JP2017160768A - 水門開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動スプロケット11の回転駆動によってチェーン12を巻き上げて、チェーン12の一端部に連結された扉体Dを上昇させる水門開閉装置10において、チェーン12には、チェーン12の長手方向に間隔を空けて複数の係止部30が設けられ、各係止部30が掛け留められてチェーン12を支持するチェーン支持手段38と、チェーン支持手段38にチェーン12を案内する従動スプロケット36と、駆動スプロケット11及び従動スプロケット36と同じ角速度でそれぞれ回転する駆動スプロケット47及び従動スプロケット44と、駆動スプロケット47及び従動スプロケット44に掛け渡された無端チェーン48とを備え、駆動スプロケット11に対する従動スプロケット36の歯数の比は、駆動スプロケット47に対する従動スプロケット44の歯数の比に等しい。
【選択図】図2
Description
特許文献2に記載の水門開閉装置は、チェーンを支持する機構のメンテナンスを向上する目的で、該当の機構をスプロケットより高い位置に配している。これは、水門開閉装置は、従来、スプロケットが取り付けられた筺体を支持する支持ベースより高い位置に作業員の作業スペースが確保されるためである。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、チェーンを支持する機構に、チェーンを安定的に案内することが可能な水門開閉装置を提供することを目的とする。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る水門開閉装置10は、第1駆動スプロケット11(第1の駆動スプロケット)の回転駆動によってチェーン12を巻き上げて、チェーン12の一端部に連結された扉体Dを第1駆動スプロケット11の直下で上昇させる装置である。以下、詳細に説明する。
回転軸19は、筺体15内で水平に配されており、回転軸19には、第1駆動スプロケット11が取り付けられている。本実施の形態では、回転軸19が第1駆動スプロケット11の中央を貫通した状態で、回転軸19に第1駆動スプロケット11が固定されている。回転軸19及び第1駆動スプロケット11は、電動モータ16の作動によって回転駆動する。
第1駆動スプロケット11に掛けられたチェーン12は、図3に示すように、チェーン12の長手方向に間隔を空けて平行に配された複数の連結ピン20と、多数の板材21を具備している。
レール31、32には、図1に示すように、チェーン12の対となった車輪29、29a(即ち、係止部30)が掛け留められる複数の受け具37が取り付けられている。本実施の形態では、主として、レール31、32及び複数の受け具37によって、チェーン支持手段38が構成されている。
第1従動スプロケット36は、図1、図2に示すように、支持部材33、34の間に設けられている。
チェーン12は、チェーン支持手段38に支持された領域から一側に向かって順に、第1第1従動スプロケット36に掛けられ、第1駆動スプロケット11の斜め下方に設けられた案内ローラ39、40に掛け渡され、第1駆動スプロケット11に掛けられている。
チェーン12は、第1駆動スプロケット11と第1従動スプロケット36間の領域に弛みが無い状態であり、第1駆動スプロケット11から扉体Dに連結された一端部までの間の領域が、扉体Dの自重によって、鉛直に張られている。
チェーン12は、第1駆動スプロケット11に対する状態と同様の状態で第1従動スプロケット36に掛けられている。第1従動スプロケット36は、中央が水平回転軸35に貫通された状態で、水平回転軸35に固定されている。
第2従動スプロケット44及び第2駆動スプロケット47には、図1、図2に示すように、無端チェーン48がかけ渡されている。無端チェーン48は、第2従動スプロケット44の歯部45及び第2駆動スプロケット47の歯部46に係止されており、第2駆動スプロケット47の回転力を第2従動スプロケット44に伝えることができる。
電動モータ16は、第1駆動スプロケット11と第2駆動スプロケット47を回転軸19と共に一の方向(例えば、時計回り)及び他の方向(例えば、反時計回り)に駆動回転させることができる。
本実施の形態では、第1駆動スプロケット11の径と第1従動スプロケット36の径は大きさが同じであり、第2駆動スプロケット47の径と第2従動スプロケット44の径は大きさが同じである。
例えば、第1の駆動スプロケットが単位時間当たりにチェーンを巻き上げる長さと、第1の従動スプロケットが単位時間当たりにチェーンをチェーン支持手段に供給する長さが等しければ、第1の駆動スプロケットの歯数と第1の従動スプロケットの歯数が異なり、第2の駆動スプロケットの歯数と第2の従動スプロケットの歯数が異なっていてもよい。第1の駆動スプロケットの歯数に対する第1の従動スプロケットの歯数の比を、第2の駆動スプロケットの歯数に対する第2の従動スプロケットの歯数の比に等しくすることによって、第1の駆動スプロケットが単位時間当たりにチェーンを巻き上げる長さと、第1の従動スプロケットが単位時間当たりにチェーンをチェーン支持手段に供給する長さを等しくすることが可能である。
そして、第1、第2の従動スプロケットは、第1、第2の駆動スプロケットより高い位置に配されている必要はない。
Claims (4)
- 第1の駆動スプロケットの回転駆動によってチェーンを巻き上げて、該チェーンの一端部に連結された扉体を該第1の駆動スプロケットの直下で上昇させる水門開閉装置において、
前記チェーンには、該チェーンの長手方向に間隔を空けて複数の係止部が設けられ、
前記チェーンの他端部が取り付けられ、各前記係止部が掛け留められて前記チェーンを該係止部間の各領域が垂れ下がった状態で支持するチェーン支持手段と、
前記チェーンが掛けられ、前記チェーン支持手段に該チェーンを案内する第1の従動スプロケットと、
前記第1の駆動スプロケットと同じ角速度で回転する第2の駆動スプロケットと、
前記第1の従動スプロケットと同じ角速度で回転する第2の従動スプロケットと、
前記第2の駆動スプロケット及び前記第2の従動スプロケットに掛け渡された無端チェーンとを備え、
前記第1の駆動スプロケットの歯数に対する前記第1の従動スプロケットの歯数の比は、前記第2の駆動スプロケットの歯数に対する前記第2の従動スプロケットの歯数の比に等しいことを特徴とする水門開閉装置。 - 請求項1記載の水門開閉装置において、前記第1の駆動スプロケットの歯数と前記第1の従動スプロケットの歯数は等しく、前記第2の駆動スプロケットの歯数と前記第2の従動スプロケットの歯数は等しいことを特徴とする水門開閉装置。
- 請求項1又は2記載の水門開閉装置において、前記第1、第2の駆動スプロケットは共通の回転軸Aに取り付けられ、前記第1、第2の従動スプロケットは共通の回転軸Bに取り付けられていることを特徴とする水門開閉装置。
- 請求項3記載の水門開閉装置において、前記第1、第2の従動スプロケットは、前記第1、第2の駆動スプロケットより高い位置に配されていることを特徴とする水門開閉装置。
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