JP7053672B2 - 殻付き卵を洗浄するための装置及び方法 - Google Patents

殻付き卵を洗浄するための装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7053672B2
JP7053672B2 JP2019561353A JP2019561353A JP7053672B2 JP 7053672 B2 JP7053672 B2 JP 7053672B2 JP 2019561353 A JP2019561353 A JP 2019561353A JP 2019561353 A JP2019561353 A JP 2019561353A JP 7053672 B2 JP7053672 B2 JP 7053672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
egg
spray
jet
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019561353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020506724A (ja
Inventor
イェン、ホルスト、ホルム
アクセル、モーテン、マースン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanovo Technology AS
Original Assignee
Sanovo Technology AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanovo Technology AS filed Critical Sanovo Technology AS
Publication of JP2020506724A publication Critical patent/JP2020506724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7053672B2 publication Critical patent/JP7053672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K43/00Testing, sorting or cleaning eggs ; Conveying devices ; Pick-up devices
    • A01K43/005Cleaning, washing of eggs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • B08B3/022Cleaning travelling work

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

本発明は、卵供給部と、卵出口と、卵コンベヤと、洗浄ユニットを含む洗浄領域と、を備える殻付き卵を洗浄するための装置において、前記卵コンベヤは、長手方向において前記卵供給部から前記卵出口まで延びるとともに、前記長手方向に対して垂直であって実質的に水平である横手方向を有し、前記長手方向及び前記横手方向(横断方向)はコンベヤ平面を規定し、卵の列を前記装置の前記長手方向において案内するための複数の卵経路が規定されており、前記洗浄ユニットは、複数の液体噴霧ノズルと、液体を前記液体噴霧ノズルに供給するための液体分配システムと、を備え、前記液体噴霧ノズルは、前記コンベヤの長手方向に延びる列に配置され、複数の当該列は、前記横手方向において互いに距離を置いて配置される装置に関する。更に、本発明は、i)卵を卵供給部を介して卵コンベヤに供給するステップであって、前記卵コンベヤは、長手方向において前記卵供給部から卵出口まで延びるとともに、前記長手方向に対して垂直であって実質的に水平である横手方向を有し、前記長手方向及び前記横手方向はコンベヤ平面を規定し、卵の列を前記装置の前記長手方向において案内するための複数の経路が規定される、ステップと、ii)前記卵を前記長手方向において搬送して洗浄ユニットを通過させるステップと、を備える殻付き卵を洗浄するための方法に関する。
この種の装置及び方法は、ユニットがコンベヤ上を搬送される卵の完全な洗浄を容易にするように回転する円筒形のブラシを含む米国特許第4,499,623号から公知である。洗浄溶液が、円筒形ブラシの上方に配置された液体噴霧ノズルによって供給される。また、円筒形ブラシの下流において、洗浄ユニットは、卵の上面並びに卵の側面を洗浄するための複数の波形の下端を含むフラットなブラシを含む。
WO95/00012は、同様の設計の機械を開示している。ここでは、円筒状ブラシは、コンベヤの長手方向及び横手方向の両方において移動して卵の汚れをより効率的にばらすように構成されている。液体噴霧ノズルがこの設計でも存在し、それらは、全ての卵が洗浄を受ける前に完全に濡れた状態にされることを保証している。ノズルは、円錐ジェットノズルであり、これは卵の洗浄において一般的である。
卵の洗浄を更に改善するために、US2004/0238017号は、洗浄すべき卵を鉛直方向に多段とされた複数のセクションを通過させて搬送するための複数のコンベヤを備える装置を開示している。複数のセクションは、卵の搬送時に洗浄液を分配するための液体噴霧ノズルと、特に卵の端部を洗浄するための円筒形ブラシ、フラットなブラシ、又は端部ブラシ当のブラシと、を備えている。長時間液体を受けることにより、ブラシは卵から汚れをより効率的に除去することができる。
しかしながら、従来技術の装置及び方法は、洗浄作業中に卵が予期せず割れる可能性があるというデメリットを有している。なぜならば、装置は、卵が有し得る様々なサイズ及び品質を相殺するように適合していないからである。コンベヤに対してブラシが固定された状態にあるため、大きな卵は強すぎる力を受ける可能性がある。これにより、特に卵の殻の質が低い場合、卵が割れてしまう。この文脈において、低品質の卵とは、殻に凹みやひび割れがある卵や、殻が平均的な殻の卵より薄い、又は割れやすいものである。一方、小さい卵は、十分に洗浄されない可能性がある。これは、ブラシが殻に適切に接触しないからである。
したがって、殻付き卵の大きさ、形状及び品質における天然の多様性により、全ての卵を十分に洗浄するということが依然として達成し難いままになっている。
したがって、本発明の目的は、殻付き卵を適切に且つ大量に洗浄することができるとともに、卵の大きさ、形状及び品質における天然の多様性に関連した問題を軽減する洗浄装置を提供することである。更なる目的は、卵の大きさ、形状及び品質に関係なく効率的に卵を洗浄することに関する問題を解決する方法を提供することである。
本発明の第1態様において、本発明の目的は、上述のような殻付き卵を洗浄する装置によって達成される。本装置において、
複数の第1液体噴霧ノズルが前記コンベヤ平面の上方に配置され、各第1液体噴霧ノズルは、液体を第1噴霧方向において第1噴霧標的軸に向かって噴霧するように構成され、前記第1噴霧標的軸は、前記コンベヤ平面において、前記第1液体噴霧ノズルから前記横手方向において第1距離を置いて位置し、これにより、前記第1噴霧方向は、鉛直方向及び前記コンベヤ平面の両方に対して傾斜しており、
複数の第2液体噴霧ノズルが前記コンベヤ平面の上方に配置され、各第2液体噴霧ノズルは、液体を第2方向において第2噴霧標的軸に向かって噴霧するように構成され、前記第2噴霧標的軸は、前記コンベヤ平面において、前記第2液体噴霧ノズルから前記横手方向において第2距離を置いて位置し、これにより、前記第2噴霧方向は、鉛直方向及び前記コンベヤ平面の両方に対して傾斜しており、
横手方向に沿って見た場合、前記第1噴霧方向は前記第2噴霧方向の反対を向き、
前記第1液体噴霧ノズルの列と第2液体噴霧ノズルの列は、前記横手方向において交互に配置され、
前記第1流体噴霧ノズルと前記第2液体噴霧ノズルの各列は、1つの卵経路の上方に配置されるとともに、別の卵経路に位置する離れた噴霧標的軸に液体を噴霧する。
作用において、卵は、第1液体噴霧ノズルの列と第2液体噴霧ノズルの列との間において、これらに対して平行に移動し、これにより、卵は液体噴霧ノズルを通過するたびに液体ジェットを受ける(液体ジェットにさらされる)。現在、各卵が、各列において4つの液体噴霧ノズルに対応して少なくとも8回液体ジェットを受けることが適切であると考えられている。第1及び第2液体噴霧ノズルの個数は同一であり得るが、これは必須ではない。
この種の卵洗浄装置を用いることで、卵は液体噴霧ノズルのみで洗浄可能となり、予期せず割れてしまう卵の個数を削減することができる。なぜならば、ノズルにより提供されるジェットの衝撃は、ブラシ等により提供される衝撃よりソフトであるからである。更に、ノズルは、卵の様々な大きさ、形状及び品質を補償することができる。なぜならば、ノズルから卵までの距離とは無関係に、ほぼ同一の圧力が各卵にかかるからである。このため、大きい卵が小さい卵より比較的強い力を受けることがなく、したがって、割れる及び/又は廃棄される卵の個数が少なくなる。
各ノズルの噴霧方向が鉛直方向及びコンベヤ平面に対して角度をなすように、すなわちコンベヤ平面に対して非垂直の角度で延びるようにノズルを配置することにより、噴霧ジェットは、卵の頂部だけでなく側面及び/又は端部にも当たる。また、ノズルの角度を付けた配置により、卵が様々な位置及び角度からジェットを受けることができ、これにより、卵を全周に亘って洗浄することが容易になる。
更なる利点は、本装置が、割れた卵の汚れや残滓が付きやすいブラシ等を使用せずに卵を十分に洗浄できることである。これは、本発明による装置に必要なメンテナンスが従来技術による装置より少ないということを意味する。
洗浄ユニットを通過して搬送される卵は、卵の両側に配置された第1及び第2液体噴霧ノズルの両方から液体ジェットを受けるため、洗浄中に卵に両端からの液体が当たる。
一実施形態において、液体噴霧ノズルの各列は、卵経路の鉛直方向上方に位置する液体分配パイプに配置される。これにより、構造的に単純で信頼性のある装置が得られる。また、液体分配パイプは、ノズルの支持体としても機能するため、ノズルの角度が卵の端部の洗浄に関して最適化される。
一実施形態において、第1噴霧標的軸及び第2噴霧標的軸の両方が長手方向に対して平行である。しかしながら、任意の列の液体噴霧ノズルが卵に異なる箇所で当たるように、第1噴霧標的軸及び第2噴霧標的軸の一方又は両方が長手方向に対して角度をなしてもよいということを理解されたい。また、単一列のノズルに対応する2つ以上の異なる噴霧標的軸を有することも可能であり、これにより、例えば1つ置きのノズルが1つの噴霧標的軸に向けて液体を噴霧し、残りのノズルが他の軸に向けて液体を噴霧する。或いは、噴霧標的軸は、コンベヤ平面より上の高さ及び/又はノズルからの距離が長手方向において単数又は複数の点にあるように不連続であることも可能である。
一実施形態において、隣接する列に配置されるとともに互いに向かって液体を噴霧する第1及び第2液体噴霧ノズルは、これらの列に対応する第1及び第2噴霧標的軸の両側に配置される。このような場合、第1噴霧標的軸は、第2噴霧標的軸と第2液体噴霧ノズルとの間に位置し得る。
しかしながら、第1及び第2噴霧標的軸が一致することにより第3の共通の噴霧標的軸を画定する装置を提供することも可能である。
殻付き卵の二次元における形状は典型的には楕円形であり、短軸d及び長軸dによって定義される。短軸は卵の2つの側面の間で延び、長軸に対して垂直である。より長い長軸は卵の尖った端部と卵の丸い端部との間で延び、卵の対称軸を構成する。これに関連して、短軸を卵の高さと称し、長軸を卵の長さと称する。通常、卵は洗浄中横になる。しかしながら、本発明はこのような実施形態に限定されないことを理解されたい。鶏卵について、短軸は典型的には30乃至50mmであり、長軸は典型的には40乃至70mmの範囲にある。
本発明を鶏卵の洗浄に関して説明するが、本発明はこのような特定の用途に限定されないことを理解しなければならない。本発明は、卵の予備洗浄をするため、及び例えばアヒルの卵やウズラの卵等の他の種類の卵を洗浄するためにも使用され得る。
本発明の一実施形態において、各ノズルは、卵の最大高さより高い位置でコンベヤ平面の上方に配置されているが、同じ列に配置されている全てのノズルを同じ高さにする必要はないことを理解されたい。
一実施形態において、第1噴霧方向と鉛直方向との間の角度は、10乃至80度、好適には20乃至60度、より好適には30乃至50度である。この角度を調節することにより、卵の噴霧を受ける範囲が改善され得る、又は卵における特定のポイントを標的とすることができる。
同様に、第2噴霧方向と鉛直方向との間の角度は、て10乃至80度、好適には20乃至60度、より好適には30乃至50度である。
第1及び第2噴霧方向の角度は同一である必要がないことに留意されたい。例えば、卵が、その長軸が長手方向に対して垂直に、且つ丸い端部が一方向を向き尖った端部が他方向を向くように常にコンベヤに配置される場合、第1及び第2液体噴霧ノズルの最適な噴霧方向は異なるであろう。しかしながら、噴霧方向の角度が異なることは、卵の向きがよりランダムである場合にも有利であり、例えば、殻からの汚れを特定の方向に向けることに寄与し得る。
少なくとも一方のノズルが長手方向に対して垂直でない噴霧方向を有するように、すなわち、卵の進行方向から見たときに液体が卵に前後のいずれかから当たるように、第1及び第2液体噴霧ノズルの噴霧方向を調整することで、卵の洗浄は潜在的に更に改善され得る。
卵の洗浄を最適化するためには、ノズルの噴霧方向だけでなく、洗浄ユニットにおいて第1及び第2ノズルがどのように配置されているかも重要である。したがって、本発明の一実施形態において、同一の卵に向かって液体を噴霧する第1及び第2液体噴霧ノズルは、コンベヤの長手方向において互いに対して離間している。第1液体噴霧ノズルと第2液体噴霧ノズルとが互いに離間していることの利点は、両側から供給される2つの液体ジェットが衝突しないことである。これにより、ジェットのより効果的な使用が可能となる。更に、卵がノズルを次々に通過する際、液体を受ける時間が長くなり得る。
一実施形態において、第1及び第2液体噴霧ノズルの間のコンベヤの長手方向における距離は、少なくとも20mmである。
第1液体噴霧ノズルは第1セットの横列に配置され得るとともに、第2液体噴霧ノズルは第2セットの横列に配置され得る。第1及び第2液体噴霧ノズルの横列は、コンベヤの長手方向において交互に配置される。また、第1液体噴霧ノズル又は第2液体噴霧ノズルの2つの連続した横列を有することも可能である。
本発明の一実施形態において、前記液体噴霧ノズルのうちの少なくともいくつかは、液体を、フラットな形状又は円錐形状のジェットで噴霧するように構成されたフラットファンノズル及び/又は円錐ノズルであり、前記ジェットの中心は前記液体噴霧方向を規定し、前記ジェットは少なくとも第1ジェット画定方向及び第2ジェット画定方向により画定され、前記第1ジェット画定方向は、第1端点において前記コンベヤ平面と交差し、前記第2ジェット画定方向は、第2端点において前記コンベヤ平面と交差し、前記第1端点と前記第2端点とは互いに離間している。換言すれば、第1及び第2ジェット画定方向は非平行であり、液体ジェットは、ノズルから離間するに従ってジェットの幅が大きくなるように拡散する。
フラットファン又は円錐ジェットノズルを使用する利点は、卵に当たるジェットが、卵から汚れを除去するだけでなく、卵が液体ジェットを受けてこれに接触している時間が長くなる可能性もあることである。フラットファンジェットは、汚れを所定方向に卵の殻から強制的に「こすり落とす」又は「剥離させる」効果を誘発する能力を更に有する。一方、円錐形又は単一点ジェットは、典型的には、汚れを多数の異なる方向に広げてしまう。したがって、現在のところ、フラットファンジェットノズルが好ましい。
端点は、実際のコンベヤ上に位置する必要はないことに留意されたい。これは、特にコンベヤの縁部付近に配置された液体噴霧ノズルに関連し得る。更に、ファンは、連続ファンであっても、ファン平面内に並んで配置された2つ以上の線形又はファン形状のジェットから構成されてもよいことに留意されたい。
一実施形態において、ファンジェットの2つの端点は、横手方向に沿って見たときに、ノズルから異なる距離に位置し、長手方向において互いに離間している。このようにして、ファンジェットは、コンベヤ平面及び卵の進行方向の両方に対して角度をなす。これは、上述のこすり落とす又は剥離させる効果に潜在的に寄与し得る。
前記第1ジェット画定方向と前記第2ジェット画定方向との間の噴霧角度は、好適には10乃至120度、より好適には20乃至100度、より更に好適には30乃至80度である。
卵の洗浄は、大気圧と比較して高圧で液体を提供することによって更に改善され得る。したがって、本発明の一実施形態において、前記液体噴霧ノズルの噴霧圧力は、大気圧より0乃至4バール、好適には0乃至2.5バール高い。しかしながら、全ての液体噴霧ノズルが同一の圧力で作動する必要はないことに留意されたい。
本発明による液体噴霧ノズルから供給されるジェットは、連続ジェットとして、又は非連続ジェットとして提供され得る。しかしながら、1バールより高い圧力の場合、卵の殻に作用する高い動的力を回避するように、液体噴霧ノズルからのジェットは連続的であることが好適である。
第1及び/又は第2ノズルの噴霧圧力を調整可能とすることは、低品質の卵が、高品質の卵や通常の卵に使用される噴霧圧力より低い噴霧圧力で適切な液体ジェットを受け得るという点で利点を有する。
当業者は、数回の実験で卵の品質に応じて噴霧圧を調整することができるであろう。
当業者は、周波数変換器及び/又は弁等の、噴霧圧力を制御するための適切な装置を利用することができる。
装置が多数の液体噴霧ノズルを含む場合、最適な洗浄を実現するように、液圧、噴霧方向の角度、ノズルの種類、ノズル間の相互距離、卵の各列に対する噴霧標的軸の個数等は装置の長さに沿って変更され得る。これにより、例えば、洗浄ユニットの第1セクションが卵の殻から汚れをばらすように構成することができるとともに、第2セクションが殻から汚れを洗い流すように構成することができる。
好適には、卵コンベヤは、輸送中に卵を割ることなく装置の長手方向に卵を案内するための所定の経路(卵経路とも称する)を提供する。本発明による適切な卵コンベヤは、コンベヤの長手方向及び横手方向における卵間の相互距離を制御するための手段を更に有し得る。
一実施形態において、コンベヤはローラコンベヤであり、卵はコンベヤの横手方向に延びるシャフトに取り付けられたローラの回転運動によって搬送される。シャフト同士は、卵が2つの連続するローラの間に落下し得ないことを確実にする長さだけコンベヤの長手方向に離間している。典型的には、洗浄される卵は、卵の長軸がコンベヤの横手方向と平行になるように、すなわちシャフト及びローラと平行になるようにコンベヤ上に配置される。
卵の搬送に回転運動を利用する利点は、回転運動が卵をコンベヤの長手方向に駆動するだけでなく、搬送中に卵を典型的にはそれらの長軸を中心として回転させることである。搬送中のこのような回転により、卵の全周が液体ジェットにより接近しやすくなる。したがって、ブラシ等の追加の洗浄手段を追加することなく、洗浄程度が更に向上され得る。
卵コンベヤがローラコンベヤである場合、ローラコンベヤの長手方向における2つの連続するシャフト間の空間は、他の卵との偶発的な衝突を防止するとともに、コンベヤの長手方向において個々の卵間に良好な距離を保つ卵ホルダとして機能する。他の種類のコンベヤを使用する場合、コンベヤの支持面から突出するピン、フランジ又はブラシを卵ホルダとして使用することができる。長手方向に連続した卵ホルダは一体となって卵経路を形成する。
更なる実施形態において、シャフトに装着されたローラは保持セクションと支持セクションとを有し、保持セクションの直径は支持セクションの直径より大きい。コンベヤに搬送されると、卵は重力の影響を受けてローラの支持セクションに配置され、保持セクションは卵がコンベヤの横手方向に移動することを防止する。このようにして、各卵がコンベヤの長手方向に所定の経路を進むように、複数の卵をコンベヤの横手方向において、卵間に所定の距離を置いて位置決めすることができる。したがって、この特定の実施形態において、卵ホルダは、コンベヤの長手方向における2つの連続するシャフト間の距離によって、及びコンベヤの横手方向における保持セクションによって規定される。
好適には、横手方向の卵ホルダの個数は、ノズルの各横列内の第1及び第2液体噴霧ノズルの個数に対応させるべきであるが、異なる配置も可能である。
使用される液体は、卵を洗浄する能力を目的として選択されるが、同様に取り扱いが安全で経済的でなくてはならない。一実施形態において、液体は水である。特定の実施形態において、液体は水と洗浄剤とを含む洗浄溶液である。洗浄剤は、卵の洗浄を改善する能力を有するべきであるが、例えば洗浄溶液のリサイクルを容易にするように、pH及び粘度等の溶液の性質を調整するためにも使用され得る。一実施形態において、液体は、液体に抗菌性を付与するように、強いアルカリ性溶液、すなわちおよそ10乃至12のpHであり得る。
適切な洗浄剤は、例えば塩素(次亜塩素酸ナトリウム)、炭酸ナトリウム又は過酸化水素等の、卵の洗浄に使用することが食品業界で承認されている洗浄剤である。
泡の形成が、洗浄剤の使用にしばしば関連する。したがって、一実施形態において、消泡剤が洗浄液に存在してもよい。適切な消泡剤は、シリコーンをベースとした消泡剤であり得る。
液体分配システムは、異なる液体を異なるノズルに提供するように構成され得ることに留意されたい。一例として、卵供給部に近いノズルには比較的高濃度の洗浄剤を含む液体が供給され得るとともに、卵出口に近いノズルには清浄水が供給され得る。
一実施形態において、装置は、噴霧液の使用量を最小限にするリサイクルシステムを備え得る。当業者は適切なリサイクルシステムを利用することができる。多くの場合、リサイクルシステムは、十分に高い純度の液体を得るように、汚れや殻の破片及び卵の残滓を除去するための複数のフィルタを備える。適切なフィルタは、回転フィルタ又はインラインフィルタから選択され得るが、これらに限定されない。液体中の卵の残滓の存在に関連する泡の形成を減少させるように、リサイクルシステム内の液体に消泡剤を添加することも可能である。
本発明の更なる態様において、
i)卵を卵供給部を介して卵コンベヤに供給するステップであって、前記卵コンベヤは、長手方向において前記卵供給部から卵出口まで延びるとともに、前記長手方向に対して垂直であって実質的に水平である横手方向を有し、前記長手方向及び前記横手方向はコンベヤ平面を規定し、卵の列を前記装置の前記長手方向において案内するための複数の経路が規定される、ステップと、
ii)前記卵を前記長手方向において搬送して洗浄ユニットを通過させるステップと、
を備える殻付き卵を洗浄するための方法であって、
前記ステップii)は、
a)前記洗浄ユニット内の前記卵を、前記コンベヤ平面に対して非垂直の角度で延びる第1噴霧方向において液体を噴霧する少なくとも1つの第1液体噴霧ノズルからの液体ジェットにさらすステップと、
b)前記洗浄ユニット内の前記卵を、前記コンベヤ平面に対して非垂直の角度で延びる第2噴霧方向において液体を噴霧する少なくとも1つの第2液体噴霧ノズルからの液体ジェットにさらすステップと、
を含み、
各液体噴霧ノズルは、1つの卵経路の上方に配置されるとともに、他の卵経路上の卵に向かって液体を噴霧し、
前記ステップa)とb)は繰り返される、方法が提供される。
上述の装置から理解されるように、ステップa)及びb)の繰り返しは、通常、長手方向に延びる各列に配置された複数の異なる第1液体噴霧ノズル及び複数の異なる第2液体噴霧ノズルに卵を通過させることを含む。しかしながら、卵を同一の液体噴霧ノズルに2回以上通過させることは排除されない。
好適には、第1及び/又は第2液体噴霧ノズルの少なくとも一方は、横手方向において卵から距離を置いて配置される。なぜならば、このようにすれば、液体が卵の片方又は両方の端部に直接噴霧され得るからである。
このような方法を提供することにより、殻付き卵は、所定の経路に沿って洗浄ステーションを通過する間に、一連の液体ジェットを受けることになる。この方法の結果、卵はより効果的に洗浄されるであろう。特に、卵の端部が従来技術の方法と比較して容易に洗浄される。
一実施形態において、卵は、第1及び第2液体噴霧ノズルからの液体ジェットを少なくとも8回受け、合計で16回受ける。卵がステップa)及びb)を受ける回数は等しくなくてもよい。卵がステップa)及びb)を受ける回数が増加すれば、きれいな卵を得るのに有利である。
本方法の経済性を向上させるために、各液体噴霧ノズルは、可能な限り最も効果的な方法で液体ジェットを供給するように配置されなければならない。また、装置の長さは、省スペースのためにできるだけ短いことが望ましい。この問題を解決する1つの解決策は、コンベヤの長手方向及び横手方向における各卵間の距離が最適化されるように制御された方法で卵をコンベヤに配置することである。これは、例えば上記の装置を参照して説明したように、卵間の距離が良好に規定されるように、卵を複数の卵ホルダに配置することで達成することができる。
好適には、コンベヤの長手方向において連続する2つの卵間の距離は、少なくとも5cmの卵間の中心距離に対応する少なくとも1cmであり、コンベヤの横手方向において隣接する2つの卵間の距離は、好適には少なくとも0.5cmである。
本発明の実行可能性を更に向上させるために、鉛直平面に対する第1及び/又は第2噴霧方向の下向きの角度は、10乃至80度、好適には20乃至60度、より好適には30乃至50度であることが有利である。
液体ジェットの形状は、洗浄性能に影響を与え得る。したがって、好適な実施形態において、液体噴霧ノズルは、フラットファンジェットノズルである。
フラットファンジェットノズルの使用により、汚れを除去するのに非常に効果的であることが明らかな液体ジェットを卵に供給することができる。また、液体ジェットの噴霧角度を調節することができる。フラットファンジェットノズルの噴霧角度は、10乃至120度、好適には20乃至100度、より好適には30乃至80度である。この範囲の噴霧角度の利点は、各ジェットが卵に当たっている時間を、線形ジェットを利用する場合と比較して長くできることである。ジェットが卵に当たっている時間を長くすることによって、各液体噴霧ノズルの洗浄性能が向上し得る。更に、ジェットのファン(扇)形状により、卵の殻から跳ね返る雫でジェットが乱される恐れが小さくなる。
いくつかの実施形態において、長手方向に連続する2つの卵間の距離、及びフラットファンジェットノズルの噴霧角度は、第1及び第2噴霧ノズルの液体ジェットが少なくとも2つの連続した卵に当たるようにして互いに対して調整され得る。したがって、各液体噴霧ノズルの有効性を更に高めることができる。
当業者は、数回の実験で最適な噴霧角度を決定できるであろう。
液体噴霧ノズルという用語は、液体を噴霧するのに適した任意のノズルとして理解されるべきであることに留意されたい。本明細書での噴霧ノズル又は単にノズルについての言及は、特に断らない限り、液体噴霧ノズルについての言及として理解されるべきである。
同様に、液体という用語は、水、水をベースとした溶液、又は上述したような適切な洗浄剤を含む分散液等の全ての液体を含むその最も広い意味として理解されるべきである。
特記しない限り、各特定の実施形態及び特徴の変形は、本発明の各態様に等しく適用される。これは、例えば、装置に関して説明した液体噴霧ノズルの特定の配向やコンベヤの朱里も本方法に適用されることを意味する。
以下で、本発明を図面を参照してより具体的に詳細に説明する。
本発明による装置の斜視図。 本発明による作業中の装置の洗浄ユニットの実施形態の一部の正面図。 図2の装置の一部の上面図であって、1つの液体分配パイプを除いた図。 図3に対応する図であって、装置のより大きい部分を示すとともにいくつかの液体分配パイプを透明とした図。 本発明による装置のフラットファン噴霧ノズルの位置を、仮想平面、噴霧目標軸、噴霧方向及びジェット画定方向とともに示す概略図。
最初に図1を参照すると、本発明による装置1は、卵供給部2と、卵出口3と、卵コンベヤ4と、洗浄ユニット6を含む洗浄領域と、を備える。卵コンベヤ4は、長手方向Lにおいて卵供給部2から卵出口3まで延びるとともに、長手方向に対して垂直な横手方向Tを有する。前記長手方向及び横手方向はコンベヤ平面を規定し、横手方向は実質的に水平である。
洗浄ユニット6は、内部に液体分配システムが配置されたハウジング7を備える。液体分配システムは、長手方向に延びる液体分配パイプ8を有する。図1に示す実施形態において、以下で詳述するように、18本の液体分配パイプ8が設けられて、卵用の所定通路の上方を延びている。作用において、閉鎖したハウジングを提供するように、(図示しない)カバーが、液体分配パイプ上に設けられ得る。
詳しくは後述するが、各液体分配パイプに多数の第1及び第2液体噴霧ノズルが設けられている。各パイプに設けられるノズルの個数は変わり得る。この特定の実施形態における装置は、4.5mの長さを有するとともに、合計で756個の液体噴霧ノズルを備えている。
液体分配システムは、十分な量の液体をノズルに供給するのに適した任意の形状及び大きさを有し得る。全ての液体噴霧ノズルに、洗浄ユニットの全幅及び全長に亘って延びる1つの液体分配システムを介して液体が供給され得る。しかし、例えば洗浄を容易にし、且つ液体分配システム内での細菌の増殖を防ぐように、2つ以上の別個のシステムを使用することも可能である。
図1のコンベヤ4は、それぞれが横手方向に延びる複数のシャフト(図示せず)を備えるローラコンベヤである。長手方向軸に沿って直径が変化するローラ5が、当業者には周知の方法で、シャフトに回転可能に装着されて、卵ホルダを提供するとともに卵を長手方向に駆動する。本実施形態において、コンベヤ4は、コンベヤ4の横手方向に18個の卵からなる列(横列)において卵を搬送するようになっているが、コンベヤ4がコンベヤの横手方向において保持し得る卵の個数はこれより多くても少なくてもよい。
リサイクルシステム10が、洗浄ユニット6に接続されており、洗浄ユニット内で卵を洗浄するのに使用した液体をリサイクルすることが意図されている。リサイクルシステムと洗浄ユニットとが液体連通している(図1に図示せず)ことにより、使用済みの液体がリサイクルシステムに搬送される。リサイクルシステムは、洗浄ユニットからの使用済みの洗浄液体を浄化するように構成されたローラフィルタ12を備える。更に、リサイクルシステム10は、液体を更に浄化する、すなわち汚染物質、汚れ及び残滓を除去するように構成されたインラインフィルタを備え得る。浄化された液体は、接続パイプ11を介して搬送されて液体分配パイプ8に戻される。更にまた、液体分配システムは、リサイクルされていない新らしい液体を装置に供給する液体源と液体連通している(図示せず)。
図2乃至4を参照すると、殻付き卵を洗浄するための装置101の実施形態の各部が示されている。図1を参照して説明した機能と同じ機能を有する特徴には、100を加えた同じ参照符号が付されている。
図2において、装置1を正面図で示す。観察者は、卵126の搬送方向でもあるコンベヤ104の長手方向Lを見ている。複数の卵126が、それらの長軸dがコンベヤ104の横手方向Tにおいて延びた状態で並んで配置されている。図示の各卵は、洗浄ユニット内に長手方向に延びる列の卵を表している。
コンベヤは、一連のローラ105を備えるが、図2ではそのうちの1つのみを示す。各ローラは、支持セクション152と保持セクション151とを備える。卵126は、支持セクション152に載置されるとともに、保持セクション151によってコンベヤ104の横手方向に移動することが規制されている。図3に示すローラ105同士の距離により、各卵の下方を向く面は、支持セクション152の上面の幾分下方に位置する。卵は当業者に周知の態様で、2つの隣接するローラ105の2つの支持セクションによって支持される。隣接するローラの支持セクション152は、長手方向Lにおいて互いに連続して配置されることにより、これらは一体となって、ローラの回転時に卵が長手方向に前進することを可能にする卵経路を形成する。
卵126の各列の上方に、コンベヤ104の長手方向に延びる液体分配パイプ108が配置される。各液体分配パイプ108は、第1及び第2液体噴霧ノズル129、130を有して示されている。各液体噴霧ノズルは、液体分配パイプの長さに沿って配置された第1及び第2液体噴霧ノズルの列を表している。すなわち、液体噴霧ノズルの各列は1つの卵経路の上方に配置されるとともに、以下に図3及び4を参照して説明するように、別の卵経路に位置する離れた噴霧標的軸に向かって液体を噴霧する。
液体噴霧ノズルは、コンベヤ平面から距離dだけ離間している。これにより、液体が、洗浄すべき卵126に下向きの角度で当たる。本実施形態において、各ノズルは、卵の最大高さ、すなわち短軸dよりもコンベヤ平面の上方に配置されるため、以下に詳述するように、ノズルにより供給される液体ジェットが、卵126の端部及び側面の両方に当たることが可能になる。
本実施形態において、液体噴霧ノズル120、130は、フラットファンジェットノズル(フラットなファン(扇形)のジェットを噴霧するノズル)である。各フラットファンジェットノズル129、130は、噴霧方向135、136を有する。噴霧方向135、136は、各ノズル平面127、128に位置する各ノズル開口111、112から、各第1及び第2噴霧標的軸124、125に向かって延び、隣接する液体分配パイプ108の下方に位置する卵126に接するものである。
本実施形態において、第1ノズル平面127は、第1噴霧標的軸124から横手方向(横断方向)において距離dだけ離間している。また、第2ノズル平面128は、第1噴霧標的軸125から横手方向において距離dだけ離間している。図示のように、第1標的軸124は、第2標的軸125と第2ノズル平面128との間に配置されている。これにより、2つの液体噴霧ノズルによって供給されるのジェットの両方が、上を向く卵126の側面全体を実質的に覆うことが可能になる。また、図3及び4に示すように、ノズル間の長手方向における距離により、ジェット同士は衝突しない。
1つの第1標的軸124及び1つの第2標的軸125のみが示されているが、ノズルの各列について標的軸が存在し得ること、標的軸124、125が一致し得ること、又は装置の他のセクションに別の標的軸が存在し得ることを理解されたい。
更に、図2は、第1及び第2開口111、112から供給された液体ジェットがどのように拡散してファン(扇形)を形成するかを示す。このようにしてノズル129、130により供給されるフラットなファンジェットは、本実施形態において、およそ30度の噴霧角度Cを有するが、この角度は10乃至120度であればよい。更に、図3に示すように、卵が液体を受ける(液体にさらされる)時間を長くすることを目的として、各フラットファンジェットが横手方向に対して角度をなす平面内に配向されるように、ノズルが配置される。こうして、各ノズルの効率が向上する。噴霧角度、及び液体ジェットの配向を、各フラットファンジェットノズルに対して独立して選択され得ることが想定される。
噴霧方向135、136と鉛直方向との間の角度をAとする。角度Aは、本実施形態において、45度であるが、10度乃至80度の任意の角度であればよい。すなわち、ノズルは、各ノズルの噴霧方向が鉛直方向及びコンベヤ平面の両方に対して角度をなすように配置すべきである。換言すれば、噴霧方向は、コンベヤ平面に対して非垂直の角度で延びる必要がある。
特に、卵がその尖った端部が常に同じ方向を向くように配置されている場合、角度Aは、第1及び第2ノズルで異なり得ることが想定される。同一列の第1又は第2液体噴霧ノズルが異なる角度Aを有してもよい。これにより、例えば、卵が新しい液体噴霧ノズルからの液体ジェットを受ける度に、当該角度は大きくなったり小さくなったりする。これは、例えば、図2の1つおきの第1液体噴霧ノズル129が、第1噴霧標的軸124ではなく第2噴霧標的軸125と一致する軸に向かって液体を噴霧するようにすることで達成され得る。
更に、図3は、本実施形態における第1液体噴霧ノズル129及び第2液体噴霧ノズル130が、コンベヤ104の横手方向においてどのように整列して各横列c、cを形成するかを示す。これらの横列c、cは、長手方向Lに対して距離dだけ互いに離間している。第1ノズル129は、全て同じ側、すなわち本実施形態では左側に噴霧方向を有するように構成され、第2ノズル130は右側に液体を噴霧するように構成されている。第1液体噴霧ノズル129のこのような配置は、液体ジェットの衝突が防止されるため有利である。コンベヤ104の長手方向に移動する卵126は、まず卵の右側からの液体ジェットを受け、次に卵の左側からの液体ジェットを受け、そして再び右側からの液体ジェットを受ける。これは、卵の殻から汚れをばらす「こすり落とし」効果に寄与し得る。
コンベヤ104は、図2に示すよりも多くの卵ホルダを備え得る。各液体分配パイプ108に設けられる第1及び第2液体噴霧ノズル129、130の個数は、図3及び4に示すより多くてもよい。更に、液体分配パイプの個数は、コンベア上の卵ホルダの個数とは独立して選択され得る。また、液体分配パイプに対するノズルの配置は、図面に示すものと異なっていてもよい。一例として、単一の液体分配パイプが、異なる噴霧標的軸に対して液体を噴霧する3列以上の液体噴霧ノズルを備えてもよい。
図3に示すように、水平平面に対するフラットファンジェットの角度投影Bは、およそ50度である。
図4において、液体噴霧ノズル129、130がどのように洗浄ユニット101において配置されているかをより良く示すように、7つの液体分配パイプ108のうちの3つが透明とされている。
コンベヤ104の上方に配置された液体分配パイプ108は、それぞれ複数の第1及び第2液体噴霧ノズル129、130を有している。図4において、各液体分配パイプ108に3つの第1液体噴霧ノズル129及び2つの第2液体噴霧ノズル130のみが示されているが、通常、噴霧ノズル129、130の個数はより多いことを理解されたい。更に、第1及び第2ノズルは図示のように交互である必要はなく、各卵は同一の全体的噴霧方向を有する複数のノズルを次々に通過し得ることが理解されなければならない。
作用において、洗浄される卵は、卵供給部102から卵出口(図示せず)に延びるローラコンベヤ104上を搬送される。搬送方向は、コンベヤの長手方向Lである。卵は、卵供給部から卵出口までの搬送中に、洗浄ユニット内においてコンベヤ上の所定の経路に沿って搬送される。洗浄ユニットにおいて、各卵は、コンベヤの上方に配置された噴霧方向を有する少なくとも1つの第1液体噴霧ノズル129からの少なくとも1つの第1液体ジェットを受ける。噴霧方向は、卵に向かって下方に、10‐80度、好適には20‐60度、より好適には30‐50度の角度をなす(例えば、角度A)。卵が洗浄ユニット内を更に搬送されるにしたがって、各卵は、コンベヤの上方に配置されて噴霧方向を有する少なくとも1つの第2液体噴霧ノズル130からの少なくとも1つの第2液体ジェットを受ける。噴霧方向は、卵に向かって下方に、10‐80度、好適には20‐60度、より好適には30‐50度傾斜している(例えば、角度A)。第1液体噴霧ノズル129が卵の一端部に実質的に向けられ、第2液体噴霧ノズル130が卵の他端部に実質的に向けられて卵を洗浄するように、液体噴霧ノズルは配置される。換言すれば、第1及び第2ノズル平面は、卵の各列を搬送して洗浄ユニットを通過させる所定の経路の両側に配置されている。
卵が高品質の卵である場合、液体噴霧圧力を大気圧より2.5バールほど高く調整することが有利であり得る。しかしながら、卵が壊れやすい殻又は小さい隆起を有する場合(これは低品質の卵に典型的である)、ジェットの液体噴霧圧力を大気圧より0.5高く調整することが好適かもしれない。
フラットファン液体ジェットの幾何学的形状の更なる例を図5に示す。ここでは、液体が、第1液体噴霧ノズル229から噴霧されている。図2‐4を参照して説明した機能と同じ機能を有する特徴には、100を加えた同じ参照符号が付されている。
前述の実施形態と同様に、フラットファンジェットノズル229は、長手方向Lに対して平行でコンベヤ平面222に対して垂直なノズル平面227に配置されている。フラットファンジェットノズル229の開口は、コンベヤ平面222から距離dだけ離間している。距離dは卵の短軸より大きいので、ノズル229の開口は卵226の頂部の上方に配置されている。
ノズル229は、噴霧標的軸224上の点233に向かう噴霧方向235を有する。前記噴霧標的軸224とノズル平面227とは、横手方向Tにおいて距離dだけ離間しているため、噴霧標的軸224に沿って移動する卵226は、図2‐4を参照して説明したのと同じ態様で、卵に向かって下方の角度を有するジェットを受けるであろう。
フラットファンジェットノズル229は、ここではおよそ40度である噴霧角度Cを規定する第1及び第2ジェット画定方向237、238によって画定されるフラットなファンジェットを提供している。このようにして、コンベヤ上を移動する卵226に対して噴霧されたフラットなファンジェットは、第1端点239a及び第2端点239bにおいて、すなわち、ジェット画定方向237、238とコンベヤ平面222との2つの交差点において、コンベヤ平面222と交差する。
第1及び第2端点239a、239bからノズル平面227までの最短距離は、それぞれd及びdで示される。図5において、図2‐4の実施形態と同様に、d及びdは等しくなく、第1端点は第2端点から長手方向において距離dだけ離間している。これにより、フラットなファンジェットは、長手方向L及び横手方向Tの両方に対して斜めになっている。
第1開口229から吐出される液体ジェットの全体方向、すなわちファンの中心軸を、ノズルの噴霧方向と称する。第1液体噴霧ノズルが円錐形状のジェットを提供するように構成されている場合、第1噴霧方向235は円錐の対称軸となり、図5に破線で描かれた楕円240によって示されるように、2つの端点は、円錐が長手方向において最長相互距離を有するコンベヤ平面と交差する点として規定される。
上述の実施形態に追加して、コンベヤが複数のセクションを備え、コンベヤのこれらのセクションが鉛直方向に多段とされ得ることも想定される。
更に、単数又は複数の第3液体噴霧ノズルが洗浄ユニットに存在することも想定される。このような第3液体噴霧ノズルは、卵の列の真上に配置され得るとともに、第1及び第2液体噴霧ノズルとは異なり得る。例えば、第1及び第2液体噴霧ノズルがフラットファンノズルである場合、第3液体噴霧ノズルは、円錐噴霧ノズルであり得る。
本発明が予備洗浄機として使用される場合、本発明をブラシを備えるより伝統的な洗浄ユニットと組み合わせ得ることが想定される。このような洗浄ユニットは、予備洗浄機の下流に配置される。
洗浄ユニットの卵供給部への供給前に、卵が予備洗浄ステーション等の適切なステーションで予備洗浄を受けていることが想定される。
卵に供給される液体ジェットは、ノズル開口部の形状に応じて種々の形状を有し得るとともに、それらの形状は各ノズルについて独立して選択され得ることが想定される。
卵を横列に分割してコンベヤ上の個々の位置に編成することを目的として、卵がアキュムレータによってコンベヤ上に配置され得ることが想定される。
本発明は、図面及び上述の説明に開示されている好適な実施形態を含む。本発明が種々の要素に対する複数の配列や配置を含むことが明瞭である。しかしながら、これは、本は発明の範囲を限定することを意図するものではない。

Claims (15)

  1. 卵供給部(2;102)と、卵出口(3;103)と、卵コンベヤ(4;104)と、洗浄ユニット(6)を含む洗浄領域と、を備える殻付き卵(126;226)を洗浄するための装置において、
    前記卵コンベヤ(4;104)は、長手方向において前記卵供給部(2;102)から前記卵出口(3)まで延びるとともに、前記長手方向(L)に対して垂直であって実質的に水平である横手方向(T)を有し、前記長手方向及び前記横手方向はコンベヤ平面(222)を規定し、卵の列を前記装置の前記長手方向において案内するための複数の卵経路が規定されており、
    前記洗浄ユニット(6)は、複数の液体噴霧ノズル(129、130;229)と、液体を前記液体噴霧ノズルに供給するための液体分配システム(8;108)と、を備え、 前記液体噴霧ノズルは、前記コンベヤの前記長手方向に延びる列に配置され、複数の当該列は、前記横手方向において互いに距離を置いて配置されており、
    複数の第1液体噴霧ノズル(129;229)が前記コンベヤ平面(222)の上方に配置され、各第1液体噴霧ノズルは、液体を第1噴霧方向(135;235)において第1噴霧標的軸(124;224)に向かって噴霧するように構成され、前記第1噴霧標的軸は、前記コンベヤ平面において、前記第1液体噴霧ノズルから前記横手方向(T)において第1距離(d4)を置いて位置し、これにより、前記第1噴霧方向は、鉛直方向及び前記コンベヤ平面の両方に対して傾斜しており、
    複数の第2液体噴霧ノズルが前記コンベヤ平面の上方に配置され、各第2液体噴霧ノズルは、液体を第2噴霧方向(136)において第2噴霧標的軸(125)に向かって噴霧するように構成され、前記第2噴霧標的軸は、前記コンベヤ平面において、前記第2液体噴霧ノズルから前記横手方向において第2距離を置いて位置し、これにより、前記第2噴霧方向は、鉛直方向及び前記コンベヤ平面の両方に対して傾斜しており、
    前記横手方向に沿って見た場合、前記第1噴霧方向は前記第2噴霧方向の反対を向き、
    前記第1液体噴霧ノズルの列と前記第2液体噴霧ノズルの列は、前記横手方向に沿って交互に配置され、
    前記第1液体噴霧ノズルと前記第2液体噴霧ノズルの各列は、1つの卵経路の上方に配置されるとともに、別の卵経路に位置する離れた噴霧標的軸に液体を噴霧する、
    装置。
  2. 前記第1液体噴霧ノズルと前記第2液体噴霧ノズルの各列は、卵経路の鉛直方向上方に位置する液体分配パイプに配置される、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1液体噴霧ノズルと前記第2液体噴霧ノズル(129、130;229)のうちの少なくともいくつかは、液体を、フラットな形状のジェットで噴霧するように構成されたフラットファンノズルであり、前記ジェットの中心は前記第1噴霧方向および前記第2噴霧方向(135、136;235)を規定し、前記ジェットは少なくとも第1ジェット画定方向(237)及び第2ジェット画定方向(238)により画定され、
    前記第1ジェット画定方向は、第1端点(239a)において前記コンベヤ平面(222)と交差し、前記第2ジェット画定方向は、第2端点(239b)において前記コンベヤ平面と交差し、
    前記第1端点と前記第2端点とは互いに離間している、
    請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記第1噴霧方向(135、235)は、鉛直方向に対して10乃至80度の角度(A)で傾斜している、及び/又は前記第2噴霧方向(136)は、鉛直方向に対して10乃至80度の角度(A)で傾斜している、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記第1液体噴霧ノズル(129、229)と前記第2液体噴霧ノズル(130)は、前記横手方向(T)に延びる各横列(c1、c2)において配置され、
    複数の当該横列は、前記長手方向(L)において互いに距離(d6)を置いて配置される、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記第1ジェット画定方向(237)と前記第2ジェット画定方向(238)との間の前記フラットファンノズルの噴霧角度(C)は、10乃至120度である、
    請求項3に記載の装置。
  7. 前記液体噴霧ノズル(129、130;229)のうちの少なくともいくつかは、フラットファンノズルであり、
    前記第1端点及び前記第2端点(239a、239b)は、前記横手方向(T)に沿って見た場合に前記各ノズルから異なる距離(d7、d8)を置いて位置するとともに、前記長手方向(L)において互いに離間している、
    請求項3に記載の装置。
  8. 前記第1液体噴霧ノズル及び前記第2液体噴霧ノズル(129、130;229)の噴霧圧力は調整可能である、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. i)卵(126;226)を卵供給部(2;102)を介して卵コンベヤ(4;104)に供給するステップであって、前記卵コンベヤ(4;104)は、長手方向(L)において前記卵供給部(2;102)から卵出口(3)まで延びるとともに、前記長手方向に対して垂直であって実質的に水平である横手方向(T)を有し、前記長手方向及び前記横手方向はコンベヤ平面(222)を規定し、卵の列を前記卵コンベヤの前記長手方向において案内するための複数の経路が規定される、ステップと、
    ii)前記卵を前記長手方向において搬送して洗浄ユニット(6)を通過させるステップと、
    を備える殻付き卵を洗浄するための方法であって、
    前記ステップii)は、
    a)前記洗浄ユニット(6)内の前記卵(126;226)を、前記コンベヤ平面(222)に対して非垂直の角度で延びる第1噴霧方向(135;235)において液体を噴霧する少なくとも1つの第1液体噴霧ノズル(129;229)からの液体ジェットにさらすステップと、
    b)前記洗浄ユニット(6)内の前記卵(126;226)を、前記コンベヤ平面に対して非垂直の角度で延びる第2噴霧方向(136)において液体を噴霧する少なくとも1つの第2液体噴霧ノズル(130)からの液体ジェットにさらすステップと、
    を含み、
    各液体噴霧ノズルは、1つの卵経路の上方に配置されるとともに、他の卵経路上の卵に向かって液体を噴霧し、
    前記ステップa)とb)は繰り返される、
    方法。
  10. 少なくとも1つの第1及び/又は第2液体噴霧ノズル(129、130;229)は、液体を少なくとも第1ジェット画定方向(237)と第2ジェット画定方向(238)とによって画定されるファン形状ジェットで噴霧するフラットファンノズルであり、
    前記第1ジェット画定方向は、第1端点(239a)において前記コンベヤ平面(222)と交差し、前記第2ジェット画定方向は、第2端点(239b)において前記コンベヤ平面と交差し、
    前記第1端点及び前記第2端点は、前記長手方向(L)において互いに離間している、 請求項9に記載の方法。
  11. 前記卵(126;226)は、2つの連続する卵間の前記長手方向(L)における距離が少なくとも1cmである状態で搬送される、
    請求項9に記載の方法。
  12. 前記ステップa)及びb)は、少なくとも8回繰り返される
    請求項9又は10に記載の方法。
  13. 前記第1液体噴霧ノズル及び/又は第2液体噴霧ノズル(129、130;229)の噴霧圧力は、大気圧以上であり、かつ大気圧から4バール以下である、
    請求項9乃至11のいずれかに記載の方法。
  14. 前記第1噴霧方向及び/又は第2噴霧方向(135、136;235)は、鉛直方向に対して10乃至80度の角度をなす、
    請求項9乃至12のいずれかに記載の方法。
  15. 同じ卵に向かって液体を噴霧する前記第1液体噴霧ノズル及び第2液体噴霧ノズルは、前記長手方向において互いに対して離間している、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
JP2019561353A 2017-01-27 2018-01-29 殻付き卵を洗浄するための装置及び方法 Active JP7053672B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP17153547.9 2017-01-27
EP17153547.9A EP3354131A1 (en) 2017-01-27 2017-01-27 Apparatus and method for washing shell eggs
PCT/EP2018/052138 WO2018138339A1 (en) 2017-01-27 2018-01-29 An apparatus and method for washing shell eggs

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020506724A JP2020506724A (ja) 2020-03-05
JP7053672B2 true JP7053672B2 (ja) 2022-04-12

Family

ID=57914840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019561353A Active JP7053672B2 (ja) 2017-01-27 2018-01-29 殻付き卵を洗浄するための装置及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11259505B2 (ja)
EP (2) EP3354131A1 (ja)
JP (1) JP7053672B2 (ja)
CN (1) CN110290699B (ja)
DK (1) DK3573453T3 (ja)
ES (1) ES2907047T3 (ja)
WO (1) WO2018138339A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112718644A (zh) * 2019-10-14 2021-04-30 顶级手套国际有限公司 用于清洗模具的系统
CN113197126B (zh) * 2021-05-11 2022-09-02 广东七妙食品有限公司 一种蛋类清洗装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025757A (ja) 2004-07-21 2006-02-02 Ise Shokuhin Kk 洗卵装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2635267A (en) 1948-07-06 1953-04-21 Delbert M Smith Egg cleaning machine
US2635266A (en) * 1949-09-20 1953-04-21 H & P Egg Cleaner Co Machine for cleaning eggs
GB689918A (en) 1950-10-17 1953-04-08 George Thomas Church Improvements in or relating to machines for washing or cleaning eggs
US3049135A (en) * 1959-05-26 1962-08-14 Henry Y Kuhl Egg cleaner
US3267943A (en) * 1965-01-11 1966-08-23 Henry Y Kuhl Egg washing equipment
NL6617256A (ja) 1966-12-08 1968-06-10
JPS4614779Y1 (ja) * 1967-05-12 1971-05-24
BE755984A (fr) * 1969-09-12 1971-03-10 Henningsen Foods Machine a laver les oeufs
JPS4869763U (ja) * 1971-12-09 1973-09-04
JPS5746072Y2 (ja) * 1974-09-27 1982-10-09
US4125914A (en) 1977-05-25 1978-11-21 Warren William H Egg washing machine
US4499623A (en) 1984-01-20 1985-02-19 Henry Y. Kuhl Egg cleaning apparatus
US4698867A (en) 1986-07-21 1987-10-13 Kuhl Henry Y Egg washing means using staggered sized flat brushes
US4698868A (en) 1986-07-24 1987-10-13 Kuhl Henry Y Egg washing conveyor apparatus
US4793015A (en) 1987-09-08 1988-12-27 Staalkat B.V. Apparatus for cleaning eggs and like articles
JPH057093U (ja) * 1991-07-16 1993-02-02 清水港飼料株式会社 鶏卵の薬液処理装置
JPH0539262U (ja) * 1991-11-05 1993-05-28 株式会社南部電機製作所 鶏卵の水滴吹き飛ばし装置
JPH0613463U (ja) * 1992-02-17 1994-02-22 共和機械株式会社 卵洗浄装置
DK170219B1 (da) 1993-06-25 1995-07-03 Sanovo Eng As Apparat til rensning af æg
JP3550445B2 (ja) * 1995-05-31 2004-08-04 共和機械株式会社 鶏卵処理システムに於ける噴霧装置
NL1011560C1 (nl) 1998-10-09 2000-04-11 Food Processing Systems Inrichting voor het drogen van in hoofdzaak ellipsoïde producten, zoals bijvoorbeeld eieren.
US7125826B2 (en) 2001-09-14 2006-10-24 Halliburton Energy Services, Inc. Methods of using invertible oil external-water internal fluids in subterranean applications
US6821353B1 (en) 2002-07-23 2004-11-23 Jeffrey B. Kuhl Method for cleaning eggs by conveying thereof upon multiple conveyors through washers which are vertically tiered
US20100031979A1 (en) * 2006-03-27 2010-02-11 Paul Buisman Washing eggs
CN101731154B (zh) * 2009-12-04 2011-06-22 湖北汉口精武鸿翔农业发展有限公司 鸭种蛋孵化前的水洗方法
CN205694972U (zh) * 2016-03-11 2016-11-23 华中农业大学 基于机器视觉的鸡蛋对靶定向清洗杀菌涂膜装置
CN205813209U (zh) * 2016-07-11 2016-12-21 瑞昌市溢香农产品有限公司 一种咸蛋清洗烘干装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025757A (ja) 2004-07-21 2006-02-02 Ise Shokuhin Kk 洗卵装置

Also Published As

Publication number Publication date
ES2907047T3 (es) 2022-04-21
JP2020506724A (ja) 2020-03-05
EP3573453B1 (en) 2021-11-24
EP3573453A1 (en) 2019-12-04
CN110290699B (zh) 2022-07-19
EP3354131A1 (en) 2018-08-01
WO2018138339A1 (en) 2018-08-02
US20190387719A1 (en) 2019-12-26
DK3573453T3 (da) 2022-01-31
US11259505B2 (en) 2022-03-01
CN110290699A (zh) 2019-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2537543C (en) Conveyor ware washer and spray pipe therefor
JP7053672B2 (ja) 殻付き卵を洗浄するための装置及び方法
JP2006321623A (ja) 基板搬送装置
TWI227035B (en) Substrate processing device of transporting type
KR101663081B1 (ko) 에칭 장치
KR100759328B1 (ko) 배추세척장치
JP2006000011A (ja) 大根等の根菜類連続洗浄機
TWI344398B (ja)
JP3119137B2 (ja) 殻付卵の洗浄殺菌装置
CN205180304U (zh) 一种竹笋清洗设备
JP5463442B2 (ja) 食品運搬薄型容器洗浄後の乾燥装置
CN105249499A (zh) 一种竹笋清洗设备
JP6437735B2 (ja) 農作物の洗浄装置
JP2009183218A (ja) 長手農作物の洗浄装置
US7566260B1 (en) Split carcass washer
JP2003259850A (ja) 根菜類洗浄装置
JP5881702B2 (ja) 平ベルト用の定置洗浄システム
JP2007082949A (ja) メダル洗浄装置
KR20130131924A (ko) 디스플레이 기판 세정장치
WO2024084810A1 (ja) ガラス物品の製造装置及びガラス物品の製造方法
JP5825263B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像記録装置
JP7148997B2 (ja) 洗浄乾燥システム及び乾燥装置
JP2012165721A (ja) 水圧式鱗取り装置
KR100845893B1 (ko) 렘젯 에어나이프, 기판 이송 장치와 이를 포함한 기판공정용 기기
JP3595606B2 (ja) 基板表面処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7053672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150