JP7063720B2 - 整流シート及び空調システム - Google Patents
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Description
[1]整流シートを通して室内空間に空気を供給する空調システムにおいて、室内空間とは反対側の空間内で、整流シートに対して空気が平行に流入されて用いられる、整流シート。
[2]前記整流シートが、第1整流シートを有し、
前記第1整流シートが、A層とB層とからなる不織布積層体であって、A層はトウ開繊されているポリエステル長繊維ウェブであり、B層は、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維及びナイロン繊維からなる群より1種又は複数種選択されるバーストファイバーウェブである、[1]に記載の整流シート。
[3]前記整流シートが、第2整流シートを有し、
前記第2整流シートが、繊維の縦方向/横方向比(T/W比)が1.5以上である繊維構造体からなり、該繊維構造体が、主体繊維と熱接着性短繊維とが重量比率で90/10~10/90となるように混綿され、前記熱接着性短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点および/または前記熱接着性短繊維と前記主体繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在してなるものである、[1]に記載の整流シート。
[4][2]に記載の第1整流シートと、[3]に記載の第2整流シートとを有す、整流シート。
[5]前記整流シートが、更に、L/D比が1.1~10の開口パネルを有す、[4]に記載の整流シート。
[6]前記整流シートが、室内空間の反対側から視て、第1整流シート、開口パネル、第2整流シートの順で配置される、[5]に記載の整流シート。
[7]整流シートを通して室内空間に空気を供給する空調システムであって、
室内空間とは反対側の空間において、整流シートに対して空気が平行に流入される空調システム。
[8]車両に用いられる、[7]に記載の空調システム。
[整流シート]
本発明は、図1に示すように、整流シート2を通して室内空間9に空気8を供給する空調システム1において、室内空間9とは反対側の空間10(以下、本空間は「整流シートの裏側の空間」とも称す)内で、整流シート2に対して空気7が平行に流入されて用いられる整流シートである。本発明の整流シートを用いることで、送風口から局部的に出る空気を直接室内区間に送り出すことなく、整流シートの裏側の空間において面方向に広く均一に拡散させ、整流シートを通して空気を微量ずつ室内に送り込むことが可能となる。本発明において室内空間は、自動車や鉄道車両等の車両の内部空間や、住居等の建物の内部空間の他、人が活動したり、休養したりする居室全般を意味し、特に限定されない。
本発明の整流シートは、整流効果を発揮する構造として、第1整流シートを有することができる。第1整流シートは、A層とB層とからなる不織布積層体であって、A層はトウ開繊されているポリエステル長繊維ウェブであり、B層は、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維及びナイロン繊維からなる群より1種又は複数種選択されるバーストファイバーウェブであることを特徴とする。より具体的には、メルトブロー法或いはスパンボンド法等の公知の方法で形成すればよい。長繊維ウェブのA層は、限定されないが、通常0.1dtex~10dtex程度であり、目付が5g/m2~100g/m2、好ましくは10g/m2~60g/m2になされ、厚さが0.01mm~5mm、好ましくは0.05mm~1mmになされるのである。
本発明の整流シートは、整流効果を発揮する構造として、第2整流シートを有することができる。第2整流シートは、繊維の縦方向/横方向比(T/W比)が1.5以上である繊維構造体からなり、該繊維構造体が、主体繊維と熱接着性短繊維とが重量比率で90/10~10/90となるように混綿され、前記熱接着性短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点および/または前記熱接着性短繊維と前記主体繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在してなるものであることを特徴とする。
本発明の整流シートは、上記の第1整流シートや第2整流シートに加えて、通風方向に対して、L/D比が1.1~10の開口パネルを有すと、第1整流シートや第2整流シートを通って乱れている気流成分が整流されて均質化するため、より整流効果を発揮する。本発明の空調システムでは、第1整流シート又は第2整流シートと開口パネルとの組み合わせを複数有していてもよい。開口の形状は、上記L/D比を満たす範囲で、三角、四角、台形、菱形、五角形、六角形(ハニカム)等の多角形状や円形形状を採ることができる。強度及び作製の簡便性の観点からはハニカム形状が好ましい。開口長Lは通常2mm~50mmであり、厚みDは通常3mm~60mmである。なお、開口長Lは、形状が三角の場合は三角形の高さ、四角形の場合は長辺、台形の場合は平行する辺と辺との間の長さ(高さ)、菱形の場合は長い方の対角線の長さ、五角形の場合は、1辺と対向する頂点とを結んだ長さ(高さ)、六角形の場合は対向する頂点を結んだ長さ、円形の場合は円の直径、を指す。
本発明において、意匠性に鑑みて、適宜整流シートの室内空間側を表皮材で覆ってもよい。この場合、均一になった空気の整流が妨げられない通気性を有していればよく、例えばトリコット編地を用いることができる。
本発明の空調システムは、上記整流シートを通して室内空間に空気を供給する際、室内空間とは反対側の空間において、整流シートに対して空気を平行に流入させることを特徴とする。
2 整流シート
3 第1整流シート
4 開口パネル
5 第2整流シート
6 表皮材
7 整流シートに対して平行に供給される空気の流れ
8 整流シートを通して室内空間に供給される空気の流れ
9 室内空間
10 室内空間とは反対側の空間
11 天井部又は壁部
Claims (5)
- 整流シートを通して室内空間に空気を供給する空調システムにおいて、室内空間とは反対側の空間内で、整流シートに対して空気が平行に流入されて用いられる、車両空調用整流シートであって、
前記整流シートは第1整流シートを有し、前記第1整流シートはA層とB層とからなる不織布積層体であって、A層はトウ開繊されているポリエステル長繊維ウェブであり、B層はポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維及びナイロン繊維からなる群より1種又は複数種選択されるバーストファイバーウェブであり、B層はその目付が20~100g/m 2 かつ厚さが0.1mm~2mmである、車両空調用整流シート。 - 前記整流シートが第1整流シートに加えて第2整流シートを有し、
前記第2整流シートが、繊維の縦方向/横方向比(T/W比)が1.5以上である繊維構造体からなり、該繊維構造体が、主体繊維と熱接着性短繊維とが重量比率で90/10~10/90となるように混綿され、前記熱接着性短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点および/または前記熱接着性短繊維と前記主体繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在してなるものである、請求項1に記載の車両空調用整流シート。 - さらに、L/D比が1.1~10の開口パネルを有す、請求項2に記載の車両空調用整流シート。
- 室内空間の反対側から視て、第1整流シート、開口パネル、第2整流シートの順で配置される、請求項3に記載の車両空調用整流シート。
- 車両空調用整流シートを通して室内空間に空気を供給する車両空調システムであって、室内空間とは反対側の空間において、請求項1乃至4のいずれかに記載の車両空調用整流シートに対して空気が平行に流入される車両空調システム。
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