JP7049317B2 - 医療器具 - Google Patents

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Description

本開示は、医療器具に関する。
従来、人体などの生体への輸液などにおいて用いられる医療器具において、コネクタ部を備える医療用コネクタ又はシリンジ等が知られている。そのような医療器具は、コネクタ部と他の医療器具とを流体連通させるためのねじ溝をさらに備えることがある。
例えば、特許文献1には、弁体によって閉鎖可能な閉鎖式のオスコネクタ部を備える医療用コネクタ(医療器具)であって、オスコネクタ部と他の医療用コネクタ(他の医療器具)のメスコネクタ部とを流体連通させるためのねじ溝をさらに備えるものが開示されている。他の医療用コネクタのメスコネクタ部は、弾性弁によって閉鎖可能な閉鎖式のメスコネクタ部となっている。そして、他の医療用コネクタを前記ねじ溝に沿ってねじ込むことで、オスコネクタ部に設けられたスパイクが、互いに接触した弁体及び弾性弁を貫通し、オスコネクタ部とメスコネクタ部とを流体連通させることができる。
米国特許第8157784号公報
特許文献1に記載されるような従来の医療器具(医療用コネクタ)では、コネクタ部(閉鎖式のオスコネクタ部)と他の医療器具(他の医療用コネクタ)との流体連通状態において、これら医療器具同士を離間させる方向(離間方向)の外力、すなわち引張り方向の外力が付与された場合に、前記ねじ溝のリード角の設定等によっては、ねじが緩み、その流体連通が意図せずに解除されるおそれがあった。
また、特許文献1に記載される医療器具では、他の医療器具を前記ねじ溝に沿ってねじ込んだときに、弁体が他の医療器具を離間方向に付勢し、弁体を弾性弁に押し付けるように構成されている。このように、弁体が他の医療器具を離間方向に付勢するように構成されている場合は特に、引張り方向の外力の付与時にねじの緩みが生じやすい。
本開示は、このような問題に鑑み開発されたもので、引張り方向の外力の付与により流体連通が意図せずに解除されるのを抑制することができるコネクタ部を備える医療器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての医療器具は、
先端と基端とを有するコネクタ部を備える医療器具であって、
前記コネクタ部と他の医療器具とを流体連通させるためのねじ溝を備え、
前記ねじ溝は、前記先端側に設けられた第1側壁と、前記基端側に設けられた第2側壁と、を有し、
前記第1側壁は、リード角が減少又は消失した停止部を有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記コネクタ部は、外筒と、該外筒の径方向内側に配置された内筒とを有し、
前記外筒は前記ねじ溝を有し、前記内筒は前記ねじ溝に案内される係合凸部を有する。
本発明の1つの実施形態として、前記内筒は、前記先端側に付勢されている。
本発明の1つの実施形態として、前記係合凸部は、前記停止部と点接触する。
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、前記停止部に到達した前記係合凸部に当接することで、該係合凸部が前記基端側に移動するのを阻止するストッパを備える。
本発明の1つの実施形態として、前記コネクタ部は、前記内筒の径方向内側に配置された弁体と、該弁体を貫通可能なスパイクとを有する。
本発明の第2の態様としての医療器具は、
先端と基端とを有するコネクタ部を備える医療器具であって、
前記コネクタ部は、外筒と、該外筒の径方向内側に配置された内筒とを有し、
前記内筒は、前記コネクタ部と他の医療器具とを流体連通させるためのねじ溝を有し、前記外筒は、前記ねじ溝に案内される係合凸部を有し、
前記ねじ溝は、前記先端側に設けられた第1側壁と、前記基端側に設けられた第2側壁と、を有し、
前記第2側壁は、リード角が減少又は消失した停止部を有する。
本発明の第3の態様としての医療器具は、
先端と基端と中心軸線とを有するコネクタ部を備える医療器具であって、
前記コネクタ部と他の医療器具とを流体連通させるためのねじ溝を備え、
前記ねじ溝は、前記先端側に設けられた第1側壁と、前記基端側に設けられた第2側壁と、前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する底壁と、を有し、
前記底壁は、前記中心軸線に沿う方向における幅が大きくなる拡幅部を有する。
本開示によれば、引張り方向の外力の付与により流体連通が意図せずに解除されるのを抑制することができるコネクタ部を備える医療器具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る医療器具を他の医療器具と共に示す側面図である。 図1のA-A断面図である。 図2に準じて、第1実施形態に係る医療器具における内筒及び外筒のみを示す断面図である。 第1実施形態に係る医療器具の内筒に対して他の医療器具を接続した時の状態を図2に準じて示す断面図である。 第1実施形態に係る医療器具に対して他の医療器具を流体連通させた状態を図2に準じて示す断面図である。 (a)は、図5に示した状態におけるねじ溝と係合凸部との係合状態を説明する展開図であり、(b)は、(a)に示す停止部の変形例を示し、(c)は、(a)に示す停止部の他の変形例を示す。 (a)は、図6のB-B断面図であり、(b)は、(a)に示すねじ溝及び係合凸部の変形例である。 本発明の第2実施形態に係る医療器具に対して他の医療器具を流体連通させた状態を示す断面図である。 図8に示した状態におけるねじ溝と係合凸部との係合状態を説明する展開図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る医療器具に対して他の医療器具を流体連通させた状態を示す断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る医療器具について詳細に例示説明する。まず、図1~図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る医療器具1について詳細に例示説明する。図1に示すように、本実施形態に係る医療器具1は、人体などの生体への輸液などにおいて用いられる医療用コネクタとして構成されており、他の医療器具(本例では医療用コネクタ)2と流体連通可能なコネクタ部3を備えている。医療器具1は、人体などの生体への輸液などにおいて用いられるシリンジ等として構成してもよい。
図2に示すように、コネクタ部3は、先端4と、基端5と、中心軸線Oとを有している。また、コネクタ部3は、本実施形態では、外筒6と、該外筒6の径方向内側に配置された内筒7とを有している。そして、図3に示すように、本実施形態では、外筒6は、コネクタ部3と他の医療器具2とを流体連通させるためのねじ溝8を有し、内筒7は、ねじ溝8に案内される係合凸部9を有している。本実施形態では、ねじ溝8は2条溝として構成されており、係合凸部9は、当該2条溝に対応する2つの凸部として構成されている。しかし、ねじ溝8は1条又は3条以上の溝であってもよい。また、本実施形態では、係合凸部9は、円筒状の凸部として構成されているが、ねじ溝8に案内される凸部であればその形状は特に限定されない。
本実施形態では、図2に示すように、コネクタ部3は、内筒7の径方向内側に配置された弁体10と、該弁体10を貫通可能なスパイク11とを有している。弁体10は、スパイク11が貫通可能なスリット12を有する有頂筒状の頭部13と、中心軸線Oに沿う方向(以下、軸方向ともいう)に弾性変形可能な胴部14とを有している。胴部14は蛇腹状に形成されることで、伸縮性を有している。なお、本実施形態では、弁体10の頭部13と胴部14は一体に形成されているが、別体に形成してもよい。また、胴部14に代えて、例えばコイルスプリングを用いてもよい。
スパイク11は、軸方向に延在すると共に先端部15が閉塞した管状をなしており、先端部15は尖鋭状に形成されている。また、先端部15の側面にはスパイク11を貫通する連通孔16が形成されている。したがって、スパイク11が弁体10の頭部13を貫通したとき、スパイク11はその内部に薬液などの流体の流路を形成することができる(後掲図4参照)。本実施形態では、スパイク11は、流路形成部材17の一部を構成している。流路形成部材17は、スパイク11の基端部に連結したメスコネクタ部18と、外筒6の基端部に連結したフランジ19とを有している。
他の医療器具2は、弾性弁20によって閉鎖可能な閉鎖式のメスコネクタ部21を有している。そして、医療器具1のコネクタ部3は、図4に示すように他の医療器具2を内筒7に接続することで弁体10が弾性弁20に押し付けられた状態で、内筒7を外筒6に対して軸方向に移動させることにより、コネクタ部3と他の医療器具2との流体連通の有無を切り換えるように構成されている。すなわち、図4に示す状態では、コネクタ部3と他の医療器具2とは流体連通しておらず、図5に示す状態では、コネクタ部3と他の医療器具2とは流体連通している。
内筒7は、他の医療器具2のメスコネクタ部21の外周面に設けられたねじ部22に係合するねじ部23を内周面に有する円筒状の接続筒24を有している。また、内筒7は、接続筒24の基端部に連結すると共に弁体10の頭部13を包囲する円筒状の包囲筒25を有している。包囲筒25の下端部は、係合凸部9(図5参照)を外周面に有する円筒状の係合筒26の先端部に連結している。包囲筒25と係合筒26との連結部には、径方向に延びる環状段部27が形成されている。環状段部27には、弁体10の胴部14の先端部が当接しており、胴部14の基端部は、流路形成部材17のフランジ19に当接している。このように、本実施形態では、内筒7は、先端4側に、弁体10の胴部14によって付勢されている。
また、接続筒24と係合筒26との間には、外筒6に対して係止可能な係止部として係止凹部28(本例では環状に形成)が設けられており、外筒6には係止凹部28に対して係止可能な係止爪29(本例では周方向に等間隔で4つ配置)が設けられている。
そして、外筒6に対して内筒7が係止された状態で、図4に示すように他の医療器具2を内筒7にねじ込むと、弁体10が弾性弁20に押し付けられ、他の医療器具2が内筒7に接続される。次いで、他の医療器具2を内筒7にねじ込むときと同じ方向に回転させると、係止爪29が係止凹部28から離れることで外筒6と内筒7との係合が解け、内筒7の係合凸部9が外筒6のねじ溝8に沿って基端5側に案内されて、内筒7と共に弁体10の頭部13及び弾性弁20が基端5側に移動し、頭部13及び弾性弁20がスパイク11に貫通され、図5に示すようにコネクタ部3と他の医療器具2とが流体連通する。医療器具1と他の医療器具2とを離脱させるためには、他の医療器具2を医療器具1に対して上記と反対方向に回転させればよい。
本実施形態では、図3、図6(a)に示すように、ねじ溝8は、先端4側に設けられた第1側壁30と、基端5側に設けられた第2側壁31と、を有している。図6(a)において、矢印Xは、軸方向先端側(中心軸線Oに沿う方向における先端4側)を示している。そして、本実施形態では、第1側壁30は、ねじ溝8における基端5側の終端部(係合凸部9の可動域の終端部)において、リード角αが0となる停止部32を有している。したがって、図5に示したようにコネクタ部3と他の医療器具2とが流体連通し、内筒7の外筒6に対するねじ込みが完了した状態では、内筒7の係合凸部9は、停止部32に接している。このため、医療器具1と他の医療器具2との間にこれらを離間させる方向(離間方向)の外力、すなわち引張り方向の外力が付与されたとしても、内筒7の係合凸部9は、リード角αが0の停止部32で支持されるため、当該引張り方向の外力によって係合凸部9がねじ溝8に沿って先端4側に案内されてしまうことがない。したがって、外筒6に対して内筒7が先端4側に移動して流体連通が解除されてしまうこともない。このように、本実施形態の医療器具1によれば、引張り方向の外力の付与により流体連通が意図せずに解除されるのを抑制することができる。
本実施形態の医療器具1によれば、流体連通状態において内筒7が先端4側に(すなわち、離間方向に)付勢されているため、係合凸部9が停止部32から移動しにくくなり、流体連通が意図せずに解除されるのを抑制することができる。
停止部32のリード角αは0でなくとも、0に近い値であれば、図6(b)に示すように停止部32のリード角αが負の値となる場合や、図6(c)に示すように停止部32のリード角αが正の値となる場合でも、上述したのと同様の効果を得ることができる。また、停止部32は、図6(a)~(c)に示されるような直線状(平面状)に限らず、曲線状(曲面状)をなしていてもよい。すなわち、停止部32は、リード角αが減少(すなわち、停止部32以外の部分のリード角αより小さい)又は消失した(すなわち、リード角αが0又は負の値である)部分であればよく、このような構成により、上述したのと同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ねじ溝8は、第1側壁30と第2側壁31とを連結する底壁33を有している。そして、底壁33は、軸方向の幅Wが大きくなる拡幅部34を有している。拡幅部34の軸方向先端側の端縁は、停止部32に連結している。また、第2側壁31のリード角αは、拡幅部34に連結する部分とその他の部分とで同じ大きさをもつ。したがって、引張り方向の外力の付与により流体連通が意図せずに解除されるのを抑制できるという上述した効果は、拡幅部34を設けたことによって得られたと考えることもできる。
また、本実施形態では、図7(a)に示すように、係合凸部9は、停止部32と点接触するように構成されている。すなわち、係合凸部9の外周面35における中心軸線Oを含む断面での傾きと、停止部32における中心軸線Oを含む断面での傾きとは、相違している。図7(a)に示すような形状に限らず、例えば図7(b)に示すような形状であってもよいし、その他の形状によって係合凸部9と停止部32とを点接触させるように構成してもよい。
このような構成によれば、係合凸部9が停止部32に位置するときでも小さいトルクの付与操作で流体連通を解除することができる。すなわち、本実施形態では停止部32を設けているが、弁体10の胴部14による付勢力は係合凸部9を停止部32から移動させるために必要とされるトルクの低減に寄与しない。このため、係合凸部9が停止部32に位置するときは、その他の部分に位置するときよりも、内筒7を外筒6に対して回転させる操作に必要とされるトルクが大きくなる。このトルクが大きすぎると、流体連通を解除するために他の医療器具2を医療器具1に対して回転させる操作を行ったときに、内筒7が外筒6に対して回転する前に他の医療器具2が内筒7に対して回転し、そのことにより、流体の漏出を生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、上記したように係合凸部9が停止部32と点接触するように構成されているので、係合凸部9と停止部32との間の摩擦力を低減し、係合凸部9を停止部32から移動させるために必要とされるトルクを低減することができる。このため、流体の漏出を生じるおそれを低減することができる。
また、本実施形態では、図5、図6(a)に示すように、医療器具1は、停止部32に到達した係合凸部9に当接することで、該係合凸部9が基端5側に移動するのを阻止するストッパ36を備えている。このようなストッパ36によれば、流体連通時における医療器具1と他の医療器具2との間の軸方向のがたつきを抑制することができる。本実施形態では、ストッパ36は、流路形成部材17のフランジ19に設けられた円筒状の筒壁37の上端縁によって構成されている。したがって、停止部32が形成されたねじ溝8を有する外筒6を、射出成形によって容易に形成することができる。
本実施形態では停止部32はねじ溝8の終端部に設けられていたが、停止部32を設ける位置は、引張り方向の外力が付与されたときに流体連通が意図せずに解除されるのを抑制できる位置であれば適宜変更が可能である。
また、外筒6、内筒7及び流路形成部材17は、それぞれ、例えば合成樹脂材料の射出成形によって形成することができるが、その材料や成形方法等は特に限定されない。また、弁体10は、例えばゴム又は熱可塑性エラストマー等の弾性材料の射出成形によって形成することができるが、その材料や成形方法等は特に限定されない。さらに、本実施形態では、外筒6、内筒7、流路形成部材17及び弁体10は、それぞれ、1部品で構成されているが、複数部品で構成してもよい。
次に、図8~図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る医療器具1’について詳細に例示説明する。本実施形態に係る医療器具1’は、ねじ溝8と係合凸部9との位置を逆転させた点以外は第1実施形態の場合と同様の構成となっている。すなわち、本実施形態では、図8に示すように、コネクタ部3’は、外筒6’と、該外筒6’の径方向内側に配置された内筒7’とを有しており、内筒7’は、コネクタ部3’と他の医療器具2とを流体連通させるためのねじ溝38を有し、外筒6’は、ねじ溝38に案内される係合凸部39を有している。そして、ねじ溝38は、図9に示すように、先端4側に設けられた第1側壁40と、基端5側に設けられた第2側壁41と、を有しており、第2側壁41は、リード角αが減少又は消失した停止部42を有している。ねじ溝38は外筒6’の係合筒26’に設けることができ、係合筒26’の軸方向長さ、径寸法及び厚みは第1実施形態の場合から適宜変更すればよい。このような構成によっても、第1実施形態の場合と同様に、引張り方向の外力の付与により流体連通が意図せずに解除されるのを抑制することができる。
次に、図10を参照して、本発明の第3実施形態に係る医療器具50について詳細に例示説明する。本実施形態に係る医療器具50は、先端51と基端52とを有するコネクタ部53と、コネクタ部53と他の医療器具60とを流体連通させるためのねじ溝54とを備えている。そして、ねじ溝54は、先端51側に設けられた第1側壁55と、基端52側に設けられた第2側壁56と、を有しており、第1側壁55は、リード角αが減少又は消失した停止部57を有している。図10(a)に示す流体連通状態において、他の医療器具60のメスコネクタ部61に設けられた係合凸部62は、停止部57と係合している。このような構成によっても、第1実施形態の場合と同様に、引張り方向の外力の付与により流体連通が意図せずに解除されるのを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、前述したところは本発明の実施形態の一例を示したにすぎず、発明の要旨を逸脱しない限り、種々の変更を加えてよいことは言うまでもない。
1、1’ 医療器具
2 他の医療器具
3、3’ コネクタ部
4 先端
5 基端
6、6’ 外筒
7、7’ 内筒
8 ねじ溝
9、9’ 係合凸部
10 弁体
11 スパイク
12 スリット
13 頭部
14 胴部
15 先端部
16 連通孔
17 流路形成部材
18 メスコネクタ部
19 フランジ
20 弾性弁
21 メスコネクタ部
22 ねじ部
23 ねじ部
24 接続筒
25 包囲筒
26、26’ 係合筒
27 環状段部
28 係止凹部
29 係止爪
30 第1側壁
31 第2側壁
32、32’ 停止部
33 底壁
34 拡幅部
35、35’ 外周面
36 ストッパ
37 筒壁
38 ねじ溝
39 係合凸部
40 第1側壁
41 第2側壁
42 停止部
50 医療器具
51 先端
52 基端
53 コネクタ部
54 ねじ溝
55 第1側壁
56 第2側壁
57 停止部
60 他の医療器具
61 メスコネクタ部
62 係合凸部
O 中心軸線
α リード角
X 軸方向先端側

Claims (6)

  1. 先端と基端とを有するコネクタ部を備える医療器具であって、
    前記コネクタ部は、外筒と、該外筒の径方向内側に配置された内筒とを有し、
    前記外筒は、前記コネクタ部と他の医療器具とを流体連通させるためのねじ溝を有し、前記内筒は前記ねじ溝に案内される係合凸部を有し
    前記コネクタ部は、前記他の医療器具を前記内筒に接続した状態で、前記内筒を前記外筒に対して軸方向に移動させることにより、前記コネクタ部と前記他の医療器具との流体連通の有無を切り換えるように構成されており、
    前記ねじ溝は、前記先端側に設けられた第1側壁と、前記基端側に設けられた第2側壁と、を有し、
    前記第1側壁は、リード角が減少又は消失した停止部を有する医療器具。
  2. 前記内筒は、前記先端側に付勢されている、請求項に記載の医療器具。
  3. 前記係合凸部は、前記停止部と点接触する、請求項又はに記載の医療器具。
  4. 前記停止部に到達した前記係合凸部に当接することで、該係合凸部が前記基端側に移動するのを阻止するストッパを備える、請求項のいずれか一項に記載の医療器具。
  5. 前記コネクタ部は、前記内筒の径方向内側に配置された弁体と、該弁体を貫通可能なスパイクとを有する、請求項のいずれか一項に記載の医療器具。
  6. 先端と基端とを有するコネクタ部を備える医療器具であって、
    前記コネクタ部は、外筒と、該外筒の径方向内側に配置された内筒とを有し、
    前記内筒は、前記コネクタ部と他の医療器具とを流体連通させるためのねじ溝を有し、前記外筒は、前記ねじ溝に案内される係合凸部を有し、
    前記コネクタ部は、前記他の医療器具を前記内筒に接続した状態で、前記内筒を前記外筒に対して軸方向に移動させることにより、前記コネクタ部と前記他の医療器具との流体連通の有無を切り換えるように構成されており、
    前記ねじ溝は、前記先端側に設けられた第1側壁と、前記基端側に設けられた第2側壁と、を有し、
    前記第2側壁は、リード角が減少又は消失した停止部を有する医療器具。
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