JP3192524U - 可動腰当付高座椅子 - Google Patents

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栄理子 藤原
栄理子 藤原
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Abstract

【課題】下肢の痺れなどを排除すると共に、腰、背中への負担を軽減し、長時間の着座が可能な可動腰当付高座椅子を提供する。【解決手段】左右の側枠1間を複数の棧2で連結し、棧上に座面3を配置し、座面に配置して背もたれ4と連結したガスシリンダーの操作により背もたれの傾斜の角度を選択自在に接続するとともに、背もたれ中央部に貫通空間を設け、空間内の上端部および下端部に支軸を設けた2つの可動クッション5を座面方向に所定角度回動可能に1対対向配置する。可動クッションがそれぞれ別動することにより腰部あるいは背部の押圧を自由に加減して、長時間の着座で疲労した部位の血行改善を図る。【選択図】図1

Description

本考案は、座椅子に関するものであり、特には高座椅子と呼ばれるものである。
日本人の生活の中で長らく慣れ親しまれてきた、畳の上に座る、という姿勢は健常者にとっても時に窮屈なものであり、特に膝、腰に負担がかかるため、高齢者には過酷とも言える姿勢となるものである。
よって膝、腰への負担を軽減するため、従来はコタツの使用時に多く用いられていた座椅子に替えて、その座面を高く構成した、高座椅子と呼ばれるものが普及しつつある。
高座椅子の構造は種々であるが、一般的には矩形に組んだ左右両脚間を数カ所で連結し、所定高さ位置に座面を配置して、座面後端部に背もたれを連続させ、座面、背もたれ両者にマットを添設したものであって、多くは背もたれを所望の角度に傾斜できるようリクライニング機構を持たせたものである。また座面の位置はその下に両足が入る程度の高さとするものであった。そうすることによって、長時間の着座においても両足に直接体重が加わることなく、しびれが切れることもなく、また膝に無理な荷重が加わらないものであった。
この高座椅子に対応するコタツ、テーブルは従来の座椅子に比べ当然天板の位置が高くなるものであるが、長時間楽に座れる効果が大きいこと、また柔らかいソファーに比べ、正しい姿勢が長く保てることより、生活の中の多くの場面で普及しつつある。
特開2003−79477
高座椅子を採用する際の一番大きな目的・効果は、背もたれの構造および座面の高さによって正しい着座姿勢を長く保つことである。
座面を自身の体格に合う適度な高さに設定して、脚部が自重により圧迫されない姿勢が取れることにより、脚部の血行を保ち、しびれは防げるものであるが、背筋を伸ばして緊張状態を保てるのもせいぜい1時間程度で、それも意識して強い意志で姿勢を保つ必要がある。
背もたれがあることでこの姿勢は自ずと保ち易くなり、比較的長時間に耐え易くなるものである。これは背筋を伸ばし続けるには腹筋に相当の負担がかかるが、これを背もたれがある程度分担して補助してくれるためである。
このように背もたれを背筋に添わして配置するだけでずいぶんと補助になるものであるが、腰、膝に疾患を持つ人、筋肉自体が老化した高齢者等にとってはこれで問題が解決するものでは無い。背もたれに長時間にわたり体を預けた状態を保つことは自ずと限度があり、時に体の左右いずれかに体重をかける動作を無意識にも行うものである。また、この動作だけでは脊椎に加わる荷重は緩和されることは少なく、時には背もたれのリクライニングを倒したり、起こしたりして、脊柱に加わる荷重の分布を変化させることも必要になる。
また時には背もたれと背中、腰の間に座布団を挟むなどして、脊柱の湾曲を変化させ、荷重の集中箇所を変化させることも経験則として有効であり、よく見られる手法である。
このように高座椅子を用いることによってすべての問題が解決されるものでは無いが、ここでは総合的に最も楽に、長時間の坐りに耐えうる座椅子を提案するものである。
本願では以上のような課題を解決するため、背もたれ中央部に上下2つの可動クッションを配置し、それぞれが独立した動きで、背方向へ回動突出可能な構成として、背中および腰への当接を強め、あるいは弱めることにより、ランバーサポートとしての機能を持たせることである。
2つの可動クッションは、背もたれ中央をくりぬいた空間に上下に配置され、上位置のクッションは上端部を背もたれフレームに強固に軸止され、下位置のクッションは同様に下端部を軸止され、両軸ともラチェット機構により数十段階でその回動固定角度を変化できるものである。この可動クッションは背もたれのマットと同様の厚さに構成され、常時には背もたれ面と同一となって背もたれ内に収まっており、必要に応じて上下それぞれが独立して可動となり、背もたれ面より突出するものである。
この可動クッションを回動させて背もたれ面に突出させることにより、背中および腰部に当接し、脊柱の湾曲を変化させる、つまり背骨を伸ばす体勢が取れるものである。また、上下のクッションをそれぞれ任意に選択して突出させ、背中、腰部いずれか一方だけの押圧も可能であり、個人差のある脊柱の湾曲具合を適度な形に調節できるものである。
背もたれはその傾斜を任意に変更できるよう、座面との間にガスシリンダーを配置し、座面横にその操作レバーを突出させ、着座姿勢のまま傾斜角度の選択を可能としている。
以上のように背もたれ中央部が上端および下端部より2分割され、それぞれが背もたれ面側に独立して数十段階で突出角度を変えることにより、着座者の脊柱と適度に当接し、一カ所に集中していた荷重を分散できる適度な湾曲を得ることができ、所望の押圧効果を得ることができるものである。また、背もたれ自体を水平方向へ傾けることにより、この押圧は自身の体重により、より強くなるものであり、脊柱のもみほぐし効果も期待できるものである。もちろん長時間にわたってこの体勢をとり続けることは、かえって脊椎に過度な負担を加えることが考えられるが、それぞれのクッションの傾斜を緩く変化させ、また、背もたれの傾きを復帰させるなど、自身での使い方が自由に選択できるものである。
本考案の実施例の斜視図。 本考案の可動クッションを突出させた状態の側面図。 本考案のパイプ骨組みの斜視図。 本考案のパイプ骨組みの正面図。 本考案の背もたれを水平状態とした実施例の側面図。
本考案の最良の実施形態は、略ロ字状に組んだ左右の肘掛け間を2本の棧で連結し、この棧の上に一端部をヒンジ結合された座面、およびそれに連結された背もたれを固定する。
座面、背もたれはそれぞれパイプ加工したフレームにウレタンフォームに被覆したマットを配置したものであり、それぞれのフレームは一端部でヒンジ結合され、座面に配置したガスシリンダーが背もたれに連結されている。このガスシリンダーの操作レバーは座面の一側方に突出するものであり、本願では着座姿勢時の右手で操作できる位置とする。
背もたれのフレームには枠を構成する上下のパイプ間に2本のパイプが横配置されており、このそれぞれのパイプに支持して略U字状のクッションフレームがラチェット機構を介在させて連結される。2つのクッションフレームは2本のパイプから上下対向して配置構成されるものである。また、ラチェットはそれぞれが背もたれの着座時背中側に突出回動するよう配置される。
本考案の実施例を示す。
化粧板材により1対の側枠1を構成する。側枠1は略ロ字状であり、下辺は底板11であり、上辺は手摺り板12である。両側枠1間の立辺間にはそれぞれ棧2を配置して連結する。この連結は高さ方向に4段階選択可能に連結穴を設けるものである。この棧2上に座面3を配置し、その後端に連続して背もたれ4を配置するものである。
座面3およびそれに連結する背もたれ4は、それぞれパイプで形成されたフレームにウレタンフォームを被覆したマットを配置して構成される。
まず座面3の座枠パイプ31であるが、ほぼ方形状であり、中間に2本の座枠補強パイプ32が配される。また、着座姿勢で右側になる位置にガスシリンダー33が配置され、その一端は次に述べる背もたれ枠パイプ41に連結される。
背もたれ枠パイプ41はほぼ矩形で、その上下端部間にはそれぞれ背もたれ補強パイプ42が連結され、またこの上下の背もたれ補強パイプ42端部間は上下方向に強度を高めるパイプが配される。この上下の背もたれ補強パイプ42に支持して略U字状の上下のクッションフレームパイプ43,44がラチェット接続される。この上下のクッションフレーム43,44は背もたれ補強パイプ42を軸に着座者の背中方向へ回動可能であり、背もたれ中央部へ突出し、また背もたれへ収容された際にはその先端が略接合するものである。
また、クッションフレームパイプ43,44とのラチェット接続は、42段階変化できる構成である。
背もたれ枠パイプ41の下端部には、座枠パイプ31に一端を固定されたガスシリンダー33の他端が連結される。このガスシリンダー33の操作レバー34は座枠パイプ31の構成する座面3側面の位置に突出して、ほぼ側枠1の幅内に収まっており、着座の妨げにはならないものである。
以上の座枠パイプ31、背もたれ枠パイプ41にマットを配置して本願高座椅子は完成するものであるが、上下のクッションフレームパイプ43,44にも同様にマットを被せて、それぞれ可動クッション5上、下とする。
この上下の可動クッション5は、それぞれ別動し、上部のものは背中中心に、下部のものは腰に当接する配置である。また体型は着座者すべてに異なるものであるため、その回動角度、つまりクッションの突出角度を変化させて、各人の最適の位置を得ることができる。
また、図5に示すよう、背もたれ4を倒しきり、座面3と一直線にして、可動クッションを突出させて仰向けになれば、背骨が伸ばされ、大きな整体効果が得られるものである。
1 側枠
2 棧
3 座面
31 座枠パイプ
32 座枠補強パイプ
33 ガスシリンダー
34 操作レバー
4 背もたれ
41 背もたれ枠パイプ
42 背もたれ補強パイプ
43 上クッションフレームパイプ
44 下クッションフレームパイプ
5 可動クッション

Claims (1)

  1. 左右の側枠間を複数の棧で連結し、棧上に座面を配置し、座面に配置して背もたれと連結したガスシリンダーの操作により背もたれの傾斜の角度を選択自在に接続するとともに、背もたれ中央部に貫通空間を設け、当該空間内の上端部および下端部に支軸を設けた可動クッションを座面方向に、それぞれが独立して所定角度可回動的に、対向配置したことを特徴とする可動腰当付高座椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047926A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 株式会社ニトリホールディングス こたつ用椅子

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