JP7061313B2 - 包装袋および包装機 - Google Patents

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本発明は、物品を収容する包装袋および包装機に関する。
食品や日用品などの物品をピロー包装する包装ラインでは、物品がピロー包装機に次々と供給され、フィルムなどの包装材料によって個別にピロー包装されてピロー包装体が製造される。
具体的に、ピロー包装機に物品が順次供給されることに合わせて、フィルムなどの包装材料が連続して供給され筒状に製袋される。包装材料が筒状に製袋される過程において当該包装材料に物品が順次供給される。次いで、包装材料の両側縁部がシールされてセンターシール部が形成される。それから、所定ピッチ毎に包装材料の幅方向に圧着による横シール(トップシール、エンドシール)とカットとが行われ、ピロー包装体が製造される。
このようなピロー包装体では、横シール部(トップシール部、エンドシール部)を開封することで、内包する物品を取り出せる。さらに、横シール部を一旦開封した後に再び閉じる(再封止する)ことを可能にしたものがある。
例えば、横シール部の間に、再封性を有する接着部を設け、一旦開封された口を再び閉じることを可能にしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、センターシール部と平行するように包装袋に再封止用の接着剤を配置し、当該接着剤をセンターシール部に連続するフラップで覆う構成が知られている。この場合、再封止時にはフラップを除去し(切り離し)て接着剤を露出させ、包装袋を折り畳んで再封止するようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5959192号公報 米国特許第5,078,509号明細書
しかしながら、特許文献1に記載された包装体(包装袋)の場合、横シール部の間に凝れと平行に再封止部を形成するため、再封止部の形成領域を確保する分、包装袋の長さ(包装体の両端の横シール部間の長さ)が長くなり、包装材料のコストが高騰してしまう。
また、包装袋に内包される物品が例えば食品(例えば食パンや煎餅など)の場合、物品を取り出す際に再封止部(再封止用の接着剤)に物品が接触する可能性が高く、食品屑などによって接着性を劣化させる問題がある。また、場合によっては食品に接着剤が付着することが好まれない恐れもある。
さらに、常に再封止部は包装袋の端部にあるため、物品の量が減少した場合であっても、再封止した包装袋の大きさは変わらず、扱いにくい問題もある。
これに対し、特許文献2に記載された包装袋では、上記した問題は略解消される。しかしながら、特許文献2に記載された包装袋の場合、再封止用の接着剤を露出するためにフラップを除去する(切り離す)必要があり、再封止を行う場合にゴミ(フラップの切り取り片)の発生は不可避である。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、再封止のために余分な包装材料を必要とせず、再封止用の接着剤と内包される物品の接触を回避し、また内容量に応じて包装袋の大きさを変えられるとともに、再封止する場合にゴミを生じさせない包装袋および包装機を提供することを目的とする。
本発明は、帯状の包装材を筒状に製袋し、物品を収容可能とした包装袋であって、前記包装材は、製袋された場合の外側面であって、2つのガゼット部またはそれに連続する側面において谷折りされる領域の谷側に包装材の一部を再封止可能な封止手段がそれぞれ設けら前記封止手段は、有色の接着剤を含んで構成される、ことを特徴とする包装袋である。
また、原反ロールから繰り出された帯状の包装材を筒状に製袋して物品を包装する包装機であって、前記包装材の一部を再封止可能とする有色の接着剤を含む封止手段を該包装材に被着させる被着手段を備え、前記被着手段は、製袋した場合の外側面であって、2つのガゼット部またはそれに連続する側面のそれぞれにおいて谷折りされる領域の谷側に前記封止手段を被着させる、ことを特徴とする包装機である

本発明によれば、再封止のために余分な包装材料を必要とせず、再封止用の接着剤と内包される物品の接触を回避し、また内容量に応じて包装袋の大きさを変えられるとともに、再封止する場合にゴミを生じさせない包装袋および包装機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るピロー包装機の正面概要図である。 本実施形態に係るピロー包装体の外観斜視図である。 本実施形態に係る封止部付近を示す図であり、(A)包装袋(包装体)の平面図、(B)~(D)包装袋(包装体)の側面図である。 本実施形態に係る再封止の方法を時系列で示す包装袋(包装体)の図であり、(A)平面図、(B)側面図、(C)斜視図、(D)側面図である。 本実施形態に係る再封止の方法を時系列で示す包装袋(包装体)の図であり、(A)平面図、(B)側面図、(C)平面図、(D)側面図、(E)平面図、(F)側面図である。 本実施形態に係る包装機の一部を抜き出して示す概要図であり、(A)封止部形成手段の側面図、(B)折り倒し手段の側面図である。 第2実施形態に係るピロー包装機の主要部を示す正面図である。 第3実施形態に係る包装体(包装袋)を示す概要図であり(A)外観斜視図、(B)上面図、(C)上面図、(D)側面図である。 第3実施形態に係る包装体(包装袋)を示す外観斜視図である。 本実施形態の他の例に係る包装体を示す外観斜視図である。 本実施形態の他の例に係る包装機の一部を抜き出して示す正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態にについて詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1から図6を用いて第1実施形態の包装機20およびこれにより製造される包装体10の構成について説明する。本実施形態の包装体10は一例としてピロー包装体である。図1は、本実施形態のピロー包装体10を製造する包装機(ピロー包装機)20の一例を示す正面図であり、図2は、ピロー包装体10(包装袋30)を示す外観斜視図であり、図3は、ピロー包装体10(包装袋30)を示す図であって、同図(A)が平面図、同図(B)が同図(A)のX-X線断面図、同図(C)が同図(B)のセンターシール部CE1の拡大図、同図(D)、同図(E)が同図(A)のX-X線断面図である。また図4および図5は、ピロー包装体10(包装袋30)の再封止の方法を示す概略図である。また、図6は、ピロー包装機20の一部を抜き出して示す側面図である。なお、本図および以降の各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、本図および以降の各図において、部材の厚みを誇張して表現する。また、断面図においては、ハッチングを省略して、図面を簡略化する。
また、以下の説明における各種方向の定義として、帯状に延びる長尺の包装材YA1の長手方向となる第一方向を搬送方向Lとし、包装材YA1の幅方向(横シール(トップシール、エンドシール)が延びる方向)となる第二方向を搬送幅方向Wとし、包装材YA1(物品XA1)の高さ方向(搬送方向L及び搬送幅方向Wに対して直角となる方向)となる第三方向を搬送高さ方向Hとする。
<全体構成>
図1を参照して、本実施形態のピロー包装機20は、物品供給装置202と、フィルム供給装置203と、包装機本体204と、封止部形成手段250と、制御ユニット(図示省略)などを備えている。
ピロー包装機20の詳細については後述するが、まず同図を参照して当該ピロー包装機20によるピロー包装体10の製造方法について概略を説明する。
ピロー包装機20には物品供給装置202から物品XA1が順次供給され、これに合わせて、フィルムなどの包装材(包装材料)YA1がフィルム供給装置203から連続して供給されて包装機本体204によって筒状に製袋される。そして、包装材YA1が筒状に製袋される過程において当該包装材YA1に物品XA1が順次供給される。物品XA1は、包装材YA1における、搬送方向L前後のトップシール部(横シール部、エンドシール部)部TO1(図3参照)が形成される予定の位置の間に供給される。次いで、包装材YA1の搬送幅方向Wの両側縁部がセンターシール装置216によりシールされセンターシール部CE1(図3参照)が形成される。それから、所定ピッチ毎に包装材YA1の搬送幅方向Wに圧着によるシールとカットが施されてトップシール部TO1が形成され、ピロー包装体10が製造される。このように、本実施形態のピロー包装体10は、包装材(包装材料)YA1を筒状に製袋した包装袋30に物品XA1が内包(収容)されたものである。
<ピロー包装体/包装袋>
図2および図3を参照して、本実施形態の包装袋30(ピロー包装体10)について説明する。なお、以下の説明において、ピロー包装体10は包装袋30に物品XA1が収容されたものを言うが、物品XA1の有無について言及が不要な場合(物品XA1の有無は問わない)場合には、説明の便宜上、包装袋30と称し、これをピロー包装体10に言い換えても同様であるとする。
本実施形態の包装袋30(ピロー包装体10)は、帯状の包装材料が筒状となるように搬送方向Lに沿う両端部を重ね合わせてシールしたセンターシール部CE1と、筒状に製袋されて物品XA1を内包する内包部11と、この内包部11の両側、すなわち、搬送方向Lの両端の開口部を潰すように搬送幅方向Wに沿ってシールされた一対のトップシール部TO1(エンドシール部、横シール部ともいう)を有する。なお、以下の説明においては便宜上、製袋時の搬送幅方向W、搬送方向L、搬送高さ方向Hをそれぞれ、包装袋30の幅方向W´、長さ方向L´、高さ方向H´とする。
トップシール部TO1の幅方向W´両端には、高さ方向H´に相当の包装材YA1が内側に折り込まれることにより、三角錐形状の凹みが形成されたガゼット部GA1を有する。
内包部11は、センターシール部CE1と、一対のトップシール部TO1によって閉じられて、内包する物品XA1を包装材YA1の外と隔てる。
本実施形態の包装袋30は、包装材YA1の製袋された場合の外側面であって谷折りされる領域VRの谷側に、当該包装材YA1の一部を再封止可能な封止手段16が設けられる。本実施形態の封止手段16は、包装材YA1を再封止および再開封が可能なように接着・粘着または密着などによって包装袋30の一部を包装袋30自身に一時的に固定し、開口部を再封止する封止部16であり、例えば、包装材YA1の一部に接着剤を被着(塗布・吹き付け)させた接着剤層16である。
封止部(接着剤層)16は、図2に示すピロー包装体10の開封前の状態にあっては、センターシール部CE1で覆われて露出していないが、トップシール部TO1を一旦開封した後は、封止部(接着剤層)16を露出させて包装材YA1の一部を接着させることによってピロー包装体10(包装袋30)の再封止(およびその後の再開封)が可能となっている。
図3を参照して、本実施形態の封止部16について更に説明する。
本実施形態の封止部16は、谷折りされる領域VRの谷側において重なる包装材YA1の第一の部位P1と第二の部位P2の少なくとも一方に設けられている。
ここで「谷折りされる領域VR」とは、谷折りすることが可能な領域、谷折りすることを前提として折り癖(谷折り線)が形成されている領域、包装袋30(ピロー包装体10)の製造時に谷折りされた領域(製造後に谷折りが展開される場合も含む)をいう。
具体的に説明すると、同図(A)、同図(B)に示すように、ピロー包装体10(包装袋30)の開封前にあっては、センターシール部CE1は、折り倒し線BLから内包部11側に折り倒されている。
より詳細には、同図(B)、同図(C)に示すように製袋された包装材YA1(包装袋30)は、物品XA1と対向しない外表面11Aと、物品XA1と対向する内表面11Bを有し、センターシール部CE1は帯状の包装材YA1の搬送幅方向Wの両端部T1、T2のそれぞれの内表面11B側が密着するように重ね合わせられ(2枚重ねとなり)、両者がシール(溶着)されている。なお、本明細書の各図においては、センターシール部CE1の端部T1,T2が2枚の重ね合わせ状態で接着(溶着)されていることを明示すため、端部T1,T2の間を離間して示しているが、実際には、端部T1、T2は略同面積で重ねられ溶着されて一体化(包装材YA1の2枚分が一体化)している。また、同図(C)に示す端部T1側の折り倒し線BLと端部T2側の折り倒し線BLも同様に、実際には一体化されている。
この例では、包装材YA1の一方の端部T1は折り倒し線BLで谷折りされ(鋭角に折り曲げられ)、その外表面11Aが内包部11の外表面11Aと対向し、他方の端部T2はその外表面11Aと内包部11の外表面11Aとのなす角が鈍角(端部T2と内包部11とが略平坦)となっている。
そして、折り倒した領域(谷折りされる領域VR)に封止部16が設けられる。なお、同図(B)は説明の便宜上、センターシール部CE1の折り倒しの程度が小さい(谷折りの角度が大きい)状態を示しているが、ピロー包装体10(包装袋30)の開封前にあっては実際にはセンターシール部CE1が内包部11に近接または当接する程度まで折り倒されている。
封止部16は、谷折りされる谷側で対向するセンターシール部CE1と内包部11の少なくともいずれか、例えば同図(B)、同図(D)に示すように端部T1の外表面11Aの第一の位置P1、あるいは、同図(E)に示すように内包部11の外表面11Aの第二の位置P、あるいはこれらの両方に設けられる。換言すると、包装材YA1の第一の位置P1と第二の位置P2は、折り倒し線BLを挟んだ両側の位置であり、これらの少なくともいずれかの位置に封止部16が形成される。
このように封止部16は、包装材YA1が二重でシールされたセンターシール部CE1と重なる位置に設けられる。また封止部16は同図(A)に示すように複数設けられる。具体的には、封止部16は、帯状(線状)または点状に、センターシール部CE1に沿って複数個所に互いに離間して設けられる。この場合、各封止部16の離間距離LLは、例えば少なくとも指先が挿入できる程度(例えば、1.5cm~10cmなど)が好ましい。後に詳述するが、このようにすることで、再封止時の封止部16の露出が容易となり、また内包(収容)される物品XA1の分量に応じた位置で、再封止することができる。
封止部16を複数設ける場合は、谷側となる端部T1と内包部11の一方側のみ(端部T1側のみ、あるいは内包部11側のみ)でもよいし、端部T1と内包部11の両方に(例えば、交互に)設けても良い。なお、封止部16は単数(1箇所)に設けられても良い。
封止部16は、包装材YA1を一時的に(再封止でき、また再開封が可能な程度に)接着(粘着)可能なように、包装材YA1の材質や厚み等によって適宜選択される。具体的には、包装材YA1が例えば、食品包装材のポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルムなどの場合、本実施形態の封止部16は、これらを再封止および再開封が可能となるように接着(または粘着)できる食品包装材用接着剤層である。
図4および図5を参照して包装袋30の再封止の方法について説明する。両図は包装袋30の概略図であり、同図(A)は開封前の包装袋30の平面図、同図(C)は開封後の包装袋30の斜視図、同図(B)、同図(D)はそれぞれ同図(A),同図(C)を図示の左方向から見た側面図である。図5(A)、同図(C),同図(E)は再封時の包装袋30を時系列で示す平面図、同図(B)、同図(D),同図(Fはそれぞれ同図(A),図5(A)、同図(C),同図(E)を図示の左方向から見た側面図である。
図4(A)に示すようにピロー包装体10(包装袋30)は、センターシール部CE1が例えば、同図(A)の平面視において中心より左に寄るように折り倒され、内包部11と密着している。なお、既に述べているように、センターシール部CE1は包装材YA1の端部T1と端部T2が溶着されて一体化している。
この例では、図3と同様に、一方の端部T1が折り倒し線BLで谷折りされ(鋭角に折り曲げられ)、その外表面11Aが内包部11の外表面11Aと対向するように折り倒されている。そして、谷折りされる領域VRの谷側、例えば、センターシール部CE1側の第一の位置P1(図3(B)、図3(D)、図4(C)参照))に封止部16が設けられている。
そしてこの状態では、同図(B)に示すように全ての封止部16は、センターシール部CE1によってその全体を覆われており、外部には露出しない。
同図(C)に示すように、ピロー包装体10は、一般的にはセンターシール部CE1におけるトップシール部TO1に近い部分と、当該部分に対応する内包部11の反対側の部分と、が摘ままれた状態で、互いに離隔する方向に引っ張られることで、トップシール部TO1から開封することができる(または、トップシール部TO1を切り落とすなどして開封することができる)。これにより、開口部OPから物品(ここでは不図示)が出し入れできる。
そして、開封されたピロー包装体10を再封止する際は、同図(C)および同図(D)に示すように、折り倒されているセンターシール部CE1を折り倒し線BLから逆側に折り返す。すなわち、例えば折り倒し線BLで谷折りされて一方の端部T1の外表面11Aが内包部11の外表面11Aと対向している状態から、他方の端部T2が折り倒し線BL´で谷折りされて、その外表面11Aが内包部11の外表面11Aと対向し、一方の端部T1はその外表面11Aが内包部11の外表面11Aと同じ側に位置するようにセンターシール部CE1を折り返す。
これにより、図5(A)に示すように、センターシール部CE1が平面視において中心より右に寄るように折り倒され、一方の端部T1に設けられた封止部16(または一方の端部T1で覆われていた封止部16が露出する(同図(A)、同図(B))。
本実施形態では、封止部16を複数個所に離間して配置し、また離間距離LLが例えば成人の指先の1~2本程度が挿入可能な程度に設定されている。このため、容易に内包部11の外表面11Aに密着しているセンターシール部CE1を起こすことができ、封止部16を露出させることができる。
その後、同図(C)~同図(F)に示すように、開口部OPまたは図示の上方端部を、包装袋30の幅方向W´に折り目(破線で示す)ができるように長さ方向L´に1~数回折り返し、露出した封止部(接着剤層)16に密着させる。これにより、開口部OPを再封止することができる。
また、封止部16が包装袋30の長さL´方向に複数配置されている場合、内包されている物品XA1の容量に応じて、再封止の位置を変化させることができる。例えば、内包されている物品XA1が消費されて減少するような場合、その減少の程度に応じて、使用する封止部16を開口部付近(上方端部)から徐々に底部付近(下方端部)方向に変化させることができる。これにより、再封止後の包装体10のサイズをコンパクトにすることができる。
なお、封止部16が接着剤の場合には、当該接着剤に着色を施すと良い。これにより、封止部16の位置をユーザに容易に視認させることができる。
このように、本実施形態の包装袋30は、開口部OP(トップシール部TO1)とは異なる位置(センターシール部CE1)に封止部16が設けられているため、物品XA1を包装袋30から出し入れする際の、封止部16と物品XA1の接触を回避できる。これにより例えば、物品XA1が封止部16に接着(粘着)して引っかかることが防止でき、出し入れをスムーズに行なうことができる。また特に物品XA1が食品などの場合にはその屑などの封止部16への付着が防止でき、結果、再封性が低下することが防止できる。
<包装機>
再び図1を参照して本実施形態の包装機(ピロー包装機)20について説明する。本実施形態のピロー包装機20は、例えば横型の製袋充填機であり、物品供給装置202と、フィルム供給装置203と、包装機本体204と、封止部形成手段250と、制御ユニット(図示省略)などを備えている。これら包装機20の各部は、制御ユニットによって統括的に制御される。
制御ユニットは、CPU、RAM、及びROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。
物品供給装置202は、物品XA1を等間隔で搬送すると共に、当該物品XA1を下流の包装機本体204に順次搬送する。この物品供給装置202は、例えば、フィンガーコンベアから構成される。具体的に、物品供給装置202は、スリットを有する搬送面(符号省略)と、この搬送面上の物品XA1を側方からガイドするサイドガイド(図示省略)と、駆動用のスプロケット205と、従動用のスプロケット(図示省略)と、これらスプロケットに架け渡されて走行する環状のチェーン206と、このチェーン206に等間隔のピッチで取り付けられた複数のフィンガー207と、動力源となるサーボモーター(図示省略)などを備えている。
駆動用のスプロケットは、サーボモーターの駆動によって回転する。従動用のスプロケット205は、チェーン206の走行によって、駆動用のスプロケットに連動して回転する。チェーン206は、駆動用のスプロケットの回転によって循環するように走行する。複数のフィンガー207は、スリットを介して搬送面の下方から上方に突出する。これら複数のフィンガー207は、チェーン206の走行によって、搬送面上を走行する。これにより、複数のフィンガー207は、搬送面上の物品XA1を押送して包装機本体204に送り出す。
フィルム供給装置203は、包装材(包装フィルム)YA1を下流の包装機本体204に連続して供給する。フィルム供給装置203は、原反軸208と、サーボモーター(図示省略)と、ガイドローラー209a、209bなどを備えている。原反軸208は、原反ロールYB1を回転自在に保持する。この原反軸208は、サーボモーターに動力が与えられて回転し、保持している原反ロールYB1を回転させる。これにより、原反ロールYB1から包装材YA1が繰り出される(引き伸ばされる)。ガイドローラー209a、209bは、原反ロールYB1の搬送方向Lを適宜変換して、包装機本体204側に案内する。
なお、原反ロールYB1から包装材YA1を繰り出す方法として、上述のような原反駆動式の方法を採用する代わりに、フィードローラーを別途設け、当該フィードローラーを動かして包装材YA1を引き出すフィードローラー駆動式の方法を採用してもよい。
包装機本体204は、物品供給装置202から供給される物品XA1を、フィルム供給装置203から供給される包装材YA1で包装する。具体的に、包装機本体204は、製袋器214と、ピンチローラー210と、センターシール装置216と、トップシール装置218と、第一の搬送装置211と、第二の搬送装置212などを備えている。
製袋器214は、フィルム供給装置203から供給される包装材YA1を、搬送幅方向Wの両端縁が互いに重なるように筒状に製袋する。また、製袋器214は、物品供給装置202から供給される物品XA1を、筒状に製袋される包装材YA1に供給する。これにより、物品XA1は、筒状に製袋された包装材YA1に包まれる。すなわち、製袋器214は、包装材YA1を幅方向に曲げて筒状に成形する製袋装置として機能する。
ピンチローラー210は、互いに重なる包装材YA1の両端縁(センターシール部CE1)を挟み込んで、当該センターシール部CE1に搬送力を付与する。
センターシール装置216は、一対のバーシーラー216aと、プレスローラー216bと、を備えている。このセンターシール装置216は、一対のバーシーラー216aでセンターシール部を挟んで加熱する。そして、センターシール装置216は、加熱されたセンターシール部をプレスローラー216bで圧着してセンターシールする。すなわち、センターシール装置216は、製袋器214の下流において、筒状に成形された包装材YA1にセンターシールを施し、センターシール部CE1(図2参照)を形成する。
封止部形成手段250は、この例では接着剤を包装材YA1に被着して接着剤層16を形成する接着剤塗布装置250である。この例では、接着剤塗布装置250は、センターシール装置216の下流に配置され、例えば、図2に示すようにセンターシール部CE1側(端部T1側)に接着剤層16を形成する。
折り倒し手段220は、接着剤塗布装置250の下流に配置され、センターシール装置216によって形成されたセンターシール部CE1を内包部11と当接(密着)するように折り倒す。
第一の搬送装置211は、上流側に配置された搬送手段である上流側ベルトコンベア211であり、センターシールされた筒状の包装材YA1を、当該包装材YA1に包まれた物品XA1と共に、搬送面(符号省略)に載せてトップシール装置218に向けて搬送する。この上流側ベルトコンベア211は、トップシール装置218(横シール装置、エンドシール装置ともいう)のボックスモーションに合わせて、搬送面を搬送方向Lに伸縮させる。第二の搬送装置212は、上流側ベルトコンベア211に後続する搬送手段である下流側ベルトコンベア(シュートコンベア)212であり、上流側ベルトコンベア211で搬送された物品XA1を引き継いで搬送する。下流側ベルトコンベア212も、トップシール装置218のボックスモーションに合わせて、搬送面を搬送方向Lに伸縮させる。
両ベルトコンベア211、212は、トップシール装置218の前後方向の移動に追従して前後移動することで、トップシール装置218との前後方向での隙間を一定距離以下に保持するようになっている。
トップシール装置218は、上下方向に配置した一対のトップシーラー218A、218Bを備え、物品XA1の長さに応じたピッチ毎に、包装材YA1の搬送幅方向Wに、トップシールとカットを行い、トップシール部TO1を形成する。これにより、図2に示すピロー包装体10が形成される。また、トップシール部TO1の搬送幅方向W両端には、包装材YA1の搬送高さ方向Hに相当の包装材YA1が不図示のガゼット爪によって内側に折り込まれることにより、ピロー包装体10のトップシール部TO1近傍には三角錐形状の凹みとなるガゼット部GA1が成形される(図2参照)。
<封止部形成装置および折り倒し手段>
図6を参照して、封止部形成装置(接着剤塗布装置)250および折り倒し手段220について更に説明する。図6はピロー包装機20の上流側から見た側面図であり、同図(A)は接着剤塗布装置250付近の側面図であり、同図(B)は折り倒し手段220付近の側面図である。
同図(A)を参照して、接着剤塗布装置250は、例えば、シリンダー255(エアシリンダーなど)の駆動により往復移動する噴射ノズル251を有する。この噴射ノズル251は、図1においては第一の搬送装置211の搬送面よりも下方に突出するセンターシール部CE1に接着剤を吹き付け(塗布)可能に構成され、接着剤を塗布する際は、その先端を包装材YA1に接近させる。噴射ノズル251は例えば1本で所定位置に固定され、包装袋30(ピロー包装体10)の搬送方向Lに移動に応じて複数回の吹き付けを行なう。これにより、図3に示すように、センターシール部CE1に沿って複数個所に接着剤層16が形成される。また、噴射ノズル251は、包装材YA1の搬送方向Lに沿って複数本固定され、同時に吹き付けを行なうことによってセンターシール部CE1に沿って複数個所に接着剤層16を形成する構成としてもよい。
また、接着剤塗布装置250は、自身を、または噴射ノズル251を包装材YA1の搬送と同期させて移動させながら、包装材YA1の所定位置に接着剤を塗布等するようにしてもよい。
接着剤塗布装置250は第一の位置P1または第二の位置P2に接着剤を塗布するが、その位置合わせは、例えば、包装材YA1に付与された基準マーク(Iマーク、アイマーク)80(図4参照)に基づいて行なう。例えば接着剤塗布装置250は不図示のセンサを備え、Iマーク80を検知すると、接着剤を塗布する。包装材YA1は搬送されており、接着剤層16は、Iマーク80と搬送方向Lの前後にずれた位置に塗布される。
ここで、比較例として図1に示す製袋器214の上方から包装材YA1が供給される正ピロー包装機20の場合に、センターシール装置216よりも上流において、センターシール部CE1が上板219の下方に配置された折り倒し手段220によって折り倒される場合に、端部T1の外表面11Aと対向する内包部11の外表面11Aとなる所定位置(第2の位置P2)に封止部16が形成されると搬送させる包装材YA1の搬送高さ方向Hの下方に接着剤層16が位置することになる。その状態でセンターシール装置216に搬送されると、その上板219の搬送面と接着剤層16が接触し、物品XA1が収容された筒状の包装材YA1の搬送に支障が出る恐れがある。
しかしながら、本実施形態の接着剤塗布装置250は、センターシール装置216より下流であって折り倒し手段220より上流に設けられるため、センターシール装置216によるセンターシールの際にその上板219の搬送面と接着剤層16が接触することはなく、物品XA1が収容された筒状の包装材YA1の搬送をスムーズに行なうことができる。
また、接着剤の溶融温度が高温の場合には、センターシール部CE1(包装材YA1)を介して接着剤塗布装置250の噴射ノズル251の対向する位置に水冷式の冷却手段(不図示)を設けるとよい。少なくとも接着剤を塗布する際は、冷却手段の冷却面を包装材YA1(センターシール部CE1)に当接することで溶融した接着剤の熱によって、包装材YA1が熱影響(変形)してしまうのを抑制できる。
また、包装材YA1の手繰り装置を設け、包装材YA1を全体としては連続供給(搬送)しつつ、包装材YA1の搬送方向の一部分(手繰り装置間の一部分)を停止させた状態で、接着剤を塗布等してもよい。または、包装材YA1を間欠的に搬送し、一旦停止した際に接着剤を塗布等してもよい。
同図(B)を参照して、折り倒し手段220は、例えばピロー包装機20の側方から搬送面の下方に突出したガイド部材であり、例えば、端部T1を折り倒し線BLから内包部11側に折り倒す。詳細には、例えばセンターシール部CE1の端部T1の外表面11Aと、内包部11の外表面11Aとが対向し、当接するように折り倒し線BLから端部T1を内包部11側に折り倒す。
これにより、接着剤塗布装置250によって塗布された接着剤層16がセンターシール部CE1と内包部11の外表面11Aで挟まれて覆われる。
このように、本実施形態の包装袋30(ピロー包装体10)は、包装袋30の長さL方向の端部にトップシール部TO1と平行に封止部を設ける構成と比較して、ピロー包装体10の1個あたりに使用する包装材YA1を少なくすることができ、包装袋30およびピロー包装体10のコストを低減することができる。
また、包装袋30の折り倒されたセンターシール部CE1を折り返すのみで、再封止のための封止部(接着剤層)16を露出させることができる。
従って、従来技術のように再封止の際にゴミが生じることはなく、容易に封止部16を露出させることができる。
また、開口部とは異なる位置(センターシール部CE1)に封止手段16が設けられているため、トップシール部TO1と平行に(開口部に)封止部が形成されている構成と比較して、収容した物品XA1を包装袋30から出し入れする際に当該物品XA1が接着剤層16に接触することを回避できる。したがって、物品XA1(例えば食品の屑など)との接触による封止部16の粘着性(接着性)の劣化を防止できる。
また、再封止が必要となるまでセンターシール部CE1および内包部11で封止部(接着剤層)16をカバーすることができるため、封止部16の露出による劣化(接着性の低下、劣化)も防止できる。
また、封止部16が離間して配置されているため、指等を差し込みやすく、より容易に封止部16を露出させることができる。加えて、包装材YA1が透明なフィルムなどの場合に封止部16として有色の接着剤を用いることにより、封止部16の位置をユーザに視認し易くし、封止部16を露出させる際のガイドとすることができる。
また、封止部16を包装袋30の長さL´方向に点在させることにより、物品XA1の内容量に応じた位置で封止することができる。物品XA1の量に対して再封止後の包装袋30が大きすぎると、余剰の包装材YA1によって収納時の邪魔になるなどの問題があるが、本実施形態によれば、物品XA1の量に応じて、開口部の折り曲げ量を適宜選択することにより、包装袋30をコンパクトな状態で再封止することができる。
さらに、封止部16を露出させる際に折り返すセンターシール部CE1は、包装材YA1を2枚重ねてシールされているため、包装材YA1が1枚の場合と比較して剛性が高く、封止部16を露出させる操作(折り返す操作)が行い易く、ひいては容易に封止部16を露出させることができる。
[第2実施形態]
図7を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。同図は、第2実施形態に係るピロー包装機21の概要図である。ピロー包装機21は、同図に示すように、製袋器214の下方から包装材YA1が供給される逆ピロー包装機21であってもよい。
そしてこの場合には、接着剤塗布装置250は、センターシール装置216より上流に設けられる構成であってもよい。
具体的には、接着剤塗布装置250は、例えば、原反ロールYB1から送り出された包装材YA1が製袋される包装機本体204に供給されるまでの間に設けられて包装材YA1の外表面に接着剤を塗布する。この場合、接着剤塗布装置250は、後にセンターシール部CE1となる例えば、端部T1(センターシール部CE1)が折り倒し手段220によって折り倒された場合に、端部T1の外表面11Aと対向する内包部11の外表面11Aとなる所定位置(第2の位置P2)に、接着剤を塗布する。
この場合、接着剤塗布装置250の噴射ノズル251は、ガイドローラー209bの頂点の垂直方向、又はローラー209bの直後に配置され、包装材YA1が張られた状態で包装材YA1に対して垂直に接着剤を塗布可能に構成される。そして、接着剤を塗布する際は、その先端を包装材YA1に接近させた状態で塗布する。これ以外の接着剤塗布装置250の構成については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図7に示すような逆ピロー包装機21では、センターシール部CE1が搬送面よりも図示の搬送高さ方向Hの上方に形成され、上板219と接着剤層との間には隙間が形成される。従って、センターシール装置216よりも上流において接着剤層16が形成されても包装材YA1の搬送に支障が出ない。
また、第1実施形態と同様に、接着剤の溶融温度が高温の場合には、包装材YA1を介して接着剤塗布装置250の噴射ノズル251の対向する位置に水冷式の冷却手段(不図示)を設けるとよい。少なくとも接着剤を塗布する際は、冷却手段の冷却面を包装材YA1に当接することで溶融した接着剤の熱によって、包装材YA1が熱影響(変形)してしまうのを抑制できる。
また、包装材YA1の手繰り装置を設け、包装材YA1を全体としては連続供給(搬送)しつつ、包装材YA1の搬送方向の一部分(手繰り装置間の一部分)を停止させた状態で、接着剤を塗布等してもよい。または、包装材YA1を間欠的に搬送し、一旦停止した際に接着剤を塗布等してもよい。
なお、逆ピロー包装機であっても、図1の正ピロー包装機20の場合と同様に、センターシール装置216の下流側であって折り倒し手段220までの間に、センターシール部CE1に接着剤を塗布する封止部形成装置250を配置してもよい。
[第3実施形態]
次に、図8および図9を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態のピロー包装体10(包装袋30)は、封止部16の形成位置が第1実施形態と異なる例である。図8は、ピロー包装体10の概要を示す図であり、同図(A)が一部を抜き出した外観斜視図、同図(B)および同図(C)が再封止時の例えば上方端部T1側から見た上面図、同図(E)が再封止後の側面部SS方向から見た側面図である。また、図9は、更に他の例を示す外観斜視図である。
このピロー包装体10は、封止部16の形成位置を除き、図2に示すものと同様であり、トップシール部TO1の近傍を内容に折りこんだガゼット部GA1を有している。本実施形態の封止部16は、このガゼット部GA1の谷折りされる領域に設けられる。
ガゼット部GA1は、包装袋30の側面部SSに連続する面または側面部SSの一部がトップシール部TO1形成時に包装袋30の内方に押し込まれ、予め折り癖が形成された折り倒し線BLで谷折りされている。この折り倒し線BLを挟んだ両側の包装材YA1はいずれも包装材YA1の外表面11Aであって谷折りされる領域VRの谷側であり、谷折りされた場合に二重に重なる領域である。第3実施形態ではこの谷側の領域のいずれか(折り倒し線BL挟んだ両側にある第一の位置P1または第二の位置P2のいずれか)に、接着剤層16が形成される。
このピロー包装体10のトップシール部TO1を開封し、再封止する際には、封止部16が形成されていない側のガゼット部GA1を逆方向に折り返して(図8(B))、封止部16を露出させ(同図(C))、上方端部T1を折り返して封止部16によって接着(粘着)され再封止することができる(同図(D))。
また、図9に示すように、封止部16は、包装袋30の側面部SSに設けられても良い。
同図に示すように側面部SSに所定の厚みがある場合、具体的には、側面部SSが、その厚み(包装袋30の高さH´)方向の中心線(同図の一点鎖線で示す))の位置に折り倒し線BLがある(予め谷折りの折り癖が形成されている)場合、その折り倒し線BLを挟んだ両側の包装材YA1(包装材YA1の外表面11Aであって谷折りした場合の谷側で二重に重なる領域)のいずれか(折り倒し線BLを挟んだ両側にある第一の位置P1または第二の位置P2のいずれか)に、接着剤層16を形成してもよい。
また、折り倒し線BL(折り癖)が予め形成されていない場合であっても、側面部SSが谷折りできる程度の厚みを有している場合、その中心線を挟んだ両側の包装材YA1(包装材YA1の外表面11Aであって谷折りされる領域VRの谷側で二重に重なる領域)のいずれか(折り倒し線BLを挟んだ両側にある第一の位置P1または第二の位置P2のいずれか)に、接着剤層16を形成してもよい。
この接着剤層16は、同図に示すように包装袋30の長さL´方向に離間して複数設けてもよい。
この場合、ピロー包装体10のトップシール部TO1を開封し、再封止する際には、封止部16が形成されていない側のガゼット部GA1を逆方向に折り返して、封止部16を露出させ、上方端部T1を折り返して封止部16によって接着(粘着)され再封止することができる(図8(D)参照)。
また、例えばこの場合の再封止の方法として、上方端部T1を折り返して封止部16によって接着(粘着)して再封止する替わりに、上方端部T1を捻じった上で上方端部T1を折り返して封止部16によって接着(粘着)し、再封止してもよい。
(変形例)
図10および図11を参照して本実施形態の変形例について説明する。図10は、ピロー包装体10の他の例を示す外観斜視図である。
図10(A)に示すように、ピロー包装体10の封止部16が設けられたセンターシール部CE1は、包装体の一方の側面付近であって、平面視(V方向矢視)において中心からずれた位置に設けられて折り倒しされてもよい。そして、センターシール部CE1の谷折りされる領域VRの谷側(図2、図3参照)に封止部16を形成する。
また、図示は省略するが、ピロー包装体10のセンターシール部CE1は、平面視において中心に折り倒されてもよい。また、ピロー包装体10は、包装体の一方の側面にガゼット部GA1を形成したものでもよい。
また、第3実施形態のピロー包装体10は、図10(B)に示すように、コーナーシール(ヘムシール)包装体であってもよい。この例では、包装材YA1には、長手方向に沿って互いに間隔を置いて4本のヘム部(縁部)HE1,HE2,HE3,HE4が形成されている。そして、製袋器214は、受け入れた包装材YA1を、物品XA1を包み込むように搬送方向Lに沿ってヘム部HE1~HE4で折り曲げて包装材YA1の搬送幅方向Wの両側縁部を互いに重ねてセンターシール部CE1を形成する。そして、当該センターシール部CE1の谷折りされる領域VRの谷側(図2、図3参照)に封止部16を形成する。なお、ヘム部HE1~HE4の位置およびその数は、図示のものに限らない。
また、図10(B)に示す構成において、一方または両方の側面部SSの谷折りされる領域VRの谷側に封止部16を設けてもよい。
また、封止部16が設けられたセンターシール部CE1を図10(A)に示すピロー包装体10のように一方の側面付近にずらしてもよい。この場合、センターシール部CE1とは反対側の一方の側面部SSのみに封止部16を設けてもよい。
また、図11は、本実施形態のピロー包装機20のトップシール装置218´の他の例を示す正面図である。トップシール装置218は、一対の回転軸302にそれぞれ接続されたトップシーラー218A´、218B´を備えた回転式のものであってもよい。
回転式のトップシール装置218´は、例えば、図11に示すように搬送される包装材YA1の上下に対向配置された回転軸302にそれぞれトップシーラー218A´、218B´が取り付けられる。このとき、トップシーラー218A´、218B´の先端の相互に噛合する周面がシール面となり、上下に配したトップシーラー218A´、218B´のシール面同士が接触し、包装材YA1を挟持するようになっている。そして、トップシーラー218A´、218B´内にはヒーターが内蔵されているので、その包装材YA1を挟持することにより係る包装材YA1を加熱溶融させ、これにより熱融着させてシールするようになっている。
さらに、両トップシーラー218A´、218B´の対向面にはカッター刃304あるいは受け刃305が内蔵されており、そのカッター刃304,受け刃305で包装材YA1を挟むことにより包装材YA1を同時に横方向にカットするようになっている。
また、図示は省略するが、物品供給装置202は、複数のベルトコンベアを直列に配置し、物品XA1を所定の間隔で包装機本体204に送り出すものでもよい。
また、噴射ノズル251は、往復移動を行わない固定式のものであってもよい。
また、ピロー包装体10は、図8(A)に示す実施形態において、センターシール部(不図示)の谷折りされる領域VRの谷側(図2、図3参照)にも封止部(接着剤層)16を設けてもよい。
また、図8(A)に示す実施形態において、一方のガゼット部GA1、及びセンターシール部(不図示)の谷折りされる領域VRの谷側(図2、図3参照)に封止部16を設けてもよい。
なお、上述の実施形態においてセンターシール部CE1の谷折りされる領域VRの谷側(図2、図3参照)に封止部(接着剤層)16を形成する場合、センターシールCE1を折り倒す際に当該封止部16が上板219と接触しないように、センターシール部CE1が折り倒される側の上板219の下流側を切り欠いておくとよい。
以上、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、形状、材質、向き、数量などは適宜変更できる。
また、上記の実施形態ではピロー包装体10およびその包装袋30を例に説明したが、例えば開口部がシールで封止される(トップシール部TO1を有する)包装袋に限らず、例えば、製品販売時には物品XA1を収容した包装袋30の開口部が止め具などで封止され、開封後には上述の封止部16によって再封止可能に構成された包装袋30などであってもよい。
10 包装体(ピロー包装体)
11 内包部
11A 外表面
11B 内表面
16 封止手段(封止部、接着剤層)
20、21 包装機(ピロー包装機)
30 包装袋
202 物品供給装置
203 フィルム供給装置
204 包装機本体
205 スプロケット
206 チェーン
207 フィンガー
208 原反軸
209a ガイドローラー
209b ガイドローラー
210 ピンチローラー
214 製袋器
216 センターシール装置
216a バーシーラー
216b プレスローラー
218 トップシール装置
218A、218B トップシーラー
220 折り倒し手段
250 封止部形成手段(接着剤塗布装置)
251 噴射ノズル
255 シリンダー
CE1 センターシール部
GA1 ガゼット部

Claims (6)

  1. 帯状の包装材を筒状に製袋し、物品を収容可能とした包装袋であって、
    前記包装材は、製袋された場合の外側面であって、2つのガゼット部またはそれに連続する側面において谷折りされる領域の谷側に包装材の一部を再封止可能な封止手段がそれぞれ設けら
    前記封止手段は、有色の接着剤を含んで構成される、ことを特徴とする包装袋。
  2. 前記封止手段は、前記包装材のトップシール部を除く領域に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記ガゼット部は、搬送高さ方向の前記包装材が内側に折り込まれることにより、三角錐形状の凹みが形成された領域である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記封止手段は、前記谷側において重なる前記包装材の第一の部位と第二の部位の少なくとも一方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装袋。
  5. 前記封止手段は、互いに離間して複数設けられる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の包装袋。
  6. 原反ロールから繰り出された帯状の包装材を筒状に製袋して物品を包装する包装機であって、
    前記包装材の一部を再封止可能とする有色の接着剤を含む封止手段を該包装材に被着させる被着手段を備え、
    前記被着手段は、製袋した場合の外側面であって、2つのガゼット部またはそれに連続する側面のそれぞれにおいて谷折りされる領域の谷側に前記封止手段を被着させる、
    ことを特徴とする包装機。
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