JP7489088B2 - 円錐型アイリスロボットハンドに適用可能な把持装置、ロボットアーム及び飛行体 - Google Patents
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Description
この把持装置においては、把持中心軸の周囲で保持機構に保持された複数の可動部材を移動させることで、それぞれの先端把持部を把持中心軸に向けて近づけて、先端把持部によって被把持物を把持する。よって、被把持物をその周囲から把持することができるので、把持力を受けた被把持物に逃げ場が少なく、多数の線状物等の被把持物も適切に把持することが可能である。
加えて、本把持装置では、複数の可動部材の各先端把持部が少なくとも把持中心軸に近い領域に位置するときには、各先端把持部は、把持中心軸の軸方向において、保持機構に保持されている基端部よりも被把持物に近い側に位置する。そのため、被把持物を把持する際、複数の可動部材の各先端把持部が、保持機構よりも外側に突出した状態となる。このように突出した複数の先端把持部によれば、保持機構が当該被把持物の周囲の障害物に干渉したり、当該被把持物を載せた台面に干渉したりすることが少なくなる。その結果、従来の把持装置では把持することが難しかった被把持物も適切に把持することが可能となる。
この把持装置においては、先端把持部が弾性変形可能であるため、例えば、被把持物が壊れやすいものであっても、弾性変形により把持力を適度に逃がしつつ、当該把持物を把持することができる。また、台面上の被把持物を把持するような場合、先端把持部が台面に衝突しても台面や先端把持部が破損しにくい。しかも、台面に沿って先端把持部が弾性変形した状態で台面上の被把持物を把持することができるので、把持の際に先端把持部と台面との位置合わせを高い精度で行う必要がなくなり、制御が容易になる。
この把持装置においては、先端把持部が、保持機構に保持されている基端部に対して把持中心軸の軸方向に沿って変位可能であるため、例えば、台面上の被把持物を把持するような場合、先端把持部が台面に衝突しても、先端把持部が変位することで衝撃力を逃がすことができ、台面や先端把持部が破損しにくい。しかも、台面に沿って先端把持部が変位した状態で台面上の被把持物を把持することができるので、把持の際に先端把持部と台面との位置合わせを高い精度で行う必要がなくなり、制御が容易になる。
この把持装置によれば、先端把持部が把持中心軸から遠い領域にある時(被把持物を把持していない時)に、先端把持部が、基端部と同じ位置か又は基端部よりも被把持物から遠い側に位置し、保持機構よりも外側に突出しない状態となる。これにより、被把持物を把持していない非使用時においては、先端把持部が把持装置周囲の物体に衝突して破損するなどの不具合が抑制される。
この把持装置において、複数の可動部材の基端部を挟み込む2つの保持部材のうちの少なくとも被把持物に近い側の保持部材は、把持中心軸を含む中心領域が開口している。そのため、複数の可動部材の各先端把持部が把持中心軸に近い領域に位置して被把持物を把持する際、当該各先端把持部が被把持物側へ突出できるようになっている。一方、各先端把持部が把持中心軸から遠い領域に位置して被把持物を把持していない非使用時においては、先端把持部の少なくとも一部が2つの保持部材が対向する空間に収容される。これにより、非使用時には、先端把持部の前記少なくとも一部は、2つの保持部材によって保護された状態となるので、先端把持部が把持装置周囲の物体に衝突して破損するなどの不具合が抑制される。
この把持装置によれば、簡易な構成により、複数の可動部材の移動を実現することができる。
この把持装置によれば、基端部に対する先端把持部の相対位置を変更することができるので、複数の可動部材において、このような関節部を有しない構成では実現できないような移動を実現することができる。
このロボットアームによれば、把持することが不得手な被把持物の種類を減らし、より汎用性の高いロボットアームを提供することが可能となる。
この飛行体によれば、把持することが不得手な被把持物の種類を減らし、より汎用性の高い飛行体を提供することが可能となる。
なお、本実施形態は、部品の組み立てを行う組み立て工場において、被把持物である部品が積載された運搬ケースから、ロボットアームを用いて部品をピックアップし、これを組み立てラインの部品搬送コンベア上の所定位置に配置する。ただし、本発明に係る把持装置について、このようなロボットアームに適用されるものは一例にすぎず、他のシステムに用いられるロボットアームに適用してもよいし、ロボットアーム以外の把持装置として用いられるものであってもよい。
本実施形態の部品組立システム1は、部品取出位置2aに置かれた運搬ケース50内の部品をロボットアーム10により部品組立システムの搬送コンベア45上の所定位置に配置し、この搬送コンベア45で搬送された部品を後段の組み立て工程での組み立てに用いるものである。なお、空になった運搬ケース50は、ケース回収位置2bへ移される。
ロボットアーム10は、土台部11、土台部11に対して昇降可能に支持される昇降部12、昇降部12に対して第一回動軸13aの回りで回動可能に支持される第一腕部13、第一腕部13に対して第二回動軸14aの回りで回動可能に支持される第二腕部14、第二腕部14に対して第三回動軸15aの回りで回動可能に支持される手先部15などを有している。
図4は、アイリスロボットハンド20の分解斜視図である。
図5は、アイリスロボットハンド20を構成するフィンガー部材21A~21Fの1つを示す平面図である。
図6は、フィンガー部材21A~21Fの1つを示す側面図である。
図8(a)~(c)は、図7(a)~(c)に対応した側面図である。
なお、図7(a)~(c)については、説明のため、内側保持部材22を取り除いた状態を示す。
次に、本発明に係る把持装置を、被把持物を把持する把持装置を備えた飛行体の把持装置として適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
本実施形態2は、飛行体としてのドローンに搭載される把持装置として、上述した実施形態1のアイリスロボットハンド20を採用したものである。したがって、アイリスロボットハンド20の説明は省略する。
本実施形態2のドローン100は、公知のドローン本体101の下部に、上述した実施形態1のアイリスロボットハンド20を取り付けた構成となっている。本実施形態2のドローン100によれば、例えば、飛行状態又は着地した状態において、ドローン本体101の下方に存在する搬送対象物(被把持物)をアイリスロボットハンド20の6つのフィンガー部材21A~21Fの先端把持部21bで把持することができる。そして、搬送対象物を把持した状態でドローン100が飛行することで、搬送対象物を搬送先まで搬送することができる。
10 :ロボットアーム
11 :土台部
12 :腕支持部
13 :腕部
14 :手部
15 :手先部
20 :アイリスロボットハンド
21A~21F:フィンガー部材
21a :基端部
21b :先端把持部
21b1 :基部
21b2 :先端部
21c :連結部
21d :ガイド突起
21e :連結回動軸
21f :先端回動軸
22 :内側保持部材
22a :軸受け孔
22b :モータ固定部
23 :外側保持部材
23a :軸受け孔
23b :ガイド長孔
24 :スペーサ部材
25A~25F:タイミングプーリ
25a :駆動回動軸
26 :駆動モータ
26a :モータギヤ
50 :運搬ケース
100 :ドローン
101 :ドローン本体
O :把持中心軸
Claims (9)
- 把持中心軸の周囲に配置される複数の可動部材が、該複数の可動部材それぞれの先端把持部を把持中心軸に対して直交する面に沿って該把持中心軸に向けて近づけるように移動することで、前記複数の可動部材に対して前記把持中心軸の軸方向にずれた位置の被把持物を前記先端把持部によって把持する把持装置であって、
前記移動が可能なように、前記複数の可動部材の基端部を前記把持中心軸の周囲で保持する保持機構を有し、
前記複数の可動部材は、少なくとも前記把持中心軸に近い領域では常に、前記先端把持部が前記基端部側のいずれの部分よりも該把持中心軸の軸方向で被把持物に近い側に位置するように構成されていることを特徴とする把持装置。 - 請求項1に記載の把持装置において、
前記先端把持部は、弾性材によって形成されていることを特徴とする把持装置。 - 請求項1又は2に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材は、前記先端把持部が前記基端部に対して前記把持中心軸の軸方向に沿って変位可能に構成されていることを特徴とする把持装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記把持中心軸から遠い領域では、該把持中心軸の軸方向で、前記先端把持部が前記基端部と同じ位置か、又は前記基端部よりも被把持物から遠い側に位置することを特徴とする把持装置。 - 請求項4に記載の把持装置において、
前記保持機構は、前記複数の可動部材の基端部を前記把持中心軸の軸方向から挟み込むように配置される2つの保持部材によって構成され、
前記2つの保持部材のうちの少なくとも被把持物に近い側の保持部材は、前記把持中心軸を含む中心領域が開口しており、
前記先端把持部が前記把持中心軸から遠い領域に位置するとき、前記先端把持部の少なくとも一部が前記2つの保持部材が対向する空間に収容されるように構成されていることを特徴とする把持装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記保持機構は、前記複数の可動部材の各基端部を、前記把持中心軸に平行なそれぞれの回動軸の回りで回動可能に保持し、
前記各基端部を共通の駆動手段によりそれぞれ前記回動軸の回りで回動させることにより、前記複数の可動部材がそれぞれの先端把持部を前記把持中心軸に向けて近づけるように移動することを特徴とする把持装置。 - 請求項6に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材は、前記先端把持部と前記基端部との間に、前記回動軸と平行な軸回りで回動可能な少なくとも1つの関節部を有することを特徴とする把持装置。 - 被把持物を把持する把持装置を備えたロボットアームであって、
前記把持装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の把持装置を用いたことを特徴とするロボットアーム。 - 被把持物を把持する把持装置を備えた飛行体であって、
前記把持装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の把持装置を用いたことを特徴とする飛行体。
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