に回動自在に設けられている前脚3は、自
動車のシート2の座面2aに当接して車両用テーブル1
を支え、また、車両用テーブル1の下面に回動自在に設
けられている後脚4の両先端部は、チャイルドシート固
定用に車両用シート2のシートバック2bの下方に設け
られた略コの字型のISO−FIXバー(ISO規格に
基づくチャイルドシート固定用のアンカーバー)5に着
脱可能に嵌合するようになっている。尚、この実施形態
では、ISO−FIXバー5は、シート2の座面2aの
フレーム9に固着されている。
【0020】次に、図3、図4に示すように、車両用テ
ーブル1の天板6は、合板6bの表面にメラミン化粧板
6aを張り付け、合板6bの裏面にバッカ6cを張り付
けて形成されている。また、天板6の裏面側には、逃げ
孔6d,6e,6f,6g等が形成されており、天板6
の外周には、プロテクターモール7を固定する溝6hが
形成されている。
【0021】次に、図5及び図6を参照して、前脚3及
び後脚4を保持する脚保持部の構造を説明する。図5は
車両用テーブル1を下側から見た斜視図であり、図6は
前脚ホルダー10の分解斜視図である。
【0022】図5に示すように、前脚3の脚保持部とし
ては、前脚ホルダー10及び前脚ホルダー30が天板6
の裏面にねじ31により固定され、後脚4の脚保持部と
しては、後脚ホルダー20が天板6の裏面にねじ31に
より固定されている。一方の前脚ホルダー10は、図6
に示すように、角を面取りした略長方形の鋼板から構成
されたプレート11と、当該プレート11上にリベット
32により固定されて前脚3の基部を回動可能に保持す
るホルダー板12と、前脚3の回動を止めるためにホル
ダー板12をプレート11側に締め付ける樹脂製の把持
部が付いたボルト15とから構成されている。また、ホ
ルダー板12には、前脚3の基部を回動可能に軸支する
湾曲部12aが中央に設けられている。
【0023】また、他方の前脚ホルダー30は、図5に
示すように、四隅を面取りした略四角形の鋼板から形成
され、その中央部には、前脚3の基部を回動可能に軸支
する湾曲部30bが設けられている。
【0024】次に、後脚4の保持部としての後脚ホルダ
ー20は、四隅を面取りした略長方形の鋼板からなるプ
レート21と、プレート21上に各々固定され後脚4を
回動可能に軸支するホルダー板22,26と、ホルダー
板22,26をプレート21に固定するリベット32
と、ホルダー板22,26を各々プレート21方向に締
め付ける樹脂製の把持部が付いたボルト15とから構成
されている。尚、ホルダー板22,26は、前記ホルダ
ー板12と同一の構造となっている。前脚3は、金属丸
棒を略U字型に屈曲させて形成した座面当接部と、当該
座面当接部のU字型の両端部を各々外側に折り曲げて形
成した基部とから構成され、図5に示すように、一方の
基部は、前脚ホルダー30により軸支され、他方の基部
は、前脚ホルダー10により軸支される。
【0025】次に、後脚4は、金属丸棒を略コの字型に
折り曲げて形成されており、その両端部には、各々キャ
ッチ部材8が設けられている。キャッチ部材8は、図7
に示すように、樹脂成形で一体に形成され、角柱の本体
部材8aと、本体部材8aの端部から延設された可撓性
を有する先端部8bとから形成され、本体部材8aには
後脚4の端部が貫入されて固着され、先端部8bはIS
O−FIXバー5(図1及び図2参照)が挿入される開
口部8cを介して二股に分岐した一対の分岐部8b1,
8b2とから構成されている。この分岐部8b1,8b
2が外側に撓んで、ISO−FIXバー5が開口部8c
の奥へ案内されて、バー保持部8b3がISO−FIX
バー5と嵌合するようになっている。また、分岐部8b
1,8b2には、分岐部8b1,8b2の可撓性を高め
るためのスリット8b4,8b5が各々設けられてい
る。
【0026】次に、図8及び図9を参照して、上記の車
両用テーブル1の使用方法を説明する。図8は車両用テ
ーブル1の前脚3及び後脚4を折り畳んだ状態を示す斜
視図、図9は車両用テーブル1の前脚3及び後脚4を引
き起こした状態を示す斜視図である。
【0027】車両用テーブル1を収納する場合には、図
8に示すように、前脚3及び後脚4を折り畳んだ状態と
し、前脚ホルダー10のボルト15及び後脚ホルダー2
0の2つのボルト15を締め付けて、前脚3及び後脚4
の回動を防止する。次いで、車両用テーブル1を使用す
る場合には、まず、前脚ホルダー10のボルト15及び
後脚ホルダー20の2つのボルト15を緩めて、図9に
示すように、前脚3及び後脚4を引き起こした状態にす
る。次いで、前脚ホルダー10のボルト15及び後脚ホ
ルダー20の2つのボルト15を締め付けて、前脚3及
び後脚4の回動を防止する。このときに、前脚3及び後
脚4の引き起こしの角度は、使用する自動車のシート2
の形状に合わせて適宜決定する。
【0028】次に、図1及び図2に示すように、後脚4
の先端部のキャッチ部材8をシート2の座面2aとシー
トバック2bの隙間からISO−FIXバー5に向けて
挿入して、キャッチ部材8の先端部をISO−FIXバ
ー5に嵌合させる。そして、必要に応じて、前脚ホルダ
ー10のボルト15及び後脚ホルダー20の2つのボル
ト15を緩めて車両用テーブル1の水平を調節し、その
後、前脚ホルダー10のボルト15及び後脚ホルダー2
0の2つのボルト15を締め付ける。
【0029】以上説明したように、第1の実施の形態の
車両用テーブル1では、前脚3及び後脚4の折り畳み及
び引き起こしを容易に行うことができ、また、前脚ホル
ダー10のボルト15及び後脚ホルダー20の2つのボ
ルト15により前脚3及び後脚4の固定も容易に行うこ
とができる。また、後脚4の先端部にキャッチ部材8を
設けて、キャッチ部材8をシート2の座面2aのフレー
ム9に固定されたISO−FIXバー5に嵌合するよう
にしているので、車両用テーブル1を確実、且つ容易に
シート2に固定することができる。
【0030】次に、本発明の第二の実施の形態について
図10を参照して説明する。第二の実施の形態の車両用
テーブル51は、第一の実施の形態の車両用テーブル1
とは、前脚53及び後脚54の固定方法が異なるのみ
で、他の構造は同じであるので、異なる部分のみを説明
する。
【0031】図10に示すように、前脚53は、金属丸
棒を略四角形に折り曲げて、折り曲げられた両端部が対
向する部分に略長方形の鋼板製の前脚ブラケット55が
溶接されている。この前脚ブラケット55には、円形の
ピン孔及び溝状のガイド孔から形成されたしゃもじ型の
孔55aが前脚ブラケット55の長手方向に沿って穿設
されている。尚、前脚ブラケット55は、前脚53を使
用状態に引き起こしたときに、前脚ブラケット55が天
板52と平行になる角度で前脚ブラケット55の長片が
前脚53に溶接されている。
【0032】また、車両用テーブル51の天板52の裏
面には、略長方形の金属製の前脚ホルダー60が設けら
れている。前脚ホルダー60の長手方向の中央には、前
脚ブラケット55のしゃもじ型の孔55aに頭部が挿入
されるピン61が設けられている。ピン61の頭部は円
盤状に形成され、その直径は、前記しゃもじ型の孔55
aのピン孔部分よりも小さく、孔55aのガイド孔部分
より大きくなっている。また、前脚ホルダー60の一方
の長辺の両端部には、前脚53を回動可能に保持する軸
保持部62,63が設けられている。
【0033】また、後脚54は、金属丸棒を略コの字型
に折り曲げて、さらに、後脚54の両脚部を一定角度折
り曲げて形成されている。さらに、各脚部の先端部に
は、前記ISO−FIXバー5に嵌合する樹脂製のキャ
ッチ部材58が各々設けられている。また、脚部の基部
には、略長方形の鋼板製の後脚ブラケット57が架け渡
されて溶接されている。この後脚ブラケット57にも、
円形のピン孔及び溝状のガイド孔から形成されたしゃも
じ型の孔57aが後脚ブラケット57の長手方向に沿っ
て穿設されている。
【0034】また、天板52の裏面には、略正方形の金
属製の後脚ホルダー70が設けられている。後脚ホルダ
ー70の中央には、後脚54を回動可能に保持する軸保
持部72が設けられ、さらに、軸保持部72で仕切られ
た後脚ホルダー70の一方の長方形の平板の長手方向の
中央には、後脚ブラケット57のしゃもじ型の孔57a
に頭部が挿入されるピン71が設けられている。ピン7
1の頭部は円盤状に形成され、その直径は、前記しゃも
じ型の孔57aのピン孔部分よりも小さく、孔57aの
ガイド孔部分より大きくなっている。
【0035】次に、上記のように構成された車両用テー
ブル51の使用方法を説明する。図11に示すように、
収納状態では、前脚53及び後脚54は、天板52の裏
面に密着するように折り畳まれている。そして、車両用
テーブル51の使用時には、図12に示すように、前脚
53及び後脚54を引き起こし、前脚53の前脚ブラケ
ット55の孔55aのピン孔部分に前脚ホルダー60の
ピン61の頭部を挿入すると共に前脚ブラケット55を
前脚ホルダー60に当接させる。また、後脚54の後脚
ブラケット57の孔57aのピン孔部分に後脚ホルダー
70のピン71の頭部を挿入すると共に後脚ブラケット
57を後脚ホルダー70に当接させる。
【0036】次いで、図12に示す矢印A方向に前脚5
3及び後脚54をずらす。すると、図10に示すよう
に、前脚53の孔55aのガイド孔部分にピン61の頭
部が引っかかり、また、後脚54の孔57aのガイド孔
部分にピン71の頭部が引っかかって、前脚53及び後
脚54が引き起こされた状態で固定される。この状態
で、車両用テーブル51を前記車両用テーブル1と同様
に、図13に示すように、後脚54の先端部のキャッチ
部材58をシート2の座面2aとシートバック2bの隙
間からISO−FIXバー5に向けて挿入して、キャッ
チ部材58の先端部をISO−FIXバー5に嵌合させ
る。
【0037】以上説明したように、第2の実施の形態の
車両用テーブル51では、前脚53及び後脚54の折り
畳み及び引き起こしを容易に行うことができ、また、前
脚53及び後脚54を左右方向にずらすだけで、前脚5
3及び後脚54の固定が容易にできる。
【0038】尚、本発明は上記の実施の形態に限られ
ず、各種の変形が可能なことは言うまでもない。例え
ば、上記の実施の形態では、後脚4のキャッチ部材8を
後脚4の両端部に樹脂成形で一体に固着しているが、図
14乃至図17に示すように、ヘッドレストの高さ調整
装置89を利用して、キャッチ部材8を脚棒4aの端部
に対して、摺動及び着脱可能に取り付けるようにしても
良い。以下、キャッチ部材8の変形例を図14乃至図1
7を参照して説明する。図14はキャッチ部材8の変形
例であるキャッチ部材88及びヘッドレストの高さ調整
装置89を組み付けた斜視図、図15はキャッチ部材8
8の斜視図、図16はヘッドレストの高さ調整装置89
の斜視図、図17は、図14におけるB−B線矢視方向
の断面図である。
【0039】キャッチ部材88には、ヘッドレストの高
さ調整装置89が嵌め込まれて、図17に示すように、
後脚4の端部に対して、キャッチ部材88が固定される
ようになっている。キャッチ部材88は、図15に示す
ように、樹脂製の角柱の本体部材88aと、本体部材8
8aの端部から延設された可撓性を有する先端部88b
とから形成され、先端部88bはISO−FIXバー5
(図1及び図2参照)が挿入される開口部88cを介し
て二股に分岐した一対の分岐部88b1,88b2とか
ら構成されている。この分岐部88b1,88b2が外
側に撓んで、ISO−FIXバー5が開口部88cの奥
へ案内されて、バー保持部88b3がISO−FIXバ
ー5と嵌合するようになっている。また、分岐部88b
1,88b2には、分岐部88b1,88b2の可撓性
を高めるためのスリット88b4,88b5が各々設け
られている。
【0040】また、本体部材88a内には長手方向に、
円形断面の筒部88dが形成され、筒部88dの後端部
側には、一回り径の大きい筒部88e及び、ヘッドレス
トの高さ調整装置89に設けられている回り止め突起8
9d(図16参照)が嵌合する嵌合溝88fが形成され
ている。また、本体部材88aの先端側には、断面四角
形の貫通孔88gが形成され、ヘッドレストの高さ調整
装置89の先端の係止部89eが係止されるようになっ
ている。
【0041】次に、図16に示すように、ヘッドレスト
の高さ調整装置89は、中心部に開口部を備えた略四角
形の頭部89aにリリースボタン89bが設けられ、ま
た、頭部89aの中心からは、中空の軸部89cが延設
され、軸部89cの先端は、二股になっており、キャッ
チ部材88の貫通孔88gの内壁部に係止する略円錐台
形状の係止部89eが形成されている。また、軸部89
cの頭部89a側には、キャッチ部材88の本体部材8
8aの嵌合溝88fに嵌合する回り止め突起89dが一
対設けられている。
【0042】図17に示すように、キャッチ部材88の
筒部88dには、ヘッドレストの高さ調整装置89の軸
部89cが挿入され、係止部89eが貫通孔88gの内
壁部に係止されて、ヘッドレストの高さ調整装置89が
キャッチ部材88に対して抜け防止される。そして、ヘ
ッドレストの高さ調整装置89の軸部89c内に、後脚
4の端部が挿入されて、端部に設けられている複数の係
止溝4dの何れかに、ヘッドレストの高さ調整装置89
の頭部89a内に設けられた係止片89fが挿入されて
後脚4がヘッドレストの高さ調整装置89に固定され
る。従って、キャッチ部材88が後脚4に固定されるこ
とになる。
【0043】尚、係止片89fは図示外の付勢手段によ
り、係止溝4d方向に付勢されているとともに、リリー
スボタン89bと接続されており、リリースボタン89
bが押し込まれると、係止片89fが係止溝4dから退
出するようになっている。係止片89fを係止溝4dか
ら退出させた状態で、後脚4をヘッドレストの高さ調整
装置89から引き抜いたり、摺動させることができる。
後脚4を引き抜くことで、キャッチ部材88には、他の
テーブルや他の装置を固定することが可能となる。ま
た、後脚4をヘッドレストの高さ調整装置89に対し
て、固定位置を移動させることで、後脚4の突出長さを
調節することが可能となり、車両用テーブル1を適切な
位置に固定することができる。
【0044】尚、上記の変形例では、キャッチ部材88
に、ヘッドレストの高さ調整装置89を嵌め込んでいる
が、図18に示すように、キャッチ部材98の本体部材
98aに形成した筒部98dの頭端部に係止片98gを
退出可能に設け、当該係止片98gを筒部98dの内面
から退出させるための押しボタン98fを本体部材98
aの頭端部に設けるようにしても良い。このような構造
にすることにより、キャッチ部材98を後脚4に移動可
能に直接固定することができる。また、後脚ホルダー2
0の締め付け用のボルト15は、1カ所のみとしても良
い。さらに、ボルト15は、蝶ねじとしても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1に記載の発明の車両用テーブルでは、使用時
に、前記車両用テーブルの裏面に対して回動可能である
第一の脚部及び第二の脚部を、各々、第一の脚保持部及
び第二の脚保持部を支点として起立させて、当該第一の
脚部の先端部を車両用シートのシートバックの下方に設
けられたチャイルドシート取付け用アンカーバーに嵌合
させ、第二の脚部の先端部をシートの座面に当接させ
て、車両用テーブルを車両用シートに固定することがで
きる。従って、構造が簡単で、汎用性があり、且つ、車
両用シートに着脱が容易で、取り外し後に脚部を折り畳
んで収納が容易にできる車両用テーブルを実現できる。
【0046】また、請求項2に記載の車両用テーブル
は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、第一の脚保
持部に設けられた固定手段により第一の脚部が回動しな
いように固定され、第二の脚保持部に設けられた固定手
段により第二の脚部が回動しないように固定される。従
って、第一及び第二の脚部が確実に固定でき車両用テー
ブルを安定して使用することができる。
【0047】また、請求項3に記載の車両用テーブル
は、請求項2に記載の発明の効果に加えて、固定手段と
しての把持部付きのねじを手で締め付けることにより、
第一及び第二の脚保持部が第一及び第二の脚部の基部を
各々押圧して回動を防止することができる。従って、第
一及び第二の脚部の折り畳み及び引き起こしに特別な工
具等が不要で、使用者の手で容易に行うことができる。
【0048】また、請求項4に記載の車両用テーブル
は、請求項2に記載の発明の効果に加えて、第一及び第
二の脚部を収納状態から使用状態に回動したときに、第
一及び第二の脚保持部に各々設けられたピンの頭部を第
一及び第二の脚部に各々設けられた固定板のしゃもじ形
状孔のピン孔に貫通させ、その後、第一及び第二の脚部
を、各々ガイド孔の形成方向にずらすことにより、ピン
の頭部がガイド孔部分に案内されて、第一及び第二の脚
部の回動が防止される。従って、第一及び第二の脚部の
固定を容易、且つ確実に行うことができる。
【0049】また、請求項5に記載の車両用テーブル
は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え
て、前記第一の脚部の先端部に設けられた樹脂製のキャ
ッチ部材が、前記チャイルドシート取付け用アンカーバ
ーに着脱可能に嵌合して、車両用テーブルを固定するこ
とができる。
【0050】また、請求項6に記載の発明の車両用テー
ブルは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に
加えて、第一の脚部の先端部に設けられたキャッチ部材
の筒部は、第一の脚部の脚端を退出可能に保持し、係止
片は筒部内に突出して脚端を係止し、キャッチ部材の嵌
合部は、チャイルドシート取付け用アンカーバーへ着脱
可能に嵌合して、車両用テーブルを固定することができ
る。従って、第一の脚部の全長の調整も容易となり、第
一の脚部の先端までの長さをシートに会わせて変更する
ことも容易にできる。また、キャッチ部材には他の部材
の脚部も保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、車両用テーブル1の使用状態を示す斜
視図である。
【図2】図2は、車両用テーブル1の使用状態を示す側
面図である。
【図3】図3は、車両用テーブル1の平面図である。
【図4】図4は、図3のA−A線における車両用テーブ
ル1の矢視方向の断面図である。
【図5】図5は、車両用テーブル1を下側から見た斜視
図である。
【図6】図6は、前脚ホルダー10の分解斜視図であ
る。
【図7】図7は、キャッチ部材8の構造を示す斜視図で
ある。
【図8】図8は、車両用テーブル1の前脚3及び後脚4
を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図9】図9は、車両用テーブル1の前脚3及び後脚4
を引き起こした状態を示す斜視図である。
【図10】図10は、第二の実施の形態の車両用テーブ
ル51の斜視図である。
【図11】図11は、車両用テーブル51の収納状態を
示す斜視図である。
【図12】図12は、車両用テーブル51の前脚53及
び後脚54を引き起こした状態を示す斜視図である。
【図13】図13は、車両用テーブル1の使用状態を示
す斜視図である。
【図14】図14は、キャッチ部材88の構造を示す斜
視図である。
【図15】図15は、キャッチ部材88の斜視図であ
る。
【図16】図16は、ヘッドレストの高さ調整装置89
の斜視図である。
【図17】図17は、キャッチ部材88の図14のB−
B線における矢視方向断面図である。
【図18】図18は、キャッチ部材98の構造を示す斜
視図である。
【図19】図19は、従来のシートバックテーブルの斜
視図である。
【図20】図20は、従来のアームレストテーブルの斜
視図である。
【図21】図21は、従来の大型テーブルの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用テーブル 3 前脚 4 後脚 5 ISO−FIXバー 8 キャッチ部材 10 前脚ホルダー 11 プレート 12 ホルダー板 15 ねじ 20 後脚ホルダー 21 プレート 30 前脚ホルダー 51 車両用テーブル 53 前脚 54 後脚 55a,57a 孔 60 前脚ホルダー 61 ピン 70 後脚ホルダー 71 ピン 88 キャッチ部材 89 ヘッドレストの高さ調整装置 98 キャッチ部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートの座面上に載置される車両
    用テーブルであって、 前記車両用シートのシートバックの下方に設けられたチ
    ャイルドシート取付け用アンカーバーに、先端部が着脱
    可能に嵌合する第一の脚部と、 前記車両用シートの座面に当接する第二の脚部と、 前記車両用テーブルの裏面に設けられ、前記第一の脚部
    の基部を回動可能に保持する第一の脚保持部と、 前記車両用テーブルの裏面に設けられ、前記第二の脚部
    の基部を回動可能に保持する第二の脚保持部とを備えた
    ことを特徴とする車両用テーブル。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二の脚保持部には、前記
    第一及び第二の脚部が回動しないように固定する固定手
    段が各々設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の車両用テーブル。
  3. 【請求項3】 前記各固定手段は、前記第一及び第二の
    脚保持部が前記第一及び第二の脚部の基部を各々押圧し
    て回動を防止するように前記第一及び第二の脚保持部を
    締め付ける把持部付きのねじであることを特徴とする請
    求項2に記載の車両用テーブル。
  4. 【請求項4】 前記各固定手段は、前記第一及び第二の
    脚保持部に各々設けられた軸部と当該軸部より径の大き
    い頭部からなるピンと、前記第一及び第二の脚部の基部
    に各々固着され、前記ピンの頭部より大きい径のピン孔
    と前記ピン孔の一端部から穿設され前記軸部の径より幅
    が広く且つ前記ピンの頭部の径より幅が狭いガイド孔と
    から形成されたしゃもじ形状孔を有する固定板とで構成
    されたことを特徴とする請求項2に記載の車両用テーブ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記第一の脚部の先端部には、前記チャ
    イルドシート取付け用アンカーバーに着脱可能に嵌合す
    る樹脂製のキャッチ部材が固着されていることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の車両用テーブル。
  6. 【請求項6】 前記第一の脚部の先端部には、前記第一
    の脚部の脚端を退出可能に保持する筒部と、当該筒部内
    に突出して前記脚端を係止する係止片と、前記チャイル
    ドシート取付け用アンカーバーへ着脱可能に嵌合する嵌
    合部とを備えたキャッチ部材が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両用テーブ
    ル。
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