JP7043237B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

機械式駐車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7043237B2
JP7043237B2 JP2017231576A JP2017231576A JP7043237B2 JP 7043237 B2 JP7043237 B2 JP 7043237B2 JP 2017231576 A JP2017231576 A JP 2017231576A JP 2017231576 A JP2017231576 A JP 2017231576A JP 7043237 B2 JP7043237 B2 JP 7043237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rails
side guide
pair
weight
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017231576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019100074A (ja
Inventor
慎 江波戸
Original Assignee
日精株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日精株式会社 filed Critical 日精株式会社
Priority to JP2017231576A priority Critical patent/JP7043237B2/ja
Publication of JP2019100074A publication Critical patent/JP2019100074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7043237B2 publication Critical patent/JP7043237B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

本発明は、昇降リフトとカウンターウェイトを備えた機械式駐車装置に関する。
従来の昇降リフトとカウンターウェイトを備えた機械式駐車装置、特許第3176224号公報(特許文献1)および特開2017-40053号公報(特許文献2)に記載のものが知られている。
特許文献1には、リフト昇降路の両側又は片側に上下複数の格納棚が設けられ、格納棚とリフト昇降路とに横行レールが設けられ、リフトの入口側と奥行側とに位置する2ブロックのフォークステージのフォークアームの基端が取付けられた2本の第1,2支持レバーの一端が第1,2昇降杆に取付けられ、これらの第1,2昇降杆を入口側と奥行側とに設けられた各1対の第1,2ガイドレールに上下動可能に装着し、第1,2ガイドレールの上方にそれぞれ第1,2支持部材を設け、これらの第1,2支持部材にそれぞれ1対の第1,2案内車を取付け、各対向する第1,2案内車同士を伝動軸で連結し、第1昇降杆の上部には条体の一端が連結され、この条体はそれぞれ第1案内車及び第1重錘の上部に設けられたアイドラーに巻回した上、その他端は第1支持枠の下部に連結され、第2ガイドレールの下方には駆動手段が設けられ、第2昇降杆の上下部に条体の一端が連結され、上部の条体は第2案内車に巻回してその他端は第2重錘の上部に連結され、下部の条体は駆動手段に巻回してその他端は第2重錘の下部に連結されていることを特徴とするフォーク式立体駐車装置が記載されている。
また特許文献2の段落番号[0072]には、「カウンターウェイトCWは、昇降フレーム40の外側に鉛直に設置されたカウンタウェイトガイドレール55に沿って自由に昇降する。」旨の記載がある。
特許第3176224号公報 特開2017-40053号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載されたように従来の機械式駐車装置において、駐車車両を搭載した昇降リフトを昇降移動する際に、カウンターウェイトを用いてバランスを取りながら駆動する構成が知られ、また、カウンターウェイトをウェイト側ガイドレールに沿って案内する構成も知られているが、昇降方向における移動量が増大した構成で、カウンターウェイトおよびウェイト側ガイドレールの耐震性を向上することに関しては十分な検討がなされていなかった。このため、地震発生時に、カウンターウェイトがウェイト側ガイドレールから外れてしまう危険があった。
本発明の目的は、地震発生時にウェイト側ガイドレールが幅方向に開いて、カウンターウェイトが外れてしまうことを確実に防止することができるようにした機械式駐車装置を提供することにある。
第1態様に係る機械式駐車装置は、駐車場建屋内に、複数本のリフト側ガイドレールに沿って昇降移動可能に配置した昇降リフトと、一対のウェイト側ガイドレールを昇降移動可能に配置したカウンターウェイトと、一端を前記昇降リフトに連結し、かつ、他端を前記カウンターウェイトに連結した主策を用いて前記昇降リフトと前記カウンターウェイトを互いに異なる昇降方向に駆動する駆動装置を備えた機械式駐車装置において、前記一対のウェイト側ガイドレールを前記駐車場建屋の水平固定部材に固定した間隔保持固定部材を設け、前記間隔保持固定部材は、前記一対のウェイト側ガイドレールの反対向側から挟み込むように配置した挟み込み部と、前記挟み込み部間を橋絡して結合した間隔保持用橋絡部を有してほぼU字状の構成とし、前記間隔保持固定部材によって前記一対のウェイト側ガイドレールを前記水平固定部材に固定すると共に、前記一対のウェイト側ガイドレール間の間隔を保持したことを特徴とする。
第1態様に係る機械式駐車装置によれば、全体としてU字状に構成された間隔保持固定部材は、挟み込み部間にウェイト側ガイドレールを挟み込んでいるため、同部でのウェイト側ガイドレールの間隔が広がることはなく、地震発生時に、幅方向に開いたウェイト側ガイドレールからカウンターウェイトの案内部材が外れてしまうことを防止することができ、簡単な構成で耐震性を向上させることができる。
第2態様に係る機械式駐車装置は、第1態様に係る機械式駐車装置において、前記ウェイト側ガイドレールの長手方向で前記間隔保持固定部材と離れた位置に中間間隔保持部材を設け、前記中間間隔保持部材は、前記一対のウェイト側ガイドレールの反対向側から挟み込むように配置した第二の挟み込み部と、前記第二の挟み込み部間を橋絡して結合した第二の間隔保持用橋絡部を有してほぼU字状の構成とし、前記中間間隔保持部材によって前記一対のウェイト側ガイドレール間の間隔を保持したことを特徴とする。
第2態様に係る機械式駐車装置によれば、水平固定部材の位置とは無関係に中間間隔保持部材を配置することができるようになり、間隔保持固定部材と離れた位置に設けられた中間間隔保持部材によって、同位置のウェイト側ガイドレール間の間隔が機械的に固定され、地震発生時に、水平固定部材の中間部に位置した部分のウェイト側ガイドレールが幅方向に開いて、カウンターウェイトの案内部材が外れてしまうことを確実に防止することができる。
第3態様に係る機械式駐車装置は、第2態様に係る機械式駐車装置において、前記中間間隔保持部材は、前記駐車場建屋からは浮いた状態で前記一対のウェイト側ガイドレール間に固定したことを特徴とする。
第3態様に係る機械式駐車装置によれば、地震によって、中間間隔保持部材自体が振動しても、機械式駐車装置における近傍の構成要素に対しては浮いた状態で設置されているため、機械式駐車装置側に悪影響を及ばすことがない。
本発明による機械式駐車装置によれば、全体としてU字状に構成された間隔保持固定部材は、挟み込み部間にウェイト側ガイドレールを挟み込んでいるため、同部でのウェイト側ガイドレールの間隔が広がることはなく、地震発生時に、幅方向に開いたウェイト側ガイドレールからカウンターウェイトの案内部材が外れてしまうことを防止することができ、簡単な構成で耐震性を向上させることができる。
本発明の一実施例による機械式駐車装置を示す断面図である。 図1に示した機械式駐車装置の平面図である。 図2に示した機械式駐車装置におけるカウンターウェイト近傍の正面図である。 図3に示した間隔保持固定部材を示す平面図である。 図3に示した中間間隔保持部材を示す平面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例による機械式駐車装置を示す断面図および平面図である。
駐車場建屋1内のピット面2には、四本のリフト側ガイドレール3A~3Dが樹立され、各リフト側ガイドレール3A~3Dによって囲まれた領域には、上下方向に延びたリフト室4が形成されている。このリフト室4には、各リフト側ガイドレール3A~3Dによって案内されながら詳細な図示を省略した駆動装置によって昇降駆動されることになる昇降リフト5が配置されている。
駐車場建屋1における図示の正面側に配置されたリフト側ガイドレール3A,3Bの両側には棚柱6A,6Bがピット面2から樹立され、図示の裏面側に配置されたリフト側ガイドレール3C,3Dの両側には棚柱6C,6Dがピット面2から樹立されている。リフト側ガイドレール3A,3Cと棚柱6A,6Cによって囲まれた領域には、駐車車両を格納するための第一の格納スペース7が形成され、リフト側ガイドレール3B,3Dと棚柱6B,6Dによって囲まれた領域には、駐車車両を格納するための第二の格納スペース8が形成されている。
駐車場建屋1における正面側に配置されたリフト側ガイドレール3A,3Bおよび棚柱6A,6B間には水平方向に延びた一連の棚レール9が固定されている。駐車場建屋1における図示の裏面側に配置されたリフト側ガイドレール3C,3Dおよび棚柱6C,6D間にも正面側と同じレベルで水平方向に延びた一連の棚レール10が固定されている。図1に示しているように棚レール9は、実際には昇降方向に所定の間隔で複数段にわたって配置された複数の棚レール9A~9Nを有しており、図示していない棚レール10も同様であり、実際には昇降方に所定の間隔で複数段にわたって配置された複数の棚レールを有している。
こうして、リフト室4の両側に形成された第一の格納スペース7および第二の格納スペース8は、各棚レール9,10によって区画された複数段の駐車スペースがそれぞれ形成されている
図2に示すように同じ段に配置された棚レール9,10間には、図示しない横行モータなどの駆動装置によって水平方向に移動可能な横行台車11,12が配置されており、横行台車11は第一の格納スペース7とリフト室4間で往復移動可能であり、横行台車12は第二の格納スペース8とリフト室4間で往復移動可能に構成されている。
図1に示した駐車場建屋1の最上部には詳細な図示を省略した一対の駆動装置13が配置されており、両駆動装置13によって駆動される両主索の一端は昇降リフト5に連結され、両主索の他端はカウンターウェイト14A,14Bに連結されている。両駆動装置13が駆動されて、例えば昇降リフト5が上昇されるとき、カウンターウェイト14A,14Bが下降されてバランスが取られる。
このカウンターウェイト14A,14Bは、横行レール9,10と、駐車場建屋1の内壁面間に形成されているスペースにそれぞれ配置されている。両者のカウンターウェイト14A,14Bは同一構成であるから、ここではカウンターウェイト14Bについて具体的に説明すると、駐車場建屋1における梁など複数段形成された水平固定部材15の内壁面側に昇降方向に延びた一対のウェイト側ガイドレール16A,16Bが固定され、一対のウェイト側ガイドレール16A,16B間に昇降移動可能にカウンターウェイト14Bが配置されている。
図2に示した実施例では、昇降リフト5および横行台車11,12はフォーク式である。周知のようにフォーク式の機械式駐車装置は、基本的には次のように動作する。先ず、駐車車両を搭載した状態の昇降リフト5を、横行台車11の動作平面よりも少し上方に停止させる。その後、横行台車11を横行レール9,10に沿って第一の格納スペース7からリフト室4まで水平移動させて、停止中の昇降リフト5の下方に横行台車11を配置させる。その後、昇降リフト5を下降させると、フォーク式であるため昇降リフト5は横行台車11を通過するが、昇降リフト5に搭載されていた駐車車両は横行台車11を通過することができないため、駐車車両を昇降リフト5から横行台車11に載せ換えることになる。次いで、横行台車11を横行レール9,10に沿ってリフト室4から第一の格納スペース7まで水平移動させると、駐車車両を第一の格納スペース7に格納させることができる。
図3は、カウンターウェイト14Bを第二の格納スペース8側から見た正面図である。
上述したように両カウンターウェイト14A,14Bを中心とする構成は同一であるから、ここでは一方のカウンターウェイト14B側の構成についてさらに説明する。
駐車場建屋1には、昇降方向に所定の間隔で複数の梁などの水平固定部材15A,15Bが設けられている。これらの水平固定部材15A,15Bの近傍には、一対のウェイト側ガイドレール16A,16Bを水平固定部材15A,15Bにそれぞれ固定するために使用されると共に、ウェイト側ガイドレール16A,16Bにおける同位置の広がりを防いで間隔を保持する複数の間隔保持固定部材17A,17Bがそれぞれ設けられている。間隔保持固定部材17A,17Bの詳細な構造については、図4を用いて説明する。
一対のウェイト側ガイドレール16A,16Bに沿って昇降方向に案内されることになるカウンターウェイト14Bは、一対のウェイト側ガイドレール16A,16B間に配置され、カウンターウェイト14Bの幅方向の両側にそれぞれウェイト側ガイドレール16A,16Bに挟み込むように噛み合った案内部材18A,18Bを有している。
間隔の大きな間隔保持固定部材17Aと間隔保持固定部材17Bの昇降方向における中間部には、ウェイト側ガイドレール16A,16Bにおける同位置の広がりを防いで間隔を保持する中間間隔保持部材19A,19Bが配置され、各中間間隔保持部材19A,19Bはそれぞれウェイト側ガイドレール16A,16Bに固定されている。この中間間隔保持部材19A,19Bの具体的な構造については、図5で説明する。
図4は、図3に示した間隔保持固定部材17Aの拡大平面図である。
各間隔保持固定部材17A,17Bは同一構成であるから、ここでは間隔保持固定部材17Aを代表して説明する。
同図に示すようにカウンターウェイト14Bは、その幅方向の両側に、それぞれウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟むように噛み合って昇降方向に案内する役目を果たす案内部材18A,18Bを有している。間隔保持固定部材17Aは、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの外側から挟み込むように対向配置された一対の挟み込み部20A,20Bと、一対の挟み込み部20A,20B間を橋絡する方向に延びて結合した間隔保持用橋絡部21と、間隔保持用橋絡部21と挟み込み部20A,20Bの結合部付近を補強する補強部材22A,22Bと、間隔保持用橋絡部21の幅方向における両端部に一体的に結合された支持腕23A,23Bなどを有している。ここで支持腕23A,23Bは、カウンターウェイト14B側の端部に一体的に補強部材22A,22Bを形成したものとして示している。
間隔保持固定部材17Aにおける支持腕23A,23Bと水平固定部材15Aの間には、両者の対向距離を調整する方向に延びた長孔とピンなどを用いた取り付け位置調整部24A,24Bがそれぞれ構成されている。取り付け位置調整部24A,24Bを用いて、水平固定部材15Aと間隔保持固定部材17Aの相対的な位置決めをした後、水平固定部材15Aと、支持腕23A,23Bの外周部や間隔保持用橋絡部21の重なり部が溶接などによって結合されている。
挟み込み部20A,20Bとウェイト側ガイドレール16A,16Bの間にも、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの長手方向に延びた長孔とボルト25A,25Bなどを用いた取り付け位置調整部がそれぞれ構成されており、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの長手方向に対する間隔保持固定部材17Aの相対的な位置決めをした後、挟み込み部20A,20Bとウェイト側ガイドレール16A,16B間がボルト25A,25Bに螺合されたナットの締め付けによって固定されている。
こうして間隔保持固定部材17Aは、ウェイト側ガイドレール16A,16Bを水平固定部材15Aに支持固定しており、隣接した間隔保持固定部材17Bも同様にウェイト側ガイドレール16A,16Bを水平固定部材15Bに支持固定している。このため、ウェイト側ガイドレール16A,16Bは、その軸方向でほぼ等間隔に配置された間隔保持固定部材17A,17Bによって水平固定部材15Aにしっかりと支持固定される。
しかも、間隔保持固定部材17Aは、全体としてほぼU字状に構成されて挟み込み部20A,20B間にウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟み込んでいる。このため、間隔保持固定部材17Aの取り付け位置でウェイト側ガイドレール16A,16B間は、間隔保持固定部材17Aによって機械的に固定され、幅方向の開きが防止されながら間隔が保持されている。
上述した間隔保持固定部材17Aが間隔保持用橋絡部21を持たないで、単に支持腕23A,23Bのみによってウェイト側ガイドレール16A,16Bを水平固定部材15Aに支持固定する構造であった場合、地震発生時に、ウェイト側ガイドレール16A,16B間が幅方向に開いてしまう危険がある。このような状況が発生すると、カウンターウェイト14Bにおける案内部材18A,18Bが図示の間隔保持固定部材17Aの近傍に位置していると、幅方向に開いてしまったウェイト側ガイドレール16A,16B間から脱落してしまう可能性がある。
しかしながら、全体としてU字状に構成された間隔保持固定部材17Aは、挟み込み部20A,20B間にウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟み込んでいるため、同部でのウェイト側ガイドレール16A,16Bの間隔が広がることはない。従って、地震発生時に、幅方向に開いたウェイト側ガイドレール16A,16Bからカウンターウェイト14Bの案内部材18A,18Bが外れてしまうことを防止することができ、簡単な構成で耐震性を向上させることができる。
全体としてU字状に構成された間隔保持固定部材17Aの構成は、図示のものに限らず、一体型として製作された他の構成であってもよい。
図5は、図3に示した中間間隔保持部材19Aの拡大平面図である。
上述した間隔保持固定部材17A,17Bは、基本的には一対のウェイト側ガイドレール16A,16Bを駐車場建屋1側に固定するものである。このため、水平固定部材15A,15Bの昇降方向に置ける間隔が大きい場合、間隔保持固定部材17A,17Bだけで、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの全軸長にわたって間隔を保持する機能を十分に果たすことができなくなる。この中間間隔保持部材19Aは、この弱点を補うものである。
比較的に間隔の大きな間隔保持固定部材17Aと間隔保持固定部材17Bの昇降方向における中間部には、ウェイト側ガイドレール16A,16B間における同位置の間隔を保持する中間間隔保持部材19A,19Bが配置され、これらの中間間隔保持部材19A,19Bの両端部がそれぞれウェイト側ガイドレール16A,16Bに固定されている。ここで中間間隔保持部材19A,19Bは、同一構成であるから、中間間隔保持部材19Aを代表して説明する。
中間間隔保持部材19Aは、ウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟み込むように対向配置された一対の挟み込み部26A,26Bと、一対の挟み込み部26A,26B間を橋絡する方向に延びて結合された間隔保持用橋絡部27と、間隔保持用橋絡部27と挟み込み部26A,26Bの結合部付近を補強する補強部材28A,28Bを有している。上述した中間間隔保持部材19Aにおけるこれらの各構成要素間は、例えば溶接で一体的に結合されて、全体としてほぼU字状に構成されている。
上述したようにカウンターウェイト14Bの幅方向の両側には、それぞれウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟むように噛み合って昇降方向に案内する役目を果たす案内部材18A,18Bを有しており、この案内部材18A,18Bと噛み合っているウェイト側ガイドレール16A,16Bの外側から挟み込むように中間間隔保持部材19Aの一対の挟み込み部26A,26Bが配置され、これら一対の挟み込み部26A,26Bがウェイト側ガイドレール16A,16Bに固定されている。
こうして、中間間隔保持部材19Aは、水平固定部材15A,15Bに固定された間隔保持固定部材17A,17Bとは異なり、ウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟み込むようにしてウェイト側ガイドレール16A,16Bに固定されており、駐車場建屋1からは浮いた状態として取り付けられている。
全体としてU字状に構成された中間間隔保持部材19Aは、挟み込み部26A,26B間にウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟み込んでいるため、同部でのウェイト側ガイドレール16A,16Bの間隔が広がることはない。
上述したように水平固定部材15A,15Bは、比較的に大きな間隔で配置されているため、中間間隔保持部材19Aがない場合、地震発生時には水平固定部材15A,15Bの中間位置となる部分のウェイト側ガイドレール16A,16Bが幅方向に開いてしまう危険がある。このような状況が発生すると、カウンターウェイト14Bにおける案内部材18A,18Bが偶然にも図示の中間間隔保持部材19Aの近傍に位置していると、地震時の振動によって幅方向に開いてしまったウェイト側ガイドレール16A,16B間から案内部材18A,18Bが脱落してしまう可能性がある。
しかしながら、梁など複数段形成された水平固定部材15A,15Bの間隔とは無関係に、上述したように間隔保持固定部材17A,17B間における昇降方向の中間部に中間間隔保持部材19Aが配置されている。この中間間隔保持部材19Aによって、同位置のウェイト側ガイドレール16A,16B間の間隔が機械的に固定されるため、地震発生時に、水平固定部材15A,15Bの中間部に位置した部分のウェイト側ガイドレール16A,16Bが幅方向に開いてしまうことはない。従って、幅方向に開いたウェイト側ガイドレール16A,16Bからカウンターウェイト14Bの案内部材18A,18Bが外れてしまうことを確実に防止することができる。また、地震によって、中間間隔保持部材19A自体が振動しても、機械式駐車装置側における近傍の構成要素に対しては浮いた状態で設置されているため、機械式駐車装置側に悪影響を及ばすこともない。
尚、本発明の実施に際して、全体としてU字状に構成された中間間隔保持部材19Aの構成は、図示のものに限らず、一体型として製作された他の構成であってもよい。また、図示の実施例では、間隔保持固定部材17A,17B間の昇降方向の中間部に一つの中間間隔保持部材19Aを配置したが、同中間部に複数個の中間間隔保持部材19Aを離散的に配置しても良い。さらに図示の機械式駐車装置は昇降方向の高さがあり、複数の水平固定部材15A,15Bを有したものとして説明したが、本発明は、少なくとも一つの水平固定部材15Aと間隔保持固定部材17Aを有した構成に適用することができる。
また図示の実施例では、昇降リフト5および横行台車11,12をフォーク式で構成した機械式駐車装置を例示しているが、フォーク式に限らずパレット式などの他の型式の機械式駐車装置にも本発明を適用することができる。
以上説明したように本発明の機械式駐車装置は、駐車場建屋1内に、複数本のリフト側ガイドレール3A~3Dに沿って昇降移動可能に配置した昇降リフト5と、一対のウェイト側ガイドレール16A,16Bを昇降移動可能に配置したカウンターウェイト14Bと、一端を昇降リフト5に連結し、かつ、他端をカウンターウェイト14Bに連結した主策を用いて昇降リフト5とカウンターウェイト14Bを互いに異なる昇降方向に駆動する駆動装置を備えた機械式駐車装置において、一対のウェイト側ガイドレール16A,16Bを駐車場建屋1の水平固定部材15Aに固定した間隔保持固定部材17Aを設け、間隔保持固定部材17Aは、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの反対向側から挟み込むように配置した挟み込み部20A,20Bと、挟み込み部20A,20B間を橋絡して結合した間隔保持用橋絡部21を有してほぼU字状の構成とし、間隔保持固定部材17Aによってウェイト側ガイドレール16A,16Bを水平固定部材15Aに固定すると共に、ウェイト側ガイドレール16A,16B間の間隔を保持したことを特徴とする。
このような構成によれば、全体としてU字状に構成された間隔保持固定部材17Aは、挟み込み部20A,20B間にウェイト側ガイドレール16A,16Bを挟み込んでいるため、同部でのウェイト側ガイドレール16A,16Bの間隔が広がることはなく、地震発生時に、幅方向に開いたウェイト側ガイドレール16A,16Bからカウンターウェイト14Bの案内部材18A,18Bが外れてしまうことを防止することができ、簡単な構成で耐震性を向上させることができる。
また本発明は上述の構成に加えて、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの長手方向で間隔保持固定部材17Aと離れた位置に中間間隔保持部材19Aを設け、中間間隔保持部材19Aは、ウェイト側ガイドレール16A,16Bの反対向側から挟み込むように配置した挟み込み部26A,26Bと、挟み込み部26A,26B間を橋絡して結合した間隔保持用橋絡部27を有してほぼU字状の構成とし、間隔保持固定部材17Aによってウェイト側ガイドレール16A,16B間の間隔を保持したことを特徴とする。
このような構成によれば、水平固定部材15A,15Bの位置とは無関係に中間間隔保持部材19Aを配置することができるようになり、間隔保持固定部材17Aと離れた位置に設けられた中間間隔保持部材19Aによって、同位置のウェイト側ガイドレール16A,16B間の間隔が機械的に固定され、地震発生時に、水平固定部材15A,15Bの中間部に位置した部分のウェイト側ガイドレール16A,16Bが幅方向に開いて、カウンターウェイト14Bの案内部材18A,18Bが外れてしまうことを確実に防止することができる。
また本発明は上述の構成に加えて、中間間隔保持部材19Aは、駐車場建屋1からは浮いた状態でウェイト側ガイドレール16A,16B間に固定したことを特徴とする。
このような構成によれば、地震によって、中間間隔保持部材19A自体が振動しても、機械式駐車装置における近傍の構成要素に対しては浮いた状態で設置されているため、機械式駐車装置側に悪影響を及ばすことがない。
1 駐車場建屋
3A~3D リフト側ガイドレール
5 昇降リフト
16A,16B ウェイト側ガイドレール
14B カウンターウェイト
15A,15B 水平固定部材
17A,17B 間隔保持固定部材
19A 中間間隔保持部材

Claims (2)

  1. 駐車場建屋内に、複数本のリフト側ガイドレールに沿って昇降移動可能に配置した昇降リフトと、一対のウェイト側ガイドレールを昇降移動可能に配置したカウンターウェイトと、一端を前記昇降リフトに連結し、かつ、他端を前記カウンターウェイトに連結した主策を用いて前記昇降リフトと前記カウンターウェイトを互いに異なる昇降方向に駆動する駆動装置を備えた機械式駐車装置において、
    前記一対のウェイト側ガイドレールを前記駐車場建屋の水平固定部材に固定する間隔保持固定部材であって、
    前記間隔保持固定部材は、前記一対のウェイト側ガイドレールの反対向側から挟み込むように配置される一対の挟み込み部と、前記挟み込み部の前記水平固定部材に向けて延びる方向に沿って前記挟み込み部に固定され、前記挟み込み部を前記水平固定部材に固定する一対の支持腕と、前記一対の支持腕の間を橋絡して結合する間隔保持用橋絡部と、含んで構成され、
    前記支持腕は、前記挟み込み部と固定される前記カウンターウェイト側の端部が補強部材として一体に形成され、
    前記一対のウェイト側ガイドレール間の間隔を保持したことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記ウェイト側ガイドレールの長手方向で前記間隔保持固定部材と離れた位置であって前記駐車場建屋から浮いた状態で、前記一対のウェイト側ガイドレールの反対向側から挟み込むように配置される一対の第二の挟み込み部と、前記一対の第二の挟み込み部間を橋絡して結合する第二の間隔保持用橋絡部と、を有してほぼU字状構成される中間間隔保持部材が設けられ、前記中間間隔保持部材によって前記一対のウェイト側ガイドレール間の間隔を保持したことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置
JP2017231576A 2017-12-01 2017-12-01 機械式駐車装置 Active JP7043237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231576A JP7043237B2 (ja) 2017-12-01 2017-12-01 機械式駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231576A JP7043237B2 (ja) 2017-12-01 2017-12-01 機械式駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019100074A JP2019100074A (ja) 2019-06-24
JP7043237B2 true JP7043237B2 (ja) 2022-03-29

Family

ID=66976422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017231576A Active JP7043237B2 (ja) 2017-12-01 2017-12-01 機械式駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7043237B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104066668A (zh) 2012-01-27 2014-09-24 通力股份公司 用于固定升降机的补偿重量导轨的装置及用在该装置中的导轨支架
JP2017002494A (ja) 2015-06-05 2017-01-05 Ihi運搬機械株式会社 エレベータ式駐車装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52150169U (ja) * 1976-05-10 1977-11-14
JPS5624686Y2 (ja) * 1979-05-23 1981-06-10
JPS6043674U (ja) * 1983-09-01 1985-03-27 株式会社東芝 エレベ−タレ−ルのタイブラケツト
JPH08301585A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Murata Mach Ltd 昇降台の昇降装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104066668A (zh) 2012-01-27 2014-09-24 通力股份公司 用于固定升降机的补偿重量导轨的装置及用在该装置中的导轨支架
JP2017002494A (ja) 2015-06-05 2017-01-05 Ihi運搬機械株式会社 エレベータ式駐車装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019100074A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6058149B2 (ja) エレベータのかご
CN104944255A (zh) 电梯对重装置及其改造方法
JP7214847B2 (ja) エレベーター乗りかご、及びこの乗りかごを備えたエレベーター
JP5235577B2 (ja) エレベータ装置
JP7043237B2 (ja) 機械式駐車装置
JP6477255B2 (ja) 機械室レスエレベータ
JP5329031B2 (ja) エレベータ装置
JP6944356B2 (ja) 機械式駐車装置
JPWO2018198232A1 (ja) エレベータ装置
JP6676865B2 (ja) 機械駐車装置リプレース方法およびリプレース型機械駐車装置
JP2005231801A (ja) エレベータの釣り合いおもり
JP5845047B2 (ja) 二多段式駐車装置用のチェーンたるみ防止装置
JP6692461B2 (ja) エレベータ装置
JP6682054B2 (ja) エレベータ巻上機用機械台固定装置
JP4601771B2 (ja) エレベーターの昇降路装置
JP6287698B2 (ja) 物品搬送装置
JP6986982B2 (ja) 駐車装置
JP6072418B2 (ja) 駐車装置用リフト装置
JP5241341B2 (ja) エレベータのレール固定装置
JP5750204B2 (ja) 駐車装置
KR19990038666A (ko) 엘리베이터 방식 주차설비의 팰리트 횡행안내장치
JP6944294B2 (ja) ビル内エレベーター式機械駐車装置
JP7048075B2 (ja) エレベータ式駐車装置
JP2018204193A (ja) ビル内エレベーター式機械駐車装置
JP5681284B2 (ja) エレベータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20191023

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7043237

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150