JP2016509641A - トラニオンドアヒンジ - Google Patents

トラニオンドアヒンジ Download PDF

Info

Publication number
JP2016509641A
JP2016509641A JP2015553671A JP2015553671A JP2016509641A JP 2016509641 A JP2016509641 A JP 2016509641A JP 2015553671 A JP2015553671 A JP 2015553671A JP 2015553671 A JP2015553671 A JP 2015553671A JP 2016509641 A JP2016509641 A JP 2016509641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
hinge
cam portion
trunnion
trunnion door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015553671A
Other languages
English (en)
Inventor
マーカス コーネリス ペトレリ
マーカス コーネリス ペトレリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harryvan Holding BV
Original Assignee
Harryvan Holding BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harryvan Holding BV filed Critical Harryvan Holding BV
Publication of JP2016509641A publication Critical patent/JP2016509641A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D7/00Hinges or pivots of special construction
    • E05D7/08Hinges or pivots of special construction for use in suspensions comprising two spigots placed at opposite edges of the wing, especially at the top and the bottom, e.g. trunnions
    • E05D7/081Hinges or pivots of special construction for use in suspensions comprising two spigots placed at opposite edges of the wing, especially at the top and the bottom, e.g. trunnions the pivot axis of the wing being situated near one edge of the wing, especially at the top and bottom, e.g. trunnions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D11/00Additional features or accessories of hinges
    • E05D11/08Friction devices between relatively-movable hinge parts
    • E05D11/082Friction devices between relatively-movable hinge parts with substantially radial friction, e.g. cylindrical friction surfaces
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D11/00Additional features or accessories of hinges
    • E05D11/10Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts
    • E05D11/1028Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open
    • E05D11/105Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open the maintaining means acting perpendicularly to the pivot axis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D7/00Hinges or pivots of special construction
    • E05D7/08Hinges or pivots of special construction for use in suspensions comprising two spigots placed at opposite edges of the wing, especially at the top and the bottom, e.g. trunnions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F1/00Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
    • E05F1/02Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass gravity-actuated, e.g. by use of counterweights
    • E05F1/04Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass gravity-actuated, e.g. by use of counterweights for wings which lift during movement, operated by their own weight
    • E05F1/06Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by the weight of the wing
    • E05F1/061Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by the weight of the wing with cams or helical tracks
    • E05F1/063Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by the weight of the wing with cams or helical tracks with complementary, substantially identical and slidingly cooperating cam surfaces
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F1/00Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
    • E05F1/08Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings
    • E05F1/10Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings for swinging wings, e.g. counterbalance
    • E05F1/12Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs
    • E05F1/1207Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a coil spring parallel with the pivot axis
    • E05F1/1223Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a coil spring parallel with the pivot axis with a compression or traction spring
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F5/00Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Hinges (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Hinge Accessories (AREA)

Abstract

トラニオンドアヒンジ(1)は、第1ヒンジ部(11)、第2ヒンジ部(12)及びカム機構(70)とを具備する。カム機構は、第1ヒンジ部(11)に対して回転しない第1カム部(21)、第2ヒンジ部(12)に対して回転しない第2カム部(22)及び、第1カム部と第2カム部とを互いの方向に圧力をかける第1弾性素子(41)を具備する。カム機構はさらに、第1カム部と第2カム部の間に、第3カム部を具備する。第3カム部の一端は第1カム部に連結し、他端は第2カム部に連結する。蝶番式運動の間、第3カム部は、第1カム部と第2カム部に対して、それぞれ第1及び第2回転範囲において、らせん状に回転する。

Description

本発明は、ドアの近傍に設置され、トラニオンドアと戸口の水平端部とを蝶番式に動くように相互に連結するトラニオンドアヒンジに関する。
トラニオンドアヒンジはドアの下部側及び/又は上部側に設置されるので、比較的に大きな回転角(hinging range)が可能となる。このようなヒンジを備えたドアのことをトラニオンドアと呼ぶ。トラニオンドアヒンジには、トラニオンドアを所定の好ましい回転位置に押し広げるための液圧式等による優先位置決め機構を有するものがある。この方法で、ユーザはトラニオンドアをいくつかの離間した優先回転位置(例えば閉じた位置または開いた位置)に簡単に回転させることができる。このような優先回転位置の外側にヒンジを動かすためには、二つの優先回転位置の間でヒンジを動かすための力に比べて、余分な力が必要となる。一旦トラニオンドアが優先的な位置(例えば閉じた位置または開いた位置)になったら、ドアは、例えば隙間風のような非意図的には、その優先的位置から動かすことはできない。
NL2002119の図2に、ドアの近傍に設置され、トラニオンドアと戸口の水平端部とを蝶番式に動くように相互に連結するトラニオンドアヒンジが記載されている。NL2002119の図2に記載されているトラニオンドアヒンジは、ヒンジシャフト、トラニオンドアヒンジと水平端部とを相互に連結する第1ヒンジ部、及び、トラニオンドアヒンジとトラニオンドアの下部側及又は上部側とを相互に連結する第2ヒンジ部とを含む。第2ヒンジ部は第1ヒンジ部に対して蝶番式に動く。NL2002119の図2に記載されているトラニオンドアヒンジは、さらにカム機構を含み、それによりヒンジに複数の優先回転位置を実現している。このカム機構は、第1ヒンジ部に対して回転しない(nonpivotable)第1カム部11、第2ヒンジ部に対して回転しない第2カム部12及び、弾性素子32を含む。第1カム部と第2カム部はヒンジラインに沿って一列に並んで、それぞれ置かれている。弾性素子32は、第1カム部と第2カム部に沿って互いにバイアスをかけるように圧縮されている。第1カム部は、第2カム部に面している端部に複数の第1カムを有しており、第2カム部は、第1カム部に面している端部に複数の第2カムを有している。NL2002119の図2に記載されているトラニオンドアヒンジでは、優先回転位置は、弾性素子の影響下にある第1カム部の複数の第1カムが、第2カム部の複数の第2カムの間の中心に向けて押さえつけられているときに起こる。
NL2002119に記載されているトラニオンドアヒンジには、いくつかの問題点がある。
第一の問題点は以下のとおりです。トラニオンドアが、ある優先回転位置から他の優先回転位置まで蝶番式に動くと、強い弾性圧力下での第1カム部のカム先端が第2カム部のカム先端を圧迫しながら回転する時間がある。その際に起こる先端負荷はカム部をかなり急激にすり減らす。一般に、このすり減らし及び擦り切れはトラニオンドアが大きいほど及び/又は重いほど悪化する。なぜなら、より大きな及び/又は重いトラニオンドアを蝶番式に動かす間、より大きな質量の慣性モーメントが発生することから、トラニオンドアが大きいほど及び/又は重いほど、弾性素子により強く圧力が負荷されるからである。
より大きな及び/又は重いトラニオンドアに関する出願に目を向けると、NL2002119では変形例について記述されている(NL2002119の図4参照)。その中では、第1カム部111と第2カム部112(NL2002119の図2のカム部11と12と同様)とは異なる追加カム部114が、第1カム部111の他端に具備されている。追加カム部114が第2カム部112と同様に第2ヒンジ部に対して回転しないという意味で、この追加カム部114は第2カム部112に類似している。さらに、カム部111の追加カム部114に面している端部にはさらに追加のカムが複数あり、これら追加のカムは追加カム部114と共同で動作する。これにより、圧力がより広い表面に分散する。しかしながら、NL2002119の図4に記載されているトラニオンドアヒンジにおいては、すべてのカム部において上記先端負荷がまだ起きている。なぜなら、相変わらずカム先端は、強い弾性圧力の下で圧力を受けながら互いに回転しているからである。このことはカム部の急激なすり減り及び擦り切れを導く。
NL2002119に記載されているトラニオンドアヒンジの第二の問題点は、トラニオンドアヒンジがユーザーフレンドリーかどうかに関連する。それを以下説明する。閉じられたドアはいわゆる「0度優先位置」にある。もし、ユーザーが閉じられているトラニオンドアを45度までの範囲で回転させ、戸口を通りぬけ、続いてドアを手放すと、トラニオンドアは自動的に0度優先位置の方向に戻る。続いて、トラニオンドアは0度優先位置の周りで、何回かの不都合な往復振動をする。また、もしユーザーが閉じられているトラニオンドアを45度を超える範囲で回転させ、戸口を通りぬけ、続いてドアを手放すと、トラニオンドアは自動的に、しかししばしばユーザーの意図とは異なり、90度優先位置の方向に動く。そして90度優先位置の周りでも、トラニオンドアは何回かの不都合な往復振動をする。NL2002119に記載されているトラニオンドアヒンジによるこのようなトラニオンドアの振舞いは、通常ユーザーにとって好ましくない経験となる。ユーザーはトラニオンドアのこのような振舞いとは異なる振舞いを好むと考えられる。
むしろユーザは、トラニオンドアを0度優先位置から回転させた後、比較的小さな力で約60度から80度の範囲まで回転させ、その後トラニオンドアを手放すと自動的に0度優先位置まで戻り、0度優先位置付近での往復振動がより小さい範囲で起こる、という状況を好む。ユーザが意図的にドアを90度優先位置に置きたい場合は、ユーザは、トラニオンドアを意図的に約60度から80度の範囲を超えて90度優先位置の方向に余分な力で押すことができることが望ましいと考える。好ましくは、90度優先位置の周りでも往復振動が激しくないほうがいい。トラニオンドアを意図的に約60度から80度の範囲を超えて90度優先位置の方向に押すのに余分な力が必要なことは、トラニオンドアが、誤ってとても強い力で押されて、90度優先位置にとても強く打ちつけられ、それによって、トラニオンドア及び/又はトラニオンドアヒンジにダメージが及ぶかもしれないことを避けるという理由からも、ユーザから好ましいと考えられている。
本発明は、すり減り及び擦り切れしづらいトラニオンドアヒンジを提供することを目的とする。
この目的のために本発明は、ドアの近傍に設置され、トラニオンドアと戸口の水平端部とを蝶番式に動くよう相互に連結するトラニオンドアヒンジであって、下記の構成を有するトラニオンドアヒンジを提供する。
ヒンジシャフトと;
前記トラニオンドアヒンジと前記水平端部とを相互に連結するよう設計されている第1ヒンジ部と;
前記トラニオンドアヒンジと前記トラニオンドアの下部側及又は上部側とを相互に連結するよう設計されている第2ヒンジ部であって、ヒンジシャフトのヒンジラインに沿って動くことができ、第1ヒンジ部に対して蝶番式に動く第2ヒンジ部と;
第1カム部、第2カム部及び少なくとも一つの第1弾性素子とを含むカム機構であって、前記第1カム部と第2カム部はヒンジラインに沿って離して設置され、前記少なくとも一つの第1弾性素子は前記第1カム部と第2カム部にヒンジラインに沿って互いの方向にバイアスをかけるように圧力が与えられているカム機構とを有し;
前記第1カム部はヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第1カムを前記第2カム部に面している端部に有し、前記第2カム部はヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第2カムを前記第1カム部に面している端部に有し、
蝶番式に動く間、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の前記第1カム部は前記第1ヒンジ部に対して回転せず、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の前記第2カム部は前記第2ヒンジ部に対して回転せず、
前記カム機構はさらに第3カム部を有し、
前記第3カム部は、前記第1カム部と第2カム部の間に配置され、
前記第3カム部は、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第3カムを前記第1カム部に面している端部に有し、前記第3カムは前記第1カム部の第1カムと連結し、前記第3カム部は、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第4カムを前記第2カム部に面している端部に有し、前記第4カムは前記第2カム部の第2カムと連結し、
蝶番式に動く間、前記第3カム部は、第1回転範囲において、ヒンジライン方向の高さが変化している形状によって前記第1カム部に対してらせん状に回転し、第2回転範囲において、ヒンジライン方向の高さが変化している形状によって前記第2カム部に対してらせん状に回転する。
このように、本発明に係るトラニオンドアヒンジでは、第1ヒンジ部に対して回転しない第1カム部は、第2ヒンジ部に対して回転しない第2カム部とは直接には連結せず、第3カム部が第1カム部と第2カム部との間に配置されている。このようなカム部の段階的な機構によって、第1回転範囲と第2回転範囲が連続することの結果として、カム先端がカム先端を超えるように回転することが必要となるような状態なしに、第1カム部と第2カム部の間での共通する回転範囲が拡張され得る。このことにより、点荷重が避けられ、カム部のすり減り及び擦り切れを防げる。
好ましい実施形態においては、トラニオンドアヒンジの第1優先回転位置が、第1カム部と第2カム部の共通位置、すなわち第1カム部と第2カム部が少なくとも一つの第1弾性素子により互いの方向に最も近くなるまでバイアスをかけられた位置、に対応する。蝶番式な動きによりこの第1優先回転位置から外れるとき、第3カム部は自動的に、最初のうちは第1カム部又は第2カム部のいずれか一方であって第3カム部がらせん状の回転に対して最も大きな抵抗を有している方に対して、回転しない状態でいる。したがって、第3カム部は最初のうちは自動的に、第1回転範囲か第2回転範囲のいずれか一方に対応する当該カム部に沿って回転する。続いて第3カム部は、第1カム部と第2カム部のうちの他方に沿って、第1回転範囲か第2回転範囲の他方の範囲で、回転できる。このことにより、第1優先回転位置から外れるときの回転に対する抵抗は自動的に最初に最も小さく、続いて回転範囲が一方から他方に移った後により大きくなる、という結果が得られる。それによって、トラニオンドアヒンジを備えるトラニオンドアの振舞いが、よりユーザフレンドリのものとなる。
前記第1優先回転位置は例えばトラニオンドアが閉じられた位置(いわゆる0度優先位置)に対応してもよく、トラニオンドアヒンジの第2優先位置はこの0度優先位置から90度異なっている。この例においてユーザは、トラニオンドアを0度優先位置から押し外した後に、比較的小さな力で大きな範囲に渡りトラニオンドアを押し開けることができる。ドアを意図的に90度優先位置に持っていくためには、ユーザは引き続き意図的に90度優先位置の方向にドアを少しだけ大きな力で押せばよい。
第3カム部の第1カム部に対するらせん状回転に抗する抵抗は、第3カム部の第2カム部に対するらせん状回転に抗する抵抗とは異なる。それは、第3カム及び/又はそれと連結する第1カムの形状及び/又は材質の選択と、第4カム及び/又はそれと連結する第2カムの形状及び/又は材質の選択との差によるものである。形状の差については、とりわけ、カム部の接触面積及び/又はらせんのピッチ角度に差を設けることで可能となる。また材質の差については、とりわけ、カム部の材料の種類及び/又は接触表面の仕上げに差を設けることで可能となる。
さらに好ましい実施形態では、第3カム部及び/又はそれと連結する第1カム部が、第1回転範囲を制限するよう設計されている第1停止手段を含む。この第1停止手段によって、トラニオンドアヒンジの蝶番式の動きの所定の特徴が思い通りに調整される。
さらに好ましい実施形態では、第3カム部及び/又はそれと連結する第2カム部が、第2回転範囲を制限するよう設計されている第2停止手段を含む。この第2停止手段によって、トラニオンドアヒンジの蝶番式の動きの所定の特徴が思い通りに調整される。
さらに好ましい実施形態では、トラニオンドアヒンジは、トラニオンドアヒンジの少なくとも一つの優先回転位置を定義する優先位置機構をさらに含む。その優先位置機構は、第1ヒンジ部の第1連結手段と第2ヒンジ部の第2連結手段をそれぞれ含み、それらは少なくとも一つの第2弾性素子の第2弾性力の下で互いにぴったりと連結でき、それにより、トラニオンドアヒンジの少なくとも一つの優先回転位置のうちの一つを実現できる。当該優先回転位置においては、トラニオンドアヒンジが当該優先回転位置に移動する間及び当該優先回転位置から外れる間、第1連結手段と第2連結手段が第2弾性力の下で少なくともヒンジラインに対して横向きの運動成分をもって互いに相対的に動くように、第2弾性力の下で第1連結手段と第2連結手段は互いにぴったりと連結する。
したがって、このような優先位置機構にとって、少なくとも一つの優先回転位置は、カム機構のカムの連結によっては定義されない。このことは、カム機構の設計に自由度を与え、それによってカム機構は、カム機構のすり減り及び擦り切れをより防ぐことができ、トラニオンドアをよりユーザフレンドリなものにすることができる。
好ましくは、優先位置機構により定義される少なくとも一つの優先回転位置は、第1カム部と第2カム部が少なくとも一つの第1弾性素子により互いの方向に最も近くなるまでバイアスをかけられた位置である、第1カム部と第2カム部の共通位置に対応する優先回転位置を含む。このことは、第1優先回転位置の安定性を改善する。それによって、この第1優先位置において、トラニオンドアの往復振動が減少する。従って、例えば、第1優先回転位置がトラニオンドアが閉まっている位置(いわゆる0度優先位置)に対応する場合、上述したように、トラニオンドアの0度優先位置における往復振動が減少する。
さらに好ましい実施形態では、トラニオンドアヒンジは、蝶番式運動を減速させるためのブレーキ機構を含む。そのブレーキ機構は、少なくとも一つの第3弾性素子の第3弾性力の下で動作するブレーキシュー(brake shoe)を含む。ブレーキシューの圧迫力はヒンジラインを横切る方向に向けられている。このようなブレーキ機構は、よりユーザフレンドリなトラニオンドアの実現のための他の設計の可能性と設計の自由度を提供する。
好ましくは、ブレーキ機構は、第1ヒンジ部と第2ヒンジ部との間の相対的な回転角度に依存して変化するブレーキ力を提供する。これは例えば、ヒンジラインの周りに非円筒状に形成されたブレーキシューを、トラニオンドアヒンジの一部の外側表面上で動作させることで実現できる。ここで、その一部は第1ヒンジ部に対して回転しないように固定されている。このような変化は、よりユーザフレンドリなトラニオンドアの実現のためのさらなる設計の可能性と設計の自由度を提供する。この変化によって、例えば、一以上の優先回転位置の安定性を改善し、一以上の優先回転位置におけるトラニオンドアの往復回転を減少させることが可能である。
本発明はさらに、上述の実施形態のいずれか一つに係るトラニオンドアヒンジを少なくとも一つ備えるトラニオンドアにおいて具体化される。
次に、本発明は、添付された図面を参照してさらに説明される。
本発明の実施形態の一例に係るトラニオンドアヒンジを二つ具備するトラニオンドアが閉まっている状態の一例の正面図を示す。 図1の二つのトラニオンドアヒンジの一つの斜視図及び分解した状態を示す。 組み立てられた状態の図2のトラニオンドアヒンジの側面図を示す。 図3のトラニオンドアヒンジの上から見た図を示す。 図4におけるVの矢印で示される面に沿ったのトラニオンドアヒンジの長手方向の断面図であって、Vの矢印の方向から見た図を示す。 図3におけるVIの矢印で示される面に沿ったのトラニオンドアヒンジの横方向の断面図であって、VIの矢印の方向から見た図を示す。 図2のトラニオンドアヒンジの第1カム部の斜視拡大図を示す。 図2のトラニオンドアヒンジの第3カム部の斜視拡大図を示す。 図2のトラニオンドアヒンジの第2カム部の斜視拡大図を示す。 トラニオンドアヒンジの第1ヒンジ状態における第1、2及び3カム部が互いに組み立てられた状態の斜視図であって、第1ヒンジ状態とは、図1、5及び6に示すトラニオンドアヒンジのヒンジ状態に対応する。 トラニオンドアヒンジの第2ヒンジ状態における図10と同じ図であって、第2ヒンジ状態とは、トラニオンドアヒンジが、第1回転範囲に渡って第1ヒンジ方向に蝶番式動きをし、第1ヒンジ状態から外れた後に得られる状態である。 トラニオンドアヒンジの第3ヒンジ状態における図10、11と同じ図であって、第3ヒンジ状態とは、トラニオンドアヒンジが、第2回転範囲に渡って同様に第1ヒンジ方向に蝶番式動きをし、図11の第2ヒンジ状態からさらに外れた後に得られる状態である。
図1は、トラニオンドア2、ドアの近傍、及び戸口の端部を示す。端部の水平な部分は床3とドアフレームの上部6の形状で示される。トラニオンドア2は本発明に係る二つの類似するトラニオンドアヒンジ1及び1Aを備えており、下部にあるトラニオンドアヒンジ1をより詳細に図2−12に示す。トラニオンドアは、本発明に係るトラニオンドアヒンジを2つ有さなくてもよく、1つだけ有する場合もある。例えば、トラニオンドアの下部側にだけ又は上部側にだけでもよい。その場合他方のヒンジは別のタイプのもので良い。
図2には、本発明に係るトラニオンドアヒンジのいくつかの部品と外観が参照番号により示されている。トラニオンドアヒンジは参照番号1で示されており、ヒンジシャフトは4番、第1ヒンジ部は11番、第2ヒンジ部は12番、カム機構は70番で示されている。カム機構70の中で、第1弾性素子は41番、第1カム部は21番、第2カム部は22番、第3カム部は23番で示されている。第1カム部21の第1カムは31番で示されており、第2カム部22の第2カムは32番、第3カム部23の第3カムは33番、第3カム部23の第4カムは34番で示されている。この例では、第1、第2、第3及び第4カムの数は、それそれ二つである。
この例において、第1ヒンジ部11はヒンジシャフト4の他にフロアプレート7を有している。ヒンジシャフト4はフロアプレート7にしっかり固定されているか、又は、例えばそれらは一体で製造されている。図3にヒンジシャフトのヒンジラインが参照番号5で示されている。
フロアプレート7とヒンジシャフト4の下方部を除いて、図2に示されているトラニオンドアヒンジの他のすべての部品は、図1に破線で示されているドアの凹所に収容される。
この例において、ねじ山を切った長いボルト10の下端は、ヒンジシャフト4の中にしっかりとねじ止めされており、ナット14がねじ山を切ったボルト10上端近傍でねじ止めされている(図5も参照)。第2ヒンジ部12は、ハウジング部8と9を有し、そのハウジング部8と9は、ヒンジシャフト4、ねじ山を切ったボルト10及びナット14からなる構成に対してヒンジライン5の周りを蝶番式動きができるように、ベアリングで取り付けられている。この点については、ハウジング部9の上方部はナット14に対して蝶番式動きができるように、ベアリングで取り付けられており、ハウジング部8の下方部はヒンジシャフト4に対して蝶番式動きができるように、ベアリングで取り付けられている。
ヒンジシャフト4は、くさび溝16を有し(図2参照)、第1カム部21はくさび溝17を有する(図7参照)。くさび溝16及び17の中に取り付けたくさび15によって(図2及び6参照)、第1カム部21はヒンジシャフト4に対して回転しないように取り付けられる。
ハウジング部8は二つのガイド溝18を有している(図2及び5参照)。また、第2カム部22のねじ山を切った開口部20(図9参照)に二つのシャフトがねじ止めされている。それらのシャフトは、二つのガイドホイール19を第2カム部22にそれぞれ反対側から押さえている(図2及び5参照)。ガイドホイール19が二つのガイド溝18に収容されているので、第2カム部22は、ハウジング部8に対してヒンジライン5の周りを回転しないように取り付けられているが、第2カム部22は所定の範囲でヒンジライン5に対して平行に往復移動できる。
第3カム部23(図8参照)は、第1カム部21と第2カム部22の間に位置し、第1ヒンジ部11とくさびを用いた接続を有せず、第2ヒンジ部12とガイド溝を用いた接続も有さない。第3カム部23は、実際、第1ヒンジ部11によっても第2ヒンジ部12によっても、所定の範囲でのヒンジライン5の周りの往復回転を妨げられない。さらに、第3カム部23は、所定の範囲で、ヒンジライン5に平行に往復移動ができる。
第1カム部21はさらに、その外周にいくつかの溝24を有する(図6及び7を参照)。その溝24はヒンジライン5に平行に伸びている。これらの溝24は、上述した通り、トラニオンドアヒンジ1の優先位置機構80(図2参照)の第1連結手段として作用する。上述した優先位置機構の第2連結手段は、ガイドロール25により構成されている(図2及び6を参照)。第2弾性素子42の弾性力の下で、ガイドロール25は第1カム部21の外周の周りを転がることができる。そして、複数の溝24のそれぞれに密着して連結することができる。この例では、第1カム部21は溝24を3つ有する。溝24は、図6に示すようにガイドロール25と連結した状態で、上述のトラニオンドアヒンジの0度優先位置に一致し、それは図1に示されたようなトラニオンドア2の閉じられた位置に対応する。図6におけるその他の2つの溝24は、0度優先位置に対して+90度優先位置と−90度優先位置を定義する。
この例において、トラニオンドアヒンジ1は、さらに、上述したようなタイプのブレーキ機構90を有する(図2参照)。この例では、上述した、少なくとも一つの第3弾性素子は図2及び6に示される第3弾性素子43で構成され、上述のブレーキシューは図2及び6に示されるブレーキシュー26で構成される。
図10を参照すると、第1ヒンジ状態における第1、第2及び第3カム部が示されている。その状態では、第1カム部21と第2カム部22が第1弾性素子41により、互いの方向に最も近くなるようにバイアスがかけられている。それにより、第1ヒンジ状態は、トラニオンドアヒンジ1の優先回転状態である。結局、予め緊張状態にある第1弾性素子41は、第1カム部と第2カム部を互いの方向にできる限り近づけるように押しつける。さらに、この例において、トラニオンドアヒンジは、互いの方向に最も近づけるようにバイアスを掛けられるこの共通位置が、優先位置機構80により定義される優先回転位置、より具体的には、図1に示すトラニオンドア2の閉じた状態に対応する上述の0度優先位置に一致するように設計されている。
図11は図10の状況を再び示すが、トラニオンドアヒンジの第2ヒンジ状態におけるものである。図10の状況から始まり、第2ヒンジ状態は、第2ヒンジ部12に対して回転しないように固定された第2カム部22が、第1ヒンジ部11に対して回転しないように固定された第1カム部21に対して矢印27の方向に回転することで得られる。この例におけるこの回転の間、第3カム部23は、第2カム部22による回転に自動的についていく。それは、この例では、第3カム部23は第2カム部22に対して、第1カム部21に対するよりも、らせん回転に抗するより大きな抵抗を有するからである。図11においは、第3カム部23の第3カム33にある停止部51が、第1カム部21の第1カム31にある停止部61に当たるまで回転している。
図12は、図10及び11の状況を再び示すが、トラニオンドアヒンジの第3ヒンジ状態におけるものである。第3ヒンジ状態は、第2カム部22が図11の状態から、第1カム部21に対して矢印27の方向にさらに回転して得られる。停止部51及び61が互いに抵抗している結果として、第3カム部33は、第1カム部21に対してこれ以上回転しない。このことは、第3カム部33は、今度は第2カム部22に対して回転することを意味する。第1ヒンジ状態から第3ヒンジ状態へ遷移する間、図10、11及び12に示す例のように、第2カム部22は第1カム部21に対して合計90度以上回転していることに注目すべきである。これは、トラニオンドアヒンジ1が、図10に示す0度優先位置から90度優先位置よりも大きく回転していることを意味する。もし必要であれば、第3カム部23及び/又はそれに連結した第2カム部22に、トラニオンドアヒンジ1の合計の回転範囲を制限するように設計されている第2停止手段を設けることができる。
この例においては、カム部21、22及び23は、もし図10の状態から矢印27とは反対の方向に回転した場合、図10、11、及び12を用いて上述した内容と同じ効果が得られるような、対称的な形状である。
上述の実施形態は本発明を限定するものではなく、添付するクレームの範囲内、様々な代替え案が可能であることに注目すべきである。
本明細書において、例えば、カム部のらせん状の回転について述べられている。明瞭にするため、本明細書において、ヒンジライン方向の高さが変化している形状のカム部のらせん状の回転とは、カム部の回転と平行移動が同時に起こることを意味する。回転はヒンジラインを軸にして起こり、平行移動はヒンジラインに沿って起こる。らせん状の回転の間、回転速度と平行移動の速度との比率は一定か又は変化する。ここで、「変化する」とは、一部は一定であることも意味し、「一部が一定」とは、一部が0又は一部が無限の場合も意味する。この意味で、本発明はトラニオンドアヒンジのさまざまな実施形態を含んでいる。ここで、第1カム部、第2カム部及び第3カム部は、第1カム部に対する第3カム部のらせん状回転と第2カム部に対する第3カム部のらせん状回転との比率が様々な一定値を取るかまたはさまざまな仕方で変化するように、さまざまな設計がなされる。
さらに、開示した例では、第3カム部は単独の部品である。しかしその代りに、第3カム部を二つまたは三つの部品で設計することも可能である。それは、二つまたは三つのカム部で、この例において第3カム部が第1カム部や第2カム部と連結しているのと同様に、互いに連結していてもよい。従って、カム機構は開示した例よりもさらに段階的な態様で設計することもできる。より段階的なカム機構を採用することにより、第1回転範囲と第2回転範囲に一つ以上の回転範囲を追加することができる。
さらに、開示した例では、カム機構、優先位置機構及びブレーキ機構はトラニオンドアの凹所に収容されている。しかし、カム機構及び/又は優先位置機構及び/又はブレーキ機構のすべて又は一部を水平端部における凹所(例えば床の穴)に配置したり、一部をトラニオンドアの側面に配置することも可能である。
さらに、開示した例では、第1、第2及び第3弾性素子はそれぞれらせん状のばねである。もちろん、らせん状のばねの代りに他の様々な種類の弾性素子を採用できる。必要であれば、トラニオンドアヒンジは、備え付けられている弾性素子の弾性力を調整する調整手段を有することができる。好ましくは、トラニオンドアヒンジが有する一つ以上又はすべての弾性素子の調整手段が、トラニオンドアヒンジがドアに取り付けられた後でも調整することができると良い。より好ましくは、トラニオンドアヒンジが有する一つ以上又はすべての弾性素子の調整手段が、トラニオンドアヒンジ付きのトラニオンドアが動作する状態に置かれたときにも調整することができると良い。開示した例において、例えば第3弾性素子43は、トラニオンドアヒンジ付きのトラニオンドアが動作する状態に置かれたときにでも調整することができるが、第1弾性素子41及び/又は第2弾性素子42は、トラニオンドアが動作する状態では調整できない。このように、第1弾性素子41及び/又は第2弾性素子42は工場で調整されてもよく、第3弾性素子43はトラニオンドアが取り付けられたときに操作者によって調整されてもよい。このことにより、信頼性が高い工場における設定が長い間保証され、第3弾性素子の現場での調整により、簡単で効率よく実施できる微調整が可能となる。
本発明に係るトラニオンドアヒンジのすべての部品は、もちろん、様々な種類の材料から想像できる。
しかしながら、他の変更や修正も可能である。これら又は同様の代替例は、添付した請求の範囲に定義されている発明の範囲内であると考えられる。

Claims (11)

  1. ドアの近傍に設置され、トラニオンドア(2)と戸口の水平端部(3)とを蝶番式に動くよう相互に連結するトラニオンドアヒンジであって、
    ヒンジシャフト(4)と;
    前記トラニオンドアヒンジ(1)と前記水平端部とを相互に連結する第1ヒンジ部(11)と;
    前記トラニオンドアヒンジと前記トラニオンドアの下部側及又は上部側とを相互に連結する第2ヒンジ部(12)であって、ヒンジシャフトのヒンジライン(5)に沿って動くことができ、第1ヒンジ部に対して蝶番式に動く第2ヒンジ部と;
    第1カム部(21)、第2カム部(22)及び少なくとも一つの第1弾性素子(41)とを含むカム機構(70)であって、前記第1カム部と第2カム部はヒンジラインに沿って離して設置され、前記少なくとも一つの第1弾性素子は前記第1カム部と第2カム部にヒンジラインに沿って互いの方向にバイアスをかけるように圧力が与えられているカム機構とを有し;
    前記第1カム部はヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第1カム(31)を前記第2カム部に面している端部に有し、前記第2カム部はヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第2カム(32)を前記第1カム部に面している端部に有し、
    蝶番式に動く間、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の前記第1カム部(21)は前記第1ヒンジ部(11)に対して回転せず、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の前記第2カム部(22)は前記第2ヒンジ部(12)に対して回転せず、
    前記カム機構(70)はさらに第3カム部(23)を有し、
    前記第3カム部は、前記第1カム部と第2カム部の間に配置され、
    前記第3カム部は、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第3カム(33)を前記第1カム部に面している端部に有し、前記第3カムは前記第1カム部の第1カム(31)と連結し、前記第3カム部は、ヒンジライン方向の高さが変化している形状の少なくとも二つの第4カムを前記第2カム部に面している端部に有し、前記第4カムは前記第2カム部の第2カム(32)と連結し、
    蝶番式に動く間、前記第3カム部(23)は、第1回転範囲において、ヒンジライン方向の高さが変化している形状によって前記第1カム部(21)に対してらせん状に回転し、第2回転範囲において、ヒンジライン方向の高さが変化している形状によって前記第2カム部(22)に対してらせん状に回転するトラニオンドアヒンジ。
  2. 前記トラニオンドアヒンジ(1)の第1優先回転位置が、前記第1カム部(21)と前記第2カム部(22)が少なくとも一つの第1弾性素子(41)により互いの方向に最も近くなるまでバイアスをかけられた位置である、前記第1カム部(21)と前記第2カム部(22)の共通位置に対応する、請求項1に記載のトラニオンドアヒンジ。
  3. 前記第3カム部(23)の前記第1カム部(21)に対するらせん状回転に抗する抵抗が、前記第3カム部(23)の前記第2カム部(22)に対するらせん状回転に抗する抵抗とは異なるように、前記第3カム(33)及び/又はそれと連結する前記第1カム(31)の形状及び/又は材質と、前記第4カム(34)及び/又はそれと連結する前記第2カム(32)の形状及び/又は材質とが異なる、請求項1又は2に記載のトラニオンドアヒンジ。
  4. 前記第3カム部(23)及び/又はそれと連結する前記第1カム部(21)が、第1回転範囲を制限する第1停止手段(51,61)を含む請求項1、2又は3に記載のトラニオンドアヒンジ。
  5. 前記第3カム部及び/又はそれと連結する前記第2カム部が、第2回転範囲を制限する第2停止手段を含む請求項1ないし4のいずれか記載のトラニオンドアヒンジ。
  6. 前記トラニオンドアヒンジ(1)の少なくとも一つの優先回転位置を定義する優先位置機構(80)をさらに具備し、前記優先位置機構は、前記第1ヒンジ部(11)の第1連結手段(24)と前記第2ヒンジ部(12)の第2連結手段(25)をそれぞれ有し、それらは少なくとも一つの第2弾性素子(42)の第2弾性力の下で互いにぴったりと連結でき、それにより、前記トラニオンドアヒンジの前記少なくとも一つの優先回転位置のうちの一つの優先回転位置を実現でき、前記優先回転位置においては、前記トラニオンドアヒンジが前記優先回転位置に移動する間及び前記優先回転位置から外れる間、第1連結手段と第2連結手段は第2弾性力の下で少なくともヒンジライン(5)に対して横向きの運動成分をもって互いに相対的に動くように、第2弾性力の下で第1連結手段と第2連結手段は互いにぴったりと連結する、請求項1ないし5のいずれか記載のトラニオンドアヒンジ。
  7. 前記優先位置機構により定義される少なくとも一つの優先回転位置は、第1カム部(21)と第2カム部(22)が少なくとも一つの第1弾性素子(41)により互いの方向に最も近くなるまでバイアスをかけられた位置である、第1カム部と第2カム部の共通位置に対応する優先回転位置を含む請求項6に記載のトラニオンドアヒンジ。
  8. 蝶番式運動を減速させるためのブレーキ機構(90)をさらに具備し、前記ブレーキ機構は、少なくとも一つの第3弾性素子(43)の第3弾性力の下で動作するブレーキシューを有し、前記ブレーキシューの圧迫力はヒンジライン(5)を横切る方向に向けられている請求項1ないし7のいずれか記載のトラニオンドアヒンジ。
  9. 前記ブレーキ機構(90)は、第1ヒンジ部(11)と第2ヒンジ部(12)との間の相対的な回転角度に依存して変化するブレーキ力を提供する請求項8に記載のトラニオンドアヒンジ。
  10. 請求項1ないし9のいずれか記載のトラニオンドアヒンジ(1)を少なくとも一つ備えるトラニオンドア(2)。
  11. 前記トラニオンドアヒンジ(1)の第1優先回転位置が、前記第1カム部(21)と前記第2カム部(22)が少なくとも一つの第1弾性素子(41)により互いの方向に最も近くなるまでバイアスをかけられた位置である、前記第1カム部と前記第2カム部の共通位置に対応し、前記第1優先回転位置は前記トラニオンドア(2)が閉じられた位置に対応する、請求項10に記載のトラニオンドア(2)。
JP2015553671A 2013-01-16 2014-01-14 トラニオンドアヒンジ Withdrawn JP2016509641A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL2010134 2013-01-16
NL2010134A NL2010134C2 (nl) 2013-01-16 2013-01-16 Taatsdeurscharnier.
PCT/NL2014/050012 WO2014112867A1 (en) 2013-01-16 2014-01-14 Trunnion door hinge

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016509641A true JP2016509641A (ja) 2016-03-31

Family

ID=48444539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015553671A Withdrawn JP2016509641A (ja) 2013-01-16 2014-01-14 トラニオンドアヒンジ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20160017648A1 (ja)
EP (1) EP2946056A1 (ja)
JP (1) JP2016509641A (ja)
CN (1) CN105102747B (ja)
NL (1) NL2010134C2 (ja)
WO (1) WO2014112867A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI539889B (zh) * 2014-12-01 2016-06-21 宏碁股份有限公司 樞接模組與電子裝置
CN107780744A (zh) * 2016-08-31 2018-03-09 赵芬 能调节角度定位及自闭铰链
US9758220B1 (en) * 2016-04-12 2017-09-12 Jackson Kayak, Inc. Watercraft having retractable drive mechanism
EP3455440B1 (en) * 2016-05-13 2024-05-08 Colcom Group S.r.l. Hinge for the rotatable movement of a door, a shutter or the like
US9995069B2 (en) 2016-06-20 2018-06-12 Caterpillar Inc. Operator cab for machine having door with swing controlling hinge mechanism
CN107327242A (zh) * 2017-06-19 2017-11-07 江苏吉凯中科技有限公司 一种助力型阻尼器、阻尼组件及盖板装置
DE102018003920A1 (de) * 2018-05-16 2019-11-21 Günther Zimmer Scharnier mit mehrstufiger Öffnung
CN109538043A (zh) * 2018-10-30 2019-03-29 海信容声(广东)冷柜有限公司 一种具有门铰链组件的冷柜
US11913271B2 (en) * 2020-05-20 2024-02-27 Kason Industries, Inc. Pivot hinge
DE102020117520A1 (de) * 2020-07-02 2022-01-05 Illinois Tool Works Inc. Vorrichtung und verfahren zur geräuschminderung eines lineardämpfers

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US879542A (en) * 1906-06-29 1908-02-18 John R Hartman Hinge.
US1423784A (en) * 1921-03-02 1922-07-25 Vuille George Hinge check
DE1146404B (de) * 1957-01-24 1963-03-28 Otto Sterkel Schliesser fuer die Fluegel von Pendeltueren
DE1784252U (de) * 1958-12-20 1959-03-05 Friedrich Dipl Ing Lohmann Waermeaustauscher-aggregate mit laengsrippenrohren.
US3378881A (en) * 1964-09-11 1968-04-23 Stanley Works Cafe hinge
US3518716A (en) * 1968-05-24 1970-07-07 Keystone Consolidated Ind Inc Self-closing hinge
DE1784252A1 (de) * 1968-07-23 1971-11-11 Friedrich Kaloc Selbstschliessendes Fitschenpaar
US3628845A (en) * 1970-05-11 1971-12-21 Gen Electric Refrigerator cabinet with self-closing door
US3722031A (en) * 1971-04-20 1973-03-27 Amana Refrigeration Inc Door closing and check device for refrigerators, freezers and the like
US4090274A (en) * 1976-12-20 1978-05-23 Admiral Corporation Gravity door closer
US4215449A (en) * 1978-09-15 1980-08-05 Standard Keil Hardware Manufacturing Co. Self-closing hinge
CN85204362U (zh) * 1985-10-17 1986-10-15 刘雄飞 一种转动松紧可调的无级定位铰链
GB9018538D0 (en) * 1990-08-23 1990-10-10 Hammerton John V Hinge assemblies
US5682644A (en) * 1996-02-06 1997-11-04 Component Hardware Group, Inc. Hinge assembly
TW525695U (en) * 2002-07-30 2003-03-21 Door & Amp Window Hardware Co Auto-returning hinge structure used in adjustable glass doors
US20100024165A1 (en) * 2005-12-13 2010-02-04 Panasonic Corporation Opening/Closing Device and Mobile Device Using the Same
CN2900730Y (zh) * 2006-05-17 2007-05-16 初恒毅 一种自由门控制器
NL2002119C (nl) * 2008-10-21 2010-04-22 Harryvan Holding B V Taatsdeurscharnier.
TWI377300B (en) * 2008-11-07 2012-11-21 Htc Corp Multi-staged hinge assembly and portable electrical device comprising the same
CN102365515B (zh) * 2009-02-27 2014-05-07 伊莱克斯家用产品公司 枢转门用可调整铰链
TWI395883B (zh) * 2009-03-02 2013-05-11 Htc Corp 多段式絞鏈總成及包含該總成之可攜式電子裝置
WO2011065597A1 (ko) * 2009-11-25 2011-06-03 동우정밀(주) 도어용 힌지장치
US8938912B2 (en) * 2011-02-22 2015-01-27 Schlage Lock Company Llc Door actuator
US8556330B2 (en) * 2012-01-13 2013-10-15 Chrysler Group Llc Removable door with hinge detent
US9435103B2 (en) * 2012-05-03 2016-09-06 Volvo Construction Equipment Ab Apparatus for semi-automatically opening/closing door of construction equipment
KR102073004B1 (ko) * 2013-04-12 2020-02-04 삼성전자주식회사 냉장고

Also Published As

Publication number Publication date
NL2010134C2 (nl) 2014-07-21
CN105102747A (zh) 2015-11-25
CN105102747B (zh) 2017-06-09
EP2946056A1 (en) 2015-11-25
WO2014112867A1 (en) 2014-07-24
US20160017648A1 (en) 2016-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016509641A (ja) トラニオンドアヒンジ
JP6074065B2 (ja) 可動家具部品を移動させる作動用駆動装置
JP6449906B2 (ja) 扉および扉板などの回転動作のためのヒンジ
CN105556589B (zh) 一种击鼓装置
JP6175191B2 (ja) 可動家具部品用のアクチュエータ
KR101248259B1 (ko) 지지아암 구동장치
JP6592508B2 (ja) ヒンジ
US8701248B2 (en) Door construction with closing pivot hinges integrated into door panel
JP2017536492A (ja) 可動式家具部品の駆動装置
US9139043B1 (en) Central-controlled double wheel structure
JP6326055B2 (ja) ヒンジ装置の改良
JP2017507261A (ja) 家具フラップ扉用の作動装置
JP6538973B2 (ja) 家具ヒンジ
KR20200021981A (ko) 힌지 및 힌지를 개폐하기 위한 방법
CN107075889A (zh) 家具铰链
KR20150040499A (ko) 캠을 이용한 도어용 경첩
US11603693B2 (en) Furniture hinge for upward-opening cabinet doors
ITVI20130245A1 (it) Dispositivo a cerniera per porte, ante o similari
JP4210686B2 (ja) リッドステイ
JP3121730U (ja) 跳ね上げ式眼鏡枠
JP6793743B2 (ja) 作動アーム駆動装置
JP2008185074A (ja) 高さ調整機構
JP2023549361A (ja) 家具部分を可動に支持するための家具金具
TWM552531U (zh) 液壓緩衝合頁結構
TW201139825A (en) Hinge

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170112

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170907