JP7057441B2 - レンズ鏡胴及び外装筐体 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡胴及び外装筐体に関する。
レンズ交換式カメラの交換レンズのレンズ鏡胴には、レンズに備えられた機能をオン、オフしたり、レンズの設定を切り替えたりするためのスイッチが備えられる場合がある。通常、これらのスイッチは、ネジを用いて取り付けられる(たとえば、特許文献1、2等参照)。しかし、ネジを用いてスイッチを取り付けると、ネジが外観に現れて、製品の品位を損なうという欠点がある。これを防止するために、鏡胴の内側からネジで固定する構造とすると、組み立てに手間がかかるという欠点がある。
一方、特許文献3には、ネジを使わずにスイッチを取り付ける方法として、鏡胴の内側に着脱自在に取り付けられる支持板によって、鏡胴の内側からスイッチを支持する構造が提案されている。同様に、特許文献4には、ネジを使わずにスイッチを取り付ける方法として、スナップフィットを利用した取り付け構造が提案されている。
特開2016-138927号公報 特開平10-160995号公報 特開平9-49956号公報 特開2015-14634号公報
しかしながら、特許文献3の取り付け構造は、スイッチを支持板で下から支える構造であるため、強度に問題があり、強い力で操作された場合になどに破損するおそれがある。これを防止するために、十分な強度をもって構成すると、各部が大型化し、延いては鏡胴の大径化を招くという欠点がある。
また、特許文献4の取り付け構造は、スナップフィットの弾性を利用して取り付ける構造であるが、スナップフィットがスイッチのカバー部材に一体的に成形される構造であるため、取り付けによってカバー部材も変形するおそれがある。カバー部材は外観部品であるため、変形すると、製品の品位を損なうという欠点がある。特に、カバー部材に印刷、塗装等が施されている場合には、変形により印刷等が崩れ、製品の品位が著しく損なわれるという欠点がある。
カバー部材の変形は、スナップフィット部分の弾性変形量を十分に確保することで、ある程度防止できるが、そのためにはスナップフィット部分の長さを十分に確保する必要がある。しかし、スナップフィット部分の長さを長くすると、鏡胴の径方向の厚みが増し、全体として鏡胴が大型化するという欠点がある。
一方、カバー部材の強度を確保しつつ、スナップフィット部分の長さを短くすると、スナップフィットの根元の部分に過度な負荷がかかり、スナップフィット部分の破損を引き起こすおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、外観の品位が高く、強度に優れたレンズ鏡胴及び外装筐体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)開口部を有する枠体と、開口部を覆うカバー部材と、カバー部材の内面側に備えられ、カバー部材で開口部を覆った場合に、開口部を通して枠体の内側に配置される固定部と、固定部及び枠体の内壁面部に係合し、カバー部材を枠体の内側に引き込む方向に付勢するバネ部材と、を備えたレンズ鏡胴。
本態様によれば、カバー部材がバネ部材によって枠体に固定される。バネ部材は、枠体の内側において、カバー部材を枠体の内側に引き込む方向に付勢し、カバー部材を枠体に固定する。したがって、固定用の部材であるバネ部材が、枠体の外装に現れることがない。このため、外装の品位が損なわれることがない。また、カバー部材の弾性を利用して固定する方式ではないため、カバー部材の強度を十分に確保できる。これにより、強度及び耐久性を確保できる。
(2)開口部は、単一の開口で構成される、(1)のレンズ鏡胴。
(3)バネ部材は、板バネで構成され、固定部に装着される本体部と、枠体の内壁面部に係合するバネ部と、を有する、(1)又は(2)のレンズ鏡胴。
(4)枠体は、内壁面部にバネ部材のバネ部の一部が嵌合するバネ部材嵌合部を有し、バネ部材は、バネ部の一部がバネ部材嵌合部に嵌合して抜け止めされる、(3)のレンズ鏡胴。
(5)固定部は、バネ部材の本体部の一部が差し込まれるスリットを有し、バネ部材は、本体部の一部がスリットに差し込まれて、固定部に装着される、(3)又は(4)のレンズ鏡胴。
(6)固定部は、柱状の凸部の先端に備えられ、かつ、凸部の突出方向と直交する方向にスリットを有し、バネ部材の本体部は、スリットに差し込まれる切欠き及び/又は長孔を有する、(5)のレンズ鏡胴。
(7)カバー部材は、内面側に電子回路基板を有し、バネ部材は、本体部が固定部に係合して、カバー部材に取り付けられ、本体部で電子回路基板を覆う、(3)から(6)のいずれか一のレンズ鏡胴。
(8)カバー部材は、スイッチ部材を有する、(7)のレンズ鏡胴。
(9)スイッチ部材が、スライドスイッチである、(8)のレンズ鏡胴。
(10)枠体が、円筒形状を有する、(1)から(9)のいずれか一のレンズ鏡胴。
(11)枠体とカバー部材との間に装着されるパッキンを更に備えた、(1)から(10)のいずれか一のレンズ鏡胴。
(12)固定部が、カバー部材の複数箇所に備えられる、(1)から(11)のいずれか一のレンズ鏡胴。
(13)固定部が、カバー部材の中心又は重心に対して対称に配置される、(12)のレンズ鏡胴。
(14)カバー部材に備えられ、枠体の開口部の縁に係合する爪部を更に備えた、(1)から(11)のいずれか一のレンズ鏡胴。
(15)開口部を有する筒状の外装体と、開口部を外装体の外側から覆うカバー部材と、カバー部材の内面側に備えられ、カバー部材で開口部を覆った場合に、開口部を通して外装体の内側に配置される固定部と、固定部及び外装体の内壁面部に係合し、カバー部材を外装体の内側に引き込む方向に付勢するバネ部材と、を備えた外装筐体。
本態様によれば、カバー部材がバネ部材によって外装体に固定される。バネ部材は、外装体の内側において、カバー部材を外装体の内側に引き込む方向に付勢し、カバー部材を外装体に固定する。したがって、固定用の部材であるバネ部材が、外装体の外装に現れることがない。このため、外装の品位が損なわれることがない。また、カバー部材の弾性を利用して固定する方式ではないため、カバー部材の強度を十分に確保できる。これにより、強度及び耐久性を確保できる。
本発明によれば、外観の品位が高く、強度に優れたレンズ鏡胴及び外装筐体を提供できる。
レンズ鏡胴の外観構成を示す斜視図 レンズ鏡胴の外観構成を示す正面図 レンズ鏡胴の外観構成を示す側面図 レンズ鏡胴の外観構成を示す平面図 撮影距離範囲切り換えスイッチ及びOISスイッチの設置部の拡大図 スイッチ台座の取り付け構造を示す分解斜視図 スイッチ台座の取り付け部の断面図 スイッチ台座及び固定用金具の構成を示す斜視図 固定用金具装着軸の構成を示す部分断面図 スイッチ台座の取り付け手順を示す図 スイッチ台座の取り付け手順を示す図 スイッチ台座の取り付け手順を示す図 スイッチ台座及び固定用金具の構成を示す斜視図 スイッチ台座の取り付け部の概略構成を示す図 図14の15-15断面図
以下、添付図面に従って本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
[第1の実施の形態]
ここでは、本発明をレンズ交換式カメラの交換レンズのレンズ鏡胴に適用した場合を例に説明する。
[構成]
図1は、レンズ鏡胴の外観構成を示す斜視図である。図2は、レンズ鏡胴の外観構成を示す正面図である。図3は、レンズ鏡胴の外観構成を示す側面図である。図4は、レンズ鏡胴の外観構成を示す平面図である。
このレンズ鏡胴1は、光学式手ぶれ補正機能(Optical Image Stabilizer, OIS)を備えたズームレンズのレンズ鏡胴である。
レンズ鏡胴1の基端部には、マウント2が備えられる。レンズ鏡胴1は、このマウント2を介してカメラボディ(図示せず)に着脱自在に装着される。
レンズ鏡胴1の外周には、フォーカスリング3、ズームリング4及び絞りリング5が備えられる。フォーカスリング3は、手動で焦点調節する場合の操作部材であり、円周方向に回転操作される。ズームリング4は、ズームする場合の操作部材であり、円周方向に回転操作される。絞りリング5は、手動で絞り値を設定する場合の操作部材であり、円周方向に回転操作される。絞りリング5には、クリックストップ機構が備えられ、設定可能な絞り値ごとにクリックストップされる。
また、レンズ鏡胴1には、その外装を構成する固定枠10の外周に撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOIS(Optical Image Stabilizer)スイッチ12が備えられる。
図5は、撮影距離範囲切り換えスイッチ及びOISスイッチの設置部の拡大図である。
撮影距離範囲切り換えスイッチ11は、オートフォーカス(Autofocus, AF)の駆動範囲を切り換えるスイッチである。撮影距離範囲切り換えスイッチ11は、クリックストップ機能を備えたスライドスイッチで構成され、第1位置(図5の「FULL」の位置)と第2位置(図5の「5m-∞」の位置)との間を光軸方向に沿ってスライド操作される。撮影距離範囲切り換えスイッチ11が第1位置(図5の「FULL」の位置)に設定されると、オートフォーカスが全範囲(最短撮影距離(Minimum Object Distance, MOD)から無限遠(∞))で駆動される。一方、撮影距離範囲切り換えスイッチ11が第2位置(図5の「5m-∞」の位置)に設定されると、撮影距離が5mから無限遠の範囲に限定されて、オートフォーカスが駆動される。すなわち、焦点が合う範囲が5mから無限遠の範囲に限定される。撮影距離範囲切り換えスイッチ11を第2位置に設定することにより、遠方の被写体に焦点を合わせる際の合焦速度を高速化できる。図5は、撮影距離範囲切り換えスイッチ11を第2位置に設定した状態を示している。
OISスイッチ12は、光学式手ぶれ補正機能のオン、オフを切り換えるスイッチである。OISスイッチ12は、クリックストップ機能を備えたスライドスイッチで構成され、ON位置(図5の「ON」の位置)とOFF位置(図5の「OFF」の位置)との間を光軸方向に沿ってスライド操作される。OISスイッチ12がON位置に設定されると、光学式手ぶれ補正機能がオンされ、OFF位置に設定されると、光学式手ぶれ補正機能がオフされる。図5は、OISスイッチ12をOFF位置に設定した状態を示している。
撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOISスイッチ12は、そのクリックストップ機構及び電子回路基板等と共に共通のスイッチ台座20に組み付けられて、スイッチアッセンブリとして、レンズ鏡胴1に組み付けられる。このスイッチアッセンブリは、スイッチ台座20を固定枠10に組み付けることにより、レンズ鏡胴1に組み付けられる。撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOISスイッチ12は、スイッチ部材の一例である。
図6は、スイッチ台座の取り付け構造を示す分解斜視図である。また、図7は、スイッチ台座の取り付け部の断面図である。
同図に示すように、固定枠10は、円筒形状を有し、その周面に単一の開口(貫通孔)で構成された開口部13を有する。スイッチ台座20は、この開口部13を固定枠10の外側から覆い塞ぐ形(閉塞する形)で固定枠10に取り付けられる。スイッチ台座20の固定には固定用金具30が使用される。固定用金具30は、スイッチ台座20を固定枠10の内側から固定する。本実施の形態のレンズ鏡胴1において、固定枠10は、枠体及び外装体の一例である。スイッチ台座20は、カバー部材の一例である。固定用金具30は、バネ部材の一例である。
図8は、スイッチ台座及び固定用金具の構成を示す斜視図である。
スイッチ台座20は、スイッチ台座本体21を有し、そのスイッチ台座本体21に対して、開口部13に嵌め込まれる嵌め込み部22、及び、固定用金具30が装着される固定用金具装着部23が一体的に備えられる。
スイッチ台座本体21は、開口部13を覆い塞ぐ部位である。スイッチ台座本体21は、固定枠10の外周に沿って湾曲した薄板形状を有する。スイッチ台座本体21は、開口部13の開口形状に対応した形状を有する。本実施の形態のレンズ鏡胴1では、開口部13が矩形状を有することから(図6参照)、スイッチ台座本体21は、矩形状の外形形状を有する。また、そのサイズは開口部13よりも大きなサイズを有する。すなわち、開口部13を完全に覆い塞ぐことができるなサイズを有する。
嵌め込み部22は、開口部13に嵌め込まれる部位である。嵌め込み部22は、開口部13の開口形状に対応した外形形状を有する。嵌め込み部22は、枠状の突起部としてスイッチ台座本体21の内面側に一体的に備えられる。スイッチ台座20を固定枠10に取り付ける際は、この嵌め込み部22を開口部13に嵌め込んで取り付ける。これにより、スイッチ台座20が固定枠10に位置決めされる。撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOISスイッチ12のクリックストップ機構及び電子回路基板等は、この嵌め込み部22の内側に組み付けられる。
スイッチ台座本体21は、その外周部分が嵌め込み部22から外側に張り出して構成される。この張り出した部分は、フランジ部24を構成する。フランジ部24は、スイッチ台座20を固定枠10に取り付けた際に、固定枠10の外周面に密着される。なお、スイッチ台座20を固定枠10に取り付ける際には、図6に示すように、嵌め込み部22の外周にパッキン40が装着される。パッキン40は、フランジ部24と固定枠10の外周面との間で押しつぶされて、開口部13を密閉する。
固定用金具装着部23は、固定用金具30が装着される部位である。固定用金具装着部23は、4つの固定用金具装着軸25で構成される。4つの固定用金具装着軸25は、嵌め込み部22の内側の四隅に備えられる。各固定用金具装着軸25は、円柱状の凸部で構成され、スイッチ台座20を固定枠10に取り付けることにより、開口部13を通して固定枠10の内側に突出して配置される。各固定用金具装着軸25は、平行に設けられる。各固定用金具装着軸25が突出する方向(突出方向)は、スイッチ台座20を固定枠10に取り付けた際に光軸と直交する方向である。
図9は、固定用金具装着軸の構成を示す部分断面図である。
上記のように、固定用金具装着軸25は、円柱状の凸部で構成される。固定用金具装着軸25の先端には、固定部26が備えられる。固定部26は、固定用金具30が係合される部位である。固定部26は、固定用金具装着軸25の先端に取り付けられたネジ27で構成される。ネジ27は、ネジ部27A、軸部27B及び頭部27Cを有する。固定用金具装着軸25の先端面25Aには、その中央にネジ孔25Bが備えられる。ネジ27は、このネジ孔25Bにネジ部27Aをネジ結合させることにより、固定用金具装着軸25の先端に取り付けられ、かつ、同軸状に取り付けられる。
ネジ27は、その軸部27Bが、頭部27C及び固定用金具装着軸25よりも小さい径で構成される。また、頭部27Cが、固定用金具装着軸25よりも小さい径で構成される。この結果、ネジ27が取り付けられた固定用金具装着軸25は、ネジ27の頭部27Cと先端面25Aとの間にスリット(凹部)26Aが形成される。このスリット26Aが、固定用金具30の係合部として機能する。
各固定用金具装着軸25において、スリット26Aは同じ高さの位置に配置される。すなわち、各固定用金具装着軸25に備えられるスリット26Aは、同一平面上に配置される。この平面は光軸と平行な平面である。本実施の形態のレンズ鏡胴1において、固定用金具装着軸25は、柱状の凸部の一例である。
固定用金具30は、板バネで構成され、1枚の金属薄板で構成される。その厚さは、固定用金具装着軸25の固定部26に備えられたスリット26Aの幅に対応した厚さで構成される。すなわち、固定用金具30は、スリット26Aに差込み可能な厚さを有する。固定用金具30は、スイッチ台座20に装着される本体部31と、固定枠10の内壁面部に係合するバネ部32と、を有する。
本体部31は、矩形の平板形状を有する。本体部31は、スイッチ台座20に取り付けた際に、スイッチ台座本体21の内側のほぼ全面を覆うサイズを有する。
本体部31には、固定用金具装着部23への装着部として、一対の切欠き部33及び一対の長孔部34が備えられる。
一対の切欠き部33は、本体部31の長手方向に沿った片側の辺(長辺)に所定の間隔をもって配置される。切欠き部33は、その配置方向(本体部31の長手方向)と直交する方向に切り込まれたU字状の溝で構成される。切欠き部33は、ネジ27の軸部27Bの外径に対応した幅を有する。すなわち、切欠き部33は、ネジ27の軸部27Bが嵌合する幅を有する。
一対の長孔部34は、本体部31の長手方向に沿って所定の間隔をもって配置される。長孔部34は、その配置方向(本体部31の長手方向)と直交する方向に延びる孔で構成され、大径部34A及び小径部34Bを有する。大径部34Aは、ネジ27の頭部27Cを挿通可能な径(幅)を有し、小径部34Bに対して切欠き部33側に配置される。小径部34Bは、ネジ27の軸部27Bを挿通可能な径(幅)を有する。
一対の切欠き部33及び一対の長孔部34は、固定用金具装着部23を構成する4つの固定用金具装着軸25と同じ間隔で配置される。すなわち、4つの固定用金具装着軸25に係合可能な位置に配置される。
固定用金具30を固定用金具装着部23に装着する場合は、まず、一対の切欠き部33及び一対の長孔部34の位置と4つの固定用金具装着軸25の位置を合わせる。次に、固定用金具装着軸25の先端に備えられたネジ27の頭部27Cを長孔部34の大径部34Aに通す。これにより、固定用金具30の本体部31が、各固定用金具装着軸25の先端面25Aの上に載置される。次に、固定用金具30の本体部31を切欠き部33及び長孔部34に沿ってスライドさせ、長孔部34の小径部34B及び切欠き部33にネジ27の軸部27Bを嵌合させる。これにより、固定用金具30の本体部31が、各固定用金具装着軸25の先端に備えられたスリット26Aに差し込まれ、固定用金具30が固定用金具装着部23に装着される。すなわち、固定用金具30の本体部31がスリット26Aに挟まれて保持される。この際、固定用金具30は、光軸とほぼ平行な姿勢で保持される。
固定用金具30を取り外す場合は、装着とは逆方向に固定用金具30をスライドさせる。これにより、本体部31がスリット26Aから抜け、固定用金具30の取り外しが可能になる。固定用金具30は、長孔部34の大径部34Aからネジ27の頭部27Cを外すことで、固定用金具装着部23から取り外される。
このように、固定用金具30は、固定用金具装着部23に対してスライドさせることにより、取り付け及び取り外しが行われる。
固定用金具30を固定用金具装着部23に装着する際にスライドさせる方向を「装着方向」D1、固定用金具30を固定用金具装着部23から取り外す際にスライドさせる方向を「取り外し方向」D2とする。装着方向D1及び取り外し方向D2は、共に固定用金具30の長手方向と直交する方向である。また、この方向は、光軸とほぼ平行な方向である。
また、長孔部34の小径部34B及び切欠き部33にネジ27の軸部27Bが嵌合する位置を「装着位置」、長孔部34の大径部34Aの位置にネジ27の頭部27Cが配置される位置を「取り外し位置」とする。装着位置は、固定用金具30の本体部31がスリット26Aに差し込まれる位置であり、取り外し位置は、固定用金具30の本体部31がスリット26Aから抜ける位置である。一対の切欠き部33は、装着方向D1の前側の辺に備えられ、装着方向D1の前側に向かって開口して設けられる。また、一対の長孔部34は、装着方向D1に沿って配置され、装着方向D1の前側に大径部34Aが備えられる。
バネ部32は、本体部31に対して、装着方向の後側の端部に備えられる。バネ部32は、装着方向と直交する方向に延びる一対の突出部32Aを有する。一対の突出部32Aは、固定枠10の内周面(内壁面部)との係合部として機能する。固定用金具30は、固定枠10に取り付けられたスイッチ台座20に装着されると、この一対の突出部32Aが固定枠10の内周面に当接する。当接によりバネ部32は、弾性変形し、その弾性復元力によって、スイッチ台座20が内側に付勢される。すなわち、固定枠10の内側に引き込む方向に付勢される。これにより、スイッチ台座20が固定枠10に固定される。
図6に示すように、固定枠10の内周面(内壁面部)には、バネ部32の突出部32Aが嵌合する環状の溝部14が備えられる。溝部14は、バネ部材嵌合部の一例であり、円周方向に沿って形成される。溝部14は、固定用金具30が装着位置に位置した場合に、突出部32Aが嵌合する位置に備えられる。これにより、固定用金具30が装着位置すると、溝部14に突出部32Aが嵌合し、取り外し位置に位置すると、溝部14から突出部32Aが外れる。固定用金具30は、突出部32Aが溝部14に嵌合することにより、スライド方向への移動が規制され、一定位置にロックされる。
[作用]
図10、図11及び図12は、スイッチ台座の取り付け手順を示す図である。
まず、図10に示すように、固定枠10に備えられた開口部13にスイッチ台座20の嵌め込み部22を嵌め込む。この際、パッキン40を嵌め込み部22の外周に装着して嵌め込む(図6参照)。これにより、固定枠10に対してスイッチ台座20が位置決めされる。
次に、図11に示すように、スイッチ台座20に対して、固定用金具30をセットする。すなわち、固定用金具30に備えられた一対の切欠き部33及び一対の長孔部34の位置と4つの固定用金具装着軸25の位置を合わせ、各固定用金具装着軸25の先端に備えられたネジ27の頭部27Cを長孔部34の大径部34Aに通す。これにより、固定用金具30の本体部31が、各固定用金具装着軸25の先端面25Aの上に載置され、スイッチ台座20に対して、固定用金具30がセットされる。この状態において、固定用金具30は、「取り外し位置」に位置する。
スイッチ台座20にセットされた固定用金具30は、そのバネ部32を構成する一対の突出部32Aが固定枠10の内周面(内壁面部)に当接する。
次に、固定用金具30を装着方向D1にスライドさせ、装着位置に位置させる。この際、固定用金具30の本体部31を押して、バネ部32を撓ませながら、装着方向D1にスライドさせる。
固定用金具30が、装着位置に位置すると、長孔部34の小径部34B及び切欠き部33にネジ27の軸部27Bが嵌合する。また、これと同時に、固定用金具30の本体部31が、各固定用金具装着軸25の先端に備えられたスリット26Aに差し込まれる。
また、固定用金具30が、装着位置に位置すると、図12に示すように、固定用金具30のバネ部32を構成する一対の突出部32Aが、固定枠10の内周面に備えられた溝部14に嵌合する。この際、バネ部32は、撓んだ状態で溝部14に嵌合する。この結果、バネ部32に弾性復元力が作用する。この力は、各固定用金具装着軸25を固定枠10の内側に向けて引き込む力Fとして作用する(図7参照)。スイッチ台座20は、この力Fによって、フランジ部24が固定枠10の外周面に押し付けられ、固定枠10に固定される。また、この力Fによって、フランジ部24に備えられたパッキン40が押しつぶされ、開口部13が気密状態で密閉される。
なお、突出部32Aが溝部14に嵌合する際、バネ部32の作用でクリック音が発生する。また、操作する指にはクリック感が伝わる。取り付けを行う作業者は、このクリック音又はクリック感によって、突出部32Aが溝部14に嵌合したこと、すなわち、装着位置に位置したことを認識できる。
突出部32Aが溝部14に嵌合することにより、固定用金具30がロックされ、振動及び衝撃等を受けた場合であっても、容易に外れない構造となる。
スイッチ台座20を固定枠10から取り外す場合は、上記と逆の手順で取り外しが行われる。まず、固定用金具30を取り外し方向にスライドさせる。これにより、スリット26Aから固定用金具30の本体部31が抜け、係合が解除される。この後、固定用金具30をスイッチ台座20から取り外すことにより、スイッチ台座20の取り外しが可能になる。
以上説明したように、本実施の形態のレンズ鏡胴1によれば、スイッチアッセンブリとして、撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOISスイッチ12が組み付けられたスイッチ台座20を固定枠10に取り付けることにより、撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOISスイッチ12が、レンズ鏡胴1に組み付けられる。スイッチ台座20は、ネジを用いずに、固定用金具30で取り付けるので、外観の品位を損なうことがない。また、固定用金具30は、スライド操作によって、簡単に取り付け及び取り外しができるので、取り付け及び取り外しの手間を大幅に軽減できる。また、スイッチ台座20は、フランジ部24を固定枠10に押圧当接させて固定する構造のため、繰り返しの操作が行われた場合であっても十分な強度及び耐久性を確保できる。また、スイッチ台座20の弾性変形を利用するのではなく、固定用金具30の弾性変形を利用して、スイッチ台座20を固定する構造であるため、スイッチ台座自体に十分な強度を確保できる。これにより、薄型化も可能になり、延いては、レンズ鏡胴1の外径の小型化も可能になる。
更に、本実施の形態のレンズ鏡胴1によれば、スイッチ台座20の内面部が、金属製の固定用金具30で覆われるため、撮影距離範囲切り換えスイッチ11及びOISスイッチ12に対して、シールド性を確保できる。レンズ鏡胴は、小型化のため、内部の構造体が近接して配置される。たとえば、レンズの駆動モータに強力な磁石が使用され、その磁石がスイッチの設置部に近接して配置される場合には、スイッチの信号線などにノイズの影響が出やすくなる。本実施の形態のレンズ鏡胴1では、スイッチ台座20の内面部が金属製の固定用金具30で覆われるため、磁気に対するシールド性を確保できる。
[第2の実施の形態]
図13は、スイッチ台座及び固定用金具の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、本実施の形態のスイッチ台座20は、固定用金具装着部23が2つの固定用金具装着軸25で構成される。2つの固定用金具装着軸25は、スイッチ台座本体21の中心を通り、装着方向D1及び取り外し方向D2と平行な直線に対して、対称に配置される。
固定用金具30には、固定用金具装着軸25に対応して、その本体部31に一対の長孔部34が備えられる。
本実施の形態のスイッチ台座20は、固定用金具30を2箇所で支持する構造となる。このような構造とした場合であっても、上記第1の実施の形態のレンズ鏡胴1と同様にスイッチ台座20に固定でき、スイッチ台座20を固定枠10の内側に向けて付勢して、スイッチ台座20を固定枠10に固定できる。
固定用金具装着部23を構成する固定用金具装着軸25の数については、スイッチ台座本体21のサイズ等を考慮して設定することが好ましい。
また、固定用金具装着軸25を設ける位置については、スイッチ台座本体21の中心又は重心に対して対称に配置することが好ましい。特に、スイッチ台座本体21の中心又は重心を通り、装着方向及び取り外し方向と平行な直線に対して対称に配置することが好ましい。
[第3の実施の形態]
図14は、スイッチ台座の取り付け部の概略構成を示す図である。同図は、スイッチ台座20の取り付け部を固定枠10の内側から見た図である。なお、同図では、説明を簡単にするため、スイッチ台座20に組み付けられるスイッチ等の記載を省略している。図15は、図14の15-15断面図である。
同図に示すように、本実施の形態のスイッチ台座20には、スイッチ台座本体21に爪部28が一体的に備えられる。爪部28は、嵌め込み部22の一部に備えられる。爪部28は、固定枠10の開口部13の縁に係合して、スイッチ台座20を抜け止めする。
爪部28は、スイッチ台座本体21の中心を通り、装着方向D1及び取り外し方向D2と平行な直線L上に配置される。この直線L上には、固定用金具装着部23が備えられる。本実施の形態では、固定用金具装着部23が、1つの固定用金具装着軸25で構成される。
固定用金具装着軸25の先端には、固定部26として、2つのネジ27が備えられる。2つのネジ27は、直線Lに沿って配置される。各ネジ27の頭部27Cと固定用金具装着軸25の先端面との間にはスリット(凹部)26Aが形成される。このスリット26Aは、固定用金具30の係合部として機能する。
固定用金具30には、その本体部31に切欠き部33が備えられる。切欠き部33は、装着方向D1及び取り外し方向D2に沿って切り込まれたU字状の溝で構成される。切欠き部33は、ネジ27の軸部27Bの外径に対応した幅を有する。すなわち、切欠き部33は、ネジ27の軸部27Bが嵌合する幅を有する。
なお、本実施の形態では、固定用金具30が、スイッチ台座20に取り付けられることにより、スイッチ台座本体21の内面部の一部を覆う構造とされている。
以上のように構成される本実施の形態のスイッチ台座20は、次の手順で固定枠10に取り付けられる。
まず、固定枠10に備えられた開口部13にスイッチ台座20の嵌め込み部22を嵌め込む。この際、パッキン40を嵌め込み部22の外周に装着して嵌め込む。
開口部13に嵌め込み部22が嵌め込まれることにより、爪部28が開口部13の縁に係合する。これにより、スイッチ台座20が固定枠10の外周に仮止めされる。
次に、スイッチ台座20に対して、固定用金具30をセットする。すなわち、固定用金具30に備えられた切欠き部33の位置と固定用金具装着軸25の位置を合わせる。
次に、固定用金具30を装着方向D1にスライドさせ、装着位置に位置させる。この際、固定用金具30の本体部31を押して、バネ部32を撓ませながら、装着方向D1にスライドさせる。固定用金具30が、装着位置に位置すると、切欠き部33に2つのネジ27の軸部27Bが嵌合する。また、これと同時に、固定用金具30の本体部31が、各固定用金具装着軸25の先端に備えられたスリット26Aに差し込まれる。更に、固定用金具30のバネ部32を構成する一対の突出部32Aが、固定枠10の内周面に備えられた溝部14に嵌合する。この際、バネ部32は、撓んだ状態で溝部14に嵌合する。この結果、バネ部32に弾性復元力が作用する。この力は、各固定用金具装着軸25を固定枠10の内側に向けて引き込む力Fとして作用する。これにより、スイッチ台座20が固定枠10に固定される。
このように、スイッチ台座20に爪部28を備えることにより、1箇所で固定用金具30を支持する構造とすることができる。
なお、本実施の形態では、固定用金具30を1箇所で支持する構成としているが、爪部を設けた場合であっても、複数箇所で支持する構成とすることもできる。
なお、爪部を設ける位置については、装着方向D1の前方の辺とすることが好ましい。また、固定用金具装着軸を設ける位置については、爪部を設けた辺と反対側の辺の近傍に備えることが好ましい。
[その他の実施の形態]
[カバー部材の変形例]
上記実施の形態では、本発明をスイッチ台座の取り付けに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。この他、たとえば、他の部材の台座の取り付け(たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)表示パネルが組み付けられた台座の取り付けなど)、開口部を覆うカバー等の取り付け等にも適用できる。
なお、スイッチ台座の取り付けに適用する場合において、スイッチ台座に備えられるスイッチの種類、数等は、特に限定されない。たとえば、1つのボタン式のスイッチを設けてもよい。また、十字キー、シーソースイッチ等を設けてもよい。また、スイッチ以外の部材(たとえば、表示パネル等)が設けられていてもよい。
また、カバー部材が覆う開口部は、単一の開口(貫通孔)で構成されていればよく、その開口の形状については、特に限定されない。したがって、たとえば、開口部の形状は円形状であってもよい。
[凸部及び固定部の変形例]
上記実施の形態では、凸部である固定用金具装着軸25の形状を円柱形状としているが、凸部の形状は、特に限定されるものではない。開口部を通して、枠体の内側に突出できる形状であればよい。
また、凸部は、必ずしもカバー部材に一体成形されている必要はなく、別部材で構成してもよい。すなわち、カバー部材に別途組み付ける構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、凸部に備えられる固定部をネジで構成しているが、一体成形品として構成してもよい。樹脂により一体成形品として構成してもよいし、スリット等を加工して形成してもよい。
[バネ部材の変形例]
上記実施の形態では、バネ部材を板バネで構成された固定用金具30で構成しているが、バネ部材の構成は、これに限定されるものではない。スイッチ台座20(カバー部材)に備えられた固定用金具装着軸25(凸部)の固定部26と固定枠10(枠体)の内壁面部とに係合し、スイッチ台座20を固定枠10の内側に引き込む方向に付勢できる構成であればよい。
また、上記実施の形態では、固定部26に備えられたスリット26Aに板バネで構成された固定用金具30(バネ部材)を差し込むことにより、固定用金具30を固定用金具装着軸25に係合させる構成としているが、固定用金具30を固定部26に係合させる形態は、これに限定されるものではない。固定用金具30を固定用金具装着軸25に簡単に装着でき、かつ、容易に外れない形態であればよい。この点、上記実施の形態の構造は、固定用金具30を一方向にスライドさせてスリット26Aに差し込むだけなので簡単に装着できる。また、装着後は、容易に外れることがない。
バネ部の形態についても、特に限定されるものではない。固定枠10(枠体)の内壁面部に係合し、スイッチ台座20を固定枠10の内側に引き込む方向に付勢できる構成であればよい。
[固定用金具の抜け止めの変形例]
上記実施の形態では、固定用金具30(バネ部材)に備えられた一対の突出部32Aを固定枠10(枠体)の内周面(内壁面部)に備えられた環状の溝部14(バネ部材嵌合部)に嵌合させることにより、固定用金具30を抜け止め(ロック)する構造としているが、スイッチ台座20(カバー部材)に装着された固定用金具30の抜け止めの構造は、これに限定されるものではない。装着位置において、少なくとも固定用金具30の一部に係合し、取り外し方向への移動を規制できる構成であればよい。
[本発明の適用機器について]
上記実施の形態では、本発明をレンズ交換式カメラの交換レンズのレンズ鏡胴に適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。レンズ一体式カメラのレンズ鏡胴にも適用できる。また、カメラ以外の光学機器(たとえば、顕微鏡、双眼鏡、望遠鏡等)のレンズ鏡胴にも同様に適用できる。
また、本発明は、レンズ鏡胴以外にも適用できる。特に、装置の外装を構成する外装筐体の少なくとも一部に筒状の外装体を備えた機器(たとえば、四角い筒状の外装体を備えた電子機器等)については、本発明が有効に作用する。
1 レンズ鏡胴
2 マウント
3 フォーカスリング
4 ズームリング
5 絞りリング
10 固定枠
11 撮影距離範囲切り換えスイッチ
12 OISスイッチ
13 開口部
14 溝部
20 スイッチ台座
21 スイッチ台座本体
22 嵌め込み部
23 固定用金具装着部
24 フランジ部
25 固定用金具装着軸
25A 固定用金具装着軸の先端面
25B ネジ孔
26 固定部
26A スリット
27 ネジ
27A ネジのネジ部
27B ネジの軸部
27C ネジの頭部
28 爪部
30 固定用金具
31 固定用金具の本体部
32 固定用金具のバネ部
32A 突出部
33 切欠き部
34 長孔部
34A 大径部
34B 小径部
40 パッキン
D1 固定用金具の装着方向
D2 固定用金具の取り外し方向

Claims (15)

  1. 開口部を有する枠体と、
    前記開口部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材の内面側に備えられ、前記カバー部材で前記開口部を覆った場合に、前記開口部に嵌め込まれて前記カバー部材を前記枠体に対し位置決めする嵌め込み部と、
    前記カバー部材の内面側に備えられ、前記カバー部材で前記開口部を覆った場合に、前記開口部を通して前記枠体の内側に配置される固定部と、
    前記固定部及び前記枠体の内壁面部に係合し、前記カバー部材を前記枠体の内側に引き込む方向に付勢するバネ部材と、
    を備えたレンズ鏡胴。
  2. 前記開口部は、単一の開口で構成される、
    請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記バネ部材は、板バネで構成され、前記固定部に装着される本体部と、前記枠体の前記内壁面部に係合するバネ部と、を有する、
    請求項1又は2に記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記枠体は、前記内壁面部に前記バネ部材の前記バネ部の一部が嵌合するバネ部材嵌合部を有し、
    前記バネ部材は、前記バネ部の一部が前記バネ部材嵌合部に嵌合して抜け止めされる、
    請求項3に記載のレンズ鏡胴。
  5. 前記固定部は、前記バネ部材の前記本体部の一部が差し込まれるスリットを有し、
    前記バネ部材は、前記本体部の一部が前記スリットに差し込まれて、前記固定部に装着される、
    請求項3又は4に記載のレンズ鏡胴。
  6. 前記固定部は、柱状の凸部の先端に備えられ、かつ、前記凸部の突出方向と直交する方向に前記スリットを有し、
    前記バネ部材の前記本体部は、前記スリットに差し込まれる切欠き及び/又は長孔を有する、
    請求項5に記載のレンズ鏡胴。
  7. 前記カバー部材は、内面側に電子回路基板を有し、
    前記バネ部材は、前記本体部が前記固定部に係合して、前記カバー部材に取り付けられ、前記本体部で前記電子回路基板を覆う、
    請求項3から6のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  8. 前記カバー部材は、スイッチ部材を有する、
    請求項7に記載のレンズ鏡胴。
  9. 前記スイッチ部材が、スライドスイッチである、
    請求項8に記載のレンズ鏡胴。
  10. 前記枠体が、円筒形状を有する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  11. 前記枠体と前記カバー部材との間に装着されるパッキンを更に備えた、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  12. 前記固定部が、前記カバー部材の複数箇所に備えられる、
    請求項1から11のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  13. 前記固定部が、前記カバー部材の中心又は重心に対して対称に配置される、
    請求項12に記載のレンズ鏡胴。
  14. 前記カバー部材に備えられ、前記枠体の前記開口部の縁に係合する爪部を更に備えた、
    請求項1から11のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴。
  15. 開口部を有する筒状の外装体と、
    前記開口部を前記外装体の外側から覆うカバー部材と、
    前記カバー部材の内面側に備えられ、前記カバー部材で前記開口部を覆った場合に、前記開口部に嵌め込まれて前記カバー部材を前記外装体に対し位置決めする嵌め込み部と、
    前記カバー部材の内面側に備えられ、前記カバー部材で前記開口部を覆った場合に、前記開口部を通して前記外装体の内側に配置される固定部と、
    前記固定部及び前記外装体の内壁面部に係合し、前記カバー部材を前記外装体の内側に引き込む方向に付勢するバネ部材と、
    を備えた外装筐体。
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