JP7050239B2 - 固定子、電動機 - Google Patents

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Description

本発明は固定子及び電動機に関するものである。
従来、直線上に連続して接続された鉄心に、主巻線や補巻線を巻き回した後、端部を円環状に接続して製造された固定子が知られている。
以下にその構成につて図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、直線上に連続した鉄心101に、主巻線111、補巻線112および速調巻線113(補助巻線)が巻き回される。つまり、主巻線111、補巻線112および速調巻線113において、主巻線111の主巻線始端111aから主巻線終端111bへ、補巻線112も同様112aから112bへ、鉄心に交互に巻回され鉄心間は渡り線114により連続で巻回される。また、速調巻線113については、必要に応じ主巻線111若しくは補巻線112に巻回される。各巻線は、一対で終始の末端が存在する。
なお、速調巻線とは、電動機の回転速度を変更可能にするための補助巻線である。
特許第5974592号公報
このような従来の末端接続方法では、鉄心が直線状態で巻回を行う必要があるため、巻回に使用される巻線機が大型化してしまうという課題がある。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る固定子及び電動機は、コアと、巻線と、前記コアと前記巻線との間を絶縁するインシュレータと、を備えた固定子であって、前記インシュレータと前記コアとから成る複数のインシュレータ組を所定の間隔をあけて環状に接続する環状接続部と、前記インシュレータ組と前記環状接続部とから成る二個の固定子部材を、前記インシュレータ組が互いに前記所定の間隔を埋めるよう交互に位置させて組み合わせた組み合わせ構造と、回転子を挿通するための回転子空間と、を備え、前記インシュレータは、前記コアの外周側に配置される継鉄部を覆う外周部と、前記継鉄部から前記コアの内周部に伸びる歯部を覆う内周部と、前記外周部と前記内周部とを接続する接続部と、を備え、前記内周部が前記環状接続部と接続され、前記インシュレータの内周部は、前記コアの内周曲面よりも内周側に位置せず、前記回転子空間の軸中心における上下方向いずれからも、前記回転子を前記回転子空間に挿通可能等とし、これにより所期の課題を解決するものである。
本発明によれば、固定子の製造工程の短縮化と巻線機の小型化が期待できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機の斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係るコアの斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係るインシュレータ及び環状接続部の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る固定子部材の斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る固定子の組み立て説明図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る固定子の斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る回転子載置時の基板固定部における一部断面図である。 図8は、本発明の実施の形態1に係る回転子と固定子の組み立て説明図である。 図9は、従来の巻線の状態を簡略化して示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略または簡略化している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1、図2を用いて本実施の形態に係る電動機1について説明する。なお図1は、本実施の形態に係る電動機1の斜視図、図2は、コア5の斜視図である。
電動機1は、固定子2と、回転子3と、基板4とを備えている。
固定子2は、鉄心すなわちコア5と、インシュレータ6と、巻線7とを備えている。
コア5は、外径側に形成される継鉄部8と継鉄部8から内周側に突出する基部17と、基部17の先端に設けられた歯部9とが一体に形成される。コア5は、固定子2の完成形状において、円環状に構成される。
歯部9は、継鉄部8とは逆側に、後述の回転子空間、言い換えると回転子3の外周面に面する内周曲面33を備えている。
インシュレータ6は、コア5を覆う構成であって、銅やアルミニウムの合金を主な素材とする導電線である巻線7を、インシュレータ6を介して複数の基部17に対して巻回することで、コア5と巻線7の電気的絶縁を図る役割を果たす。
巻線7は、インシュレータ6で部分的に覆われたコア5に、インシュレータ6上から巻回される。巻線7の末端は、インシュレータ6に備えた端子ピンに絡げられ、当該端子ピンにはんだ等で接続される。末端の接続は、ヒュージングなどで行われても良い。
回転子3は、固定子2の円環状における中心に位置する回転子空間に、外周曲面34(図8参照)がコア5の内周曲面33に対向して配置される。回転子3は、巻線7に通電することにより回転し、結果として回転軸10が回転駆動する。回転子3の積層厚み、つまり回転軸10方向の高さは、コア5の同方向の高さと概ね等しい。
基板4は、巻線7が接続された端子ピンと電気的に接続することで、複数本設けられた巻線7の接続関係を維持する。
続いて、図3、図4を用いてインシュレータ組の詳細について説明する。なお図3は、インシュレータ6及び環状接続部11の斜視図、図4は、図3のインシュレータ6及び環状接続部11に対してコアが装着された、固定子部材12の斜視図である。
インシュレータ6は、外周部13と、内周部14と、接続部15と、ガイド部24と、を備え、環状接続部11で接続される。
外周部13は、環状に形成されたインシュレータ6の外周側に位置する。外周部13は、コア5の継鉄部8の内周面に隣接して継鉄部8の内周面を覆う。
内周部14は、環状に形成されたインシュレータ6の内周側に位置する。内周部14は、コア5の歯部9の外周面に隣接して歯部9の外周面を覆う。
接続部15は、外周部13と内周部14とを接続し、コア5の基部17を覆う。接続部15は、コア5の基部17を覆うための貫通孔16を備える。
ガイド部24は、インシュレータ6における外周部13の側面、つまり接続辺25に回転軸10に平行に設けられる。ガイド部24は、隣接するインシュレータ6の設置時に、隣接するインシュレータ6を回転軸10に平行に摺動可能に規制する。つまり、固定子2の外周側の形状維持に寄与する。
貫通孔16は、接続部15に設けられ、外周部13と内周部14とを接続する空間であり、基部17が位置する。
インシュレータ6にコア5が設けられた状態、つまり一個のインシュレータ6と一個のコア5とのセットをインシュレータ組19(図6参照)とする。コア5にインシュレータ6が装着されてインシュレータ組19が構成され、さらにインシュレータ組19が環状接続部11にて環状に連結されて構成された固定子部材12を図4に示す。
環状接続部11は、インシュレータ6の軸方向における一端部に設けられ、インシュレータ組19を構成する内周部14を環状に接続する。環状接続部11は、インシュレータ6と一体形成された一体型の構造体である。環状接続部11は、インシュレータ組19の一端に仮想的に設けられた環状平面18上に、面平行に設けられる。言い換えると、インシュレータ組19は、環状平面18を基準として、同一方向に複数個(図3においては下方に向けて4個)立設される。環状接続部11は、さらに基板固定部20と、係合部26と、リブ32とを備える。
基板固定部20は、環状平面18に対してインシュレータ組19とは逆方向に突出し、基板4を固定するための部位である。基板固定部20は、周方向に少なくとも三個以上備えられる。また、基板固定部20は、固定子2の環形状における回転子空間側に、膨出部27(図7、図8参照)を備える。なお膨出部27の詳細については後述する。
係合部26は、インシュレータ6の両端に設けられる。ここで一端側を係合部26B、他端側を係合部26Aとする。また、インシュレータ空間を、隣接するインシュレータ組19との間に形成され、所定の間隔を有する空間と定義する。
係合部26Bは、環状接続部11におけるインシュレータ空間側であって、環状平面18に対してインシュレータ組19と同方向に環状接続部11と一体形成して設けられる。
係合部26Aは、インシュレータ6の内周部14における突出先端38側に設けられる。二つの係合部26A、係合部26Bが係合することで、内周部14の突出先端38と環状接続部11との位置を固定し、固定子2の内周側の形状維持に寄与する。
係合部26としての係合部26Aと係合部26Bとは、互いに係合する凹凸形状を有することで、インシュレータ6の係合時における径方向への移動を抑制する。
リブ32は、環状接続部11または内周部14の少なくとも一方に、巻線7の隣接するインシュレータ6への渡りをサポートするために設けられる突出部である。リブ32は、環状平面18に対してインシュレータ組19とは逆方向に突出している。巻線7の一部を構成する渡り線がリブ32を介してインシュレータ6間を渡ることで、渡り線を環状接続部11の環に沿って渡らせることができ、切断などを抑制することができる。なお、図3、図4におけるリブ32は、内周部14に設けられた例である。
インシュレータ組19は、環状接続部11に対して等間隔に配置される。つまり、図4においては、インシュレータ組19における周方向の中心を通る中心線であって、回転軸10に平行な中心軸21を基準とすると、中心軸21が環上に90度間隔で配置される。また、一個の固定子部材12において、隣接するインシュレータ組19との間に形成されるインシュレータ空間の幅22は、インシュレータ組19の幅23と一致する。
続いて、固定子2の形成手順について、図5、図6を用いて説明する。なお図5は、固定子2の組み立て説明図、図6は、固定子2の斜視図である。
固定子2の組み立て時には、インシュレータ6に巻線7が巻かれた状態の二個の固定子部材12A、固定子部材12Bを準備する。二個の固定子部材12は、互いの中心軸21が45度ずれた状態、かつ環状接続部11(環状接続部11A、環状接続部11B)が、互いの固定子部材12における遠方端部に位置するよう、位置取りする。この状態では、インシュレータ組19は、対向する固定子部材12のインシュレータ空間と対向する。
この状態で、矢印30A、矢印30Bの方向に、固定子部材12A、固定子部材12Bを接近させていくと、インシュレータ6に設けられた対応するガイド部24A、ガイド部24Bが互いに摺動して、環状を保った状態で、固定子部材12Aと、固定子部材12Bとが接続される。接続状態においては、インシュレータ6の突出先端38に設けられた係合部26Aと、環状接続部11に設けられた係合部26Bとが係合される。係合された状態で、基板固定部20に基板4を配置し、巻線7が固定された端子ピンを基板4に接続することで、固定子2が完成する。なお、図6に示した固定子2は、基板4の表示を省略している。
この状態では、図6に示すように、隣接するインシュレータ組19は、同一周上に配置される。また、環状接続部11Aは、インシュレータ組19の一端(上端)に、環状接続部11Bはインシュレータ組19の他端(下端)、すなわち互いに対向して固定子2の両端に配置される。つまり、固定子2は、インシュレータ組19が互いに所定の間隔を埋めるよう交互に位置させて組み合わせた組み合わせ構造を有する。
このような形状を有する固定子2は、一個の固定子部材12に対して、巻線機により、環状に設けられたインシュレータ6の外周から巻線を施すことが可能となる。このため、巻線機の小型化が可能になる。
また、2つの同一形状の固定子部材12を製造すればよく、部品点数の少数化に寄与できる。
さらに、内周部14は係合部26で、外周部13はガイド部24で2つの固定子部材12が係合されるため、固定子2の環状を内周及び外周にて強固に維持することができる。
続いて、図7および図8を用いて、膨出部の構成、及び回転子3と固定子2の組み立て手順について説明する。なお、図7は回転子3載置時の基板固定部20における一部断面図、図8は回転子3と固定子2の組み立て説明図である。
基板固定部20は、図7に示すように、膨出部27を備えている。
膨出部27は、固定子2と回転子3とが組み合わされた状態において、コア5の内周曲面33よりも、径方向で回転子空間側へ膨出している。膨出部27の膨出度合いは、膨出部27の最内周端部36が、コア5の内周曲面33よりも内周であって回転子3の外周曲面34と接触する程度である。言い換えると、膨出部27は、内周曲面33を基準として、内周曲面33と外周曲面34との距離であるギャップ長35程度、内周方向に膨出しており、複数の外周曲面34にて形成される円周と同一円周上に位置している。当然、膨出部27を外周曲面34の同一円周よりもさらに内周まで膨出させてもよい。
固定子2と回転子3とが組み合わされた状態において、回転子3の回転軸方向端部28とコア5の回転軸方向端部37が回転軸方向でほぼ一致している。そして膨出部27は、回転子3の回転軸方向端部28より回転軸方向において外側(図7における回転軸方向端部28よりも上側)に位置している。また、膨出部27は、回転軸方向の外側にある基板固定部20の先端部31から回転子空間に向かうにつれて内周方向に向かう勾配29を備えている。
以上が、膨出部27の構成である。
ところで、回転子3を固定子2の回転子空間に挿通した組み立て状態においては、コア5の内周曲面33と回転子3の外周曲面34との間にギャップ長35が設けられている。ギャップ長35は、小さい方が電動機としての性能が高くなり、電動機によっては1mmにも満たない。言い換えると、回転子3の外周曲面34と固定子の内周曲面33との間には、ギャップ長35の隙間しか存在しないこととなる。
通常、このような状態で、電動機1の組み立て時には回転子3を固定子2の回転子空間に挿通するため、挿通を非常に精密に行う必要がある。少しでも挿通にブレが存在すると、外周曲面34が環状接続部11に接触し、環状接続部11のリブ32間に引き回されている渡り線を踏み切り、即ち断線するに至る。
これに対して、本実施の形態に係る固定子2は、膨出部27を備えている。回転子3を固定子2に挿通する際、回転子3は回転子空間の軸中心30における上下方向いずれかから固定子2に、回転子3の回転軸方向端部28とコア5の積層端面の両方が一致するまで挿通される。この際、回転子3の外周曲面34は、膨出部27に接触し、さらに勾配29によって回転子3の回転軸10が回転子空間の軸中心30と同一線上に導かれる。
これにより、回転子3の挿通時における位置の精密性が確保される。従って、環状平面18上に渡り線を引き回し、この渡り線が弛みによって回転子空間へ近接したとしても、膨出部27が回転子3を精密に中央に誘導するため、回転子3の挿入不良で渡り線を踏み切ることを防止可能となる。更に、膨出部27を回転軸方向端部28の外側に位置するため、回転子3の回転駆動時であっても、膨出部27が回転子3に接触することなく運転することができる。
なお、本実施の形態において、膨出部27を円周均等に配置しているが、不均等でも構わず、回転子3を中心に誘導する目的から少なくとも三点備えればよい。
また膨出部27の形状においても回転子3の外周曲面34を支持できる形状であれば良い。
また、本実施の形態においては、1個の固定子部材12に4個のインシュレータ組19を接続しているが、複数であれば4個に限らない。AC電動機においては、巻線の特性上、一個の固定子部材12に偶数個のインシュレータ組19を備えることが好ましい。
また、コア5とインシュレータ6と環状接続部11、つまりインシュレータ組19は一体成型されてもよい。コア5を鋳型に複数配置し、インシュレータ6及び環状接続部11を構成する樹脂を流し込むことにより、インシュレータ組19を構成する。このように生成されたインシュレータ組19は、その形状から、製造物として一体形成されたことが製品状態で確認可能となる。
このようにして構成された固定子2は、電動機1に利用可能であり、さらに電動機1は送風装置に好適に利用可能である。
本発明にかかる固定子は、電動機の製造効率を高めることができるものとして有用である。
1 電動機
2 固定子
3 回転子
4 基板
5 コア
6 インシュレータ
7 巻線
8 継鉄部
9 歯部
10 回転軸
11、11A、11B 環状接続部
12、12A、12B 固定子部材
13 外周部
14 内周部
15 接続部
16 貫通孔
17 基部
18 環状平面
19 インシュレータ組
20 基板固定部
21 中心軸
22、23 幅
24、24A、24B ガイド部
25 接続辺
26、26A、26B 係合部
27 膨出部
28 回転軸方向端部
29 勾配
30 軸中心
31 先端部
32 リブ
33 内周曲面
34 外周曲面
35 ギャップ長
36 最内周端部
37 回転軸方向端部
38 突出先端

Claims (13)

  1. コアと、巻線と、前記コアと前記巻線との間を絶縁するインシュレータと、を備えた固定子であって、
    前記インシュレータと前記コアとから成る複数のインシュレータ組を所定の間隔をあけて環状に接続する環状接続部と、
    前記インシュレータ組と前記環状接続部とから成る二個の固定子部材を、前記インシュレータ組が互いに前記所定の間隔を埋めるよう交互に位置させて組み合わせた組み合わせ構造と、
    回転子を挿通するための回転子空間と、を備え、
    前記インシュレータは、
    前記コアの外周側に配置される継鉄部を覆う外周部と、
    前記継鉄部から前記コアの内周部に伸びる歯部を覆う内周部と、
    前記外周部と前記内周部とを接続する接続部と、を備え、
    前記内周部が前記環状接続部と接続され、
    前記インシュレータの内周部は、
    前記コアの内周曲面よりも内周側に位置せず、
    前記回転子空間の軸中心における上下方向いずれからも、前記回転子を前記回転子空間に挿通可能な固定子。
  2. コアと、巻線と、前記コアと前記巻線との間を絶縁するインシュレータと、を備えた固定子であって、
    前記インシュレータと前記コアとから成る複数のインシュレータ組を所定の間隔をあけて環状に接続する環状接続部と、
    前記インシュレータ組と前記環状接続部とから成る二個の固定子部材を、前記インシュレータ組が互いに前記所定の間隔を埋めるよう交互に位置させて組み合わせた組み合わせ構造と、を備え、
    前記インシュレータ組は、
    前記二個の固定子部材を組み合わせた状態において同一周上に配置され、
    前記二個の固定子部材それぞれに属する前記環状接続部同士は、
    前記二個の固定子部材を組み合わせた状態において、前記コアを挟んで、前記インシュレータの軸方向における一端側と他端側とに対向して配置される固定子。
  3. 一個の前記固定子部材を構成する前記インシュレータと前記環状接続部とは、一体成型された請求項1または2記載の固定子。
  4. 前記環状接続部は、
    所定の環状平面上で環を形成し、
    前記インシュレータ組は、
    前記環状平面に対して同一方向に複数立設された請求項1または2記載の固定子。
  5. 前記環状接続部は、
    前記環状平面における前記インシュレータ組とは逆面に向けて、前記巻線を接続するための基板を固定する基板固定部を備えた請求項4記載の固定子。
  6. 前記インシュレータ組は、
    前記環状接続部に等間隔に配置された請求項1または2記載の固定子。
  7. 前記インシュレータは、
    隣接するインシュレータと接触する接続辺に前記隣接するインシュレータをガイドするガイド部を備えた請求項1または2記載の固定子。
  8. 前記インシュレータは、
    一端が、当該インシュレータが属する固定子部材の環状接続部と一体成型され、
    他端に、当該インシュレータが属さない固定子部材の環状接続部と係合する係合部を備えた請求項1または2記載の固定子。
  9. 一個の前記固定子部材は、
    前記インシュレータ組を偶数個備えた請求項1または2記載の固定子。
  10. 前記インシュレータ組は一体形成された請求項1または2記載の固定子。
  11. 前記環状接続部または前記内周部の少なくとも一方に、前記巻線の隣接するインシュレータへの渡りをサポートするリブを備えた請求項記載の固定子。
  12. 前記環状接続部は、
    前記巻線を接続するための基板を固定する基板固定部を備え、
    前記基板固定部は、
    前記コアの回転子に対向する内周曲面よりもさらに内周側に膨出する膨出部を備えた請求項1または2記載の固定子。
  13. 請求項1または2記載の固定子を備えた電動機。
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