JP7043880B2 - 管路開閉部材及び液体を吐出する装置 - Google Patents
管路開閉部材及び液体を吐出する装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7043880B2 JP7043880B2 JP2018030010A JP2018030010A JP7043880B2 JP 7043880 B2 JP7043880 B2 JP 7043880B2 JP 2018030010 A JP2018030010 A JP 2018030010A JP 2018030010 A JP2018030010 A JP 2018030010A JP 7043880 B2 JP7043880 B2 JP 7043880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipeline
- liquid
- flow path
- opening
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は、変形可能な管路の確実な開閉を可能とする新たな構成を提供することを、その目的とする。
図1、図2を参照して、本発明の実施対象となる液体を吐出する装置の一例である画像形成装置の全体とその要部の構成と動作を説明する。図中矢印で示した上下方向Zに直交する、これも図中矢印で示した前後方向Xにおいて、図1における装置本体1の左側が前面1F(正面)側であり、右側が後(奥)側である。上下方向Z及び前後方向Xに直交するとともに図2の紙面を貫通する方向が主走査方向Yであり、シート幅方向(用紙幅方向)に相当する。
画像形成装置は、画像形成部3を備えている。画像形成部3は、インクジェット記録方式で画像形成を行う構成である。図2に示すように、画像形成部3は、シリアル型インクジェット記録部である。
画像形成装置は、装置本体1の内部にスプール軸受台101aを上下に備える。スプール軸受台101aは、長尺の記録材である用紙を巻き回した複数のシートロール紙4a、4bからなる被記録媒体としての用紙10をそれぞれ繰り出し可能に支持するシートロール支持部としての機能・構成を有している。なお、図示の例ではシートロールは2巻を上下方向Zに装着できるようになっているが、本発明では1巻のみ、あるいは3巻以上等であっても差し支えない。
キャリッジ20を主走査方向Yに移動走査する主走査移動機構は、主走査方向Yの一方側(図1において左斜め上方)に配置された駆動源である駆動モータ21と、この駆動モータ21の出力軸に連結して駆動モータ21によって回転駆動される駆動プーリ23Aと、主走査方向Yの他方側(図1において右斜め下方)に配置した従動プーリ23Bと、駆動プーリ22Aと従動プーリ23Bとの間に巻き掛けベルト部材24とを備えている。従動プーリ23Bは、周知のテンションスプリングによって外方、すなわち駆動プーリ22Aから離れる方向にテンションが掛けられている。ベルト部材24は、キャリッジ20の背面側に設けられたベルト固定部にその一部分が固定保持され、それによってキャリッジ20を主走査方向Yに牽引するようになっている。
用紙10は、図2に示すように、キャリッジ20と対向するプラテン36により案内される。プラテン36の下方には吸引ファン37が設けてあり、プラテン36に形成した吸引孔により用紙10が吸着される。
つまり、キャリッジ20は、印字ヘッドを実装し、印字や必要な場合を除いて、ホームポジションで待機している。図1では、装置本体1内右側の破線で示した箱形状をしたヘッドメンテユニット上部が、ホームポジションである。
ヘッドメンテナンスユニットである維持回復機構25によるメンテナンスにて発生した廃液は、廃液タンク28にて回収される。廃液タンク28は、その内部に回収した廃液が許容量になると、交換や廃液を捨てる必要があることから、装置本体1に対して着脱可能に装着されている。
なお、サブタンク4のタンクケース21は一方が開口した部材であり、開口部には弾性変形可能な部材としてのフィルム部材が溶着または接着にて貼り付けられて圧力変動を吸収する構成となっている。また、インク収容部22の内部には、ヘッド部202に対する負圧を形成するためのばね25が設けられている。
画像形成装置は制御部200を備えている。制御部200はCPU、ROM、RAM、タイマ等を備えたコンピュータで構成されている。制御部200の入力側には、各種情報の信号が入力される。制御部200の出力側には、インク供給用ポンプ52、バルブ54、開閉弁209が信号線を介して接続されている。
図5(a)、図5(b)はインク初期充填中のサブタンク4内のインク29の充填状態を示した模式図である。図5(a)は、インク29がサブタンク4内に半分程度溜まった状態を示し、図5(b)はサブタンク4内がインク29でいっぱいになった満タン状態を示す。
ステップST1では、全ての(各色の)サブタンク4の開閉弁207をそれぞれ開く。開閉弁207を開く動作は、開閉弁207が手動式であれば作業者が行い、開閉弁207が駆動源を備えている場合には制御部200によって作動する。制御部200は、ステップST2において、図1に示した維持回復機構25でヘッド部202のノズル11からインクを吸引し、サブタンク4やヘッド部202に予め入れられている保存液(ない場合は空気)をノズル11から排出する。制御部200は、この動作をステップST3において所定時間経過するまで実行し、所定時間経過するとステップST4に進んでノズル吸引を停止する。
制御部200は、ステップST5においてバルブ54を開き、ステップST6においてインク供給用ポンプ52を作動して、チューブ50を通じてメインタンク26からサブタンク4へインク29を送液する。このインク29は、サブタンク4のインク収容部22へ流れ込み、インク供給経路204を通じヘッド部202へ送液される。制御部20は所定時間経過するまでインク送液を実行し(ステップST7)し、所定時間経過すると、インク供給用ポンプ52を停止し(ステップST8)し、バルブ54を閉じる(ステップST9)。
制御部200は、インク供給回数が所定回数に達するまではインク充填を行い(ステップST10)、所定回数に達すると、ステップST11において、維持回復機構25でヘッド面へのワイピングを実行し、ステップST12において空気抜き動作を実行する。
また、ヘッド部202へ送液されたインク29と空気22aは、供給口部(インク供給ポート)14を通じて共通液室13へ送液される。共通液室13へ流れ込んだ空気22aの一部は、各ノズル11から排出されるが、空気22aは比重が軽いため基本的には共通液室13の上部に残り、インク29が優先的にノズル11から排出されることになる。つまり、サブタンク4は、管路部材で構成されていて、サブタンク4内の空気22aをサブタンク外へ案内する排気流路となる空気抜き経路205を備えている。なお、空気抜き経路205(排気流路)は、空気22a(気泡)をサブタンク4から直接外部へ案内していて排出するようにした構成であってもよい。
制御部200は、ステップST21において、空気を抜く対象となるサブタンク4の開閉弁207が開いているか否かを判定する。開閉弁207が駆動源を持っているタイプの場合、その駆動信号の有無で判定し、開閉弁207が手動式の場合には、開閉弁207の開状態をセンサ等で検知し、その検知信号の有無で判定すればよい。
制御部200は、ステップST23において、対象サブタンク4に対応したバルブ54を開き、ステップST24においてインク供給用ポンプ52を作動してサブタンク4へノズル11からインク29が溢れ出ない範囲でインク29を送ることによってヘッド部202の負圧を解消した状態にする。
制御部200は、ステップST29において所定時間経過したら、ステップST30において開閉弁209を閉じ、ステップST31においてインク供給用ポンプ52を停止し、ステップST32においてバルブ54を閉じる。その後ステップST33において開閉弁207を閉じる。この場合も、開閉弁207か駆動源を備えている場合には制御部200によって駆動源を閉方向に作動し、手動の場合には、作業者が操作して閉じればよい。
その後、制御部200は、フローチャートの記載からは省略したが、ヘッド部202への負圧形成のための適切な動作を実行し、さらにステップST34においてノズル表面をワイピングし、ノズル面に垂れたインク29をかき取り、ステップST35でヘッド空吐出を実行し、ステップST36においてノズル11のメニスカスを形成させてキャッピングし、初期充填および空気抜きを完了させる。
また、空気排出動作を色の薄いものから濃いインクに対応したサブタンクの順番に実施することで、混色が発生するリスクを最小限にすることができる。例えば、イエロ(Y)のように色の薄いインクが先にノズル13から溢れ出て、次にブラック(B)のような色の濃いインクの空気抜きを実施するときに、ノズル面に付着したイエロ(Y)のインクがブラック(B)のノズルに入ったとしても混色が目立ちにくく、空気抜き終了後の空吐出だけで混色が発生してもその被害を最小限にとどめることができるので好ましい。
図8はサブタンク4の開閉弁207を設置したチューブバルブ部の斜視説明図である。図9は本発明に係る開閉弁207の構成を示し、図10は従来構成を示す。図8において空気抜き経路205の一部は、サブタンク4の外側に這い回されていて、弾性変形可能な管路としてのチューブ300で形成されている。開閉弁207はこのチューブ300の部分に配置されている。チューブ300内は流路300aとして機能する。
図9、図10において、(a)は、チューブ300(開閉弁207)の閉状態を示し、(b)はチューブ300(開閉弁207)の開状態を示す。各図において、Aは、サブタンク4を横(A方向)から見たとき図、Bは、上(B方向)から見たときの図、Cは、チューブ300の断面(C方向)から見た図である。
インク供給系における空気排出を実施するためのサブタンク4用の管路開閉部材は、空気抜きチューブ208に設けられる開閉弁209などとは異なり、インク流路の途中の経路(チューブ300)を外部から加圧したり脱圧することでチューブ300内の流路300aを開閉するため、一般的には高機能な部品を数多く用いることで形成されるため、高コストになってしまう。この管路開閉部材を低コストに実現する方法の一つとして図8に示すようなチューブバルブ方式が挙げられる。
従来構成の管路開閉部材となる開閉弁2070は、図10に示すように、押圧部材となる押圧コロ2071が揺動可能に設けられていて、サブタンク4の外側において、押圧コロ2071を図10(b)に示す開状態の位置から図10に(a)で示す閉状態の位置へと揺動させ、チューブ300を押圧して図10(a)の(C1)に示すように潰すことでチューブ300の流路300a(空気抜き経路205)を閉状態としている。しかし、このような構成の場合、放置期間中、常にチューブ300を押し潰しているため、長期間放置されると、チューブ同士の貼付が生じ、図10(b)に示すように押圧コロ2071を開位置に戻しても、図10(b)の(C2)に示すように元の断面積となるまで変形が復元せず、図10(b)の(C3)に示すように、潰された状態が継続したまま流路300aが開放されない、もしくはチューブ300の素材自身の復元力で流路300aが開放されるまでに時間を要してしまうという課題が懸念される。
このため、弾性を有する経路であるチューブ300に対して閉じる方向Dと開く方向E1、E2へ押圧コロ2071と矯正コロ2072によって力が加えられるので、チューブ同士の貼付が生じたり、復元力が低下した場合でも、チューブ300を開く方向E1、E2(復元方向)へのアシスト力(矯正力/戻し方向への力)が矯正コロ2072によってチューブ300に与えられるため、チューブ300(流路300a/空気抜き経路205)の確実な開閉を行える。
図9に示すように、押圧コロ2071と矯正コロ2072は一体化されてチューブ300を押圧可能な位置に設けられている。押圧コロ2071と矯正コロ2072とは、空気抜き経路205に対して交差する方向(チューブ伸び方向W)に延びる共通の軸2073で互いに一体回動可能に支持されている。押圧コロ2071と矯正コロ2072とは回動方向において90度、位相が異なるように設けられている。開閉弁207は、図9(a)に示すように押圧コロ2071でチューブ300を押圧しているときには、矯正コロ2072はチューブ300を押圧しない位置を占め、図9(b)に示すように矯正コロ2072でチューブ300を押圧コロ2071と異なる方向から押圧しているときには、押圧コロ2071はチューブ300を押圧しない位置を占めるように構成されている。押圧コロ2071は、図9(a)に示す閉位置を占めたときに、チューブ300を完全につぶして内部の流路300aが閉塞する長さに設定されている。
すなわち、押圧コロ2071は、押圧コロ2071が流路300aを閉じる閉位置にあるときチューブ300を押圧し、閉位置から流路300aを開く開位置へと回動するに従い流路300aに対する押圧を解除するように構成されている。
矯正コロ2072は、チューブ伸び方向Wに間隔W1をあけて配置された当接面2072a、2072bを備えている。当接面2072a、2072bは、押圧コロ2071が閉位置(図9(a))を占めている場合には互いの間隔W1が最大値W1Aであり、押圧コロ2071が開位置(図9(b))を占めている場合には互いの間隔W1が最小値W1Bとなるように連続した傾斜面として形成されている。
最大値W1Aは、図9(c4)に示すようにチューブ300がチューブ伸び方向Wにのびた最大値と同一か幾分大きな寸法に設定することで、押圧コロ2071によるチューブ300の変形が阻害されることを防止できるので好ましい。最小値W1Bは、押圧コロ2071が開位置を占めたときに、図9(c5)に示すように、チューブ300のチューブ伸び方向Wの変形が少なく、チューブ内の流路300aが解放可能な大きさである。
また、当接面2072a、2072bは、押圧コロ2071が閉位置から開位置に向かって回動するのに伴い、チャーブ300に対して流路300aを開く方向E1、E2への力が大きくなるようにそれぞれ形成されている。
つまり、押圧コロ2071は、軸2073の回転中心Оから空気抜き経路205に当接する面2071aまでの距離Lが回転中心Оから変形前の空気抜き経路205の外周面300bまでの距離L1よりも長く形成されていて、流路300aを閉じる閉位置を占めたときに空気抜き経路205押圧するように形成されている。
また、矯正コロ2072は、回転中心Оからその先端2072cまでの距離L2が回転中心Оから変形前の空気抜き経路205の外周面300bまでの距離よりも長く形成されていて、交差する方向において互いに対向する当接面2072a、2072bを有している。そして当接面2072a、2072bの間には空間部2074が形成されていて、空間部2074の幅(間隔W1B)は、押圧コロ2071によって変形された空気抜き経路205の幅(W1A)よりも狭く形成されている。
流路300a(空気抜き経路205)を開けるために、押圧コロ2071を閉位置から90°回転すると、矯正コロ2072も連動して移動して貼付が発生したチューブ300を強制的に矯正することができる。図9の一点鎖線は、第1実施形態による矯正コロ2072によるチューブ300の矯正を示す。第1実施形態では、押圧コロ2071が完全に開放される回転角度15°からチューブ300の矯正を開始し、回転角度45°以降は常にチューブ300を矯正している構成である。
一方、矯正コロ2072で矯正する位置は、流路300aを開閉する閾値よりもチューブ300を押し潰さない方向に設定され、チューブ300の貼り付きが矯正される位置では流路300aが必ず開放される構造となっている。
このように、流路300aを有するチューブ300を複数備えた構成の場合、少なくとも第2部材をチューブ300の数と同数となるように設けることで、各チューブ300に対して個別に矯正力(復元時のアシスト力)を与えることができ、チューブ300をそれぞれ個別に矯正して、複数のチューブ300(流路300a/空気抜き経路205)の確実な開閉を行える。
例えば、図14に示すように、サブタンク4を備えずメインタンク(インクカートリッジ)26からインクを直接、液体吐出ヘッド(ヘッド部202)に供給する形態に適用してもよい。この場合、電気制御式のバルブ54に替えて開閉弁207、207Aを用いることができる。この場合、の開閉弁207、207Aは作業者などの手動操作によって回動させる形態でなく、モータなどの駆動源を用いて開閉弁207、207Aの第1部材と第2部材を回動動作するようにすればよい。
すなわち、本発明に係る管路開閉部材は、押圧されることで変形させた管路を復元させる際に、復元方向への力を管路部材に付与することで、管路部材の復元(開放)が可能なものに適宜適用可能である。
また、開閉弁207、207Aにおいて、第1部材と第2部材は一体形成したものを例示したが、第1部材の回動動作に連動して第2部材も別な位相で回動動作できれば良い。このため、第1部材と第2部材は一体成型されたものではなく、個別に形成したものを一体化したものであってもよい。
発明の実施の形態においては、ヘッド部202とヘッドタンクとなるサブタンクとを一体化して構成されたものを例示したが、ヘッド部202とキャリッジ20、ヘッド部202と主走査移動機構、ヘッド部202とキャリッジ20と主走査移動機構、ヘッド部202とキャリッジ20と維持回復機構25、ヘッド部202と供給機構を組み合わせたものであってもよい。
「液体吐出ヘッド」は、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子を使用するものでもよい。)以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
11 ノズル
26 メインタンク
29 液体(インク)
50 液体供給経路
202 液体吐出ヘッド
205 排気流路
207、207A 管路開閉部材、開閉弁
300 変形可能な管路部材
300a 流路
300b 外周面
2071 第1部材(押圧コロ)
2072、2072C、2072D 第2部材(矯正コロ)
2072a、2072b 当接面
2074 空間部
D 閉じる方向
E1、E2 開く方向、異なる方向
О 回転中心
L、L1、L2 距離
W 延びる方向
W1 延びる方向の間隔
W1A、W1B 間隔
Claims (5)
- 変形可能な管路部材に対し、前記管路部材に形成される流路を閉じる方向へ力を加える第1部材と、
前記管路部材に対して前記流路を開く方向へ力を加える第2部材と、を備え、
前記管路部材に対して前記第2部材から加わる力は、前記管路部材に対する前記第1部材から加わる力と異なる方向から加えられ、
前記第1部材と前記第2部材は互いに連動して回動可能であり、
前記第1部材は、前記第1部材が前記流路を閉じる閉位置にあるとき前記管路部材を押圧し、前記閉位置から前記流路を開く開位置へと回動するに従い前記流路に対する押圧を解除し、
前記第2部材は、前記管路部材が前記第1部材に押圧されて変形して延びる方向に間隔を置いて配置され、前記延びた管路部材に対して前記延びる方向から当接可能な当接面を有し、
前記第2部材は、前記第1部材が前記閉位置にあるときには、前記管路部材に対して前記流路を開く方向へ加える力が作用せず、前記第1部材が前記閉位置から前記開位置へ向かって回動するのに伴い、前記管路部材に対して前記流路を開く方向へ力を加えることを特徴とする管路開閉部材。 - 前記当接面は、前記第1部材が前記閉位置から前記開位置に向かって回動するのに伴い、前記管路部材に対して前記流路を開く方向への力が大きくなるようにそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載の管路開閉部材。
- 変形可能な管路部材に対し、前記管路部材に形成される流路を閉じる方向へ力を加える第1部材と、
前記管路部材に対して前記流路を開く方向へ力を加える第2部材と、を備え、
前記第1部材と前記第2部材とは、前記管路部材に対して交差する方向に延びる共通の軸で互いに一体回動可能に支持されていて、
前記第1部材は、前記軸の回転中心から前記管路部材に当接する面までの距離が前記回転中心から変形前の前記管路部材の外周面までの距離よりも長く形成されていて、前記流路を閉じる閉位置を占めたときに前記管路部材を押圧し、
前記第2部材は、前記回転中心からその先端までの距離が前記回転中心から変形前の前記管路部材の外周面までの距離よりも長く形成されていて、前記交差する方向において互いに対向する当接面を有し、前記当接面の間には空間部が形成されていて、前記空間部の幅は、前記第1部材によって変形された前記管路部材の幅よりも狭く形成されていることを特徴とする管路開閉部材。 - ノズルを有し、前記ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
液体を収容したメインタンクと、
前記メインタンクから前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給し、前記管路部材で構成された液体供給経路と、
前記液体供給経路を前記管路部材で開閉する開閉弁を有し、
前記開閉弁が、請求項1乃至3の何れか1項に記載の管路開閉部材で構成された液体を吐出する装置。 - ノズルを有し、前記ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
液体を収容したメインタンクと、
前記メインタンクから液体供給経路を介して前記液体を貯留し、前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給するサブタンクと、を備え、
前記サブタンクは、前記管路部材で構成されていて、前記サブタンク内の空気を前記サブタンク外へ案内する排気流路と、
前記排気流路を前記管路部材で開閉する開閉弁を有し、
前記開閉弁が、請求項1乃至3の何れか1項に記載の管路開閉部材で構成された液体を吐出する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018030010A JP7043880B2 (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 管路開閉部材及び液体を吐出する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018030010A JP7043880B2 (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 管路開閉部材及び液体を吐出する装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019142160A JP2019142160A (ja) | 2019-08-29 |
JP7043880B2 true JP7043880B2 (ja) | 2022-03-30 |
Family
ID=67773497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018030010A Active JP7043880B2 (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 管路開閉部材及び液体を吐出する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7043880B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090446A (ja) | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Seiko Corp | ピンチバルブ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5682322A (en) * | 1979-12-10 | 1981-07-06 | Tokai:Kk | Valve device for gas lighter |
JP3269507B2 (ja) * | 1993-05-20 | 2002-03-25 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JPH11254701A (ja) * | 1998-03-13 | 1999-09-21 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
-
2018
- 2018-02-22 JP JP2018030010A patent/JP7043880B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090446A (ja) | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Seiko Corp | ピンチバルブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019142160A (ja) | 2019-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8020983B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP4905411B2 (ja) | 液滴吐出装置 | |
JP2011005672A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5927978B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2006224435A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5533706B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP5636823B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6213346B2 (ja) | 印字装置及び印字装置の吐出不良ノズル検出方法 | |
US8147035B2 (en) | Fluid discharging apparatus and method of controlling the fluid discharging apparatus | |
JP7043880B2 (ja) | 管路開閉部材及び液体を吐出する装置 | |
JP2008195012A (ja) | 流体噴射装置、及び流体噴射装置における流体の供給方法 | |
JP4433774B2 (ja) | 液体吐出性能維持方法及び液体吐出装置 | |
JP7013972B2 (ja) | 液体を吐出する装置 | |
JP7068645B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置及び液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP7010092B2 (ja) | 液体を吐出する装置 | |
JP2021186985A (ja) | 液吐出装置及び液供給方法 | |
JP6705230B2 (ja) | 液体を吐出する装置 | |
JP2021084402A (ja) | 液体を吐出する装置、画像形成装置、および容器の交換方法 | |
JP4841386B2 (ja) | 液体吐出装置および液体吐出装置の清掃方法 | |
JP2019123090A (ja) | 液体を吐出する装置 | |
JP2021011058A (ja) | 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法 | |
JP7040083B2 (ja) | 液体を吐出する装置、サブタンクの撹拌方法、プログラム | |
JP2003182109A (ja) | 液体給排機構および画像形成装置 | |
JP7064170B2 (ja) | 払拭装置、ヘッドメンテナンス装置、液体を吐出する装置 | |
JP7116917B2 (ja) | 液体を吐出する装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220228 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7043880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |