JP7044356B2 - 海苔巻き成形機 - Google Patents
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Description
そこで、生産性を向上させるために半自動で連続的に海苔巻き寿司を製造する海苔巻き製造装置が提案されている。
しかし、一般家庭や小規模な店舗などにおける販売のために、比較的少量の海苔巻き寿司を成形しようとする場合には、特許文献1に開示された海苔巻き製造装置においては、装置の設置スペースの確保、維持管理や装置の価格の面などにおいて採算がとれない。
この特許文献2に開示され海苔巻き成形機によると、ハンドルの操作に連動してそれぞれ立ち上がる前後左右の回動アームと、前側一対のアーム間および後側一対のアーム間に取り付けらた前後のローラーと、前後のローラー間に掛けられた幅広い海苔巻き成形用のベルトとが備えられる。
ベルトの左右外側には、ハンドルの操作に連動してそれぞれ立ち上がる前後左右の回動アームが配置されており、これらの回動アームは駆動軸などによって支持されて、前後のアームが連動して立ち上がるように構成されている。
また、上部カバー部材は、前記ギア部分に不注意により指先等が入り込むのを阻止することができ、指先等に怪我を負わせる問題も効果的に防止することができる。
これにより、成形機の機能および動作に影響を及ぼすことのない、上部カバー部材を備えた海苔巻き成形機を実現させることができる。
なお、以下に示す各図においては、同一部分を同一符号で示しているが、一部の図面においては、紙面の都合により代表的な部分に符号を付けて、その詳細な説明はその他の図面に付けた符号を引用して説明することもある。
そして、本体フレーム1の左右を跨ぐようにしてベルトの前方側支持部20と後方側支持部30、ベルト牽引部40、ベルト戻し部50およびハンドル3が設置され、図3および図5~図7の各(B)に示すように本体フレーム1の内部に、駆動軸4と縦動軸5が配置されている。
この駆動軸4には、図3および図5~図7の各(B)に示すように縦動軸5を駆動するためのカム6が取り付けられている。
したがって、駆動軸4が回転するとカム6の加圧部6aが、リンク7のローラー7aを加圧して縦動軸5を回転させて、カム6の加圧部6aとローラー7aの接触が終わると、縦動軸5はその状態を維持し、駆動軸4のみが単独で回転する。
なお、この実施の形態においては、前記したカム6とリンク7は、図3に示すように駆動軸4と縦動軸5の左右両端部に近い位置において、本体フレーム1内に左右対象となるようにそれぞれ配置されている。
第1回動アーム21は縦動軸5に対して一体に取り付けられて、縦動軸5が回転する時に共に回転して、側面には係止ピン23(図7参照)が取り付けられている。前方側ベルト固定部25はベルト10の前方端部を固定する機能を有し、第1回動アーム21に脱着が可能に装着されている。第1支持ローラー22はベルト10を前方で支持しながら、後述するようにベルト10をすぼめて、ベルト10の湾曲による海苔巻き成形域を形成させる。なお、第1回動アーム21の基端部には第1ギア21aが形成されている。
この第3回動アーム41の側面にはハンドル3によって加圧される加圧用突出部44が取り付けられている。第3回動アーム41が回動すると、第3支持ローラー42がベルト10に接触して、ベルト10を前方で引くように作用する。
また、第2回動アーム31の基端部には第2ギア31aが形成されており、この第2ギア31aは、前記した第1回動アーム21の基端部に形成された第1ギア21aと噛み合っている。
後方側ベルト固定部33は海苔巻き成形用ベルト10の後方端部を固定する機能を有し、第2回動アーム31に脱着が可能に装着されている。第2支持ローラー32はベルト10を後方で支持しながら第1支持ローラー22に接近し、後述するようにベルト10をすぼめて、ベルト10の湾曲による海苔巻き成形域を形成させる。
そして、第4回動アーム51は第2回動アーム31に対して後方に開いて、第2回動アーム31と一定間隔を維持するように、第2コイルスプリング55(図4参照)によって弾性支持されている。
この第2フック37は、海苔巻きを巻いた後にハンドル3が反対方向に復帰する時に、第4回動アーム51と第2回動アーム31が互いに広がることを防止する。
なお、本体フレーム1の側面には、第2フック37の解除突起39が配置されており、第2フック37はこの解除突起39に当接したとき、第4回動アーム51の係止ピン54を解除するように作用する。
このストッパー部材61は、ベルト載置面1aに沿って配置される海苔巻き成形用のベルト10の下面に位置することで、展開された状態のベルト10の上面を、直線状に突出させるように作用する。
なお、図5~図7は、前記ベルト10を透視した状態で示している。
なお、図4においては上部カバー部材63は、成形機の右側面側のみに配置されているが、これは図3に示されているように、左側面側にも対称に配置されていることが望ましい。
この摺動軸63cは、第2回動アーム31の長手方向に沿って形成された長孔31b内にスライド可能に装着されている。
図1~図5に示すように各回動アーム21,31,41,51が前後に倒れた初期状態において、ベルト載置面1aに平面状に展開された状態のベルト10上に、例えば海苔と寿司飯および具を順に載置する。
そこで、この海苔巻き成形機においては、前記したように第1ギア21aと第2ギア31aの噛み合わせ部分を覆うように、上部カバー部材63が配置されているので、前記噛み合わせ部分が受ける障害の発生を低減させることができる。
よって前方側支持部20とベルト牽引部40は共に上に持ち上げられる。
よって後方側支持部30とベルト戻し部50は共に上に持ち上げられる。
この時、第2回動アーム31の第1フック35が、第1回動アーム21の係止ピン23に係止(図7参照)して、第1回動アーム21と第2回動アーム31は相互に拘束された状態を維持するようになる。
なお、前記した動作と共に上部カバー部材63に取り付けられた摺動軸63cは、第2回動アーム31に形成された長孔31b内をスライドする。そして、上部カバー部材63は軸支部63bを軸回りにして垂直に立てられることで、起立された前方側支持部20と後方側支持部30との間に挟まれた状態で収容される。
したがって、初期状態においてベルト10上に載置された海苔および寿司飯等は、すぼめられたベルト10の湾曲により作られた海苔巻き成形域11内(図6参照)において丸く巻かれる。
そして、ハンドル3をさらに手前に引く(図7参照)ことで、ハンドル3の脚部が第3回動アーム41に取り付けられた加圧用突出部44を押して、第3回動アーム41を反時計まわり(手前)に回転させる。
そして、ベルト10が前方に引き出されることで、第1支持ローラー22と第2支持ローラー32の間に位置して、海苔巻き成形域11を形成するベルト10は、海苔巻き成形域11を時計まわりに回転しながら、ベルト10の内側面が海苔巻きを巻き締めるように作用し、これにより海苔巻きが成形される。
したがって、第2コイルスプリング55のばね力を適宜選定することで、成形される海苔巻き寿司の巻き締めの度合いを調整することができる。
このとき、第2回動アーム31と第4回動アーム51は第2フック37によって相互が拘束されているので、互いに密着した状態を維持しながら下降する。
そして、回動アーム21,31,41,51が前後に倒れてベルト10が平たく展開される直前の状態において、成形された海苔巻き寿司をベルト10上から取り上げることができる。
ハンドル3を初期状態まで戻した場合には、ベルト戻し部50によってベルト10が成形機の後方に向かって引き戻されるため、ベルト10上に載置された状態の海苔巻き寿司は、ベルト10の後方へ移送される作用を受けて成形機から落下する恐れがある。
この構成により、ストッパー部材61が、展開された状態のベルト10の上面を直線状に突出させるように作用するので、成形された海苔巻き寿司が、移送されるベルト10に沿って落下するのを効果的に阻止することができる。
前記した第2の成形方法を利用すると、より綺麗に海苔巻き寿司を巻き上げることができることが検証されている。
すなわち、ホッパーに寿司飯を投入することで、プレート上に連続的に板状の寿司飯(シャリ板)を成形させるシャリ板成形機が提供されている。
このシャリ板成形機の前記プレート上に、例えば海苔を載置することで、海苔の上に寿司飯(シャリ板)を貼り付けた状態で得ることができる。
また、上部カバー部材63は、前記ギア部分に不注意により指先等が入り込むのを阻止することができ、指先等に怪我を負わせる問題も効果的に防止することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果を得ることができる。
1a ベルト載置面
1b 左側面板
1c 右側面板
2 側面カバー部材
3 ハンドル
3a 取っ手
4 駆動軸
5 縦動軸
6 カム
6a 加圧部
7 リンク
7a ローラー
10 ベルト
11 海苔巻き成形域
20 前方側支持部
21 第1回動アーム
21a 第1ギア
22 第1支持ローラー
23 係止ピン
25 前方側ベルト固定部
30 後方側支持部
31 第2回動アーム
31a 第2ギア
31b 長孔
32 第2支持ローラー
33 後方側ベルト固定部
35 第1フック
36 復帰用加圧突起
37 第2フック
39 第2フック解除突起
40 ベルト牽引部
41 第3回動アーム
42 第3支持ローラー
44 加圧用突出部
46 第1コイルスプリング
50 ベルト戻し部
51 第4回動アーム
52 第4支持ローラー
54 係止ピン
55 第2コイルスプリング
61 ストッパー部材
63 上部カバー部材
63a 平面部
63b 軸支部
63c 摺動軸
Claims (2)
- 上面に海苔巻き成形用のベルトを載置するベルト載置面を形成したフレーム本体と、前記フレーム本体に回動可能に取り付けられて前記ベルトを前方で支持する前方側支持部と、前記フレーム本体に回動可能に取り付けられて前記ベルトを後方で支持する後方側支持部と、前記フレーム本体に回動可能に取り付けられ、一方向への回動操作により前記前方側支持部と前記後方側支持部を起立させて、起立した前記前方側支持部と前記後方側支持部との間に前記ベルトの湾曲による海苔巻き成形域を形成させるハンドルとを備えた海苔巻き成形機であって、
前記前方側支持部を構成する第1回動アームの基端部には第1ギアが形成されて、
前記後方側支持部を構成する第2回動アームの基端部には第2ギアが形成されて、
前記第1ギアは、前記第2ギアと噛み合わされて、
前記第1ギアと前記第2ギアとの噛み合わせ部分の上部を覆う上部カバー部材、
を有してなる、
ことを特徴とする海苔巻き成形機。 - 前記第1回動アームと前記第2回動アームのいずれか一方に、前記上部カバー部材の一方の端部が回動可能に軸支され、前記第1回動アームと前記第2回動アームのいずれか他方に形成された長孔内に、前記上部カバー部材の他方の端部がスライド可能に装着され、
前記第1回動アームと前記第2回動アームとが垂直に立てられた状態において、前記上部カバー部材は、起立された前記前方側支持部と前記後方側支持部との間に挟まれた状態で収容される、
請求項1記載の海苔巻き成形機。
Priority Applications (1)
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JP2018027020A JP7044356B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 海苔巻き成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018027020A JP7044356B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 海苔巻き成形機 |
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JP2019140946A JP2019140946A (ja) | 2019-08-29 |
JP7044356B2 true JP7044356B2 (ja) | 2022-03-30 |
Family
ID=67770594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018027020A Active JP7044356B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 海苔巻き成形機 |
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JP (1) | JP7044356B2 (ja) |
Citations (1)
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WO2010055579A1 (ja) | 2008-11-14 | 2010-05-20 | 不二精機株式会社 | 巻き寿司製造方法及び巻き寿司製造装置 |
Family Cites Families (2)
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JP3264754B2 (ja) * | 1993-09-08 | 2002-03-11 | 株式会社オーディオテクニカ | 海苔巻製造装置 |
KR101666827B1 (ko) * | 2014-10-10 | 2016-10-17 | (주)코스턴 | 김밥 말이장치 |
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2018
- 2018-02-19 JP JP2018027020A patent/JP7044356B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010055579A1 (ja) | 2008-11-14 | 2010-05-20 | 不二精機株式会社 | 巻き寿司製造方法及び巻き寿司製造装置 |
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