JP7049955B2 - 水門開閉装置及びチェーン張力調整方法 - Google Patents
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Description
そして、特許文献3に記載の水門開閉装置は、回転駆動によってチェーンをチェーン収容機構に引き上げる第2駆動スプロケットを備えることから、チェーンをチェーン収容機構に安定的に案内することが可能である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、チェーンの弛みを緩和し又は取り除くことが可能な水門開閉装置及びその水門開閉装置のチェーン張力調整方法を提供することを目的とする。
また、第2の発明に係るチェーン張力調整方法は、チェーンの第1、第2のスプロケット間の領域に生じている張力を張力検出手段で検出する工程と、モータP及びモータQのいずれか一方又は双方の駆動を制御して、張力検出手段が検出する張力を所定範囲内に収める工程とを有するので、チェーンの弛みを緩和し又は取り除くことができる。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る水門開閉装置10は、モータ11(モータP)の駆動による第1のスプロケット12の回転駆動によってチェーン13を巻き上げて、チェーン13に連結された扉体Dを上昇させる装置である。以下、詳細に説明する。
筺体15内には、モータ11の駆動力又は手動ハンドル17の回転力を第1のスプロケット12に伝える動力伝達機構18が設けられている。動力伝達機構18は、図示しないギア及び回転軸19等の複数の部材によって構成されている。なお、図2においては、筺体15の一部の記載を省略している。
手動ハンドル17は、動力伝達機構18に連結可能であり、モータ11が停電等で作動しない場合、作業員は、動力伝達機構18に連結された手動ハンドル17を回すことで、扉体Dを上昇させることができる。
チェーン13には、長手方向に間隔を空けて、対となる車輪28、29が取り付けられている。レール21には、図1に示すように、車輪28が掛け留められる複数の受け具30が固定され、レール22には、車輪29が掛け留められる複数の受け具31が固定されている。
なお、支持部材23、24は支柱部材32に固定されている。
第2のスプロケット26は、モータ27の駆動によって時計回りに回転駆動して、掛けられているチェーン13をチェーン収容機構33に案内し、モータ27の駆動によって反時計回りに回転駆動して、チェーン収容機構33からチェーン13が送り出されるようにする。
即ち、第1のスプロケット12を停止させた状態で、モータ27を駆動させて第2のスプロケット26を時計回りに回転駆動させ、計測されるモータ27の電流値が所定範囲を下回っていれば、第2のスプロケット26を時計回りに更に回転駆動させて、チェーン13のスプロケット間領域の弛みを緩和し又は取り除く。一方、モータ27の電流値が所定範囲を上回っていれば、モータ27の電流値が所定範囲内に収まるまで第2のスプロケット26を反時計回りに回転駆動させる。モータ27の電流値が所定範囲内であれば、第2のスプロケット26を停止させる。
以下、図5、図6を参酌して、第1のスプロケット12の回転速度をモータ27の駆動レベルの調整の基準としない、本発明の第2の実施の形態に係る水門開閉装置50について説明する。なお、水門開閉装置50において、水門開閉装置10と同様の構成については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
水門開閉装置50は、図6に示すように、モーションコントローラ及び第1のスプロケット12の回転角を計測する回転角センサを有さず、モータ11、27の駆動は、主として、モータ27に接続されたドライバコントローラ51と、モータ11及びドライバコントローラ51に接続された制御回路52とによって制御される。
本実施の形態では、ドライバコントローラ51が張力検出手段及び制御手段を兼ねているが、これに限定されず、例えば、制御手段として、ドライバコントローラを採用し、張力検出手段として、図4に示すテンション計測器44を採用してもよい。
例えば、チェーンの第1、第2のスプロケット間の領域に係止される案内スプロケットは1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
Claims (4)
- モータPの駆動による第1のスプロケットの回転駆動によってチェーンを巻き上げて、該チェーンに連結された扉体を上昇させる水門開閉装置において、
前記チェーンを収容するチェーン収容機構と、
モータQと、
前記モータQの駆動によって回転駆動して、前記チェーンを前記チェーン収容機構に案内する第2のスプロケットと、
前記チェーンの前記第1、第2のスプロケット間の領域に生じている張力を検出する張力検出手段と、
前記モータP及び前記モータQのいずれか一方又は双方の駆動を制御して、前記張力検出手段が検出する張力を所定範囲内に収める制御手段とを備えることを特徴とする水門開閉装置。 - 請求項1記載の水門開閉装置において、前記張力検出手段は、前記扉体が上昇している際、前記モータQの電流値を基に前記チェーンの前記第1、第2のスプロケット間の領域に生じている張力を検出することを特徴とする水門開閉装置。
- 請求項1記載の水門開閉装置において、前記張力検出手段は、前記チェーンの前記第1、第2のスプロケット間の領域に接触して該第1、第2のスプロケット間の領域に生じている張力を検出することを特徴とする水門開閉装置。
- モータPの駆動による第1のスプロケットの回転駆動によって巻き上げられて、連結された扉体を上昇させるチェーンを、モータQの駆動による第2のスプロケットの回転駆動によってチェーン収容機構に案内する水門開閉装置のチェーン張力調整方法において、
前記チェーンの前記第1、第2のスプロケット間の領域に生じている張力を張力検出手段で検出する工程と、
前記モータP及び前記モータQのいずれか一方又は双方の駆動を制御して、前記張力検出手段が検出する張力を所定範囲内に収める工程とを有することを特徴とするチェーン張力調整方法。
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JP2018140200A JP7049955B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | 水門開閉装置及びチェーン張力調整方法 |
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