JP6924934B2 - 巻線固定構造体、及び電動機 - Google Patents

巻線固定構造体、及び電動機 Download PDF

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Description

本発明は、巻線固定構造体、及び電動機に関するものである。
例えば、扇風機等に備えられる電動機として、電動機内部の巻装された巻線の端部を、インシュレータに備えられた端子ピンに絡げ、その後インシュレータの天面方向から端子台と係合させ、端子台を固定するものが知られている。この場合、インシュレータと端子台には係合部を備え付ける必要がある。
そのために、従来では端子台に端子ピンを挿入する端子孔が設けられており、インシュレータに備えられた端子ピンを端子孔に挿入し、半田止めすることで端子台を係合保持している(例えば、特許文献1参照)。
以下、その電動機について、図9を参照しながら説明する。
図9は、従来の電動機を示す断面図である。電動機100は、ハウジング101と、固定子鉄心102と、インシュレータ103と、端子台107と、シャフト109と、端子ピン121と、で形成される。インシュレータ103に挿入された端子ピン121が、端子台107に設けられた端子ピン121を挿入する端子孔を通り、半田止めされて、インシュレータ103と端子台107が係合保持される構造となっている。これにより、端子台を電動機100の内部に取り付けることができる。
特開2005−287127号公報
このような従来の電動機においては、一体として形成されたインシュレータに端子台と係合する機構を設けている。これに対して、近年ではインシュレータを複数の分割した部材で構成して、この複数の部材のうちの一部のみに端子台と係合する機構を設けるケースが増加している。このような場合には、複数の形状のインシュレータを製造するために複数の金型が必要となり、コストアップに繋がっていた。また、インシュレータの形状を同一にした場合には、インシュレータと端子台を係合するための別の部材が必要となっていた。
本発明は、このような従来の課題を改善するものであり、インシュレータを同一形状で簡素化でき、インシュレータの汎用性の向上と、金型費の低減を可能とする巻線固定構造体およびこれを備えた電動機を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る巻線固定構造体は、回転軸を軸中心として回転する円筒形状のロータの外周側に配置されたステータコアに設けられるインシュレータと、前記インシュレータに巻装された巻線の端部を固定するための端子台とを備えた巻線固定構造体において、前記端子台は、板状の一面に前記インシュレータに向けて突出する突出部と、前記突出部の先端に前記インシュレータに係合する端子台側係合部と、を備え、前記インシュレータは、周方向に連結して前記ステータコアを覆う複数の絶縁部材と、前記絶縁部材にて前記端子台側係合部に係合する絶縁部材側係合部と、を備え
前記絶縁部材は、前記ステータコアの内周に対応する内周壁と、前記ステータコアの外周に対応する外周壁と、を備え、前記突出部は、前記内周壁に対応する内周側突出部と、前記外周壁に対応する外周側突出部と、を備え、前記内周側突出部は、先端に前記内周壁と係合する端子台内周側係合部を備え、前記端子台内周側係合部は、前記内周側突出部の先端において前記内周壁を外周側から内周側に付勢する係合爪であり、前記端子台は、内周側端部が前記内周壁と同一又は前記内周壁よりも外周側に位置する。これにより、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、インシュレータの汎用性の向上と、金型費の低減を可能とする巻線固定構造体およびこれを備えた電動機を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1、2、3に係る電動機を示す断面図である。 図2Aは、実施の形態1に係る電動機の絶縁部材の平面図である。 図2Bは、図2Aの2B−2B断面図である。 図3は、実施の形態1に係る電動機の端子台の斜視図である。 図4Aは、実施の形態1に係る電動機の端子台とインシュレータを係合する際の斜視図である。 図4Bは、実施の形態1に係る電動機1のインシュレータ3と端子台5とが係合した斜視図である。 図5は、実施の形態1に係る電動機の端子台とインシュレータにおける外周側係合部と内周側係合部と挟持部と内周壁と外周壁の形状と位置関係を示す簡略図である。 図6は、実施の形態1に係る電動機の端子台の底面と端子ピン挿入穴の開口面との間に発生する隙間の拡大図を示す簡略図である。 図7は、変形例に係る電動機の端子台とインシュレータとの係合時における簡略的な位置関係を示す断面図である。 図8は、変形例に係る電動機の端子台とインシュレータとの係合時における簡略的な位置関係を示す断面図である。 図9は、従来の電動機を示す断面図である。
本発明に係る巻線固定構造体は、回転軸を軸中心として回転する円筒形状のロータの外周側に配置されたステータコアに設けられるインシュレータと、インシュレータに巻装された巻線の端部を固定するための端子台とを備えた巻線固定構造体において、端子台は、板状の一面にインシュレータに向けて突出する突出部と、突出部の先端にインシュレータに係合する端子台側係合部と、を備える。また、インシュレータは、周方向に連結してステータコアを覆う複数の絶縁部材と、絶縁部材にて端子台側係合部に係合する絶縁部材側係合部を備えた構成とする。
これにより、突出部を端子台側に設けることで、インシュレータの汎用性の向上と、金型費の低減を可能とする。さらに、インシュレータと端子台とは、互いに係合する係合部を備えている。そのため、追加の部材を用いることなく、インシュレータと端子台とを係合することができる。
また絶縁部材は、ステータコアの内周に対応する内周壁と、ステータコアの外周に対応する外周壁とを備える。また、突出部は、内周壁に対応する内周側突出部と、外周壁に対応する外周側突出部とを備える。内周側突出部は、先端に内周壁と係合する端子台内周側係合部を備える。端子台内周側係合部は、内周側突出部の先端において内周壁を外周側から内周側に付勢する係合爪である。そして、端子台は、内周側端部が内周壁と同一又は内周壁よりも外側に位置している。
これにより、端子台にステータコアの外周から内周方向への応力が加わった際における、端子台のずれを抑制することができるという効果を奏する。
そして、ロータをステータコアに挿入する空間が確保される。つまり、ロータの挿入性を損なわず、容易にロータを挿入することができるという効果を奏する。
また、端子台は、外周側突出部の内周側に、外周側突出部との間で外周壁を挟持する挟持部を備えてもよい。
これにより、端子台にステータコアの径方向外周側への力が加わった際に、外周壁を外周側突出部と挟持部とで挟持することで端子台のずれを抑制することができるという効果を奏する。
また、挟持部は、先端に外周壁と係合する挟持係合部を備える。挟持係合部は、挟持部の先端において外周壁を内周側から外周側に付勢する係合爪である。
これにより、端子台にステータコアの外周から内周方向への応力が加わった際における、端子台のずれの抑制することができるという効果を奏する。
また、外周側突出部は、先端に外周壁と係合する端子台外周側係合部を備える。端子台外周側係合部は、外周側突出部の先端において外周壁を外周側から内周側に付勢する係合爪である。
これにより、端子台にステータコアの外周から内周方向への応力が加わった際における、端子台のずれの抑制することができるという効果を奏する。
また、端子台は、内周側突出部と同一円周上にて、インシュレータに向けて突出する板状支持部を備え、板状支持部は、少なくとも2つの隣接する内周壁にわたって内周壁の端子台側の頂部に当接してもよい。
これにより、端子台とインシュレータが係合する際、及び係合後において、インシュレータとステータコアの軸方向の嵌合ずれを抑制することができるという効果を奏する。
また、端子台は、外周側突出部と同一円周上にて、インシュレータに向けて突出する板状支持部を備え、板状支持部は、少なくとも2つの隣接する外周壁にわたって外周壁の端子台側頂部に当接してもよい。
これにより、端子台とインシュレータが係合する際、及び係合後において、インシュレータとステータの軸方向の嵌合ずれを抑制することができるという効果を奏する。
また、突出部の回転軸方向の長さは、インシュレータに設けられた端子ピンを挿入する挿入穴の端子台側端面と、端子台に設けられた端子ピンを挿入する端子孔との間に所定の隙間を形成する長さであり、隙間における軸方向の幅は、巻線の直径より大きくしてもよい。
これにより、端子台とインシュレータを係合した際に、インシュレータに設けられた端子ピンを挿入する挿入穴の端子台側端面と端子台に設けられた端子ピンを挿入する端子孔との隙間が巻線の直径より大きいため、巻線と端子台が接触することがなくなり、端子台とインシュレータの圧迫による巻線の断線不良を低減することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実態の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機1を示す断面図である。図2Aは、実施の形態1に係る電動機1の絶縁部材33aの平面図である。図2Bは、図2Aの2B−2B線断面図である。図3は、実施の形態1に係る電動機1の端子台5の斜視図である。
以下、図1〜図3を参照しながら本実施の形態に係る電動機1の内部構成について説明する。
電動機1は、内転型のACモータであり、例えば、扇風機の駆動源として利用される。電動機1は、回転子6(ロータ)と、固定子2と、シャフト9(回転軸)と、を備える。回転子6と固定子2はハウジング7aとハウジング7bとで覆われている。すなわちハウジング7aとハウジング7bが電動機1の外郭を構成する。
次に、各構成要素について、順次説明する。
回転子6は、ロータコアにアルミ合金を流し込み、固化させたものである。回転子6は、円筒形状を有し、円筒形状における天面(図1における上側)及び底面(図1における下側)を貫通するシャフト9に固定されている。
シャフト9は、円筒棒状であり、回転子6の天面側に軸受け10aが、底面側に軸受け10bが挿入されている。
軸受け10a及び軸受け10bは、円筒形のリングである内輪と、円筒形のリングであって内輪より径の大きい外輪と、内輪と外輪との間で内輪と外輪とをそれぞれを独立して回転可能に保持する複数の転動体とを備えている。軸受け10aは、外輪をハウジング7aの底面(図1における上側)、軸受け10bは外輪をハウジング7bの底面(図1における下側)にそれぞれ固定されている。また軸受け10a及び軸受け10bの内輪は、シャフト9にそれぞれ固定されている。
固定子2は、円筒形状を有し、固定子鉄心15(ステータコア)とインシュレータ3と巻線4と端子台5を備えている。
固定子鉄心15は、ドーナツ形状の鉄板を積層して構成された円筒形状である。中心の円筒形空間、すなわち内孔に回転子6が位置される。つまり回転子6に接続されたシャフト9が回転軸となり、回転子6が回転する。固定子鉄心15は、天面から底面にかけて貫通するスロット、すなわち巻線を巻装するための空間を複数有している。
インシュレータ3は、樹脂成形された絶縁物であり、固定子鉄心15のスロットに対して、軸方向から挿入される。インシュレータ3は、天面側(図1における上側)のインシュレータ3aと底面側(図1における下側)のインシュレータ3bとから構成されている。すなわち、インシュレータ3a、3bは、円筒形状である固定子鉄心15に対して天面及び底面からそれぞれ対向させて挿入される。インシュレータ3aは、図2A、図2Bに示す絶縁部材33aを複数個接続されてなり、絶縁部材33aを固定子鉄心15の周方向に連結することで円筒形のインシュレータ3aが形成される。また、インシュレータ3bも同様に、絶縁部材33bを固定子鉄心15の周方向に連結することで形成される。周方向に連結された円筒形のインシュレータ3a、3bを固定子鉄心15の天面及び底面から挿入することで、固定子鉄心15に設けられたスロットを絶縁部材33a、33bで覆うことができる。ここで、天面側から連結して挿入される絶縁部材33aは、全て同一形状である。同じく底面側から連結して挿入される絶縁部材33bは全て同一形状である。なお、絶縁部材33a、33bは、同一形状であってもよい。
図2A、図2Bに示すように、絶縁部材33aは、固定子鉄心15の内周に対応する内周壁13と固定子鉄心15の外周に対応する外周壁14とを備えている。なお、内周壁13が固定子鉄心15の内周に対応する、とは、絶縁部材33aを固定子鉄心15に挿入する際、内周壁13が固定子鉄心15の内周面に沿って挿入されることを言う。また、外周壁14が固定子鉄心15の外周に対応する、とは、絶縁部材33aを固定子鉄心に挿入する際、外周壁14が固定子鉄心15の外周面に沿って挿入されることを言う。また、絶縁部材33aは、端子台5を係合保持するために、内周壁13に内周側係合部16を、外周壁14に外周側係合部17を備えている。ここで、内周側係合部16と外周側係合部17とで、絶縁部材側係合部34を構成している。さらに、絶縁部材33aは、内周壁13に端子台側頂部27を備えている。端子台側頂部27とは、内周壁13の端子台5側で最も高い位置のことである。なお、各係合部の詳細については後述する。
複数の絶縁部材33aを周方向に連結することで、円筒形のインシュレータ3aが形成される。そして、インシュレータ3aは、固定子鉄心15に形成されている周方向に等間隔に存在するスロットに天面側から挿入される。また、複数の絶縁部材33bを周方向に連結することで、円筒形のインシュレータ3bが形成される。そして、インシュレータ3bは、固定子鉄心15に形成されている周方向に存在するスロットに底面側から挿入される。このように各スロットに上下方向(軸方向)から挿入されたインシュレータ3aとインシュレータ3bとは連結され、インシュレータ3となる。また、絶縁部材33aの天面側には端子ピン11を備え付けるための、端子ピン挿入穴12が設けられており、絶縁部材33aの上方から端子ピン11が挿入される。端子ピン11は、インシュレータ3に巻装された巻線4の端部が絡げられる。なお上方とは、図2Bの断面図上部を意味し、天面側と同一の方向を指す。
巻線4は、絶縁被膜された銅線であり、固定子鉄心15のスロットに挿入されたインシュレータ3上に、固定子鉄心15と接触しないように巻装されている。
端子台5は、樹脂成形された板状の絶縁物であり、固定子鉄心15の例えば天面側、つまりインシュレータ3a側に設けられる。図3に示すように、端子台5は、端子ピン11が貫通可能な複数の端子孔18を備えている。
端子台5は、インシュレータ3aと係合保持するために、板状の一面に内周側突出部19、外周側突出部20を備える。内周側突出部19は内周壁13に対応し、外周側突出部20は外周壁14に対応している。なお、内周側突出部19が内周壁13に対応する、とは、内周側突出部19が内周壁13に向けて突出していることをいう。また、外周側突出部20が外周壁14に対応している、とは、外周側突出部20が外周壁14に向けて突出していることを言う。そして、内周側突出部19は、先端に内周壁13と係合する端子台内周側係合部24を備える。また、外周側突出部20は、先端に外周壁14と係合する端子台外周側係合部25を備える。ここで、端子台内周側係合部24と端子台外周側係合部25とで、端子台側係合部35を構成している。そして、端子台5は、内周側突出部19の外周側であって外周側突出部20の内周側に、設置時に外周壁14を外周側突出部20と挟持するための挟持部21を備えている。
また端子台5は、設置時における内周壁13側にはインシュレータ3に向けて突出する板状支持部22を備えている。これらの係合する形状を有するインシュレータ3と端子台5が巻線固定構造体を構成する。
続けて、図2A〜図6を参照しながら、各構成要素の詳細、及びインシュレータ3aと端子台5の係合時における各構成要素の位置関係について説明する。
なお、図4Aは、実施の形態1に係る電動機1のインシュレータ3と端子台5を係合する際の斜視図である。図4Bは、実施の形態1に係る電動機1のインシュレータ3と端子台5とが係合した斜視図である。図4A、図4Bに示すように、端子台5が、天面側からインシュレータ3に挿入され、端子台5とインシュレータ3とが係合する。なお、簡略化のため、図4A,図4Bでは、巻線4、回転子6は省略している。図5は、実施の形態1に係る電動機1の端子台5とインシュレータ3との係合時における簡略的な位置関係を示す断面図である。
図5に示すように、内周側においては内周壁13に設けられた内周側係合部16と端子台内周側係合部24とが係合している。言い換えると、内周壁13と端子台内周側係合部とが係合している。
内周側係合部16は、絶縁材料33aの内周壁13に形成され内周壁13を径方向に貫通する孔である。なお、本実施の形態では、内周側係合部16は、貫通孔であるが、貫通していなくてもよい。
図5に示すように、内周側突出部19は、端子台5の内周側端部側の底面から更に下方に向けて、内周壁13に対応させて突出した支柱である。また、内周側突出部19は、固定子鉄心15の内周よりも外側に位置している。内周側突出部19の先端には、爪形状の端子台内周側係合部24が設けられている。なお、ここでいう先端とは、内周側突出部19の先端部近傍を意味している。そのため、端子台内周側係合部24は、必ずしも内周側突出部19の最先端部に設けられる必要はない。
端子台内周側係合部24は、具体的な形状として一方向に突出するすなわち係合爪である。また端子台内周側係合部24である係合爪の先端は、シャフト9の方向に向けられている。係合爪の先端が内周側係合部16の外周側から挿入されることで、内周側係合部16と端子台内周側係合部24とが係合される。つまり、端子台5の内周側がインシュレータ3の内周壁13に係合保持される。さらに、端子台内周側係合部24は、内周壁13を外周側から内周側に付勢する係合爪であるとも言える。
また、外周側においては、外周壁14に設けられた外周側係合部17と端子台外周側係合部25とが係合している。言い換えると、外周壁14と端子台外周側係合部25とが係合している。さらに、外周壁14が外周側突出部20と挟持部21とで挟持されている。以下、順に説明する。
外周側係合部17は、絶縁材料33aの外周壁14に形成され、外周方向に開口部を向けた凹形状を有している。
図5に示すように、外周側突出部20は、端子台5の外周側端部から外周壁14に対応させて下方に向けて突出した支柱である。
外周側突出部20の先端には、爪形状の端子台外周側係合部25が設けられている。
端子台外周側係合部25は、具体的な形状として一方向に突出するすなわち係合爪である。また端子台外周側係合部25である係合爪の先端は、シャフト9の方向に向けられている。係合爪の先端が外周側係合部17の凹形状における開口部に外周側から挿入されることで、外周側係合部17と端子台外周側係合部25とが係合される。つまり、端子台5の外周側がインシュレータ3の外周壁14に係合保持される。さらに、端子台外周側係合部25は、外周壁14を外周側から内周側に付勢する係合爪であるとも言える。
挟持部21は、内周側突出部19より外周側かつ外周側突出部20より内周側に位置し、端子台5の底面から下方に向けて突出した支柱である。図5に示すように、挟持部21は、端子台5とインシュレータ3を係合した際に、インシュレータ3上部の外周壁14の内周側に当接する。これにより外周壁14の外周側を外周側突出部20が保持し、外周壁14の内周側を挟持部21が保持することになる。すなわち外周壁14を挟持部21と外周側突出部20とが挟持する。
板状支持部22は、内周壁13と同一面上、すなわち内周側突出部19と同一円周上に位置する。また、板状支持部22は、端子台5の内周側端部の底面から下方に向き、かつ内周壁13の周上に沿って板状に突出している。また板状支持部22の周方向の長さは、少なくとも隣接する内周壁13の2つ分の長さ以上である。さらに板状支持部22の軸方向の長さ(高さ)は、図5に示すように、端子台5とインシュレータ3が係合保持した際に、内周壁13の上部に板状支持部22が当接する長さである。
図6は、実施の形態1に係る電動機1の端子台5の底面と端子ピン挿入穴12の開口面との間に発生する隙間の拡大図を示す概略図である。図6に示すように、回転軸方向の隙間の長さは、端子台5とインシュレータ3が係合した際に、端子ピン挿入穴12の開口面すなわち端子台側端面と、端子孔18のインシュレータ3側の面との間の距離(隙間)が、巻線4の直径より大きくなる長さである。なお、図6では、端子ピン11が内周側にある場合について記載しているが、端子ピン11は、外周側にあってもよい。
以上が電動機1、巻線固定構造体、各係合部の構造とその位置関係である。
続いて、端子台5とインシュレータ3を係合させるための作業工程を説明する。
まず固定子鉄心15の各スロットの上下方向から、インシュレータ3a、3bを挿入した後、端子ピン挿入穴12に端子ピン11を挿入する。端子ピン11挿入後、端子ピン11に巻線4の端部を絡げ、固定子鉄心15に備わったインシュレータ3を覆う形で巻線4を巻装する。その後、端子孔18に端子ピン11を貫通するように、端子台5をインシュレータ3aに天面側から押し込む(図4A、図4B参照)。
押し込んだ際に、内周側係合部16に外周側から、端子台内周側係合部24すなわち係合爪が係合し、また外周側係合部17に外周側から、端子台外周側係合部25すなわち係合爪が係合する。
これにより、端子台5の内周方向への位置ずれと、軸方向の位置ずれを抑制することが可能となる。
また端子台5を押し込んだ際に、挟持部21の先端がインシュレータ3の外周壁14に接触して内周側から外周側に向けて付勢する。つまり外周壁14の内周側に挟持部21が位置することになり、端子台5の外周側への位置ずれを抑制することが可能となる。
さらに端子孔18と端子ピン挿入穴12との間に生じた隙間が巻線の直径より大きいことから、端子ピン11に絡げた巻線4が、端子孔18の底面と端子ピン挿入穴12の端子台5方向の面によって上下方向から挟まれ、断線することを抑制することが可能となる。
また端子台5を押し込んだ際に、板状支持部22が複数(少なくとも2つ)の内周壁13の端子台5側で最も高い位置、すなわち端子台側頂部27と当接する。ここでインシュレータ3aを構成する複数の絶縁部材33aは、樹脂製で比較的柔らかく、周方向に複数連結した際にはその精度によって波状の歪みを形成してしまう。これに対して板状支持部22が歪みを修正する役割を果たす。
また、端子台5に突出部となる内周側突出部19、外周側突出部20、挟持部21、板状支持部22を形成することで、インシュレータ3aを構成する絶縁部材33aを同一にし、すなわち形状を簡素化することができる。また、同様に、インシュレータ3bを構成する絶縁部材33bを同一にし、形状を簡素化することができる。これにより、インシュレータ3の金型費用を抑えることが可能となる。
また端子台5とインシュレータ3とが係合した際に、内周側突出部19が、固定子2の最内周よりも外周側に位置しており、また端子台5の内周側端部が内周壁13と同一又は内周壁13よりも外周側に位置している。そのため、回転子6は、端子台5に阻害されることなく、容易に固定子2内に挿入されることが可能となる。
(変形例)
以下、図7、図8を参照しながら、絶縁部材側係合部34である外周側係合部17、内周側係合部16、及び、端子台側係合部35である端子台内周側係合部24、端子台外周側係合部25、さらに挟持部21に設けられる挟持部係合部26(図7参照)の変形例について説明する。
図7、図8は、変形例に係る電動機1の端子台5とインシュレータ3との係合時における簡略的な位置関係を示す断面図である。
図7に示す例では、外周側係合部17に外周側及び内周側に向かって開口する2つの凹部が設けられている。そして、外周側突出部20の先端には、係合爪である端子台外周側係合部25が、内周側に向かって設けられている。また、挟持係合部26が、挟持部21の先端に設けられている。挟持係合部26は、係合爪である挟持係合部26が外周側に向かって設けられている。これら2つの係合爪が内周及び外周側から外周側係合部17である凹部に対して係合する。なお、図7において、外周側係合部17には、外周側及び内周側に向かって開口する2つの凹部が設けられている例を示したが、2つの凹部は連通していてもよい。
図8に示す例では、外周側係合部17に内周に向かって開口する凹部が設けられている。そして、外周側突出部20は係合爪を備えていない。すなわち、外周側突出部20は、外周側係合部17を外周側から付勢するのみである。そして、挟持部21の先端に設けられる挟持部係合部26として外周側に向かって突出する係合爪が凹部に対して内側から係合する。
図7、図8に2つの例を示したが、他の例として外周側係合部17には凹部を設けず、外周側突出部20及び挟持部21とで外周側係合部17つまり外周壁14を付勢して挟持する構造にしてもよい。この場合、外周側突出部20の先端及び挟持部21の先端には係合爪は設けられていない。
また、板状支持部22を外周壁14側に設けてもよい。すなわち、外周壁14と同一面上、すなわち外周側突出部20と同一円周上に板状支持部22を位置させ、端子台5の外周側端部底面から下方に向き、かつ外周壁14の周上に沿って板状に突出させる。また板状支持部22の周方向の長さは、少なくとも隣接する外周壁2つ分の長さ以上である。さらに板状支持部22の軸方向の長さ(高さ)は、端子台5とインシュレータ3が係合保持した際に、外周壁14の上部に板状支持部22が当接する長さとする。
また、板状支持部22は、外周壁14及び内周壁13の双方にもうけてもよい。この場合、一方に設けるよりもインシュレータ3の安定が増す。
本発明に係る電動機は、インシュレータの簡素化による、インシュレータの汎用性の向上、インシュレータ金型費用の低減、電動機の組み立て時における巻線の断線不良の低減と、組み立て作業の簡素化、端子台とインシュレータを固定した際におけるずれの抑制が可能であり、例えば、扇風機の駆動用電動機に適用できる。
1 電動機
2 固定子
3,3a,3b インシュレータ
4 巻線
5 端子台
6 回転子(ロータ)
7a,7b ハウジング
9 シャフト(回転軸)
10a,10b 軸受け
11 端子ピン
12 端子ピン挿入穴
13 内周壁
14 外周壁
15 固定子鉄心(ステータコア)
16 内周側係合部
17 外周側係合部
18 端子孔
19 内周側突出部(突出部)
20 外周側突出部(突出部)
21 挟持部
22 板状支持部
24 端子台内周側係合部(端子台側係合部)
25 端子台外周側係合部(端子台側係合部)
26 挟持係合部
27 端子台側頂部
33a,33b 絶縁部材
34 絶縁部材側係合部
35 端子台側係合部
100 電動機
101 ハウジング
102 固定子鉄心
103 インシュレータ
107 端子台
109 シャフト
121 端子ピン

Claims (9)

  1. 回転軸を軸中心として回転する円筒形状のロータの外周側に配置されたステータコアに設けられるインシュレータと、前記インシュレータに巻装された巻線の端部を固定するための端子台とを備えた巻線固定構造体において、
    前記端子台は、
    板状の一面に前記インシュレータに向けて突出する突出部と、
    前記突出部の先端に前記インシュレータに係合する端子台側係合部と、を備え、
    前記インシュレータは、
    周方向に連結して前記ステータコアを覆う複数の絶縁部材と、
    前記絶縁部材にて前記端子台側係合部に係合する絶縁部材側係合部と、を備え
    前記絶縁部材は、
    前記ステータコアの内周に対応する内周壁と、
    前記ステータコアの外周に対応する外周壁と、を備え、
    前記突出部は、
    前記内周壁に対応する内周側突出部と、
    前記外周壁に対応する外周側突出部と、を備え、
    前記内周側突出部は、
    先端に前記内周壁と係合する端子台内周側係合部を備え、
    前記端子台内周側係合部は、
    前記内周側突出部の先端において前記内周壁を外周側から内周側に付勢する係合爪であり、
    前記端子台は、
    内周側端部が前記内周壁と同一又は前記内周壁よりも外周側に位置する巻線固定構造体。
  2. 前記外周側突出部の内周側に、前記外周側突出部との間で前記外周壁を挟持する挟持部を備えた請求項1に記載の巻線固定構造体。
  3. 前記挟持部は、
    先端に前記外周壁と係合する挟持係合部を備え、
    前記挟持係合部は、
    前記挟持部の先端において前記外周壁を内周側から外周側に付勢する係合爪である請求項2に記載の巻線固定構造体。
  4. 前記外周側突出部は、
    先端に前記外周壁と係合する端子台外周側係合部を備え、
    前記端子台外周側係合部は、
    前記外周側突出部の先端において前記外周壁を外周側から内周側に付勢する係合爪である請求項1に記載の巻線固定構造体。
  5. 前記端子台は、
    前記内周側突出部と同一円周上にて、前記インシュレータに向けて突出する板状支持部を備え、
    前記板状支持部は、
    少なくとも2つの隣接する前記内周壁にわたって前記内周壁の前記端子台側の頂部に当接する請求項1に記載の巻線固定構造体。
  6. 前記端子台は、
    前記外周側突出部と同一円周上にて、前記インシュレータに向けて突出する板状支持部を備え、
    前記板状支持部は、
    少なくとも2つの隣接する前記外周壁にわたって前記外周壁の前記端子台側の頂部に当接する請求項1に記載の巻線固定構造体。
  7. 前記突出部の前記回転軸方向の長さは、
    前記インシュレータに設けられた端子ピンを挿入する挿入穴の端子台側端面と、前記端子台に設けられ前記端子ピンを挿入する端子孔との間に所定の隙間を形成する長さである請求項1に記載の巻線固定構造体。
  8. 前記隙間の前記回転軸方向の幅は、
    前記巻線の直径より大きい請求項7に記載の巻線固定構造体。
  9. 回転軸を軸中心として回転する円筒形状のロータと、
    前記ロータの外周側にて通電により前記ロータを回転させるステータと、
    請求項1に記載の巻線固定構造体と、
    前記巻線固定構造体のインシュレータに巻装される巻線と、を備えた電動機。
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