JP7052408B2 - 進化的アプローチにより最適化ドライバー設定を算出する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

進化的アプローチにより最適化ドライバー設定を算出する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに係り、特に画像形成装置のドライバー等を実行する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
典型的な技術として、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
また、特許文献1に記載されているような典型的な技術では、管理ファイルに保存された印刷処理に関する情報を用いて印刷処理に関する最適な処理環境を構築するコンピューター内のデバイスドライバーが開示されている。この管理ファイルに格納される情報としては、印刷装置に対する設定情報、その状態情報、印刷装置に発生したエラーの内容を示すエラー情報、印刷データに対する印刷処理を実行した日時を示す日時情報などがある。これらの情報は履歴的に管理されている。
特開2000-37933号公報
しかしながら、典型的な技術では、エラー情報を基に印刷の設定を変更するだけなので、必ずしも最も速いスピードで印刷ジョブ等を出力させることができなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の情報処理装置は、ジョブを解析し、前記ジョブに含まれる設定及びプロパティの情報を、前記ジョブの種類や特性に対応したデータであるジョブ設定情報としてジョブ設定情報取得部と、ドライバー設定取得部と、出力時間予測部と、最適化設定算出部と、ジョブ出力部とを備える。ジョブ設定情報取得部は、ジョブ設定情報を取得する。ドライバー設定取得部は、ジョブが出力される際のドライバー設定を取得する。出力時間予測部は、前記ジョブ設定情報取得部により取得された前記ジョブ設定情報と、前記ドライバー設定取得部により取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出する。最適化設定算出部は、前記ジョブ設定情報取得部により取得された前記ジョブ設定情報に対して、前記出力時間予測部で算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出する。ジョブ出力部は、前記最適化設定算出部により算出された最適化ドライバー設定により、前記ジョブを出力させる。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置により実行される情報処理方法である。ジョブを解析し、前記ジョブに含まれる設定及びプロパティの情報を、前記ジョブの種類や特性に対応したデータであるジョブ設定情報として取得する。ジョブが出力される際のドライバー設定を取得する。取得された前記ジョブ設定情報と、取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出する。取得された前記ジョブ設定情報に対して、算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出する。算出された前記最適化ドライバー設定により、前記ジョブを出力させる。
本発明のプログラムは、情報処理装置に実行されるプログラムである。前記プログラムは、ジョブを解析し、前記ジョブに含まれる設定及びプロパティの情報を、前記ジョブの種類や特性に対応したデータであるジョブ設定情報として取得する。前記ジョブが出力される際のドライバー設定を取得する。取得された前記ジョブ設定情報と、取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出する。取得された前記ジョブ設定情報に対して、算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出する。算出された前記最適化ドライバー設定により、前記ジョブを出力させる。
本発明によれば、ジョブ設定情報に対して、算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能なドライバー設定を算出することで、より最適な状態でジョブを出力させることが可能な情報処理装置を提供することができる。
本開示の実施の形態に係る画像形成システムのシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態に係る最適化ドライバー設定算出出力処理のフローチャートである。 図3に示す最適化ドライバー設定算出処理のフローチャートである。
<実施の形態>
〔画像形成システムXのシステム構成〕
まず、図1により、実施の形態に係る画像形成システムXの構成について説明する。
画像形成システムXは、例えば、情報処理装置1が、ネットワーク5を介して、画像形成装置2と接続されている。
情報処理装置1は、PC(Personal Computer)やスマートフォン等のコンピューターである。
画像形成装置2は、MFPやプリンター等の画像形成装置である。
ネットワーク5は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等である。
なお、ネットワーク5を介さず、情報処理装置1及び画像形成装置2が直接接続される構成であってもよい。
また、情報処理装置1及び/又は画像形成装置2は、複数備えられていてもよい。
図2を参照すると、情報処理装置1は、ハードウェアリソースとして、制御部10、表示部12,入力部13、ネットワーク送受信部15、及び記憶部19等を含んでいる。
情報処理装置1の各部は制御部10に接続され、制御部10によって全体が制御される。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)等の情報処理ユニットである。
制御部10は、記憶部19に記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムを実行することで、後述する各機能ブロックとして動作させられる。
また、制御部10は、入力部13から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
表示部12は、液晶や有機EL等のディスプレイである。
表示部12には、GUI(Graphical User Interface)にて、画像形成装置2のドライバー設定210(図2)が表示される。
入力部13は、タッチパネルやキーボードやマウス等である。
入力部13は、ユーザーからの指示を取得する。
このユーザーの指示は、ドライバー設定210の設定情報を含む。また、ユーザーの指示は、最適化ドライバー設定250を選択するか否かを含む。
ネットワーク送受信部15は、LANやWANと接続するためのデバイスである。
ネットワーク送受信部15を介して、情報処理装置1はネットワーク5に接続し、画像形成装置2との間で情報を送受信することが可能となる。
この送受信される情報は、後述するジョブ200と、ジョブ200の開始、終了、状態取得等のコマンドとを含む。
記憶部19は、コンピューター読み込み及び/又は書き込み可能な一時的でない記録媒体である。
記憶部19には、プログラムやデータを格納している。
このプログラムは、情報処理装置1の動作制御を行うためのOS(Operation System)、画像形成装置2の制御を行うデバイスドライバー、OS上で動作するアプリケーションソフトウェア等を含む。
なお、記憶部19は、取り外し可能であってもよく、記録内容が、他の一時的でない記録媒体からインストールされたり、バックアップされたりしてもよい。
なお、制御部10及びネットワーク送受信部15は、いわゆるSOC(System On Chip)、GPU内蔵CPU等のように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及びネットワーク送受信部15は、一時的でない記憶媒体を内蔵していてもよい。
また、表示部12と入力部13とは一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。
また、情報処理装置1は、他のハードウェアユニットを備えていてもよい。
〔情報処理装置1の制御構成〕
ここで、図2を参照し、情報処理装置1の制御構成について説明する。
情報処理装置1の制御部10は、ジョブ設定情報取得部100、ドライバー設定取得部110、出力時間予測部120、最適化設定算出部130、及びジョブ出力部140を備えている。
記憶部19は、ジョブ200、ドライバー設定210、予測出力時間220、履歴データ格納部230、ドライバー設定候補群240、及び最適化ドライバー設定250を格納している。
ジョブ設定情報取得部100は、ジョブ200のジョブ設定情報300を取得する。
具体的には、ジョブ設定情報取得部100は、記憶部19に格納されたジョブ200を解析し、ジョブ200に含まれる設定及びプロパティの情報をジョブ設定情報300として取得する。
ドライバー設定取得部110は、ジョブ200が出力される際のドライバー設定210を取得する。
また、ドライバー設定取得部110は、記憶部19に格納されているドライバー設定210を取得する。
出力時間予測部120は、ジョブ設定情報取得部100により取得されたジョブ設定情報300と、ドライバー設定取得部110により取得されたドライバー設定210とから、予測出力時間220を算出する。
また、出力時間予測部120は、履歴データ格納部230に格納された履歴データにより、予測出力時間220を算出してもよい。
最適化設定算出部130は、ジョブ設定情報取得部100により取得されたジョブ設定情報300に対して、出力時間予測部120で予測された出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定250を算出する。
また、最適化設定算出部130は、複数の異なるドライバー設定候補を作成し、複数の異なるドライバー設定候補から最適化ドライバー設定250を算出してもよい。
この際、最適化設定算出部130は、遺伝的アルゴリズムにより、最適化ドライバー設定250を算出してもよい。
この場合、複数の異なるドライバー設定候補はクロモゾームであり、それぞれのクロモゾームは、異なる設定情報を含む列である。
最適化設定算出部130は、各クロモゾームにおける予測出力時間220に対応した適合度を算出し、クロモゾームを交差及び突然変異させて最適なクロモゾームを繰り返し選択する。
また、最適化設定算出部130は、履歴データ格納部230の履歴データに格納されたジョブ設定情報301とクロモゾームのそれぞれとを比較して検索してもよい。
これにより、最適化設定算出部130は、履歴データの対応する実際出力時間320から適合度を算出してもよい。
また、最適化設定算出部130は、この比較において完全一致するジョブ設定情報300がなかった場合、関連する複数のジョブ設定情報301の実際出力時間320を用いて適合度を算出してもよい。
ジョブ出力部140は、最適化設定算出部130により算出された最適化ドライバー設定250により、ジョブ200を出力させる。
ジョブ200は、例えば、ユーザーがアプリケーションで作成した、画像形成装置2で出力させるためのデータやコマンド等を含んでいる。
ジョブ200は、プリントジョブ、リモートスキャンジョブ、リモートファクシミリジョブ等であってもよい。
本実施形態においては、ジョブ200がプリントジョブである例について説明する。
この場合、ジョブ200は、PDL(Page Description Language)で記載されたデータであってもよい。
ドライバー設定210は、画像形成装置2でのジョブ200の出力の設定のデータである。
ドライバー設定210は、プリンタードライバー等の制御プログラムのGUIにて、入力部13及び表示部12を用いてユーザーにより設定されてもよい。
また、ドライバー設定210は、ジョブ200の設定情報により自動的に初期値が設定されたり、又は、アプリケーションによりデフォルトの設定が適用されたりしてもよい。
ドライバー設定210は、例えば、PDLモード、ダウンロード可能フォント設定、解像度、エコプリントレベル、ハーフトーンスクリーン設定、ウォーターマーク設定等を含んでいてもよい。
このうち、ダウンロード可能フォント設定は、ダウンロード可能なフォントを使用するか、埋め込みフォントを使用するか等の設定である。
また、解像度は、単純なドットの密度ではなくてもよい。
たとえば、解像度として、速度と解像度のバランス等が規定されていてもよい。
また、エコプリントレベルは、使用トナーの量を減らすために薄く印刷するレベル等の設定である。
また、ウォーターマーク設定は、「社外秘」、企業ロゴ等の透かしの設定である。ウォーターマーク設定は、ウォーターマークアングル、ウォーターマークサイズ等の設定を含んでいる。
ウォーターマークアングルは、ウォーターマークの角度を示し、ウォーターマークサイズは、ウォーターマークの大きさを示す。
予測出力時間220は、ドライバー設定210が適用された場合における、ジョブ200の出力時間の予想値である。
予測出力時間220は、例えば、ジョブ200が画像形成装置に送信される時間と、実際にジョブ200が出力されるページあたりの時間とを含む。
履歴データ格納部230は、履歴データを格納するデータベース等である。
履歴データ格納部230は、例えば、以前のジョブが出力された際のジョブ設定情報301、ドライバー設定311、実際出力時間320等を履歴データとして格納する。
この実際出力時間320は、例えば、実際にジョブが出力された時間のうち最初の1ページの時間と、残りのページをページ数等で平均化した1ページあたりの出力時間との平均値である。
すなわち、例えば、3ページのジョブについて、1枚目が18秒で出力され、残りの2枚が12秒で出力された場合、実際出力時間320は、(18+(12/2))/2=12(秒/ページ)と算出される。
なお、この実際出力時間320として、単にページ毎の平均値を用いてもよい。
また、ドライバー設定210を含まない履歴データとすることも可能である。
ドライバー設定候補群240は、複数の異なるドライバー設定候補を含む。
また、ドライバー設定候補群240は、複数の異なるドライバー設定候補として、異なる設定情報の列であるクロモゾーム(クロモゾーム群)を含む。
このクロモゾームの構成については後述する。
最適化ドライバー設定250は、最適化設定算出部130により算出された、最適なドライバー設定である。
最適化ドライバー設定250は、ドライバー設定210でジョブ200を出力した際よりも短い時間で出力可能と予想されたドライバー設定である。
すなわち、最適化ドライバー設定250が存在した場合、この設定を用いてジョブ200を出力すると、予測出力時間220よりも出力時間が短くなる。
また、最適化ドライバー設定250は、最適化設定算出部130により遺伝的アルゴリズムで算出されたクロモゾーム群のうち、最大の適合度を備えたクロモゾームのドライバー設定候補であってもよい。
また、ジョブ200は、ジョブ設定情報300を含んでいる。
ジョブ設定情報300は、ジョブ200の種類や特性に対応したデータである。
ジョブ200がプリントジョブの場合、ジョブ設定情報300は、例えば、PDLモード、プリントしたアプリケーションの種類、埋め込みフォントの有無、イメージの量、レイヤー数、高度設定等を含んでいる。
このうち、高度設定は、イメージ設定、調整設定、ウォーターマーク設定等を含んでいてもよい。
なお、ジョブ設定情報300は、この他にも、画像の種類と有無、解像度、出力する画像形成装置の性能、ユーザーの情報等を含んでいてもよい。
ここで、情報処理装置1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、ジョブ設定情報取得部100、ドライバー設定取得部110、出力時間予測部120、最適化設定算出部130、及びジョブ出力部140として機能させられる。
また、上述の情報処理装置1の各部は、本開示の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
〔情報処理装置1による最適化ドライバー設定算出出力処理〕
次に、図3を参照して、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1による進化ストラテジーによる最適化ドライバー設定算出出力処理の説明を行う。
本実施形態の最適化ドライバー設定算出出力処理において、まず、ジョブ200のジョブ設定情報300を取得する。
そして、ジョブ200が出力される際のドライバー設定210を取得する。
また、取得されたジョブ設定情報300と、取得されたドライバー設定210とから、予測出力時間220を算出する。
次に、取得されたジョブ設定情報300に対して、算出された予測出力時間220よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定250を算出する。
この算出された最適化ドライバー設定250が存在した場合、算出された最適化ドライバー設定250により、ジョブ200を出力させる。
また、最適化ドライバー設定250が存在しなかった場合は、ドライバー設定210により、ジョブ200を出力させる。
最適化ドライバー設定算出出力処理は、主に情報処理装置1の制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、ハードウェア資源を用いて各部と協働して実行する。
以下で、図3のフローチャートを参照して、最適化ドライバー設定算出出力処理の詳細をステップ毎に説明する。
(ステップS101)
まず、ジョブ設定情報取得部100が、ジョブ開始処理を行う。
ジョブ設定情報取得部100は、アプリケーションにより印刷等が行われた場合、プリントのジョブ200をスプール等して記憶部19に格納する。
この状態では、ジョブ200は、デフォルトのジョブ設定情報300が設定されている。
また、ドライバーのGUI等にてプリント設定が行われた場合、これがジョブ200のジョブ設定情報300及びドライバー設定210に反映されている。
(ステップS102)
次に、ジョブ設定情報取得部100が、ジョブ設定情報取得処理を行う。
ジョブ設定情報取得部100は、ジョブ200のPDL等を解析して、ジョブ設定情報300を取得し、記憶部19に格納する。
(ステップS103)
次に、ドライバー設定取得部110が、ドライバー設定取得処理を行う。
ドライバー設定取得部110は、記憶部19に格納されたドライバー設定210を参照する。
これにより、ドライバー設定取得部110は、ジョブ200が出力される際のドライバー設定210を取得することが可能になる。
(ステップS104)
次に、最適化設定算出部130が、最適化ドライバー設定算出処理を行う。
最適化設定算出部130は、記憶部19に格納された出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定250を算出する。
その際に、最適化設定算出部130は、最適化ドライバー設定250が見つかった場合、推薦表示して、ユーザーに最適化ドライバー設定250への変更の許可を求めてもよい。
たとえば、「この設定に変更すると、履歴データによれば、パフォーマンスが3倍速くなります。変更しますか?」等のダイアログを表示して、ユーザーに設定の変更の可否を尋ねてもよい。
なお、最適化ドライバー設定算出処理の実際の最適化の詳細については、後述する。
(ステップS105)
次に、最適化設定算出部130が、最適化ドライバー設定250があるか否かを判定する。
最適化設定算出部130は、最適化ドライバー設定250が少なくとも一つは算出され、記憶部19に格納されていた場合に、Yesと判断する。
最適化ドライバー設定250は、それ以外の場合には、Noと判断する。
なお、最適化ドライバー設定250が推薦された際に、ユーザーが拒否した場合もNoと判断する。
Yesの場合、最適化ドライバー設定250は、処理をステップS106に進める。
Noの場合、最適化ドライバー設定250は、処理をステップS107に進める。
(ステップS106)
最適化ドライバー設定250が算出された場合、ジョブ出力部140が、最適化ドライバー設定出力処理を行う。
ジョブ出力部140は、算出された最適化ドライバー設定250を用いて、ジョブ200を画像形成装置2へ送信して出力させる。
その後、ジョブ出力部140は、処理をステップS108に進める。
(ステップS107)
最適化ドライバー設定250が算出されなかった場合、ジョブ出力部140が、ドライバー設定出力処理を行う。
ジョブ出力部140は、ユーザーに設定されたドライバー設定210により、ジョブ200を画像形成装置2へ送信して出力させる。
その後、ジョブ出力部140は、処理をステップS108に進める。
(ステップS108)
ここで、最適化設定算出部130が、履歴データ格納処理を行う。
本実施形態においては、画像形成装置2は、機種や環境により、カラー機又はモノクロ専用機、PDF(Portable Document Format)ダイレクトプリント機能を備えているか否か、フォントを内蔵しているか否か、ファームウェアのバージョン等の機能のバリエーションがあってもよい。
このため、最適化設定算出部130は、ジョブ200の出力時間を測定する。
そして、最適化設定算出部130は、ジョブ200のジョブ設定情報301、出力された際のドライバー設定311、実際出力時間320を、履歴データ格納部230に履歴データとして格納する。
なお、この出力された際のドライバー設定311は、最適化ドライバー設定250が算出された場合は最適化ドライバー設定250であってもよい。
そうでない場合は、ユーザーに設定等されたドライバー設定210になってもよい。
これにより、次回以降の最適化ドライバー設定250の適合精度を向上させることができる。
以上により、実施の形態に係る最適化ドライバー設定算出出力処理を終了する。
次に、図4により、本開示の実施の形態に係る最適化ドライバー設定算出処理の詳細について説明する。
(ステップS201)
まず、最適化設定算出部130がエンコード処理を行う。
最適化設定算出部130は、複数の異なるドライバー設定候補であるドライバー設定候補群240を作成し、これを用いて最適化ドライバー設定250を算出する。
この際、このドライバー設定候補群240として、例えば、遺伝的アルゴリズムで用いる解決策として、設定情報の列であるクロモゾーム群を作成する。
具体的には、最適化設定算出部130は、ビットアレイをクロモゾームとして生成する。
このビットアレイでは、ジョブ200がプリントジョブであった場合、プリントドライバーの設定情報のそれぞれがビットで表される。
最適化設定算出部130は、各クロモゾームにおいて、変更してもユーザーのジョブ200の出力意図を大きく損ねない設定のみを選択してもよい。
各ビットアレイは、例えば、下記のようにエンコードされる:
PDLモード -> 専用PDL:00、PCL:01、PDF:10、PCL XL:11
ダウンロード可能フォント設定->ダウンロード可能フォント使用:1、埋め込みフォントを使用:0
解像度->300dpi:00、600dpi:01、高速1200:10、ファイン1200:11
エコプリントレベル(0~6)->0:000、1:001、……、6:110
ハーフトーンスクリーン設定->ノーマル:00、グラデーション優先:01、解像度優先:10、高精細:11
ウォーターマークアングル(-180~180度)->-180:000000、-170:000001、……
ウォーターマークサイズ(24、30、36、……、72ポイント)->24:000、……、72:111
……
なお、ウォーターマークアングルと、ウォーターマークサイズは、ウォーターマーク設定に含まれる。
このウォーターマーク設定は、ユーザーがウォーターマークの付加を指示した場合のみエンコードしてもよい。
これらのクロモゾーム群は、記憶部19に領域がアサインされる。
その後、まずは、ユーザーにより設定されたドライバー設定210が反映されたクロモゾームが一つ作成される:
たとえば、ユーザーのドライバー設定210において、PDFモード、ダウンロード可能フォントを使用せず、埋め込みフォントを使用、解像度600dpi、エコプリントはオフ(0)、ハーフトーンスクリーン設定はノーマル、ウォーターマークアングルは30度、ウォーターマークサイズは36ポイントである場合、以下のアレイのようなクロモゾームにエンコードする:
クロモゾーム:10(PDF)0(フォント)01(解像度)000(エコプリント)00(ハーフトーン)010101(ウォーターマークアングル)010(ウォーターマークサイズ)
(ステップS202)
次に、最適化設定算出部130が、進化及び選択処理を行う。
最適化設定算出部130は、上述したユーザーのドライバー設定210のクロモゾームを、複数回、ランダムに交差及び突然変異させる。
これにより、最適化設定算出部130は、クロモゾーム群を作成する。
ここで、交差とは、二つのクロモゾームをランダムなビットの箇所で交換することである。
例えば、
01010 --> 3番目の位置で交差 --> 10101
10101 --> 3番目の位置で交差 --> 10010
また、突然変異は、クロモゾーム内のビットを反転させることである。
例えば、
00000 --> 2番目の位置で突然変異 --> 01000
最適化設定算出部130は、作成されたクロモゾーム群の各クロモゾームについて適合度を算出する。
この適合度は、このクロモゾームに符号化されたドライバー設定候補においてジョブ200を出力した際の予測出力時間に対応している。
この際に、最適化設定算出部130は、履歴データを用いて適合度を見つける。
具体的には、最適化設定算出部130は、上述のように平均化された1ページあたりの実際出力時間320と履歴データとを用いて、適合度を算出してもよい。
最適化設定算出部130は、各クロモゾームにおいて、予測出力時間に対応した適合度を算出する。
そして、各クロモゾームは、適合度順にソートされる。
この上で、最適化設定算出部130は、例えば、適合度が上位から半分程度のクロモゾームについて、再度、交差及び突然変異させ、新たなクロモゾームを生成し、下位のクロモゾームと置き換える。
これにより、最適なクロモゾームが繰り返し選択される。
最適化設定算出部130は、この繰り返し数として、例えば、予め算出された特定回数を設定してもよい。
また、最適化設定算出部130は、例えば、繰り返しの結果、適合度の最大値が変化しなくなるまでといった条件を設定可能である。
また、最適化設定算出部130は、履歴データのジョブ設定情報301及びドライバー設定311とクロモゾームとを比較して検索することで、対応する実際出力時間320から適合度を算出してもよい。
また、最適化設定算出部130は、比較の際、完全一致するジョブ設定情報300及びドライバー設定210がなかった場合、関連する複数の履歴データの実際出力時間320を用いて適合度を算出する。
具体的には、最適化設定算出部130は、例えば、上述のようにPDFで、600dpi、ウォーターマークアングル30度の場合、以下の3ケースの何れかを選択し、適合度を算出してもよい。
ケース1:
最適化設定算出部130がクロモゾームの設定と完全に一致する履歴データのドライバー設定311を検索できたケースでは、最適化設定算出部130は、この履歴データの実際出力時間320を、適合度、すなわち、対応する出力時間として算出する。
ケース2:
このケースでは、最適化設定算出部130は、クロモゾームの設定とが完全に一致する履歴データのジョブ設定情報301及びドライバー設定311が検索できなかった。
この場合、最適化設定算出部130は、関連する2つの履歴データのジョブ設定情報301及びドライバー設定311に対応する実際出力時間320を重み付けする。
たとえば、以下の2つの関連する履歴データがあった場合について説明すると:
1.PDF、600dpi、0度 -> P1秒
2.PDF、600dpi、60度 -> P2秒
クロモゾームの設定がPDF、600dpi、30度の場合、最適化設定算出部130は、適合度=(P1*(30-0)+P2*(60-30))/60=X1(秒/ページ)と算出可能である。
この場合は、算出された適合度そのものが、対応する出力時間となる。
ケース3:
これは、最適化設定算出部130が、クロモゾームの設定と一部のみ一致する履歴データのジョブ設定情報301及びドライバー設定311のみ検索できたケースである。
たとえば、以下のような履歴データがあった場合:
1.PDF、600dpi、ウォーターマークなし -> Q1秒
2.PCL、600dpi、ウォーターマークなし -> Q2秒
この場合、一致していた設定の程度を基に、重み付けすることが可能である。
たとえば、上述のクロモゾーム、PDF、600dpi、30度の場合について説明する。
1.については、一致した設定が、「PDF」「600dpi」の2つなので、重み値m1=2となる。
また、2.では、一致した設定が「600dpi」の1つなので、重み値m2=1となる。
このため、最適化設定算出部130は、適合度=(Q1*(m1+1)+Q2*(m2+1)) /(m1+1+m2+1)=X2(秒/ページ)と算出可能である。
この場合も、算出された適合度が、対応する出力時間となる。
(ステップS203)
次に、最適化設定算出部130が、デコード処理を行う。
最適化設定算出部130は、最大の適合度を備えたクロモゾーム(ドライバー設定候補)を、設定としてデコードし、これを最適化ドライバー設定250に格納する。
なお、この最大の適合度が予測出力時間220と同じ又は長かった場合、最適化設定算出部130は、最適化ドライバー設定250を算出できなかったと判断してもよい。
また、そもそも、最大の適合度を備えたクロモゾームのドライバー設定が、ユーザーの設定したドライバー設定210と同じであった場合も、最適化設定算出部130は、最適化ドライバー設定250を算出できなかったと判断してもよい。
以上により、実施の形態に係る最適化ドライバー設定算出処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
印刷等において、どの程度の時間でジョブを示す出力時間であるパフォーマンスはクリティカルである。
特に、沢山のプリントジョブがある時は、これが顕著であった。
このパフォーマンスに与え得る一つの重大な因子は、ドライバーのPDLモードの設定であった。
多くのプリンタードライバーでは、専用PDL、PS(ポストスクリプト、登録商標)、PCL、PDFモード等の、いくつかの異なるPDLモードを選択可能であった。
それぞれは、向き不向きがある。しかし、多くのケースでは、プリント品質は同等となる。
しかしながら、アプリケーションが異なったり、ジョブ内のデータの内容が異なると、PDLモードの差によりプリントパフォーマンスの差が大きくなる。
たとえば、フォトレタッチとワードプロセッサーのアプリケーションでは、PDLモードでパフォーマンスが大きく異なる。
また、例えば、ジョブ内のデータがプレーンテキストファイルか、高品質写真か、マルチレイヤーのドキュメントか等についても、パフォーマンスにおおきな影響をもたらす。
加えて、他の多くのプリントの設定もパフォーマンスに大きく影響する。
たとえば、校正プリントのようにプリント品質が必要のない場合、「エコプリント」のレベルが高ければ、パフォーマンスが大きくスピードアップする。
また、もし、ユーザーがウォーターマークの角度にこだわらないのであれば、角度を0度にすれば、大きくプリントをスピードアップすることが可能になる。
しかしながら、典型的な技術では、これらの設定の効果については、まったく考慮がされていなかった。
これに対して、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1は、ジョブ設定情報取得部100と、ドライバー設定取得部110と、出力時間予測部120と、最適化設定算出部130と、ジョブ出力部140とを備える。
ジョブ設定情報取得部100は、ジョブ設定情報300を取得する。
ドライバー設定取得部110は、ジョブ200が出力される際のドライバー設定210を取得する。
出力時間予測部120は、ジョブ設定情報取得部100により取得されたジョブ設定情報300と、ドライバー設定取得部110により取得されたドライバー設定210とから、予測出力時間220を算出する。
最適化設定算出部130は、ジョブ設定情報取得部100により取得されたジョブ設定情報300に対して、出力時間予測部120で算出された予測出力時間220よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定250を算出する。
ジョブ出力部140は、最適化設定算出部130により算出された最適化ドライバー設定250により、ジョブ200を出力させる。
このように構成することで、最適化ドライバー設定250を用いて、より良好なパフォーマンスでジョブ200を出力することが可能となる。
また、典型的な技術では、画像形成装置2のファームウェア等を改良して、パフォーマンスを向上させていた。
これに対して、本実施形態の情報処理装置1のように、情報処理装置1側でパフォーマンスを向上させることで、画像形成装置のファームウェアを変更せずにパフォーマンスを向上させることが可能となる。
また、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1は、以前のジョブ200が出力された際のジョブ設定情報300とドライバー設定210と実際出力時間320とを履歴データとして格納する履歴データ格納部230を更に備える。
また、出力時間予測部120は、履歴データ格納部230に格納された履歴データにより、予測出力時間220を算出する。
このように構成することで、履歴データより、パフォーマンスを向上させるドライバー設定を選択可能となる。
また、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1では、最適化設定算出部130は、複数の異なるドライバー設定候補を作成し、複数の異なるドライバー設定候補から最適化ドライバー設定250を算出する。
このように構成することで、進化ストラテジーで確実によりよいドライバー設定を選択可能となる。
また、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1では、複数の異なるドライバー設定候補は、異なる設定情報の列であるクロモゾームである。
また、最適化設定算出部130は、各クロモゾームにおける予測出力時間に対応した適合度を算出する。
また、最適化設定算出部130は、クロモゾームを交差及び突然変異させて最適なクロモゾームを繰り返し選択する遺伝的アルゴリズムにより、最適化ドライバー設定250を算出する。
このように構成することで、遺伝的アルゴリズムにより、よりよい設定の組み合わせを検索しやすくなる。
また、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1では、最適化設定算出部130は、履歴データ格納部230に格納された履歴データに格納されたジョブ設定情報300及びドライバー設定210とクロモゾームとを比較して検索する。
これにより、最適化設定算出部130は、対応する実際出力時間320から適合度を算出する。
このように構成することで、履歴データを基にして、ユーザーの環境で最適な設定の組み合わせを発見可能となる。
また、本開示の実施の形態に係る情報処理装置1は、最適化設定算出部130は、比較の際、完全一致するジョブ設定情報300及びドライバー設定210がなかった場合、関連する複数のジョブ設定情報300及びドライバー設定210に対応する実際出力時間320を用いて適合度を算出する。
このように構成することで、以前に、まったく同じジョブ設定情報300やドライバー設定210でジョブ200を出力したことがなかったとしても、近似値で、よりよい設定を検索することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、上述の実施の形態においては、遺伝的アルゴリズムを用いて、ジョブ200の出力意図を大きく損ねない設定のみを選択して、クロモゾームをエンコードする例について説明した。
しかしながら、デバイスドライバーの全ての設定等を選択してクロモゾームをエンコードしてもよい。
また、ジョブ200中の画像の量(イメージ率)を変更する設定についてクロモゾームにエンコードしてもよい。
このイメージ率は、画像を小さく印刷したり、間引いたりして出力時の画像の量を調整する値である。
この際、例えば、「モノクロ」「解像度最低」「イメージ率0%」「ウォーターマークなし」といったドライバーの設定にすれば最短時間で出力可能となるため、ユーザーの意図を大きく損なう可能性がある。
このため、ジョブ200のジョブ設定情報300と、クロモゾームの設定との差異である「出力意図の差」を算出し、これを適合度から特定割合で減じるペナルティを設定してもよい。
また、上述の実施の形態では、遺伝的アルゴリズムで最適な設定の組み合わせを選択するようにした。
しかしながら、総当たり検索、幅優先検索、深さ優先検索、min-max法等の方法で適合度が高い設定の組み合わせを探索してもよい。
このように構成することで、ユーザーの意図に合わせて、最適な設定でジョブ200を出力することができる。
また、上述の実施の形態では、印刷ジョブであるジョブ200についての処理の例を記載した。
しかしながら、印刷ジョブ以外のリモートスキャンジョブ、リモートファクシミリジョブ等に本開示を適用することも可能である。
この場合も、各ジョブ200の種類に合わせた履歴データを格納してもよい。
このように構成することで、印刷ジョブ以外のジョブ200でも、最適化して出力することが可能となる。
また、上述の実施の形態においては、画像形成装置2は、一台であるように記載した。
しかしながら、複数の画像形成装置2を用いるような構成であってもよい。
この場合には、履歴データに、画像形成装置の識別ID等を含ませておき、出力する画像形成装置2を選択し、これを最適化ドライバー設定250に含ませてもよい。
このように構成することで、よりジョブ200の内容に最適な画像形成装置2で高速にジョブ200を出力することが可能となる。
また、本開示は、画像形成装置以外の情報処理装置を備えたシステムにも適用できる。
つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
また、多数の設定を組み合わせた設定を行う必要がある機器のデバイスドライバー等にも適用可能である。
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 情報処理装置
2 画像形成装置
5 ネットワーク
10 制御部
12 表示部
13 入力部
15 ネットワーク送受信部
19 記憶部
100 ジョブ設定情報取得部
110 ドライバー設定取得部
120 出力時間予測部
130 最適化設定算出部
140 ジョブ出力部
200 ジョブ
210、311 ドライバー設定
220 予測出力時間
230 履歴データ格納部
240 ドライバー設定候補群
250 最適化ドライバー設定
300、301 ジョブ設定情報
320 実際出力時間
X 画像形成システム

Claims (8)

  1. ジョブを解析し、前記ジョブに含まれる設定及びプロパティの情報を、前記ジョブの種類や特性に対応したデータであるジョブ設定情報として取得するジョブ設定情報取得部と、
    前記ジョブが出力される際のドライバー設定を取得するドライバー設定取得部と、
    前記ジョブ設定情報取得部により取得された前記ジョブ設定情報と、前記ドライバー設定取得部により取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出する出力時間予測部と、
    前記ジョブ設定情報取得部により取得された前記ジョブ設定情報に対して、前記出力時間予測部で算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出する最適化設定算出部と、
    前記最適化設定算出部により算出された前記最適化ドライバー設定を用いて、前記ジョブを出力するジョブ出力部とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 以前のジョブが出力された際のジョブ設定情報とドライバー設定と実際出力時間とを履歴データとして格納する履歴データ格納部を更に備え、
    前記出力時間予測部は、前記履歴データ格納部に格納された前記履歴データにより、前記予測出力時間を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記最適化設定算出部は、複数の異なるドライバー設定候補を作成し、該複数の異なるドライバー設定候補から前記最適化ドライバー設定を算出し、
    前記複数の異なるドライバー設定候補は、異なる設定情報の列をもつクロモゾームであり、
    前記最適化設定算出部は、各クロモゾームにおける予測出力時間に対応した適合度を算出し、前記クロモゾームを交差及び突然変異させて最適なクロモゾームを繰り返し選択することで、前記最適化ドライバー設定を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記最適化設定算出部は、前記履歴データのジョブ設定情報及びドライバー設定と前記クロモゾームとを比較して検索することで、対応する出力時間から前記適合度を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記最適化設定算出部は、
    比較の際、完全一致するジョブ設定情報及びドライバー設定がなかった場合、関連する複数のジョブ設定情報及びドライバー設定に対応する前記実際出力時間を用いて前記適合度を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. ジョブ設定情報を取得するジョブ設定情報取得部と、
    ジョブが出力される際のドライバー設定を取得するドライバー設定取得部と、
    前記ジョブ設定情報取得部により取得された前記ジョブ設定情報と、前記ドライバー設定取得部により取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出する出力時間予測部と、
    前記ジョブ設定情報取得部により取得された前記ジョブ設定情報に対して、前記出力時間予測部で算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出する最適化設定算出部と、
    前記最適化設定算出部により算出された前記最適化ドライバー設定を用いて、前記ジョブを出力するジョブ出力部とを備え
    前記最適化設定算出部は、複数の異なるドライバー設定候補を作成し、該複数の異なるドライバー設定候補から前記最適化ドライバー設定を算出し、
    前記複数の異なるドライバー設定候補は、異なる設定情報の列をもつクロモゾームであり、
    前記最適化設定算出部は、各クロモゾームにおける予測出力時間に対応した適合度を算出し、前記クロモゾームを交差及び突然変異させて最適なクロモゾームを繰り返し選択することで、前記最適化ドライバー設定を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    ジョブを解析し、前記ジョブに含まれる設定及びプロパティの情報を、前記ジョブの種類や特性に対応したデータであるジョブ設定情報として取得し、
    前記ジョブが出力される際のドライバー設定を取得し、
    取得された前記ジョブ設定情報と、取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出し、
    取得された前記ジョブ設定情報に対して、算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出し、
    算出された前記最適化ドライバー設定を用いて、前記ジョブを出力する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. 情報処理装置に実行されるプログラムであって、前記プログラムは、
    ジョブを解析し、前記ジョブに含まれる設定及びプロパティの情報を、前記ジョブの種類や特性に対応したデータであるジョブ設定情報として取得し、
    前記ジョブが出力される際のドライバー設定を取得し、
    取得された前記ジョブ設定情報と、取得された前記ドライバー設定とから、予測出力時間を算出し、
    取得された前記ジョブ設定情報に対して、算出された前記予測出力時間よりも短い時間で出力可能な最適化ドライバー設定を算出し、
    算出された前記最適化ドライバー設定を用いて、前記ジョブを出力する
    ことを特徴とするプログラム。
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