JP7040007B2 - 包装材用シーラントフィルム、包装材、及び包装体 - Google Patents

包装材用シーラントフィルム、包装材、及び包装体 Download PDF

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Description

本発明は包装材用シーラントフィルムに関し、特に、透明性を維持しつつ、シーラントフィルム単体または他基材と積層し包装資材として使用される際に重要な滑り性を付与することが可能となる包装材用シーラントフィルムに関する。
包装材は、たとえば、食料品や医療品等を包装する包装袋に使用されており、包装袋の内容物は、液状、粉末状、ペースト状、固形状等、様々な状態を有している。この包装材に用いられるシーラントフィルムとして、一般的にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体、ポリアミド、ポリエステル等のフィルムを利用したプラスチックフィルム製包装体がよく利用されている。包装材として求められる物性としては、内容物充填時の充填適性、包装材に外力が加わった際の袋の破損が無いこと、包装材を開封する際の開封性、内容物の見える透明性等の物性、ならびに製造時の生産性が良いことが求められる。
前述の生産性においては、フィルムが安定して搬送できることが重要であり、すなわち滑り性が安定していることが重要である。これらの滑り性については、摩擦係数を適正範囲とするために包装材の最表層のポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などに滑剤やアンチブロッキング剤を混合させる方法が用いられている。
例えば、特許文献1では、滑剤とアンチブロッキング剤を規定することで滑り性の最適化を図っている。
特許第5628132号公報
特許文献1では、定形の有機物よりなるフィラー及び脂肪酸アミド系のスリップ剤を適宜配合しているが、スリップ剤が低分子量であるため、本フィルム単体及び本フィルムを他の基材と貼り合わせた包装材として運用する際、脂肪酸アミドのフィルム表面へのブリードアウト量の変化、各層への脂肪酸アミドの吸着により滑り性が変動し、安定した生産性を維持することが難しいといった課題がある。
また、特許文献1ではスリップ剤のほかに定形有機系粒子及び不定形無機系粒子を本フィルムに添加することで、加工性を担保しているが、フィルムの内部に分散している粒子は、フィルム表面の滑り性の向上に役に立たず、フィルム全体の透明性を悪化させるという課題がある。
そこで、本発明は、透明性を維持しつつ、加工工程で良好な滑り性を有する包装材用シーラントフィルムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
少なくともフィルムの一方の面である表面を有する表面層と前記表面とは反対面である裏面を有する裏面層の2層以上のシーラント層から成る包装材用シーラントフィルムであっ
て、JISK7136の測定方法に準じたヘイズ値が20%以下の範囲であり、前記表面層が熱可塑性樹脂およびポリシロキサンを主骨格にもつシリコーンガムを含有し、前記表面に、JISB0601-2001で規定される表面粗さRaが0.4μm以上2.5μm以下の範囲となるような凹凸形状が賦形により形成されていることを特徴とした包装材用シーラントフィルムである。
また請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の包装材用シーラントフィルムにおいて、前記表面層と前記裏面層との間に配置された中間層をさらに備え、
前記表面層、前記中間層及び前記裏面層の各平均密度は、
表面層≦中間層、表面層≦裏面層
の関係式を満たし、かつ、
前記表面層の平均密度が、0.905g/cm以上0.925g/cm以下の範囲内であり、
前記中間層の平均密度が、0.920g/cm以上0.940g/cm以下の範囲内であり、
前記裏面層の平均密度が、0.905g/cm以上0.940/cm以下の範囲内であることを特徴とする包装材用シーラントフィルムである。
また請求項3に記載の発明は、
請求項1から請求項2のいずれか一項に記載される包装材用シーラントフィルムにおいて、JISK7125の測定方法に準じた前記表面と前記裏面間の静摩擦係数が0.25以上0.75以下の範囲であり、かつ20℃保管環境時と50℃保管環境時での前記静摩擦係数の差が0.1未満であることを特徴とする包装材用シーラントフィルムである。
また請求項4に記載の発明は、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載される包装材用シーラントフィルムの前記裏面に基材を積層した包装材である。
また請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の包装材を用いた包装体である。
すなわち本発明の包装材用シーラントフィルムによれば、滑剤としてポリシロキサンが配合されていることから、当該フィルムの表面層においては、表面自由エネルギーが低減すること、脂肪酸アミドと異なり主樹脂であるポリオレフィン樹脂や、他基材と貼り合せ時に塗布される接着剤への吸着が起こらないことから、フィルム製造時や包装資材として使用する際に接触する他基材や金属ロールに対する付着エネルギーが低減されるだけでなく、フィルム特性の安定化による良好な滑り適性を付与することが可能となる。また、アンチブロッキング剤である有機系・無機系粒子を含まず、賦形によりフィルム表面に凹凸形状を付けるため、フィルム内の散乱光を抑えることができ、良好な透明性を備えることができる。また環境による滑り性の変化が少なく安定した生産が行える。さらに基材と積層することで包装袋としたときに必要な剛性や強度を有した包装材および包装体を得ることができる。
本発明の包装材用シーラントフィルムの断面図。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、各図は模式的に示した図であり、各
部の大きさや形状等は理解を容易にするために適宜誇張して示している。また、以下に示す各実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は構成部品の材質、形状、構造等を下記のものに限定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。なお同等の部材等には同一の符号を付し、説明を省略することがある。
本発明における包装材用シーラントフィルム(以下、単に「シーラントフィルム」ということがある)1は図1で示すように、熱可塑性樹脂2、滑剤3が配合され、かつ賦形により凹凸形状4が形成されることを特徴とした押出成形フィルムである。
熱可塑性樹脂2の主材料としては、340℃まで加温可能な押出成形機により製膜されるため、一般的な熱可塑性樹脂であれば使用することが可能であるが、包装材として好適に使用されるためには適度な柔軟性を持ちならびに加工性が良い必要がある。このことからオレフィンをベースとした、低密度ポリエチレン(LDPE)、α-オレフィンとエチレンを共重合した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)及びホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー等を持つポリプロピレン及びシクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンとオレフィンを共重合したシクロオレフィンコポリマー、及び上記オレフィンと酢酸ビニルを共重合して得られるエチレン酢酸ビニルコポリマーやオレフィンの側鎖を変性して得られるエチレン-メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン-エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン-ブチルアクリレート共重合体(EBA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)等のうち単体並びに複数を選択し適宜使用することが可能である。
熱可塑性樹脂2については、包装材用シーラントフィルムの要求特性である、内容物充填時の充填適性、包装材に外力が加わった際の袋の破損が無いこと、包装材を開封する開封性等を満たす必要がある。具体的にはシーラントフィルム単体またはポリエチレンテレフタレートや6ナイロン、66ナイロン等のポリアミド等のフィルムと適宜積層して使用される際に袋状に加工するために適当な融点ならびに融解熱量を持つことが必要となってくる。上述の要求より、低密度ポリエチレン(LDPE)、α-オレフィンとエチレンを共重合した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、ホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー等を持つポリプロピレン系の樹脂等、ポリオレフィン系樹脂を単一でまたは複合して使用することが好ましい。
また、剛性、耐衝撃性、ヒートシール性、引裂き性を考慮した場合、熱可塑性樹脂2は、主にポリエチレン、または、その誘導体で構成されているのが好ましい。また、図1で示すように、シーラントフィルム1が3層構成の場合には、表面層5、中間層6、及び裏面層7の各平均密度は、表面層5≦中間層6、表面層5≦裏面層7の関係式が成り立つと良い。さらに、表面層5の平均密度は、0.905g/cm以上0.925g/cm以下、中間層6の平均密度は、0.920g/cm以上0.940g/cm以下、さらに、裏面層7の平均密度は0.905g/cm以上0.940g/cm以下の範囲内であるとよい。なお、ここで「主に」とは、包装材用シーラントフィルム1を構成する樹脂のうち、重量割合で70%以上であることを意味する。また平均密度は、JISK7112:1999に準拠した測定方法、または、これと比較できる測定方法により測定されるものである。
一般に熱可塑性樹脂に低密度樹脂を用いることで、耐衝撃性、ヒートシール性を良好にすることができるが、低密度化によりフィルムが柔らかくなることで、フィルム同士の接触面積が増加し、加工時の滑り性、耐ブロッキング性が低下する。そのため、シーラント
フィルム1を3層構成として、表面層5を低密度樹脂(平均密度が、0.905g/cm以上0.925g/cm以下の範囲内)、中間層6を中~高密度樹脂(平均密度が、0.920g/cm以上0.940g/cm以下の範囲内)、裏面層7を低~高密度樹脂(平均密度が、0.905g/cm以上0.940g/cm以下の範囲内)とすることで、耐衝撃性や、ヒートシール性を良好にしたまま、剛性、引き裂き性を良好にすることができる。
シーラントフィルム1に含まれる滑剤3は、表面自由エネルギーが小さく、熱可塑性樹脂2に比べて滑りやすい材料である。滑剤3は、シロキサンを主体とした原料であることを特徴としており、代表的な化合物である、ジメチルポリシロキサン、変性シリコーンである、メチルフェニル、メチルハイドロジェン、メチルビニル、メチルフロロアルキルを骨格に持つポリシロキサン等を適宜使用することが可能である。
滑剤3には、上述のポリシロキサンを使用することが可能であるが、シロキサン重合度が小さく、重合度2000以下である場合、流動性、対向する面へのポリシロキサンの移行による他基材との接着不良等の不具合が起こりやすく、使用が難しい。そのため、本用途に好適なポリシロキサンの重合度は、5000以上であり、平均分子量が40万以上であることが好ましい。また、シロキサンの重合方法としては、シラノールからの重合や、ポリシロキサン末端を適宜触媒で付加重合、脱水縮合する方法等があるが、特に限定されるものでは無い。
ここで、滑剤3の添加量は、フィルム搬送性等の生産性以外の性質に影響が出ない限り、特に制限されることは無い。ポリシロキサンの重量濃度が2%を超える場合、ヒートシールに寄与する熱可塑性樹脂2の比率が減少してしまうことから、ヒートシール性が低下してしまうこと、また配合量増加によるコスト上昇があり、実用上利用可能であるものの、適用は好ましくない。このため、実用性からポリシロキサンの重量濃度は3%以下であることが好ましい。さらに、2.0%以下の範囲とすることがより好ましい。また、ポリシロキサン重量濃度が0.25%未満の場合では、ヒートシール性は十分であるが、滑り適性を付与することが難しいため、ポリシロキサン重量濃度の範囲は0.25%以上3.0%以下の範囲であることが好ましく、0.25%以上2.0%以下の範囲であるとより好ましい。
また、シーラントフィルム1には滑剤3である上述のシリコーンガム以外にもその他の各種の添加剤が含まれていても良い。例えば、加工安定性を付与するための酸化防止剤などを適宜添加することが可能である。
シーラントフィルム1は、図1に例示したように、少なくとも熱可塑性樹脂に滑剤を添加した表面層5と滑剤3を添加しない裏面層7を共押出法を用いて積層して用いると好ましく、さらに熱可塑性樹脂の中間層6を積層しても良い。このとき裏面層7に滑剤3は含まれていないが、シーラントフィルム1の巻取り時や、他基材と接着させ包装材へ使用するときに、裏面層7同士がすり合わさることはない。つまり、裏面層7はシーラントフィルム1の巻取り時に、滑剤3が配合されている表面層5とすり合わされる。また、シーラントフィルム1を包装材に使用したときには、裏面層7は他の基材または接着剤と接着することになる。そのため、表面層5のみに添加することで、裏面層7の表面自由エネルギーは低下せず、基材との接着を良好にすることができ、加工する上で適正な滑り性を得ることができる。
積層する場合の厚さ範囲については、特に制限されることは無いが、十分な滑り性を付与し、他の包装資材の要求物性を満たすためには、総厚が20μm未満の場合、包装資材として使用する際に十分な衝撃耐性や剛性を付与することが難しく、また総厚が200μ
mより厚い場合には、引裂き性の低下が起こり、包装資材として好適に使用することが難しくなるため、総厚は20μm以上200μm以下の範囲であることが好ましい。
シーラントフィルム1の表面層5の表面に凹凸形状4を形成することで、滑剤であるシリコーンガム3の配合量を抑えることができ、良好な滑り性、つまりは、フィルム同士やフィルムと搬送ロールとの摩擦係数を適度な値にすることができる。一方、フィルム表面に凸形状のような突起が存在すると光の散乱や透過障害となり、また、アンチブロッキング剤としてフィラー等の粒子を添加すると、フィルム内部に存在する粒子は滑り性向上の役には立たず、フィルム全体の透明性を悪化させ、シーラントフィルム全体の透明性が低下する。そのため、凹凸形状4は賦形による成形が好ましく、凹凸形状4が形成されるシーラントフィルム1の表面層5の表面の表面算術平均粗さRa(JISB0601-2001)は、0.4μm以上2.5μm以下であり、より好ましくは、0.8μm以上1.4μm以下の範囲にあると、適正な滑り性を得ることができ、かつフィルムの透明性を維持することができる。
また、ヘイズ値の範囲はJISK7136記載の方法に準拠したものであり、具体的には20%以下の範囲であれば好適に使用可能である。例えば、ヘイズ値が20%より大きい場合、フィルムの透明性が低下し、内容物が見える包装材のシーラントフィルムとして好ましくない。
更に、具体的な最適摩擦係数の範囲はJISK7125記載の方法に準拠し、静摩擦係数が0.25以上0.50以下の範囲であれば好適に使用可能である。例えば静摩擦係数が0.25より小さい場合には、フィルムが滑りすぎてしまうことによるフィルム蛇行が発生し、製袋工程等において不適である。また、静摩擦係数が0.50より大きい場合には、滑りが悪く、製袋品の口開き性不良や製袋工程での送り不良が発生するため好ましくない。また、シーラントフィルム1の保管環境が異なっていたり、熱をかけたエージング工程から取り出した後の経過時間が異なっていたりすると、静摩擦係数は変化してしまうが、静摩擦係数の変化は20℃~50℃の保管環境の範囲において、0.4以下の範囲内であり、特に、0.2以下であることが好ましい。温度差による静摩擦係数変化が0.4よりも大きい場合には、保管環境や工程により滑り性が変化して安定しないため、生産設備を運転しながら工程条件を調整する必要があるため、現実的ではない。
本実施形態のシーラントフィルム1を製造する方法は、特に制限されるものではなく、公知の方法を使用することが可能である。また、シーラントフィルム1は、熱可塑性樹脂2に滑剤3を分散させ、フィルム化した後に冷却して成形すればよい。
滑剤3の分散方法としては、例えば、単軸スクリュー押出機、2軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機等の一般的な混和機を用いた溶融混練方法、各成分を溶解又は分散混合後、溶剤を加熱除去する方法等を用いることが出来る。作業性を考慮した場合、単軸スクリュー押出機または2軸スクリュー押出機を使用することが特に好ましい。単軸押出機を用いる場合にはフルフライトスクリュー、ミキシングエレメントを持つスクリュー、バリアフライトスクリュー、フルーテッドスクリュー等特に制限されることなく、使用することが可能である。2軸混練装置については、同方向回転2軸スクリュー押出機、異方向回転2軸スクリュー押出機、またスクリュー形状もフルフライトスクリュー、ニーディングディスクタイプと特に限定されるものでは無い。
フィルム化の方法としては、押出成形機、ならびにフィードブロックまたはマルチマニホールドを介し、Tダイで製膜する方法や、インフレーション法を用いた製膜方法を用いることが可能である。このとき、例えば、複数の押出成形機を使用し、滑剤3を分散させた層と滑剤3を含んでいない層を共押出することで2層以上の層構成であるシーラントフ
ィルム1を得ることができる。
フィルムの冷却方法に関しては、上述成形機に準じて使用することが可能であり、例えばTダイ法では、エアーチャンバー、バキュームチャンバー、エアナイフ等の空冷方式、冷水パンへ冷却ロールをディッピングする等の水冷方式等特に制限されることはないが、賦形による表面凹凸形状を付与する場合には、シリコーンゴム、NBRゴム、ならびにテフロン(登録商標)等を加工したニップロールならびに金属を切削加工した冷却ロールを0.1MPa以上の圧力を印加した接触部に溶融樹脂を流入し、冷却する方式が特に好ましい。
本発明によって得られるシーラントフィルムにおいて、単体フィルム及び他基材と積層して使用すること、及び製袋様式に関して特に制限されるものではない。単体フィルム及び積層して用いる場合においても表面層5が内容物接触面とし、三方袋、合掌袋、ガゼット袋、スタンディングパウチ、スパウト付きパウチ、ビーク付きパウチ等に用いることが可能である。
上述の様に、単体フィルム及び他基材と積層するどちらの場合でも、適宜後工程の適性を向上する表面改質処理を実施することが可能である。例えば、単体フィルム使用時の印刷適性向上、積層使用時のラミネート適性向上のために他基材と接触する面に対して表面改質処理を行うことが可能である。表面改質処理はコロナ放電処理、プラズマ処理、フレーム処理等のフィルム表面を酸化させることにより官能基を発現させる手法や、易接着層のコーティング等のウェットプロセスによる改質を好適に用いることが可能である。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
<実施例1>
包装用シーラントフィルムは、図1に例示したものと同様に表面層、中間層、裏面層を積層した3層構成のフィルムとした。熱可塑性樹脂として、表面層は、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(密度0.913g/cm、MFR(Melt Flow Rate、メルトフローレート)3.8)及び低密度ポリエチレン樹脂(密度0.924g/cm、MFR1.0)を95:5の割合でブレンドしたものを使用し、中間層及び裏面層は、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(密度0.931g/cm、MFR3.2)及び低密度ポリエチレン樹脂(密度0.924g/cm、MFR1.0)を95:5の割合でブレンドしたものを使用し、表面層に、アンチブロッキング剤のような粒子を添加せず、滑剤としてポリジメチルシロキサンを主骨格として持ち、数平均分子量が60万であるポリシロキサンを重量濃度で1%添加した。これら表面層、中間層、裏面層を単軸共押出機により、それぞれ260℃に加熱溶融し、Tダイキャスト法にて、表面層の厚さを15μm、中間層の厚さを42.5μm、裏面層の厚さを42.5μmとし、トータル100μm厚さのシーラントフィルムを製膜した。冷却には冷却ロールの表面粗さがRa=0.5μmのロール及びテフロン(登録商標)処理加工されたロール間で冷却し、包装材用シーラントフィルムのフィルムを得た。
<実施例2>
実施例1と同様の作製方法において、層構成は同様に、冷却ロールの表面粗さがRa=1.0μmの冷却ロールを用いて製膜し、実施例2の包装材用シーラントフィルムを得た。
<実施例3>
実施例1と同様の作製方法において、層構成は同様に、冷却ロールの表面粗さがRa=1.5μmの冷却ロールを用いて製膜し、実施例3の包装材用シーラントフィルムを得た。
<実施例4>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で2.0%に調整した以外は実施例1と同様に製膜し、実施例4の包装材用シーラントフィルムを得た。
<実施例5>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で2.0%に調整した以外は実施例2と同様に製膜し、実施例5の包装材用シーラントフィルムを得た。
<実施例6>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で2.0%に調整した以外は実施例3と同様に製膜し、実施例6の包装材用シーラントフィルムを得た。
<実施例7>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で3.0%に調整した以外は実施例1と同様に製膜し、実施例4の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例1>
実施例1と同様の作製方法において、滑剤のポリシロキサンを添加せず、冷却ロールの表面粗さがRa=0.1μm以下の冷却ロールを用いて製膜し、比較例1の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例2>
比較例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さをRa=0.5μmとした以外は比較例1と同様に製膜し、比較例2の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例3>
比較例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さをRa=1.0μmとした以外は比較例1と同様に製膜し、比較例3の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例4>
比較例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さをRa=1.5μmとした以外は比較例1と同様に製膜し、比較例4の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例5>
比較例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さをRa=2.0μmとした以外は比較例1と同様に製膜し、比較例5の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例6>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で1.0%にとし、冷却ロールの表面粗さがRa=0.1μm以下の冷却ロールを用いて製膜し、比較例6の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例7>
実施例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さがRa=2,0μmの冷却ロールを用いて製膜した以外は比較例6と同様に製膜し、比較例7の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例8>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で2.0%にとし、冷却ロールの表面粗さがRa=0.1μm以下の冷却ロールを用いて製膜し、比較例8の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例9>
実施例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さがRa=2.0μmの冷却ロールを用いて製膜した以外は比較例8と同様に製膜し、比較例7の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例10>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で3.0%にとし、冷却ロールの表面粗さがRa=0.1μm以下の冷却ロールを用いて製膜し、比較例10の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例11>
実施例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さがRa=1.0μmの冷却ロールを用いて製膜した以外は比較例10と同様に製膜し、比較例11の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例12>
実施例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さがRa=1.5μmの冷却ロールを用いて製膜した以外は比較例10と同様に製膜し、比較例12の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例13>
実施例1と同様の作製方法において、冷却ロールの表面粗さがRa=2.0μmの冷却ロールを用いて製膜した以外は比較例10と同様に製膜し、比較例13の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例14>
実施例1と同様の作製方法において、滑剤のポリシロキサンを添加せず、アンチブロッキング剤である粒径10μmのアクリルビーズを重量濃度で35000ppm配合し、冷却ロールの表面粗さがRa=0.1μm以下の冷却ロールを用いて製膜し、比較例14の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例15>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で1.0%に調整した以外は比較例14と同様に製膜し、比較例15の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例16>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度を重量濃度で2.0%に調整した以外は比較例14と同様に製膜し、比較例16の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例17>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に添加する滑剤のポリシロキサンの配合濃度
を重量濃度で3.0%に調整した以外は比較例14と同様に製膜し、比較例17の包装材用シーラントフィルムを得た。
<比較例18>
実施例1と同様の作製方法において、表面層に滑剤のポリシロキサンならびに比較例14から17で添加した粒径10μmのアクリルビーズを添加せず、エルカ酸アミドを重量濃度で300ppmに調整した以外は比較例14と同様に製膜し、比較例18の包装材用シーラントフィルムを得た。
上記各実施例及び各比較例によって得られたシーラントフィルムについて、静摩擦係数、ヘイズ値、表面粗さRaを測定した。
摩擦係数測定ではJISK7125に準じて、株式会社東洋精機製作所製摩擦試験機(型番TR-2)を用いて滑り改善層面同士の静摩擦係数測定を行った。シーラントフィルム保管条件については、常温である20℃保管、50℃環境室で2日間保管した2種類のフィルムを測定し、さらに、両測定の差分を実施した。評価結果は適正な滑り性である静摩擦係数が0.25~0.5の範囲内に入っているものを「〇」評価、「〇」評価にならないが0.2~0.7の範囲内に入っているものを「△」評価、それ以外のものを「×」評価とした。なお、フィルム表面が滑らず測定ができなかったものに関しては、「測定不可」と記載している。また、環境によらず、滑り性は変化しないことが望ましいため、20℃及び50℃の静摩擦係数の差分が0.1未満のものを「〇」評価、それ以上のものを「×」評価とした。摩擦係数測定速度は一般的なプラスチック用途である100mm/min、法線加重1.96N、接触面積40cmとなる様にフィルムをセットし、測定距離60mmの間の最大力から静摩擦係数を算出した結果をn=5で測定し、その平均値をそれぞれ記録した。
ヘイズ値の測定においては、JISK7136に準じて日本電色工業株式会社製ヘーズメーターNDH2000を用いてn=5で測定したヘイズ値の平均値を記録した。評価結果は好適な透明性である18%以下の範囲内に入っているものを「〇」評価、「〇」にならないが20%以下の範囲内に入っているものを「△」評価、それ以外のものを「×」評価とした。
表面粗さRaは、株式会社キーエンス製のレーザーマイクロスコープ(型番VK-X200)を用いて、表面の算術平均粗さRaを算出した。表面の算術平均粗さRaは、1mmの測定範囲内においてJISB0601-2001に準拠し、算出した。評価結果は適正な滑り性を付与することができる0.8μm以上1.4μm以下の範囲に入っているものを「〇」評価、「〇」にならないが0.5μm以上2.5μm以下の範囲に入っているものを「△」評価、それ以外のものを「×」評価とした。
実施例1から7、比較例1から18において物性評価を実施した結果を表1に記載する。
上記各実施例及び各比較例のシーラントフィルムの評価結果を表1に記載する。
Figure 0007040007000001
表1より、実施例1から7においては総合判定で「△」評価以上を満たしている。比較例2から5では、滑剤のポリシロキサン配合濃度が足りず、冷却ロール面の粗さを増加させても、適正な静摩擦係数が得られていない。比較例1、6、8、10では、滑剤のポリシロキサン配合濃度もしくは表面粗さRaが足りず、適正な静摩擦係数が得られていない
。比較例7、9、13では表面粗さRaが大きく、さらに比較例11と12では、滑剤であるポリシロキサン配合量が多いため、適正な静摩擦係数が得られているが、一方で表面粗さRaが大きいことによるフィルム表面の光の拡散反射により、ヘイズ値の判定が「×」評価である。比較例14から17では、アンチブロッキング剤であるアクリルビーズの添加により、適正な静摩擦係数が得られているが、一方で、表面粗さRaが大きいことによるフィルム表面の光の拡散反射と表面層内部に存在するアクリルビーズと熱可塑性樹脂の光の屈折率の差により、フィルム全体のヘイズ値の判定が「×」評価である。比較例18では、滑剤として低分子量のエルカ酸アミドを用いており、フィルム内部に存在するエルカ酸アミドが温度上昇に伴いブリードアウトするため、静摩擦係数の安定性が悪く判定が「×」評価となっている。
1・・・包装材用シーラントフィルム
2・・・熱可塑性樹脂
3・・・滑剤
4・・・凹凸形状
5・・・表面層
6・・・中間層
7・・・裏面層

Claims (5)

  1. 少なくともフィルムの一方の面である表面を有する表面層と前記表面とは反対面である裏面を有する裏面層の2層以上のシーラント層から成る包装材用シーラントフィルムであって、JISK7136の測定方法に準じたヘイズ値が20%以下の範囲であり、前記表面層が熱可塑性樹脂およびポリシロキサンを主骨格にもつシリコーンガムを含有し、前記表面に、JISB0601-2001で規定される表面粗さRaが0.4μm以上2.5μm以下の範囲となるような凹凸形状が賦形により形成されていることを特徴とした包装材用シーラントフィルム。
  2. 請求項1に記載の包装材用シーラントフィルムにおいて、前記表面層と前記裏面層との間に配置された中間層をさらに備え、
    前記表面層、前記中間層及び前記裏面層の各平均密度は、
    表面層≦中間層、表面層≦裏面層
    の関係式を満たし、かつ、
    前記表面層の平均密度が、0.905g/cm以上0.925g/cm以下の範囲内であり、
    前記中間層の平均密度が、0.920g/cm以上0.940g/cm以下の範囲内であり、
    前記裏面層の平均密度が、0.905g/cm以上0.940/cm以下の範囲内であることを特徴とする包装材用シーラントフィルム。
  3. 請求項1から請求項2のいずれか一項に記載される包装材用シーラントフィルムにおいて、JISK7125の測定方法に準じた前記表面と前記裏面間の静摩擦係数が0.25以上0.75以下の範囲であり、かつ20℃保管環境時と50℃保管環境時での前記静摩擦係数の差が0.1未満であることを特徴とする包装材用シーラントフィルム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載される包装材用シーラントフィルムの前記裏面に基材を積層した包装材。
  5. 請求項4に記載の包装材を用いた包装体。
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