JP5687643B2 - 包装方法 - Google Patents

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Description

この発明は、製袋充填機によって易開封性包装体を得る包装方法に関するものである。
食品などの物品を袋詰めした包装体は、その開封性を高めるために種々の工夫がなされている。このような包装体としては、例えば特許文献1および2に開示のように、フィルムの長手方向端縁部を合掌状に重ね合わせてシールした縦シール部に2本の切り込みを設けると共に、筒状の袋胴部に対して2本の切り込みの延長線上に交差する破断線を形成し、2本の切り込み間を摘んで切り込みの形成方向へ引き裂くことにより簡単に開封することができるようにしている。
特開平9−104449号公報 特許3916942号公報
前述した従来の包装体は、フィルムの製造過程で形成したハーフカットの破断線ならびに2本の切り込みを予め形成した平袋を使用した包装体となっている。これと同様の包装体を製袋充填機によって得るためには、ロール状に巻かれた帯状フィルムの所定間隔毎にハーフカットの破断線を備えた包装フィルムを使用する必要があり、このようなフィルムの使用は、前述した従来の包装体と同様に包材コストが嵩んでしまう。このため、包装コスト面において、ハーフカットの破断線の採用は好ましいものではない。また、フィルムの伸びやフィルム搬送精度の影響によって、フィルムの重合部に縦シールを施した後に2本の切り込みを形成する際に、所定間隔毎に設けた破断線の形成位置との位置ズレが生じるおそれがあり、これにより良好な開封を成し得ない包装体となってしまう。
本発明は、前述した従来の技術に係る問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、密封性や開封性を損ねることなく、製袋充填機によって易開封性包装体を良好に得ることができる包装方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の包装方法は、
製袋充填機において包装体を得る包装方法であって、
フィルム供給源から引き出してフィルムを筒状に成形するまでのフィルム搬送過程で、帯状のフィルムの幅方向一側においてフィルム搬送方向に向けてミシン目を連続形成し、
該ミシン目を形成した位置が重合部に位置するよう帯状フィルムを筒状に成形すると共に、フィルムの長手方向端縁部を合掌状に重合して得られる筒状フィルム中に所定間隔毎に物品を供給し、
前記重合部におけるミシン目の形成位置を挟み、重合部の延出端縁側を第1の加熱面で加熱して外シール部を形成し、また、前記延出端縁側から所定間隔離間した延出基部側を第2の加熱面で加熱して、弱シールによる内シール部を形成すべく該重合部に2条のシール部を形成するよう縦シールを施し、
前記重合部に形成された外シール部を横断するよう所定間隔隔てた2箇所の切り込みを形成し、
前記筒状フィルムを下流側に搬送する過程で、ミシン目が形成された側の一方のフィルムを内側にして重合部を筒状フィルムの外面に沿うよう倒伏し、
前記筒状フィルム中に供給した物品を挟む前後位置において横シールを施すようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ミシン目の形成位置と切り込みの形成位置とがズレて開封性に影響を及ぼすことなく、密封性および良好な開封性を備えた包装体を製袋充填機によって簡単に得ることができる。
請求項2に係る発明では、前記内シール部は、前記外シール部より幅狭となるよう幅狭の第2の加熱面で加熱して縦シールを施すようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、内シール部に強い引き裂き力を加えなくても円滑に剥離することができる良好な開封性を備えた包装体が得られる。
請求項3に係る発明では、前記外シール部は、前記内シール部より幅広となるよう幅広の第1の加熱面で加熱して縦シールを施すようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、切り込み間の2枚のフィルムが摘み片として強度が増すので、開封部を円滑に引き裂くことができる包装体が得られる。
請求項4に係る発明では、前記縦シールを施す際には、前記外シール部および内シール部を同時形成するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、同時に2条の縦シールを施して、ミシン目を第1の加熱面と第2の加熱面の間に位置づけてフィルムを重合して縦シールを施すようにしているので、第1の加熱面と第2の加熱面の間に形成される非シール部にミシン目の形成位置を確実に位置決めすることができる。
請求項5に係る発明では、前記横シールを施した袋の前後端部における両耳部を重合部が内側に位置するよう折り曲げて袋の表面に貼り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、2つの切り込み間に形成される摘み片を摘んで引き裂きを開始する際に開封部が浮き上がり難い包装体を得ることができ、包装体の開封性を良好にし得る。
請求項6に係る発明では、筒状フィルムに沿わせて倒伏する重合部の延出端縁が筒状フィルムの幅方向一側縁付近に臨むよう、前記フィルムの重合位置が側方に寄った位置となるようフィルムを筒状に成形するようにしたことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、請求項5に係る発明と同様に良好な開封性を備えた包装体を得ることができる。
請求項7に係る発明では、前記重合部で重なる夫々のフィルムの端縁の位置を検出し、該端縁の位置ズレによって得られた包装体を系外に排出することを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、包装不良品の混在を未然に防止し得る。
本発明に係る包装方法によれば、製袋充填機によって密封された易開封性包装体を得るにあたり、その開封部を簡単かつ確実に形成し得る。
本発明の好適な実施例に係る包装方法を実施する製袋充填機を概略的に示す説明図である。 実施例の製袋充填機の下流側に接続された搬送装置を示す概略平面図である。 実施例のミシン目形成手段を示す概略説明図である。 図1のA−A線で破断した概略説明図である。 実施例の縦シール手段を示す概略斜視図である。 (a)は図1のB−B線で破断した概略説明図であり、(b)は(a)のC−C線で破断した概略説明図である。 実施例の貼付手段を示す概略正面図である。 実施例の排出手段を示す概略正面図である。 実施例の包装方法で得られた包装体を示す概略斜視図であって、(a)は開封前の状態であり、(b)は一部開封した状態を示す。
次に、本発明に係る包装方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、本発明に係る包装方法を実施し得る製袋充填機としての横形製袋充填機においては、フィルム供給源30から引き出した帯状のフィルムFを製袋手段32で筒状に成形するまでのフィルム搬送過程において、フィルムFにミシン目形成手段34によってミシン目26がフィルム搬送方向に連続的に形成される。図3に示すように、ミシン目形成手段34は、複数の突起状の刃部36aを周縁に備えて連続回転する回転刃36と、この回転刃36の押圧されるよう対向配置した受けローラ38とからなり、回転刃36と受けローラ38との間を通過する帯状のフィルムFの幅方向一側に回転刃36によってミシン目26をフィルム搬送方向に向けて連続形成する。なお、本例において、フィルムFは、二軸延伸ポリプロピレンにアルミ蒸着を施すと共にヒートシール性樹脂を両面にコーティングした25μmの厚みの両面熱溶着性フィルムが好適に用いられる。
前記ミシン目26が形成された帯状のフィルムFは複数のガイドローラ39に案内されて製袋手段32に至り、フィルムFが筒状に成形されると共にフィルムFの長手方向端縁部が合掌状に重合されつつ、筒状フィルムFに向けて供給手段によって所定間隔毎に物品Gが供給される。前記製袋手段32によって合掌状に重合された重合部14は、筒状フィルムFに沿わせて倒伏した際に重合部14の延出端縁が筒状フィルムFの幅方向一側縁付近に臨むよう、筒状フィルムFの幅方向一側縁に寄った位置で鉛直下方に延出するよう筒状成形される。図1に示すように、製袋手段32のフィルム搬送方向下流側に離間して、フィルムFの重合部14を加熱して縦シールを施す縦シール手段40が配設される。また、縦シール手段40を挟んでフィルム搬送方向前後に所定間隔離間した位置には、一対の第1送りローラ44,44および一対の第2送りローラ46,46が配設される。所定間隔毎に物品Gが充填された筒状フィルムFは、その下面が支持されて、下方へ延出する重合部14が第1送りローラ44,44および第2送りローラ46,46で挟持されて、筒状フィルムFが連続搬送される。
前記縦シール手段40は、図5に示すように、互いに周面を向かい合わせて縦軸周りに回転可能に配設された第1シールローラ41および第2シールローラ42からなり、加熱された第1シールローラ41および第2シールローラ42によりフィルムFの重合部14を挟持して縦シールを施す。ここで、重合部14における延出基部側において内シール部20が形成され、また、重合部14における延出端縁側には外シール部18が形成される。前記延出基部側は、第1シールローラ41の上側の第2加熱面(第2の加熱面)41cで加熱され、また、前記重合部14における延出端縁側は、第1シールローラ41において、第2加熱面41cに対して凹所41aを隔てて下側に離間する第1加熱面(第1の加熱面)41bで加熱される。なお、前記第1加熱面41bと第2加熱面41cとの間の空所41c内にミシン目26が臨むようにフィルムFが引き込まれて筒状に成形されると共に合掌状に重合される。なお、2条のシール部の内で、少なくとも内シール部20は、耐剥離力が小さい易剥離性の弱シールとなるよう縦シールが施される。第1加熱面41bは第2加熱面41cより幅広に形成されており、したがって、前記内シール部20は外シール部18より幅狭に形成されるようになっている。また、ミシン目26は凹所41aにおいて第2加熱面41c側に寄った位置に配置されるようにフィルムFが重合されて、該重合部14に縦シールが施される。前記第1シールローラ41は、本例では、4mmの幅の第1加熱面41bと3mmの幅の凹所41aを隔てて1mmの幅の第2加熱面41cとで構成される。なお、フィルムFは、接着層に、低温シールでシール強度が弱く、高温シールでシール強度が高くなる特性を有する各種シーラントなど、シール強度の温度依存性が大きな材料などを採用することで、縦シールの加熱温度または後述の横シールの加熱温度を低くしてシールを弱シールとすることができる。
前記縦シール手段40のフィルム搬送方向下流側に離間して切込形成手段50が配設される。図6に示すように、切込形成手段50は、周縁に所定角度毎に配置した対をなす切刃51a,51aを有する切込ローラ51と、受圧ローラ52とを有し、縦軸周りに回転する切込ローラ51および受圧ローラ52の間を重合部14が通過するようになっている。切込形成手段50は、サーボモータからなる切込モータ53を回転制御して切込ローラ51を回転することで、両切刃51a,51aで一包装長分のフィルムFが搬送される所定タイミング毎に、重合部14における延出端縁から、その終端部が外シール部18の形成幅の内側縁近傍に至る長さで外シール部18を横断するようにフィルム搬送方向と交差する2つの切り込み24,24を形成する。両切り込み24,24の形成間隔は、包装体10の開封に際して両切り込み24,24間に形成される摘み片25を指で摘んで引き裂くのに好適な間隔である20mm程度で形成し得るよう、対をなす切刃51a,51の離間角度が設定されることが好ましい。なお、実施例の切込ローラ51には、一対の切刃51a,51aが2組、切込ローラ51の周回方向に等分な角度で配設される。このようにして切り込み24,24が形成されることで、前記重合部14において、延出基部側に向けた両切り込み24,24の終端部の延長線上には前記ミシン目26が交差し得る位置に臨む。
前記重合部14は、前記第2送りローラ46を経て下流側に搬送される過程で、ミシン目26が形成された一方のフィルムFを内側にして筒状フィルムFの外面に沿うよう倒伏され、筒状フィルムFの幅方向一側縁付近に延出端が臨む状態とされる。そして、筒状フィルムFの搬送下流側において、横シール手段54によって筒状フィルムFに横シールを施して横シール部16が形成されると共に切断される。また、横シール形成位置の上流および下流においてガセット形成部材57を有するガセット形成手段56によって、横シールに先立ち筒状フィルムFの側面を内側に押し込む。横シール手段54は、筒状フィルムFの搬送路を挟んで配設された一対の加熱シール体55,55からなり、両加熱シール体55,55は、同期的に前進すると共に相互に離間して後退した後に再び相互に近接しつつ前進移動する運動を繰り返す所謂ボックスモーションタイプが採用され、筒状フィルムF中の物品Gの前後位置において両加熱シール体55,55で筒状フィルムFを挟圧し、その挟持状態で筒状フィルムFの速度と同速で前進移動して横シールを施すと共に、加熱シール体55に内設されたカッターで筒状フィルムFを横断するよう切断して、ピロー包装体10を得ることができる。
このようにして得られた包装体10は、横シール部16が形成された耳部15が袋の前後端部において夫々延出しており、横シール手段56の下流側の移送コンベヤ58から中間コンベヤ60に移送されて、前記移送コンベヤ58と交差する方向へ搬送される。そして、中間コンベヤ60と並列配置される搬送コンベヤ61まで押送体59で押されて移送された包装体10は、搬送コンベヤ61による搬送途中で耳部貼付手段62によって、前記耳部15が、重合部14を内側にするように折り曲げられて、袋の前後表面に夫々溶着して貼り付けられる。図2に示すように、搬送コンベヤ61による搬送方向前後に離間して2基の耳部貼付手段62,62が配設され、各耳部貼付手段62で耳部15の一方と他方とが夫々折り曲げて貼り付けられる。図7に示すように、耳部貼付手段62は、搬送コンベヤ61の搬送路の外側方に配設され、個々の包装体10を搬送方向前後で支持して搬送する各区画部61aから左右へ延出する一方の耳部15を折り曲げて貼り付けるための加熱ブロックを備えた貼付具63と、この貼付具63に対して包装体10を挟む反対側に配設され、貼付側の耳部15とは反対側の袋を側方から支持する受け具66を有している。また、各耳部貼付手段62による耳部15の折り曲げ、貼り付け動作に伴って、各区画部61aに支持された包装体10の浮き上がりを防止する上部ガイド68が配設される。貼付具63は、貼付具進退シリンダ64によって耳部貼付位置に到来した包装体10に対して進退移動可能で、昇降シリンダ65によって昇降可能になっている。受け具66は、受け具進退シリンダ67によって耳部貼付位置に到来した包装体10に対して進退移動されると共に、ばね69を介して支持され、搬送コンベヤ61の上流側の耳部貼付手段62においては、上下に離間する一対の受け片66a,66aの間に耳部15を臨ませて両受け片66a,66aによって袋の一側方を弾力的に保持し得る。包装体10が耳部貼付位置に到来することで、前進した受け具66で一側方が支持され、上方から下降した貼付具63の熱によって、他方の耳部15が軟化して下方に折り曲げられた後、前進した貼付具63によって他側方の表面に耳部15が押し付けられ、該耳部15は、フィルムFの表面にコーティングされたヒートシール性樹脂の加熱溶融によって、袋の表面に溶着される。これにより、耳部15は、袋の各端面に貼り付けられて上下に延在する状態となる。
このようにして耳部15が貼り付けられた包装体10は、搬送コンベヤ61の両側に配設された一対のベルト78,78で両端面が支持された状態で搬送コンベヤ61の下流側に搬送され、不良品排出部に設けた排出手段70によって包装不良品が搬送コンベヤ61から系外に排出される。包装不良品の検出としては、図4に示すように、製袋充填機の包装過程で重合部14における重合端縁の重合状態のズレを検出するようにしており、実施例では、第1送りローラ44,44と縦シール手段40との間に配設された検出手段74によって、下方に延出する重合部14の重なり状態の変化について両重合端縁の何れかの突出量が規定以上となったことをセンサで検出し得るよう構成される。図8に示すように、排出手段70は、重合部14の位置ズレが検出された包装体10などの包装不良品が不良品排出部に到来したタイミングで、該包装体10を搬送コンベヤ61の側方に並設した排出コンベヤ76へ排出片72によって送り出す。なお、重合部14のズレは所定期間継続することが一般的であり、そのことからフィルムFの重なり状態のズレに起因する包装不良品にあっては、複数の包装体10が連続して系外に排出される。
このようにして得られた包装体10における縦シール部には、図9に示すように、外シール部18と内シール部20と、それら2条のシール部18,20の間で溶着されてない非シール部22が形成され、その非シール部22における一方のフィルムFには、前記2条の各シール部18,20に沿ってミシン目26が形成されている。このように、ミシン目形成手段34でミシン目26を連続形成しても、ミシン目26は、内シール部20の外側に臨む非シール部22の一方のフィルムFに配置されるので、内シール部20によって封止された包装体10は、その密封性が損なわれることはない。
前記包装体10の開封は、図9(b)に示すように、摘み片25を指先で摘んで袋胴部12の幅方向に引っ張ると、両切り込み24,24の終端部から裂け目が誘導されてその誘導端部がミシン目26と交差し、誘導端部間において上側に重合するフィルムFのみがミシン目26に沿って破断されると共に、弱シールとなっている内シール部20が引き剥がされ、前記誘導端部による引き裂きは内シール部20を横断する方向に進行することで袋胴部12を周方向に帯状に開封することができる。ここで、両耳部15,15を袋の両側の表面に折り曲げて貼り付けるようにしているので、開封時の引き裂きにあたり、外シール部18および内シール部20の長さ方向両端部が保持されて、外シール部18および内シール部20が浮き上がるのを防止でき、包装体10の開封を良好に行い得る。また、前記重合部14をその延出端が袋胴部12の幅方向一側縁付近になるように倒伏するよう成形したので、開封時の引き裂きにあたり、外シール部18および内シール部20の浮き上がりを防止できる。内シール部20は縦シール手段40により弱シールが施され、また、第2加熱面41cの幅を幅狭に設定した第1シールローラ41を備えた縦シール手段40で幅狭シール部として形成したので、開封時の引き裂きにあたり、切り込み24の誘導端部が内シール部20を横断する際にその進行が阻止されることなく、円滑に剥離されて良好な開封をなし得る。また、第1シールローラ41の幅広加熱面である第1加熱面41bにより縦シールを施して得られた、外シール部18を備えているので、切り込み24,24間で重合する2枚のフィルムFによる摘み片25の強度が増し、開封時の引き裂きを円滑になし得る。なお、本例で用いた二軸延伸ポリプロピレンフィルムは裂け易い特性を有しており、包装体10の開封性を高めるので好適である。
前述した包装方法によれば、製袋充填機においてフィルムFを搬送するフィルム搬送過程で、回転刃36によってミシン目26を連続形成することができる。また、幅広の第1加熱面41bと幅狭の第2加熱面41cと有するシールローラ41により、同時に2条の縦シールを施して、ミシン目形成手段34で形成したミシン目26を第1加熱面41bと第2加熱面41cの間の凹所41aに位置づけてフィルムFを重合して縦シールを施すようにしているので、この凹所41aによって得られる非シール部22にミシン目26の形成位置を確実に位置決めすることができる。また、ミシン目26は、非シール部22において両横シール部16,16間にまたがって連続形成されるので、重合部14において、切込形成手段50で延出基部へ向けて形成した両切り込み24,24の終端部からの延長線上に、ミシン目26が交差し得る位置に確実に配置させることができる。また、ミシン目形成手段34で形成したミシン目26はフィルム搬送方向に連続して形成されているので、縦シールを施した後に切込形成手段50により切り込み24,24を形成する位置にズレが生じても、切り込み24,24の延長線上にミシン目26を確実に位置付かせることができる。このようにして、包装体10の開封性に影響を及ぼすことなく、密封性および良好な開封性を備えた包装体10を製袋充填機によって簡単に得ることができる。なお、重合部14で重なるフィルムFの重合端縁の位置を検出手段74で検出し、端縁部の位置ズレが生じて、ミシン目26と切り込み24の配置や、切り込み24の切り込み長さの変化によって包装不良品となる包装体10が排出されると判定された際には、当該包装不良品となる包装体10が排出手段まで至った際に排出手段70により系外に排出するようにしたので、重合部14で重なるフィルムFが位置ズレすることによって、2条のシール部18,20おける非シール部22の範囲外にミシン目26の形成位置が変位したり、切込形成手段50による切り込み24,24の切り込み量が不足したりするなどの要因により、開封不良が想定される包装不良品が良品中に混在するのを未然に防止し得る。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1)フィルムFは、切り込み24からの引き裂きに際して引き裂きの進行が阻害されることがないフィルムであれば、本例の如く二軸延伸ポリプロピレンにアルミ蒸着を施した熱溶着性フィルムあるいは二軸延伸ポリエステルにアルミ蒸着を施した熱溶着性フィルムなどの二軸延伸フィルムや、一軸延伸フィルムと各種ヒートシール性樹脂からなる接着層との積層フィルムや、その他の種々の材質からなるフィルムを積層した複合フィルムや、アルミ箔または和紙などを積層した種々のラミネートフィルムなど、各種のフィルムを採用し得る。
(2)包装体の非シール部22におけるミシン目形成ラインの位置は、帯状フィルムのミシン目形成手段34によるミシン目26の形成位置を幅方向に調節することで対応し得る。
(3)縦シール手段40により形成される2条の縦シールの夫々の幅と両シール部18,20の離間間隔は、実施例の関係に限定されず、縦シール手段40の第1シールローラ41の凹所41aや加熱面41b,41cの幅を変えること等により適宜変更可能である。
(4)縦シール手段は、1つのシールローラ41に第1および第2加熱面41b,41cを設けたが、シールローラに代えてフィルムFの間欠搬送休止時に、シールバーで挟持して溶着する構成や、一対のシールブロックの隙間に対して重合部14を通過させて溶着部を形成する構成など、その他の公知の各種実施形態を採用できる。
(5)2条の縦シールにおいて、重合部14の延出基部側に施す縦シールのみを弱シールとすればよく、重合部14の延出端縁側の縦シールとして、耐剥離性が高いシールを施してもよい。シール強度の温度依存性が大きい材料からなるフィルムを用いて、シールローラやシールバー等によって高い加熱温度で1条の縦シールを重合部14の延出端縁側に施し、別のシールローラやシールバー等によって低い加熱温度で1条の縦シールを重合部14の延出基部側に施すことで、延出端縁側に耐剥離性の高い外シール部18を形成すると共に、延出基部側に易剥離性の内シール部20を形成することができる。それにより、切り込み24,24間に形成された摘み片25を摘んで引き裂く際に、外シール部18によって二枚重ねとなった摘み片25が過って分離するおそれがなく、一層良好な開封を行い得る。
(6)切込ローラの切刃として、複数の突起状の刃部が周回方向と交差する方向に並ぶものを用いる等によって、形成する切り込みを、断続的なミシン目状の切り込みとしてもよい。このように、切り込み24は、摘み片25を摘んで開封する際に開封性を損ねることがなければ、直線状に限らず、その他の形状を形成し得る切刃により形成した切り込み形状とすることができる。
(7)切込形成手段50は、実施例のようなローラ51からなるロータリータイプに限られず、フィルムFを間欠搬送する態様におけるフィルム搬送休止時に合わせて、フィルムFに向けてナイフを進退動して切り込み24を形成する構成や、あるいは、ナイフをフィルムFと共にフィルム搬送方向へ移動しつつ、フィルムFに向けてナイフを進退動して切り込み24を形成する構成など、各種実施形態を採用できる。
(8)切り込み24は、外シール部18の内側縁を越えて非シール部22に至る位置まで形成してもよい。それにより、外シール部18による密封度は低下するが、内シール部20で密封性が損なわれることはなく、開封性を高めることができる。
(9)袋の耳部15を折り曲げて袋の表面に貼り付けず、耳部15が延出したままの包装体10としてもよい。すなわち、フィルムが厚い場合や、例えばアルミ箔ラミネートあるいは和紙ラミネートなどの腰の強いフィルムにおいては、フィルムの開封に際してフィルムが保形性を有し、シール部18,20が簡単に持ち上がり難い性状のフィルムを採用する際などにおいて耳部15を袋の表面に貼り付ける工程を省略してもよい。
(10)実施例では、横シールを施した後に、耳部15を折り曲げて袋の表面に貼り付けるようにしたが、耳部15の折り曲げは、横シールを施す際に同時的に、あるいは横シール直後の位置で耳部15の折り曲げと貼り付けとを行うようにしてもよい。
(11)実施例では、横形製袋充填機を例に挙げて説明したが、縦形製袋充填機やその他の種々の製袋充填機にも適用することができる。
10 包装体,14 重合部,15 耳部,16 横シール部,18 外シール部,
20 内シール部,22 非シール部,24 切り込み,26 ミシン目,
30 フィルム供給源,G 物品,F フィルム

Claims (7)

  1. 製袋充填機において包装体(10)を得る包装方法であって、
    フィルム供給源(30)から引き出してフィルム(F)を筒状に成形するまでのフィルム搬送過程で、帯状のフィルム(F)の幅方向一側においてフィルム搬送方向に向けてミシン目(26)を連続形成し、
    該ミシン目(26)を形成した位置が重合部(14)に位置するよう帯状フィルム(F)を筒状に成形すると共に、フィルム(F)の長手方向端縁部を合掌状に重合して得られる筒状フィルム(F)中に所定間隔毎に物品(G)を供給し、
    前記重合部(14)におけるミシン目(26)の形成位置を挟み、重合部(14)の延出端縁側を第1の加熱面(41b)で加熱して外シール部(18)を形成し、また、前記延出端縁側から所定間隔離間した延出基部側を第2の加熱面(41c)で加熱して、弱シールによる内シール部(20)を形成すべく該重合部(14)に2条のシール部を形成するよう縦シールを施し、
    前記重合部(14)に形成された外シール部(18)を横断するよう所定間隔隔てた2箇所の切り込み(24,24)を形成し、
    前記筒状フィルム(F)を下流側に搬送する過程で、ミシン目(26)が形成された側の一方のフィルム(F)を内側にして重合部(14)を筒状フィルム(F)の外面に沿うよう倒伏し、
    前記筒状フィルム(F)中に供給した物品(G)を挟む前後位置において横シールを施すようにした
    ことを特徴とする包装方法。
  2. 前記内シール部(20)は、前記外シール部(18)より幅狭となるよう幅狭の第2の加熱面(41c)で加熱して縦シールを施すようにしたことを特徴とする請求項1記載の包装方法。
  3. 前記外シール部(18)は、前記内シール部(20)より幅広となるよう幅広の第1の加熱面(41b)で加熱して縦シールを施すようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の包装方法。
  4. 前記縦シールを施す際には、前記外シール部(18)および内シール部(20)を同時形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の包装方法。
  5. 前記横シールを施した袋の前後端部における両耳部(15,15)を重合部(14)が内側に位置するよう折り曲げて袋の表面に貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の包装方法。
  6. 筒状フィルム(F)に沿わせて倒伏する重合部(14)の延出端縁が筒状フィルム(F)の幅方向一側縁付近に臨むよう、前記フィルム(F)の重合位置が側方に寄った位置となるようフィルム(F)を筒状に成形するようにしたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の包装方法。
  7. 前記重合部(14)で重なる夫々のフィルム(F)の端縁の位置を検出し、該端縁の位置ズレによって得られた包装体(10)を系外に排出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の包装方法。
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