JP2015202543A - 物体把持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】把持対象物を把持する物体把持装置において、把持対象物の形状によらず把持することができ、簡易な構造により装置に係るコストを低く抑える。【解決手段】可撓性を有し粉粒物5を収容する袋体4と、前記袋体を把持対象物Wに押し付ける押し付け手段3と、前記袋体内の気体を吸引する吸引手段7とを備える物体把持装置1であって、前記押し付け手段により前記袋体が前記把持対象物に対し所定の力で押し付けられた状態で、前記吸引手段が前記袋体内の気体を吸引することにより、前記袋体と前記把持対象物との接触面に摩擦力を生じさせ、該摩擦力により前記袋体と前記把持対象物との間に密閉された負圧空間15を生じさせる。【選択図】図1
Description
本発明は、物体把持装置に関し、把持対象物に対して粉粒物を収容した袋体を押し当て、前記袋体を真空状態として前記把持対象物を把持する物体把持装置に関する。
工場の生産ライン等においては、例えば部品や工具を作業者の手元まで搬送させるためにロボットハンドからなる物体把持装置が用いられている。
従来、そのような物体把持装置は、把持する対象物の形状や大きさに合わせた把持部を用いることから、把持対象物に応じた複数の物体把持装置が必要となり、スペースの問題や設備コストが高くなるという課題があった。
従来、そのような物体把持装置は、把持する対象物の形状や大きさに合わせた把持部を用いることから、把持対象物に応じた複数の物体把持装置が必要となり、スペースの問題や設備コストが高くなるという課題があった。
前記課題に対し、特許文献1には、図7(a)に示すようにワークW(把持対象物)を把持する物体把持装置50(ハンド装置)として、粉粒物51を収容した袋体52を把持部とし、図7(b)に示すように前記袋体52をワークWに押し付けた後、袋体52内を真空状態として塊状に硬化させ、ワークWの形状に合わせて把持する構成が開示されている。
このような構成の物体把持装置50によれば、袋体52がワークWの両側側面を少しでも覆うことができれば、ワークWを把持して持ち上げることができる。
このような構成の物体把持装置50によれば、袋体52がワークWの両側側面を少しでも覆うことができれば、ワークWを把持して持ち上げることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された物体把持装置50にあっては、例えば、ワークWの上面(被把持面)が広く、被把持面に凹凸が無くて一平面となる場合には、前記袋体52を硬化させても、掴むところがなく把持することができなかった。
そのような問題を解決できるものとして、特許文献2には、図8(a)に示すように内部に粒体61を充填させた袋体62の中心部に鉛直方向に貫通する減圧空間63を設け、前記袋体62内及び減圧空間63を所定の負圧に減圧する物体把持装置60(吸着グリッパ)が開示されている。
この物体把持装置60によれば、図8(b)に示すようにワークWの被把持面が一平面状であっても、袋体62を被把持面に押し付けた後、前記減圧空間63を減圧することによって、ワークWを吸着し把持することができる。
そのような問題を解決できるものとして、特許文献2には、図8(a)に示すように内部に粒体61を充填させた袋体62の中心部に鉛直方向に貫通する減圧空間63を設け、前記袋体62内及び減圧空間63を所定の負圧に減圧する物体把持装置60(吸着グリッパ)が開示されている。
この物体把持装置60によれば、図8(b)に示すようにワークWの被把持面が一平面状であっても、袋体62を被把持面に押し付けた後、前記減圧空間63を減圧することによって、ワークWを吸着し把持することができる。
しかしながら、特許文献2に開示の物体把持装置60にあっては、前記袋体62内を減圧する減圧装置(図示せず)と、前記袋体62の中央を通る前記減圧空間63を減圧する減圧装置(図示せず)とがそれぞれ必要となる。
また、各減圧装置が有する弁の開閉制御などを行う制御部(図示せず)も必要となるため、装置に掛かるコストが高くなるという課題があった。
また、各減圧装置が有する弁の開閉制御などを行う制御部(図示せず)も必要となるため、装置に掛かるコストが高くなるという課題があった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、把持対象物を把持する物体把持装置において、把持対象物の形状によらず把持することができ、簡易な構造により装置に係るコストを低く抑えることのできる物体把持装置に構造を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る物体把持装置は、可撓性を有し粉粒物を収容する袋体と、前記袋体を把持対象物に押し付ける押し付け手段と、前記袋体内の気体を吸引する吸引手段とを備える物体把持装置であって、前記押し付け手段により前記袋体が前記把持対象物に対し所定の力で押し付けられた状態で、前記吸引手段が前記袋体内の気体を吸引することにより、前記袋体と前記把持対象物との接触面に摩擦力を生じさせ、該摩擦力により前記袋体と前記把持対象物との間に密閉された負圧空間を生じさせることに特徴を有する。
尚、前記袋体は、前記吸引手段が該袋体内の気体を吸引することにより、該袋体と前記把持対象物との接触面に摩擦力を生じさせる所定値以上の摩擦係数を有することが望ましく、前記袋体の摩擦係数は2.6以上であることが望ましい。前記摩擦係数を有するものとしては、シリコンゴムを挙げることができる。
また、前記袋体に収容される粉粒物は、珪砂であることが望ましい。
尚、前記袋体は、前記吸引手段が該袋体内の気体を吸引することにより、該袋体と前記把持対象物との接触面に摩擦力を生じさせる所定値以上の摩擦係数を有することが望ましく、前記袋体の摩擦係数は2.6以上であることが望ましい。前記摩擦係数を有するものとしては、シリコンゴムを挙げることができる。
また、前記袋体に収容される粉粒物は、珪砂であることが望ましい。
このような構成によれば、把持対象物に対する袋体との接触面に摩擦力が生じ、把持対象物と袋体との間に負圧空間が形成される。これにより、把持対象物の被把持面が一平面であっても、把持対象物を吸着し把持することができる。
また、吸引装置(減圧装置)は1つでよく、装置にかかるコストを低く抑えることができる。
また、吸引装置(減圧装置)は1つでよく、装置にかかるコストを低く抑えることができる。
また、前記袋体を覆うように該袋体の把持部の上方に配置された硬質材からなる第1のカバー部材を備えることが望ましく、さらには、前記袋体内の上部に配置された硬質材からなる第2のカバー部材を備えることが望ましい。
このように第1のカバー部材を設けることにより、把持対象物に対し袋体全体を押し付けることができ、第2のカバー部材を設けることにより、吸引前の袋体内の上部空間を確保し、その後、袋体の全体を均一に吸引することができ、把持対象物に対する袋体の吸着力を向上することができる。
このように第1のカバー部材を設けることにより、把持対象物に対し袋体全体を押し付けることができ、第2のカバー部材を設けることにより、吸引前の袋体内の上部空間を確保し、その後、袋体の全体を均一に吸引することができ、把持対象物に対する袋体の吸着力を向上することができる。
本発明によれば、把持対象物を把持する物体把持装置において、把持対象物の形状によらず把持することができ、簡易な構造により装置に掛かるコストを低く抑えることのできる物体把持装置を提供することができる。
以下、本発明に係る物体把持装置の実施の形態につき、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る物体把持装置1の全体構成を模式的に示す断面図である。
図1に示す物体把持装置1は、把持対象物であるワークを把持する把持部2と、この把持部2を移動させるためのロボットアーム部3(押し付け手段)とを備える。前記把持部2は、可撓性を有する部材、例えばシリコンゴムにより形成された袋体4と、袋体4内に所定量(例えば袋体4の容積の50%強を占める量)が収容された例えば珪砂からなる粉体5(粉粒物)とを有する。さらに把持部2は、前記袋体4の上部を覆って保持するハンドカバー6(第1のカバー)と、袋体4内を吸引する吸引手段7とを有する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る物体把持装置1の全体構成を模式的に示す断面図である。
図1に示す物体把持装置1は、把持対象物であるワークを把持する把持部2と、この把持部2を移動させるためのロボットアーム部3(押し付け手段)とを備える。前記把持部2は、可撓性を有する部材、例えばシリコンゴムにより形成された袋体4と、袋体4内に所定量(例えば袋体4の容積の50%強を占める量)が収容された例えば珪砂からなる粉体5(粉粒物)とを有する。さらに把持部2は、前記袋体4の上部を覆って保持するハンドカバー6(第1のカバー)と、袋体4内を吸引する吸引手段7とを有する。
前記袋体4は、その厚さが例えば1.0mmの球体形状であり、ハンドカバー6の開口直径D1と略同じく直径約100mmの大きさに形成されている。また、本実施の形態において、袋体4が硬度7°のシリコンゴムにより形成されていることにより、少なくとも2.6程度の摩擦係数を有している。尚、より硬度の低い(柔らかい)シリコンゴムを用いることにより、摩擦係数のより高い袋体4を用いることもできる。
前記ロボットアーム部3は、前記ハンドカバー6の上部側に連結され(図示せず)、このハンドカバー6と共に前記袋体4を少なくとも上下方向に移動させることができる。
また、前記吸引手段7は、袋体4内を吸引可能な手段であれば特に限定されるものではないが、本実施の形態においては、圧縮空気から真空を形成するエジェクター8が設けられ、吸気を行う真空ポート8aがパイプ状のジョイント部12に連結され、ジョイント部12がハンドカバー6を貫通して袋体4内に挿入されている。ジョイント部12の先端には抜け防止のためにジョイントストッパ11が設けられている。尚、エジェクター8の吸気ポート8bへのエア供給部9と排気ポート8cからのエア排気部10とは、工場等の作業現場に既設のものを用いてよい。
また、前記吸引手段7は、袋体4内を吸引可能な手段であれば特に限定されるものではないが、本実施の形態においては、圧縮空気から真空を形成するエジェクター8が設けられ、吸気を行う真空ポート8aがパイプ状のジョイント部12に連結され、ジョイント部12がハンドカバー6を貫通して袋体4内に挿入されている。ジョイント部12の先端には抜け防止のためにジョイントストッパ11が設けられている。尚、エジェクター8の吸気ポート8bへのエア供給部9と排気ポート8cからのエア排気部10とは、工場等の作業現場に既設のものを用いてよい。
また、ハンドカバー6は、図示するように浅いボウル容器を逆さにした様な形状であって、袋体4の一部を覆うようにして袋体4を保持している。前記したように開口部の径D1は例えば100mm、高さH1は例えば50mmに形成されている。
また、吸引手段7により袋体4内を吸引する際の真空圧は、袋体4内が例えば−0.07MPaより低くなるように制御される。
また、吸引手段7により袋体4内を吸引する際の真空圧は、袋体4内が例えば−0.07MPaより低くなるように制御される。
このように構成された物体把持装置1により、例えば被把持面が一平面状のワークWを把持する場合、先ず図2(a)に示すようにワークW上に粉体5を収容した袋体4を載置する。尚、載置前の状態では、ハンドカバー6の下端から袋体4下端までの高さH2は、例えば50mmであるが、ワークW上に載置されることにより自重によって高さH2は30mm程度となる。
次いで、ロボットアーム部3により図2(b)に示すようにハンドカバー6の上から所定の力、例えば1Kgの荷重を加え、袋体4をワークWに対して押さえ付ける。これによりワークWに対して袋体4が所定の面圧で圧接され、ハンドカバー6の下端から袋体4下端までの高さH2は、20mm程度まで縮む。尚、図4(a)は、このときの袋体4のワークWに対する接触面16の平面図であるが、前記接触面16の径L1は、少なくとも100mmとなっている。
そして吸引手段7であるエジェクター8を作動し、真空ポート8aから袋体4内の吸引を開始する。この吸引にあっては、図2(c)に示すように袋体4は、矢印に示すように周縁側から中央側へ 袋体が吸い寄せられる。
そして吸引手段7であるエジェクター8を作動し、真空ポート8aから袋体4内の吸引を開始する。この吸引にあっては、図2(c)に示すように袋体4は、矢印に示すように周縁側から中央側へ 袋体が吸い寄せられる。
吸引手段7(エジェクター8)による吸引が進むと、袋体4を形成するシリコンゴムは少なくとも2.6以上の摩擦係数を有するため、袋体4とワークWとの接触面16に所定の摩擦力が生じる。そして、この摩擦力が発生することにより、図3(a)に示すように、袋体4のワークWに対する接触面16が中央から上方に吸い上げられ、図3(b)に示すように袋体4とワークWとの間に負圧空間15が形成される。尚、図4(b)は、このときの袋体4のワークWに対する接触面16の平面図であるが、前記接触面16はリング状となり、その幅寸法L2は、少なくとも20mm以上となっている。
このように袋体4内が吸引されることにより袋体4は硬化すると共に、ワークWとの間に負圧空間15が形成されるため、吸盤と同様の原理によりワークWが袋体4に吸着される。そして、ロボットアーム部3によりワークWを把持した袋体4が移動される。
尚、図2、図3に示したワークWは袋体4との接触面が一平面となる場合であったが、当然ながら、図7に示したように、袋体4がワークWの両側側面を把持することができれば、従来の把持装置と同様にワークWを把持することができる。即ち、ワークWを覆うように袋体4を被せた後、袋体4が硬化するまで袋体4内を吸引することにより袋体4をワークWの被把持部の形状に合わせて変形させ、把持することができる。
尚、図2、図3に示したワークWは袋体4との接触面が一平面となる場合であったが、当然ながら、図7に示したように、袋体4がワークWの両側側面を把持することができれば、従来の把持装置と同様にワークWを把持することができる。即ち、ワークWを覆うように袋体4を被せた後、袋体4が硬化するまで袋体4内を吸引することにより袋体4をワークWの被把持部の形状に合わせて変形させ、把持することができる。
以上のように本発明に係る第1の実施の形態によれば、把持部2の袋体4を、所定の摩擦係数以上の材料、例えばシリコンゴムにより形成することによって、ワークWの把持面が一平面であっても、ワークWに対し袋体4を所定の力で押し付け、袋体4内を吸引することにより、ワークWに対する袋体4の接触面に摩擦力が生じ、ワークWと袋体4との間に負圧空間が形成される。
これにより、ワークWの被把持面が一平面であっても、把持部2によりワークWを吸着し把持することができる。
また、吸着手段(減圧装置)は1つでよいため、装置にかかるコストを低く抑えることができる。
これにより、ワークWの被把持面が一平面であっても、把持部2によりワークWを吸着し把持することができる。
また、吸着手段(減圧装置)は1つでよいため、装置にかかるコストを低く抑えることができる。
続いて、本発明に係る第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態にあっては、前記した第1の実施形態とは、図5に示すように袋体4内上部に粉体5を覆う杯状の粉体カバー20(第2のカバー)を備える点のみが異なる。
より具体的には、ジョイント部12の先端に設けられたジョイントストッパ11と、袋体4天井部との間に杯を裏返した形状の粉体カバー20が設けられる(即ち、ジョイント部12は粉体カバー20を貫通した状態となっている)。
このように粉体カバー20を設けることにより、袋体4をワークWに載置した際、吸引前において、図6(a)に示すように、少なくとも粉体カバー20の水平方向の広さを有する空間を袋体4内上部に確保することができる。
そして、この状態から袋体4内を吸引した場合に、図6(b)に示すように、袋体4内を均一に吸い上げることができ、把持部2の吸着力をより向上することができる。
より具体的には、ジョイント部12の先端に設けられたジョイントストッパ11と、袋体4天井部との間に杯を裏返した形状の粉体カバー20が設けられる(即ち、ジョイント部12は粉体カバー20を貫通した状態となっている)。
このように粉体カバー20を設けることにより、袋体4をワークWに載置した際、吸引前において、図6(a)に示すように、少なくとも粉体カバー20の水平方向の広さを有する空間を袋体4内上部に確保することができる。
そして、この状態から袋体4内を吸引した場合に、図6(b)に示すように、袋体4内を均一に吸い上げることができ、把持部2の吸着力をより向上することができる。
本発明に係る物体把持装置について、実施例に基づきさらに説明する。本実施例では、前記実施の形態に示した物体把持装置を作製し、被把持面が一平面状のワークを把持できるか検証した。
また、被把持面に計測孔を開け、そこに真空計を接続して、把持部の袋体とワークの被把持面との間の真空圧を測定した。
実施例1では、把持部の袋体を摩擦係数2.6のシリコンゴムにより形成し、比較例1では、袋体を摩擦係数1.4のラテックスゴムにより形成した。
また、被把持面に計測孔を開け、そこに真空計を接続して、把持部の袋体とワークの被把持面との間の真空圧を測定した。
実施例1では、把持部の袋体を摩擦係数2.6のシリコンゴムにより形成し、比較例1では、袋体を摩擦係数1.4のラテックスゴムにより形成した。
実施例1の結果、把持部の袋体とワークの被把持面との間に生じた真空圧は、最大−40Kpaであり、ワークを把持することができた。
一方、比較例1では、把持部の袋体とワークの被把持面との間に負圧空間は生じず、ワークを把持することができなかった。
一方、比較例1では、把持部の袋体とワークの被把持面との間に負圧空間は生じず、ワークを把持することができなかった。
以上の実施例の結果、本発明に係る物体把持装置の構成によれば、ワーク(把持対象物)の被把持面が一平面であっても、把持することができることを確認した。
1 物体把持装置
2 把持部
3 ロボットアーム部
4 袋体
5 粉体(粉粒物)
6 ハンドカバー(第1のカバー)
7 吸引手段
8 エジェクター
8a 真空ポート
8b 吸気ポート
8c 排気ポート
9 エア供給部
10 エア排気部
11 ジョイントストッパ
12 ジョイント部
15 負圧空間
16 接触面
20 粉体カバー(第2のカバー)
W ワーク(把持対象物)
2 把持部
3 ロボットアーム部
4 袋体
5 粉体(粉粒物)
6 ハンドカバー(第1のカバー)
7 吸引手段
8 エジェクター
8a 真空ポート
8b 吸気ポート
8c 排気ポート
9 エア供給部
10 エア排気部
11 ジョイントストッパ
12 ジョイント部
15 負圧空間
16 接触面
20 粉体カバー(第2のカバー)
W ワーク(把持対象物)
Claims (7)
- 可撓性を有し粉粒物を収容する袋体と、前記袋体を把持対象物に押し付ける押し付け手段と、前記袋体内の気体を吸引する吸引手段とを備える物体把持装置であって、
前記押し付け手段により前記袋体が前記把持対象物に対し所定の力で押し付けられた状態で、前記吸引手段が前記袋体内の気体を吸引することにより、前記袋体と前記把持対象物との接触面に摩擦力を生じさせ、該摩擦力により前記袋体と前記把持対象物との間に密閉された負圧空間を生じさせることを特徴とする物体把持装置。 - 前記袋体は、前記吸引手段が該袋体内の気体を吸引することにより、該袋体と前記把持対象物との接触面に摩擦力を生じさせる所定値以上の摩擦係数を有することを特徴とする請求項1に記載された物体把持装置。
- 前記袋体の摩擦係数は2.6以上であることを特徴とする請求項2に記載された物体把持装置。
- 前記袋体はシリコンゴムにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された物体把持装置。
- 前記袋体に収容される粉粒物は、珪砂であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された物体把持装置。
- 前記袋体を覆うように該袋体の把持部の上方に配置された硬質材からなる第1のカバー部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された物体把持装置。
- 前記袋体内の上部に配置された硬質材からなる第2のカバー部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された物体把持装置。
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