JP7045296B2 - エレベーター用ガイドレールの吊り込み具 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター用ガイドレールの吊り込み具に関する。
例えば、特許文献1には、エレベーターのガイドレールの吊り雇が開示されている。この吊り雇は、端面視で略T字状をなすガイドレールを取り囲んだ状態で挟持する挟持部と当接板とを備える。挟持部の両端部から互いに平行をなして延出する一対の壁部には、当接板を嵌め込むための各一対の第1係合溝及び第2係合溝が異なる位置に形成されている。この構成によれば、当接板を挟持部の第1係合溝に嵌め込んで取り付けるか第2係合溝に嵌め込んで取り付けるかによって、異なるサイズのガイドレールを挟持した状態に保持できると記載されている。
特開2016-108115号公報
上述した特許文献1の吊り雇では、ガイドレールを挟持部と当接板で挟持した状態に取り付けられるため、吊り雇をガイドレールに一旦固定するとガイドレールに対して吊り雇を移動させることができず、昇降路内におけるガイドレールの吊り込み作業が行い難くなることがある。
これに対し、ガイドレールに取り付けられた吊り雇がガイドレールに沿って移動可能になっていれば、ガイドレールに対する吊り雇の取り付け位置と取り外し位置とを容易に変更することができ、昇降路内においてガイドレールの吊り込み作業性が向上する。しかしながら、吊り込み作業中にガイドレールが意図した方向とは逆の方向に傾斜した場合、吊り雇に対してガイドレールが移動することで、ガイドレール同士を連結する連結部材が取り付けられていない側のレール端部から吊り雇がすり抜けて外れてしまう恐れがある。
本発明の目的は、昇降路内でエレベーター用のガイドレールの吊り込み作業を行う際に、連結部材が取り付けられていないレール端部から吊り込み具がすり抜けるのを防止することである。
本発明に係るエレベーター用ガイドレールの吊り込み具は、一端部に連結部材が取り付けられ、他端部に連結部材取付用の貫通孔が形成されている長尺状のガイドレールをエレベーターの昇降路内で吊り上げるための吊り込み具であって、前記ガイドレールの周囲に配置され、前記連結部材が取り付けられた前記一端部はすり抜け不能であるが連結部材が取り付けられていない前記他端部はすり抜け可能な内部空間を含み、前記ガイドレールがその長手方向に移動可能な状態で前記ガイドレールを保持するレール保持部と、前記レール保持部に設けられ、前記レール保持部を介して前記ガイドレールが吊り上げられたときに前記一端部が前記他端部よりも上方に位置する姿勢では不作動となり、前記他端部が前記一端部よりも上方に位置する姿勢となったときに作動して前記レール保持部に対する前記ガイドレールの移動を停止させるすり抜け防止機構と、を備えたものである。
この構成によれば、すり抜け防止機構を設けたことで、ガイドレールに対して吊り込み具が相対移動しても連結部材が取り付けられていないガイドレールの他端部が吊り込み具からすり抜けるのを確実に防止することができる。したがって、昇降路内におけるガイドレールの吊り込み作業を安全かつ容易に行うことができる。
本発明に係るエレベーター用ガイドレールの吊り込み具において、前記レール保持部は、前記内部空間を画定する保持部本体と、前記内部空間を開閉するように前記保持部本体に対して回動可能に取り付けられるカバー部材とを有し、前記保持部本体は前記内部空間を開放した状態で前記ガイドレールに対して前記長手方向と直交する方向に取り付け及び取り外しが可能であってもよい。
この構成によれば、保持部本体に対してカバー部材を回動させることでレール保持部の内部空間を開閉させることができるので、吊り込み具をガイドレールの長手方向の任意の位置で取り付け及び取り外しが可能になる。したがって、作業者が吊り込み作業を行う際に作業しやすい任意のレール上の異なる位置で吊り込み具の取り付け及び取り外しを行うことができ、作業性が向上する。
また、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの吊り込み具において、前記すり抜け防止機構は、前記レール保持部にそれぞれ回動可能に取り付けられている第1レバー部材および第2レバー部材を備えるレバー式のすり抜け防止機構であり、前記第1レバー部材の一端部は前記ガイドレールの一端部側において前記ガイドレールの表面に当接可能で、かつ、前記第1レバー部材の他端部は前記第2レバー部材の一端部に係合可能に設けられており、前記第2レバー部材の他端部は、前記ガイドレールの他端部に形成された貫通孔に挿通可能になっており、前記ガイドレールが前記一端部よりも前記他端部の方が上方に位置する姿勢となって前記第1レバー部材が前記第2レバー部材と非係合状態となったとき前記第2レバー部材の他端部が前記貫通孔に挿通されることで前記レール保持部から前記ガイドレールの他端部がすり抜けるのを防止するものであってもよい。
この構成によれば、ガイドレールが一端部よりも他端部の方が上方に位置する姿勢となってガイドレールが吊り込み具に対して滑って移動した場合に第2レバー部材の他端部がガイドレールの他端部に形成された貫通孔に挿通されることで、レール保持部からガイドレールの他端部がすり抜けるのを確実に防止することができる。
また、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの吊り込み具において、前記吊り込み具は前記すり抜け防止機構に加えて、くさび式の別のすり抜け防止機構を更に備え、前記別のすり抜け防止機構は、前記レール保持部が前記ガイドレールの他端部側へ接近するように前記ガイドレールが移動したとき前記レール保持部と前記ガイドレールとの間にくさび部材を留置することにより前記レール保持部に対する前記ガイドレールの移動を停止させてもよい。
この構成によれば、レバー式のすり抜け防止機構に加えて、くさび式の別のすり抜け防止機構を更に備えていることで、吊り込み具からガイドレールの他端部がすり抜けるのをより確実に防止することができ、その結果、ガイドレールの吊り込み作業をより安全に行うことができる。
また、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの吊り込み具において、前記別のすり抜け防止機構は、前記くさび部材と、前記くさび部材を保持するくさび保持部材と、前記ガイドレールの他端部側に向かって前記レール保持部が相対移動したときに前記レール保持部と前記ガイドレールとの間に前記くさび部材を留置するように解放するくさび解放機構とを備えてもよい。
この構成によれば、吊り込み具がガイドレールの他端部側に滑って相対移動したときにくさび部材がレール保持部とガイドレールとの間に留置され、その結果、くさび部材によってレール保持部に対するガイドレールの滑り移動を確実に停止させることができる。
この場合、前記くさび解放機構は、前記くさび保持部材に回転可能に設けられたリールと、前記リールに巻かれたワイヤと、前記ワイヤの一端が連結された磁石部材とを含み、前記磁石部材は、前記ガイドレールに前記レール保持部が組み付けられたときに前記ガイドレールに磁力によって張り付けられるものであり、前記ガイドレールの他端部側に向かって前記レール保持部が相対移動することで前記磁石部材が前記リールから遠ざかって前記ワイヤが前記リールから所定長さだけ繰り出されたとき、前記レール保持部に回動可能に支持されている前記くさび保持部材が前記ワイヤによって引っ張られることで回動して前記くさび部材が前記ガイドレールに接触することにより前記くさび部材が前記くさび保持部材から解放されて前記レール保持部と前記ガイドレールとの間に食い込むように移動してもよい。
この構成によれば、磁石部材をガイドレールに磁力で張り付けることでくさび解放機構が作動可能となり、くさび解放機構を備える吊り込み具をガイドレールに容易に取り付けることができ、また、ガイドレールからの吊り込み具の取り外しも容易に行うことができる。
本発明に係るエレベーター用ガイドレールの吊り込み具によれば、吊り込み作業中にガイドレールが吊り込み具から滑り落ちるのを確実に防止することができ、昇降路内におけるガイドレールの吊り込み作業を安全かつ容易に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベーター用ガイドレールの吊り込み具を示す正面図である。 図1の吊り込み具を矢印A方向から見た側面図である。 くさび解放機構に含まれるくさび部材及びくさび保持部材を示す(a)正面図と、(b)側面図である。 くさび解放機構に含まれる磁石部材および磁石保持部材を示す(a)正面図と、(b)上面図である。 ガイドレールが、連結部材を取り付けた一端部が他端部よりも上方に位置する姿勢で吊り上げられるときの様子を示す正面図である。 ガイドレールが、連結部材を取り付けた一端部よりも他端部が上方に位置する姿勢で吊り上げられるときの様子を示す正面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベーター用ガイドレール(以下、単にガイドレールという。)1の吊り込み具10を示す正面図である。図2は、図1の吊り込み具10を矢印A方向から側面図である。図1および図2(他図でも同様)において、ガイドレール1の長手方向に沿った方向が矢印Xで示され、ガイドレール1の長手方向と直交する短手方向に沿った方向が矢印Yで示され、これらの2方向と直交する高さ方向が矢印Zで示されている。なお、図1では、ガイドレール1のレール部の図示が一部省略されている。
本実施形態の吊り込み具10は、エレベーターの昇降路内においてガイドレール1を吊り上げるため器具である。ガイドレール1は、昇降路内の壁面に上下方向に沿って固定されて設置される。また、ガイドレール1は、一端部1aに連結部材4が取り付けられており、この連結部材4を介してガイドレール1同士が連結されることによって、多数のガイドレール1が昇降路内に設置される。
図1および図2に示すように、ガイドレール1は、長手方向Xに沿った矢印A方向から見て略T字状の端面形状を有する。ガイドレール1は、長手方向Xに沿って一定の略T字状の断面形状を有する。また、ガイドレール1は、長手方向Xに延伸する長尺状の部材である。ガイドレール1は、例えば、長尺状の鋼材によって形成されている。
ガイドレール1は、ガイドレール1を昇降路内の壁面に固定するためのレール基部2と、レール基部2の幅方向Yの中央部から高さ方向Zに突出するレール部3とを一体に有する。レール基部2は、レール部3の幅方向Yの両側に張り出して形成されている。
ガイドレール1の長手方向の両端部1a,1bにおいてレール基部2には、連結部材4を取り付けるための複数の貫通孔5がそれぞれ形成されている。本実施形態では、ガイドレール1の一端部1aにおいてレール部3を挟んだ両側のレール基部2に2つずつ、計4つの貫通孔5が形成されている。ガイドレール1の他端部1bにも同様に、4つの貫通孔5が形成されている。ガイドレール1の長手方向Xの一端部1aには、上記貫通孔5に挿通されたボルト6と、これに螺合されたナット7によって、連結部材4が締結されて固定されている。
連結部材4は、例えば、金属製の平板によって構成されている。連結部材4は、ガイドレール1のレール基部2の背面(すなわちレール部3とは反対側の表面)に接触して配置される。そのため、ガイドレール1の背面では、連結部材4の板厚みに相当する段差が形成されている。
より詳しくは、連結部材4には、長手方向の一端部側に4つの貫通孔8が形成され、これらの貫通孔8に挿通されたボルト6によってガイドレール1の一端部1aに固定されている。連結部材4の他端部側は、ガイドレール1の一端部1aから長手方向外側に突出しており、この他端部にも4つの貫通孔8が形成されている。これらの貫通孔8に図示しないボルトを挿通して別のガイドレール1の他端部に連結部材4を固定することで、2本のガイドレール1が互いに連結される。このようにしてガイドレール1を昇降路内で下から上に順次に連結していくことで、昇降路内の壁面上にガイドレールが下層階から上層階まで延在してに設置される。
本実施形態の吊り込み具10は、レール保持部12と、すり抜け防止機構14とを備える。すり抜け防止機構14は、レバー式のすり抜け防止機構14aと、くさび式のすり抜け防止機構(別のすり抜け防止機構)14bとにより構成されている。
レール保持部12は、ガイドレール1の吊り込み作業時にガイドレール1の周囲に配置される。レール保持部12は、連結部材4が取り付けられたガイドレール1の一端部1aはすり抜け不能であるが連結部材が取り付けられていないガイドレール1の他端部1bはすり抜け可能な内部空間18を含み、ガイドレール1がその長手方向に移動可能な状態でガイドレール1を保持するものである。
より詳しくは、レール保持部12は、保持部本体20と、カバー部材22を有する。保持部本体20は、例えば、所定幅の帯状をなす金属板を曲げ加工して形成される。カバー部材22は、例えば、所定幅の金属平板によって形成される。保持部本体20とカバー部材22とによって、ガイドレール1を収容する内部空間18が画定される。この内部空間18は、長手方向Xから見て略T字状をなしている。
保持部本体20は、ガイドレール1のレール部3を収容する略U字状のレール部収容部20aと、ガイドレール1のレール基部2を収容するレール基部収容部20bとを一体に含む。レール基部収容部20bは、レール部収容部20aの高さ方向Zの2つの端部からから幅方向Yの外側へそれぞれ延在して形成されるとともに、レール基部2の幅方向Yの両側面に対向する側壁部24a,24bを有している。
レール部収容部20aの内面とガイドレール1のレール部3との間、および、レール基部収容部20bとガイドレール1のレール基部2との間には、それぞれ隙間が形成されている。このような隙間が保持部本体20とガイドレール1との間に形成されるように保持部本体20を余裕のある大きさに形成することで、寸法が異なる複数種類のガイドレールの吊り込み作業に用いることが可能となり、汎用性が向上する。
ここで、レール基部収容部20bとガイドレール1のレール基部2との間の隙間は、連結部材4の板厚みよりも小さく設定されている。これにより、レール保持部12がガイドレール1の周囲で相対移動して一端部1aに到達した場合、連結部材4にレール保持部12が係合するため、ガイドレール1の一端部1aがレール保持部12からすり抜けることはない。
保持部本体20は、高さ方向Zの一方側(図2では下方側)が開放した形状に形成されている。カバー部材22は、保持部本体20の開放した部分を開閉可能に設けられている。具体的には、カバー部材22の幅方向Yの一端部は、保持部本体20の側壁部24aの端面に軸26によって回動可能に取り付けられている。これに対し、カバー部材22の幅方向Yの一端部には、軸26の位置を中心として描かれる円弧状の切り込み28が形成されている。この切り込み28にはボルト30が挿通されている。ボルト30のネジ軸の先端部は、保持部本体20の側壁部24bに曲げ形成されている固定部32の貫通孔を介して突出しており、この突出した先端部に蝶ネジ34が螺合されている。
この構成により、蝶ネジ34を緩めた状態としてカバー部材22を回動させると、ボルト30のネジ軸がカバー部材22の切り込み28内を移動することで切り込み28から抜け出した状態となり、保持部本体20の内側の内部空間18が開放された位置までカバー部材22を回動させることができる。その結果、この状態で、保持部本体20をガイドレール1に対して長手方向Xと直交する高さ方向Zに沿って吊り込み具10の取り付け及び取り外しを行うことができる。
内部空間18にガイドレール1を収容した状態に保持部本体20を組み付けた後、カバー部材22を、内部空間18を閉じた位置まで回動させる。このとき、ボルト30はカバー部材22に形成された切り込み28内に受け入れられるため、保持部本体20の内側の内部空間18を閉じた位置までカバー部材22を回動させることができる。そして、この状態で蝶ネジ34を締め付けると、カバー部材22が保持部本体20に対して固定される。その結果、吊り込み具10がガイドレール1の周囲に配置された状態となる。
上述したように保持部本体20に対してカバー部材22を回動させることでレール保持部12の内部空間18を開閉させることができるので、吊り込み具10をガイドレール1の長手方向の任意の位置で取り付け及び取り外しが可能になる。したがって、作業者が吊り込み作業を行う際に作業しやすい任意のガイドレール1上の異なる位置で吊り込み具の取り付け及び取り外しを行うことができ、作業性が向上する。
なお、上記においてはボルト30の頭部がカバー部材22側に配置され、蝶ネジ34が保持部本体20側に配置される例について説明したが、これに限定されるものではなく、この逆であってもよい。すなわち、ボルト30の頭部が保持部本体20側に配置され、蝶ネジ34がカバー部材22側に配置されてもよい。
レール保持部12の保持部本体20において高さ方向Zの他方側端部(図2では上端部)には、吊り下げ部36が固定されている。吊り下げ部36は、例えば、金属板によって構成され、保持部本体20に対して例えば溶接等によって固定されている。吊り下げ部36には貫通孔37が形成され、この貫通孔37に吊り金具38が挿通されて設けられている。
昇降路内でガイドレール1の吊り込み作業を行う際、昇降路の例えば天井部等の上部にはチェーンブロック(図示せず)が設置される。そして、チェーンブロックから垂下したワイヤの下端に連結されたフックが、ガイドレール1の周囲に配置された吊り込み具10のレール保持部12に設けた吊り金具38に引っ掛けられる。この状態で、チェーンブロックを作動させてワイヤを巻き上げる。これにより、ガイドレール1が昇降路内において吊り上げられる。そして、作業者は、吊り上げられたガイドレール1を昇降路壁面の所定位置に固定する。また、2本目以降のガイドレール1であれば、既に昇降路壁面に固定されているガイドレール1と連結部材4を介して連結する。このようにしてガイドレール1の吊り込み作業が順次に行われる。
図2に示すように、本実施形態の吊り込み具10において、レバー式のすり抜け防止機構14aは、保持部本体20のレール部収容部20aに対して、幅方向Yの一方側に配置され、くさび式のすり抜け防止機構14bが幅方向Yの他方側に配置されている。
図1及び図2に示すように、レバー式のすり抜け防止機構14aは、レール保持部12にそれぞれ回動可能に取り付けられている第1レバー部材40および第2レバー部材44を備える。第1レバー部材40および第2レバー部材44は、例えば、金属製の棒材を曲げ加工して軸に溶接する等によってれぞれ形成されている。
第1レバー部材40は、軸42によってレール部収容部20aの幅方向Yの一方側の側面に回動可能に設けられている。第1レバー部材40の長手方向Xの一方側端部40aは、図1に示すように、L字状に屈曲してその先端がガイドレール1の一端部1a側においてレール基部2の表面に当接可能に設けられている。
ここで、第1レバー部材40は、図示しないバネ等の弾性部材によって図1中で反時計回り方向に付勢されており、一方側端部40aの先端がガイドレール1のレール基部2と確実に当接するようになっている。
第1レバー部材40の長手方向Xの他方側端部40bは、軸42から第1レバー部材40の一方側端部40aとは反対側に延伸して設けられている。そして、第1レバー部材40の他方側端部40bは、L字状に屈曲した先端が第2レバー部材44の長手方向Xの一方側端部44aに係合可能に設けられている。
第2レバー部材44は、軸46によってレール部収容部20aの幅方向Yの一方側の側面に回動可能に設けられている。第2レバー部材44の長手方向Xの一方側端部44aは、第1レバー部材40の他方側端部40bの下方に位置して係合可能になっている。第2レバー部材44の長手方向Xの他方側端部44bは、軸46から一方側端部44aとは反対側に延伸している。そして、他方側端部44bの先端はL字状に屈曲して、ガイドレール1の他端部1b側においてレール基部2の表面に当接可能に設けられている。第2レバー部材44の他方側端部44bの幅方向位置は、ガイドレール1の他端部1bにおいてレール基部2に形成されている貫通孔5と一致している。これにより、吊り込み具10がガイドレール1の他端部1b側に滑って移動したとき、第2レバー部材44の他方側端部44bは、第2レバー部材44が軸46を中心に時計回り方向に回動することによって、ガイドレール1の他端部1bの貫通孔5に挿通可能になっている。
ここで、第2レバー部材44は、図示しないバネ等の弾性部材によって図1中で時計回り方向に付勢されており、他方側端部44bの先端がガイドレール1のレール基部2と確実に当接するようになっている。
図1及び図2に示すように、くさび式のすり抜け防止機構14bは、くさび部材50と、くさび保持部材52と、くさび解放機構54とを備える。くさび解放機構54は、リール56、ワイヤ58及び磁石部材60によって構成されている。
くさび部材50は、図1に示すように、頂角が鋭角の三角形状の側面を有する部材であり、その頂角をガイドレール1の一端部1a側に向けた状態でくさび保持部材52によって保持されている。くさび部材50において例えば長方形状等の矩形状をなす上面は、ガイドレール1のレール基部2の背面に対向している。くさび部材50の全体又は少なくとも上面は、ガイドレール1のレール基部2に接触したときの摩擦力が大きくなる例えばゴム等の材料で形成されるのが好ましい。
くさび保持部材52は、くさび部材50をガイドレール1のレール基部2の背面に対向させた状態で保持する部材である。くさび保持部材52は、図2に示すように、高さ方向Zに沿って延在する側壁部52aと、側壁部52aの下端部から折れ曲がってガイドレール1のレール基部2の背面と平行に延在する保持部52bとを有する。くさび保持部材52は、例えば、金属板を曲げ加工等して形成されている。
図3は、くさび解放機構54に含まれるくさび部材50及びくさび保持部材52を示す(a)正面図と、(b)側面図である。図3に示すように、くさび保持部材52の保持部52bには、突起部62が立設されている。突起部62は、略円柱状の外形を有しており、先端部62bの方が括れ部62aよりも大径に形成されている。
また、くさび部材50の下面には、溝51が形成されている。溝51は、くさび部材50において長手方向Xに向いた側面に開口するが、奥側ではくさび部材50の内部において終端している。また、溝51はくさび部材50の下面に開口する縁部に幅方向Yの内側に突出する張り出し部が形成されており、この張り出し部によって溝51の幅がくさび部材50の内部よりも下面において狭くなっている。
このように形成された溝51に突起部62が嵌合した状態で、くさび部材50が保持部52bに保持される。この状態では、溝51の張り出し部が突起部62の括れ部62aに係合することによって、くさび部材50は高さ方向Zへの移動が規制されている。また、溝51の奥側の壁面に突起部62の先端部62bが当接することで、くさび部材50が保持部52bに対して矢印B方向へ移動することも規制される。これに対し、突起部62は溝51内をくさび部材50の側面の開口部側へ向かって移動してくさび部材50から外れることができる。したがって、くさび部材50は、保持部52bに対して矢印C方向に移動することによって、保持部52bから解放されるように構成されている。
再び図1及び図2を参照すると、くさび保持部材52は、クランク状に曲げ形成されている軸64によって、レール保持部12の保持部本体20においてレール部収容部20aの幅方向Yの他方側側面に回動可能に取り付けられている。軸64は、くさび保持部材52の側壁部52aに連結されている。
また、くさび部材52の側壁部52aの端部には、軸66を介してリール56が回動可能に設けられている。リール56には、所定長のワイヤ58が巻かれている。リール56は、自動巻き上げ機能を有しているのが好ましい。
リール56から繰り出されたワイヤ58の先端は、磁石部材60に連結されている。ワイヤ58の巻始め端はリール56に固定されている。磁石部材60は、吊り込み具10がガイドレール1に取り付けられたときに、ガイドレール1のレール基部2の表面に磁力によって張り付けられる。このように磁石部材60をガイドレール1に磁力で張り付けることで、くさび解放機構54が作動可能となり、くさび解放機構54を備える吊り込み具10をガイドレール1に容易に取り付けることができ、また、ガイドレール1からの吊り込み具10の取り外しも容易に行うことができる。
図4は、くさび解放機構54に含まれる磁石部材60および磁石保持部材70を示す(a)正面図と、(b)上面図である。くさび解放機構54は、磁石部材60を保持するための磁石保持部材70を備える。磁石保持部材70は、例えば、金属板を曲げ加工等して形成されており、例えばネジ等の固定手段を用いてレール保持部12の保持部本体20に取り付けられている。
磁石保持部材70は、高さ方向Zに沿って延在する側壁部70aと、側壁部70aの端部から折れ曲がって幅方向Yに延在する磁石保持部70bとを有する。磁石保持部70bには、上面視で略U字状をなす切り込み72が形成されている。切り込み72は、吊り込み具10がガイドレール1に組み付けられた状態で、ガイドレール1の一端部1a側に向かって開口している。
磁石部材60は、例えば、扁平な円柱状の外形を有しており、その上面には突起部61が設けられている。突起部61は、先端部61bの方が括れ部61aよりも大径に形成されている。これにより、磁石保持部70bの切り込み72の幅方向両側の縁部が突起部61の括れ部61aに嵌り込むことによって、磁石部材60が高さ方向Zの移動が規制された状態に保持される。また、突起部61は切り込み72の開口部側へ向かって移動して、磁石保持部材70から外れることができる。したがって、磁石部材60が張り付けられたガイドレール1が、その一端部1aが磁石保持部材70から遠ざかる方向(或いは、離れる方向)に移動したとき、その移動に伴って磁石部材60も移動する。これにより、磁石部材60は、磁石保持部材70の保持状態から解放されて移動することができる。
次に、図5及び図6を参照して、上述した構成からなる本実施形態の吊り込み具10の動作について説明する。図5は、ガイドレール1が、連結部材4を取り付けた一端部1aが他端部1bよりも上方に位置する姿勢で吊り上げられるときの様子を示す正面図である。図5では、くさび式のすり抜け防止機構14bの図示が省略されている。また、図6は、ガイドレール1が、連結部材4を取り付けた一端部1aよりも他端部1bが上方に位置する姿勢で吊り上げられるときの様子を示す正面図である。
図5に示すように、ガイドレール1が吊り込み具10によって、一端部1aが他端部1bよりも上方に位置する姿勢で吊り上げられるとき、吊り込み具10はレール保持部12が連結部材4等に係合する。これにより、ガイドレール1が吊り込み具10からすり抜けることがなく、ガイドレール1の吊り込み作業を行うことができる。このとき、レバー式のすり抜け防止機構14aは、第1レバー部材40の一方側端部40aがガイドレール1のレール基部2の表面に当接することによって、第1レバー部材40が軸42を中心に時計回り方向へ回動する。これにより、第1レバー部材40の他方側端部40bが第2レバー部材44の一方側端部44aに係合して、第2レバー部材44が軸46を中心として反時計周り方向に回動する。その結果、第2レバー部材44の他方側端部44bは、ガイドレール1のレール基部2の表面から離れた位置となり、レバー式のすり抜け防止機構14aは不作動となる。
また、図示を省略しているが、くさび式のすり抜け防止機構14bについては、磁石部材60に連結されたワイヤ58によってくさび保持部材52が引っ張られることがなく、その結果、くさび保持部材52が回動することはない。したがって、くさび保持部材52に保持されているくさび部材50の上面がガイドレール1のレール基部2の背面に接触しないか、あるいは、接触してもくさび部材50を解放するほどの摩擦力は生じない。したがって、この場合には、くさび式のすり抜け防止機構14bもまた不作動となる。
これに対し、図6に示すように、ガイドレール1が吊り込み具10によって、一端部1aよりも他端部1bが上方に位置する姿勢で吊り上げられる場合が起こり得る。例えば、ガイドレール1の一端部1aの取り付けた連結部材4が昇降路内の壁面上の構造物に引っ掛かった場合などが想定される。この場合、本実施形態の吊り込み具10では、レール保持部12の内面とガイドレール1との間には隙間が形成され、レール保持部12はガイドレール1を挟持するものではないため、吊り込み具10に対してガイドレール1が滑って移動し、すり抜け防止機構14a,14bが無い場合にはガイドレール1の他端部1bが吊り込み具10からすり抜けて、ガイドレール1が吊り込み具10から落下する恐れがある。
しかしながら、本実施形態の吊り込み具10では、図6に示すように、レバー式のすり抜け防止機構14aおよびくさび式のすり抜け防止機構14bが作動して、ガイドレール1の他端部1bが吊り込み具10からすり抜けるのを防止することができる。
具体的には、レバー式のすり抜け防止機構14aでは、ガイドレール1の一端部1aが下方に位置するように傾斜した姿勢となったとき、第1レバー部材40は軸42を中心にと反時計周り方向に回動する。これにより、第1レバー部材40の他方側端部40bが第2レバー部材44の一方側端部40aと係合しない位置(非係合状態)となる。その結果、第2レバー部材44が軸46を中心に時計周り方向に回動し、他方側端部44bの先端部がガイドレール1のレール基部2の表面に当接した状態となる。
この状態で、ガイドレール1の他端部1bが吊り込み具10に接近するように移動してくると、第2レバー部材44の他方側端部44bがガイドレール1の他端部1bに形成された連結部材取付用の貫通孔5に嵌り込んで挿通される。これにより、吊り込み具10に対するガイドレール1の滑り移動が停止し、吊り込み具10からガイドレール1がすり抜けるのを防止できる。
また、くさび式のすり抜け防止機構14bでは、吊り込み具10に対してガイドレール1が滑って移動するとガイドレール1の一端部1aに張り付けた磁石部材60が吊り込み具10から遠ざかることによって、リール56からワイヤ58が繰り出される。そして、所定長のワイヤ58が全て繰り出されると、ワイヤ58の巻始め端はリール56に固定されているため、ワイヤ58によってリール56が引っ張られる。これにより、リール56が取り付けられているくさび保持部材52の上端部が引っ張られることで、くさび保持部材52が軸64を中心に反時計周り方向に回動する。そうすると、くさび保持部材52の下端部の保持部52bに保持されているくさび部材50がガイドレール1のレール基部2の背面に押し付けられる。その結果、くさび部材50は、ガイドレール1との摩擦力によってくさび保持部材52から解放されて移動し、レール保持部12のカバー部材22とガイドレール1のレール基部2との間に食い込んで留置される。このようにくさび部材50が挟まることで、吊り込み具10に対するガイドレール1の移動が停止され、ガイドレール1の他端部1bが吊り込み具10からすり抜けるのをより確実に防止することができる。
上述したように本実施形態の吊り込み具10によれば、吊り込み作業中にガイドレール1が吊り込み具10から滑り落ちるのを確実に防止することができ、昇降路内におけるガイドレール1の吊り込み作業を安全かつ容易に行うことができる。
なお、本発明に係るガイドレールの吊り込み具は、上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能である。
例えば、上記においては、レバー式のすり抜け防止機構14aとくさび式のすり抜け防止機構14bの両方を備えた例について説明したが、これに限定されるものではなく、レバー式のすり抜け防止機構14aだけを備えてもよい。ただし、くさび式のすり抜け防止機構14bを併せて設けることで、ガイドレール1のすり抜けをより確実に防止することができる。
1 ガイドレール、1a 一端部、1b 他端部、2 レール基部、3 レール部、4 連結部材、5,37 貫通孔、6,30 ボルト、7 ナット、8 貫通孔、10 吊り込み具、12 レール保持部、14 すり抜け防止機構、14a レバー式のすり抜け防止機構、14b くさび式のすり抜け防止機構、18 内部空間、20 保持部本体、20a レール部収容部、20b レール基部収容部、22 カバー部材、24a,24b,52a,70a 側壁部、26,42,46,64,66 軸、28,72 切り込み、32 固定部、34 蝶ネジ、36 吊り下げ部、38 吊り金具、40 第1レバー部材、44 第2レバー部材、40a,44a 一方側端部、40b,44b 他方側端部、50 くさび部材、51 溝、52 くさび保持部材、52b 保持部、54 くさび解放機構、56 リール、58 ワイヤ、60 磁石部材、61,62 突起部、61a,62a 括れ部、61b,62b 先端部、70 磁石保持部材、70b 磁石保持部。

Claims (6)

  1. 一端部に連結部材が取り付けられ、他端部に連結部材取付用の貫通孔が形成されている長尺状のガイドレールをエレベーターの昇降路内で吊り上げるための吊り込み具であって、
    前記ガイドレールの周囲に配置され、前記連結部材が取り付けられた前記一端部はすり抜け不能であるが連結部材が取り付けられていない前記他端部はすり抜け可能な内部空間を含み、前記ガイドレールがその長手方向に移動可能な状態で前記ガイドレールを保持するレール保持部と、
    前記レール保持部に設けられ、前記レール保持部を介して前記ガイドレールが吊り上げられたときに前記一端部が前記他端部よりも上方に位置する姿勢では不作動となり、前記他端部が前記一端部よりも上方に位置する姿勢となったときに作動して前記レール保持部に対する前記ガイドレールの移動を停止させるすり抜け防止機構と、を備えた、
    ガイドレールの吊り込み具。
  2. 前記レール保持部は、前記内部空間を画定する保持部本体と、前記内部空間を開閉するように前記保持部本体に対して回動可能に取り付けられるカバー部材とを有し、前記保持部本体は前記内部空間を開放した状態で前記ガイドレールに対して前記長手方向と直交する方向に取り付け及び取り外しが可能である、請求項1に記載のガイドレールの吊り込み具。
  3. 前記すり抜け防止機構は、前記レール保持部にそれぞれ回動可能に取り付けられている第1レバー部材および第2レバー部材を備えるレバー式のすり抜け防止機構であり、
    前記第1レバー部材の一端部は前記ガイドレールの一端部側において前記ガイドレールの表面に当接可能で、かつ、前記第1レバー部材の他端部は前記第2レバー部材の一端部に係合可能に設けられており、
    前記第2レバー部材の他端部は、前記ガイドレールの他端部に形成された貫通孔に挿通可能になっており、
    前記ガイドレールが前記一端部よりも前記他端部の方が上方に位置する姿勢となって前記第1レバー部材が前記第2レバー部材と非係合状態となったとき前記第2レバー部材の他端部が前記貫通孔に挿通されることで前記レール保持部から前記ガイドレールの他端部がすり抜けるのを防止する、請求項1または2に記載のガイドレールの吊り込み具。
  4. 前記吊り込み具は前記すり抜け防止機構に加えて、くさび式の別のすり抜け防止機構を更に備え、前記別のすり抜け防止機構は、前記レール保持部が前記ガイドレールの他端部側へ接近するように前記ガイドレールが移動したとき前記レール保持部と前記ガイドレールとの間にくさび部材を留置することにより前記レール保持部に対する前記ガイドレールの移動を停止させる、請求項1~3のいずれか一項に記載のガイドレールの吊り込み具。
  5. 前記別のすり抜け防止機構は、前記くさび部材と、前記くさび部材を保持するくさび保持部材と、前記ガイドレールの他端部側に向かって前記レール保持部が相対移動したときに前記レール保持部と前記ガイドレールとの間に前記くさび部材を留置するように解放するくさび解放機構とを備える、請求項4に記載のガイドレールの吊り込み具。
  6. 前記くさび解放機構は、前記くさび保持部材に回転可能に設けられたリールと、前記リールに巻かれたワイヤと、前記ワイヤの一端が連結された磁石部材とを含み、前記磁石部材は、前記ガイドレールに前記レール保持部が組み付けられたときに前記ガイドレールに磁力によって張り付けられるものであり、
    前記ガイドレールの他端部側に向かって前記レール保持部が相対移動することで前記磁石部材が前記リールから遠ざかって前記ワイヤが前記リールから所定長さだけ繰り出されたとき、前記レール保持部に回動可能に支持されている前記くさび保持部材が前記ワイヤによって引っ張られることで回動して前記くさび部材が前記ガイドレールに接触することにより前記くさび部材が前記くさび保持部材から解放されて前記レール保持部と前記ガイドレールとの間に食い込むように移動する、請求項5に記載のガイドレールの吊り込み具。
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