JP7064742B2 - 開閉装置、及びゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、とくにスロットマシン、パチンコ型スロットルマシン等の正面に向かって縦方向にディスプレイ装置を設けたゲーム装置に用いて好適であって、比較的に重量のあるディスプレイ装置のような開閉体を、機器本体から離間した位置へ開閉体の回動を伴って水平方向に移動可能な開閉装置、並びに当該開閉装置を用いたゲーム装置に関する。
遊技機やスロットマシン、或はパチンコ型スロットマシン等のゲーム装置は、ディスプレイ装置を機器本体に対して正面から見て縦方向に設置してある。そこで機器本体内部やディスプレイ装置に対する修理や点検の際の利便性を高めるために、ディスプレイ装置を、機器本体から離間した位置へ、回動させつつ水平向に移動可能にしている場合がある。
このように開閉体を回動させつつ移動させるための従来の一般的な支持構造は、機器本体に取付けられる取付部材と開閉体に取付けられる支持部材とをヒンジシャフトで連結し、開閉体と機器本体との間に別途、圧縮コイルばねを収容したばねシリンダ、又は圧縮空気を封入したガスシリンダを配置していた。あるいは、圧縮コイルばねを用いて補助付勢力を発生させる補助付勢手段を内蔵した開閉装置を取付部材と支持部材との間に設けていた。
特許文献1には、多節リンク機構を用いて開閉体を家具本体の斜め上方の位置へ移動可能にした開閉装置が示される。ここでは、家具本体と多節リンク機構との間に引張コイルばねを設けて、開閉体を上方へ移動して保持させるための補助付勢力を発生させている。
欧州特許第2309086号公報
開閉体と機器本体との間に、圧縮コイルばねを収容したばねシリンダを設けている場合、ディスプレイ装置が重くなると、機器本体の開口部に配置されるばねシリンダが大型化し、開口部の自由に使える面積が狭くなる。開閉体と機器本体との間に、圧縮空気を封入したガスシリンダを設けている場合、長期間のガス漏れの累積によって補助付勢力が失われる場合がある。
ばねシリンダ及びガスシリンダは、補助付勢力がシリンダの伸縮量に応じて単純に増減するため、開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の調整を行うことが難しい。したがって、開閉体の移動過程の自在な位置で開閉体を停止させる、いわゆるフリーストップ機能を設定することが難しい。
特許文献1では、前方へ展開可能な多節リンク機構を用いて開閉体を支持しているため、ヒンジシャフトによる単純な上下回動よりも開閉体の移動経路が長くなっている。このため、開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の調整を行うことがさらに難しくなっている。にもかかわらず、特許文献1では、補助付勢力が引張コイルばねの伸縮量に応じて単純に増減するため、最終的な移動位置で補助付勢力を調整すると、残りの移動過程における補助付勢力の調整は事実上困難である。
本発明は、機器本体に対する多節リンク機構による開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の調整を行うことが可能な開閉装置を提供することを目的としている。
本発明の開閉装置は、機器本体に取付けられる取付部材と、開閉体を支持する支持部材と、前記機器本体に当接させた第1位置から前記機器本体から離間した斜め上方の第2位置へ前記開閉体の回動を伴って前記開閉体を移動させるように前記取付部材と前記支持部材とを連結する多節リンク機構と、前記多節リンク機構を介して前記開閉体に補助付勢力を作用させる補助付勢手段と、を有するものである。そして、前記補助付勢手段は、前記取付部材に設けられたケースと、前記ケースに案内されて所定方向へスライド移動可能なスライダと、前記ケースに収容されて前記スライダを前記所定方向へ付勢する付勢手段と、前記ケースに軸支されて前記多節リンク機構に連結され、その回動に伴って前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを移動させる回動部材と、を有する。
請求項2の発明では、さらに、前記回動部材の回動を増幅して前記多節リンク機構に伝達することが可能なレバー部材を有する。
請求項3の発明では、さらに、前記レバー部材は、その一端部が前記取付部材に軸支され、その他端部が前記多節リンク機構に軸支され、前記一端部と前記他端部との中間部が前記回動部材に軸支されている。
請求項4の発明では、さらに、前記開閉体を前記第1位置に位置させた状態では、前記補助付勢手段が前記多節リンク機構を介して前記開閉体を前記機器本体側へ付勢するように前記レバー部材が回動している。
請求項5の発明では、さらに、前記ケースは、前記取付部材に軸支され、前記開閉体を前記第1位置に位置させた状態では、前記補助付勢手段が前記多節リンク機構を介して前記開閉体を前記機器本体側へ付勢するように前記ケースが回動している。
請求項6の発明では、さらに、前記多節リンク機構は、それぞれの中間部で相互に軸支された第1リンク部材及び第2リンク部材を有し、前記第1リンク部材は、その一端部が前記取付部材に軸支され、その他端部が前記支持部材に沿ってスライド可能であって、前記第2リンク部材は、その一端部が前記支持部材に軸支され、その他端部が前記レバー部材に軸支されている。
請求項7の発明では、さらに、前記補助付勢手段が、前記スライダにおける前記回動部材との当接位置が前記回動部材の回動に伴って移動する面に所定のカム面を有する。
請求項8の発明では、さらに、前記補助付勢手段が、前記ケースに収容されて前記スライダの前記所定方向と反対方向の移動に抗するダンパを有する。
請求項9のゲーム装置は、請求項1~8のいずれか1項に記載の開閉装置と、前記取付部材が取付けられた機器本体と、前記支持部材が取付けられた開閉体と、を有する。
本発明によれば、多節リンク機構による開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行うことが可能な開閉装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、レバー部材によって回動部材の回動量を増幅するので、回動部材から出力される回動量が小さい補助付勢手段であっても、多節リンク機構による開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行うことができる。
請求項3の発明によれば、取付部材に軸支されたレバー部材を使用するので、多節リンク機構による開閉体の移動過程を通じたレバー部材の干渉範囲が狭くなり、開閉装置をコンパクトに構成できる。
請求項4の発明によれば、第1位置の近傍で開閉体が第1位置へ吸い込まれるいわゆる吸込機構をレバー部材の回動によって実現しているので、補助付勢手段に吸込機構を設ける必要が無く、補助手段に吸込機構を設ける場合よりも安定した効率的な吸込機能を発揮できる。
請求項5の発明によれば、レバー部材の回動による吸込機能がケースの回動によってより確実に作動する。
請求項6の発明によれば、第1リンク部材21と第2リンク部材22とがいわゆるシアーズリンク機構を形成しているので、ディスプレイ装置を機器本体から大きく離れた第2位置へ移動させることができる。そして、第1リンク部材は、その一端部が取付部材に軸支され、その他端部が支持部材に沿ってスライド可能であるため、開閉体を第1位置から第2位置へ移動させる過程で、開閉体を上方へ開くように回動させることができる。
請求項7の発明によれば、スライダに所定のカム面を設けているので、カム面を変更することにより、多節リンク機構による開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行うことが可能である。
請求項8の発明によれば、補助付勢手段のケースに収容されたダンパを用いるので、開閉装置をコンパクトに構成しつつ、多節リンク機構による開閉体の移動過程においてダンパによるきめ細かな補助付勢力の設定を行うことが可能である。
請求項9のゲーム装置によれば、本発明の開閉装置を用いて、機器本体に対する開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行うことが可能である。
実施例1のスロットマシンの構成の説明図である。(a)は第1位置、(b)は第2位置である。 第1位置における開閉装置の外観の斜視図である。 第2位置における開閉装置の外観の斜視図である。 支持部材の移動経路の説明図である。 開閉装置の分解斜視図である。 リンクシャフトの配置の説明図である。 補助付勢手段の分解斜視図である。 補助付勢手段の各部品の断面図である。(a)はスライダ、(b)は中間サポート、(c)はサポートである。 開閉装置のセルフロック機能の説明図である。 開閉装置の動作過程における補助付勢力の変化の説明図である。 カム曲線の説明図である。(a)は第1位置、(b)は第2位置である。
本発明の実施例を、添付した図面を参照して詳細に説明する。以下の実施例では、ゲーム装置の一例であるスロットマシン100において、機器本体110の前面の縦方向に取付けられた開閉体の一例であるディスプレイ装置120を、開閉装置10により機器本体110に対して回転させつつ上方へ水平方向に移動させて開閉させる実施の形態を説明する。
(スロットマシン)
図1は実施例1のスロットマシンの構成の説明図である。図1中、(a)は第1位置、(b)は第2位置である。図1の(a)に示すように、スロットマシン100は、開閉装置10と、取付部材11,15が取付けられた機器本体110と、支持部材12が取付けられたディスプレイ装置120と、を有する。ユーザは、操作パネル130に配置されたスイッチ、レバー等を操作してゲームを実行する。取付部材11,15は、機器本体110に取付けられる。支持部材12は、開閉体の一例であるディスプレイ装置120に取付けられる。ディスプレイ装置120(支持部材12)は、多節リンク機構20Aにより、図1の(a)に示す第1位置P1から図1の(b)に示す第2位置P2へ移動可能である。多節リンク機構20Aは、取付部材11,15と支持部材12とを連結して、ディスプレイ装置120(支持部材12)を、機器本体110に当接した第1位置P1から機器本体110から離間した斜め上方の第2位置P2まで移動させることが可能である。
スロットマシン100は、機器本体110に対してディスプレイ装置120を上下方向に回動させて開閉自在である。ディスプレイ装置120は、絵柄を回転させるリール、モータを含むリールの駆動機構、絵柄を停止させる操作ボタン、スピーカ、ディスプレイ装置、電飾装置等を内蔵している。ディスプレイ装置120は、機器本体110に設けた開閉装置10により支持されている。
図1の(b)に示すように、スロットマシン100は、ディスプレイ装置120を上方へ持ち上げて開口Kを形成し、開口Kを通じて機器本体110の内部へアクセス可能である。開閉装置10は、補助付勢力をディスプレイ装置120に作用させて開閉時のディスプレイ装置120の重量の一部を支持すると共に、ディスプレイ装置120が閉じられた際の機器本体110に対する衝撃的な衝突を回避させる。開閉装置10の取付部材11,15は、不図示のネジにより機器本体110に固定されている。開閉装置10の支持部材12は、不図示のネジによりディスプレイ装置120に固定されている。
(開閉装置)
図2は第1位置における開閉装置の外観の斜視図である。図3は第2位置における開閉装置の外観の斜視図である。図4は支持部材の移動経路の説明図である。図2に示すように、開閉装置10は、2つの多節リンク機構20A,20Bを、梁部材13,14で連結している。多節リンク機構20Aには、補助付勢手段30Aが設けられている。補助付勢手段30Aは、補助付勢力を発生して多節リンク機構20Aの動作を軽くする。多節リンク機構20Bには、補助付勢手段30Bが設けられている。補助付勢手段30Bは、補助付勢力を発生して多節リンク機構20Bの動作を軽くする。
多節リンク機構20A,20B及び補助付勢手段30A,30Bは、左右対称に形成されたそれぞれの部品をそれぞれ左右対称に組立た実質的に同一の機構である。したがって、以下では、多節リンク機構20A及び補助付勢手段30Aについて説明し、多節リンク機構20B及び補助付勢手段30Bに関する重複した説明を省略する。
図3に示すように、補助付勢手段30Aは、レバー部材23の中間部(53)を上方へ押し上げる。これにより、レバー部材23は、リンクシャフト52を中心にして上方へ回動して、第2リンク部材22のリンクシャフト51を上方へ押し上げる。これにより、第1リンク部材21は、リンクシャフト28を中心にして上方へ回動する。同時に、第2リンク部材22がリンクシャフト27の周りで回動して、ローラ25を中心にして支持部材12の先端を上方へ押し上げる。このようにして、図2に示すように、小さく畳まれていた多節リンク機構20A,20Bは、図3に示すように、大きく前方へ展開されて支持部材12の先端側が上方へ持ち上げられる。
図4に示すように、多節リンク機構20Aは、ディスプレイ装置を支持する支持部材12を、取付部材11に近接した第1位置P1から取付部材11から大きく前方へ離間させた斜め上方の第2位置P2へ、支持部材12の回動を伴って移動させる。補助付勢手段30Aは、多節リンク機構20Aを介して支持部材(ディスプレイ装置)12に補助付勢力を作用させる。
多節リンク機構20Aは、第1リンク部材21と第2リンク部材22とがいわゆるシアーズリンク機構を形成しているので、支持部材12を機器本体から大きく離れた第2位置P2へ移動させることができる。そして、第1リンク部材21は、その一端部が取付部材11に軸支され、その他端部が支持部材12に沿ってスライド可能であるため、支持部材12を第1位置P1から第2位置P2へ移動させる過程でディスプレイ装置(120)を上方へ開くように回動させることができる。第2リンク部材22の先端部に軸支されたローラ25は、支持部材12に設けられたガイド溝12cに保持され、ガイド溝12cに沿ってスライド可能である。支持部材12の第1位置P1から第2位置P2への移動に伴って、ローラ25は、支持部材12の先端位置から後端位置へ向かって移動する。
(多節リンク機構)
図5は開閉装置の分解斜視図である。図6はリンクシャフトの配置の説明図である。図5に示すように、第1リンク部材21,21は、梁部材13,14により一体に組立られている。固定ねじ13bは、梁部材13の両端部において、固定孔13cを貫通させて、梁部材13の端部に形成された雌ねじ13aに締め付けて固定されている。固定ねじ14bは、梁部材14の両端部において、固定孔14cを貫通させて、梁部材14の端部に形成された雌ねじ14aに締め付けて固定されている。
第1リンク部材21の一端部が取付部材11に軸支され、第1リンク部材21の他端部が支持部材12に沿ってスライド可能である。第2リンク部材22の一端部が支持部材12に軸支され、第2リンク部材22の他端部がレバー部材23の回動端に軸支されている。取付部材11は、前方側にリンク孔11aを有し、後方側にリンク孔11bを有する。支持部材12は、根本側の端部12aにリンク孔12bを有し、先端側にガイド溝12cを有する。第1リンク部材21は、端部21aにリンク孔21bを有し、中間部21cにリンク孔21dを有し、端部21eにリンク孔21fを有する。第2リンク部材22は、端部22aにリンク孔22bを有し、中間部22eにリンク孔22fを有し、端部22cにリンク孔22dを有する。レバー部材23は、端部23aにリンク孔23bを有し、中間部23cにリンク孔23dを有し、端部23eにリンク孔23fを有する。
図6に示すように、第1リンク部材21及び第2リンク部材22は、中間部で相互に軸支されている。第1リンク部材21と第2リンク部材22とは、中間部でリンクシャフト27により相互に軸支されて、いわゆるシザーリンクを形成する。図5に示すように、リンクシャフト27は、第2リンク部材22のリンク孔22f、ワッシャ27w、スペーサ27c、ワッシャ27wを順に貫通させて、第1リンク部材22のリンク孔21dに挿入し、先端をかしめて第1リンク部材22に固定されている。
図6に示すように、第2リンク部材22の先端に、リンクシャフト26を用いて支持部材12が回動自在に取付けられている。図5に示すように、リンクシャフト26は、第2リンク部材22のリンク孔22b、ワッシャ26wを順に貫通させて、支持部材12のリンク孔12bに挿入し、先端をかしめて支持部材12に固定されている。図6に示すように、取付部材11に、リンクシャフト28を用いて第1リンク部材21が回動自在に取付けられている。図5に示すように、リンクシャフト28は、取付部材11のリンク孔11a、ワッシャ28wを順に貫通させて、第1リンク部材21のリンク孔21bに挿入し、先端をかしめて第1リンク部材21に固定されている。
図6に示すように、第2リンク部材22の後端に、リンクシャフト51を用いてレバー部材23が回動自在に取付けられている(図9参照)。図5に示すように、リンクシャフト51は、第2リンク部材22のリンク孔23b、ワッシャ51wを順に貫通させて、レバー部材23のリンク孔23bに挿入し、先端をかしめてレバー部材23に固定されている。図6に示すように、取付部材11に、リンクシャフト52を用いてレバー部材23が回動自在に取付けられている。図5に示すように、リンクシャフト52は、取付部材11のリンク孔11b、ワッシャ52wを順に貫通させて、レバー部材23のリンク孔23fに挿入し、先端をかしめてレバー部材23に固定されている。
図6に示すように、リンクシャフト53は、多節リンク機構20Aのレバー部材23の中間部に、補助付勢手段30Aの回動部材31の回動端を回動自在に連結している。図5に示すように、リンクシャフト53は、レバー部材23のリンク孔23d、スペーサ53s、カラー53cを両端に取付けた回動部材31、ワッシャ53wを順に貫通させて、先端のねじ部53aをナット53nに締め付けて取付けられている。ローラ25は、ローラシャフト54を用いて、第1リンク部材21の先端に回動自在に取付けられている。
(補助付勢手段)
図7は補助付勢手段の分解斜視図である。図8は補助付勢手段の各部品の断面図である。図7中、(a)はスライダ、(b)は中間サポート、(c)はサポートである。
図6、図7に示すように、補助付勢手段30Aは、メインシャフト42を中心にして回動部材31を回動させる一種の補助付勢機構付きヒンジ開閉装置である。多節リンク機構20Aを介して補助付勢力を作用させる補助付勢手段30Aとしてアシスト機構付きヒンジ開閉装置を用いることで、圧縮コイルばね33,34,37,38を露出させることなく、補助付勢手段30Aをコンパクトに構成できる。
そして、補助付勢手段30Aは、取付部材15に設けられたケース41と、ケース41に案内されて所定方向へスライド移動可能なスライダ32と、ケース41に収容されてスライダ32を所定方向へ付勢する付勢手段の一例である圧縮コイルばね33,34,37,38と、ケース41に軸支されて多節リンク機構20Aに連結され、その回動に伴って圧縮コイルばね33,34,37,38の付勢に抗してスライダ32を移動させる回動部材31と、を有する。このため、回動部材31の回動によって、圧縮コイルばね33,34,37,38の付勢力を、多節リンク機構20Aが各位置で必要とする補助付勢力に応じたレベルに変更できる。
図7に示すように、回動部材31は、ケース41の上部の軸孔41a,41aに回動自在に取付けられている。回動部材31の軸孔31a,31aに軸受用のカラー42c,42cが装着されている。メインシャフト42は、ケース41の軸孔41a、ワッシャ42w、カラー42c,42c、ワッシャ42w、ケース41の軸孔41aを順番に貫通させて両端部をかしめることにより、ケース41の軸孔41a,41aに固定されている。
図5に示すように、メインシャフト42を中心とする回動部材31の回動端には、リンクシャフト53を用いてレバー部材23の中間部(23c)が連結されている。回動部材31の下部には、図8の(a)に示すスライダ32のカム面32mから駆動力を受け取るカムフォロアとしてのヒンジローラ44がピン43を用いて取付けられている。
図7に示すように、ピン43は、回動部材31のピン孔31b、ヒンジローラ44、回動部材31のピン孔31bを順番に貫通させて両端部をかしめることにより、回動部材31に固定されている。
図5に示すように、スライダ32、中間サポート36、及びサポート40は、ケース41との摩擦係数が小さい樹脂により形成されている。
図8の(a)に示すように、スライダ32には2つの凹所32a,32bが形成されている。図8の(b)に示すように、中間サポート36には4つの凹所36a,36b,36c,36dが形成されている。図8の(c)に示すように、サポート40には2つの凹所40a,40bが形成されている。
図7に示すように、圧縮コイルばね33は、スライダ32の凹所32aと中間サポート36の凹所36aとにより両端を保持されている。圧縮コイルばね34は、スライダ32の凹所32bと中間サポート36の凹所36bとにより両端を保持されている。圧縮コイルばね37は、中間サポート36の凹所36cとサポート40の凹所40aとにより両端を保持されている。圧縮コイルばね38は、中間サポート36の凹所36dとサポート40の凹所40bとにより両端を保持されている。
図5に示すように、補助付勢手段30Aは、中間サポート36を設けて圧縮コイルばね33,37及び圧縮コイルばね34,38を配置することにより、圧縮コイルばねを長さ方向に二分割している。その理由は、圧縮コイルばねが長くなると押し縮めた際に座屈し、圧縮コイルばねがケース41の内壁をこすって異音が発生するからである。
図8の(a)に示すように、スライダ32には円柱状の突当部32cが形成されている。図8の(b)に示すように、中間サポート36には、プッシュピン35を垂直に保持するための保持孔36eが形成されている。
図5に示すように、サポート40は、底面をサポートピン45に突き当ててケース41内に位置決められている。図7に示すように、サポートピン45は、ケースのピン孔41c,41dに挿入して両端部をかしめることにより、ケース41に固定されている。
図7に示すように、取付部材15は、ネジ15mをネジ孔15nに挿入して機器本体(110)の雌ネジに締め付けることにより機器本体(110)に固定されている。ケース41は、取付部材15に回動自在に取付けられている。ケース41の軸孔41e,41eに軸受用のカラー46c,46cが装着されている。シャフト46は、ケース41の軸孔41e,41e、カラー46c,42cを貫通させて両端部をかしめることにより、ケース41の軸孔41e,46eに固定されている。
(レバー部材)
ところで、補助付勢手段30Aは、多節リンク機構20Aを作動させるには、回動部材31の回動距離が短すぎて、ストロークが足りない。そこで、開閉装置10では、多節リンク機構20Aと補助付勢手段30Aのインターフェイスとして、レバー部材23を設けている。レバー部材23は、回動部材31と多節リンク機構20Aとを連結し、回動部材31の回動を増幅して多節リンク機構20Aに伝達することが可能である。このため、回動部材31から出力される回動量が小さい補助付勢手段30Aであっても、レバー部材23により回動部材31から出力される回動量を増幅して、多節リンク機構20Aを作動させることができる。
レバー部材23は、その一端部が取付部材11に軸支され、その他端部が多節リンク機構20Aに軸支され、一端部と他端部との中間部が回動部材31に軸支されている。このため、多節リンク機構20Aとレバー部材23との干渉範囲が狭くなり、開閉装置10をコンパクトに構成できる。そして、開閉装置10は、レバー部材23の回動によって、圧縮コイルばね33,34,37,38の付勢力を、多節リンク機構20Aが必要とする補助付勢力に応じたレベルに変更できる。したがって、ディスプレイ装置120の移動過程の自在な位置でディスプレイ装置120を停止させ得る、いわゆるフリーストップ機能を実現することが可能となる。
(吸込機能)
図9は開閉装置の吸込機能の説明図である。図1に示すように、スロットマシン100は、閉じ位置である第1位置P1に位置させたディスプレイ装置120を機器本体110に連結して容易に開かれないようにするロックレバー121を備えている。しかし、閉じ位置である第1位置P1での開閉装置10の補助付勢力が大きすぎると、ロックレバー121の係合を解除することが難しくなる。また、ロックレバー121を解除すると同時に、開閉装置10の補助付勢力でディスプレイ装置120が大きく跳ね上がることも好ましくない。そこで、開閉装置10は、第1位置P1の近傍では、ディスプレイ装置120を機器本体110側へ吸込む方向の補助付勢力を出力する。
すなわち、多節リンク機構20Aを畳んで支持部材12を第1位置P1に位置させた状態では、補助付勢手段30Aが多節リンク機構20Aを介して支持部材12を機器本体側へ付勢するようにレバー部材23が回動している。さらに、支持部材12が第1位置P1の近傍に位置している場合、レバー部材23の回動に伴って吸込機能がより確実になる位置へケース41が回動している。このため、図1に示すように、ディスプレイ装置120を機器本体110に当接させた状態では、補助付勢手段30Aが多節リンク機構20Aを介してディスプレイ装置120を機器本体110側へ付勢している。
言い換えれば、第1位置P1の近傍で支持部材12が第1位置P1へ吸い込まれるいわゆる吸込機構をレバー部材23の回動とケース41の回動とによって実現している。そのため、補助付勢手段30Aに吸込機構を設ける必要が無く、補助手段に吸込機構を設ける場合よりも安定した効率的な吸込機能を発揮している。そして、ケース41の回動により、さらに安定した効率的な吸込機能を実現している。これにより、ディスプレイ装置120の重量が軽くても、第1位置P1で安定して保持される。
図9に示すように、回動部材31は、ケース41に対してメインシャフト42を中心に回動することにより、リンクシャフト53を介して、レバー部材23を接線L31に沿った矢印Q1方向に駆動する。しかし、多節リンク機構20Aが第1位置P1のとき、レバー部材23は、リンクシャフト51を接線L31よりも矢印Q2側に位置させている。このため、補助付勢手段30Aは、多節リンク機構20Aを、ディスプレイ装置120を開く矢印Q4方向ではなく、反対の矢印Q3方向に付勢している。
すなわち、多節リンク機構20Aを矢印Q2方向に閉じる過程では、リンクシャフト51が接線L31を越えると、図1の(a)に示すように、ディスプレイ装置120は、開閉装置10により、機器本体110に押し付けられ、閉じ状態を安定に保つことができる。そして、逆に、多節リンク機構20Aを第1位置P1から矢印Q4方向に開く過程では、リンクシャフト51が接線L31を越えるまで手動で支持部材12を移動させて初めて、開閉装置10は、支持部材12に対して機器本体110から離れる方向、すなわち開く方向の補助付勢力を作用させる。
(所定のカム面)
図10は開閉装置の動作過程における補助付勢力の変化の説明図である。図11はカム面のカム曲線の説明図である。図11中、(a)は第1位置、(b)は第2位置である。実施例1の開閉装置10は、補助付勢手段30Aのスライダ32に設けられた所定のカム面32mを用いて、支持部材12の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行っている。このため、所定のカム面32mのカム曲線を変更することによって、圧縮コイルばね33,34,37,38の付勢力を、多節リンク機構20Aが各位置で必要とする補助付勢力に応じたレベルに変更できる。したがって、ディスプレイ装置120の移動過程の自在な位置でディスプレイ装置120を停止させ得る、いわゆるフリーストップ機能を実現することが可能になる。
図6に示すように、回動部材31は、ケース41に対して回動自在であって、多節リンク機構20Aに連結され、回動に伴って圧縮コイルばね33,34,37,38の付勢に抗してスライダ32を移動させる。開閉装置10は、所定のカム面32mを設けたスライダ32と回動部材31とを用いるので、圧縮コイルばね33,34,37,38のみを用いる場合に比較して、開閉体の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行うことが可能である。
図1を参照して図4に示すように、多節リンク機構20Aは、第1位置P1から第2位置P2へ向かって開かれる際に、その前半過程は、支持部材12に取付けられるディスプレイ装置120の重心位置の上昇が緩やかである。しかし、後半過程では、支持部材12が第2位置P2へ近づくに従ってディスプレイ装置120の重心位置の上昇が急峻になる。このため、図10に破線で示すように、第1位置P1から第2位置P2へ向かう前半は、補助付勢手段30Aに必要な補助付勢力は小さくほぼ一定である。その後、第2位置P2へ近づくに従って補助付勢手段30Aに必要な補助付勢力は大きくなる。
これに対して、図6に示すように、補助付勢手段30Aの圧縮コイルばね33,34,37,38は、多節リンク機構20Aが第1位置(P1)のとき、最大に押し縮められて付勢力が最大となり、その後、伸びて第2位置(P2)では付勢力が最小となる。このため、圧縮コイルばね33,34,37,38の付勢力を単純に多節リンク機構20Aへ伝達した場合、第1位置P1では補助付勢力が過剰になり、第2位置P2では補助付勢力が不足する。そこで、開閉装置10では、レバー部材23とスライダ32のカム面32mとにより、第1位置P1から第2位置P2までの各位置において、多節リンク機構20Aに必要な補助付勢力と補助付勢手段30Aが出力する補助付勢力とをほぼ一致させている。
図11の(a)に示すように、多節リンク機構20Aが第1位置P1にあるとき、スライダ32がヒンジローラ44を押圧する押圧力P32は最大である。しかし、スライダ32の押圧力P32の方向の直線L32とメインシャフト42との距離R31が短いため、補助付勢手段30Aがレバー部材23に出力するトルクは小さくなる。加えて、上述したように、第1位置P1では、レバー部材23は、多節リンク機構20Aを第2位置P2へ向かって開く方向へは補助付勢力を出力し難い回動姿勢にある。その後、回動部材31の回動に伴って、押圧力P32の向かう方向の直線L32とメインシャフト42の距離D32が増加し、レバー部材23が回動して、多節リンク機構20Aを第2位置P2へ向かって開く方向へ補助付勢力を伝達し始める。このため、図10に示すように、補助付勢手段30Aが多節リンク機構20Aに出力する補助付勢力は上昇する。
図11の(b)に示すように、多節リンク機構20Aが第2位置P2にあるとき、スライダ32がヒンジローラ44を駆動する押圧力P32は多少減っても、押圧力P32が作用する直線L32とメインシャフト42の距離R31が長いため、補助付勢手段30Aがレバー部材23に作用するトルクは大きくなる。また、図8の(a)に示すカム面32mにおけるヒンジローラ44の接触位置が水平部32jから傾斜部32iへ移行しているため、水平部32jを押圧していたときよりも補助付勢手段30Aがレバー部材23に作用するトルクが増幅されている。
(ダンパ)
図7に示すように、実施例1の開閉装置10では、補助付勢手段30Aのケース41に収容されたダンパの一例であるショックアブソーバ39を用いて、図1に示す支持部材12の移動過程を通じたきめ細かな補助付勢力の設定を行っている。図1に示すように、重いディスプレイ装置120を取付けた多節リンク機構20Aを畳んでディスプレイ装置120を第1位置P1へ移動させる場合、ディスプレイ装置120を第1位置P1へ向かって勢いよく押し出すと、機器本体110にディスプレイ装置120が衝突して衝撃が発生する可能性がある。しかし、多節リンク機構20Aに別途ショックアブソーバを設けることは回避したい。そこで、図6に示すように、開閉装置10では、ショックアブソーバ39を圧縮コイルばね40の内側空間に収容している。ショックアブソーバ39は、多節リンク機構20Aが第1位置P1へ向かう速度が大きいほど大きな粘性抵抗を出力して機器本体110にディスプレイ装置120をゆっくり閉じさせる。
図7に示すように、中間サポート36の保持孔36eにプッシュピン35が保持され、プッシュピン35の上端がスライダ32の突当部32c(図8の(a)参照)に突き当てられている。サポート40の凹所40bには、圧縮コイルばね38の内側空間を利用してショックアブソーバ39が保持されている。ショックアブソーバ39の出力軸39aは、プッシュピン35の下端に突き当てられ、プッシュピン35の上端はスライダ32の突当部32cに突き当てられている。ショックアブソーバ39は、サポート40の底面40cとプッシュピン35との間で、スライダ32から伝達されるショックを吸収するオイルダンパである。開閉装置10をコンパクトな外観に構成しつつ、ショックアブソーバ39によるディスプレイ装置120の滑らかな制動を利用できる。
実施例1では、取付部材11,15を2個の部品で構成した。しかし、取付部材11,15は、一体に形成された1個の部品として構成してもよい。また、取付部材11を2つに分割して第1リンク部材21を軸支する支持部材とレバー部材23を軸支する支持部材とを別々に機器本体110に取付てもよい。
実施例1では、2個の多節リンク機構20A,20Bによりディスプレイ装置120を機器本体110に対して支持させた。しかし、ディスプレイ装置120の重量によっては、1個又は3個以上の多節リンク機構を有する開閉装置として実施してもよい。
実施例1では、補助付勢機構付きヒンジ開閉装置と同様な構成の補助付勢手段30Aを採用して多節リンク機構20Aに補助付勢力を作用させた。そして、補助付勢手段30Aは、回動部材31側にヒンジローラ44を設け、スライダ32側にヒンジローラ44が当接するカム面32mを設けていた。しかし、補助付勢手段30Aにおけるカム面とカムフォロアとの関係は逆にしてもよい。すなわち、補助付勢手段30Aは、回動部材31側にカム面を設け、スライダ32側にカム面を倣うローラを設けてもよい。あるいは、回動部材31側とスライダ32側との両方にカム面を設けて実施してもよい。
(その他の実施の形態)
本発明の開閉装置は、上述した実施例で説明した具体的な構成及び用途には限定されない。上述した実施例の構成の一部又は全部を等価な構成に置き換えた別の形態でも実施可能である。実施例1では、スロットマシン100のディスプレイ装置120を機器本体110に取付る開閉装置10について説明した。しかし、開閉装置10は、複写機、印刷機、生産機械、ゲームマシン、遊技機等の各種のゲーム装置でも使用可能である。
実施例1では、取付部材11,15を機器本体110に取付け、支持部材12をディスプレイ装置120に取付ける実施の形態を説明した。しかし、開閉装置10は、取付部材11,15をディスプレイ装置120に取付け、支持部材12を機器本体110に取付ける実施の形態でも実施可能である。
本発明は以上のように構成したので、ディスプレイ装置を機器本体から離れた位置で上方へ開く形式の開閉装置、並びに、このような開閉装置を装備したスロットマシンやパチンコ型スロットマシンのようなゲーム装置に用いて好適であるが、前記ゲーム装置以外にも開閉体に対し同様な機能が求められる家具や産業機械に対しても好適に用いられるものである。
10 開閉装置
11,15 取付部材
12 支持部材
12c ガイド溝
13,14 梁部材
20A,20B 多節リンク機構
21 第1リンク部材
21a 端部
21c 中間部
21e 端部
22 第2リンク部材
22a 端部
22c 端部
22e 中間部
23 レバー部材
23a 端部
23c 中間部
23e 端部
25 ローラ
26,27,28,29,51,52,53 リンクシャフト
30A,30B 補助付勢手段
31 回動部材
32 スライダ
32m カム面
33,34,37,38 圧縮コイルばね
35 プッシュピン
36 中間サポート
39 ショックアブソーバ(ダンパ)
40 サポート
41 ケース
42 メインシャフト
43 ピン
44 ヒンジローラ
45 サポートピン
54 ローラシャフト
100 スロットマシン
110 機器本体
120 ディスプレイ装置(開閉体)
130 操作パネル

Claims (9)

  1. 機器本体に取付けられる取付部材と、開閉体を支持する支持部材と、前記機器本体に当接させた第1位置から前記機器本体から離間した斜め上方の第2位置へ前記開閉体の回動を伴って前記開閉体を移動させるように前記取付部材と前記支持部材とを連結する多節リンク機構と、前記多節リンク機構を介して前記開閉体に補助付勢力を作用させる補助付勢手段と、を有する開閉装置であって、
    前記補助付勢手段は、前記取付部材に設けられたケースと、前記ケースに案内されて所定方向へスライド移動可能なスライダと、前記ケースに収容されて前記スライダを前記所定方向へ付勢する付勢手段と、前記ケースに軸支されて前記多節リンク機構に連結され、その回動に伴って前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを移動させる回動部材と、を有する、
    ことを特徴とする開閉装置。

  2. 前記回動部材の回動を増幅して前記多節リンク機構に伝達することが可能なレバー部材を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記レバー部材は、その一端部が前記取付部材に軸支され、その他端部が前記多節リンク機構に軸支され、前記一端部と前記他端部との中間部が前記回動部材に軸支されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の開閉装置。
  4. 前記開閉体を前記第1位置に位置させた状態では、前記補助付勢手段が前記多節リンク機構を介して前記開閉体を前記機器本体側へ付勢するように前記レバー部材が回動している、
    ことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置。
  5. 前記ケースは、前記取付部材に軸支され、
    前記開閉体を前記第1位置に位置させた状態では、前記補助付勢手段が前記多節リンク機構を介して前記開閉体を前記機器本体側へ付勢するように前記ケースが回動している、
    ことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  6. 前記多節リンク機構は、それぞれの中間部で相互に軸支された第1リンク部材及び第2リンク部材を有し、
    前記第1リンク部材は、その一端部が前記取付部材に軸支され、その他端部が前記支持部材に沿ってスライド可能であって、
    前記第2リンク部材は、その一端部が前記支持部材に軸支され、その他端部が前記レバー部材に軸支されている、
    ことを特徴とする請求項2~5のいずれか1項に記載の開閉装置。
  7. 前記補助付勢手段は、前記スライダにおける前記回動部材との当接位置が前記回動部材の回動に伴って移動する面に所定のカム面を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の開閉装置。
  8. 前記補助付勢手段は、前記ケースに収容されて前記スライダの前記所定方向と反対方向の移動に抗するダンパを有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の開閉装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の開閉装置と、
    前記取付部材が取付けられた機器本体と、
    前記支持部材が取付けられた開閉体と、を有することを特徴とする情報端末装置。
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