JP6785128B2 - 配線用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、高所に設置されているケーブルラック(以下、「ラック」と称する。)上にケーブル等の線状部材を配線するための配線用器具に関する。
一般的に、例えばビル等の建物内の天井部にケーブルを配線する場合には、梯子型のラックを天井から吊り下げて設置し、このラック上に適宜ケーブルを敷設する。
ところで、このようなケーブルの配線作業では、通常、作業者が床面に立設した立ち馬等の足場に登って、ラック上に足場板を載せ、この足場板に作業員が乗ってケーブルを手作業で順次手渡しして、ラック上を通過させて配線していた。
また、ケーブルの配線作業を効率よく行うために、種々の配線用器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている配線用器具は、ケーブルを保持する保持体と、一対の連結体を介して保持体を支持する支持体と、を備え、一対の連結体は、支持体と保持体との連結を解除可能であって、一方の連結体が解除される際に他方の連結体は連結されるように操作される工具である。
特開2005−117715号公報
ところで、このような従来のケーブルの配線作業では、高所での移動と、足場板の設置等の高所で作業を行うための準備に多くの時間を要するとともに、足場板上での作業は、高所で且つ狭い領域で作業を行うために作業性が極めて悪く、落下事故等の危険性を伴う。
また、特許文献1に示す配線用器具は、電気的な部品で構成されているため、故障等の不具合の発生や製造コストの高騰が懸念される。また、保持体を移動する際の阻害要因となる杆材を回避するための操作が杆材を回避するたびに必要であり、作業性が悪い。
そこで、このような課題の一例を解消するために、本願は、高所への配線作業を安全且つ容易に行えるとともに作業性の良い配線用器具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本願請求項1に記載の配線用器具(10A、10B)は、線状部材(2)を保持する本体(11)と、前記本体を移動させる操作体(21)と、を備え、前記本体は、少なくとも3つの傾倒可能な連結体(40)を介して離間して連結された2つの部材(13、14)を備え、前記連結体は、前記2つの部材の一方に回動可能に取り付けられ、その先端部には両側に突出する突起を有し、前記本体の移動の際に阻害要因となる阻害部材(15)が前記2つの部材の間を通過することによる接触によって傾倒し連結を解除する解除位置と、2つの部材を連結する連結位置と、の間を移動可能であって、前記突起は前記2つの部材の他方に形成されたスリットに係合されて連結状態が維持され、1つの前記連結体が前記阻害部材との接触によって連結が解除された際に、少なくとも2つの前記連結体により連結状態を維持することを特徴とする。
また、請求項2に記載の配線用器具は、線状部材を保持する本体と、前記本体を移動させる操作体と、を備え、前記本体は、少なくとも3つの傾倒可能な連結体を介して離間して連結された2つの部材を備え、前記連結体は、前記2つの部材の双方に回動可能に取り付けられる分離可能な2つの連結部材を備え、前記本体の移動の際に阻害要因となる阻害部材が前記2つの部材の間を通過することによる接触によって傾倒し連結を解除する解除位置と、2つの部材を連結する連結位置と、の間を移動可能であって、前記2つの連結部材には双方の連結部材を連結するためのフックを備え、1つの前記連結体が前記阻害部材との接触によって連結が解除された際に、少なくとも2つの前記連結体により連結状態を維持することを特徴とする。
また、請求項3に記載の配線用器具は、請求項1又は2に記載の配線用器具において、前記連結体が前記連結位置にある状態において、前記本体と前記連結体とを着脱可能に固定する固定具(59)を備えていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の配線用器具は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線用器具において、前記連結体に係合し、前記連結体の傾倒を防止する傾倒防止体(60)と、前記阻害部材との接触により傾倒して前記阻害部材を検知する検知体(65)と、前記検知体と前記傾倒防止体を結合する結合体(63)と、を備え、前記阻害部材との接触による前記検知体の傾倒により前記結合体を介して前記傾倒防止体を移動して前記連結体との係合が解除されることを特徴とする。
高所に設置されたラック上へのケーブルの配線作業において、下側から移動用部材を把持して本体をケーブルの敷設方向に移動するのみで、阻害部材を回避してケーブルの配線作業を安全且つ容易に行えるとともに従来のケーブルの配線作業と比較して作業性の向上を図れる。
本実施形態の配線用器具の概要を説明するための模式図である。 図1のA−A断面を示す模式図である。 配線用器具の構成例を示す模式図である。 実施例1の配線用器具の構成例を示す模式図である。 図4のX部分の拡大図である。 後方から視認した際の連結体の連結形態を示す模式図である。 前方から視認した際の連結体の連結形態を示す模式図である。 実施例2の配線用器具の構成例を示す模式図である。
本願を実施するための形態について、図1〜図3を用いて説明する。
本実施形態の配線用器具10は、図1に示すように、ケーブルラック(以下、「ラック5」と称する。)上に電力幹線や通信幹線等の各種ケーブル類(以下、「ケーブル2(本願の線状部材)」と称する)を敷設して配線する際に用いられる。
ラック5は、例えば、図1に示すように、天井3から吊り下げられる梯子型が用いられ、ケーブル2の敷設方向に延びる2つの枠桁6、6と、この2つの枠桁6、6の間に一定間隔で架け渡された連結桁7と、で構成される。このラック5の材質は、例えば、アルミニウム鋼板、塗装鋼板、高耐食鋼板、ステンレス鋼板等が適宜選択されて用いられる。
また、ラック5は、天井3からの吊りボルト8によって一定間隔で吊り下げられた支持部材9によって支持される。
配線用器具10は、ケーブル2が取り付けられた本体11と、この本体11を移動させる長尺の移動用部材21と、を備える。
そして、ラック5上にケーブル2を敷設する場合には、図1に示すように、使用者1によって移動用部材21が操作されて、ラック5上において、本体11を移動させることでケーブル2をラック5上に敷設する。
移動用部材21は、例えば、図1に示すように、棒状の部材であって一部が曲折して形成され、図示しないネジ等の固定具によって先端部が本体11に固定して取り付けられる。また、移動用部材21の後端部は使用者1によって把持され、この移動用部材21はラック5上において本体11を移動する際に操作される。
また、移動用部材21は、図示しないが、径の異なる複数の円筒部材によって構成され、長さ調整可能であることが好ましい。
なお、このような配線用器具10を用いてラック5上において本体11を移動させる場合には、例えば、図1に示すように、ラック5の側方から移動用部材21を操作して本体11を移動させる場合や、図示しないが、ラック5の下方から移動用部材21を操作して本体11を移動させる場合があり、前者の場合には、吊りボルト8が本体11を移動させる際の阻害要因となり、後者の場合には、連結桁7および支持部材9が本体11を移動させる際の阻害要因となるが、これら吊りボルト8や連結桁7および支持部材9は以下の説明において「阻害部材15」と称して説明する。
配線用器具10の本体11は、図3に示すように、ケーブル2を保持する保持部材13と、移動用部材21によって操作される操作部材14と、を備えている。保持部材13にはケーブル2を取り付ける取付部16が設けられ、この取付部16にケーブル2が取り付けられており、操作部材14には移動用部材21がネジ等の固定具によって固定される。
また、本体11は、図3(b)に示すように、保持部材13と操作部材14の間に阻害部材15を通過可能となっており、さらに、阻害部材15を通過させつつ保持部材13と操作部材14の連結状態を維持する連結機構を備えている。
そして、図1及び図2に示すように、使用者1によって移動用部材21が操作されて、図1中の矢印に示すように、使用者1がラック5の側方(又は下方)をケーブル2の敷設方向に移動し、ラック5上において本体11をケーブル2の敷設方向に移動させ、保持部材13と操作部材14の連結状態を保ちつつ、複数の阻害部材15を順々に保持部材13と操作部材14の間に通過させることで、ケーブル2はラック5上に敷設される。
(実施例1)
次に、配線用器具10の他の具体的形態について図4〜図7を用いて説明する。なお、本実施例において、図1〜図3と共通する部分には同一符号を付し、それらの具体的な説明は省略するものとする。
実施例1に示す配線用器具10Aは、ラック5上にケーブル2を敷設するための本体11と、この本体11を移動させる移動用部材21と、を備える。
本体11は、図4に示すように、ケーブル2を保持する保持部材13と、移動用部材21によって操作される操作部材14と、を備え、この保持部材13と操作部材14は、少なくとも並列に配置される3つの傾倒可能な連結体40、40、40を介して離間して連結される。
また、阻害部材15は、保持部材13と操作部材14の間を通過可能であって、3つの連結体40は、阻害部材15との接触によって連結体40が傾倒して阻害部材15を通過可能に保持部材13と操作部材14との連結を解除する一方で、他の2つの連結体40、40によって保持部材13と操作部材14との連結状態を維持する連結機構として機能する。
具体的に、連結体40は、例えば略角柱状であって金属製の部材により構成され、操作部材14に回動可能に軸支されて取り付けられている。
また、図5及び図6に示すように、連結体40の先端部には、両側に突出するピン状の突起52、52が形成されており、この突起52により保持部材13に連結される。なお、この突起52は片側のみでも構わないが、両側に設けることにより連結体40に対する保持部材13の脱落等を防ぎ、安定して保持部材13との連結が維持される。
保持部材13は、図6に示すように、例えば、略矩形状の天面13aと、この天面13aの両側から垂下して設けられた側面13b、13bと、を備える断面略コ字状の部材が用いられる。この側面13bには、連結体40に設けられた突起52の回転軌跡と一致する円弧状のスリット55が形成されており、このスリット55に突起52が係合することで保持部材13と連結体40が連結される。なお、突起52は、側面13bから突出可能となるように、天面13aの幅寸法よりも長く形成されている。このように突起52を長く形成することにより図1に示すように本体11を横向きに配置した使用態様であっても突起52がスリット55から外れることなく、係合を維持することができる。
また、天面13aの上部には、ケーブル取付用の取付部16が複数固定して取り付けられており、ケーブル2はこの取付部16に取り付けられる。
また、保持部材13と操作部材14の間には、阻害部材15を通過可能な空間44を有し、この空間44内を阻害部材15が移動し各連結体40に順次接触することで、突起52がスリット55から抜け出して傾倒し、連結体40を保持部材13との連結が解除されることで、保持部材13と操作部材14の連結が解除される。
このように、連結体40は、保持部材13と操作部材14とに架け渡される連結位置と、外力(阻害部材15)による傾倒動作によって保持部材13と操作部材14との連結を解除する解除位置と、の間を移動可能に設けられている。
また、連結体40には、図示しないが、外力によって傾倒し解除位置に移動した後、連結位置に復帰する復帰装置が設けられている。復帰装置は、例えば、ねじりコイルばね等のバネ部材が用いられ、連結体40の回動軸の回りに設けられて連結体40が起立するように支持される。
また、図7に示すように、保持部材13には、連結体40が連結位置にある状態において、保持部材13に連結体40を吸着させる吸着体が設けられている。吸着体の一例として、磁性体59が用いられ、この磁性体59は、保持部材13にガイド部材58を介して取り付けられる。そして、連結体40が連結位置に移動した際に、その先端部近傍にこの磁性体59が吸着され、保持部材13に連結体40が固定される。
なお、固定具は、磁性体59に限られるものではなく、簡単に着脱可能な吸盤や面ファスナなどを用いても構わない。このような場合、吸盤は、連結体40又は保持部材13の一方側に取り付けられ、面ファスナは、連結体40と保持部材13の双方に貼着されて取り付けられる。
このように連結体40は、突起52と磁性体59により保持部材13にしっかりと取り付けられるため、例えば、ケーブル2による引張抵抗等による保持部材13の移動によって保持部材13の脱落等の連結体40との連結が解除されることを防止できる。
また、図4及び図5に示すように、連結体40の後方には、想定外の連結体40の傾倒を防止する傾倒防止体60が斜め下方に延びるようにして操作部材14に回動可能に軸支されて設けられ、傾倒防止体60の先端部は、連結体40の後端面に形成されている凹部61と係合する。したがって、この傾倒防止体60を回動して凹部61との係合を解除した後でなければ、連結体40を傾倒することができないようになっている。
また、傾倒防止体60は、連結体40の一部に形成された図示しない貫通孔に抜き差し可能に挿入される挿入体63(本願の結合体)に固定され、挿入体63は、連結体40の前方に配置される阻害部材検知用の検知バー65(本願の検知体)に固定して取り付けられる。すなわち、検知バー65と傾倒防止体60は挿入体63により結合され、検知バー65は、操作部材14に回動可能に軸支され起立して設けられており、阻害部材15の接触を検知し傾倒する。
そして、本実施例の配線用器具10Aは、使用者1による移動用部材21の操作によりケーブル2の敷設方向に本体11が移動されて、阻害部材15が保持部材13と操作部材14の間を通過し、検知バー65に接触すると、検知バー65が後方に回動して傾倒する。この傾倒動作によって挿入体63が傾倒防止体60を後方へと押圧することで傾倒防止体60が回動し凹部61との係合が解除される。さらに、本体11が移動されることで、阻害部材15が検知バー65とともに連結体40を後方へと押圧することで、磁性体59が外れて連結体40が傾倒して解除位置に移動する。一方で、阻害部材15との接触のない2つの他の連結体40、40は、連結位置に維持されるため保持部材13と操作部材14との連結状態が維持される。
そして、このように構成された本実施例の配線用器具10Aは、連結機構によって、阻害部材15の通過により連結体40の連結が解除された際、他の2つの連結体40、40によって連結が維持されるため、使用者1によって移動用部材21が操作されケーブル2の敷設方向に本体11が移動されて、阻害部材15が保持部材13と操作部材14の間を通過している間、常に保持部材13と操作部材14の連結が維持されるため、阻害部材15があっても、本体11の移動が妨げられずにラック5上を移動することができ、ラック5上にケーブル2を簡単に敷設することができる。
したがって、高所に設置されたラック5上へのケーブル2の配線作業において、下側から移動用部材21を把持して本体11をケーブル2の敷設方向に移動するのみで、ケーブル2の配線作業を安全且つ容易に行えるとともに従来のケーブル2の配線作業と比較して作業性の向上を図れる。
(実施例2)
次に、配線用器具10の具体的形態について図8を用いて説明する。なお、本実施例において、図1〜図4と共通する部分には同一符号を付し、それらの具体的な説明は省略するものとする。
実施例2に示す配線用器具10Bは、ラック5上にケーブル2を敷設するための本体11と、この本体11を移動させる移動用部材21(本願の操作体)と、を備える。
本体11は、ケーブル2を取付部16に取り付けて保持する保持部材13と、移動用部材21によって操作される操作部材14と、を備え、この保持部材13と操作部材14は、少なくとも並列に配置される3つの傾倒可能な連結体40、40、40を介して離間して連結される。
また、阻害部材15は、保持部材13と操作部材14の間を通過可能であって、3つの連結体40は、阻害部材15との接触によって1つの連結体40が傾倒して阻害部材15を通過可能に保持部材13と操作部材14との連結を解除する一方で、他の2つの連結体40、40によって保持部材13と操作部材14との連結状態を維持する連結機構として機能する。
具体的に、連結体40は、分離可能な2つの連結部材40a、40bを備え、各連結部材40a、40bは保持部材13又は操作部材14に回動可能に軸支されて取り付けられる。また、2つの連結部材40a、40bは直線的に重なり合うことで連結されて保持部材13と操作部材14との間に架け渡される。
また、この2つの連結部材40a、40bの先端部にはフック42が設けられており、2つの連結部材40a、40bが重なり合う際に互いのフック42が係合することでこの2つの連結部材40a、40bは一体的に連結される。
また、保持部材13と操作部材14の間には、阻害部材15を通過可能な空間44を有し、この空間44内を阻害部材15が移動し各連結体40に順次接触することで各連結部材40a、40bが傾倒しフック42の係合が解かれて連結部材40a、40b同士の連結が解除(分離)されることで、保持部材13と操作部材14との連結が解除される。
このように、連結体40は、2つの連結部材40a、40bが協働することで一体化されて保持部材13と操作部材14とに架け渡される連結位置と、外力(阻害部材15)による傾倒動作によって保持部材13と操作部材14との連結を解除する解除位置と、の間を移動可能に設けられている。
また、各連結部材40a、40bには、外力によって傾倒し解除位置に移動した後、連結位置に復帰する復帰装置45が設けられている。復帰装置45は、例えば、バネ部材46が用いられ、各連結部材40a、40bの後方に設けられて各連結部材40a、40bが起立するように支持される。
したがって、連結体40に前方から後方に向かって外力が加えられると、バネ部材46の付勢力に抗して各連結部材40a、40bは傾倒し解除位置に移動し、その外力が取り除かれると、バネ部材46の付勢力によって元の連結位置に戻る。一方で外力を受けない2つの他の連結体40、40は、バネ部材46の付勢力によって連結位置に維持されるため保持部材13と操作部材14との連結状態が維持される。
そして、このように構成された本実施例の配線用器具10Bは、連結機構によって、阻害部材15の通過により連結体40の連結が解除された際、他の2つの連結体40、40によって連結が維持されるため、使用者1によって移動用部材21が操作されケーブル2の敷設方向に本体11が移動されて、阻害部材15が保持部材13と操作部材14の間を通過している間、常に保持部材13と操作部材14の連結が維持されるため、阻害部材15があっても、本体11の移動が妨げられずにラック5上を移動することができ、ラック5上にケーブル2を簡単に敷設することができる。
したがって、高所に設置されたラック5上へのケーブル2の配線作業において、下側から移動用部材21を把持して本体11をケーブル2の敷設方向に移動するのみで、ケーブル2の配線作業を安全且つ容易に行えるとともに従来のケーブル2の配線作業と比較して作業性の向上を図れる。
また、本実施例の配線用器具10Bには、実施例1と同様に、連結体40が連結位置にある状態において、保持部材13に連結部材40aを吸着させ、操作部材14に連結部材40bを吸着させる吸着体を設けても構わない。
また、連結部材40bには、実施例1と同様に、傾倒防止体60を設けても構わない。なお、この傾倒防止体60は、実施例1(図5)と同様に動作するように、挿入体63や検知バー65を備えて構成される。
なお、上述した実施例は一形態であって、この形態に限定されるものではない。例えば、本実施例において、連結体40同士の間隔や本数は、阻害部材15の間隔等によって適宜設計されるものであって本実施例に限定されるものではなく、阻害部材15により連結状態が解除された際に、少なくとも2つの連結体40、40により保持部材13と操作部材14との連結が維持されるように設計される。したがって、連結体40は少なくとも3本以上あればよい。
また、本実施例において、連結体40は操作部材14に取り付けられているが、保持部材13に回動可能に取り付けられても構わない。この場合、スリット55は操作部材14に形成される。さらに、本実施例においては、高所に設置されているラック上にケーブル等の線状部材を配線する場合について説明を行ったが、例えば、天井下地材やスラブ配筋内に配管するような場合に本実施例に係る配線用器具を用いることも可能である。
また、本実施形態では、ラック5上に配線される各種ケーブル類をケーブル2と称しているが、このケーブル2には、通線用紐や呼び線も含まれる。
また、本実施形態では、ケーブル2が本体11の側面(保持部材13の表面)に取り付けられているが、この取付位置は限定されるものでなく、例えば、保持部材13の後端部(後端面)でも良い。また、ケーブル2の取付手法も本実施例以外の公知の技術を用いても構わない。
2 ケーブル
10、10A、10B 配線用器具
11 本体
13 保持部材
14 操作部材
15 阻害部材
21 移動用部材
40 連結体
45 復帰装置
52 突起
55 スリット
59 磁性体
60 傾倒防止体
65 検知バー
63 連結体

Claims (4)

  1. 線状部材を保持する本体と、
    前記本体を移動させる操作体と、を備え、
    前記本体は、少なくとも3つの傾倒可能な連結体を介して離間して連結された2つの部材を備え、
    前記連結体は、前記2つの部材の一方に回動可能に取り付けられ、その先端部には両側に突出する突起を有し、前記本体の移動の際に阻害要因となる阻害部材が前記2つの部材の間を通過することによる接触によって傾倒し連結を解除する解除位置と、2つの部材を連結する連結位置と、の間を移動可能であって、
    前記突起は前記2つの部材の他方に形成されたスリットに係合されて連結状態が維持され、
    1つの前記連結体が前記阻害部材との接触によって連結が解除された際に、少なくとも2つの前記連結体により連結状態を維持することを特徴とする配線用器具。
  2. 線状部材を保持する本体と、
    前記本体を移動させる操作体と、を備え、
    前記本体は、少なくとも3つの傾倒可能な連結体を介して離間して連結された2つの部材を備え、
    前記連結体は、前記2つの部材の双方に回動可能に取り付けられる分離可能な2つの連結部材を備え、前記本体の移動の際に阻害要因となる阻害部材が前記2つの部材の間を通過することによる接触によって傾倒し連結を解除する解除位置と、2つの部材を連結する連結位置と、の間を移動可能であって、
    前記2つの連結部材には双方の連結部材を連結するためのフックを備え、
    1つの前記連結体が前記阻害部材との接触によって連結が解除された際に、少なくとも2つの前記連結体により連結状態を維持することを特徴とする配線用器具。
  3. 前記連結体が前記連結位置にある状態において、前記本体と前記連結体とを着脱可能に固定する固定具を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線用器具。
  4. 前記連結体に係合し、前記連結体の傾倒を防止する傾倒防止体と、
    前記阻害部材との接触により傾倒して前記阻害部材を検知する検知体と、
    前記検知体と前記傾倒防止体を結合する結合体と、を備え、
    前記阻害部材との接触による前記検知体の傾倒により前記結合体を介して前記傾倒防止体を移動して前記連結体との係合が解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線用器具。
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