JP2007203686A - 皮革様物およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、高品位の皮革様の外観やタッチを有し、成型性、形態保持性、および良好な品位の皮革様物およびその製造方法を提供せんとするものである。
【解決手段】本発明の皮革様物は、0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維不織布からなる表皮層と、融着繊維不織布とが積層され、かつ実質的に繊維素材からなることを特徴とするものである。
また、本発明の皮革様物の製造方法は、平均単繊維繊度0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維不織布と、融着繊維不織布を重ね合わせて高速流体処理を行った後、融着処理を行うことを特徴とするものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮革様の外観やタッチを有し、かつ、成型性および形態保持性に優れた皮革様物およびその製造方法に関するものである。
鞄、靴、家具、自動車用内装材等には、その表面の外観やタッチの高級感を付与するために人工皮革や合成皮革をはじめとする皮革様シートが使用されている。そして、近年の成型形状の複雑化に伴い、成型性に優れた皮革様シートが種々検討されている(例えば、特許文献1)。これにより、皮革様シートの成型性が良好になり、複雑な形状にも対応できるようになったが、型の形態保持性が要求される用途については、その形態保持性が不十分であった。
一方、ポリウレタン含有皮革様シート状物の形態保持性を向上させる技術として、該皮革様シート状物に熱融着繊維を含む不織布を積層したシート状積層体が知られている(例えば、特許文献2)。しかし、ポリウレタンを含む不織布であるため、複雑な形状に成型した場合、特に立毛調の皮革様シート状物では、不織布内部に含まれるポリウレタン等の高分子弾性体が表面に露出し、品位が悪化する問題がある。
特開2003−20573号公報 特開平7−216756号公報
本発明は、上述従来技術の背景に鑑み、皮革様の外観やタッチを有し、成型性、形態保持性、および良好な品位の皮革様物およびその製造方法を提供せんとするものである。
本発明は上記課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明の皮革様物は、0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維不織布からなる表皮層と、融着繊維不織布とが積層されてなり、当該表皮層が実質的に繊維素材からなることを特徴とするものである。
また、本発明の皮革様物の製造方法は、平均単繊維繊度0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維不織布と、融着繊維不織布を重ね合わせて高速流体処理を行った後、融着処理を行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、特に複雑な凹凸形状の室内インテリア、自動車内装材、雑貨品に好適な、皮革様の高級外観を有し、かつ、良好な成型性や形態保持性から得られる高品位な表面外観を有する皮革様物を提供することができる。
本発明は、前記課題、つまり皮革様の外観やタッチを有し、成型性、形態保持性、および良好な品位の皮革様物について、鋭意検討し、極細繊維不織布と融着繊維不織布を組み合わせ、かつ実質的に繊維素材からなることで、前記課題を一挙に解決することを究明したものである。
本発明の皮革様物は、極細繊維不織布が表皮層を構成し、融着繊維不織布が積層された構成を有する。極細繊維不織布層が表皮層を形成することにより、高級外観、滑らかなタッチ、優美なライティング効果等を得ることが可能となる。
積層状態は特に限定されず、接着、絡合等適宜選択できるが、皺や凹凸が発生しにくく皮革様物の品位が優れる点で、接着剤を実質的に使用せず、絡合によって積層されてなることが好ましい。また、形状は特に限定されず、シート状であっても、立体形状を有していても良い。なお、極細繊維不織布及び融着繊維不織布にさらに織編物を積層してもよい。
本発明の皮革様物を構成する極細繊維不織布は、平均単繊維繊度が0.0001〜0.5デシテックスである極細繊維からなる。平均単繊維繊度は、好ましくは0.001〜0.3デシテックス、より好ましくは0.005〜0.15デシテックスである。平均単繊維繊度が0.0001デシテックス未満であると、皮革様物の強度が低下するため好ましくない。また平均単繊維繊度が0.5デシテックスを越えると、皮革様物の風合いが堅くなり、また、繊維の絡合が不十分になって、皮革様物の品位が低下したり、耐摩耗性が低下したりする等の問題も発生するため好ましくない。なお、本発明の効果を損なわない範囲で、単繊維繊度が0.0001デシテックス未満の繊維もしくは単繊維繊度が0.5デシテックスを越える繊維が含まれていてもよい。単繊維繊度が0.0001デシテックス未満の繊維および単繊維繊度が0.5デシテックスを越える繊維の含有量は、数にして、極細繊維不織布を構成する繊維の30%以下が好ましく、10%以下がより好ましく、全く含まれないことがもっとも好ましい。
当該極細繊維は、熱可塑性ポリマー、特にポリエステル、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリマーからなる繊維が好ましく用いられる。ポリエーテルエステル系繊維やいわゆるスパンデックス等のポリウレタン系繊維などのゴム状弾性に優れる繊維は好ましくない。
ポリエステルとしては、繊維化が可能なものであれば特に限定されるものではない。具体的には、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ−ト、ポリエチレン−1,2−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート等が挙げられる。中でも最も汎用的に用いられているポリエチレンテレフタレートまたは主としてエチレンテレフタレート単位を含むポリエステル共重合体が好適に使用される。
また、ポリアミドとしては、たとえばナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン12、等のアミド結合を有するポリマーを挙げることができる。
当該極細繊維の平均繊維長は特に限定されないが、表面のライティング効果や耐摩耗性、品位等を考慮すると10〜100mmであることが好ましく、15〜80mmであることがより好ましく、20〜60mmであることがさらに好ましい。平均繊維長が100mmを超える繊維および繊維長が10mm未満の繊維の含有量は、数にして、極細繊維不織布を構成する繊維の30%以下が好ましく、10%以下がより好ましく、全く含まれないことがもっとも好ましい。
なお、本発明の皮革様物は表皮層が実質的に繊維素材からなるものであることから、後述するようにポリウレタン等の高分子弾性体が実質的に含まれないことが重要である。そのため、従来の皮革様シートにみられる極細繊維束同士が絡合した状態で極細繊維不織布を構成するのではなく、これらの極細繊維が相互に絡合していることが、特に耐摩耗性や表面品位、形態安定性を向上させる点で好ましい。
また、本発明の皮革様物を構成する融着繊維不織布は融着繊維を含むものであれば、特に限定されるものではない。当該融着繊維によって、本発明の皮革様物は、高品位の皮革様を呈するとともに良好な形態保持性を得ることができる。本発明でいう融着繊維とは、繊維が熱、アルカリや酸性の水溶液、有機溶剤等によって溶ける性質を有し、かつ、当該溶けた部分によって他の繊維と接着する機能(以下、この性質及び機能を併せて融着性という。)を有するポリマーからなる繊維をいう。当該ポリマーが繊維表面に存在すれば融着機能を発揮できるため、その構成態様は特に限定されるものではなく、例えば、当該ポリマーのみで構成される繊維の他、芯鞘型複合繊維における鞘部分やサイドバイサイド型複合繊維の片側に当該ポリマーを配した繊維であっても良い。
本発明では、特に加熱により融着する熱融着繊維であることが、成型加工容易性の点で好ましい。その場合、融着繊維の融点は工程管理容易性の点では、100℃以上が好ましく、110℃以上がより好ましく、120℃以上がさらに好ましい。また、極細繊維不織布が染色されてなる場合において、堅牢度や発色性低下の懸念があることから、上限は200℃以下が好ましく、180℃以下がより好ましく、170℃以下がさらに好ましい。
融着性を有するポリマーとしては、特に限定されず、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン等特に限定されるものではないが、極細繊維不織布を構成する極細繊維と同一の染料により染色でき、かつ、該極細繊維が溶けない条件で融着処理できるものを選択する。染色性および接着性の観点からは同種のポリマーを選択することが好ましく、例えば極細繊維不織布がポリエステルであれば、共重合ポリエステルからなる融着繊維を選択する。
ここで、熱により融着する繊維を選択する場合は、当該極細繊維より10℃以上、好ましくは20℃以上融点が低いポリマーからなる融着繊維であると、融着処理による温度管理が容易であるため好ましい。これらポリマーのうち、取扱いの容易さ、強度、耐熱性を考慮するとポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートをベースとした共重合体ポリエステルがより好ましい。共重合ポリエステルとしては、特に限定されないが、例えばテレフタル酸に変えてイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族カルボン酸や、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸としたり、エチレングリコールに変えて、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリアルキレングリコール等とする等、適宜共重合して用いることができる。
融着繊維の繊度は特に限定されず、例えば0.0001〜30デシテックスの繊維を用いることができるが、3デシテックス以下、好ましくは1デシテックス以下であると、皮革様物の柔軟性や融着繊維の接触面積増加による融着効率の増加等の効果があるため好ましい。
融着繊維の繊維長は特に限定されないが、皮革様物の外観が優れ、剥離強力や成型性に優れる点では短繊維であることが好ましく、1〜100mmの短繊維がより好ましく、1〜10mmの短繊維がさらに好ましい。100mm以下であれば融着繊維の融着による凹凸が表面に現れず、より表面品位に優れる点で好ましい。また、1mm以上であればより形態保持性に優れる傾向にある。
当該融着繊維を含む不織布は繊維がより均質かつ高密度に構成され、皮革様物の断面において層状に存在していることが、皮革様物の表面品位低下を防止し、形態保持性を満足する点で好ましい。なお、本発明でいう層状の存在とは、断面を観察した際に当該不織布が層を形成して存在することを視覚認識できることをいう。
なお、融着繊維の融着繊維不織布に占める割合は、本発明の効果が損なわれない範囲で特に限定されるものではないが、より形態保持性に優れる点で30%以上が好ましく、50%以上がより好ましく、60%以上がさらに好ましい。融着繊維の他に他の繊維が含まれていても良く、他の繊維として0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維が含まれることは、極細繊維不織布を絡合により積層する際に、その絡合性が向上し剥離強力が向上するため好ましい。また、融着前の成型時に、型への追従性が向上し、より微細な凹凸を形成できる点で好ましい。なお、絡合により積層する前には、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子により仮接着されていることは、積層時の取り扱い容易性の点で好ましい。
本発明の皮革様物は、表皮層が実質的に繊維素材からなり、実質的に高分子弾性体を含まないものである。好ましくは、本発明の皮革様物全体が実質的に繊維素材からなるものである。通常、皮革様シートは引張強力、引裂強力、耐摩耗性等の物性を保持するため、ポリウレタン等の高分子弾性体が数%〜60%含まれ、これが不織布内部に膜状に存在する。これは、成型する際には微細な凹凸形状の形成を阻害する傾向にあるため、成型用途には好ましくない。さらに、深絞り成型等、凹凸形状が大きい場合、成型時にシートが凸部において局部的に伸ばされる部分が発生するが、高分子弾性体が膜状に存在すると表面に露出しやすくなり、そのため品位が悪化する。しかし、本発明における皮革様物において、実質的に繊維素材からなることにより、成型性が向上すると共に、リサイクル性の点でも好ましい。さらに、実質的に繊維素材からなるため、伸ばされた部分において、高分子弾性体等が露出し、外観低下を招く懸念も生じない。
なお、従来の皮革様物から単に高分子弾性体を除いただけでは、製造工程において満足に皮革様物を得ることができないほか、耐摩耗性等の物性が実用に耐えうるものではない。しかしながら、後述する本発明の製造方法によって、実質的に繊維素材からなる皮革様物を得ることは可能となる。本発明においては、特に皮革様物を構成する極細繊維不織布、融着繊維不織布を構成する繊維の好ましくは80〜100重量%、より好ましくは90〜100重量%がポリエステルであることが、リサイクル性の点で好ましい。
ここで、「実質的に繊維素材からなる」とは、一般的な皮革様シート状物の構成要素である繊維素材と高分子弾性体のうちの繊維素材のみからなることを意味するものであるが、さらに具体的にはSEMやマイクロスコープ等で表面観察を行った際に、実質的に高分子弾性体が一般的な皮革様シート状物に見られるような膜状に観察されないことを意味するものである。好ましくは、膜状以外の形態でも高分子弾性体が観察されない状態であるが、後加工で用いられる加工剤、例えば、染料、柔軟剤、耐摩耗性向上剤、各種堅牢度向上剤、耐電防止剤あるいは微粒子等は、本発明の皮革様シート状物に含まれていてもよい。
本発明の皮革様物は、その用途、目的に応じて、銀面調または立毛調として使用されることができるが、特に極細繊維不織布による表面外観を効果的に利用でき、また成型加工による品位が優れ、本発明の効果がより発揮しうる点で、立毛調であることが好ましい。
また、本発明の皮革様物は、耐摩耗性が向上する点で、密度が0.25g/cm以上であることが好ましく、0.29g/cm以上であることがより好ましく、0.30g/cm以上であることがさらに好ましい。また繊維見掛け密度の上限は特に限定されないが、0.80g/cm以下であると、成型時の取扱いに優れるため好ましい。
本発明の皮革様物の目付は、好ましくは80〜400g/mであり、より好ましくは100〜300g/m、さらに好ましくは120〜250g/mである。皮革様物の目付が80g/m以上でれば、より良好な表面品位を得ることができ、また、400g/m以下であれば、より形態保持性に優れるため好ましい。
本発明の皮革様物の目付は、好ましくは0.1〜5.0mmであり、より好ましくは0.5〜2.5mmである。0.1mm以上であれば表面品位に優れる皮革様物を容易に得ることができ、また5.0mm以下であれば成型時の型追従性に優れる傾向を示す。
上記目付は、JIS L 1096 8.4.2(1999)に記載された方法に基づいて得られた値を用いる。なお、試験片が20cm四方の大きさで採取できない場合は、採取できる面積から換算して測定値とする。また、厚みはダイヤルシックネスゲージ((株)尾崎製作所製、商品名“ピーコック(登録商標)H”)により測定し、目付の値を厚みの値で割って繊維見掛け密度とする。
また、本発明の皮革様物は、JIS L 1096(1999)8.17.5 E法(マーチンデール法)家具用荷重(12kPa)に準じて測定される耐摩耗試験において、極細繊維不織布が形成する表皮層を、ピリングポジション設定(THREE DRIVE ROLLERS=POSITION B)にて20000回の回数で摩耗した後の試験布の摩耗減量が20mg以下、かつ、毛玉の数が5個以下であることが好ましい。摩耗減量は、より好ましくは15mg以下、さらに好ましくは10mg以下である。毛玉の数は、3個以下であることがより好ましく、1個以下であることがさらに好ましい。摩耗減量が20mg以下であれば、実使用において毛羽が服等に付着することはほとんどない。一方、下限は特に限定されず、本発明の皮革様物であればほとんど摩耗減量がないものも得ることができる。また発生する毛玉については、5個を越えると、使用した時の外観変化によって品位が低下するため好ましくない。
さらに、皮革様物の通気性が10cc/cm/sec以下であることが、成型性を向上させる点で好ましく、8.0cc/cm/sec以下であることがより好ましく、5.0cc/cm/sec以下であることがさらに好ましい。下限は特に限定されず、0cc/cm/secに違いほど好ましい。
ここでいう通気量は、JIS L 1096 8.27.1(1999)A法(フラジール形)によって得られる値を用いる。
本発明の皮革様物は、優れた表面外観とタッチを有するため、本発明の皮革様物を表面に配した成型体は、室内インテリア、自動車内装材、雑貨等の用途に成型されて用いることができる。
次に、本発明の皮革様物の好ましい製造方法の一例として、本発明の皮革様物の製造方法を述べる。
本発明の皮革様物における極細繊維不織布を構成する極細繊維の製造方法は特に限定されず、通常のフィラメント紡糸法の他、スパンボンド法、メルトブロー法、エレクトロスピニング法、フラッシュ紡糸法等の、不織布として製造する方式であってもよい。また、極細繊維を得る手段として、直接極細繊維を紡糸する方法、通常繊度の繊維であって極細繊維を発生する事ができる繊維(以下、極細繊維発生型繊維という)を紡糸し、次いで、極細繊維を発生させる方法でも良い。
ここで、極細繊維発生型繊維を用いて極細繊維を得る方法としては、具体的には、海島型繊維を紡糸してから海成分を除去する方法、あるいは、分割型繊維を紡糸してから分割して極細化する方法等の手段を採用することができる。
これら手段の中でも、本発明においては、極細繊維を容易に安定して得ることができる点で、極細繊維発生型繊維によって製造することが好ましく、さらには皮革様シート状物とした場合、同種の染料で染色できる同種ポリマーからなる極細繊維を容易に得ることができる点で、海島型繊維によって製造することがより好ましい。
海島型繊維を得る方法としては、特に限定されず、例えば、以下の(1)〜(4)に記載する方法等が挙げられる。
(1)2成分以上のポリマーをチップ状態でブレンドして紡糸する方法。
(2)予め2成分以上のポリマーを混練してチップ化した後、紡糸する方法。
(3)溶融状態の2成分以上のポリマーを紡糸機のパック内で静止混練器等で混合する方法。
(4)特公昭44−18369号公報、特開昭54−116417号公報等の口金を用いて製造する方法。
本発明においては、いずれの方法でも良好に製造することができるが、ポリマーの選択が容易である点で上記(4)の方法が最も好ましい。
かかる(4)の方法において、海島型繊維および海成分を除去して得られる島繊維の断面形状は特に限定されず、例えば、丸型、多角形型、Y字型、H字型、X字型、W字型、C字型、π字型等が挙げられる。
一旦繊維を得てから不織布化する場合、その方法としては、湿式法であっても乾式法であっても良いが、摩擦時に繊維脱落が少ない点で乾式法が好ましい。
繊維長は、乾式法の場合10〜70mm、湿式法の場合は0.1〜20mmにカットすることが好ましい。
乾式法として好ましい製造方法としては、極細繊維が発生可能な1〜10デシテックスの極細繊維発生型短繊維を用いてニードルパンチ法により短繊維不織布を製造し、次いで、極細化して極細繊維不織布を得る方法が挙げられる。なお、極細繊維発生型繊維の短繊維不織布は、乾熱または湿熱、あるいはその両者によって収縮させ、さらに高密度化させると表面品位や形態安定性に優れる点で好ましい。
なお、本発明において実質的に繊維素材からなる皮革様物を得るためには、後述するように極細繊維とした状態で高速流体処理を行うことが好ましいが、極細繊維化する前の極細繊維発生型短繊維不織布の状態で十分にニードルパンチを行うことが好ましい。例えば、繊維見掛け密度を好ましくは0.12〜0.3g/cm、より好ましくは0.15〜0.25g/cmとするまでニードルパンチを行う。また、上限は特に規定されないが、0.3g/cmを越えると、ニードル針の折れや、針穴が残留するなどの問題が生じるため、好ましくない。この場合、1〜9バーブの針を用い、1000〜4000本/cmの針密度で行うことが好ましい。
本発明の皮革様物を構成する融着繊維不織布は、融着ポリマーの単一成分又は複合成分に配した繊維をスパンボンド法、メルトブロー法等により直接不織布化するか、又は、紡糸、延伸して得た融着繊維を一旦巻き取った後に、必要に応じてカットして短繊維不織布として製造できる。本発明においては、特に皮革様および成型加工性に優れる短繊維不織布とすることが好ましいが、この場合、上記同様、乾式法の場合10〜70mm、湿式法の場合は0.1〜20mmにカットすることが好ましい。融着繊維と他の繊維を混合させる場合は、例えばカットした後に混合することができる。
これらの製造方法のうち、特に湿式法により製造することが、融着繊維不織布をより薄く設計でき成型性を良好にできる点で好ましい。融着繊維不織布の厚みが3.0mmを超えると成型性が低下する傾向を示すと共に、高速流体によって積層する際に良好な積層が困難になる。当該観点から、融着繊維不織布の厚みは2.0mm以下が好ましく、1.0mm以下がより好ましく、0.5mm以下がさらに好ましい。これらの厚みは、湿式法により容易に製造することが可能となる。また、本発明における融着繊維不織布には、0.001〜0.5デシテックスの極細繊維が含まれることが好ましいが、これを混合させる際にも湿式法であれば容易に行うことが可能となる。湿式法により製造する場合、繊維を所望の長さにカットした後、必要に応じて極細繊維等の融着繊維以外の繊維を混合してスラリーを製造し、湿式抄紙法により抄造ウェブを作成する。この際、乾燥温度は融着繊維の融点以下とすることが好ましい。
このようにして得られた極細繊維不織布と融着繊維不織布は次いで、積層する。その手段としては、接着や絡合等で行うことができるが、皮革様物全体として実質的に繊維素材からなるものとすることができ、さらに柔軟性に優れる点では絡合による積層が好ましい。絡合により積層する場合、例えば、ニードルパンチ処理や高速流体処理等で行うことができ、特に皮革様物の良好な表面品位を得ることができる高速流体処理が好ましい。
高速流体処理としては、作業環境の点でウォータージェットパンチ処理が好ましい。このとき、水流は、柱状流の状態で行うことが好ましい。柱状流は、通常、流体噴射孔の直径0.06〜1.0mmのノズルから圧力1〜60MPaで噴出させることで得られる。かかる処理は、効率的な絡合性と良好な表面品位を得るために、ノズル(流体噴射孔)の直径は0.06〜0.15mm、ノズル間隔は5mm以下であることが好ましく、直径0.06〜0.12mm、ノズル間隔は1mm以下がより好ましい。これらのノズルスペックは、複数回処理する場合、すべて同じ条件にする必要はなく、例えば大孔径と小孔径のノズルを併用することも可能であるが、少なくとも1回は上記構成のノズルを使用することが好ましい。
また、厚さ方向に均一な交絡を達成する目的および/または不織布表面の平滑性を向上させる目的で、好ましくは、多数回繰り返して高速流体処理する。また、その水流圧力は、処理する不織布の目付によって適宜に決定し、高い目付のものほど高圧力とすることが好ましい。
さらに、本発明においては、実質的に繊維素材からなる皮革様物とするために、極細繊維同士を高度に絡合させる目的で、少なくとも1回は10MPa以上の圧力で処理することが好ましく、少なくとも1回は15MPa以上の圧力で処理することがより好ましい。また、上限は、特に限定されないが、圧力が上昇するほどコストが高くなり、また低目付であると不織布が不均一となったり、繊維の切断により毛羽が発生したりする場合もあるため、好ましくは40MPa以下であり、より好ましくは30MPa以下である。
さらに、銀付き調の表面を得るためには、高分子弾性体からなる表層部分を形成させると成型性が低下するため、加熱プレスによって繊維高密度層を形成させる手段を採用することが好ましい。必要に応じ、繊維高密度層に樹脂等を付与して補強することもできる。
また、立毛調の表面に仕上げるためには、サンドペーパー等によるバフィング処理を行うなど、適宜の方法等を採用することができる。
さらに、液流染色機によって染色することは、高級な表面外観が得られる点で好ましい。また、染色後には、柔軟加工の他、撥水加工、抗菌加工、難燃加工、抗ピル加工、あるいは高発色加工等各種機能加工を行うことができる。
こうして得られたシートは、ついで融着処理して成型を行う。融着繊維が熱融着繊維の場合、当該繊維の融点以上、好ましくは融点の20℃以上高い温度で加熱して形態保持性に優れる皮革様物、成型体とする。本発明の皮革様物は高分子弾性体が膜状に存在しないため、より複雑な凹凸形状にも対応できる。また、深絞り成型等において、高分子弾性体の露出もなく、高品位な表面を得ることができる。なお、加熱成型する際には、無圧下で行う他、加熱と同時又はその後に加圧することも可能である。より表面品位、成型形状等に優れる点では加圧することが好ましい。
以下、本発明を実施例で詳細に説明する。なお、実施例中の各物性値の測定方法は、以下の方法を用いた。
A.皮革様物の目付、厚み、繊維見掛け密度
目付は、JIS L 1096 8.4.2(1999)に記載された方法で測定した。また、厚みをダイヤルシックネスゲージ((株)尾崎製作所製、商品名“ピーコック(登録商標)H”)により測定し、目付の値を厚みの値で割って繊維見掛け密度を求めた。
B.皮革様物のマーチンデール摩耗試験
皮革様物から、直径3.8cmの試験片を採取し、重量を測定した。JIS L 1096(1999)8.17.5 E法(マーチンデール法)家具用荷重(12kPa)に従って、マーチンデール摩耗試験機を用いて、ピリングポジション設定(THREE DRIVE ROLLERS=POSITION B)で表皮層面の耐摩耗試験を実施した。20000回摩擦したところで試験機を止め、試験前に対する試験後の試験片の重量減を評価した。また、試験後の試験片の外観から毛玉の数を数えた。
C.皮革様物の表面品位
成型加工したものの凸部を観察し、立毛状態を3段階(◎:平面部と同じ、○:やや立毛が粗い、×:ウレタンが露出)で評価した。
実施例1
海成分としてポリスチレン45部、島成分としてポリエチレンテレフタレート55部からなる単繊維繊度3デシテックス、36島、繊維長51mmの海島型短繊維を用い、カード、クロスラッパーを通してウェブを作製した。次いで、1バーブ型のニードルパンチマシンにて1500本/cmの打ち込み密度で処理し、繊維見掛け密度0.21g/cm の短繊維不織布を得た。次に、約95℃に加温した重合度500、ケン化度88%のポリビニルアルコール(PVA)12%の水溶液に固形分換算で不織布重量に対し25%の付着量になるように浸積し、PVAの含浸と同時に2分間収縮処理を行い、100℃にて乾燥して水分を除去した。
得られたシートを約30℃のトリクレンでポリスチレンを完全に除去するまで処理し、単繊維繊度約0.046デシテックスの極細繊維を得た。次いで、室田製作所(株)製の標準型漉割機を用いて、厚み方向に対して垂直方向に2枚に分割裁断をするスプリット処理をし、繊維換算目付108g/mの極細繊維不織布(A)を得た。
一方、イソフタル酸を30モル%共重合したポリエチレンテレフタレート系繊維(融点170℃、2.1デシテックス、繊維長5mm)とポリエチレンテレフタレート繊維(融点260℃、0.1デシテックス、繊維長5mm)とを6:4で混合したスラリーを作製し、抄造法により繊維換算目付35g/mの融着繊維不織布を製造した。
このようにして得られた不織布を重ね合わせ、融着繊維不織布側から0.1mmの孔径で、0.6mm間隔のノズルヘッドを有するウォータージェットパンチ機にて、処理速度6m/分、圧力6MPaで3回ウォータージェットパンチ処理を行った。ついで、極細繊維不織布側から、同一のノズルヘッドを用い、処理速度6m/分、圧力10、15MPaにてウォータージェットパンチ処理を行った。ついで、再度融着繊維不織布側から、同様にウォータージェットパンチ処理を行った。
次に、極細繊維不織布(A)の表面を、サンドペーパーにて起毛処理をした後、液流染色機にて“Sumikaron(登録商標) Blue S−BBL200”(住化ケムテックス(株)製)を用い20%owfの濃度で、110℃、60分、染色した。得られたシートを、柔軟剤(アミノ変性シリコーンエマルジョン“アルダック(登録商標)AN980SF”一方社株式会社製)と微粒子(コロイダルシリカ “スノーテックス(登録商標)20L”日産化学工業株式会社製)を含む水溶液に浸積し、コロイダルシリカの含有量が0.1%となるように絞った後、ブラッシングしながら100℃で乾燥させた。
このようにして得られた皮革様のシートを、次に180℃に加熱した型枠を用いて成型加工を行った。このようにして得られた皮革様物の目付は115g/m、厚み0.35mm、繊維見掛け密度0.328g/cm、成型性は◎であった。また、マーチンデール摩耗試験の結果、毛玉3個、摩耗減量15mgであった。
比較例1
海成分としてポリスチレン45部、島成分としてポリエチレンテレフタレート55部からなる単繊維繊度3デシテックス、36島、繊維長51mmの海島型複合繊維を用い、カード、クロスラッパーを通してウェブを作製した。次いで1バーブ型のニードルパンチにて1500本/cmの打ち込み密度で処理し、繊維見掛け密度0.21g/cmの複合短繊維不織布を得た。次に約95℃に加温したポリビニルアルコール(PVA)の12%水溶液に固形分換算で不織布重量に対し25%の付着量になるように浸積し、PVAの含浸と同時に2分収縮処理を行い、100℃にて乾燥して水分を除去した。得られたシートを約30℃のトリクレンでポリスチレンを完全に除去するまで処理し、次いでPVAを除去して、単繊維繊度約0.046デシテックスの極細繊維不織布(B)を得た。
次に、ポリマージオールとして、分子量2000のポリヘキサメチレンカーボネートジオールと、分子量2000のポリトリメチレングリコールの、50:50の混合物、ジイソシアネートとして4,4’−ジフェニルメタンジアミンイソシアネート、鎖伸長剤としてエチレングリコールを用い、常法によりポリウレタンを得て固形分が12重量%になるようにDMFで希釈し、さらに添加剤としてベンゾフェノン系紫外線吸収剤を1.5重量%加えてポリウレタン含浸液を調製した。
ついで、極細短繊維不織布をポリウレタン含浸液に浸漬し、絞りロールにてポリウレタンの固形分が繊維重量に対し60%となるように含浸液の付き量を調節した後、DMF水溶液中でポリウレタンを凝固せしめた。しかる後、85℃の熱水でDMFを除去した後、100℃にて乾燥した。
その後、実施例1と同様に染色した後、サンドペーパーによる起毛処理を行って目付230g/m、厚み0.70mm、繊維見掛け密度0.205g/cmの皮革様シート状物を得た。得られた物を成型加工したものは、凹凸形状が明確に現れておらず、凸部での表面品位は×であった。また、マーチンデール摩耗試験の結果、毛玉1個、摩耗減量5mgであった。

Claims (10)

  1. 0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維不織布からなる表皮層と、融着繊維不織布とが積層されてなり、当該表皮層が実質的に繊維素材からなることを特徴とする皮革様物。
  2. 前記融着繊維不織布が、融着繊維が30〜100重量%含まれているものであることを特徴とする請求項1に記載の皮革様物。
  3. 前記融着繊維不織布を構成する繊維が、繊維長が1〜10mmの短繊維であることを特徴とする請求項1又は2に記載の皮革様物。
  4. 前記融着繊維不織布に含まれる融着繊維が、100〜200℃の融点を有する融着繊維であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の皮革様物。
  5. 構成する繊維の80〜100重量%がポリエステルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の皮革様物。
  6. 表皮層表面に立毛が形成されているものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の皮革様物。
  7. マーチンデール法における摩耗試験において、表皮層表面を20000回摩耗したときの摩耗減量が20mg以下であり、かつ毛玉の数が5個以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の皮革様物。
  8. 目付が80〜300g/m、厚みが0.1〜5.0mmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の皮革様物。
  9. 平均単繊維繊度0.0001〜0.5デシテックスの極細繊維不織布と、融着繊維不織布を重ね合わせて高速流体処理を行った後、融着処理を行うことを特徴とする皮革様物の製造方法。
  10. 前記極細繊維不織布が、平均単繊維繊度0.0001〜0.5デシテックスかつ平均繊維長1〜10cmの極細短繊維が発生可能な、平均単繊維繊度1〜10デシテックスの極細短繊維発生型短繊維をニードルパンチにより絡合させた後に、極細化処理して極細繊維を発生させて得たものであることを特徴とする請求項9に記載の皮革様物の製造方法。
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