JP7043341B2 - 腰痛対策座具 - Google Patents
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Description
これを解消する対策に、適時、姿勢を変え座り直す方法があって、座部を回転させて姿勢に応じて座面の形を変える仕組みがある。これで、座骨周辺の筋肉、或いは大腿付根周辺の筋肉に体重が負荷される時間を分散することができるが、時間を短縮することはできないので、着座時間が長時間になると筋肉の疲労が蓄積されて痛みがおきてしまう。本発明はこの課題を解決するためになされたものである。
被験者方向後部に座具の座板を収容可能な座板収容空間部を有する座床があって、支持枠を座板が回転可能に座板の左右両側に取り付けて、さらに座床の被験者方向前部で座板と座床の間に底板挿入空間部を設けて座板を取り付けた支持枠を座床に取り付けて、また座板の後下方に臀部収容空間部を形成可能な座具受具で構成する。
[第1実施形態]
(1)座具
A.座具2は2本の横枠6と2個の座板4と1枚の底板7で構成する。
B.座板4には、筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部(押圧頂面)5と回転軸13があって、
C.横枠には回転軸13を取り付ける軸受部19があって、座板4が回転軸13を軸受部19に差し込んで横枠6に取り付けられる。
D.座板4に横枠6を左右両側に、座板4が被験者方向前後に回転可能に取り付け、
E.座板4を取り付けた横枠6を底板7に取り付けたものである。
(2)座具受具
A.座具受具3は2本の支持枠11と1枚の座床10で構成する。
B.座床10に座具2を左右両側から挟んで布置可能で、さらに
D.座具2が前後に移動可能に支持枠11を取り付けたものである。
(1)図1に示すように、臀部収容空間部8は座板4の前後の位置に形成される。
(2)図4に示すように、臀部収容空間部8に臀部を位置すると、座骨22(臀の後部にあって骨盤を組み立てる左右一対の骨)を位置される。
(1)図4~図9で明らかなように、座具2の幅方向に延伸する座板4があって、座板4の概角部にあってり、座具2の幅方向に延伸する頂面で、
(2)被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置すると当接する筋肉やツボを押圧又は伸展可能な頂面である。
(1)図9Aで示すように被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座して、背もたれに上体をあずけると腰臀部を吊り下げ浮腰して支持可能である。骨盤21が吊下げられて浮腰して骨盤21の重みで筋肉を押圧あるいは略牽引可能である。
座板4と背もたれ20の間に形成される臀部収容空間部8は臀部と腰部を収容可能な腰臀部収容空間部となる。
(2)図9B-Cで示すように被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座して、背もたれに上体をあずけると腰臀部周辺の筋肉やツボに座板4の押圧伸展部5が当接しこれを押圧可能である。
(3)図9A、Bで示すように被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座して、背もたれに上体をあずけ、背中をさらに強く背もたれに押し当て骨盤を被験者方向前方に押し出すと、梃子の原理で背中が梃子に背中と背もたれの当接部が支点になり、座骨22を押圧伸展部5に強く押し当て座骨前部周辺の筋肉を強く押圧伸展することが可能である。
(4)図9Dで示すように、被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して座骨22を座板4で前後から挟んで着座すると、被験者の体重で座骨前後の筋肉やツボを押圧伸展することが可能である。
(1)座具2は座具支持具3に固定されず被験者は任意の位置に座具2を布置可能である。
(2)座具支持具3は座床10に支持枠11を有し、挟んで保持して被験者方向正面に略正対して任意の位置に布置可能である。
(3)座具支持具3は座床10に支持枠11を有し、座具2を天地方向上下(表裏)に反転してこれを挟持して被験者方向正面に略正対して任意の位置に布置可能である。
(4)座具支持具3は座床10に支持枠11を有し、座具2を挟んで保持して前後移動を無段階で微細に制御可能であってさらに任意の位置に布置することができる。
(1)座具2と座具受具3に滑止部材12を設けるには、図2に示すように、座具2の底板7に取り付ける。あるいは、座具2と座具受具3の間に座具受具3の上に布置して固定しない。あるいは、図3に示すように、座具受具3に取り付けるといった方法がある。
(2)座具2と座具受具3の間に座具受具3の上に布置して固定しないのであれば、滑止部材12が消耗し摩擦力が低下したら新しい滑止部材12に交換し摩擦力を回復することができる。
(3)図示しないが、滑止部材12には天然ゴムや高分子化合物、マグネットなどを材料に作られたものを使用可能である。これは座具2を無段階で移動し位置することができる。また、公知の技術で製作可能な機械的な構造(例えばシートスライド機器など)の滑止部材12がある。これは有段階の位置調整になるが、確実に強く位置を保持する事ができる。
(1)座板4を操作して座面の形は様々に形成可能で、座面の形が変わるとヒップポイントY1は位置が変わる。
(2)ヒップポイントY1を選択して、図9で示すように姿勢を変えて押圧伸展部5が当接可能な筋肉やツボを変えることができる。
(3)筋肉やツボを押圧する圧力は、ヒップポイントを臀部収容空間部8の浅い位置に位置すると弱く、ヒップポイントを臀部収容空間部8深い位置に位置すると強くなる。
(1)図5Aは側面図、図5Bは中心断面図である。矢印Y1は被験者が座骨22を位置するヒップポイントを示す。図9Aに示すように、被験者が位置すると座骨前部や大腿付根周辺(臀部と大腿部接続部周辺)の筋肉やツボに当接し押圧や押圧伸展が可能である。また、背もたれに上半身をあずけて腰臀部を吊り下げ浮腰して着座することも可能で、腰臀部を吊り下げて座れば骨盤21の重みで腰部周辺の筋肉を伸展することが可能となる。
(2)図6Aは側面図、図6Bは中心断面図である。矢印Y1は被験者が座骨22を位置するヒップポイントを示す。図9Bに示すように、被験者が位置すると座骨前部の筋肉やツボに当接し押圧や押圧伸展が可能である。
(3)図7Aは側面図、図7Bは中心断面図である。矢印Y1は被験者が座骨22を位置するヒップポイントを示す。図9Cに示すように、座骨22を挟持して座骨前後の筋肉を強く押圧伸展が可能である。
(4)図8Aは側面図、図8Bは中心断面図である。矢印Y1は被験者が座骨22を位置するヒップポイントを示す。図9Dに示すように、座骨22を挟持して座骨前後の筋肉を押圧伸展が可能である。
(1)同じ姿勢で長く座り続けると押圧伸展部5で押圧されている筋肉に痛みが生じるが、姿勢を変えると押圧伸展部5が当接する筋肉が変わるので痛みを解消することができる。しかし、
(2)長時間座り続けると、特に座骨前部や大腿付根周辺の筋肉は押圧伸展が繰り返されるので、姿勢を変えても解消されず少し残っていた痛みが蓄積されて、姿勢を変えても痛みが解消できなくなることがある。
(1)図10~図13に示すように、本実施例に示す腰痛対策座具1は座具2を、上下に反転し表裏を切り替えて、底板10の座板4のない面を着座可能な座面として使用する。座具2を反転すれば両座面どちらでも自由に着座することができる。
(2)図示しないが、被験者が座板4のない座面に着座すると、座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉が座板4の押圧伸展部5に当接せず押圧伸展もされない。してみると、座板4を有する座面に着座長時間座り続けて、座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉の痛みが解消できなくなっても、座具2を表裏に反転して座板4のない座面に着座する時間を設けることで座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉の痛みを解消することが可能となる。
図10~図13に示すように、座具2を上下に反転し表裏を切り替えて、底板10の座板4のない面を着座可能な座面として使用することを可能とする仕組みであって、座板4のない座面に着座する時間を設けることが可能となり、同じ姿勢あるいは姿勢を変えながらでも長く座り続けると押圧伸展部5で押圧される座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉に生じる痛みを解消可能な仕組みである。
以下、本実施形態について説明する。
図16Bはザブトン24を表にした座具2の中心断面図である。
以下、本実施形態について説明する。
被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して背もたれに上体をあずけて腰臀部を吊り下げて着座することは難しく骨盤21の重みを利用して筋肉を押圧あるいは略牽引するなどの機能は2個の座板4で構成する座具2に較べると劣る。しかし、
(1)被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座し、背もたれに上体をあずけて腰臀部(座骨22)を座板4の押圧伸展部5に当接し押圧する機能や、
(2)さらに背中を背もたれに強く押し当て、骨盤を強く被験者方向前方に押し出すと、梃子の原理で座骨22を押圧伸展部5に強く押し当てて座骨前部の筋肉を強く押圧する機能や、
(3)被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座している間に、被験者の体重を利用して、座骨前後の筋肉を押圧伸展しツボを押圧する機能は、座面の形をより多く細かく設定可能なだけ優れてより効果的である。
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具
A.座具2は1個の座板4と2本の横枠6で構成する。
B.座板4には、筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部(押圧頂面)5があって、
C.横枠6を座板4の左右両側に取り付けて固定したものである。また、
D.図示していないが、座板4に回転軸13を設け、横枠に回転軸13を取り付ける軸受部19を設けて、座板4の回転軸13を軸受部19に差し込んで横枠6に取り付けて、座板4を被験者方向前後に回転可能に取り付けることも可能である。また、底板7を座具2の底面に設けることができるが、いずれにするか任意である。
(2)座具受具
A.座具受具3は1個の座板4と2本の支持枠11と1枚の滑止部材12と1枚の座床10と、筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部(押圧頂面)5を有する座板4で構成する。滑止部材12は必要がなければ設けなくても良い。
B.座板4を座床10の被験者方向前部の概中央部に取り付け、
C.支持枠11を座床10の左右に座具を挟んで布置可能な位置に取り付ける。
D.支持枠11は座具2の2本の横枠6が座板4と支持枠11との間を前進後退が可能で、かつ座具2が前後に移動可能に取り付ける。
(1)被験者が位置すると座骨前部の筋肉やツボに当接し押圧や押圧伸展が可能である。(実施例1の図9Bを参照)
(2)座骨22を挟持して座骨前後の筋肉を強く押圧伸展が可能である。(実施例1の図9Cを参照)
(3)座骨22を挟持して座骨前後の筋肉を押圧伸展が可能である。(実施例1の図9Dを参照)
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具
A.座具2は2本の横枠6と、座板4と、1枚の底板7で構成する。
B.座板4は筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5と回転軸13を有し、横枠は回転軸13を取り付ける軸受部19を有する。
C.横枠6を座板4が回転可能に座板4の左右両側に取り付けて、さらに
D.座板4を取り付けた横枠6を底板7に取り付けたものである。
(2)座具受具
A.座具受具3は、1個の座板4と2本の支持枠11と1枚の滑部材12と1枚の座床10で構成する。
B.座板4は筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5と回転軸13を有し、横枠は回転軸13を取り付ける軸受部19を有する。
C.支持枠11を座板4が回転可能に座板4の左右両側に取り付けて、座板4を取り付けた支持枠11を座床10に取り付けたもので、
D.座具受具3は、座床10の被験者方向後部に座具2の座板4を収容可能な座板収容空間部14を形成可能で、さらに
E.座床10の被験者方向前部で、座板4と座床10の間に底板挿入空間部30を形成可能である。
図21、図22に示すように、座具2を被験者方向前後に反転して使用することができる。座骨前後の筋肉を押圧伸展部5で挟んで当接して筋肉を押圧伸展しツボを押圧する仕組みである。(実施例1の図9Dを参照)また、
座具2を天地方向上下に反転して座具2の座板4を座板収容空間部14に収容して底板7を水平に保持可能で被験者は両面どちらにも着座可能な仕組みである。
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具
A.座具2は2本の横枠6と、2個の座板4と、1個の心棒17と1枚の底板7で構成する。
B.座板4は筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5と軸受部19を有し、横枠は回転軸13を取り付ける軸受部19を有する。
C.軸受部19に心棒17を通して2個の座板4を並べて繋ぎ、かつ回転可能に取り付けて、さらに座板4を取り付けた心棒17の左右両端に横枠6を取り付け、心棒17を取り付けた横枠6を底板7に取り付けたものである。なお、心棒17は横枠6の被験者方向前方位置に固定具16で取り付けられる。
(2)座具受具
A.座具受具3は2個の座板4と2本の支持枠11と1枚の座床10と筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部(押圧頂面)5を有する座板4で構成する。
B.2個の座板4を座床10の被験者方向前部の概中央部に並んで取り付け(並置)、
C.支持枠11を座床10の左右に座具を挟んで布置可能な位置に取り付ける。
D.支持枠11は座具2の2本の横枠6が座板4と支持枠11との間を前進後退が可能で、かつ座具2が前後に移動可能に取り付ける。
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具
A.座具2は2本の横枠6と、2個の座板4と、1個の心棒17と固定具16と1枚の底板7で構成する。
B.座板4は筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5と軸受部19を有し、横枠は回転軸13を取り付ける軸受部19を有する。
C.軸受部19に心棒17を通して2個の座板4を並べて繋ぎ、かつ回転可能に取り付けて、さらに座板4を取り付けた心棒17の左右両端に横枠6を取り付け、心棒17を取り付けた横枠6を底板7に取り付けたものである。なお、心棒17は横枠6の被験者方向前方位置に固定具16で取り付けられる。
(2)座具受具
第4実施例の図19の座具受具3である。他に、第5実施例の図21で示した座具受具3の構造の一部又は全部を用いても良い。
(1)底板7の座板4を取り付けた反対側を被験者が着座可能な座面として使用可能である。
(2)座具2に横置き並置した2個の座板4は被験者方向左右にスライド可能で固定具16で固定可能である。
図25Bは図25Aを被験者方向前後に反転したものである。
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具
A.2本の横枠6と2個の座板4と底板7で構成し、
B.座板4には筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能で、座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5があって、
C.横枠6には被験者方向前方に座板4の回転軸を取り付ける軸受部19と被験者方向後方に座板4の回転軸を取り付ける長穴18があって、
D.横枠6の軸受部19に座板4を回転可能に取り付けて、横枠6の長穴18に座板4を回転可能で、又スライド可能に取り付けて、さらに座板4を取り付けた横枠6を底板7に取り付けたものである。
(2) 座具受具
A.座具受具3は2本の支持枠11と座床10で構成し、
B.支持枠11は座具受持部15を有し、
C.座具受持部15は座具2の横枠6を下から受持して保持可能であって、
D.座床の後方に、座板4の座板部23を収納可能な座板収納部14(臀部収容空間部8)を形成可能に、
D.支持枠11の被験者方向前部に座床10を取り付けたものである。
(1)図27で示すように座具2を天地方向上下(矢印Y5)に反転して、座板収容空間部14(臀部収容空間部)に図28Bに示すように座板部23を収納すると、座具2で座板収容空間部14に蓋を被せることができる。さらに、
(2)図28Aで示すように座具2の底板7と座具受具3の座床10で形成される座面は被験者が腰臀部を位置して着座可能である。
以下、本実施形態について説明する。
しかも、平素の置き場に困らない。機能と利便性の両方を備えた椅子である。
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具
A.2個の座板4で構成する。
B.座板4には筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能で、座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5がある。
C.座板4には被験者方向前に位置する座板4に回転軸13を取り付ける長穴18と、被験者方向後に位置する座板4に回転軸13を取り付ける軸受部19がある。また、被験者方向前に位置する座板4には概中央部に角部があって、被験者方向後に位置する座板4には左右に角部がある。
D.被験者方向前に位置する座板4の軸受部19と被験者方向後に位置する座板4の長穴18に、回転軸13を挿し入れて、被験者方向前に位置する座板4が回転可能で、被験者方向後に位置する座板4が回転とスライドが可能に組み立てる。
(2)座具受具
A.座具受具3は2本の支持枠11と1枚の座床10で構成する。
B.座床10に座具2を左右両側から挟んで布置可能で、さらに
D.座具2が前後に移動可能に支持枠11を取り付けたものである。
(1)図33で明らかなように、座板4の座具2の幅方向に延伸する概角部にあり、
(2)被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置すると当接する筋肉やツボを押圧又は伸展可能な頂面である。
(1)図34、35で示すように被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座して、背もたれに上体をあずけると腰臀部を吊り下げ浮腰して支持可能である。骨盤21が吊下げられて浮腰して骨盤21の重みで筋肉を押圧あるいは略牽引可能である。(図9Aを参照)
(2)図34の座具2を被験者方向前後に反転して、で示すように被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座して、背もたれに上体をあずけると腰臀部周辺の筋肉やツボに座板4の押圧伸展部5が当接しこれを押圧可能である。
(3)第1実施例の図9A、Bで示すように被験者が腰臀部を臀部収容空間部8に位置して着座して、背もたれに上体をあずけ、背中をさらに強く背もたれに押し当て骨盤を被験者方向前方に押し出すと、梃子の原理で背中が梃子に背中と背もたれの当接部が支点になり、座骨22を押圧伸展部5に強く押し当て座骨前部周辺の筋肉を強く押圧伸展することが可能である。(図9Bを参照)
(1)座具2は座具支持具3に固定されず被験者は任意の位置に座具2を布置可能である。
(2)座具支持具3は座床10に支持枠11を有し、座具2を挟んで保持して被験者方向正面に略正対して任意の位置に布置可能である。
(3)座具支持具3は座床10に支持枠11を有し、座具2を挟んで保持して前後移動を無段階で微細に制御可能であってさらに任意の位置に布置することができる。
(1)同じ姿勢で長く座り続けると押圧伸展部5で押圧されている筋肉に痛みが生じるが、姿勢を変えると押圧伸展部5が当接する筋肉が変わるので痛みを解消することができる。しかし、
(2)長時間座り続けると、座骨前部や大腿付根周辺の筋肉は押圧伸展が繰り返されるので、姿勢を変えても解消されず少し残っていた痛みが蓄積されて、姿勢を変えても痛みが解消できなくなることがある。
(1)座具2を被験者方向前に位置する座板4と被験者方向後に位置する座板4の接続部で被験者方向後に位置する座板4を回転して被験者方向前に位置する座板4の後端部に、被験者方向後に位置する座板4の後端部を当接して屈曲させた座面を形成すると、被験者が着座して座骨前部や大腿付根周辺の筋肉を押圧伸展することができる。
(2)被験者方向前に位置する座板4と被験者方向後に位置する座板4を回転させない平面の座面では押圧伸展部5は形成されない。してみると、被験者が座面に着座しても座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉が座板4の押圧伸展部5に当接することも押圧伸展されることもない。よって、座板4を有する座面に着座長時間座り続けて、座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉の痛みが解消できなくなっても、座具2座面を平面にして押圧伸展部5が形成されていない座面に着座する時間を設けることで座骨前後の筋肉や大腿付根周辺の筋肉の痛みを解消することが可能となる。
以下、本実施形態について説明する。
(1)座具は、座具2の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5を有する座板4、又は回転軸13と座具2の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5を有する座板4、又は回転軸13を取り付け可能な軸受部19と座具2の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5を有する座板4、又は回転軸13を取り付け可能な長穴18と座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部5を有する座板4など、部材があって機能、構造、仕組みなど必要に応じて選択し組み合わせて使用可能である。
(2)座具受具は、支持枠11、又は座床10、又は筋肉やツボに当接して押圧又は伸展可能な座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部(押圧頂面)5を有する座板4、又は滑部材12など、部材があって機能、構造、仕組みなど必要に応じて選択し組み合わせて使用可能である。
2 座具
3 座具受具
4 座板
5 押圧伸展部
6 横枠
7 底板
8 臀部収容空間部
9 穴
10 座床
11 支持枠
12 滑止部材
13 回転軸
14 座板収容空間部(臀部収容空間部)
15 座具受持部
16 固定具
17 心棒
18 長穴(回転軸スライド溝)
19 軸受部
20 背もたれ
21 骨盤
22 座骨
23 座板部
24 ザブトン
25 椅子
30 座板挿入空間部
31 角部(ツノ)
H 被験者
Claims (1)
- (イ)座板の回転軸を取り付ける軸受部を有する横枠と回転軸と押圧伸展部を有する座板を有する座具、または
(ロ)被験者方向前方位置に座板の回転軸を取り付ける軸受部を有する横枠と回転軸を取り付ける軸受部と押圧伸展部を有する座板を有する座具、または
(ハ)被験者方向前方に座板の回転軸を取り付ける軸受部と被験者方向後方に座板の回転軸を取り付ける長穴を有する横枠と回転軸と押圧伸展部を有する座板を有する座具、または
(二)座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部と長穴のある角部(つのぶ)が概中央部にある第1の座板と、座具の幅方向で左右に延伸する押圧伸展部と軸受部のある角部(つのぶ)が左右にある第2の座板を有する座具があって、
(ホ)座床と支持枠があって、前記座具を布置可能に、座床の左右に支持枠を取り付けて組み立てた座具受具で構成することを特徴とする腰痛対策座具。
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2018
- 2018-04-24 JP JP2018094124A patent/JP7043341B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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