JP6601898B2 - 蓋体の開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機器本体に対して開閉可能に取り付ける蓋体を有する医療機器、分析機器、半導体製造装置、及び複写機等の各種装置に用いて好適な、とくにトルク調整機構に工夫を凝らした蓋体の開閉装置に関するものである。
医療機器、分析機器、半導体製造装置、及び複写機等の各種装置の機器本体には、機器本体に対して蓋体を開閉可能に取り付ける開閉装置が用いられている。
このような蓋体の開閉装置は、その内部に収容した圧縮コイルスプリングの弾力により蓋体の自重による閉成方向のトルクを軽減させて、蓋体を軽く開くことができるようにしたものが広く用いられている。このような蓋体の開閉装置で、各種装置の機器本体側に取り付けられる取付部材と、この取付部材にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられると共に前記蓋体を支持する支持部材と、前記取付部材内にスライド可能に設けられるスライダーと、前記取付部材内に収容され、前記スライダーを前記支持部材に押し付けて前記蓋体を開成方向に回転させるトルクを付与する圧縮コイルスプリングとを備えている。この圧縮コイルスプリングによって蓋体は前記支持部材を介して開成方向に回転付勢され、蓋体を開成方向に回転させるときには、圧縮コイルスプリングの弾力により蓋体自体の重量を感じさせることなく軽い力で開くことができる。
このような蓋体の開閉装置において、下記特許文献1に記載されているように、圧縮コイルスプリングの弾力を調整するトルク調整機構に市販のネジを用い、このネジを取付部材の底板に設けた雌ネジ孔に直にネジ着させる構成となっているものが公知である。
下記特許文献2に記載されたものは、圧縮コイルスプリングを収容させる取付部材を合成樹脂成型品とした上で、使用中に取付部材が圧縮コイルスプリングの弾力で破壊されてしまわないように、取付部材に金属プレート製の枠体を装着してある。
さらに、下記特許文献3に記載されたものは、強度を出すために圧縮コイルスプリングを収容した取付部材にかなり肉厚の合成樹脂成型品を用いている。
特許文献1に記載されているトルク調整機構は、調整ネジに市販のネジを用い、しかもその雄ネジ部を取付部材の底板に設けた雌ネジ孔へ直にネジ着させたものであったため、使用中に調整ネジが弛みやすく、かつ容易に外れて紛失してしまうなどの問題点があった。このような場合には調整ネジのピッチの合わないものが用いられ易く、ネジ山がつぶれたりして、その後のトルク調整が困難になるといった問題もあった。さらに、弛み防止のためにダブルナットを用いるものは、ナットの分だけコストアップになるという問題がある上に、調整のためにドライバーの他にスパナを必要とするなどの煩雑な面があった。さらに、特許文献1に記載のものは、トルク調整機構が調整可能範囲全体に対して現在の設定がどの程度の値であるのかを示す目盛りなどの手段がなく、調整作業上不便であった。
次に、特許文献2に記載のものは、圧縮コイルスプリングを収容させた合成樹脂製の取付部材に強度向上のための金属プレート製の枠体を必要とする上に、このように構成しても、重量のある蓋体を支えるために、弾力の強い圧縮コイルスプリングを用いるものは、充分な強度を維持できず、枠体で覆われていない部分が破壊されてしまうおそれがあった。また、樹脂であるために取付部材へトルク調整機構を取り付けにくいといった問題があった。
そして、特許文献3に記載されたもののように、肉厚の合成樹脂で取付部材を構成すると、この肉厚のために取付部材が大型になってしまうといった問題がある上に、樹脂であるために取付部材へトルク調整機構を取り付けにくいといった問題があった。
実開平6―76950号公報 特開平10−315570号公報 特開2010−282158号公報
本発明は、従来の蓋体の開閉装置の前記の如き問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、装置を小型化できた上で、スライダーの摺動を滑らかなものとし、重量のある蓋体を開閉装置が破壊されることなく永年安定して開閉保持させることができ、調整ネジが使用中にはずれてしまったり、調整ネジの弛みを可及的に防止した使い勝手の良い蓋体の開閉装置を提供せんとするにある。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明に係る蓋体の開閉装置は、機器本体の後部上端に取り付けられる取付部材と、この取付部材にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられると共に蓋体を支持する支持部材と、この支持部材に設けた作動部材の回転支点を超えた側に設けられた作動部材に接し前記取付部材内にスライド可能に設けられるスライダーと、前記取付部材内に収容され前記スライダーと前記取付部材の底板との間に弾設された圧縮コイルスプリングと、前記圧縮コイルスプリングのトルク調整機構とを備えた蓋体の開閉装置において、前記取付部材を断面略コの字状を呈した金属プレート製の外側フレームと、前記外側フレーム内に収容、固着される断略コの字形状を呈した金属プレート製の内側フレームとで構成すると共に、前記トルク調整機構を、前記内側フレーム内に非回転かつ軸方向へ移動可能に収容されたところの前記圧縮コイルスプリングの一端部を受けるフランジ部とこのフランジ部に続いて設けられた筒部とこの筒部の頂部に設けられた雌ネジ部から成るバネ受け部材と、前記内側フレームの底板に設けた調整孔に挿通させられる操作軸部とこの操作軸部よりも大径で前記筒部内に収容されると共に前記底板に接する胴部とこの胴部に続いて設けられ前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部から成る調整ネジとで構成すると共に、前記調整ネジの前記胴部が前記取付部材の底板と当接する領域に、少なくとも1つの弛み止め凸部または凹部を設け、前記取付部材の底板に、前記凸部または凹部と互いに嵌合する少なくとも1つの凹部または凸部を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の好適な実施例においては、前記取付部材に、前記トルク調整機構による調整量を表示する調整量表示器を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の好適な実施例においては、前記調整量表示器が、前記バネ受け部材の位置を示すように前記取付部材の天板に設けた開口部とその周囲に記入した目盛であることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の好適な実施例においては、前記調整量表示器が、前記取付部材の前記内側フレームの天板に設けた開口部とその周囲に記入した目盛であることを特徴とする。
請求項に記載の本発明の好適な実施例においては、前記圧縮コイルスプリングと平行にもう1つの圧縮コイルスプリングを設け、このもう1つの圧縮コイルスプリング内に、前記蓋体の所定の閉成角度以下で作用するダンパー装置を収容したことを特徴とする。
請求項に記載の本発明の好適な実施例においては、前記スライダーの前記圧縮コイルスプリングと当接する内面とは反対側の外面にカム面を設け、前記支持部材には前記カム面と当接する作動部材を設けたことを特徴とする。
前記の如く、請求項1に記載の本発明に係る蓋体の開閉装置おいては、その取付部材を金属プレート製の外側フレームと内側フレームとで構成し、スライダーが内側フレーム内で上下方向へ摺動するようにしたので、取付部材を肉厚の合成樹脂製としたり、さらに合成樹脂製にした上で、金属製の枠体で補強したりしなくとも、充分な強度を持ち、かつスライダーの摺動を滑らかなものとすることができたものである。
さらに、トルク調整機構を、内側フレーム内に非回転か軸方向へ移動可能に収容されたところの圧縮コイルスプリングの一端部を受けるフランジ部とこのフランジ部に続いて設けられた筒部とこの筒部の頂部に設けられた雌ネジ部から成るバネ受け部材と、内側フレームの底板に設けた調整孔に挿通させられる操作軸部とこの操作軸部よりも大径で筒部内に収容されて底板と接する胴部とこの胴部に続いて設けられ雌ネジ部と螺合する雄ネジ部から成る調整ネジとで構成したので、調節ネジにナットを用いなくとも底板に接した胴部で圧縮コイルスプリングの圧力を受けることから弛みにくく、かつ調整ネジが使用中に抜け出てしまい、紛失してしまうことがないという作用効果を奏し得る。
請求項2に記載の如く、前記トルク調整機構による調整量を表示する調整量表示器を設けることにより、前記調整ネジの操作による現在の設定値が容易に把握できるようになり、調整作業の迅速化と正確性が確保できる。
請求項3〜4に記載の如く、調整量表示器を前記取付部材の天板、特に内側フレームの天板に設けることにより、簡便な構成で正確な表示を行うことができる。
請求項に記載の如く、前記圧縮コイルスプリングに加えて、ダンパー装置を併設することにより、蓋体の閉成動作時の自重による落下時の衝撃を緩和する効果が一層増進される。
請求項に記載の如く、前記スライダーの外面にカム面を設け、前記支持部材に作動部材を設けることにより、蓋体の開閉操作時において、前記圧縮コイルスプリングの弾力を前記支持部材に円滑に伝達でき、蓋体の回転トルクを適正に制御できる。
本発明に係る蓋体の開閉装置の実施例1を示す外観斜視図である。 図1に示した蓋体の開閉装置の分解斜視図である。 図1に示した蓋体の開閉装置の外側フレームを示し、(a)は外観斜視図、(b)は平面図である。 図1に示した蓋体の開閉装置の内側フレームを示し、(a)は外観斜視図、(b)は別の方向から見た外観斜視図である。 図1に示した蓋体の開閉装置のトルク調整機構のバネ受け部材を示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のA−A線断面図である。 図1に示した蓋体の開閉装置のトルク調整機構の調整ネジを示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は正面図である。 図1に示した蓋体の開閉装置を各種装置の機器本体へ取り付けて蓋体を閉じた状態の縦断面図である。 図7の状態から蓋体を45°まで開いた状態における蓋体の開閉装置の縦断面図である。 図7の状態から蓋体を全開状態にした状態における蓋体の開閉装置の縦断面図である。 本発明に係る蓋体の開閉装置のトルク調整機構のバネ受け部材の他の実施例を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は異なった方向から見た外観斜視図、(c)は縦断面図である。 図10に示したバネ受け部材を用いたトルク調整機構の縦断面図である。 本発明に係る蓋体の開閉装置のトルク調整機構の調整ネジの他の実施例を示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は側面図である。 図12に示した調整ネジを取り付ける内側フレームを示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のB−B線拡大断面図である。 本発明に係る蓋体の開閉装置のトルク調整機構の調節ネジの他の実施例を示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は側面図である。 図14に示した調節ネジと共に用いる弛み止めワッシャーを示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は異なった方向から見た外観斜視図である。 図14と図15に示した調節ネジと弛み止めワッシャーを用いたトルク調整機構の拡大断面図である。 本発明に係る蓋体の開閉装置の他の使用例を示す説明図である。
以下、本発明に係る各種装置の蓋体の開閉装置を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図9は本発明に係る蓋体の開閉装置の実施例1を示す図である。本発明に係る蓋体の開閉装置1は、図7〜図9に示すように、各種装置5の機器本体51の後端部上部に、蓋体52を開閉可能にするために縦方向に取り付けるものである。各種装置5としては、蓋体52を有するものであればとくに限定されず、例えば、医療機器、分析機器、半導体製造装置、及び複写機等が挙げられるが、これに限定されるものではない。また、この種の蓋体の開閉装置は、通常2個用いられるものであるが、そのうちの1個のみを説明する。このもう1個の方は、本発明とは異なった構成のものが用いられる場合がある。
本発明に係る蓋体の開閉装置1は、蓋体52を有する各種装置5の機器本体51側に取り付けられる取付部材11と、この取付部材11にヒンジシャフト13を軸に回転可能に取り付けられると共に前記蓋体52を支持する支持部材12と、取付部材11内にスライド可能に収容されたスライダー14と、取付部材11内に収容され、スライダー14を前記支持部材12に取り付けた作動部材15に押し付けて前記蓋体52を開成方向に回転させるトルクを付与する圧縮コイルスプリング16A、16Bと、を備え、蓋体52を回転させて、機器本体51の上面を蓋体52で覆う閉成状態と、機器本体51の上面を露出させる開成状態とを形成するものである。その際、圧縮コイルスプリング16A、16Bは、蓋体52を開成方向に回転付勢するようになっている。
圧縮コイルスプリング16A、16Bとしては、蓋体52を開成方向に回転付勢すると共に、蓋体52が所定の回転角度(例えば、略20°)以下のとき、蓋体52を付勢する弾力が蓋体52の降下モーメントより小さいものを選定する。なお、本発明において開成方向とは、蓋体52を回転させて開く方向をいう。また、閉成方向とは、開成方向とは反対の方向で蓋体52を回転させる際に蓋体52が閉じる方向をいう。
本発明に係る蓋体の開閉装置1においては、前記圧縮コイルスプリング16Aの前記スライダー14の側とは反対側の端部に、この圧縮コイルスプリング16Aの弾力を調節することによって、蓋体52を前記の如く回転付勢する力を増減、調整するトルク調整機構17を設けたことに特徴がある。即ち、トルク調整機構17は、圧縮コイルスプリング16Aの端部に当接せしめられたバネ受け部材171と、このバネ受け部材171に螺合されると共に前記取付部材11の外部から回転操作することが可能な調整ネジ172とを備え、この調整ネジ172を回転させてバネ受け部材171の位置を調節することにより、圧縮コイルスプリング16Aの弾力を調節し、これによって、蓋体52に対する回転トルクを調整できるようになっている。なお、圧縮コイルスプリング16Aと平行に設けたもう一方の圧縮コイルスプリング16Bの内部には、ダンパー装置18が設けられている。このダンパー装置18は、蓋体52が閉成方向に回転したとき、蓋体52を所定の回転角度以下(例えば略10°以下)においてのみその蓋体52の回転速度を低減させるように動作するものである。ダンパー装置18は、例えば、公知のオイルダンパー装置等である。なお、本発明において、圧縮コイルスプリングの個数は任意であり、前記ダンパー装置も必ずしも設ける必要はない。
以下、本発明に係る蓋体の開閉装置1の構成について、より具体的に説明する。
図示した本発明に係る蓋体の開閉装置の実施例1において、前記取付部材11はそれぞれSUSのような金属プレート製の外側フレーム11Aと内側フレーム11Bとから構成されている。
図示した実施例1における取付部材11の外側フレーム11Aは、プレス加工によって製造され、図3に示すように、底板11aと、底板11aの両側端部からそれぞれ底板11aに対して略直角に立ち上げた互いに対向する一対の側板11bと、当該一対の側板11bの外端をそれぞれ内側へ略直角に折り曲げ、前記底板と対向するように形成された拘持板11nとを有する。また、内側フレーム11Bは、プレス加工によって製造され、図4に示すように、天板11cと、天板11cの両側端部からそれぞれ天板11cに対して略直角に立ち上げた互いに対向する一対の側板11dと、当該一対の側板11dの外端をそれぞれ内側へ略直角に折り曲げ、前記天板11cと対向するように形成された拘持板11oと、前記天板11cの後端を内側へ略直角に折り曲げて形成された底板11eとを有する。
外側フレーム11Aと内側フレーム11Bとの連結は、かしめピン20を、内側フレーム11Bの側板11d、11dと底板11eから垂下させた補強片10a、10aにそれぞれ設けたピン孔10b、10b及びピン孔10c、10cに挿通させ、外側フレーム11Aに明けたピン孔11fと内側フレーム11Bに明けたピン孔11gに挿通し、かしめピン21を、外側フレーム11Aに明けたピン孔11fと内側フレーム11Bに明けたピン孔11gに挿通し、同様に、かしめピン22を、外側フレーム11Aに明けたピン孔11hと内側フレーム11Bに明けたピン孔11iに挿通した上で、これらのかしめピン20、21、22をかしめることによって行う。
外側フレーム11Aの底板11aは、略矩形状に形成され、その両側の側板11bから切り起こしたフラップ11jに明けたネジ孔11kに挿通したネジやビス等により機器本体51に取り付けられる。外側フレーム11Aの両側の側板11bの先端部は互いに対向する側に略90°折り曲げて、内側フレーム11Bを保持するための拘持板11nを形成する。また、内側フレーム11Bの両側の側板11dの先端部は互いに対向する側に略90°折り曲げて、スライダー14を保持するための拘持板11oを形成する。内側フレーム11Bの前記底板11eには、後述するトルク調整機構17の調整ネジ172の操作軸部172bを露出させる調整孔11rが設けられると共に、前記ダンパー装置18の下端凸部18cを嵌合させるためのダンパー孔11sが設けられている。尚、指示記号11tで示されたものは後板である。
取付部材11の内側フレーム11Bの両側の側板11dには、支持部材12を回転可能に軸支するヒンジシャフト13を挿通するためのシャフト孔11mが明けられている。支持部材12は、図面に示すように、各種装置5の蓋体52を取付ネジ25によって取り付けるためのネジ孔12bを有する取付板12aと、この取付板12aの両側から直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びる側板12cと、前記取付板12aから両側の側板12cの間に折り曲げられた状態で延伸された補強板12dとを有しており、この側板12cには、前記ヒンジシャフト13を挿通するためのシャフト孔12eが明けられている。ヒンジシャフト13により取付部材11の内側フレーム11Bに対して支持部材12を回転可能に取り付ける際には、内側フレーム11Bの前記シャフト孔11mと支持部材12の前記シャフト孔12eとを孔合せし、支持部材12の前記シャフト孔12eには回り止め付きの軸受23を装着した上で、これらの孔にヒンジシャフト13を挿通し、その端部をかしめ等によって固定するものである。尚、指示記号24,24で示されたものは、スペーサーリングである。
支持部材12の側板12c、12cのシャフト孔12e、12eに近接した位置には、受圧孔12f、12fが設けられ、この受圧孔12f、12fに作動部材15が取り付けられている。この作動部材15は、受圧孔12f、12fに取り付けられた支持シャフト151と、この支持シャフト151に回転可能に装着された受圧ローラ152とで構成されている。この作動部材15は、後述するスライダー14のカム面14cに接触し、圧縮コイルスプリング16Aによる押出し力を支持部材12に伝達して、蓋体52の開閉操作時の回転トルクを調整するようになっている。尚、この作動部材15は1例であって、このものに限定されない。受圧ローラ152は省略される場合がある。
前記の如く、圧縮コイルスプリング16A、16Bについては、その個数は特に限定されず、1本でも、或いは、図示実施例1の如く2本以上を並列させてもよく、或いはまた、径の大きな圧縮コイルスプリング16A、16Bの中に径の小さな圧縮コイルスプリングを入れたものを2組並列させてもよい。即ち、圧縮コイルスプリング16A、16Bは、前記の如く、蓋体52を開成方向に回転付勢すると共に、蓋体52が所定の回転角度(例えば、略20°)以下のとき、蓋体52を付勢する弾力が蓋体52の降下モーメントより小さくなるならばどのように構成してもよい。
スライダー14は、断面矩形の有底筒体状に形成されており、2本の圧縮コイルスプリング16A、16Bをそれぞれ個別に収容するバネ収容部14a、14a(一方のみ表示)が設けられている。
スライダー14の前記圧縮コイルスプリング16A、16Bと当接する内面とは反対側の外面の略中央部には、僅かに傾斜したカム面14cが設けられている。図1に示すような閉成位置にある蓋体52を、開成方向(上方)へ回転させると、作動部材15と当接する箇所がカム面14cに沿って徐々に摺動すると同時に、スライダー14が圧縮コイルスプリング16A、16Bによって押し上げられ、蓋体52を軽い力で持ち上げることができる。図8には、蓋体52を例えば45°開いた状態が示してある。そして、蓋体52を更に開いてゆき、図9に示すような最大開放角度(例えば、略130°)になると、支持部材12の前記補強板12dの外端部12gが取付部材11の内側フレーム11Bの天板11cの上端に当たって、それ以上の開成操作が防止されるようになっている。
トルク調整機構17は、前記の如く、圧縮コイルスプリング16Aの弾力を調節することにより、支持部材12を介して蓋体52の回転トルクを調整するものである。図示した実施例において、トルク調整機構17は、前記圧縮コイルスプリング16Aの前記スライダー14の側とは反対側の端部に設けられ、バネ受け部材171と調整ネジ172とから構成される。
このうちバネ受け部材171は、図2と図5及び図7〜図9に示すように、前記調整ネジ172の胴部172cを収容し、圧縮コイルスプリング16A内部へ挿入されてガイド部を構成する筒部171bと、この筒部171bの頂部に設けたところの前記調整ネジ172の雄ネジ部172aと螺合する雌ネジ部171aと、前記筒部171bに続いて設けられたところの前記圧縮コイルスプリング16Aの端部に当接せしめられるフランジ部171cとで構成されている。更に、この実施例1のバネ受け部材171においては、図15に示すように、前記フランジ部171cの外周の一部が突出して回り止め凸部171dを形成し、この回り止め凸部171dの先端には指針突起171eが形成されている。前記回り止め凸部171dは、取付部材11の内側フレーム11Bに明けた表示器用の開口部11pに差し込まれ、これによって、バネ受け部材171は、取付部材11及び圧縮コイルスプリング16Aの内部で、その軸方向には移動可能であるが、軸回りに回転しないように構成されている。さらに、フランジ部171cには内側フレーム11Bの底板11eに設けられたボス部11uを収容する凹部171fが設けられている。このボス部11uは、バネ受け部材171の設置状態を安定させると共に、調整ネジ172の操作軸部172bが外部へ突出するのを防止している。
一方、前記調整ネジ172は、図2と図6〜図9に示すように、前記バネ受け部材171の雌ネジ部171aに螺合される雄ネジ部172aと、前記取付部材11の内側フレーム11Bに明けた調整孔11r(図7参照)に回転自在に嵌め入れられる操作軸部172bと、前記雄ネジ部172aと操作軸部172bの中間位置に設けられ、前記雄ネジ部172a及び操作軸部172bよりも大径の胴部172cとを有している。前記調整孔11rから外部に露出した操作軸部172bの先端面には、例えば、ドライバー等の工具により調整ネジ172を取付部材11内で簡単に回転させることができる操作凹部172dが形成されている。調整ネジ172の大径の胴部172cは、バネ受け部材171の前記筒部171b内に収容されているので、組立後調整ネジ172が内側フレーム11Bより抜け出てしまうことはない。
次に、上記実施例1に係る蓋体の開閉装置1及びこの蓋体の開閉装置1を備えた各種装置5の作用を説明する。
開閉装置1は、実施例1のものは図1と図7から図9に示したように、取付部材11の外側フレーム11A に設けたフラップ11j、11jを機器本体51の後端上部に縦方向に取り付けてあり、蓋体52は取付部材11に対し直角状態に支持部材12へ取り付けられる構成である。尚、この取付方法は1例であり後述するように他の取付方法もある。蓋体52は、これを開くために回転させるとき、圧縮コイルスプリング16A、16Bの弾力によって開成方向に回転付勢されているので、重量を感じさせることなく開成方向に回転することができる。
蓋体52を閉じるために降ろすと蓋体52は、ヒンジシャフト13を軸に回転して閉成状態になる。
このような本発明に係る蓋体の開閉装置1は、トルク調整機構17が設けられているので、圧縮コイルスプリング16A、16Bの弾力を変化させて支持部材12の回転トルクを調節することができる。すなわち、ドライバー等の工具を操作軸部172bの操作凹部172dに係合させた後、この工具を軸周りに回転させると、この工具の回転に伴って内側フレーム11B内に設けられている調整ネジ172が適宜回転する。すると、バネ受け部材171が内側フレーム11B内をその軸方向に移動する。このバネ受け部材171には、圧縮コイルスプリング16Aの端部が当接されているために、この圧縮コイルスプリング16Aの両端部間の長さが変わって圧縮コイルスプリング16Aの弾力が変化する。例えば、調整ネジ172を一方の方向に回転させると、バネ受け部材171が調整ネジ172に近づく方向に移動してバネ荷重が弱くなり、他方、調整ネジ172を他方の方向に回転させると、バネ受け部材171が調整ネジ172から離れる方向に移動してバネ荷重が強くなる。このようにバネ荷重を変えることにより、トルクの調節を行うことができる。
このように、調整ネジ172を回転させると、バネ受け部材171は回転することなく軸方向に移動するために、圧縮コイルスプリング16Aは捩じれることなく両端部間の長さが変わって圧縮コイルスプリング16Aの弾力が変化するので、トルクの調節を行うことができる。
また、操作軸部172bが内側フレーム11Bの底板11eに設けた調整孔11rから外部に露出されているために、調整ネジ172の操作が簡単であるので、トルクの調節を簡単に行えることになる。
したがって、本発明に係る蓋体の開閉装置1及び各種装置5は、トルクの調節を簡単にしかも正確に行える。これにより、ハネを簡単にしかも確実に防止することができる。すなわち、バネ荷重が強すぎると、蓋体52を開成方向に回転させるとき、その回転途中で圧縮コイルスプリング16A、16Bの合成弾力により蓋体52が自動的に回転する、いわゆるハネ現象が発生することがあるが、バネ荷重を適切に調節することができ、ハネを簡単にしかも確実に防止することができる。
上記の如きトルク調整操作時に、この実施例1においては、調整量表示器19により現在の調整設定値とその調整限度が容易に把握できるようになっている。即ち、調整ネジ172の回転操作によるバネ受け部材171の軸方向の移動位置を、その回り止め凸部171dの頂部に設けた指針突起171eが、取付部材11の内側フレーム11Bに明けた開口部11pにおいて視認でき、その量を目盛11qによって、その移動量と調整限度を知ることができるものである。
図10と図11は、本発明に係るトルク調整機構の他の実施例を示す。なお、以下において、前記実施例1と同一の指示記号を付したものは実施例1の場合と同一または同等の機能を有する構成要素を示すものとする。図面によれば、バネ受け部材173のフランジ部173aには、実施例1に示したように、指針突起が設けられていず、内側フレーム11B内に上下方向へスライド可能に収装されており、内側フレーム11Bには実施例1のような表示器用の開口部や目盛が設けられていない。他の構成は実施例1のものと同じである。
このように実施しても、本発明の目的の大半は達成できる。
図12と図13は、本発明に係るトルク調整機構のさらに他の実施例を示す。図面によれば、調節ネジ174の胴部174aの内側フレーム11Bの底板11vに接する部分には、半径方向に180度間隔で突条部174bが設けられており、内側フレーム11Bの底板11vのボス部11wに設けた調整孔11xの周囲には外方向へ放射状に凹凸部11yが設けられている。
このように実施すると、胴部174aの突条部174bが凹凸部11yの凹部11z内に落ち込み互いに係合するので、調節ネジ174の回転を防止し、その弛みを防止できるものである。
次に、図14〜図16は本発明に係る蓋体の開閉装置の実施例4を示しており、前記調整ネジ175の胴部175aと前記内側フレーム11Bの底板11vとの間に、前記底板側に対向する面に少なくとも1つの凸部176aまたは凹部を有する弛み止めワッシャー176を介在させると共に、前記内側フレーム11Bの底板11vに設けた調整孔11xの周囲には前記弛み止めワッシャー176の凸部176aまたは凹部と互いに嵌合する少なくとも1つの凹部111zまたは凸部を設けてある。さらに、調整ネジ175の胴部175aには、弛み止めワッシャーの外周より立ち上げた一対の係止片176bを係止する凹部175bが設けられている。なお、実施例1と異なり、前記トルク調整機構による調整量を表示する調整量表示器を設けていない点は、実施例2と同様である。
前記調整ネジの前記胴部と前記内側フレームの底板との間に介在させた弛み止めワッシャーの凸部または凹部と、前記取付部材の底板に形成した凹部または凸部を互いに嵌合可能なように構成することによっても、前記バネ受け部材に螺合された調整ネジの弛みを防止でき、これによって、ダブルナット方式を用いずに済むため、ナットやそれを操作する工具が不要となる。
図17は本発明に係る蓋体の開閉装置1の他の使用例を示す。図面によれば、蓋体の開閉装置1の取付部材11は機器本体6の上板61の上面側に突出して取り付けられており、支持部材12には蓋体62が当該蓋体62の閉成状態において、取付部材11と平行状態に取り付けられている。これは各種機器の機器本体と蓋体の取付態様によるものであり、開閉装置1の構成及びトルク調整機構17の構成は実施例1と同じ構成である。この図17に示した開閉装置1は、実施例1から実施例4までの各トルク調整機構を任意に用いることができるものである。また、本発明に係る開閉装置の使用方法については、上記に説明したものに限定されない。
以上説明したように本発明に係る蓋体の開閉装置は、トルク調整機構に工夫を凝らし、このトルク調整機構を、内側フレーム内に非回転かつ軸方向へ移動可能に収容されたところの圧縮コイルスプリングの一端部を受けるフランジ部とこのフランジ部に続いて設けられた筒部とこの筒部の頂部に設けられた雌ネジ部から成るバネ受け部材と、内側フレームの底板に設けた調整孔に挿通させられる操作軸部と。この操作軸部よりも大径で前記筒部内に収容されると共に前記底板に接する胴部とこの胴部に続いて設けられ雌ネジ部と螺合する雄ネジ部から成る調整ネジとで構成したので、圧縮コイルスプリングのトルクの調節を簡単にしかも正確に行えることから、とくに医療機器、分析機器、半導体製造装置、及び複写機等の各種装置の蓋体の開閉装置として好適に用いられるものである。
1 蓋体の開閉装置
11 取付部材
11A 外側フレーム
11B 内側フレーム
11a、11e、11v 底板
11c 天板
11p 開口部
11q 目盛
11r、11x 調整孔
11z、111z、171f 凹部
12 支持部材
13 ヒンジシャフト
14 スライダー
14c カム面
15 作動部材
16A、16B 圧縮コイルスプリング
17 トルク調整機構
171、173 バネ受け部材
171a 雌ネジ部
171b 筒部
171c フランジ部
172、174、175 調整ネジ
172a 雄ネジ部
172b 操作軸部
172c 胴部
176 弛み止めワッシャー
18 ダンパー装置
19 調整量表示器
5 各種装置
52、62 蓋体
6、51 機器本体

Claims (6)

  1. 機器本体の後部上端に取り付けられる取付部材と、この取付部材にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられると共に蓋体を支持する支持部材と、この支持部材に設けた作動部材の回転支点を超えた側に設けられた作動部材に接し前記取付部材内にスライド可能に設けられるスライダーと、前記取付部材内に収容され前記スライダーと前記取付部材の底板との間に弾設された圧縮コイルスプリングと、前記圧縮コイルスプリングのトルク調整機構とを備えた蓋体の開閉装置において、前記取付部材を断面略コの字状を呈した金属プレート製の外側フレームと、前記外側フレーム内に収容、固着される断略コの字形状を呈した金属プレート製の内側フレームとで構成すると共に、前記トルク調整機構を、前記内側フレーム内に非回転かつ軸方向へ移動可能に収容されたところの前記圧縮コイルスプリングの一端部を受けるフランジ部とこのフランジ部に続いて設けられた筒部とこの筒部の頂部に設けられた雌ネジ部から成るバネ受け部材と、前記内側フレームの底板に設けた調整孔に挿通させられる操作軸部とこの操作軸部よりも大径で前記筒部内に収容されると共に前記底板に接する胴部とこの胴部に続いて設けられ前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部から成る調整ネジとで構成すると共に、前記調整ネジの前記胴部が前記取付部材の底板と当接する領域に、少なくとも1つの弛み止め凸部または凹部を設け、前記取付部材の底板に、前記凸部または凹部と互いに嵌合する少なくとも1つの凹部または凸部を設けたことを特徴とする、蓋体の開閉装置。
  2. 前記取付部材に、前記トルク調整機構による調整量を表示する調整量表示器を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の蓋体の開閉装置。
  3. 前記調整量表示器が、前記バネ受け部材の位置を示すように前記取付部材の天板に設けた開口部とその周囲に記入した目盛であることを特徴とする、請求項2に記載の蓋体の開閉装置。
  4. 前記調整量表示器が、前記取付部材の前記内側フレームの天板に設けた開口部とその周囲に記入した目盛であることを特徴とする、請求項3に記載の蓋体の開閉装置。
  5. 前記圧縮コイルスプリングと平行にもう1つの圧縮コイルスプリングを設け、このもう1つの圧縮コイルスプリング内に、前記蓋体の所定の閉成角度以下で作用するダンパー装置を収容したことを特徴とする、請求項1に記載の蓋体の開閉装置。
  6. 前記スライダーの前記圧縮コイルスプリングと当接する内面とは反対側の外面にカム面を設け、前記支持部材には前記カム面と当接する作動部材を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の蓋体の開閉装置。
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