JP7061838B2 - シンク - Google Patents

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本発明は、キッチン等に設置されたシンクに関する。
従来、キッチンの流し台として用いられるキッチンシンクとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この種のキッチンシンクは底部と四周の側壁部で形成した内部空間を洗い場とするシンク本体において、使用者が向かって立つ正面中央の側壁部側に水栓を備えた支持面が形成されている。支持面の両側には下方に凹んだ左右の収納空間が形成されている。
一方の収納空間は高さ方向中間部分に水切り孔を複数配列した支持台を有し、支持台上に籠状の小物ガードが設置されている。他方の収納空間はシンク本体の底部まで落ち込んでその底部に排水口を備えている。
一方の収納空間の支持台は、小物ガードにまな板立て等を載置可能である上に、スポンジやたわし等の洗浄道具や洗剤等を収納可能である。他方の排水口を備えた収納空間における両側部にはダストボックスを載置するための載置面が段付きで対向して形成されており、この載置面間にダストボックスを架け渡しできる。
特開2016-159072号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のキッチンシンクでは、洗浄道具や洗剤等の支持台を有する収納空間やダストボックス等の収納空間が水栓を備えた支持面の両側に設置されているため、一方の収納空間の支持台から他方の収納空間の排水口までの排水の流路が長くなり、見栄えが悪く衛生的でなかった。しかも、他方の収納空間に設けた載置面は小さな厚みで両側部に設置されているにすぎないため、ダストボックス等を安定して支持できなかった。
また、このキッチンシンクは食器や調理器具や食材等の洗浄等に主として用いるシンク本体と洗浄道具や洗剤等を設置するシンク補助部との区分けが十分なされていなかった。そのため、水切りのできるダストボックスやワイヤーポケット等のサポート部材を安定して設置支持できず、使い勝手が悪かった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、シンク内に安定してサポート部材を設置できるようにしたシンクを提供することを目的とする。
本発明によるシンクは、底部と側壁部を有していて上方に開口する内部空間が形成された主シンクと、前記主シンクの前記側壁部の一部を外側に拡張して補助底部と補助側壁部が形成された補助シンクと、を備え、前記主シンクの前記側壁部および前記補助シンクの前記補助側壁部の高さ方向中間部分に同じ高さで全周に亘って段部が形成されており、前記主シンクの前記底部と、前記補助シンクの前記補助底部との継目に排水口が形成されるとともに、前記補助底部は前記底部より低い位置に形成され、前記排水口は、前記底部と前記補助底部の双方に跨る位置に形成され、前記主シンクと前記補助シンクの境界に着脱可能に装着された仕切部材を備え、前記仕切部材は、前記主シンクと前記補助シンクとの境界付近に設けられた取り付けピンに係合させて取り付けられており、前記段部および前記仕切部材に、複数種類のサポート部材が載置可能に構成され、前記補助シンクに取り付けられる補助シンクサポート部材は、前記補助シンクに形成された前記段部に載置され、前記仕切部材は、前記補助シンクサポート部材を装着した状態で着脱可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、主シンクから外側に拡張した補助シンクを設置しており、その正面側の補助側壁部に段部を形成したため、ワイヤーポケット等のかご部材やダストボックス等のサポート部材を段部上に載置して支持できる上に、かご部材やダストボックス等のサポート部材を主シンクと区画された補助シンク内に設置できる。
また、補助シンク内にかご部材やダストボックス等のサポート部材を設置する際に、補助シンクの正面側や両側部の補助側壁部に段部を形成したことでサポート部材の重量に関わらず三方の段部に安定して設置できる。
また、主シンクにおける補助シンクの両側の対向する側壁部に段部をそれぞれ設けたため、まな板や水切りプレートや水切りグレーチングや水切り籠等のサポート部材を水栓の両側等の主シンクに設置できて使い勝手が良い。
さらに、主シンクと補助シンクの全周に亘って段部を設けたため、補助シンクと主シンクの任意の位置に各種のサポート部材を段部に安定して設置することができて使い勝手が良い。
本発明によるシンクは、前記主シンクおよび前記補助シンクの上縁は、カウンターの上面よりも低い位置に形成され、前記上縁には、水を前記主シンクまたは前記補助シンク内へと案内する上部周縁部が全周に亘って形成され、前記仕切部材の上面は、前記上部周縁部の上面と略面一に位置していてもよい。
本発明に係るシンクによれば、補助シンクの補助側壁部に段部を形成したためワイヤーポケットやダストボックス等のサポート部材を段部に安定して載置できる上に、これらのサポート部材をまとめて補助シンク内に設置できる。
本発明の実施形態によるキッチンシンクの要部斜視図である。 図1に示すキッチンシンクのシンク本体を示す平面図である。 図2に示すシンク本体のA-A線断面図である。 図2に示すシンク本体のB-B線断面図である。 シンク本体の主シンクと補助シンクの境界に仕切部材を取り付けた要部斜視図である。 仕切部材を示すものであり、(a)は前面から見た図、(b)は後面から見た図、(c)は第一連結部側から見た側面図である。 シンク本体に仕切部材と第一水切り籠を設置した状態の要部平面図である。 シンク本体の補助シンクにワイヤーポケットを設置した状態の要部斜視図である。 図1に示すキッチンシンクのC-C線断面図である。 (a)はワイヤーポケットに仕切板を取り付けた状態を示す要部斜視図、(b)は仕切板の拡大図である。 シンク本体の側壁部に設けた段部を示す変形例の要部説明図である。
以下、本発明の実施形態によるシンクとして流し台であるキッチンシンク1を添付図面によって説明する。図1は本発明の実施形態によるキッチンシンク1に各種のサポート部材Sを設置した使用状態の要部斜視図である。キッチンシンク1はカウンター2にシンク本体1Aが嵌合されて上面が略面一に設置されている。シンク本体1Aは、図2に示すように主シンク3と補助シンク4とで構成されている。シンク本体1Aは例えばステンレス鋼板等の適宜の金属をプレス加工して形成される。
なお、本明細書において、正面側とは使用者がキッチンシンク1に立った際に向かい合う前方方向(水栓方向)をいい、これに対向する手前側方向(使用者側)を手前側と規定した。そのため、主シンク3の正面側の側壁部を正面側壁部3bとし、これに対向する手前側の側壁部を手前側壁部3cという。
図2において、主シンク3は例えば上部開口を有する略直方体箱状の内部空間を有しており、底部3aと、正面方向に対向配置された正面側壁部3b及び手前側壁部3cと、その左右に対向配置する横側壁部3d、3eとで形成されている。これら正面側壁部3b、手前側壁部3c、左右の横側壁部3d、3eで主シンク3の側壁部を構成する。
そして、主シンク3の正面側壁部3bにはその中央部分が外側に拡張した略箱形の補助シンク4が形成されている。補助シンク4は補助底部4aと補助側壁部を有し、補助側壁部は正面補助側壁部4b、左右の横補助側壁部4c、4dによって形成されている。主シンク3の底部3aと補助シンク4の補助底部4aの継目に排水口5が形成されている。補助シンク4の補助底部4aは例えば主シンク3の底部3aより低い位置に形成されていて排水口5に連通しているが、同一レベルに形成してもよい。
主シンク3の側壁部3b~3eと補助シンク4の補助側壁部4b~4dは角部が湾曲する曲面を描いて滑らかに接続されている。主シンク3と補助シンク4には後述するように複数種類のサポート部材Sが取り外し可能に設置される。
主シンク3は平面視で例えば略長方形状に形成され、補助シンク4は平面視で略台形状または略長方形状に形成されている。しかし、主シンク3や補助シンク4の平面視形状は略正方形状や略楕円形状等、適宜の形状を採用できる。そして、シンク本体1Aの上面部7は外形の上部周縁部7aが図2に示すように平面視略四角形状を有しており、その内部に主シンク3及び補助シンク4を形成している。上部周縁部7aの外側にカウンター2の上面が設けられている。上部周縁部7aは補助シンク4の周縁部にも形成されている。
上部周縁部7aを含む上面部7はカウンター2の上面よりわずかに低い位置にあって、水がシンク本体1A内に流れ込むようになっている。上面部7において、補助シンク4の両側に図示しない水栓を設置するための配管を通す配管用孔部8が例えば2つ設置され、この配管用孔部8のいずれか一方または両方に蛇口等の水栓を設置することができる。
図3及び図4に示すシンク本体1Aの縦断面において、主シンク3の4面の側壁部3b~3eと補助シンク4の3面の補助側壁部4b~4dの高さ方向中間部分には段部10が全周に亘って形成されている。段部10は主シンク3及び補助シンク4において全周に亘って小幅の略水平面状であり、上面部7と略平行に形成されている。しかも、段部10はその下側の側壁部よりも上側の側壁部が拡幅した階段状に形成されている。
主シンク3の段部10において、補助シンク4の両側の正面側壁部3bに設けた段部10を正面レール部10aといい、これに対向する手前側壁部3cに設けた段部10を手前レール部10bという。正面レール部10a及び手前レール部10bに略直交する横側壁部3d、3eの対向する段部10を横レール部10c、10dという。更に、補助シンク4の正面補助側壁部4bに設けた段部10を正面補助レール部10eといい、対向する両側部の補助側壁部4c、4dに設けた段部10を横補助レール部10f、10fという。
図3及び図4の断面視で、側壁部3b~3eは、段部10を境にして底部3aから段部10までは略垂直またはわずかに外側に傾斜して形成され、段部10から上部周縁部7aまでも略垂直またはわずかに外側に傾斜して形成されている。同様に補助シンク4の補助側壁部4b~4dにおいても、段部10を境にして補助底部4aから段部10までは略垂直またはわずかに外側に傾斜して形成され、段部10から上部周縁部7aまでも略垂直またはわずかに外側に傾斜して形成されている。
補助シンク4の正面補助側壁部4bにおいて、後述するサポート部材Sの例えばワイヤーポケット20を位置決め支持するための位置決めピン12が一対植設されている。補助シンク4の対向する両側の横補助側壁部4c、4dには主シンク3の正面側壁部3bとの角部付近に後述する仕切部材15を取り付けるための例えば一対の取り付けピン13a、13bが対向して植設されている。
上側の取り付けピン13aは上部周縁部7aの下側近傍に固定され、下側の取り付けピン13bは段部10の下側近傍に固定されている。また、取り付けピン13a、13bは主シンク3と補助シンク4の境界に設けられていれば、正面側壁部3bに固定されていてもよい。
また、取り付けピン13a、13bに係合する仕切部材15について図5及び図6により説明する。図5に示すように、仕切部材15は主シンク3と補助シンク4との境界において、両端部を取り付けピン13a、13bに係合させて取り付けられている。仕切部材15は段部10近傍と上部周縁部7aとの間で主シンク3と補助シンク4を区画しており、段部10近傍の仕切部材15より下方は底部3a及び補助底部4aとの間が開口している。
図6(a)~(c)において、仕切部材15は互いに平行で棒状の上部梁部材16と下部梁部材17とが上下方向に配設され、その両端部に略コの字形状の第一連結部18及び第二連結部19が連結固定されている。上部梁部材16と下部梁部材17は例えば亜鉛ダイカスト製等の金属部材からなる。第一連結部18及び第二連結部19は例えば合成樹脂部材からなることで着脱時の衝突音等を低減できて好ましい。
仕切部材15の取り付け状態で第一連結部18及び第二連結部19は上部梁部材16と下部梁部材17に対して補助シンク4側に配設されている。図6において、第一連結部18及び第二連結部19は、上部梁部材16の端部との連結部から後方(補助シンク4側)に延びた上アーム部18a、19aと、下部梁部材17の端部との連結部から後方(補助シンク4側)に延びた下アーム部18b、19bと、上アーム部18a,19a及び下アーム部18b、19bをそれぞれ連結する連結アーム18c、19cとを備えている。
しかも、第一及び第二連結部18,19は上アーム部18a,19aの上部梁部材16に近接した部分と下アーム部18b、19bの下部梁部材17から離れた部分とに連結アーム18c、19cが連結されている。これにより、図6(c)の側面視で示すように、上部梁部材16と下部梁部材17は上下方向に離間すると共に、上部梁部材16に対して下部梁部材17がより前方に突出した位置で第一連結部18及び第二連結部19に連結されて段部10に対応している。
そして、上アーム部18a,19aの端部には下方に向けて凹溝部18d、19dが形成されている。同様に下アーム部18b,19bの端部にも下方に向けて凹溝部18e、19eが形成されている。主シンク3と補助シンク4の境界部において、両側の横補助側壁部4c、4dに設けた上の取り付けピン13a、13aに仕切部材15の第一連結部18及び第二連結部19の凹溝部18d、19dを嵌合させ、下の取り付けピン13b、13bに第一連結部18及び第二連結部19の凹溝部18e、19eを上から嵌合して固定する。これにより、仕切部材15は主シンク3と補助シンク4との境界の角部に設置される。
なお、凹溝部18d、19d、18e、19eは外側に開口が形成され、内側は閉鎖されたストッパー面とされている。そのため、仕切部材15を取り付けピン13a、13bに装着した際、凹溝部18d、19d、18e、19eを各取り付けピン13a、13bにそれぞれ嵌合させて正しく位置決めできる。また、凹溝部18d、19d、18e、19eを貫通孔にしてもよい。
仕切部材15を取り付けた状態で、下部梁部材17の上面は平面状の下部梁レール部17aを構成する。下部梁部材17の下部梁レール部17aはその両側に位置する正面側壁部3bの正面レール部10aとほぼ面一であって正面レール部10aの延長線上にある。また、仕切部材15の上部梁部材16の上面は平面状の上部梁レール部16aを構成し、上部周縁部7aとほぼ同一レベルにあって上部梁レール部16aの延長線上に上部周縁部7aが位置する。
本実施形態によるキッチンシンク1のシンク本体1Aによれば、取り付けピン13a、13bに対して着脱可能な仕切部材15を取り付けた状態で、主シンク3と補助シンク4を区画して個別の機能やスペースを持たせることができる。例えば主シンク3は洗い場等として用い、補助シンク4はワイヤーポケット20等のサポート部材Sを設置してスポンジやたわしやブラシ等の洗浄用具や洗剤等の小物類の水切り兼用置場として使用できる。また、仕切部材15を取り外した状態では、主シンク3と補助シンク4を一体にした洗い場等として利用できる。
本実施形態によるキッチンシンク1のシンク本体1Aは上述した構成を備えており、次に、キッチンシンク1に着脱可能に装着する複数のサポート部材Sについて説明する。なお、下記に説明するサポート部材Sは一例にすぎず、他の適宜種類のサポート部材Sを設置できる。
図1、図8及び図9において、主シンク3との境界を仕切部材15で仕切られた補助シンク4内には籠状のワイヤーポケット20が設置されている。ワイヤーポケット20はスポンジやブラシ等の洗浄道具、洗剤、その他の小物類等を載置して水切り可能に保管するものである。
図8に示すように、ワイヤーポケット20はワイヤーを格子状に組み立てて略箱状に形成した収納籠であり、一方の側部に設けた略平行な2条のワイヤーからなる係止部20aを補助シンク4の正面補助側壁部4bに設けた位置決めピン12に引掛けて位置決め支持させる。ワイヤーポケット20の底部の長辺側部分を段部10の正面補助レール部10eに載置させることで安定して支持できる(図8、図9参照)。しかも、ワイヤーポケット20は底部の短辺側部分を正面補助レール部10eの両側の横補助レール部10fに載置させることで一層安定して支持できる。ワイヤーポケット20を補助シンク4内に取り付けた状態で仕切部材15の着脱操作が行える。
なお、ワイヤーポケット20には、ワイヤー製でまな板を設置するための略U字状のまな板保持部21が一体または着脱可能に取り付けられている。ワイヤーポケット20内の底部にはダストボックス22を収納している。ダストボックス22は例えばステンレス製であり、その底部に設けた複数の水切り穴の一部を通してボルトとナットでワイヤーポケット20に固定可能である(図9参照)。
図10(a)、(b)に示すように、ワイヤーポケット20の側部にはワイヤーポケット20を左右に仕切る仕切板23を取り付けてもよい。仕切板23は上部に設けた例えばフック部23aをワイヤーポケット20の係止部20aのワイヤーに引掛けて係止させ、仕切板23の下部に設けた突部23bを自重で正面補助側壁部4b等に当接して保持できる。仕切板23の係止部はフック部23aに限定されることなくワイヤーポケット20に係止可能な適宜の係止部を設置できればよい。仕切板23によってワイヤーポケット20を左右に区画することで、スポンジやたわしやブラシ等を食器用の洗浄道具と排水口5やダストボックス22等の掃除用等の洗浄道具とに区別して設置することができる。仕切板23は例えば四角形板状に形成されているが、円形や多角形板状等適宜形状の部材を設置できる。仕切板23によってワイヤーポケット20を左右方向に適宜の空間に仕切ることができればよい。
図1及び図7において、主シンク3の一方の横側壁部3e(図では右側)側に第一水切り籠25が設置されている。この第一水切り籠25は食器や食材、調理器具等の水切りを行うものであり、例えばワイヤーを組み込んでなる平面視略長方形板状の籠である。第一水切り籠25は、その短辺からなる一端側の係止部25aが正面側壁部3bの段部10の正面レール部10aと仕切部材15の下部梁レール部17a上に載置されている。また、対向する他端側の係止部25bは手前側壁部3cの段部10の手前レール部10bに載置されていることで主シンク3上に設置されている。
この場合、仕切部材15の下部梁部材17は段部10の下側に位置する取り付けピン13bに係止されている。仕切部材15を取り付けた状態で第一水切り籠25の着脱作業を行える。
なお、第一水切り籠25の一方の長辺からなる一側部25cは横側壁部3eの段部10の横レール部10dに載置されていてもよく、この場合には第一水切り籠25を段部10により安定して支持できる。第一水切り籠25は主シンク3における対向する正面レール部10a、手前レール部10bから主シンク3の左側にスライドさせて仕切部材15の下部梁部材17の下部梁レール部17aと手前レール部10b上を通って左側(横側壁部3d側)の正面レール部10a、手前レール部10bにスライド移動可能である。
また、図1及び図9において、主シンク3の他方の横側壁部3d(図では左側)に多数の穴を形成した第一水切りプレート27が設置されている。第一水切りプレート27は例えば平面視略長方形板状のプレートであり、食器や調理器具、食材等の水切り対象物を載置して水切りを行う。
一方の短辺をなす係止部27aが正面側壁部3bの段部10の正面レール部10a及び仕切部材15の下部梁レール部17a上に載置され、他方の短辺をなす係止部27bが手前側壁部3cの手前レール部10bに載置されている。この第一水切りプレート27においても、仕切部材15を取り付けた状態で第一水切りプレート27の着脱作業を行える。
また、第一水切りプレート27は長片の側部が左側の横側壁部3dに設けた横レール部10cに載置されていてもよく、この場合、段部10の上に一層安定して支持される。しかも、第一水切りプレート27も手前側壁部3cの手前レール部10bと下部梁レール部17aとの上をスライド移動可能である。
また、第一水切りプレート27の上部には第二水切り籠29が設置され、その一端の係止部29aがカウンター2の上面に載置され、他端の係止部29bがキッチンシンク1の上面部7の上部周縁部7aと仕切部材15の上部梁レール部16a上に載置されている。また、第二水切り籠29内には第二水切りプレート30が設置され、その一端の係止部30aはカウンター2の上面に載置され、他端の係止部30bが上面部7の上部周縁部7aと上部梁レール部16a上に載置されている。
これら第二水切り籠29や第二水切りプレート30も食器や調理器具、食材等の水切り対象物の水切りを行うものである。第二水切り籠29や第二水切りプレート30も、カウンター2の上面と上面部7の上部周縁部7a及び上部梁レール部16aに沿ってスライド移動可能とされている。
第二水切り籠29や第二水切りプレート30を着脱する場合には、最初に第二水切り籠29を取り付けて、その内側に第二水切りプレート30を取り付けることができる。取り外す場合には、その逆の手順で行われる。そのため、図1及び図9に示すように、段部10に設けた第一水切りプレート27や第一水切り籠25の上方における上面部7の上部周縁部7aとカウンター2の上面とに第二水切り籠29や第二水切りプレート30等を設置できるため、キッチンシンク1を有効利用できる。
なお、第二水切り籠29や第二水切りプレート30に代えて、まな板をカウンター2の上面と上部周縁部7a及び上部梁レール部16aとの上に設置してもよい。
上述したように本実施形態によるキッチンシンク1によれば、主シンク3の側壁部3b~3eと補助シンク4の補助側壁部4b~4dの全周に亘って高さ方向中間部分に段部10を設けたため、仕切部材15で仕切られた主シンク3と補助シンク4の段部10にそれぞれ個別に各種のサポート部材Sを着脱可能に設置できる。
即ち、補助シンク4の正面補助側壁部4bに段部10を設けたため、位置決めピン12で位置決めしたワイヤーポケット20を支持することができる。しかも、補助シンク4の両側部の横補助側壁部4c、4dにも段部10を設けたことでワイヤーポケット20をより安定して支持できる。
また、主シンク3の対向する正面側壁部3bと手前側壁部3cに設けた各段部10と仕切部材15の下部梁レール部17aに第一水切り籠25や第一水切りプレート27等を設置できる。更に、シンク本体1Aの上部周縁部7aやカウンター2の上面、そして仕切部材15の上部梁レール部16aに第二水切り籠29、第二水切りプレート30等を設置できるため、主シンク3内の左右両側を有効利用できる。
しかも、シンク本体1Aにおける主シンク3と補助シンク4との境界に仕切部材15を取り付けピン13a、13bに着座させて仕切ったため、補助シンク4側には段部10にワイヤーポケット20を設置してスポンジやたわし等の洗浄道具、洗剤等を設置できる。しかも、主シンク3の例えば中央領域等を水栓から水を流して野菜等の食材や食器等の洗浄作業や水仕事に使用できる上に、その両側部には段部10やカウンター2の上面や上部周縁部7aや仕切部材15に第一水切り籠25、第二水切り籠29や第一及び第二水切りプレート27、30等を設置できるため、キッチンシンク1のスペース全体を効率よく有効利用できる。
また、下部梁部材17の下部梁レール部17aは段部10の正面側壁部10bと略面一であるため、段部10に設置した第一水切り籠25や第一水切りプレート27等を仕切部材15と干渉することなく着脱操作することができる。ワイヤーポケット20を補助シンク4に設置した状態で仕切部材15を着脱することもできる。
なお、本発明によるキッチンシンク1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例等について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明を省略する。
上述した実施形態では、主シンク3や補助シンク4の全周に設けた段部10を介したその上下の側壁部で上方に向けて垂直または外側に傾斜する側壁部3b~3e、補助側壁部4b~4dを形成して階段状に拡幅形成させた。しかし、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、図11に示すように、側壁部3b~3e、補助側壁部4b~4dについて、底部3a、補助底部4aから段部10に向けて内側に傾斜させ、更に段部10から上面部7の上部周縁部7aに向けて内側に傾斜させてもよい。しかも段部10と上部周縁部7aが略垂直線上の位置にあるとよい。
この場合でも、補助シンク4内で段部10上にワイヤーポケット20等を載置できる。また、主シンク3内で、段部10の正面レール部10a及び下部梁レール部17aと手前レール部10bの上に第一水切り籠25や第一水切りプレート27等を設置できる。同様に上面部7の上部周縁部7aや上部梁レール部16a上やカウンター2の上面にも第二水切り籠29や第二水切りプレート30等を設置できる。
なお、上述した実施形態においてワイヤーポケット20を補助シンク4の正面側の補助側壁部4bに設けた位置決め部材としての位置決めピン12で位置決めして段部10で支持するようにしたが、位置決めピン12がなくても段部10で支持することが可能である。その場合、補助シンク4の3面の補助側壁部4b、4c、4dの段部10で支持することが好ましいが、少なくとも正面補助側壁部4bの段部10があればよい。
また、上述した実施形態では、仕切部材15の取付部として上側の取り付けピン13aと下側の取り付けピン13bを対向する位置に設けたが、少なくとも上側の取り付けピン13aが対向して設置されていればよい。下側の取り付けピン13bは省略可能である。この場合、取り付けピン13aと凹溝部18d、19dは断面多角形状等の回転を阻止するように形成することが好ましい。
なお、上述した実施形態に示すキッチンシンク1のシンク本体1Aは主シンク3の正面側壁部3bの中央部を外側に膨出させて補助シンク4を一体形成したが、補助シンク4は正面側壁部3bの中央に限定されることなく、いずれかの端部に一体形成してもよい。
また、上述した実施形態や変形例では台所や洗い場等で使用するキッチンシンク1について説明したが、本発明はキッチンシンク1に限定されることなく、キッチン以外の各種の用途のシンク(流し台)に用いることができる。
1 キッチンシンク
1A シンク本体
3 主シンク
3b、3c、3d、3e 側壁部
4 補助シンク
4b、4c、4d 補助側壁部
7 上面部
7a 上部周縁部
10 段部
10a 正面レール部
10b 手前レール部
10c、10d 横レール部
10e 正面補助レール部
10f 横補助レール部
12 位置決めピン
13a、13b 取り付けピン
15 仕切部材
16 上部梁部材
17 下部梁部材
18 第一連結部
19 第二連結部
20 ワイヤーポケット
25 第一水切り籠
27 第一水切りプレート
29 第二水切り籠
30 第二水切りプレート

Claims (2)

  1. 底部と側壁部を有していて上方に開口する内部空間が形成された主シンクと、
    前記主シンクの前記側壁部の一部を外側に拡張して補助底部と補助側壁部が形成された補助シンクと、を備え、
    前記主シンクの前記側壁部および前記補助シンクの前記補助側壁部の高さ方向中間部分に同じ高さで全周に亘って段部が形成されており、
    前記主シンクの前記底部と、前記補助シンクの前記補助底部との継目に排水口が形成されるとともに、前記補助底部は前記底部より低い位置に形成され、
    前記排水口は、前記底部と前記補助底部の双方に跨る位置に形成され
    前記主シンクと前記補助シンクの境界に着脱可能に装着された仕切部材を備え、
    前記仕切部材は、前記主シンクと前記補助シンクとの境界付近に設けられた取り付けピンに係合させて取り付けられており、
    前記段部および前記仕切部材に、複数種類のサポート部材が載置可能に構成され、
    前記補助シンクに取り付けられる補助シンクサポート部材は、前記補助シンクに形成された前記段部に載置され、
    前記仕切部材は、前記補助シンクサポート部材を装着した状態で着脱可能に構成されていることを特徴とするシンク。
  2. 前記主シンクおよび前記補助シンクの上縁は、カウンターの上面よりも低い位置に形成され、
    前記上縁には、水を前記主シンクまたは前記補助シンク内へと案内する上部周縁部が全周に亘って形成され
    前記仕切部材の上面は、前記上部周縁部の上面と略面一に位置している請求項1に記載されたシンク。
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