JP7047584B2 - 把持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、把持装置に関する。
特許文献1には、ワークを把持する把持本体(把持ハンド)と、把持本体を支持するケース(ホルダー)と、を備える把持装置が記載されている。把持装置において、把持本体は、開口を有する袋状をなし、略円盤状をなす掌部と、掌部の厚さ方向における変形に伴い掌部に向かって倒れる複数の指部と、開口の周縁に形成されるフランジ部と、を有する。ケースは、把持本体の開口を閉じるように把持本体を固定する。
そして、把持装置は、把持本体及びケースの間に形成される空間を減圧したり、大気開放したりすることで、把持本体の掌部を厚さ方向に変形させる。つまり、把持装置は、把持本体及びケースの間の空間の圧力を調整することで、ワークを把持できるように複数の指部を閉じたり、ワークを手放すように複数の指部を開いたりする。
特許第6291553号公報
上記のような把持装置において、ケースは、把持本体を固定するために、把持本体のフランジ部を挟む円板状の部材及び環状の部材を有する。つまり、上記のような把持装置は、把持本体をケースに装着する際に、ケースの円板状の部材及び環状の部材で把持本体のフランジ部を挟んだ後に、円板状の部材及び環状の部材を例えば締結部材などで連結する必要が生じる。本発明の課題は、ホルダーに対する把持ハンドの装着性が良好な把持装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する把持装置は、弾性を有する弾性壁と、前記弾性壁から延びる複数のアームと、前記弾性壁の周囲から前記複数のアームとは異なる方向に延びる筒状の周壁と、前記周壁の先端部に形成される第1係合部と、を有し、前記弾性壁の厚さ方向における往復動作に応じて前記複数のアームが開閉動作する把持ハンドと、前記周壁の先端部と対向するように前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、前記把持ハンドが装着されるホルダーと、を備え、前記弾性壁の厚さ方向を軸方向としたとき、前記第1係合部及び前記第2係合部の一方の係合部には、前記軸方向に沿うように突出する第1凸部と、前記第1凸部から前記軸方向と交差する方向に突出する第2凸部と、が設けられ、前記第1係合部及び前記第2係合部の他方の係合部には、前記第1凸部が嵌合する第1凹部と、前記第2凸部が嵌合する第2凹部と、が設けられ、前記第1係合部は、前記第2係合部よりも弾性率が低く、前記第2凸部及び前記第2凹部は、前記周壁の周方向に間隔をおいて形成される
上記構成によれば、把持装置は、第1係合部及び第2係合部が対向するように把持ハンド及びホルダーを位置合わせした後に、把持ハンド及びホルダーの一方を他方に押し付けることで、把持ハンドをホルダーに装着できる。詳しくは、把持装置は、把持ハンドの第1係合部の弾性変形により、第1凸部を第1凹部に嵌合させ、第2凸部を第2凹部に嵌合させることができる。こうして、把持装置は、工具などを用いずに、把持ハンドをホルダーに装着できる。したがって、把持装置は、ホルダーに対する把持ハンドの装着性を良好にできる。
2凸部及び第2凹部を周方向に亘って形成する場合には、把持ハンドをホルダーに装着する際に、第1係合部が弾性変形しにくくなりやすい。これに対し、上記構成の把持装置は、第2凸部及び第2凹部が周方向に間隔をおいて形成される点で、把持ハンドをホルダーに装着する際に、第1係合部が弾性変形しやすい。したがって、把持装置は、把持ハンドをホルダーに装着するために、把持ハンド及びホルダーの一方を他方に押し付ける力を低減できる。
上記把持装置において、前記軸方向と直交する方向を幅方向としたとき、前記第2凸部は、前記第1凸部の延設方向に向かうに連れて前記幅方向における長さが次第に短くなることが好ましい。
第2凸部が第1凸部の延設方向に向かうに連れて一定の長さを有する場合には、第1凹部に第1凸部及び第2凸部が進入する際に、第1凸部及び第2凸部又は第1凹部が大きく弾性変形する必要がある。このため、上記の場合には、把持ハンドをホルダーに装着するために、把持ハンド及びホルダーの一方を他方に押し付ける力が大きくなりやすい。これに対し、上記構成の把持装置は、第1凹部に第1凸部及び第2凸部が進入する際に、第1凸部及び第2凸部又は第1凹部が大きく弾性変形しなくてもよくなる。したがって、把持装置は、把持ハンドをホルダーに装着するために、把持ハンド及びホルダーの一方を他方に押し付ける力を低減できる。
上記把持装置において、前記第1係合部には、前記第1凸部及び前記第2凸部が設けられ、前記第2係合部には、前記第1凹部及び前記第2凹部が設けられるものであり、前記軸方向と直交する方向を幅方向としたとき、前記第2係合部は、前記第1凹部の前記幅方向における内端を規定する内周壁と、前記第1凹部の前記幅方向における外端を規定する外周壁と、を有し、前記周壁は、前記把持ハンドが前記ホルダーに装着されたときに、前記内周壁と接触する内側接触面と、前記外周壁と接触する外側接触面と、を有することが好ましい。
把持装置でワークを把持するために、弾性壁が進退動作するときに、弾性壁から延びる周壁が変位すると、複数のアームの開閉動作が不安定になることがある。この点、上記構成の把持装置は、把持ハンドをホルダーに装着したときに、把持ハンドの周壁の内側接触面及び外側接触面が、ホルダーの内周壁及び外周壁と接触する。このため、弾性壁が進退動作しても、周壁が変位しにくくなる。したがって、把持装置は、ワークを把持するときに、複数のアームの開閉動作を安定化できる。その結果、把持装置は、ワークの把持精度を高めることができる。
上記構成の把持装置は、ホルダーに対する把持ハンドの装着性を良好にできる。
一実施形態に係る把持装置を備える搬送装置の斜視図。 把持装置の把持ハンドの斜視図。 把持装置の把持ハンドの断面図。 把持装置のホルダーの斜視図。 把持装置のホルダーの断面図。 (a)~(c)は、把持ハンドをホルダーに装着する様子を説明する把持装置の断面図。 (a),(b)は、把持装置がワークを把持する様子を説明する断面図。 第1の変更例に係る把持装置の断面図。 第2の変更例に係る把持装置の断面図。
以下、一実施形態に係る把持装置を備える搬送装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、搬送装置10は、ワーク(以下、「ワークW」とも言う。)を把持する把持装置20と、把持装置20を移動させる移動機構60と、を備える。
図1に示すように、把持装置20は、ワークWを把持する把持ハンド30と、把持ハンド30を保持するホルダー40と、把持ハンド30を駆動する駆動部50と、を備える。以降の説明では、把持ハンド30及びホルダー40の中心線の延びる方向を「軸方向DX」とも言い、軸方向DXと直交する方向を「径方向DR」とも言う。本実施形態において、径方向DRは「幅方向」の一例に相当する。また、把持ハンド30及びホルダー40の中心線回りの方向を「周方向」とも言う。
図2及び図3に示すように、把持ハンド30は、外力の作用により往復動作する弾性壁31と、弾性壁31から延びる複数のアーム32と、弾性壁31の周囲から複数のアーム32とは異なる方向に延びる筒状の周壁33と、ホルダー40に係合する第1係合部34と、を有する。また、把持ハンド30には、弾性壁31及び周壁33によって囲われる第1空間35が形成される。
弾性壁31は、略円板状をなしている。弾性壁31は、円滑な往復動作を可能とするために、中央部及び周縁部の間に他の部位よりも厚さの薄い節となる部分を有することが好ましい。弾性壁31の内表面は平面であり、弾性壁31の外表面は凸曲面である。
そして、弾性壁31は、第1空間35の圧力変化に応じて往復動作する。詳しくは、弾性壁31は、第1空間35の圧力が第1空間35と弾性壁31を介して区画される外部空間の圧力(例えば、大気圧)よりも低くなるとき、第1空間35の容積を減少させる第1移動方向M1に変位する。一方、弾性壁31は、第1空間35の圧力が外部空間の圧力と同等となるとき、第1空間35の容積を増大させる第2移動方向M2に変位する。本実施形態において、第1移動方向M1及び第2移動方向M2は、弾性壁31の厚さ方向であるとともに軸方向DXである。
複数のアーム32は、弾性壁31の周囲から径方向DRにおける外方に延びる。複数のアーム32は、弾性壁31の周方向に等間隔に配置され、弾性壁31から放射状に延びる。アーム32は、湾曲した形状を有し、先端が先細りした爪状をなしている。
そして、複数のアーム32は、図3に示すように、弾性壁31が第2移動方向M2に変位した状態では、先端同士が互いに離れた「開位置」に位置する。一方、複数のアーム32は、図3に示す状態から弾性壁31が第1移動方向M1に変位すると、先端同士が互いに近付いた「閉位置」に変位する。こうして、複数のアーム32は、弾性壁31の進退動作に応じて、開閉動作する。
周壁33は、弾性壁31から軸方向DXに沿うように延びる。周壁33は、複数のアーム32が円滑に開閉動作できるように、弾性壁31に接続する基端部の厚さが、他の部分に比較して薄くなることが好ましい。周壁33の先端部には、軸方向DXと交差する方向に延びる内側接触面331及び外側接触面332が形成される。内側接触面331は、径方向DRに延び、外側接触面332は、径方向DRと交差する。把持ハンド30を軸方向DXから見たとき、内側接触面331及び外側接触面332は環状をなしている。
また、内側接触面331は、第1係合部34よりも、径方向DRにおける内方に形成され、外側接触面332は、第1係合部34よりも、径方向DRにおける外方に形成される。つまり、把持ハンド30を軸方向DXから見たとき、第1係合部34は、内側接触面331及び外側接触面332の間に形成される。
第1係合部34は、周壁33の先端から軸方向DXに突出する第1凸部341と、第1凸部341の先端部から径方向DRにおける外方に突出する複数の第2凸部342と、を有する。第1凸部341は、周方向に亘って形成され、軸方向DXを高さ方向とする略円筒状をなしている。第2凸部342は、周方向に間隔をあけて形成され、周方向を高さ方向とする略三角柱状をなしている。図3に示すように、第2凸部342は、第1凸部341の突出方向(第1移動方向M1)に向かうに連れて、径方向DRにおける長さが次第に短くなる。言い換えれば、第2凸部342には、第1凸部341の突出方向に向かうに連れて先細りするように斜面342aが形成される。斜面342aは、第1凸部341の突出方向に向かうに連れて径方向DRにおける内方に傾斜する。
以上説明した把持ハンド30は、金属材料に比較して大きな弾性変形が可能なゴム及び樹脂などのエラストマーで一体に形成される。つまり、本実施形態では、弾性壁31、アーム32、周壁33及び第1係合部34は、一定の弾性率を有する。また、この点で、把持ハンド30は、アンダーカット形状を有していても、スライドコアを用いない通常の金型で形成することが可能となる。
図4及び図5に示すように、ホルダー40は、把持ハンド30の開口を覆うキャップ41と、把持ハンド30に係合する第2係合部42と、を有する。ホルダー40には、キャップ41及び第2係合部42によって囲われる第2空間43と、第2空間43から延びる流路44と、が形成される。
キャップ41は、円筒状をなす側壁411と、円板状をなす上壁412と、上壁412から延びる流路形成部413と、を有する。キャップ41は、把持ハンド30の開口を覆うことのできる形状を有していればよい。流路形成部413には、流路44が形成される。第2空間43には、流路44を介して、気体が流入したり、流出したりする。
第2係合部42は、環状をなし、キャップ41の周縁に形成される。第2係合部42は、軸方向DXに延びる内周壁421及び外周壁422と、内周壁421及び外周壁422を連結する連結壁423と、を有する。第2係合部42には、軸方向DXに凹み形成される第1凹部424と、径方向DRに凹み形成される複数の第2凹部425と、が設けられる。
内周壁421、外周壁422及び連結壁423は、軸方向DXを高さ方向とする略円筒状をなしている。内周壁421は、キャップ41の側壁411と連続するように延びる。連結壁423は、径方向DRに間隔をおいて形成される内周壁421及び外周壁422を径方向DRに接続する。内周壁421の先端面は、径方向DRに延び、外周壁422の先端面は、径方向DRと交差する方向に延びる。このため、外周壁422の先端には、第1凹部424の開口が広がるように斜面422aが形成される。斜面422aは、第1凹部424の奥に向かうに連れて径方向DRにおける内方に傾斜する。
第1凹部424は、把持ハンド30の第1凸部341に対応した空間であって、内周壁421、外周壁422及び連結壁423の間に形成された環状の空間である。つまり、内周壁421は、第1凹部424の径方向DRにおける内端を規定し、外周壁422は、第1凹部424の径方向DRにおける外端を規定し、連結壁423は、第1凹部424の底を規定する。
第2凹部425は、把持ハンド30の第2凸部342に対応した空間であって、第1凹部424から径方向DRにおける外方に形成された空間である。本実施形態において、第2凹部425は、外周壁422及び連結壁423に形成される貫通孔でもある。連結壁423において、外周壁422の第2凹部425が形成される部分に対応する部分には、切り欠き426が設けられる。これにより、ホルダー40を軸方向DXから見たとき、外周壁422の第2凹部425の一部が露出する。
以上説明したホルダー40は、例えば、樹脂材料の射出成形により一体に成形される。図4及び図5に示すように、本実施形態のホルダー40は、切り欠き426を設けたことで、アンダーカット形状を有しない。このため、ホルダー40は、スライドコアを用いない通常の金型で形成することが可能である。また、本実施形態において、ホルダー40は、把持ハンド30よりも弾性率が高い。詳しくは、ホルダー40の第2係合部42は、把持ハンド30の第1係合部34よりも弾性率が高い。
図1に示すように、駆動部50は、第1空間35及び第2空間43を含む閉空間51(図6参照)を減圧する減圧部52と、流路44及び減圧部52の接続状態を切り替える電磁弁53と、を有する。減圧部52は、例えば、吸引ポンプである。減圧部52は、閉空間51から空気を吸引し、閉空間51を減圧する。電磁弁53は、減圧部52及び流路44を接続する減圧状態と、流路44を外部空間(大気)に接続する開放状態と、を切り替える。つまり、電磁弁53が減圧状態に切り替わると、閉空間51の圧力が外気圧未満となり、弾性壁31が第1移動方向M1に変位する。一方、電磁弁53が開放状態に切り替わると、閉空間51の圧力が外気圧と同等となり、弾性壁31が第2移動方向M2に変位する。
移動機構60は、ワークWの搬送元となる位置からワークWの搬送先となる位置まで把持装置20を移動させるための機構である。移動機構60は、例えば、垂直多関節ロボット、水平多関節ロボット及び直交ロボットなどから構成すればよい。
本実施形態の作用について説明する。
まず、図6(a)~(c)を参照して、ホルダー40に対する把持ハンド30の装着方法について説明する。
把持ハンド30をホルダー40に装着する場合には、図6(a)に示すように、把持ハンド30の第1係合部34及びホルダー40の第2係合部42が対向するように、把持ハンド30及びホルダー40が位置合わせされる。その後、把持ハンド30が、ホルダー40に押し付けられる。
すると、図6(b)に示すように、把持ハンド30の第1凸部341及び第2凸部342が弾性変形しつつ、ホルダー40の第1凹部424に入り込む。このとき、第2凸部342及び外周壁422には斜面342a,422a(図3及び図5参照)が形成されているため、第1凸部341及び第2凸部342が第1凹部424に入りやすい。
その後、図6(c)に示すように、第1凸部341が第1凹部424の奥まで到達すると、第2凸部342が復元し、第2凹部425に入り込む。つまり、第2凸部342(第1係合部34)が外周壁422(第2係合部42)に係合し、把持ハンド30に荷重が作用しても、ホルダー40から把持ハンド30が不用意に取り外れなくなる。また、把持ハンド30がホルダー40に装着されると、把持ハンド30の第1空間35及びホルダー40の第2空間43を含む閉空間51が形成される。
なお、ホルダー40から把持ハンド30を取り外す場合には、把持ハンド30がホルダー40から離れる方向に把持ハンド30に荷重を作用させる。このときの荷重の大きさは、把持ハンド30が把持するワークWの重量に比較して大きいものとする。
続いて、図7を参照して、搬送装置10の動作について説明する。
図7(a)に示すように、搬送装置10は、ワークWの搬送元となる位置に把持装置20を移動させた後、把持装置20をワークWに接近させる。その後、把持装置20は、電磁弁53を減圧状態に切り替えることで、把持装置20の閉空間51を減圧する。すると、図7(b)に示すように、弾性壁31が第1移動方向M1に変位し、複数のアーム32の先端同士が互いに接近する。その結果、複数のアーム32がワークWを把持する。ここで、複数のアーム32は、ワークWの形状に応じて弾性変形し、ワークWに密着した状態でワークWを把持する。
把持装置20がワークWを把持した後は、搬送装置10が把持装置20をワークWの搬送先となる位置まで移動させる。その後、把持装置20は、電磁弁53を開放状態に切り替えることで、把持装置20の閉空間51を外部空間(大気)に開放する。すると、図7(a)に示すように、弾性壁31が第2移動方向M2に変位し、複数のアーム32の先端同士が互いに離れる。その結果、複数のアーム32がワークWを手放す。こうして、搬送装置10は、ワークWを搬送元から搬送先に搬送する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態の把持装置20は、第1係合部34及び第2係合部42が対向するように、把持ハンド30及びホルダー40を位置合わせした状態で、把持ハンド30をホルダー40に押し付けることで、把持ハンド30をホルダー40に装着できる。詳しくは、把持装置20は、把持ハンド30の第1係合部34の弾性変形により、第1凸部341を第1凹部424に嵌合させ、第2凸部342を第2凹部425に嵌合させることができる。こうして、把持装置20は、工具等を用いなくても、把持ハンド30をホルダー40に装着できる。その結果、把持装置20は、ホルダー40に対する把持ハンド30の装着性を良好にできる。
なお、把持ハンド30がホルダー40に装着された状態では、第1凸部341が第1凹部424に嵌合し、第2凸部342が第2凹部425に嵌合する。このため、把持装置20は、ワークWの自重が把持ハンド30に作用しても、把持ハンド30がホルダー40から不用意に脱落することを抑制できる。
(2)第2凸部342及び第2凹部425を周方向に亘って形成する場合には、把持ハンド30をホルダー40に装着する際に、第1係合部34が弾性変形しにくくなりやすい。これに対し、本実施形態の把持装置20は、第2凸部342及び第2凹部425が周方向に間隔をおいて形成される点で、把持ハンド30をホルダー40に装着する際に、第1係合部34が弾性変形しやすい。したがって、把持装置20は、把持ハンド30をホルダー40に装着するために、把持ハンド30をホルダー40に押し付ける力を低減できる。
(3)第2凸部342が第1凸部341の延設方向に向かうに連れて一定の長さを有する場合には、第1凹部424に第1凸部341及び第2凸部342が進入する際に、第1凸部341及び第2凸部342又は第1凹部424が大きく弾性変形する必要がある。このため、上記の場合には、把持ハンド30をホルダー40に装着するために、把持ハンド30をホルダー40に押し付ける力が大きくなりやすい。
これに対し、本実施形態の把持装置20は、第2凸部342が第1凸部341の延設方向に向かうに連れて径方向DRにおける長さが次第に短くなる。このため、把持装置20は、第1凹部424に第1凸部341及び第2凸部342が進入する際に、第1凸部341又は第1凹部424が大きく弾性変形しなくてもよくなる。したがって、把持装置20は、把持ハンド30をホルダー40に装着するために、把持ハンド30をホルダー40に押し付ける力を低減できる。
(4)把持装置20がワークWを把持するために、弾性壁31が進退動作するときに、弾性壁31から延びる周壁33が変位すると、複数のアーム32の開閉動作が不安定になることがある。この点、本実施形態の把持装置20は、把持ハンド30をホルダー40に装着したときに、把持ハンド30の周壁33の内側接触面331及び外側接触面332が、ホルダー40の内周壁421及び外周壁422と接触する。このため、弾性壁31が進退動作しても、周壁33が変位しにくくなる。したがって、把持装置20は、ワークWを把持するときに、複数のアーム32の開閉動作を安定化できる。その結果、把持装置20は、ワークWの把持精度を高めることができる。
(5)ホルダー40は、アンダーカット形状を有しないため、スライドコアを使用しない通常の金型で射出成形できる。また、ホルダー40は、単一の部材からなるため、把持装置20の構成部品の数を低減できる。
(6)把持ハンド30をホルダー40に押し付けることで、把持ハンド30がホルダー40に装着される。このため、搬送装置10は、移動機構60により、台に置かれた把持ハンド30にホルダー40を軸方向DXに押し付けることで、把持ハンド30をホルダー40に装着することもできる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・把持装置20は、図8に示す第1の変更例に係る把持装置20Aとしてもよい。把持装置20Aにおいて、把持ハンド30Aは、アーム32を除いて、周方向において一定の断面形状を有する。把持ハンド30Aの第2凸部342Aは、第1凸部341Aから径方向DRにおける外方に突出する。ホルダー40Aは、外周壁422Aの先端部から径方向DRにおける内方に突出する突出片427を有する。突出片427は、周方向において間隔をおいて形成される。ホルダー40Aにおいて、突出片427を連結壁423Aに対して軸方向DXに投影した部分には、貫通孔428が形成される。これにより、ホルダー40Aは、アンダーカット形状を有しないように構成される。また、ホルダー40Aには、軸方向DXに凹み形成される第1凹部424Aと、第1凹部424Aから径方向DRにおける外方に形成される第2凹部425Bと、が設けられる。
そして、把持装置20Aにおいて、第1凸部341Aが第1凹部424Aに嵌合し、第2凸部342Aが第2凹部425Aに嵌合し、把持ハンド30Aがホルダー40Aに装着される。把持装置20Aは、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。
・把持装置20は、図9に示す第2の変更例に係る把持装置20Bとしてもよい。把持装置20Bにおいて、把持ハンド30Bは、アーム32を除いて、周方向において一定の断面形状を有する。把持ハンド30Bは、第1凸部341Bから第2凸部342Bが径方向DRにおける内方に突出する。ホルダー40Bは、把持ハンド30Bに内側から嵌まる内側ホルダー401と、把持ハンド30に外側から嵌まる外側ホルダー402と、を有する。
内側ホルダー401は、筒状をなす第1内周壁403及び第2内周壁404を有し、外側ホルダー402は、筒状をなす第1外周壁405及び第2外周壁406を有する。第1内周壁403の外径は、第2内周壁404の外径よりも大きく、第1外周壁405の外径は、第2外周壁406の外径よりも大きい。また、第1内周壁403の外径は、第1外周壁405の内径よりも小さく、第2内周壁404の外径は、第2外周壁406の内径と略等しい。そして、ホルダー40Bは、外側ホルダー402の内部に内側ホルダー401を嵌合させることで構成される。このため、第1凹部424B及び第2凹部425Bは、第1内周壁403、第2内周壁404、第1外周壁405及び第2外周壁406で囲われる空間となる。
そして、把持装置20Bにおいて、第1凸部341Bが第1凹部424Bに嵌合し、第2凸部342Bが第2凹部425Bに嵌合し、把持ハンド30Bがホルダー40Bに装着される。把持装置20Bは、効果(5)を除き、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。さらに、把持装置20Bは、ホルダー40Bの構成部品が2部品となるものの、内側ホルダー401及び外側ホルダー402の単体での形状を簡素な形状にできる。
・把持装置20は、把持ハンド30の第1係合部34に第1凹部424及び第2凹部425に相当する構成を設け、ホルダー40の第2係合部42に第1凸部341及び第2凸部342に相当する構成を設けてもよい。この場合、第1係合部34、すなわち、第1凹部及び第2凹部の弾性変形により、第1凸部が第1凹部に嵌合し、第2凸部が第2凹部に嵌合することが好ましい。
・把持ハンド30がホルダー40に装着された状態で、把持ハンド30の内側接触面331及び外側接触面332は、ホルダー40の内周壁421及び外周壁422に接しなくてもよい。つまり、把持ハンド30は、内側接触面331及び外側接触面332を有しなくてもよい。
・把持ハンド30において、複数の第2凸部342は一体に形成してもよい。この場合、第2凹部425は、一体に形成された第2凸部に応じた形状を有することが好ましい。
・把持ハンド30において、第2凸部342は、第1凸部341から径方向DRにおける外方及び内方に突出してもよい。
・把持ハンド30において、第1凸部341は、軸方向DXに対して傾いた方向に突出してもよいし、第2凸部342は、径方向DRに対して傾いた方向に突出してもよい。第1凹部424及び第2凹部425についても同様である。つまり、本明細書中における軸方向DXに沿うような方向は、軸方向DXに対して所定の角度で傾いた方向を含むものとする。
・把持ハンド30の平面視において、弾性壁31は非円形であってもよい。例えば、把持ハンド30の平面視において、弾性壁31は、長方形及び正八角形などの多角形状であってもよい。この場合、軸方向DXと直交する方向が「幅方向」となる。
・把持ハンド30は、少なくとも弾性壁31及び第1係合部34が弾性変形可能な材質であればよい。つまり、把持ハンド30の複数のアーム32及び周壁33は、硬質な材質であってもよい。
・アーム32の数及び形状は、ワークWの形状及び重量に応じて適宜に変更してもよい。例えば、アーム32は、弾性壁31から軸方向DXに直線状に延びてもよい。
・把持ハンド30及びホルダー40の材質は適宜に変更してもよい。例えば、把持ハンド30の第1係合部34は、ホルダー40の第2係合部42よりも弾性率の低い樹脂製であってもよいし、ホルダー40は、金属製であってもよい。
10…搬送装置、20…把持装置、30…把持ハンド、31…弾性壁、32…アーム、33…周壁、331…内側接触面、332…外側接触面、34…第1係合部、341…第1凸部、342…第2凸部、342a…斜面、35…第1空間、40…ホルダー、41…キャップ、411…側壁、412…上壁、413…流路形成部、42…第2係合部、421…内周壁、422…外周壁、422a…斜面、423…連結壁、424…第1凹部、425…第2凹部、426…切り欠き、43…第2空間、44…流路、50…駆動部、51…閉空間、52…減圧部、53…電磁弁、60…移動機構、20A…把持装置、30A…把持ハンド、341A…第1凸部、342A…第2凸部、40A…ホルダー、423A…連結壁、424A…第1凹部、425A…第2凹部、427…突出片、428…貫通孔、20B…把持装置、30B…把持ハンド、341B…第1凸部、342B…第2凸部、40B…ホルダー、401…内側ホルダー、402…外側ホルダー、403…第1内周壁、404…第2内周壁、405…第1外周壁、406…第2外周壁、422A…外周壁、424B…第1凹部、425B…第2凹部、W…ワーク、DR…径方向(幅方向の一例)、DX…軸方向、M1…第1移動方向、M2…第2移動方向。

Claims (3)

  1. 弾性を有する弾性壁と、前記弾性壁から延びる複数のアームと、前記弾性壁の周囲から前記複数のアームとは異なる方向に延びる筒状の周壁と、前記周壁の先端部に形成される第1係合部と、を有し、前記弾性壁の厚さ方向における往復動作に応じて前記複数のアームが開閉動作する把持ハンドと、
    前記周壁の先端部と対向するように前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、前記把持ハンドが装着されるホルダーと、を備え、
    前記弾性壁の厚さ方向を軸方向としたとき、
    前記第1係合部及び前記第2係合部の一方の係合部には、前記軸方向に沿うように突出する第1凸部と、前記第1凸部から前記軸方向と交差する方向に突出する第2凸部と、が設けられ、
    前記第1係合部及び前記第2係合部の他方の係合部には、前記第1凸部が嵌合する第1凹部と、前記第2凸部が嵌合する第2凹部と、が設けられ、
    前記第1係合部は、前記第2係合部よりも弾性率が低く、
    前記第2凸部及び前記第2凹部は、前記周壁の周方向に間隔をおいて形成される
    把持装置。
  2. 前記軸方向と直交する方向を幅方向としたとき、
    前記第2凸部は、前記第1凸部の延設方向に向かうに連れて前記幅方向における長さが次第に短くなる
    請求項に記載の把持装置。
  3. 前記第1係合部には、前記第1凸部及び前記第2凸部が設けられ、
    前記第2係合部には、前記第1凹部及び前記第2凹部が設けられるものであり、
    前記軸方向と直交する方向を幅方向としたとき、
    前記第2係合部は、前記第1凹部の前記幅方向における内端を規定する内周壁と、前記第1凹部の前記幅方向における外端を規定する外周壁と、を有し、
    前記周壁は、前記把持ハンドが前記ホルダーに装着されたときに、前記内周壁と接触する内側接触面と、前記外周壁と接触する外側接触面と、を有する
    請求項1又は請求項に記載の把持装置。
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